ページ番号 かな見出し 旧かな 代表表記 品詞 著者 文献名 書誌情報 1 あ 我・吾 白藤礼幸 「アとナ」 『国語研究室』4昭40・6 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 内間直仁 「奈良時代の人称代名詞について―万葉集におけるア・ワの意味範疇」 『都大論究』10昭47・3 岡崎和夫 「上代の一人称代名詞―ア・ワ・アレ・ワレ並存の問題」 『佐伯梅友博士喜寿記念国語学論集』昭51・12表現社 西宮一民 「上代一人称代名詞アの成立」 『皇学館大学紀要』15昭52・3 1 あ 指示代名詞 今石光美 「コ・ソ・ア・ド体系のことば」 『学校教育』475昭32・5 古田東朔 「代名詞遠称〈あ〉系語と〈か〉系語の差異」 『文芸と思想』14昭32・7 Miyake Takeo 「〈こ・あ〉と〈こ・そ・あ〉―さすことば(指詞)の体系」 『実践国語』19-217昭33・11 さねとう・けいしゅう 「Ko So A Do」 『いずみ』36昭34・12 阪田雪子 「指示語〈コ・ソ・ア〉の機能について」 『東京外国語大学論集』21昭46・3 久野暲 『日本文法研究』 昭48・6大修館 井上継護 「日本語教育から〈こ・そ・あ〉について」 海外技術者研修協会『研修』179昭51・1 堀口和吉 「指示語〈コ・ソ・ア〉考」 『論集日本文学・日本語5』昭53・8角川書店 田中望 「〈コソア〉をめぐる諸問題」 国立国語研究所『日本語の指示詞日本語教育指導参考書8』昭56・3 正保勇 「コソアの体系」 国立国語研究所『日本語の指示詞日本語教育指導参考書8』昭56・3 匹田軍次 「指示コ・ソ・アについて」 『言語』10-12昭56・12 高橋太郎・鈴木美都代 「コ・ソ・アの指示領域について」 『国立国語研究所研究報告集』昭57・3秀英出版 1 ああ 副詞 森田良行 『基礎日本語2』 『言語』10-12昭56・12 1 ―いう 連体詞 森田良行 昭55・6 1 あい あひ 接頭語 山田孝雄 『漢文の訓読によりて伝へられたる語法』 昭10・5宝文館 関一雄 「接頭語〈あひ(相)〉の一考察―中古和文資料の用例を訓点資料の用例と比較して」 『中田祝夫博士功績記念国語学論集』昭54・2勉誠社 1 あい あひ 間・合 木原茂 「辞書における語の意味の記述について―室町時代語における〈あひ〉〈あはひ〉〈あひだ〉の場合」 『国語史への道土井先生頌寿記念論文集上』昭56・6三省堂 1 あい 藍 藤原明 「日本語の色彩名の起源―青(藍)・黒・白・黄・緑・赤」 『近畿大教養部研究紀要』10-2昭43 1 あい 愛 新村出 「愛といふ言葉」 『大谷大学新聞』昭2・1=『琅玕記』昭5・5改造社=『新村出全集11』昭46・7筑摩書房 津之地直一 「万葉集における〈恋〉〈愛〉の訓義」 『愛知大学文学論叢』35昭43・1 松下貞三 「愛という語の受入れ」 『国語国文』41-11昭47・1 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 津之地直一 『万葉集の国語学的研究』 昭50・6桜楓社 佐竹昭広 「意味の変遷」 『岩波講座日本語9』昭52・6岩波書店 片山武 「〈愛〉(⑫二八四三)の訓釈について」 国語学懇話会編『国語学論集1』昭53・3笠間書院 佐竹昭広 「意味の変遷」 『万葉集抜書』昭55・5岩波書店 大野透 「〈愛〉〈愛す〉に就て」 『国語学』126昭56・9 松下貞三 『漢語〈愛〉とその複合語―思想から見た国語史』 昭57・9あぽろん社 1 ―す・―する 宮地敦子 「〈愛す〉考」 『遠藤博士還暦記念国語学論集』昭41・5中央図書=『国語国文』35-6昭41・6=『身心語彙の史的研究』昭54・11明治書院 大野晋 『日本語の年輪』 昭41・5新潮文庫 飯豊毅一 「〈愛する〉か〈愛す〉か―サ変動詞のゆれについて」 『日本語』6-7昭41・7 原田芳起 昭48・11 大野透 昭56・9 1 あいかわらず 副詞 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 1 あいきょう あいきやう・あいぎやう 愛敬 犬塚旦 「〈愛敬〉考」 『解釈』4-4昭33・4=『王朝美的語詞の研究』昭48・9笠間書院 大久保強 「〈愛敬〉の中世におけるよみ方―清音〈アイキャウ〉の提唱」 『王朝文学』5昭36・2 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 2 あいさつ 挨拶 田島毓堂 ⑨ 2 あいし 愛子 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 2 あいしろう あひしらふ 森田武 『天草版平家物語難語句解の研究』 昭51・3清文堂 2 あいじん 愛人 半沢洋子 ⑩ 2 アイスキャンデー 岸本末彦 『和製洋語(洋式日本語)』 昭56・7私家版 2 アイスクリーム 飛田良文編 『英米外来語の世界』 昭56・10南雲堂 2 アイスコーヒー 三宅鴻 「外来語のずれ(10)~(12)」 『英語青年』116-13~15昭46・1~3 2 あいそう 愛想 文化庁国語課 『ことばシリーズ13言葉に関する問答集6』 昭55・4 鈴木博 「オ段長音開合存疑例―アイソウ・ヒナタボッコウ・ボウボウト」 『国語史への道土井先生頌寿記念論文集上』昭56・6三省堂 2 あいぞめ あひぞめ 逢初 大野晋 『日本語の年輪』 昭41・5新潮文庫 2 あいだ あひだ 間 峰岸明 「今昔物語集に於ける変体漢文の影響について―〈間〉の用法をめぐって」 『国語学』36昭34・3 築島裕 『平安時代の漢文訓読語につきての研究』 昭38・3東京大学出版会 下河部行輝 「太平記の文体―〈間〉と〈程〉」 『国語学研究』6昭41・10 丸山諒男 『接続助詞の〈間(あひだ)〉について」 『大東文化大学紀要』3昭43・1 小林千草 「中世口語における原因・理由を表わす条件句」 『国語学』94昭48・9 白石大二 「〈間〉を含む成語の辞典」 『言語生活』265昭48・10 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 木原茂 「辞書における語の意味の記述について―室町時代語における〈あひ〉〈あはひ〉〈あひだ〉の場合」 『国語史への道土井先生頌寿記念論文集上』昭56・6三省堂 鈴木恵 「原因・理由を表わす〈間〉の成立」 『国語学』128昭57・3 山内貴子 「〈間〉と〈程〉―今昔物語を中心としたその意味と文章」 『語文』40昭57・11 2 ―に 『日本語の歴史3』 昭39・4平凡社 原田芳起 「万葉集の〈間〉字の訓義をめぐって―接続形態〈あひだに〉〈ほどに〉についての語彙論的考察」 『樟蔭国文学』11昭49・3 浅野百合子 「〈うちに〉〈あいだに〉〈まに〉をめぐって」 『日本語教育』27昭50・8 2 あいだちなし 形容詞 石川徹 「平安文学語意考証―あいなし・あいだちなし・みづはくむ」 『平安文学研究』23昭34・7 2 あいつ 彼奴 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 2 あいづちをうつ 相槌打 句 宮地裕 『増訂慣用句の研究(稿)』 昭56・3 宮地裕編 『慣用句の意味と用法』 昭57・10明治書院 2 あいてむかい あひてむかひ 相手向 『中世法制史料集3』補注 昭40・8岩波書店 2 アイデア 中村保男 「類義語・多義語17ideaに関する一つのアイデア」 『翻訳の世界』5-4昭55・4 2 アイデンティティ 平岡正明 「リレー連載新外来語和解(7)」 『翻訳の世界』7-4昭57・4 外山敏雄 「読者と編集部〈アイデンティティ〉と国語辞典」 『言語生活』367昭57・7 2 あいとう あひたう 相当 『中世法制史料集3』補注 昭40・8岩波書店 2 あいなし 形容詞 石川徹 「平安文学語意考証―あいなし・あいだちなし・みづはくむ」 『平安文学研究』23昭34・7 吉川泰雄 「〈あいなし〉音便の事」 『国学院雑誌』61-7昭35・7=『近代語誌』昭52・3角川書店 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 行本とよ子 「源氏物語における〈あいなし〉について」 『愛媛国文研究』26昭51・12 岸田武夫 「〈あいなし〉の成立について」 『梅花女子大文学部紀要』13昭52・2 安藤和幸 「〈あいなし〉考―源氏物語の場合」 北海道大『国語国文研究』59昭53・2 山崎良幸 『源氏物語の語義の研究』 昭53・6風間書房 2 あいなめ あひなめ 相嘗 西宮一民 「新嘗・大嘗・相嘗の訓義」 『皇学館大学紀要』14昭51・1 2 あいにく 生憎 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 3 あいのかぜ 柳田国男 『増補風位考資料』 昭17・7明世堂=『定本柳田国男集20』昭37・8 小林勉 『頸城の方言』 昭48・1 3 あいもの 相物 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 3 あいよく 愛欲 山下民城 『くらしの中の仏教語』 昭53・7冬樹社 3 あう あふ 合・会・逢・遭 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究』 昭37・9風間書房 外間守善 「おもろ語〈あふ〉について」 『沖縄文化』10-2昭49・3 中村完 「日本語の語〈あう〉の意味論」 『日本文化研究所研究報告』11昭50・3 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 吉田金彦 『国語意味史序説』 昭52・11明治書院 姫野昌子 「対称関係を表す複合動詞〈…あう〉と〈…あわせる〉をめぐって」 『日本語学校論集』9昭57・3 3 ―はわかれのはじめ 句 山下民城 『くらしの中の仏教語』 昭53・7冬樹社 3 あえか 形容動詞 今井福次郎 「〈あえぬかに〉と〈あえかに〉」 『国学院雑誌』41-2昭10・2 3 あえしらう あへしらふ 動詞 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 3 あえず あへず 不肯 大坪併治 「〈不肯〉の古訓について」 『国語学』32昭33・3 3 あえだら 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5筑摩書房 3 あえて あへて 敢 山田孝雄 『漢文の訓読によりて伝へられたる語法』 昭10・5宝文館 築島裕 『平安時代の漢文訓読語につきての研究』 昭38・3東京大学出版会 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 吉田金彦 『国語意味史序説』 昭52・11明治書院 3 あえぬか 形容動詞 今井福次郎 「〈あえぬかに〉と〈あえかに〉」 『国学院雑誌』41-2昭10・2 3 あお あを 青・蒼 山根巴 「憲吉におけるあお(青・蒼)の用法」 『中世文芸』3昭29・10 佐竹昭広 「語彙の構造と思考の形態」 『国語学』27昭31・12 新村出 『東亜語源志』 『新村出全集4』昭46・9筑摩書房 富家直 「〈あお〉について」 『国際文化』207昭46・9 大藤幹夫 「宮沢賢治童話における〈青〉」 『大阪教育大紀要』22-1昭49・2 藤原明 「日本語の色彩名の起源―青(藍)・黒・白・黄・緑・赤」 『近畿大教養部研究紀要』10-2昭53 佐竹昭広 『万葉集抜書』 昭55・5岩波書店 倉橋克 「作家の色彩感覚―谷崎潤一郎について・犀星の詩と色彩語〈蒼〉」 『金沢大教育学部紀要人文社会』30昭56・9 柴田武 ⑦ 3 ―い 見坊豪紀 「ことばのべんきょう〈青い〉について」 『実用現代国語』9昭52・9 佐竹昭広 昭55・5 3 ―ぞら 空 新村出 『語源をさぐる1』 『新村出全集4』昭46・9 3 ―やか 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 3 あおおろち 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集19』昭38・2 3 あおぐ あふぐ 仰 出雲朝子 「〈仰ぐ〉〈倒る〉等の語形について」 『馬淵和夫博士退官記念国語学論集』昭56・7大修館 3 あおだいしょう 青大将 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集19』昭38・2 3 あおちろ 柳田国男 『国語史新語篇』 昭11・12刀江書院=『定本柳田国男集18』昭38・8 3 あおな 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集19』昭38・2 3 あおなぶさ 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集19』昭38・2 3 あおによし あをによし 青丹吉 枕詞 藤野勝弥 「あをによし」 『芸林』5-3昭29・6 山田洋嗣 「あをによし考―〈あをに〉の意義と〈奈良〉との関係について」 『立教大学日本文学』34昭50・7 吉沢義夫 「枕詞〈青丹吉〉考」 『立教大学日本文学』34昭50・7 3 あおむく あふむく 仰向 「ことばの百科〈仰向く〉か〈あお向く〉か―当用漢字音訓表の解釈をめぐって」 『放送文化』35-5昭55・5 3 あおものとり 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 3 あおや 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 4 あおろじ 青大将 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集19』昭38・2 あか 赤 米倉巌 「昭和期詩人の〈赤〉と〈黒〉―重治・光晴・達治・中也・道造―」 『文体論研究』14昭44・6 新村出 『東亜語源志』 『新村出全集4』昭46・9 大多喜まさみ 「上代における色〈アカ〉とおもろさうしにおける〈アカ〉」 『沖縄文化』44昭50・11 藤原明 「日本語の色彩名の起源―青(藍)・黒・白・黄・緑・赤」 『近畿大教養部研究紀要』10-2昭53 佐竹昭広 『万葉集抜書』 昭55・5岩波書店 柴田武 ⑦ 4 あか 赤坊 柄沢衛 「ボボとアカ―越後寺泊の方言番付」 『日本語』15-1昭50・1 4 あか 垢 小林好日 『方言語彙学的研究』 昭25・11岩波書店 国立国語研究所 『日本言語地図3』 昭44・3 4 あか 閼伽 中島利夫 「通俗語源説と〈閼伽〉の問題点」 『奈良大学紀要』5昭51・12 4 あが 我・吾 岡部政裕 「あが・わが考」 静岡大『人文論集』23昭47・12 岡部政裕 「続あが・わが考―〈あが〉と〈わが〉は共存する」 静岡大『人文論集』26昭50・12 五島和代 「源氏物語のアカルとアガ」 『北九州大文学部紀要』25昭55・7 4 あかあかと 赤赤 副詞 金子義夫 「〈あかあかと〉の句考」 『説文』21昭40・6 4 あかい 赤 国立国語研究所 『日本言語地図1』 昭42・4 『シンポジウム日本語1』 昭50学生社 国広哲弥 「特集・百万人の言語学アカミリは〈赤い〉か? 語彙体系について」 『言語』8-5昭54・5 佐竹昭広 『万葉集抜書』 昭55・5岩波書店 4 あかい 明 『日本語の歴史6』 昭40・5平凡社 前田富祺 「語彙の変遷」 『岩波講座日本語9』昭52岩波書店 4 あかいわし 赤鰯 木村仙秀 「赤いわしといふ言葉」 『黒潮』32-1 4 あがう あがふ 購 小林忠雄 「〈あがふ〉〈あがなふ〉〈あらがふ〉について―宇治拾遺物語難語集」 『解釈』6-1昭35・1 4 あかがり 皸・皹 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 4 あかぎ 赤城 根岸謙之介 「〈赤城〉ということば」 『上毛民俗』43昭49・12 4 あかぎれ 皸・皹 『日本語の歴史別巻言語史研究入門』 昭41・6平凡社 佐藤亨 「〈アカギレ〉〈ヒビ〉の語史」 『修紅短期大学紀要』3昭45・12=『近世語彙の歴史的研究』昭55・10桜楓社 4 あがこひすなむ 句 水島義治 「阿加古比須奈牟」 『国語国文研究』29昭39・10 4 あかしょうびん 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 4 あがた 県 上田正昭 「アガタ及アガタヌシの研究―古代に於ける祭祀の問題をめぐって」 『国学院雑誌』昭23・4 4 ―ぬし 主 上田正昭 昭23・4 4 あかだんご 柳田国男 『国語史新語篇』 昭11・12刀江書院=『定本柳田国男集18』昭38・8 4 あかつき 暁 三矢重松 『国語の新研究』 昭7・9中文館書店 「暁といふ時刻語義と歌例」 『わか竹』15-11 吉沢義則 『増補源語釈泉』 昭38・5臨川書店 4 アカデミズム 三宅鴻 「外来語のずれ(1)~(9)」 『英語青年』116-4~12昭45・4~12 4 あかとんぼ 赤蜻蛉 和田実 「赤とんぼ―いわゆる〈基本アクセント型〉におちいる語の処置など」 『国語アクセント論叢』昭26・12法政大学出版局 古川晴男 「アカトンボ」 『知性』10昭29 柳田国男 『少年と国語』 昭32・7創元社=『定本柳田国男集20』昭37・8 4 あがなう あがなふ 贖 小林忠雄 「〈あがふ〉〈あがなふ〉〈あらがふ〉について―宇治拾遺物語難語集」 『解釈』6-1昭35・1 4 あかぬけ 垢抜 岩淵悦太郎 『語源散策』 昭49・10毎日新聞社 4 あかねさす 枕詞 大星光史 「枕詞の用例とその歴史―あかねさす・天ざかる・沖つ藻の・しろたへの・とほつ神・とほつ国―」 新潟県高校教研『国語研究』13昭42・3 仲原昭 「あかねさす」 『風俗』7-2昭42・12 4 ―むらさきのゆきしめのゆき 句 東郷吉男 「〈茜さす紫野行き標野行き〉(万葉20・21)の解釈追考」 『京都市立西京商業高校研究紀要』12昭52・3 5 あかのおしき あかのをしき 永井義憲 「文学に現れたる仏教語(1)―あかのをしき」 『日本仏教文学』1昭42・7 5 あかひも 赤紐 寺阪美千代 「赤紐考」 『樟蔭国文学』4昭27・10 5 あかみ 魚群 室山敏昭 「漁業の語彙―アカミ(魚群)を追って」 『言語生活』274昭49・7 5 あかみやま 赤見山 椎名嘉郎 「東歌〈安可見夜麻〉考」 『万葉』90昭50・12 5 あがめる 崇 宮腰賢 『日本語の探検―動詞に見る日本的発想』 昭55・10PHP研究所 5 あからか 赤 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 5 あからさま 白地 佐藤喜代治 『日本文章史の研究』 昭41・10明治書院 杉崎一雄 「〈あからさま〉の古義をめぐって―〈あから〉系語彙を中心に」 『星美学園短大研究論叢』1昭43・3 5 あからし 懇 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 5 あからむ 明 見坊豪紀 『ことばの海をゆく』 昭51・11朝日新聞社 5 あかる 北山谿太 「かく・さはる・あかる・いづちなど」 『国語解釈』3-12昭13・12 五島和代 「源氏物語のアカルとアガ」 『北九州大文学部紀要』25昭55・7 5 あがる 上 能田太郎 「琉球語Agayunと肥後方言〈アガル〉」 『方言』1~4昭6・12 大野晋 『日本語の年輪』 昭41・5新潮文庫 鈴木英夫 「〈のぼる〉と〈あがる〉」 『講座正しい日本語4』昭45・11明治書院 姫野昌子 「複合動詞〈あがる〉〈…あげる〉および下降を表す複合動詞類」 『日本語学校論集』3昭51・3 柴田武編 『ことばの意味1』 昭51・9平凡社 池上嘉彦 「意味の体系と分析」 『岩波講座日本語9』昭52岩波書店 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 名嘉真三成 「特集・類義語の意味論的研究宮古西原方言の〈のぼる〉と〈あがる〉の意味」 『日本語研究』3昭55・10 5 あかるい 明 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 5 あかるむ 明 見坊豪紀 『ことばの海をゆく』 昭51・11朝日新聞社 5 あかんぼう 赤坊 河原宏 「〈ばか〉の方言・〈あかんぼう〉と〈こども〉の方言」 『信濃』14-79昭37・79→あか・ぼぼ 5 あかんま 柳田国男 『国語史新語篇』 昭11・12刀江書院=『定本柳田国男集18』昭38・8 5 あき 秋 新村出 『語源をさぐる1』 『新村出全集4』昭46・9 佐藤武義 「翻訳語としての万葉語〈秋〉の複合語を中心に」 『文芸研究』92昭54・9 西村亨 「特集・日本語の四季季節のことば〈あき〉―日本語と四季の論の一例として」 『言語生活』352昭56・4 5 あきうど 商人 鈴木英夫 ⑥ →あきんど 5 あきかた 山崎馨 「あきかた補考」 『近代』51昭51・6 5 あきかんこうがい 空缶公害 柄沢衛 「公害を表わすことば(7)〈空き缶公害〉から〈スパイク公害〉へ」 『日本語』22-7昭57・8 5 あきじこる 吉田金彦 「〈しこる〉〈あきじこる〉」 『万葉』32昭34・7 原田芳起 「〈しこる〉〈あきじこる〉の周辺」 『万葉』36昭35・7 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究』 昭37・9風間書房 村内英一 「〈しこる・あきじこり〉私見」 『和歌山大学学芸学部紀要』15昭40・12 5 あきつ・あきず あきづ 秋津・蜻蛉 柳田国男 『少年と国語』 昭32・7創元社=『定本柳田国男集20』昭37・8 猪肢静弥 「吉野離宮・宮滝の説―アキツの地名をめぐりて」 『万葉』11昭56・3 矢作春樹 「山形方言に残った古語―〈あきづ〉と〈いぼむしり〉」 『永山勇博士退官記念国語国文学論集』昭49・3風間書房 奥村三雄 ⑧ 5 ―しま 島 丸山林平 「〈あきつしま〉か〈あきづしま〉か」 『解釈』4-2昭33・2 桜井満 「秋津島考」 『国学院雑誌』62-10昭36・10→とんぼ・あけず 6 あきつみかみ 松木裕美 「〈アキツミカミ〉用字考」 『国学院雑誌』73-2昭47・2 6 あきない 商 永野賢 『にっぽん語風俗学』 昭44・10明治書院 永野賢 『ことばの風俗誌―女性と金に関する六十一章』 昭53・3教育出版 6 ―ちゅう 中 ナガイ・レンタロウ 「商い中」 『カナノヒカリ』670昭53・6 6 あきなう あきなふ 新村出 『南蛮更紗』 大13・12改造社=『新村出全集5』昭46・2筑摩書房 6 あきなのやま 島津聿史 「万葉集・東歌〈安伎奈乃夜麻〉考」 『日大文理学部(三島)研究年報』28昭55 6 あきび 柳田国男 「国語史論」 『定本柳田国男集29』昭39・5 6 あきびあぶら 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 6 あきらか 明 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 6 あきらむ 明 田辺正男 「敬語表現の場面的変容―万葉集の見し明らむ聞こすなどについて」 『国学院雑誌』70-11昭44・11 6 あきらめる 諦・明 遠藤好英 ⑨ 6 あきんど 商人 佐藤武義 「〈商人〉の訓み」 『宮城教育大学国語国文』1昭44・3 鈴木英夫 ⑥ 6 あく 開 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 6 あいている 森田良行 『日本語の発想』 昭56・3冬樹社 6 あく 悪 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 6 あくがる 憧 大野晋 「古文を教へる国語教師の対話」 『国語学』8昭27・1 岩松空一 「上代語〈ク語形〉再考―アクガルを中心に」 『松村明教授還暦記念国語学と国語史』昭52・11明治書院 6 あくじせんりをいく 句 山下民城 『くらしの中の仏教語』 昭53・7冬樹社 6 あくしつ 悪質 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 6 あくしゅ 悪趣 山下民城 『くらしの中の仏教語』 昭53・7冬樹社 6 あくせ 悪世 山下民城 『くらしの中の仏教語』 昭53・7冬樹社 6 あくせい 悪性 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 6 アクセサリー 藤井継男 「オーナメントとアクセサリー」 『言語生活』170昭40・11 6 あくちしき 悪知識 佐藤喜代治 『日本の漢語』昭54・10角川書店 6 あくつ 地名 柳田国男 『地名の研究』 昭11・1古今書院=『定本柳田国男集20』昭37・8 6 あくと 踵 柳田国男 『蝸牛考』 昭5・7刀江書院=昭18・2創元社=『定本柳田国男集18』昭38・8 柳田国男 『地名の研究』 昭11・1古今書院=『定本柳田国男集20』昭37・8→かかと 6 あくどく 悪毒 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 6 あくとはずれ 柳田国男 『国語史新語篇』 昭11・12刀江書院=『定本柳田国男集18』昭38・8 6 あくねん 悪念 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 6 あくび 欠伸 柳田国男 『方言覚書』 昭17・6創元社=『定本柳田国男集18』昭38・8 柳田国男 『国語史論』 『定本柳田国男集29』昭39・5 6 あくまで 副詞 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 6 あくみょう あくみやう 悪名 『中世法制史料集3』補注 昭40・8岩波書店 6 あぐら 胡座 柴田武 『方言の世界―ことばの生まれるところ』 昭53・1平凡社 6 ―をかく 国立国語研究所 『日本言語地図2』 昭42・3 阪倉篤義 「あぐらをかく(研究発表と質疑応答の記録)」 『都立大学方言学会会報』昭46・12 「国語史と言語地理学」 『シンポジウム日本語1』昭50学生社 6 あぐり 人名 阪倉篤義 『日本語の語源』 昭53・9講談社 6 あくる 明 連体詞 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 6 ―とし 年 森田良行 昭55・6 6 あぐわかれ 柳田国男 『方言と昔』 昭25・1朝日新聞社=『定本柳田国男集18』昭38・8 6 あげくのはて 挙句果・揚句果 岩淵悦太郎 『語源散策』 昭49・10毎日新聞社 7 あげたい 句 藤田竜生 「談話室あげたいとやりたい」 『言語生活』350昭56・2 7 あけず 蜻蛉 柳田国男 『蝸牛考』 昭5・7刀江書院=昭18・2創元社=『定本柳田国男集18』昭38・8→とんぼ・あきつ 7 あげてかぞうべからず あげてかぞふべからず 不可勝(称)計 三保忠夫 「古文書にみる漢文訓読特有の語法〈不可勝(称)計〉について」 『国文学攷』80昭53・12 7 あけび 木通・通草 柳田国男 「国語史論」 『定本柳田国男集29』昭39・5 7 あけぼの 曙 吉沢義則 『源語釈泉』 昭25・7誠和書院=『増補源語釈泉』昭48・5臨川書店 石田穣二 「あけぼのと朝ぼらけ」 『学苑』290昭39・2 今西浩子 「あけぼのの周辺」 『昭和学院短期大学紀要』4昭43・3 新村出 「語源をさぐる1」 『新村出全集4』昭46・9筑摩書房 東みづほ 「あけぼの考」 『学習院大学国語国文学会誌』19昭50・12 7 あける 開・明 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 柴田武編 『ことばの意味2』 昭54・6平凡社 7 あけてある・あけている 森田良行 『日本語の発想』 昭56・3冬樹社 7 あげる 上・揚・挙 「〈やる〉と〈あげる〉―ことばで温情をゆがめるな」 『ことば』72昭35・1朝日新聞社 十返千鶴子 「言語時評あげるという言葉」 『言語生活』283昭50・4 姫野昌子 「複合動詞〈…あがる〉〈…あげる〉および下降を表す複合動詞類」 『日本語学校論集』3昭51・3 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 佐藤由美 「動詞あげるの意味・用法の研究」 大東文化大『研究会報告』1昭55・3 国広哲弥編 『ことばの意味3』 昭57・5平凡社 7 あご 顎・頤 国立国語研究所 『日本言語地図3』 昭44・3 小林隆 「あご(顎)の語史(日本文芸研究会発表大会発表要旨)」 『文芸研究』101昭57・9 7 あこからそこから 句 石田精二 「あこからそこから」 『国語研究(愛媛)』22昭31 7 あこがれ 憧 大野晋 『日本語の年輪』 昭41・5新潮文庫 7 あこぎ 阿漕 てるおか・やすたか 『すらんぐ・卑語』 昭32・4光文社 7 あこく 亜国 荒尾禎秀 ⑪ 7 あさ 朝 亀井孝 「ツルとイト―日本語の系統の問題を考える上の参考として―」 『国語学』16昭29・3 遠藤好英 「記録体における朝の語彙―後二条師通記の場合」 『国語学研究』19昭54・12 中山緑郎 「記録体の語彙―小右記の朝夕方・夜の語彙」 『学苑』493昭56・1 7 あさ 麻 藪原繁里 「木曽開田村の麻に関する方言語彙」 『日本方言研究会第22回研究発表会発表原稿集』昭51・5日本方言研究会 安達巌 『日本食物文化の起源』 昭56・5自由国民社 7 あざ 痣 柳田国男 『方言覚書』 昭17・5創元社=『定本柳田国男集18』昭38・8 柴田武 「言語地理学の方法と言語史の方法」 『ことばの研究2』昭40・3 国立国語研究所 『日本言語地図3』 昭44・3 徳川宗賢 「言語地理学と言語史」 『文科系学会連合研究論文集』20昭45・3 福島邦道 「黒子か痣か」 『方言研究年報』13昭45・11 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 徳川宗賢 「文献国語史と方言」 『日本の方言地図』昭54・3中央公論社 7 ―になる 国立国語研究所 『日本言語地図2』 昭42・3 7 あさい・あさし 浅 宮地敦子 「対義語とその周辺―〈深し〉と〈浅し〉・〈高し〉と〈深し〉」 『国語国文』46-5昭52・5 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 7 あさ― 浅 斎藤倫明 「形容詞語幹とその合成」 『国語学会秋季大会発表要旨』昭54・10 斎藤倫明 「形態素〈深…〉〈浅…〉とその合成語」 『国語学研究』19昭54・12 7 あさがお あさがほ 朝顔 荻原時雄 「万葉集朝顔新考」 『国学院雑誌』昭15・6~8 7 あさかわわたる あさかはわたる 朝川渡 藤田勝 「〈朝川渡る〉の解釈について」 『美夫君志』21昭52・2 7 あさきゆめみし 句 桑田勇 「いろは歌〈あさきゆめみし〉の解釈」 『言語と文芸』昭34・9 8 あざける 嗤 築島裕 『平安時代の漢文訓読語につきての研究』 昭38・3東京大学出版会 8 あさじがやど 浅茅宿 久保忠夫 「浅茅が宿の題名―秋成と徒然草」 『古典』2昭32・4 8 あざだいもくにゆうねんぶつ 朝題目夕念仏 山下民城 『くらしの中の仏教語』 昭53・7冬樹社 8 あさづくひむかうつげくし 句 橋本四郎 「黄葉片々―朝月日向黄楊櫛」 『万葉』31昭34・4 8 あさって 明後日 国立国語研究所 『日本言語地図6』 昭49・3 8 ―のよくじつ・―のよくよくじつ 翌日・翌々日 W・A・グロータース 『日本の方言地理学のために』 昭51・11平凡社 佐藤亮一 「あさっての翌日とあさっての翌々日」 『大都市の言語生活分析編』国立国語研究所報告70-1昭56・3三省堂 8 あさひがくれ 朝日隠 千賀の浦人 「朝日がくれと云ふ語について」 『わか竹』15・8 8 あさぼらけ 朝 石田穣二 「〈あけぼの〉と〈朝ぼらけ〉」 『学苑』290昭39・2 8 あさましい・あさまし 形容詞 境田四郎 「安作麻之考」 『国語国文』昭7・10 猪坂由紀子 「〈あさまし〉の語義分化とその変遷について―中古・中世における」 『大谷女子大国文』8昭53・3 有元秀文 「〈はずかしい・なさけない・あさましい〉の意味分析」 『言語学演習81 Working Papers in Linguistics'81』昭56・3東大文学部言語学研究室 石井みち江 ⑨ 8 あさみち 伊波晋猷 「〈あさみち〉といふ古語に就いて」 『旅と伝説』昭6・10 8 あざむく 欺 大野晋 『日本語の年輪』 昭41・5新潮文庫 唐木順三 『古代史試論』 昭44・11筑摩書房 前田富祺 ⑪ 8 あさむつのはし 柳田国男 「橋の名と伝説」 『定本柳田国男集5』昭37・9 井上豊 「阿武隈川考付〈あさむつの橋〉」 『文経論叢』9-1昭49・3 8 あざやか 鮮 中西良一 「源氏物語用語覚書―あざやか・けざやか・ささやか等について」 『和歌山大学学芸学部紀要』13昭38 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 武山隆昭 「あざやかの語義攷―〈けざやか〉との差異に触れて」 『椙山女学園大研究論集』10-2昭54・3 8 あさる 漁 柴田武編 『ことばの意味2』 昭54・6平凡社 8 あざる 和田利政 「あざる考」 国学院大『国語研究』33昭47・3 8 あざわらう あざわらふ 嘲笑 倉島節尚 「あざわらふ小考」 『解釈』22-9昭51・9 8 あし 銭 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 8 あし 葦 宮南裕 『求軟文庫漫話樹草譜(2)』 『宮南果』昭56 8 あじ 味・鰺 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集19』昭38・2 大橋紀子 「近世後期歌舞伎脚本の語彙―粋・意気・通・おつ・しゃれしあぢ・やほり」 『学苑』433昭51・1 8 あしい 悪 小池清治 「形容詞悪しいの消滅について中世語彙の一側面」 『玉藻』10昭49・5 8 あしがきのふりにしさと 句 賀古明 「葦垣の古りにし里」 『国学院雑誌』60-12昭34・2 8 あしがちるなにわ ―なには 句 佐藤文義 「〈蘆が散る難波〉考」 『美夫君志』14昭45・12 8 あしがらのわをかけやま 句 竹内金治郎 「足柄のわをかけ山・東歌・難解歌私考」 『帝京大文学部紀要国語国文学』10昭53・10 8 あじきない・あじきなし あぢきなし 味気無 大野晋 『日本語の年輪』 昭41・5新潮文庫 佐藤茂 「『遊仙窟』のアヂキナシの訓をめぐって」 『福井大学学芸部紀要』9昭35・2 山崎良幸 『源氏物語の語義の研究』 昭53・6風間書房 竹内美智子 「〈あぢきなし〉考」 『中田祝夫博士功績記念国語学論集』昭54・2勉誠社 8 あしきり 足切 池田弥三郎 「ことばのことば足切り」 『言語』7-1昭53・1 8 あしく 少可 菊沢季生 「万葉集巻七(一二五八番)の少可の訓み方について」 『四国学院大学文化学会論集』昭44・3 9 あじさい 紫陽花 すぎもと・つとむ 「アジサイとトキ(続)」 『日本語』15-7昭50・9 9 あしざまにはきこえじ 句 青木三郎 「源氏物語総角の〈あしざまにはきこえじ〉の解釈」 『解釈』25-8昭54・8 9 あじさわう あじさはふ 井手至 「枕詞〈あぢさはふ〉の背後」 『国語国文』26-7昭32・7 松田好夫 「万葉集の枕詞二三―味訳相・角障経・百伝」 愛知学芸大『国語国文学報』10昭34・11 9 あしし 悪 形容詞 鈴木丹士郎 「形容詞〈―シシ〉について」 『国語学研究』3昭38・6 慶野正次 「形容詞一元論の再検討―〈悪しし〉型形容詞の発生について」 『神戸学院女短大紀要』6昭49 9 あした・あす 明日 亀井孝 「〈ツル〉と〈イト〉―日本語の系統の問題を考える上の参考として」 『国語学』16昭29・3 大野晋 『日本語の年輪』 昭41・5新潮文庫 国立国語研究所 『日本言語地図6』 昭49・3 9 ―のばん 晩 国立国語研究所 昭49・3 9 あしで 葦手 吉沢義則 『源語釈泉』 昭25・7誠和書院=『増補源語釈泉』昭48・5臨川書店 小松茂美 『かな』 昭43・5岩波書店 9 あしのうら 足裏 前田富祺 「〈足の甲〉と〈足の裏〉の呼び方について」 『佐藤茂教授退官記念論集国語学』昭55・10桜楓社 9 あしのこう 足甲 前田富祺 「〈足の甲〉と〈足の裏〉の呼び方について」 『佐藤茂教授退官記念論集国語学』昭55・10桜楓社 9 あしひきの 枕詞 井手至 「枕詞〈あしひきの〉考」 大阪市立大『人文研究』27-9昭50・12 飯塚重威 「談話室わたしの〈あしびき〉考」 『国学院雑誌』81-8昭55・8 9 あしひくわがせ 足痛吾勢 句 森本治吉 「万葉集巻二〈足痛吾勢〉の訓釈」 『国語と国文学』14-1昭12・1 9 あじまし 鶴賀善宏 「〈アジマシ〉の用法と意味について」 『言語生活』79昭33・4 9 あじゃー 水谷憲司 「アジャーは東北のことば?」 『言語生活』28昭29・1 松延市次 「九州にもアジャー」 『言語生活』31昭29・4 9 あじゃぱー 鈴木富美 「アジャパー」 『言語生活』21昭28・6 9 あじる 下野雅昭 ⑩ 9 あじろ 網代 浅井峯治 「平安文学に現われた〈網代〉について」 中京大『文学部紀要』昭47・12 9 あしをあらう 句 てるおか・やすたか 『すらんぐ・卑語』 昭32・4光文社 9 あすか 飛鳥 井手至 「飛鳥考」 『万葉』79昭47・5 西崎亨 「飛鳥という文字考」 『国学院雑誌』78-1昭52・1 9 あすかがわ あすかがは 飛鳥川 水島義治 「島津車火―万葉集東歌〈飛鳥川〉考」 『日本大学文理学部研究年報人文社会』25昭52・2 吉田金彦 「語源から見た万葉の歌枕・香具山と飛鳥川上・下」 『短歌』昭56・1011 9 あずかる あづかる 預 築島裕 『平安時代の漢文訓読語につきての研究』 昭38・3東京大学出版会 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 9 あずき 小豆 安達巌 『日本食物文化の起源』 昭56・5自由国民社 9 ―とぎ 研 柳田国男 『妖怪談義』 昭31・12修道社=『定本柳田国男集4』昭38・4 9 あずさ あづさ 梓 新村出 『国語学叢録』 昭18・11一条書房=『新村出全集3』昭47・5筑摩書房 新村出 「語源をさぐる1」 『新村出全集4』昭46・9筑摩書房 9 あすなろ 翌檜 中村浩 『植物名の由来〈東書選書55〉』 昭55・7東京書籍 9 あすはしけんがあった 句 板坂元 「日本語の生態(7)~(12)やはり・さすが・しみじみ・ところ・明日は試験があった・人情・I love you」 『国文学解釈と鑑賞』昭36-1~41013昭46・1~4911 9 あずまコート 吾妻― 遠藤好英 ⑥ 9 あずまはや あづまはや 岡部直裕 「あづまはや―三嘆の訓読と古事記伝」 『皇学館大学紀要』11昭47・10 9 あぜ 畔・畦 国立国語研究所 『日本言語地図4』 昭45・6 大石博昭・国井啓之 「〈あぜ〉の言語地理学的研究」 『日本方言研究会第16回研究発表会発表原稿集』昭48・6 10 あせる 褪・焦 柴田武編 『ことばの意味2』 昭51・9平凡社 10 あせをかく 句 阪倉篤義 「汗をかく」 『境田教授喜寿記念論文集上代の文字と言語』昭49・11 10 あそこ 彼処 野入逸彦 「Hier・dort・daとここ・そこ・あそこ」 大阪市立大『人文研究』31-3昭54・10 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 10 あそび 遊 芳賀矢一 「あそびの語義―狩猟・管絃・遊女等の〈あそび〉の語」 『帝国文学』9-4 穴山孝道 「特集・あそびを見直す〈あそび〉という日本語について」 『教育と医学』20-6昭47・6 10 あそぶ 遊 犬塚旦 「〈あそぶ〉の古義」 関西大『国文学』15昭30・12 加藤芳夫 「日本語における〈遊ぶ〉の意味」 『国語の教育』44昭46・12 犬塚旦 『王朝美的語詞の研究』 昭48・9笠間書院 マックレイン松岡陽子 「意味の狭さと広さ―PLAYと遊ぶ」 『言語生活』288昭50・9 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 10 あた 風間力三 「アタの考―接尾語〈た〉の元義」 『甲南大学紀要文学』7昭48・3 10 あだ 婀・娜 武藤元昭 「あだ―春水人情本の特質―」 『国語と国文学』43-8昭41・8 蜂谷清人 ⑤ 10 あたい 値 永野賢 『日本語風俗学』 昭44・10明治書院 10 あたえる・あたう あたふ 与 築島裕 『平安時代の漢文訓読語につきての研究』 昭38・3東京大学出版会 森田良行 『基礎日本語1・2』 昭52・10、55・6角川書店 10 あたける 柳田国男 「国語史論」 『定本柳田国男集29』昭39・5 10 あたし 柴田武 「ワタシからアタシへ」 『NHK国語講座発音と発声』昭32・1宝文館 10 あだし 他・異・徒 築島裕 『平安時代の漢文訓読語につきての研究』 昭38・3東京大学出版会 蜂谷清人 ⑤ 10 あたじけない 鈴木丹士郎 ⑤ 10 あだしの 徒野 田尻嘉信 「あだし野小考」 『跡見学園国語科紀要』23昭50・3 10 あたたか 暖・温 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 塚原鉄雄 「〈暖かい〉と〈暖かだ〉」 『口語文法講座3』昭39・11明治書院 10 ―い 形容詞 国広哲弥 「日英温度形容詞の意義素の構造と体系」 『国語学』60昭40・3 森田良行 昭52・10 吉村弓子 「同音語の研究〈温かい〉と〈暖かい〉」 『日本語と日本文学』1昭56・6 10 あだなみ 徒浪・仇浪 上野純子 「〈百人一首〉二題(1)〈恋に朽ちなむ名こそ惜しけれ〉考(2)〈あだ浪〉考」 『奈良女子大文学部研究年報』20昭52・3 10 あたに 副詞 仙波光明 「副詞〈アタニ〉考 北海道教育大『語学文学』16昭53・3 10 あたま 頭 「〈頭〉〈小刀〉〈シャベル〉の方言」 『山形方言』3昭30・7 国立国語研究所 『日本言語地図3』 昭44・3 西島宏 「長崎県の方言分布相について―ビードロ・氷柱・頭・肩車」 『長崎大学教育学部人文科学研究年報』18昭44・3 柳田征司 「室町時代におけるアタマ・カシラ・カウベー口語語彙と文語語彙との対応」 『国語学』90昭47・9 柳田征司 「室町時代における口語語彙―アタマ・カシラ・コウベについて」 『国語と国文学』49-11昭47・11 宮地敦子 「身体語彙の変化―〈かうべ〉〈かしら〉〈あたま〉〈なづき〉など」 『国語学』94昭48・9 10 あたら 可惜 楳垣実 「アラタ(新)からアタラ(新)へ」 『国語研究(仙台)』7-12昭14・12 三田村紀子 「無相の語」 『奈良女子大学文学部研究年報』14昭46・3 阪倉篤義 『日本語の語源』 昭53・9講談社 堀部順子 「形容詞の語義交代に関する一考察―あらたし・あたらし・をしの場合」 『国語と教育』7昭57・12 10 ―もの 物 小林好日 『方言語彙的研究』 昭25・11岩波書店 10 あたらしい・あたらし 新・惜 佐藤茂 「〈あらたしき〉と〈あたらしき〉」 『文芸研究』16昭29・3 大野晋 『日本語の年輪』 昭41・5新潮文庫 小路一光 「研究の視点万葉集における〈あたらし〉と〈をし〉について」 『古代研究』2昭47・3 阪倉篤義 「語法の解釈」 『日本国語大辞典ことばのまど』10昭49・7 阪倉篤義 「〈あらたし〉から〈あたらし〉へ」 大阪大『語文』32昭49・9 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 阪倉篤義 『日本語の語源』 昭53・9講談社 菅野謙 「新しい・いい・豊かな・美しい・大きく―新聞広告(昭54)の形容表現」 『文研図報』30-6昭55・6 堀部順子 「形容詞の語義交代に関する一考察―あらたし・あたらし・をしの場合」 『国語と教育』7昭57・12 石井みち江 ⑨ →あらたし 11 あたり 辺 田村忠士 「小特集源氏物語〈あたり〉と〈わたり〉―源氏物語の用例を中心に」 『解釈』26-4昭55・4 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 11 あたる 当 柴田武編 『ことばの意味1』 昭51・9平凡社 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 木川行史 「類義語の意味論的研究〈あてる・あたる〉と〈ぶつける・ぶつかる〉」 『日本語研究』1昭53・3 阪倉篤義 『日本語の語源』 昭53・9講談社 11 あたわず あたはず 不能 山田孝雄 『漢文の訓読によりて伝へられたる語法』 昭10・5宝文館 築島裕 『平安時代の漢文訓読語につきての研究』 昭38・3東京大学出版会 11 あちかおし あちかをし 阿遅可遠志 阪口保 「論考二題―阿遅可遠志(アチカヲシ)と髪梳乃小櫛(クシラノヲブシ)」 『神戸山手女短大紀要』16昭48・12 11 あちゃぺねあ 川本栄一郎 ⑧ 11 あちら 彼方 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 11 あつい 暑・熱 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 11 あつい 厚 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 11 あつかい 噯 斎木一馬 「国語資料としての古記録の研究―近世初期記録語の例解―」 『仏教史研究』3昭43・11 11 あつかう 繚・扱 山口康子 「今昔物語集の〈繚〉自動詞と他動詞の間」 『長崎大学教育学部人文科学研究報告』28昭54・3 佐藤喜代治 「漢字字訓の研究―扱・揚・激・控・溝・棧について」 『国語学研究』20昭55・12 11 あつかましい 厚 佐藤亨 ⑩ 11 あっけらかん 斎賀秀夫 「現代〈あっけらかん〉考」 『佐伯梅友博士喜寿記念国語学論集』昭51・12表現社 見坊豪紀 『ことばの海をゆく』 昭51・11朝日新聞社 11 あつしく 後藤貞夫 「〈あつしく〉の語義について」 『国文学攷』28昭37・7 11 あっせん 斡旋 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 11 あっち 彼方 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 11 あっちし ―死 岩淵悦太郎 『国語史論集』 昭52・10筑摩書房 11 あっというまに 句 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 11 あっぱ 柳田国男 『こども風土記』 昭17・2朝日新聞社=『定本柳田国男集21』昭37・12 11 あっぱれ 天晴 岩淵悦太郎 『語源散策』 昭49・10毎日新聞社 11 あつめる 集 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 柴田武編 『ことばの意味2』 昭54・6平凡社 11 あつまる 集 森田良行 昭52・10 11 あて 貴 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 犬塚旦 『王朝美的語詞の研究』 昭和48・9笠間書院 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 11 ―なり 吉沢義則 『源語釈泉』 昭25・7誠和書院=『増補源語釈泉』昭48・5臨川書店 犬塚旦 昭48・9 11 あてぬき 柳田国男 「大唐田又は唐干田という地名」 『民間伝承』2-2昭11・10=『定本柳田国男集20』昭37・8 11 あてはか 貴 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 11 ―なり 伊牟田経久 「〈あてやかなり〉と〈あてはかなり〉」 『広島女子大学紀要』1昭41・3 犬塚旦 『王朝美的語詞の研究』 昭48・9笠間書院 11 あてやか 貴 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 ―なり 伊牟田経久 「〈あてやかなり〉と〈あてはかなり〉」 『広島女子大学紀要』1昭41・3 犬塚旦 『王朝美的語詞の研究』 昭48・9笠間書院 12 あてら 地名 柳田国男 『地名の研究』 昭11古今書院=『定本柳田国男集20』昭37・8 12 あてる 当 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 木川行英 「類義語の意味論的研究〈あてる・あたる〉と〈ぶつける・ぶつかる〉」 『日本語研究』1昭53・3 12 あと 後 柴田武・進藤咲子 「〈あと〉と〈まえ〉」 『言語生活』118昭36・7 久野暲 『日本文法研究』 昭48・6大修館 水野寛子 「源氏物語における〈アト〉と〈ノチ〉」 『常葉国文』2昭52・6 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 12 ―から 小杉商一 「〈さきに〉と〈あとから〉」 『国学院雑誌』73昭47・11 12 ―で 森田良行 昭55・6 12 ―に 久野暲 昭48・6 12 あとさま 柳田国男 『小さき者の声』 昭17・11三国書房=『定本柳田国男集20』昭37・8 12 あとさん 柳田国男 『小さき者の声』 昭17・11三国書房=『定本柳田国男集20』昭37・8 12 あとぜき 秋山正次 「えせ玉かつま(1)〈あとぜき〉〈素腹〉など」 『いずみ』32昭34・5 12 あとのともしさ 加藤諄 「跡のともしさ―仏足跡歌碑十二歌考」 早稲田大『国文学研究』43昭46・1 12 アドホクラシー 「ニクソン大統領が試した15の未来語」 『実業之日本』昭45・12 12 あともう あともふ 武智雅一 「〈あともふ〉攷」 『愛媛国文研究』3昭29・3 12 アドリブ 賀川庸夫 「〈すてぜりふ〉と〈アドリブ〉と」 『言語生活』170昭40・11 12 あとをくろむる 跡黒 大塚光信 『キリシタン版エソポ物語』補注 昭46・3角川文庫 12 あな 感動詞 宮田和一郎 「感動の意味の〈あな〉について」 『解釈』3-6昭32・6 佐藤喜代治 「近代の語彙1」 『講座国語史3』昭46・9大修館 12 アナウンサー 「正しいことばを正確に怪物〈外来語〉を解剖する―アナウンサー(山口)、ニホンかニッポンか(宮崎)」 『世論時報』325昭53・6 12 あなかしこ 佐竹昭広 「あなかしこ」 『文学』41-5昭48・5 12 あながち 浜田敦 「国語副詞の史的研究(二)―(2)あながちに」 『人文研究』6-5昭30・6 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 北川純子 「今昔物語巻二十七第四十一話〈強ナル〉の訓みについて」 『愛文』12昭51・9 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 吉田金彦 『国語意味史序説』 昭52・11明治書院 12 あなご 柳田国男 『一目小僧その他』 昭9・7小山書店=『定本柳田国男集5』昭37・9 12 あなじ・あなぜ 柳田国男 『増補風位考資料』 昭17・7明世堂=『定本柳田国男集20』昭37・8 柳田国男 「海上文化」 『海洋』484=『月曜通信』昭29・12修道社 12 あなすえ あなすゑ 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 12 あなた 貴方 湯沢幸吉郎 「人称代名詞〈あなた〉の用例」 橋本博士還暦記念会『国語学論集』昭19・10岩波書店 大石初太郎 「言語発表における相手としての〈あなた〉と〈かれ〉」 『言語生活』5昭26・8 逵直巳 「〈あなた〉に関する三重県の俚言」 『三重県方言』1昭30・10 塚原鉄雄 「アナタとオマエ」 『いずみ』30昭30・12 山崎久之 「〈おまへ〉〈あなた〉の発生は待遇表現体系にどんな影響を与えたか」 『国語学』45昭36・6 渡辺友左 「ことば探訪オイ・お前・あなた―夫婦の呼び方に対する未婚女性の意見」 『言語生活』146昭38・11 小島俊夫 「〈アナタ〉〈オ前サン〉〈オ前〉―1809~1900における滑稽本・人情本・言文一致小説にあらわれた待遇表現体系の変化」 『言語と文芸』8-6昭41・11 小島俊夫 『後期江戸ことばの敬語体系』 昭49・9笠間書院 山田浩 「〈あなた〉〈けれども〉…」 『放送朝日』258昭50・11 外山滋比古 『日本語の個性』 昭51・5中央公論社 和久井生一 「日本語研究〈あなた〉についての一考察」 『拓殖大学論集』109昭52・3 読売新聞社会部 『日本語の現場4』 昭52・6読売新聞社 山田あき子 「〈あなた〉考」 『月刊ことば』2-8昭53・8 奥秋義信 「〈あなた〉の敬度―広場の〈あなた〉」 『月刊ことば』3-312昭54・3 正保富三 「私の〈あなた〉」 『月刊ことば』3-8昭54・8 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 彦坂佳宣 ⑨ 12 ―さま 様 松坂忠則 「〈あなた様〉から〈貴様〉まで」 『教育じほう』266昭45・2 森田良行 昭55・6→あんた 13 あなによし 沢瀉久孝 「〈阿奈尓与斯〉攷」 『島田教授古稀記念国文学論集』昭35・3関西大学国文学会 13 あなめあなめ 棚木恵子 「小町髑髏伝説〈あなめあなめ〉攷」 早稲田大『国文学研究』45昭46・10 13 あなる 有 慶野正次 「〈あなる〉と〈あんなる〉」 『解釈』4-1昭33・1 13 あなをすき 句 岡本彦一 「〈あなを好き〉談義」 『国語研究』6昭25・11 13 あに 豈 山田孝雄 『漢文の訓読によりて伝へられたる語法』 昭10・5宝文館 谷光忠彦 「今昔物語に於ける〈豈(アニ)〉の用法について」 『中央大学国文』3昭35・3 村山七郎 「古代語アニ〈豈〉について」 『国語国文』40-12昭46・12 13 あに 兄 馬瀬良雄 「長野県のことば(9)(10)―アニ・オジ・ネ・オバ(1)(2)」 『日本の屋根』22-910昭56・910 13 あにくやしずし あにくやしづし 句 竹内金治郎 「阿尒久夜斯豆之―東歌難解歌私考」 『帝京大文学部紀要国語国文』昭54・10 13 あのくたらさんみゃくさんぼだい 阿耨多羅三藐三菩提 山下民城 『くらしの中の仏教語』 昭53・7冬樹社 13 あの 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 13 あのそ 藤原与一 「山口なまりの〈あのソ・このソ〉」 『日本の言葉』2-2昭23・9 13 あば 藤田秀司 「東北のアバたち」 『民間伝承』昭29・4 13 アパート 村木新次郎 「伝統文化との交錯」 飛田良文編『英米外来語の世界』昭56・10南雲堂 13 あばずれ てるおか・やすたか 『すらんぐ・卑語』 昭32・4光文社 13 あばよ 慶野正次 「〈あばよ〉と“See You”略語・約語の生い立ち」 『解釈』20-10昭49・10 山口幸洋 「アバヨの語源がわかった―岐阜県徳山村戸入で」 『言語生活』294昭51・3 池田弥三郎 「ことばのことばあばよ」 『言語』6-8昭52・8 蜂谷清人 ⑩ 13 あばれたり 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 13 あひる 家鴨 安達巌 『日本食物文化の起源』 昭56・5自由国民社 13 あびる 浴 堀場干鶴子 特集・類義語の意味論的研究あびる・かぶる・(きる)」 『日本語研究』1昭53・3 13 あぶかん 柳田国男 『国語史新語篇』 昭11・12刀江書院=『定本柳田国男集18』昭38・8 13 あぶくまがわ 阿武隈川 井上豊 「〈阿武隈川考〉付〈あさむつの橋〉」 『文経論叢』9-1昭49・3 13 あぶない 危 佐藤喜代治 『日本文章史の研究』 昭41・10明治書院 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 13 あぶらあげ 油揚 安達巌 『日本食物文化の起源』 昭56・5自由国民社 13 あぶらすまし 柳田国男 『妖怪談義』 昭31・2修道社=『定本柳田国男集4』昭38・4 13 あぶらつき 前田富祺 「語彙の変遷」 『岩波講座日本語9』昭52・6岩波書店 13 あぶらつきてひきゆ 油尽火消 山下民城 『くらしの中の仏教語』 昭53・7冬樹社 13 あぶらひ 油火 前田富祺 「語彙の変遷」 『岩波講座日本語9』昭52・6岩波書店 13 あぶらぼう 柳田国男 『妖怪談義』 昭31・2修道社=『定本柳田国男集4』昭38・4 13 あぶらまつ 柳田国男 『火の昔』 昭19・8実業之日本社=『定本柳田国男集21』昭37・12 13 あぶらをうる 油売 てるおか・やすたか 『すらんぐ・卑語』 昭32・4光文社 永川玲二 「ことばの政治学(5)あぶらを売る」 『展望』233昭53・5 14 アプレゲール 久世善男 『外来語ものしり百科』 昭53・6新人物往来社 14 あふれる 溢 柴田武編 『ことばの意味1』 昭51・9平凡社 14 あべ 梶井和雄 「カブス・アベ覚書」 『土佐方言』10昭40・9 14 あほう 阿房・阿呆 岩淵悦太郎 『語源散策』 昭49・10毎日新聞社 14 あま 神田秀夫 「〈とて〉〈あま〉〈ころ〉に就いて」 『武蔵大人文学会雑志』5-34昭49・3 14 あまい 甘 加藤正信 「日本言語地図から―〈砂糖が〉あまい・〈汁の塩味が〉うすい」 『言語生活』177昭41・6 奥田睦 「アマイということ」 『言語生活』181昭41・10 国立国語研究所 『日本言語地図1』 昭42・4 宮城信勇 「古事記の〈あまひ〉の解釈」 『沖縄文化』50昭53・8 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 長尾勇 「五味考―味覚用語の変遷と分布」 日大『語文』55昭57・7 14 あまくだり 天下 久世善男 『流行語雑学百科』 昭50・12新人物往来社 14 あまこいどり あまこひどり 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 14 あまざかる 天離 枕詞 大星光史 「枕詞の用例とその歴史―あかねさす・天ざかる・沖つ藻の・しろたへの・とほつ神・とほつ国」 新潟高校教研『国語研究』13昭42・3 ―ひな 鄙 戸谷高明 「〈天離る鄙〉の意味」 『古代文学』15昭51・3 田中久美 「〈ひさかたの天〉と〈あまざかる鄙〉」 『叙説』1昭52・10 14 あまざけ 甘酒 安達巌 『日本食物文化の起源』 昭56・5自由国民社 14 あます 余 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店→あまる 14 あまた 許多・数多 津之地直一 「〈あまた〉と〈あまねく〉について」 『愛知大学国文学』11昭45・3 井上博嗣 「古代における数量と程度―〈あまた〉の場合」 『女子大国文』91昭57・7 14 あまだれ 雨垂 上野勇 「雨だれの方言」 『上州路』7-7昭55・7 14 あまつかみもろもろのみことをもちて 天神諸命以 句 山田孝雄 「古事記の〈天神諸命以〉について」 『国学』3昭11・1 14 あまつさえ あまつさへ 佐藤喜代治 「近代の語彙1」 『講座国語史3』昭46・9大修館 14 あまったれんぼう 甘坊 岩淵悦太郎 『語源散策』 昭49・10毎日新聞社 14 あまつつみ 天津罪 金子武雄 「天津罪・国津罪考」 『国語と国文学』27-8昭25・8 14 あまつみず 天水 尾崎暢殃 「家持の表現意識―天つ水」 『和洋国文研究』12昭51・12 14 あまつみそらにてるつきの 句 尾崎暢映 「天水虚爾照月之の本文及び訓」 『国学院雑誌』60-9昭34・9 14 あまなれや…たまもかります 句 門前真一 「〈あまなれや…玉藻刈ります〉その他―反語的なもの」 『天理大学学報』13-1昭36・7 14 あまのいわやどをひらきてさしこもりましき 句 西宮一民 「古事記訓詁二題―修理固成・開天石屋戸而刺許母理坐也」 関西大『国文学』52昭50・9 14 あまのかわ あまのかは 天河 神田秀夫 「万葉集の用字―〈去来〉のこと〈天漢〉のことなど」 『万葉』4昭27・7 14 あまのじゃく 天邪鬼 橘正一 「アマノジャクとアモジョ」 『方言と土俗』昭6・10 14 あまのひつぎ 武田祐吉 「あまのひつぎ考―大伴家持の用語の一として」 『万葉』14昭30・1 14 あまはし 天橋 山田孝雄 『万葉集考叢』 昭7・6宝文館 14 あまはせづかい あまはせづかひ 山路平四郎 「〈あまはせづかひ〉私考」 早稲田大『国文学研究』43昭46・1 武井睦雄 「ふたつの〈あまはせづかひ〉―補助動詞〈たまふ〉の用法から見たる」 『五味智英先生古稀記念上代文学論叢〈論集上代文学8〉』昭52・11笠間書院 14 あまま 雨間 福嶋俊彦 「万葉集の〈雨間〉の表現上の効果」 『岡大国文論稿』9昭56・3 15 あまみだい 尼御台 遠藤好英 ⑩ 15 あまゆ 尾崎知光 「源氏物語における〈あまゆ〉の語義」 『国文学』17-3昭47・3 15 あまり 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男全集29』昭39・5 15 あまり 副詞 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 15 あまる 余 柳田国男 『方言覚書』 昭17・5創元社=『定本柳田国男集18』昭38・8 柴田武編 『ことばの意味1』 昭51・9平凡社 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 門脇芳雄 「詰将棋のことば―余る」 『言語』8-12昭54・12 樫井文代 「特集・類義語の意味論的研究あまる・のこる」 『日本語研究』5昭57・12 15 あみ 網 小島幸枝・樽谷その子・富田典子・樋渡洋子・水野絹子・望月千奈美・森幸子・山本仁美 「愛知県沿岸漁村語彙〈網・風・雲・天候〉」 『東海学園国語国文』10昭51・9 15 あみごろも 編衣 小林存 「アンキンは編み衣なり」 『民間伝承』昭29・1 15 あみさす・あみにさす 句 山村金三郎 「網爾刺考―万葉集3・二四〇番の難語に対する一考察」 『国学院雑誌』66-7昭40・7 佐竹昭広 『万葉集抜書』 昭55・5岩波書店 15 あみだにかぶる 句 見坊豪紀 『ことばの海をゆく』 昭51・11朝日新聞社 15 あむどこむ 跨 吉田金彦 「〈跨〉字の和訓をめぐって―その表記と音韻と意味」 『訓点語と訓点資料』10昭33・10 15 あめ 雨 水谷静夫 「〈泣く・花・恋〉から〈…ている・泣く・雨〉へ」 『言語生活』91昭34・4 国立国語研究所 『日本言語地図6』 昭49・3 15 あめ 天 武田祐吉 「天(アメ)」 『解釈と鑑賞』昭24・2 佐伯有義 「阿米阿麻訓読考」 『国学院雑誌』41-7昭10・7 長谷川孝士 「〈赤光〉における〈天(あめ)〉〈天(てん)〉―〈赤光〉の表現」 『解釈』19-8昭48・8 斎木一馬 「記録語の例解―国語辞典未採録の用字・用語」 続群書類従完成会『高橋峰三先生喜寿記念諭集古記録の研究』昭45・6 15 あめ 飴 安達巌 『日本食物文化の起源』 昭56・5自由国民社 15 あめがふる 句 木下正俊 「〈雨が降る〉といふ言ひ方」 関西大『国文学』25昭34・4 15 あめつち 天地 大矢透 『音図及手習詞歌考』 大8大日本図書=昭45勉誠社 亀井孝 「〈あめつち〉の誕生のはなし」 『国語と国文学』37-5昭35・5 小松英雄 『いろはうた』 昭54・11中央公論社 15 ―ひらけはじめしとき 句 中村啓信 「〈天地初発之時〉の訓み」 『国学院雑誌』76-11昭50・11 15 あめのした 天下 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究』 昭37・9風間書房 戸谷高明 「〈天の下〉の意味―〈天〉の思想と表現」 『学術研究国語国文学』26昭52・12 遠山一郎 「アメノシタの成立」 『国語国文』51-7昭57・7 松本宙 ⑨ 15 あめのしたしらしめす 御宇 句 松田好夫 「〈御宇〉訓読考」 『国語国文』9-3昭14・3 川上峰恵子 「〈御宇の訓〉について〈アメノシタシラシメシシ〉の妥当性」 『玉藻』7昭46・9 大野晋 「万葉集の読み―アメノシタシラシメシシの訓」 『文学』43-4昭50・4 大野晋 『仮名遣と上代語』 昭57・2岩波書店 15 あめのみかど 天御門 山田孝雄 「〈あめのみかど〉考」 『芸林』2-1昭26・2 15 あめもよに 高橋巌 「〈雨もよに〉の意味」 『文芸研究』51昭40・10 15 アメリカ 亜米利加 荒尾禎秀 ⑪ 15 あめんぼう 上野勇 「〈あめんぼう〉の方言」 『国語研究(仙台)』8-5昭15・5 上野勇 「あめんぼうの方言」 『上州路』6-7昭54・7 15 あも 柳田国男 「国語史論」 『定本柳田国男集29』昭39・5 15 あもじょ 橘正一 「アマノジャクとアモジョ」 『方言と土俗』昭6・10 15 あや 嘉味田宗栄 「心意強調の〈あや〉」 『琉球大国文学哲学論集』19昭50・3 15 あや 文・綾 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 15 あやうい 危 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 16 あやかし 大塚光信 「〈アヤカシ〉と〈アカリ〉」 『国語史への道土井先生頌寿記念論文集上』昭56・6三省堂 16 あやかり 大塚光信 「アヤカシとアヤカリ」 『国語史への道土井先生頌寿記念論文集上』昭56・6三省堂 16 あやしい・あやし 怪・賤 小川重俊 「源氏物語における〈あやし〉の表現について」 『相柏』昭48・3 千葉勢津子 「蜻蛉日記〈あやし〉考」 『昭和学院国語国文』6昭48・12 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 小島俊夫 「〈あやし〉〈あはれなり〉の副詞法と中止法」 『解釈』24-2昭53・2 16 あやしきかめ 神亀 粂川定一 「神亀考」 『国語国文』38-10昭44・10 16 あやしむ 怪 阿部健二 「〈あやしぶ・あやしむ〉攷」 『新潟大国文学会誌』23昭55・2 16 あやつこ 柳田国男 『方言覚書』 昭17・5創元社=『定本柳田国男集18』昭38・8 16 あやな 佐伯梅友 「あやな」 『滋賀大国文』4昭42・3 16 あやなし 曾田文雄 「〈あやなし〉攷」 『滋賀大国文』13昭50・12 大坪初代 「源氏物語における〈わりなし〉と〈あやなし〉について」 『高知女子大国文』16昭55・8 16 あやまる 誤・謬 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 16 あやめ 森野宗明 「蛇の異名アヤメについて」 『未定稿』8昭36・3 川本栄一郎 「青森県下北地方における〈あやめ〉の方言分布とその解釈」 『国語学』67昭41・12 森野宗明 『王朝貴族社会の女性と言語』 昭50・11有精堂 16 あやめぐさ 久徳高文 「あやめぐさ考―万葉集・勅撰集における」 『金城国文』18-1昭46・6 16 あゆいち 年魚市 安藤直太郎 「年魚市考」 『国語国文研究』7 16 あゆのかぜ 橘正一 「あゆの風(万葉集の越中方言)」 『国語国文』4-6昭9・6 三辺一郎 「越の俗語あゆの風考」 『万葉』14昭30・1 柳田国男 『海上の道』 昭36・7筑摩書房=『定本柳田国男集1』昭38・9 黒川総三 「あゆのかぜ私見」 『万葉』82昭48・10 16 あゆむ 歩 竹内栄一 「用語考―あるくとあゆむと」 『日本文芸論究』10昭27・7 福田英敏 「特集・類義語の意味論的研究あるく・あゆむ」 『日本語研究』4昭56・12 16 あら 感動詞 佐藤喜代治 「近代の語彙1」 『講座国語史3』昭46・9大修館 16 あらい 荒・粗 国立国語研究所 『日本言語地図1』 昭42・4 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 斎藤倫明 「〈荒・粗〉を語基とする派生語群の形態論的分析(発表要旨)」 『文芸研究』92昭54・9 16 あら― 斎藤倫明 「形態素〈アラー〉とその合成語の形態論的分析」 『文芸研究』93昭55・1 16 あらいぐすり・あらいこ 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜風社 16 あらいご 渡辺友左 「俗信と俚言―胞衣とアライゴ」 『佐藤茂教授退官記念論集国語学』昭57・10桜楓社 渡辺友左 『日本語と性〈叢書・ことばの世界〉』 昭57・11南雲堂 16 あらう 洗 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 16 あらがう あらがふ 争 北条忠雄 「〈あがふ〉〈あがなふ〉〈あらがふ〉について―宇治拾遺物語難語集」 『解釈』6-1昭35・1 16 あらかじめ 予 築島裕 『平安時代の漢文訓読語につきての研究』 昭38・3東京大学出版会 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 16 あらかた 粗方 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 16 あらくれ 山口佳津子 「秋声の表現―〈あらくれ〉をめぐって」 『国文』55昭56・7 16 あらし 嵐 関口武 「風の名称〈アラシ〉に就いての一考察―風の地方名の研究」 『国学院雑誌』46-6昭15・6 新村出 「語源をさぐる1」 『新村出全集4』昭46・9筑摩書房 16 あらして 岡村昭 「仙台方言の〈あらして〉について」 『言語生活』57昭31・6 16 あらしょうや 福島邦道 「〈あらしょうや〉と〈しょうがない〉」 『実践国文学』9昭51・2 17 あらすい 小林賢次 「否定表現の変遷―〈あらず〉から〈なし〉への交替現象について」 『国語学』75昭43・12 17 あらそう 争 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 石井直子 「特集・類義語の意味諭的研究あらそう・きそう・たたかう」 『日本語研究』5昭57・12 17 あらた ミキ・イサム 「〈アラタ〉のジタイニツイテ」 『カナノヒカリ』昭28・1112 築島裕 『平安時代の漢文訓読語につきての研究』 昭38・3東京大学出版会 17 あらたし 新 棋垣実 「アラタ(新)からアタラ(新)へ」 『国語研究(仙台)』7-12昭14・12 佐藤茂 「〈あらたしき〉と〈あたらしき〉」 『文芸研究』16昭29・3 阪倉篤義 「語源の解釈」 『日本国語大辞典ことばのまど』10昭49・7 阪倉篤義 「〈あらたし〉から〈あたらし〉へ」 大阪大『語文』32昭49・9 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 石井みち江 ⑨ 17 あらたまの 枕詞 井本英一 「〈あらたまの〉その他について」 『岩倉具実教授退職記念論文集言語学と日本語問題』昭46・9くろしお出版 17 あらためる 改 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 17 あらっぽい 粗 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 17 あらとうと あらたふと 句 望月久貴 「〈あらたふと〉―解釈と鑑賞」 『実践国語』18-205昭32・11 17 あらない 橋本四郎 「(詞林抄)〈あらない〉はあらない」 京都女子大『女子大国文』9昭33・6 17 あらひとがみ 現人神 吉沢義則 『源語釈泉』 昭25・7誠和書院=『増補源語釈泉』昭48・5臨川書店 17 あらます 佐藤喜代治 「近代の語彙1」 『講座国語史3』昭46・9大修館 17 あらまし 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 犬飼隆 「源氏物語〈あらまし〉の意味」 学習院女短大『国語国文論集』11昭57・3 17 あらましごと 佐藤喜代治 昭40・9 関根慶子 「〈あらましごと〉考」 『お茶の水女子大附属高校研究紀要』14昭43・3 17 あらめ 荒布 宮南裕 『求軟文庫―漫話樹草譜4』 昭57宮南果 17 あらまほし 佐藤喜代治 『日本文章史の研究』 昭41・10明治書院 17 あらゆる 築島裕 『平安時代の漢文訓読語につきての研究』 昭38・8東京大学出版会 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 17 あられ 伊波普猷 「〈あられ〉といふ語について」 『民俗学』1-1 17 あられふる 枕詞 福田良輔 「万葉集の枕詞〈霰零〉〈丸雪降〉はアラレフリかアラレフルか」 『語文研究』13昭36・10=『古代語ノート』昭39・2南雲堂桜楓社 17 あらわす 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 17 あらわれる 現 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 鳥谷部康之 「特集・類義語の意味論的研究でる・あらわれる」 『日本語研究』2昭54・7 17 あり 蟻 柳田国男 「蟻方言の変化―音化現象の考察(七)」 『方言』3-3昭8・3 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集19』昭38・2 清瀬良一 「瀬戸内海域における方言事象の分布およびその解釈について―〈蟻〉」 『方言研究年報』8昭41・3 堀井令以知 「蟻の方言について」 『愛知大学綜合郷土研究所紀要』12昭42・3 17 ありいす 湯沢幸吉郎 『廓言葉の研究』 昭39・4明治書院 岸田武夫 「〈ありんす・ありいす〉の成立について」 『近代語研究』5昭52・3武蔵野書院 17 ありがたい 有難 新村出 『国語学叢録』 昭18・11一条書房=『新村出全集3』昭47・5 柳田征司 「大蔵流狂言に見えるお礼のことば―〈有難い〉と〈忝い〉について」 『国語学』67昭41・12 新村出 「やまと言葉」 『ことばの生い立ち』昭31・9講談社=『新村出全集3』昭47・5筑摩書房 松浦照子 ⑨ 17 ありがとう 有難 岩淵悦太郎 『語源散策』 昭49・3毎日新聞社 柳田国男 『毎日の言葉』 昭21・7創元社=『定本柳田国男集19』昭38・2 佐々木成子 「〈どうぞ〉と〈ありがとう〉」 『言語生活』164昭40・5 永野賢 『にっぽん語風俗学』 昭44・10明治書院 17 ―ございました 市川孝 「ありがとうございました」 『口語文法講座3』昭39・11明治書院 森田良行 『日本語の発想』 昭56・3冬樹社 17 ―ございます 森田良行 昭56・3 18 ありく 歩 石田春昭 「アリクの意味とシアリク」 『国語研究(仙台)』昭11・3 18 ありくり 比嘉亀盛 「語源・アリクリ三談」 『沖縄文化』7昭37・8 18 ありこ・ありご 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集19』昭38・2→あり 18 ありさま 有様 山崎久之 「語源の探求―〈ありさま〉〈出さる〉〈やんす・やす〉」 『語学と文学』4昭35・8 関宦市 「対称の代名詞〈ありさま〉について」 『鶴見女子大学紀要』2昭39・12 18 ありじごく 蟻地獄 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集19』昭38・2 小林好日 『方言語彙学的研究』 昭25・11岩波書店 柴田武 『言語地理学の方法』 昭44・8筑摩書房 日向光徳 「兵庫県北西但馬語彙について―蟻地獄」 『郷言』8昭47・12 18 ありつつも 武智雅一 「〈有乍毛〉考」 『国語国文』4-11昭9・11 菊沢季生 「万葉集の〈ありつゝも〉に就て―武智雅一氏の考説をよむ」 『国語研究(仙台)』2-12昭9・12 18 ありなみ 吉田金彦 「万葉のことばと文学(18)おいなみ・ありなみ」 『短歌研究』35-3昭53・3 18 ありのみ 山下民城 『くらしの中の仏教語』 昭53・7冬樹社 18 アリバイ 別役実 「犯罪のことば(1)アリバイ(現場不在証明)」 『三省堂ぶっくれっと』5昭51・10 18 ありふれた 村山七郎 『ことばの考古学〈ケヘメ〉の研究』 昭55・2朝日出版社 18 あります 「釣り合った用語で―〈あります〉体の文章について」 『ことば』昭29・11 岡野信子 「山口県地方の〈アル〉〈アリマス〉話体―事態化表現の傾向」 梅光女学院大『日本文学研究』17昭56・11 18 ありよう 大塚光信 『キリシタン版エソポ物語』補注 昭46・3角川文庫 18 ありんこ・ありんご 蟻 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集19』昭38・2 18 ありんす 岸田武夫 「〈ありんす・ありいす〉の成立について」 『近代語研究』5昭52・3武蔵野書院 18 ありんど・ありんぼ 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集19』昭38・2 18 あり・ある 有 西尾光雄 「〈あり〉といふ言葉について」 『橋本博士還暦記念国語学論集』昭18・10岩波書店 石垣謙二 「あるといふことはどういふことであるか」 『文学』13-12昭20・11 内藤好文 「現代日本語における〈ある〉と〈いる〉の用法」 『神戸大学文学会研究』7昭30・3 石垣謙二 『助詞の歴史的研究』 昭30・11岩波書店 高田昇 「存在を表わす〈あり〉について―〈ゐる〉〈をり〉の比較を中心に」 『国文論叢』6昭32・6 山崎久之 「〈ゐる〉〈をる〉〈ある〉の表現価値―古文解釈のために」 『上毛国語』14昭33・8 三浦和雄 「敬語名詞に〈あり〉〈候ふ〉〈なる〉の複合した敬語動詞について」 『国文学解釈と教材の研究』5-2昭35・1 佐伯梅友 「〈あり〉と〈なし〉」 『古文研究』4昭38・12 桜井光昭 「尊敬語〈在〉〈御〉〈坐〉と訓」 『今昔物語集の語法の研究』昭41・3明治書院 国広哲弥 「存在動詞〈イル・アル〉の意味分析(研究発表要旨)」 『国語学』68昭42・3 佐藤孝 「アルとイル」 『言語生活』186昭42・3 三尾砂 「現代語の〈ある〉考」 『日本語』8-2昭43・2 三田村紀子 「なる―〈あり〉と〈なし〉との階梯」 奈良女子大『研究年報』13昭45・3 小谷博泰 「宣命における〈あり〉の融合過程」 『文学語学』56昭45・6 船渡川隆夫 「万葉集142番歌の訓をめぐって―〈有〉〈爾有〉の訓について」 『解釈』17-12昭46・12 北原保雄 「〈あり〉の構文的機能について論じ助動詞の構文的考察に及ぶ」 『和光大学人文学部紀要』6昭47・3=『論集日本語研究7』昭54・2有精堂 高木進 「敬譲表現に介在する〈アリ〉について―山口県玖珂郡錦町方言を資料として」 『国語学』90昭47・7 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 永井津記夫 「ラ変動詞〈あり〉の終止形について」 『言語』4-5昭50・5 津之地直一 『万葉集の国語学的研究』 昭50・6桜楓社 三浦つとむ 『日本語の文法』 昭50・7頸草書房 藤吉憲生 「〈ある〉と〈いる(1)」 『言語』4-12昭50・12 堀田要治 「なり・だ・である(指定判断の辞)―不死鳥〈あり〉のたどる道」 『武蔵大人文学会雑誌』7-34昭51・6 大野晋 『日本語の世界』 昭51・10朝日新聞社 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 大野晋 「動詞アリの語源について」 『五味智英先生古稀記念上代文学論叢〈論集上代文学8〉』昭52・11笠間書院 中川正之 「中国語の〈有・在〉と日本語の〈ある・いる〉の対照的研究(上)」 日本語と中国語対照研究会『日本語と中国語の対照研究3』昭53・3 大野晋 『日本語の世界』 昭53・5朝日新聞社 中西光彦 「動詞〈す〉と〈あり〉の交渉をめぐる一問題―初点本における〈如〉字の訓にみられる文の呼応関係について」 『奈良教育大国文研究と教育』2昭53・8 沼田貞子 「存在を表す〈あり・をり・ゐる〉について―中古の仮名文学作品における比較を中心に」 『山口国文』2昭54・2 佐藤亮一 「方言の分布〈居る〉―東西の対立」 徳川宗賢編『日本の方言地図』昭54・3中央公論社 沖森卓也 「上代における〈有・在〉字」 『国語と国文学』56-6昭54・6 内田賢徳 「〈あり〉を前項とする複合動詞の構成」 『万葉』101昭54・7 中村幸弘 「補助動詞〈あり〉小論」 『田辺博士古稀記念国語助詞助動詞論叢』昭54・8桜楓社 斎藤友季子 「上代から中古への変遷―〈あり〉と〈なり〉」 『米沢国語国文』6昭54・9 大木正義 「形式用言〈あり〉をめぐって」 『言語と文芸』89昭55・2 沢田治美 「用言としての日本語助動詞とそれに対する謙譲助動詞〈です〉〈ます〉補助動詞〈する〉〈ある〉の後続制限について」 『佐藤茂教授退官記念論集国語学』昭55・10桜楓社 示村陽一 「〈have〉の発想と〈ある〉の発想―日英語比較発想の視点より」 『関西外語大研究論集』32昭56・1 愛宕八郎康隆 「肥前長崎地方の存在化動詞〈アル〉の用法」 『長崎大教育学部人文科学研究報告』30昭56・3 大坪併治 「アリ(有・在)の特殊な用法」 『平安時代における訓点語の文法』昭56・8風間書房 柳父章 「ある・いる・ない―文脈上の語感の乏しい日本語の名詞に〈ある〉〈いる〉〈ない〉を変身させることができるか」 『翻訳の世界』6-9昭56・9 岡野信子 「山口県地方の〈アル〉〈アリマス〉語体―事態化表現の傾向」 梅光女学院大『日本文学研究』17昭56・11 19 ありを 桜井茂治 「〈居気辞(こきし)〉〈阿理嗚(ありを)〉考―アクセントからみた語義の解釈」 『国学院雑誌』61-11昭35・11 19 ある 或 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 19 あるいは 或 山田孝雄 『漢文の訓読によりて伝へられたる語法』 昭10・5宝文館 杉本行夫 「懐風藻互対助字旋時時乍訓考」 『島根大学論集』10昭36・3 築島裕 『平安時代の漢文訓読語につきての研究』 昭38・3東京大学出版会 遠藤好英・小野基 「特集・接続詞のすべて接続詞小辞典口語編〈あるいは〉1・2」 『月刊文法』2-12昭45・10 遠藤好英 「特集・接続詞のすべて接続詞小辞典文語編〈あるいは〉」 『月刊文法』2-12昭45・10 寺村秀夫 「〈あるいは〉〈または〉〈もしくは〉〈ないし(は)〉」 『講座正しい日本語4』昭45・11明治書院 東光寛英 「〈或いは〉の語上・中・下」 『テオリア』141516昭464748・3 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 阪倉篤義 『日本語の語源』 昭53・9講談社 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 村上雅孝 ⑨ 19 あるく 歩 竹内栄一 「用語考―あるくとあゆむと」 『日本文学論究』10昭27・7 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 福田英敏 「特集・類義語の意味論的研究あるく・あゆむ」 『日本語研究』4昭56・12 19 あるきまわる 歩回 柴田武編 『ことばの意味2』 昭51・9平凡社→ありく 20 あるじ 主 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集19』昭38・2 菊田紀郎 ⑨ 20 あるは 或 遠藤好英 「特集・接続詞のすべて接続詞小辞典文語編〈あるは〉」 『月刊文法』2-12昭45・10 20 アルバイト 三輪卓爾 「〈アルバイト〉史断片」 『言語生活』173昭41・2 飛田良文 ⑦ 20 アルバム 川本茂雄 ⑩ 20 あれ 人称代名詞・指示代名詞 菊沢季生 「古代の代名詞〈アレ〉〈ワレ〉の区別に就て(一~五)」 『国語研究(仙台)』2-12589昭9・12589 服部四郎 「〈コレ〉〈ソレ〉〈アレ〉とthis,that」 『英語青年』107-8昭36・8 山田孝雄 『俳諧語談』 昭37・10角川書店 岡崎和夫 「上代の一人称代名詞―ア・ワ・アレ・ワレ並存の問題」 『佐伯梅友博士喜寿記念国語学論集』昭51・12表現社 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 20 あれおとめ あれをとめ 土橋寛 「〈あれをとめ〉考」 『万葉』50昭39・1 20 あれのさき 夏目忠男 「万葉集安礼乃崎新考」 『新居郷』4昭49・3 20 あれら 指示代名詞 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 20 あわ 粟 藤原勉 「米以前―アワとヒエ」 『民間伝承』29-8昭31-8 安達巌 『日本食物文化の起源』 昭56・5自由国民社 20 あわあわし あはあはし 淡淡 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 20 あわい あはひ 合・間 木原茂 「辞書における語の意味の記述について―室町時代語における〈あひ〉〈あはひ〉〈あひだ〉の場合」 『国語史への道土井先生頌寿記念論文集上』昭56・6三省堂 20 あわい 淡 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 20 あわきはら あはきはら 森重敏 「阿波岐原―古事記上巻について(5)」 『国語国文』44-2昭50・2 20 あわけのゆき 淡気雪 山田孝雄 『俳諧語談』 昭37・10角川書店 20 あわじしま あはぢしま 淡路島 宇佐美正勝 「〈固有名詞〉+〈道(ぢ)〉に関する一考察(1)〈淡路島〉は〈阿波国〉へ行く途中にある島の意か」 『滋賀県高校国語教育研究会43年度会誌』昭44・8 20 あわす 接尾語 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 20 あわずま あはずま 山田孝雄 「〈大命良麻〉の文法上の解釈附〈あはずま〉〈こりずま〉」 『国学院雑誌』11-1明38・1 20 あわせて・あわして 合 中村通夫 「〈合わせて〉と〈合わして〉」 『NHK国語講座現代語の傾向』昭32・1宝文館 あわせる 合・併 文化庁国語課編 「漢字の使い分けに関連する問題―〈合わせる〉と〈併せる〉の使い分け」 『ことばシリーズ15言葉に関する問答集7』昭56・4 姫野昌子 「対称関係を表す複合動詞―〈…あう〉と〈…あわせる〉をめぐって」 『日本語学校論集』9昭57・3 20 あわせる 接尾語 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 20 あわつけし あはつけし 淡 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 20 あわなり あはなり 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 20 あわまく 粟蒔 市村宏 「万葉粟蒔考」 『文学論藻』7昭32・6 20 あわむ あはむ 淡 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 20 あわゆきのふるにやきます 句 井村哲夫 「沫雪の降るにや来ます(16・三八〇四~五)」 『万葉』68昭43・7 20 あわら あはら 柳田国男 『地名の研究』 昭11・1古今書院=『定本柳田国男集20』昭37・12 20 あわれ あはれ 哀 松村博 「浜松中納言物語と更級日記における〈あはれ〉について」 『日本文学研究』昭25・5 上村悦子 「〈あはれ〉について」 『日本女子大学紀要』1昭26・10 大西善明 「源氏語彙〈あはれ〉一覧」 『平安文学研究』9昭27・5 池田義孝 「〈をかし〉と〈あはれ〉について」 『愛媛国語国文』昭28・1 山口晃 「平安朝諸日記にみえる〈あはれ〉と〈をかし〉の全貌」 『平安文学研究』12昭28・6 井上豊 「〈もののあはれ〉の意味とヒューマニズム」 『国語と国文学』31-1昭29・1 楠道隆 「枕草子における〈あはれ〉について」 『国文論叢』昭29・11 Hisamatsu, S. “The Vocabulary of Japanese Literary Aesthetics” Centre for East Asian Cultural Studies昭38 田中高志 「平家物語における〈あはれ〉と〈むざん〉について」 『国語教育研究』7昭38・5 川辺為三 「源氏物語〈あはれ〉考―あはれにをかしの解釈」 『国文学解釈と教材の研究』8-14昭38・11 亀山泰紀 「枕草子の〈あはれ〉―四系統諸伝本の比較」 『中世文芸』28昭38・11 新妻順子 「和泉式部日記の心情表現―〈はかなし〉〈あはれ〉〈つれづれ〉の意識について」 『日本文学ノート』1昭40・12 小野村洋子 「源氏物語における〈あはれ〉の一課題」 『共立女子大紀要』12昭41・11=『源氏物語の精神的基底』昭45・4創文社 仲岡睦 「徒然草の一考察―あはれを通して」 『女子大国文』44昭42・2 岩淵悦太郎 『語源散策』 昭49・10毎日新聞社 浜田美智子 「源氏物語における〈あはれ〉の研究」 『国語の研究』3昭43・3 進藤義治 「文芸用語〈あはれ〉の諸語形について」 『名古屋大学国語国文学』32昭43・11 野口進 「平家物語に於ける〈あはれ〉の考察」 『金城学院大学論集』37昭43・12 進藤義治 「六歌集歌における名詞〈あはれ〉頻用に関する考察1・2」 『名古屋大学国語国文学』2526昭44・12、45・7 吉永亜美 「平家物語の〈あはれ〉―王朝物語の継承と展開」 『女子大国文』57昭45・5 重松信弘 「源氏物語の〈あはれ〉と〈物のあはれ〉」 梅光女学院大『国文学研究』6昭45・11 進藤義治 「源氏物語散文中の名詞〈あはれ〉について」 『名古屋大学国語国文学』27昭45・12 三田村紀子 「無相の語」 『奈良女子大学文学部研究年報』14昭46・3 進藤義治 「源氏物語の用語〈あはれ〉のオリジナリティ」 『名古屋大学国語国文学』28昭46・7 小野村洋子 「〈あはれ〉の構造についての試論―その広さと奥行きの整序のための序論として」 『共立女子大文学部紀要』19昭47・3 上村悦子 「私の卒業論文〈あはれとをかしとおもしろしの考察〉」 『解釈と鑑賞』38-1昭48・1 吉沢義則 『増補源語釈泉』 昭48・5臨川書店 星加文子 「〈あはれ〉についての考察」 『立教大学日本文学』30昭48・6 押見虎三二 「〈あはれ〉論に関する覚書」 『新大国語』2昭50・3 竹西寛子 「〈あはれ〉から〈もののあはれ〉へ」 『言語生活』296昭51・7 吉田金彦 「万葉のことばと文学(2)〈あはれ〉と〈をかし〉」 『短歌研究』33-9昭51・9 片山武 「〈如是𪫧怜〉(④746)万葉の〈あはれ〉と〈あもしろし〉について」 『解釈』24-1昭53・1 馬場あき子 「言語時評あはれ・あわれ」 『言語生活』323昭53・11 江沢潤子 「源氏物語の〈あはれ〉について」 『解釈』25-8昭54・8 江沢潤子 「源氏物語の〈あはれ〉の一用法に就いて1・2」 『解釈』26-89昭55・89 内田賢徳 「副詞〈あはれ〉について―かざし抄ノオト」 『帝塚山学院大日本文学研究』12昭56・2 20 ―がる 亀山泰紀 「〈あはれがる〉と〈あはれぶ〉」 尾道短大『研究紀要』18昭44・2 20 ―そこよしや 和久弘文 「催馬楽における囃し詞〈はれ〉〈あはれそこよしや〉の機能について」 『やごと文華』1昭56・5 20 ―なり 進藤義治 「源氏物語におけるあはれなりの述語用例」 『名古屋大学国語国文学』19昭41・11 藤尾恭子 「平家物語〈あはれなり〉の表現価値」 『武庫川国文』5昭48・3 土屋博映 「枕草子の〈をかし〉と〈あはれなり〉―情景と動植物の描写から」 『佐伯梅友博士喜寿記念国語学論集』昭51・12表現社 土屋博映 「枕草子の〈あはれなり〉〈をかし〉〈めでたし〉」 『国語学会昭和52年春季大会発表要旨』昭52・5 小島俊夫 「〈あやし〉〈あはれなり〉の副詞法と中止法」 『解釈』24-2昭53・2 土屋博映 「枕草子の美的理念語―〈あはれなり〉〈をかし〉〈めでたし〉を中心として」 『中田祝夫博士功績記念国語学論集』昭54・2勉誠社 20 ―ぶ 亀山泰紀 昭44・2 22 あんか 行火 山下民城 『くらしの中の仏教語』 昭53・7冬樹社 斎藤たま 「ことばの旅(4)~(6)あんか」 『子どもの館』6-12昭53・12 22 あんがい 案外 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 22 あんきん 小林存 「アンキンは編み衣なり」 『民間伝承』昭29・1 22 アンゲリア 荒尾禎秀 ⑨ →いぎりす 22 あんこう 鮟鱇 山田俊雄 「漢語研究上の一問題―鮟鱇をめぐって」 『国語と国文学』30-11昭28・11 22 アンコール 宮川広幸 「『アンコール』の原語について(再び)」 『英語教育』22-13昭49・3 22 あんさん 人称代名詞 前田勇 「音節の脱落について―〈あんさん〉と〈わたっし〉」 『近畿方言』13昭27・6 22 あんじ 按司 外間守善 「按司の語源」 『沖縄文化』35昭46・5 22 あんじゅう 案中 斎木一馬 「国語資料としての古記録の研究―近世初期記録語の例解」 『仏教史研究』3昭43・11 22 あんじょうきょうけい 安詳恭敬 遠藤哲夫 「故語漫筆(3)」 『国語展望』57昭56・3 22 あんしん・あんじん 安心 戸田義雄 「アンシンか、アンジンか―安心論をめぐる宣長と篤胤」 『国学院雑誌』74-11昭48・11 戸田義雄 『宗教と言語』 昭50・3大明堂 22 あんず 杏子 安達巌 『日本食物文化の起源』 昭56・5自由国民社 22 あんず 案 岩下裕一 「語義の振幅―〈案ず〉と〈観ず〉」 『昭和学院短大紀要』14昭53・3 岩下裕一 「語義の振幅再考―〈案ず〉と〈観ず〉の術語性をめぐって」 『昭和学院短大紀要』15昭54・3 22 あんた 人称代名詞 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 彦坂佳宣 ⑩ →あなた 22 あんどん 行燈 坂梨隆三 「アンドンとアンドウ」 『近代語研究』5昭52・3武蔵野書院 前田富祺 「語彙の変遷」 『岩波講座日本語9』昭52・6岩波書店 22 あんな 連体詞 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 22 あんない 案内 佐藤喜代治 『日本文章史の研究』 昭41・10明治書院 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 22 あんなにこんな 句 壁谷真蔭 「神戸方言〈あんなにこんな〉」 『兵庫方言』2昭30 22 あんなり・あんなる 有 木之下正雄 「源氏物語におけるアンナリの解釈について」 『鹿児島大学教育学部研究紀要人文社会科学篇』8昭30・12 慶野正次 「〈あなる〉と〈あんなる〉」 『解釈』4-1昭33・1 22 あんばい 按排・塩梅 柳田国男 『毎日の言葉』 昭21・7創元社=『定本柳田国男集19』昭38・2 岩淵悦太郎 『語源散策』 昭49・10毎日新聞社 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 22 アンペラ 新村出 『東亜語源志』 『新村出全集4』昭46・9筑摩書房 22 あんま 柳田国男 『こども風土記』 昭17・2朝日新聞社=『定本柳田国男集21』昭37・12 22 い 為 福田良輔 『古代語文ノート』 昭39・2南雲堂桜楓社 い 格助詞 石田春昭 「〈イ〉は格助詞にあらず」 『国語国文』7-11昭12・11 石原六三 「古代日本語の格助詞と称せられる〈イ〉と朝鮮語の格助詞〈ali〉について」 『天理大学学報』2-12昭25・11 小林芳規 「謂わゆる主格助詞〈い〉は副助詞と考うべきである」 『国語』2-3昭28・9 武田祐吉 「助詞〈イ〉の性格」 『国学院雑誌』54-11昭28・11 瀬良益夫 「上代の感動表現〈い〉について―格助詞〈い〉の再検討」 『解釈』2-4昭31・4 金沢圧三郎 「朝鮮語と助詞イ」 『国学院雑誌』58-5昭和32・9 稲垣瑞穂 「上代語と訓点語―〈イ〉について」 『武庫川女子大学紀要』6昭33・6 小林芳規 「助詞イの残存―平安時代の使用者と用法」 『東洋大学紀要』13昭34・3 稲垣瑞穂 「訓点資料に残された古代の助詞〈い〉」 『訓点語と訓点資料』15昭36・1 築島裕 『平安時代の漢文訓読語につきての研究』 昭38・3東京大学出版会 安田喜代門 「主格助詞イについて」 国学院大『国語研究』27昭44・3 『シンポジウム日本語1』 昭50学生社 外間守善 「おもろ語〈い〉の用例と文法的性格」 『沖縄文化』46昭51・12 外間守善 「古代語助詞〈い〉の文法的性格」 『法政大学文学部紀要』22昭52・3 23 い 終助詞 蜂谷清人 「狂言〈比丘貞〉の用語二、三」 『国語学研究』1昭36・6=『狂言台本の国語学的研究』昭52・12笠間書院 大橋勝男 「文末詞〈い〉―栃木地方方言における」 『国語教育研究』8昭38・12 和田初栄 「新潟県北魚沼郡小出方言の文末詞〈カ〉〈イ〉〈ケ〉〈ヤ〉について」 『方法の研究』1昭44・3 金田弘 「〈云はい〉〈見さい〉という云い方をめぐって」 『金田一博士米寿記念論集』昭46・10三省堂=『洞門抄物と国語研究』昭51・11桜楓社 山崎久之 「命令形の接尾辞と終助詞―〈よ〉〈い〉〈いよ〉近世上方言について」 『群馬大学教育学部紀要人文・社会』21昭47・3 蜂谷清人 「命令表現〈(拝ま)い〉〈(落ち)さい〉に関する一考察―説経正本を中心に」 『佐藤喜代治教授退官記念国語学論集』昭51・6桜楓社 23 い 助詞・接頭語 大野晋・丸谷才一 『日本語の世界4』 昭57・6中央公論社 23 いい 好・善・良 中村通夫 『NHK国語講座現代語の傾向』 昭32・1宝文館 和田利政 「〈よい〉と〈いい〉」 『口語文法講座3』昭39・11明治書院 国立国語研究所 『日本言語地図1』 昭42・4 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 菅野謙 「新しい・いい・豊かな・美しい・大きく―新聞広告(昭54)の形容表現」 『文研月報』30-6昭55・6 23 いい いひ 飯 小林隆 ⑪ 23 イー・イー・シー E・E・C 五十嵐篤 「外国語の略字について―ILO・EEC・ESSA・LASH…」 『言語生活』220昭45・1 23 いいえ 感動詞 池上禎造 「〈はい〉と〈いいえ〉」 『国語国文』21-8昭27・9 久野暲 「〈ハイ〉と〈イイエ〉」 『日本文法研究』昭48・6大修館 23 いいけつ いひけつ 言消 松尾聡 「〈言ひ消つ〉の語意模索」 『国語展望』55昭55・5 23 いいし いひし 意斐志 境田四郎 「意斐志考」 大阪女子大『女子大文学』10昭34・2 23 イージーゴーイング 三宅鴻 「外来語のずれ(1)~(9)」 『英語青年』116-4~12昭45・4~12 23 イースタンリーグ 岸本末彦 『和製洋語(洋式日本語)』 昭56・7私家版 23 いいつたえ いひつたへ 言伝 柳田国男 『伝説』 昭15・9岩波書店=『定本柳田国男集5』昭37・9 23 いいです・いいんです 句 長田久男 「〈いいです〉と〈いいんです〉」 『口語文法講座3』昭39・11明治書院 23 いいべ 句 多々良鎮男 「〈イーベ〉と〈ナイベ〉」 『言語生活』17昭28・2→べい 23 いいん 医院 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 23 いう いふ 言 香西精 「いう・うたう」 『観世』昭33・2=『能謡新考』昭47・10わんや書店 小松代融一 「現代語における〈言う・話す〉の語類とその用法について」 『言語生活』137昭38・2 『日本語の歴史2』 昭38・12平凡社 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 中西宇一 「〈言う〉〈聞く〉に関する敬語―親疎の対立」 『女子大国文』66昭47・6 和田幸子 「世阿弥の〈いふ〉〈うたふ〉」 『青山語文』7昭52・3 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 柴田武編 『ことばの意味2』 昭54・6平凡社 23 ―いう いふいふ 言 日野資純 「中古の日記・物語文における動詞終止形の反復用法について―〈いふいふ〉〈見る見る〉など」 静岡大『人文論集』20昭44・12 日野資純 「中古の日記・物語文における動詞終止形の反復用法について―〈いふいふ〉〈見る見る〉など」 『国語学』81昭45・6 23 ―かぎりなし 句 東郷吉男 「〈言ふよしなし・言ふかたなし・言ふばかりなし・言ふかぎりなし〉考―中古の用例について」 『京都教育大国文学会誌』15昭55・5 23 ―かたなし 句 東郷吉男 昭55・5 23 ―なれば 句 土岐善麿 「いうなれば」 『言語生活』17昭28・2 23 ―ばかりなし 句 東郷吉男 昭55・5 23 ―よしなし 句 東郷吉男 昭55・5 24 いうひじん いふひじん 意富比神 三橋健 「意富比神考」 『国学院雑誌』82-1昭56・1 24 いえ 感動詞 長谷川政次 「否定の応答詞〈いえ〉とその類語」 『今泉博士古稀記念国語学論叢』昭48・3桜楓社→いいえ 24 いえ いへ 家 柳田国男 『国語の将来』 昭14・8創元社=『定本柳田国男集19』昭38・2 小久保良種 「古今和歌集の〈いへ〉〈やど〉の研究(要旨)」 『文学論藻』33昭41・5 後藤和彦 「〈いへ〉と〈やど〉―万葉集を中心に」 『薩摩路』11昭42・1 国立国語研究所 『日本言語地図4』 昭45・6 金子純子 「語義差と位相差―ヤドとイヘの問題から」 『玉藻』9昭47・12 井上章 「いへ(家)といほ(庵)と」 『秋田語文』4昭49・12 佐藤亮一 「方言の分布」(徳川宗賢編『日本の方言地図』 昭54・3中央公論社 吉井巌 「黄葉片々―いへ・やど・やね」 『万葉』104昭55・7 24 ―きかな 吉閑 筏勲 「万葉歌〈家聞かな〉の解釈」 『解釈』3-9昭32・9 木下正俊 「難訓〈家吉閑〉」 『解釈』20-4昭49・4 24 ―きかに 森本治吉 「〈家聞かに〉新考」 『中大国文』2昭34・3 24 ―のひこな 山口幸洋 「あだ名で呼びあう町―遠州新居の〈家のヒコナ〉」 『言語生活』85昭33・10 24 ―をおき 乎択 土屋文明 「万葉集の訓み―家乎択」 『文学』43-4昭50・4 24 いえき 胃液 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 24 イエス 感動詞 野家伸也 「〈はい〉は〈イエス〉か」 『言語』4-4昭50・4 24 イエス・イエズス 堀田雄康 「〈イエス〉か〈イエズス〉か―共同訳聖書に関連して」 『聖書翻訳研究』6昭48・5 田川建三 「イエスとイエズス―いわゆる共同訳聖書の固有名詞表記について」 『本』6-5昭56・5 24 いえてる 言 川崎洋 『流行語』 昭56・11毎日新聞社 24 いえども いへども 雖 山田孝雄 『漢文の訓読によりて伝へられたる語法』 昭10・5宝文館 24 いお いほ 庵 井上章 「いへ(家)といほ(庵)と」 『秋田語文』4昭49・12 木村徳国 「7・8世紀におけるイホ・カリホ・イホリ」 『日本建築学会論文報告集』248昭51・10 24 いおり いほり 庵 木村徳国 昭51・10 24 いお いを 魚 井上章 ⑩ 24 いか・いかのぼり 凧 徳川宗賢 「文献国語史と方言」 『日本の方言地図』昭54・3中央公論社 24 いか 五十日 伊藤慎吾 「五十日考」 『滋賀大国文』6昭43・12 24 いが 毬 山代巴 「ギギと毬と毛虫」 『言語生活』78昭33・3 24 いかい 早田左門 「イカイとキヨシ―第二輯を読んで楳垣先生に」 『和歌山方言』3昭29・12 24 いかがせん 句 樋口元巳 「連歌用語としての〈いかにせん〉〈いかがせん〉」 神戸大『国文学研究ノート』1昭47・12 24 いかくるきみが 蔵公之 竹内金治郎 「〈蔵公之〉の試訓」 『語文』15昭38・6 24 いかさま 奴何様 てるおか・やすたか 『すらんぐ・卑語』 昭32・4光文社 岩淵悦太郎 『語源散策』 昭49・10毎日新聞社 24 いかさまにおもおしめせか いかさまにおもほしめせか 句 菅野宏 「いかさまに思ほしめせか―持統天皇と柿本人麻呂」 福島大『論集』8-2昭32・3 24 いかし 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 24 いかし 厳 形容詞 慶野正次 『形容詞の研究』 昭51・9笠間書院 25 いかした 句 北浦譲 「〈いかした〉〈いかっせる〉」 『三重県方言』17昭39・2 25 いかした・いかせた 行 句 岩淵匡 「〈行かせた〉と〈行かした〉」 『口語文法講座3』昭39・11明治書院 25 いかして 句 中野喜代一 「旧阿波村に於ける反語的表現―〈イカシテ〉の一考察」 『三重県方言』3昭31 25 いかす 生 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 25 いかっせる 北浦譲 「〈いかした〉〈いかっせる〉」 『三重県方言』17昭39・2 25 いかで 副詞 渥美功 「雨月物語解釈私考―〈いかで〉に呼応する〈じ〉の場合」 『国語通信』87昭41・7 船城俊太郎 「今昔物語集の疑問副詞〈何ソ〉〈何ト〉〈何テ〉」 『国語学』77昭44・6 25 ―われ 句 土岐武治 「堤中納言物語むしめづる姫君の〈いかでわれ〉考」 国語文化研究所『国語研究』19昭29 25 いかなるおりぞ いかなるをりぞ 句 林義雄 「徒然草第71段の解釈をめぐって―〈いかなるをりぞ〉〈いつぞやありしか〉」 『二松学舎大学論集』47昭48・3 25 いかに 如何 副詞 木下正俊 「〈なに〉と〈いかに〉と」 『万葉』44昭37・7 佐伯梅友 『万葉語研究』 昭13・10文学社昭38・4有朋堂 稲垣正幸 「奈良田方言〈いかに〉小稿」 『国文学論考』9昭48・3 25 いかにせん 句 樋口元巳 「連歌用語としての〈いかにせん〉〈いかがせん〉」 神戸大『国文学研究ノート』1昭47・12 25 いかにも 如何 副詞 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 25 いかほ 伊香保 渡部和雄 「伊香保の嶺ろに降るよきの」 『長崎大学教育学部人文科学研究報告』25昭51・3 25 いかほろ 伊香保呂 竹田金治郎 「伊香保呂―東歌・難解歌考」 『国語国文論究』8昭51・9 25 いかめしい・いかめし 厳 形容詞 北山谿太 「〈とのゐ〉考など」 『国語解釈』2-10昭12・10 中西良一 「源氏物語用語覚書―〈ものものし〉〈いかめし〉等について」 『和歌山大学学芸学部紀要』12昭37・12 遠藤好英 ⑨ 25 いかもの 如何物・偽物 岩淵悦太郎 『語源散策』 昭49・10毎日新聞社 彦坂佳宣 ⑨ 25 ―ぐい 食 てるおか・やすたか 『すらんぐ・卑語』 昭32・4光文社 25 いかる 怒 石井正彦 ⑨ 25 いかるともなし 句 小倉肇 「〈伊家流等毛奈之〉について」 『国学院雑誌』70-5昭44・5 25 いかん 遺憾 松下史生 「〈遺憾〉のぶつけ合い 朝日・毎日二紙の報道用語」 『日本語』15-7昭50・9 久世善男 『流行語雑学百科』 昭50・12新人物往来社 25 いき 意気・粋 九鬼周造 『〈いき〉の構造』 昭42・9岩波書店 大橋紀子 「〈粋〉とその周辺」 『近代語研究』2昭43・1武蔵野書院 大橋紀子 「粋と意気との関係(1)浄瑠璃詞章(1730~1799)に現れた語彙」 『学苑』397昭48・1 大橋紀子 「粋と意気との関係(3)滑稽本・人情本に現われた〈粋・意気・通・おつ・しゃれ〉の語彙」 『学苑』421昭50・1 大橋紀子 「近世後期歌舞伎脚本の語彙―粋・意気・通・おつ・しゃれ(あぢ・やぼ)」 『学苑』433昭51・1 岡田哲 「〈意気地〉考―人情本にあらわれた〈いき〉の一特質」 『日本文学』26-10昭52・10 大橋紀子 「語彙の意識現象と客観的表現―粋と意気との場合」 『学苑』457昭53・1 安田武・多田道太郎 『「〈いき〉の構造」を読む』 昭54・3朝日新聞社 大橋紀子 「近世の美意識語彙―粋・意気・通をめぐって」 『近代語研究』6昭55・5武蔵野書院 吉田秀三 ⑩ 25 ―いき 鈴木丹士郎 ⑤ 25 いきざし 息差 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 25 いきざま 生様 川本茂雄 ① 25 いぎす 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 25 いきたい 生体 「死体(しにたい)・生体(いきたい)」 『週刊朝日』昭33・10・5 25 いきどおる いきどほる 憤 築島裕 『平安時代の漢文訓読語につきての研究』 昭38・3東京大学出版会 石井正彦 ⑨ 26 いきなり 副詞 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 国広哲弥編 『ことばの意味3』 昭57・5平凡社 26 いきみたま 生見玉 伊吹一 「ことばと食べもの―生見玉」 『栄養と料理』昭48・8 26 イギリス 西浦英之 「近世に於ける外国地名称呼について」 『皇学館大学紀要』8昭45・3 西浦英之 「幕末・明治初期の新聞にあらわれた外国名称呼・表記について」 『皇学館大学紀要』9昭46・1 荒屋禎秀 ⑨ →アンゲリア 26 いきる 都竹通年雄 「津の新市内の敬語動詞イキルのたぐい」 『三重県方言』22昭11・12 森田良行 『日本語の発想』 昭56・3冬樹社 26 いきる・いく 生 『日本語の歴史5』 昭39・11平凡社 松尾聡 「わずかな用例しかないことばについて―上二段動詞〈生く〉と下二段動詞〈知る〉との場合」 『国語展望』38昭49・11 桜井光昭 「生クの活用について」 『国語学』110昭52・9 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 26 いく 行 橋本四郎 「〈行く〉の音便」 『女子大国文』12昭34・2 井上展子 「動詞の接辞化―万葉の〈行く〉と〈来〉」 『万葉』43昭37・4 根来司 「どう違うか―〈いく〉と〈ゆく〉」 『講座現代語6』昭39・1明治書院 『日本語の歴史5』 昭39・11平凡社 森口恒一 「〈行く〉〈来る〉〈いる〉に関する一考察」 『国語国文』44-3昭50・3 野沢素子 「日本語の補助動詞〈~来る〉〈~行く〉と中国語の趨向動詞〈~来〉〈~去〉について」 『日本語と日本語教育』4昭50・12 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 奥村恒哉 「〈ゆく〉と〈いく〉―古今集の詞書と伊勢物語の文章」 『論集日本文学・日本語2中古』昭52・11角川書店 城田俊 「〈いく・くる〉について」 (『北海道大人文科学論集』14昭53・3 ロゲルギスト 「ことばのことば〈行く〉と〈来る〉」 『言語』7-6昭53・6 靍岡昭夫 「近代口語文章語における〈へ〉と〈に〉の地域差―〈行く〉と〈来る〉について」 『中田祝夫博士功績記念国語学論集』昭54・2勉誠社 安井泉 「Come, goと〈くる〉〈いく〉―〈共感〉と〈ダイクシス再編成〉」 『言語文化論集』6昭54・3 関茂樹 「日本語と英語における動詞表現〈行く〉と〈出かける〉とgo~ing, go for a~の対応について」 『英語学』21昭54・12 奥村恒哉 『古今集の研究』 昭55・1臨川書店 佐伯哲夫 「〈行く〉における語形の揺れ方の変遷」 『言語生活』342昭55・6 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 川原とし江 「移動動詞の意味論的成分分析―イク・クル・カエル・モドル・ススム・ウツル」 『手崎政男教授退官記念論集』昭55・10 国立国語研究所 『日本語教育映画解説14なみのおとがきこえてきます―〈いく〉〈くる〉』 昭56・3 田中章夫 ② 26 ―べー・いかざー 句 大森健一郎 「〈行くベー〉と〈行かザー〉」 『言語生活』76昭33・1 26 いきて 句 室山敏昭 「鳥取県地方方言の〈イキテ〉(行って)について」 『国文学攷』27昭37・3 26 いく 育 永山勇 「〈育〉の訓の展開」 『山形大紀要人文』8-1昭49・1 26 いくそばく 副詞 土淵知元 「〈いくそばく〉考」 『国語界』22昭52・7 26 いくつ 何個・何歳 国立国語研究所 『日本言語地図1・6』 昭42・4、49・3 26 いくひささ 幾久 大坪併治 「いくひささ考」 『万葉』21昭31・10 26 いくぶん 幾分 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 26 いくら 幾 副 国立国語研究所 『日本言語地図1』 昭42・4 靍岡昭夫 「〈いくら〉〈たとえ〉など呼応する言い方について―助動詞〈も〉を用いない言い方の成立をめぐって」 『国語学』88昭47・3 森田良行 『基礎日本語1・2』 昭52・10、55・6角川書店 26 いくらか 幾 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 26 いくり 伊久里 山田孝雄 「〈伊久里〉考」 『奈良文化』昭4・11 山田孝雄 『万葉集考叢』 昭30・5宝文館 27 いけー 鈴木丹士郎 ⑤ 27 いけくち 生口 『中世法制資料集3』補注 昭40・8岩波書店 27 いげたのなかにとびあがって 句 井上章 「天草版伊曾保物語本文の一研究〈井桁の中に跳び上って〉の考察」 『国語学研究』13昭49・1 27 いけない 小林好日 『方言語彙学的研究』 昭25・11岩波書店 27 いけにえ いけにへ 生贄 佐藤喜代治 ② 27 いけばた 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 27 いけるもの 生者 菊沢季生 「万葉集巻三〈生者〉の訓」 『国語研究(仙台)』9-7昭16・7 27 いげんでんしん 以言伝心 川本茂雄 『ことばの色彩』 昭53・3岩波書店 27 いこう いこふ 憩 築島裕 『平安時代の漢文訓読語につきての研究』 昭38・3東京大学出版会 27 いこく 異国 鈴木英夫 ⑥ 27 いごさらし 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 27 いこじ 依怙地 窪田鉞郎 「依怙地について」 『信濃教育』763昭25・7 27 いさ 感動詞 田辺正男 「源氏物語の感動詞〈いさ〉系と〈よし〉系と」 『国学院雑誌』80-3昭54・2 27 いざ 感動詞 神田秀夫 「万葉集の用字―〈去来〉のこと〈天漢〉のことなど―」 『万葉』4昭27・7 27 ―たまえ たまへ 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 27 いさご 砂 亀井孝 「〈さざれ〉〈いさご〉〈おひ(い)し〉―石に関することばのうちから」 『香椎潟』8昭37・12 27 いささか 聊・些 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 27 いささめ 微 築島裕 『平安時代の漢文訓読語につきての研究』 昭38・3東京大学出版会 27 いざなう いざなふ 誘 山口康子 「今昔物語集の〈誘〉―語義変遷の方向について」 『長崎大教育学部人文科学研究報告』29昭55・3 27 いさぶ 高橋宏幸 「訓点語〈イサブ〉考」 『語学文学』12昭49・3 27 いさりび 漁火 前田富祺 「語彙の変遷」 『岩波講座日本語9』昭52・6岩波書店 27 いし 形容詞 佐藤喜代治 「近代の語彙1」 『講座国語史3』昭46・9大修館 27 いし 椅子 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 27 いしいし 佐藤亨 ⑤ 27 いしかわ いしかは 石川 田村かをる 「催馬楽に於ける〈石川〉の解釈」 『解釈』3-6昭32・6 27 いしき 意識 鈴木修次 『漢語と日本人』 昭53・9みすず書房 27 いじける 坂詰力治 ⑨ 27 いしばし 石橋 井手至 「石橋と岩橋」 『万葉』49昭38・10 27 いしはしる 石走 枕詞 奥村恒哉 「〈いしはしる〉と〈いははしる〉」 『皇学館論叢』7-3昭49・6 27 いしもち 石持 島田勇雄 「近世本草書における和名と方言(2)―イシモチとニベ」 『近代』41昭42・12 27 いしゃだほし 柳田国男 『国語史新語篇』 昭11・12刀江書院=『定本柳田国男集18』昭38・8 27 いしょう いしやう 衣裳 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 佐藤武義 ⑨ 27 いじょう 異常・異状 久世善男 『身近な日本語―日常語を再点検しよう』 昭50・3朝日ソノラマ 27 いじょう 以上 須山名保子 「〈以上〉の対義語」 『学習院大学国語国文学会誌』15昭47・1 27 いじる 弄 坂詰力治 ⑨ 27 いじん 異人 鈴木英夫 ⑥ 27 ―さん 池田弥三郎 「ことばのことば異人さん」 『言語』7-9昭53・9 27 いず いづ 出 関一雄 「複合動詞変遷上の一問題―〈他動詞+出づ〉から〈他動詞+出だす〉へ」 『言語と文芸』1-4昭34・5 関一雄 『国語複合動詞の研究』 昭52・2笠間書院 伊藤健 「天草版平家物語本文の均質性―〈御〉〈出〉の読み分け状況」 『高知大国文』9昭53・12 27 いだす 関一雄 昭34・5 関一雄 昭52・2 28 いずく・いずこ いづく・いづこ 何処 築島裕 『平安時代の漢文訓読語につきての研究』 昭38・3東京大学出版会 28 いずくあかじを いづくあかじを 何所不飽矣 句 木下正俊 「万葉集の読み―注釈のあと〈何所不飽矣〉の訓」 『文学』43-4昭50・4 28 いずくの いづくの 何処 畠山義和 「源氏物語中心に見る疑問詞の扱い―〈いづくの〉〈なにの〉〈ぞの〉〈なでふ〉の用法」 『湘南文学』5-6昭47・3 28 いずくはあれど いづくはあれど 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究』 昭37・9風間書房 28 いすくわし いすくはし 枕詞 露口香代子 「枕詞いすくはし考(1)(2)」 『解釈』28-712昭57・712 28 いずち いづち 何処 築島裕 『平安時代の漢文訓読語につきての研究』 昭38・3東京大学出版会 28 イズム 佐藤亨 ⑩ 28 いずも いづも 出雲 『日本語の歴史2』 昭38・12平凡社 28 ―のくにのみやつこのにいなめさい 国造新嘗祭 平井直房 「神道用語集(29)いづもこくさうのしんじゃうゑとこでんしんじゃうさい(出雲国造の新嘗会と古伝新嘗祭)」 『国学院大日本文化研究所紀要』41昭53・3 28 いずら いづら 吉沢義則 『源語釈泉』 昭25・7誠和書院=『増補源語釈泉』昭48・5臨川書店 青島徹 「〈いづら〉の語義語法」 『国語と国文学』33-6昭31・6 宮田和一郎 「口語〈いづら〉」 『解釈』3-7昭32・7 28 いずれ いづれ 何・孰 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 28 ―にしても 森田良行 昭52・10 28 ―にせよ 森田良行 昭52・10 28 ―のへん 篇 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 28 ―のおおんときにか 句 三木幸信 「いづれの御時にか」 『女子大国文』7昭32・11 藤田加代 「〈いづれの御時にか〉―物語の冒頭形式に関して」 『高知女子大国文』7昭46・6 28 ―もあるを 句 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究』 昭37・9風間書房 28 いすんか 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 28 いせち 柳田国男 『増補風位考資料』 昭17・7明世堂=『定本柳田国男集20』昭37・8 28 いせを 伊勢 福井正満 「〈伊勢を〉といふ語について」 『国学院雑誌』40-12昭9・12 28 いぜんとして 依然 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 28 いそう いそふ 争・勤 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 28 いそがしい 忙 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 28 いそぐ 急・営 斎木一馬 「記録語の例解―国語辞典未採録の用字・用語―」 『高橋隆三先生喜寿記念論集古記録の研究』昭45・6 武市真弘 「定訓へのあゆみをたどる―イソグをてがかりとして」 『宇部短大学術報告』10昭48・12 竹村佳代子 「源氏物語における〈おぼしいそぐ〉・〈いそぐ〉について」 『高知女子大国文』10昭49・6 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 28 いそぎ 急 池田亀鑑 「いそぎ・けいめい考」 橋本博士還暦記念会『国語学論集』昭19・10岩波書店 28 いそし 鈴木丹士郎 ⑤ 28 いそのしらなく 句 刈屋博美 「万葉集における語法についての一考察―〈磯の知らなく〉をめぐって」 『大谷女子大国文』1昭46・3 28 いた 村山七郎 「原始日本語の数詞イタ〈1〉について」 『国語学』86昭46・9 28 いた 痛・甚 語基 阪倉篤義 『日本語の語源』 昭53・9講談社 28 いた 居 斎藤義七郎 「山形の〈居る〉と〈居た〉」 『言語生活』66昭32・3 28 いだあこ 北村静子 「〈イダアコ〉と〈ザマタレ〉」 『三重方言』10昭35・7 28 いたい・いたし 痛・甚 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 吉田金彦 『国語意味史序説』 昭52・11明治書院 阪倉篤義 『日本語の語源』 昭53・9講談社 29 いたいけ 幼気 佐藤喜代治 「近代の語彙1」 『講座国語史3』昭46・9大修館 29 いたか 柳田国男 「〈イタカ〉及び〈サンカ〉」 『定本柳田国男集4』昭38・4 29 いたく 痛・甚 副詞 阪倉篤義 「〈いと〉と〈いたく〉をめぐって―附いとのきて考」 『島田教授古稀記念国文学論集』昭35・3関西大学国文学会 井上博嗣 「中古の程度副詞―〈いみじく〉と〈いたく〉の場合」 『女子大国文』5556昭44・11 29 いだく 抱 半沢幹一 ⑩ 29 いたくら 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=定本柳田国男集22』昭37・4 29 いたこ 潮来 柳田国男 『史料としての伝説』 昭32・10村山書店=『定本柳田国男集4』昭38・4 大久保錦一 「地名〈潮来〉について」 『茨城の民俗』6昭42・12 29 いたさるる 句 山崎久之 「近世前期三人称の主体待遇表現―致さるる・申さるる・参らるる」 『群馬大学紀要』10周年記念号昭34・6 29 いたじいら 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 29 いたす 致 穐田定樹 「中世の敬譲法―狂言の〈申す〉〈いたす〉〈存ずる〉など」 『国語国文』27-11昭33・11 穐田定樹 「〈致す〉〈仕る〉の交渉」 『国語国文』29-4昭35・4 築島裕 『平安時代の漢文訓読語につきての研究』 昭38・3東京大学出版会 穐田定樹 「漢文体の〈致す〉」 『親和国文』9昭50・2=『中古中世の敬語の研究』昭51・2清文堂 荒木雅実 「〈致す〉について」 『語学研究』18昭54・3 29 いたさるる 句 山崎久之 「近世前期三人称の主体待遇表現―致さるる・申さるる・参らるる」 『群馬大学紀要』10周年記念号昭34・6 29 いたずいこ 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 29 いたずらもの いたづらもの 徒者 大塚光信 『キリシタン版エソポ物語』補注 昭46・3角川文庫 29 いただきもちい もちひ 戴餅 伊藤慎吾 「戴餅考」 『武庫川女子大学紀要』2021昭48・11 29 いただく 頂・戴 柳田国男 『毎日の言葉』 昭21・7創元社=『定本柳田国男集19』昭38・2 柳田征司 ⑩ 29 いたどり 佐藤清明 「全国イタドリ方言集予報」 『愛媛県周桑郡郷土研究彙報』昭6・4 岸田定雄 「虎杖・酸模・羊蹄・酸漿草の名称」 『方言』4-5昭9・4 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 服部敬之 「瀬戸内海域における方言事象の分布およびその解釈について―〈いたどり〉」 『方言研究年報』8昭41・3 広戸惇 「中国地方のイタドリの方言分布と解釈」 『Nidaba』6昭52・3 29 いたまし 痛・傷 形容詞 阪倉篤義 『日本語の語源』 昭53・9講談社 29 いたむ 痛 阪倉篤義 『日本語の語源』 昭53・9講談社 宮腰賢 『日本語の探検―動詞に見る日本語的発想』 昭55・10PHP研究所 29 イタリア 西浦秀之 「幕末・明治初期の新聞にあらわれた外国名称呼・表記について」 『皇学館大学紀要』9昭46・1 29 いたりて 至 山田孝雄 『漢文の訓読によりて伝へられたる語法』 昭10・5宝文館 29 いたる 至・到 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 29 いたわし いたはし 労・痛 阪倉篤義 『日本語の語源』 昭53・9講談社 いたわる いたはる 労 佐藤喜代治 『日本文章史の研究』 昭41・10明治書院 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 阪倉篤義 『日本語の語源』 昭53・9講談社 29 いたんぽ 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 29 いち 市 芳野孝子・加来和子 「〈市〉について―平仲物語を中心として」 『香椎潟』2昭32・5 30 いち 位置 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 30 いちい 石櫧 鈴木長治 「イチイとキヤウボクを中心として―特にその方言名オンコとオッコについて」 『聖和』11昭48・12 30 いちいち 一一 副詞 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 30 いちいん 一院 原田芳起 「一院という称呼について―物語文学と歴史との連続」 『樟蔭国文学』4昭41・11 30 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 30 いちおう 一応・一往 土岐善麿 「〈いちおう〉と〈マア〉」 『言語生活』33昭29・6 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 文化庁国語課編 『ことばシリーズ13言葉に関する問答集6』 昭55・4 国広哲弥編 『ことばの意味3』 昭57・5平凡社 30 いちがいに 一概 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 30 いちご 苺 安達巌 『日本食物文化の起源』 昭56・5自由国民社 30 いちご 一期 山内洋一郎 ④ 30 いちこじん 一個人 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 30 いちこつちょう いちこつてう 壱越調 鈴木博 「一こつてう―永正十三年『なぞだて』私解」 『滋賀大国文』12昭44・11 30 いちころ 池田弥三郎 「ことばのことばイチコロ・イッソウ」 『言語』6-4昭52・4 30 いちじく 無花果 安達巌 『日本食物文化の起源』 昭56・5自由国民社 30 いちしのはな 山口隆俊 「万葉集〈壱師の花〉考」 『心の花』63-1112昭35・1 30 いちじょう いちじやう 一定 佐藤武義 ⑨ 30 いちじるしい 著 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 30 いちしろし 著 土田知雄 「〈いちしろし〉考」 『国語研究』8昭33・11 佐竹昭広 『万葉集抜書』 昭55・5岩波書店 30 いちじん 一人 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 30 いちだん 一段 山口正 「語義論平家物語―〈一段〉は果して六間か」 『解釈』7-5昭36・5 30 いちどう 一同 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 30 いちのいん いちのゐん 一院 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 30 いちのうえ 一上 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 30 いちのひと 一人 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 30 いちばん 一番 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 30 ―さいしょ 最初 斎賀秀夫 「〈一番最初〉は重ね言葉か」 『言語生活』281昭50・2 30 いちふん 一分 白方勝 「近松世話浄瑠璃における一分の方法(2)」 『新居浜工業高専紀要』3昭42・2 30 いちもくおく 句 てるおか・やすたか 『すらんぐ・卑語』 昭32・4光文社 30 いちょう いちやう 銀杏・公孫樹 中村誠司 「公孫樹のなまえ―語源とその渡来学名など」 『日本語』4-6昭39・7 新村出 『東亜語源志』 『新村出全集4』昭46・9筑摩書房 福本和夫 『私の読書論』 昭52・9河出書房 30 いちょう いちやう 胃腸 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 30 いつ 早晩 『中世法制史料集3』補注 昭40・8岩波書店 30 いつ 何時 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 30 ―いつ 森田良行 昭55・6 30 いつかし 厳 形容詞 渡辺仁作 『河内本源氏物語語彙の研究』 昭48・7教育出版センター 30 いつかし 厳橿 新村出 『国語学叢録』 『新村出全集3』昭47・5筑摩書房 30 いっきとうぜん いつきたうぜん 一騎当千 佐藤喜代治 『日本文章史の研究』 昭41・10明治書院 31 いっきょばんり 一挙万里 石田瑞磨 「〈一挙万里〉ということ」 『日本国語大辞典ことばのまど』1昭47・12 31 いつくし 厳・慈・美 渡辺仁作 『河内本源氏物語語彙の研究』 昭48・7教育出版センター 31 ―む 大野晋 『日本語の年輪』 昭41・5新潮文庫 31 いっこう いつかう 一向 鈴木修次 『漢語と日本人』 昭53・9みすず書房 31 ―に 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 菊池由紀子 ⑪ 31 いっこく 一刻 林美一 「一刻(いっこく)と一時(いっとき)」 『放送朝日』234235昭48・1112 31 いっさい 一切 山下民城 『くらしの中の仏教語』 昭53・7冬樹社 31 いっさくじつ 一昨日 柴田武 『方言の世界―ことばの生まれるところ』 昭53・1平凡社 国立国語研究所 『日本言語地図6』 昭49・3→おととい 31 いつしか 何時 吉沢義則 『増補源語釈泉』 昭48・5臨川書店 穐田定樹 「〈いつしか〉〈いつしかと〉」 『大谷女子大紀要』11-1昭51・7 31 いっしゅく 一宿 小林好日 『方言語彙学的研究』 昭25・11岩波書店 31 いっしょ 一緒 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 31 いっしょうけんめい 一所懸命・一生懸命 加藤康司 『辞書の話』 昭51・3中央公論社 鈴木則郎 ⑨ 31 いっすんぼうし いつすんぼふし 一寸法師 『日本語の歴史4』 昭39・7平凡社 小池清治 「〈小男〉〈ひき人〉と〈一寸法師〉―古奈良本・御伽草子の語彙」 『フェリス女学院大紀要』11昭51・4 31 いっそ・いっそう 一層 小林好日 「副詞〈いっそ〉の語彙学的研究」 『国語と国文学』18-12昭16・12 小林好日 『方言語彙学的研究』 昭25・11岩波書店 板坂元 「日本語の生態―タブー・気・なまじ・いっそ・どうせ・せめて・自発―」 『国文学解釈と鑑賞』35-4~12昭45・4~10 池田弥三郎 「ことばのことばイチコロ・イッソウ」 『言語』6-4昭52・4 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 彦坂佳宣 ⑤ 31 いつぞやありしか 句 林義雄 「徒然草第71段の解釈をめぐって〈いかなるをりぞ〉〈いつぞやありしか〉」 『二松学舎大学論集』47昭48・3 31 いったー 屋比久治 「〈イッター〉と〈ワッター〉―接尾形式の一考察」 『沖縄文化』13昭38・10=『沖縄文化論叢5』昭47・11平凡社 31 いって 山田茂嘉 「民族とことばと(3)〈イッテ〉の周辺」 『ほうげん』3昭42・3 31 いっていの 一定 見坊豪紀 『ことばの海をゆく』 昭51・11朝日新聞社 31 いっておられます 句 石坂正蔵 「どう違うか―〈いっておられます〉と〈おっしゃっています〉」 『講座現代語6』昭39・1明治書院 石坂正蔵 「現代の敬語のゆれについて―〈言っておられます〉と〈おっしゃっています〉」 『敬語―敬語史と現代敬語をつなぐもの』昭44・3講談社 31 いってもらう 言 森田良行 『日本語の発想』 昭56・3冬樹社 31 いっとうせだい 芳賀綏 「ことばのことばイットウ世代」 『言語』9-8昭55・8 31 いっとうらい 一到来 斎木一馬 「国語資料としての古記録の研究―近世初期記録語の例解」 『仏教史の研究』3昭43・11 31 いっとき 一時 林美一 「時代風俗・考証手帳―一刻と一時」 『放送朝日』234235昭48・1112 31 いっぱん 一般 鈴木修次 『漢語と日本人』 昭53・9みすず書房 31 いつべのかた 何時辺乃方 野中春水 「〈何時辺乃方〉考」 『万葉』昭28・7 31 いっぺん 一片 小島憲之 「小野篁の秋雲篇をめぐって―〈一片〉考」 『王朝』3昭45・10 31 いっぺん 一篇 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 31 いっぽう 一方 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 31 いつまでくさの 句 福田秀一 「特集・中世の文学〈いつまで草の〉と〈安の河原〉―とはずがたり注解補正(2)」 『解釈』27-1昭56・1 32 いつも 何時 斎木一馬 「国語資料としての古記録の研究―近世初期記録語の例解」 『仏教史の研究』3昭43・11 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 32 いつる 弋射 中村宗彦 「弋射―イツル考」 『訓点語と訓点資料』67昭57・5 32 いつわる 偽 唐木順三 「古事記における〈いつはる〉〈あざむく〉の問題」 『古代史試論』昭44・11筑摩書房 宮腰賢 『日本語の探検―動詞に見る日本的発想』 昭55・10PHP研究所 前田富祺 ⑪ 32 いで 出 吉田金彦 「〈いで〉の成立と用法」 『国語国文』32-5昭38・5 32 ―あい 合 桜井茂治 「〈出合〉考―アクセント史的考察」 国学院大学国語研究会『国語研究』7昭32・12 32 ―く 来 宮地敦子 「源氏物語における貴種生誕の表現―〈うまる〉〈いでく〉〈さ…いづ〉など」 『論集日本文学・日本語2』昭52・11角川書店 前田富祺 ⑪ 32 ―たちたまう たちたまふ 立給 加納清市 「源氏物語の〈出で立ち給ふ〉」 『都大論究』13昭51・4 32 ―たつ 立 関一雄 「〈いでたつ〉と〈たちいづ〉」 『文学会誌』15-昭39・9=『国語複合動詞の研究』昭52・2笠間書院 32 いでいざ 加藤雄吉 「いでいざの弁」 『めざまし草』15 32 いてる・いつ 凍 佐藤亮一 「方言の分布」 徳川宗賢編『日本の方言地図』昭54・3中央公論社 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 32 いと 糸 亀井孝 「〈ツル〉と〈イト〉―日本語の系統の問題を考える上の参考として」 『国語学』16昭29・3=『亀井孝論文集2』昭49・10吉川弘文館 村山七郎 「亀井孝『〈ツル〉と〈イト〉』を読みて」 『国語学』20昭30・3 国立国語研究所 『日本言語地図4』 昭45・6 32 いと 副詞 安田喜代門 「古代に於ける副詞〈いと〉及びその一類の研究」 『国語と国文学』3-9大15・9 安田喜代門 「平安朝に於ける副詞〈いと〉の研究」 『国語と国文学』4-11昭2・11 吉沢義則 『源語釈泉』 昭25・7誠和書院=『増補源語釈泉』昭48・5臨川書店 田中重太郎 「枕冊子〈いと〉の全貌上・下」 『平安文学研究』910昭27・59 松島典雄 「副詞〈いと〉について―平安朝日記文体を中心に」 福井大『国語国文学』3昭29・3 阪倉篤義 「〈いと〉と〈いたく〉をめぐって―附いとのきて考」 『島田教授古稀記念国文学論叢』昭35・3 井上博嗣 「中古の程度副詞について―いとの場合」 『国語国文』36-10昭42・10 井上博嗣 「中古の程度量副詞について―〈いと〉+係助詞の場合」 『女子大国文』57昭45・5 吉田金彦 『国語意味史序説』 昭52・11明治書院 阪倉篤義 『日本語の語源』 昭53・9講談社 井上博嗣 「古代語の程度副詞〈いと〉の二種の〈程度〉の意味とその諸相」 『女子大国文』87昭55・7 32 ―いと 井上博嗣 「中古の程度副詞について―〈いといと〉と〈いとど〉の場合」 『国語国文』57-12昭43・12 32 いど 井戸 国立国語研究所 『日本言語地図4』 昭45・6 32 いとう いとふ 厭 宮地敦子 『身心語彙の史的研究』 昭54・11明治書院 32 いとおし いとほし 愛 吉沢義則 『源語釈泉』 昭25・7誠和書院=『増補源語釈泉』昭48・5臨川書店 後藤貞夫 「源氏物語における〈いとほし〉の意義用法について」 『国文学攷』23昭35・5 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 山崎良幸 「〈いとほし〉と〈心苦し〉の意義について」 『高知女子大国文』6昭45・7 関宦市 「〈いとほし〉の語義―主として〈いとはし〉を意味するものについて」 『国文鶴見』6昭46・3 山崎良幸 『源氏物語の語義の研究』 昭53・6風間書房 阪倉篤義 『日本語の語源』 昭53・9講談社 小原君恵 「〈いとほし〉の沿革」 『武庫川国文』16昭54・11 宮地敦子 『身心語彙の史的研究』 昭54・11明治書院 中川正美 「源氏物語における〈いとほし〉と〈心苦し〉」 『国語語彙史の研究1』昭55・5和泉書院 33 いとかくおもうたまえましかば 句 門前真一 「桐壺の巻〈いとかく思う給へましかば〉―文法から解釈へ」 『山辺道』6昭35・3 33 いときなし・いとけなし 幼 形容詞 浅野敏彦 「〈いときなし〉と〈いとけなし〉」 『解釈』18-10昭47・9 梶原滉太郎 「イトキナシとイトケナシについて」 『文芸研究』71昭47・9 望月郁子 「イトキナシ・イハケナシ・キビハ小考―源氏物語における〈幼少〉を意味する語」 『静岡大教養部研究報告』16-2昭56・3 33 いどぐさ 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 33 いとこ 従兄弟・従姉妹 佐藤孝 「イトコ」 『言語生活』173昭41・2 33 いとこに 柳田国男 『国語史新語篇』 昭11・12刀江書院=『定本柳田国男集18』昭38・8 33 いとしい 愛 形容詞 大野晋 『日本語の年輪』 昭41・5新潮文庫 布野良郎 「〈カハイイ〉と〈イトシイ〉近松の世話物浄瑠璃の場合」 大阪大『語文』30昭47・12 阪倉篤義 『日本語の語源』 昭53・9講談社 村山七郎 『ことばの考古学〈ケヘメ〉の研究』 昭55・2朝日出版社 33 いとしぼ 浜田久美 「〈いとしぼ〉考―近松の用例を中心に」 『高知女子大国文』12昭51・7 33 いとど 副詞 吉沢義則 『源語釈泉』 昭25・7誠和書院=『増補源語釈泉』昭48・5臨川書店 井上博嗣 「中古の程度副詞について―〈いといと〉と〈いとど〉の場合」 『国語国文』37-12昭43・12 原栄一 「中世初頭における〈いとど〉と〈いよいよ〉の対照的用法について」 『金沢大教養部論集人文科学篇』15昭53・3 33 ―し 形容詞 吉沢義則 『源語釈泉』 昭25・7誠和書院=『増補源語釈泉』昭48・5臨川書店 末弘忠節 「源氏物語の〈いとどし〉について」 『国語教育研究』8昭38・12 33 いとなむ 営 永野賢 『にっぽん語風俗学』 昭44・10明治書院 33 いとのきて 阪倉篤義 「〈いと〉と〈いたく〉をめぐって―附いとのきて考―」 『島田教授古稀記念国文学論叢』昭25・3 33 いとゆう いとゆふ 糸遊 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究』 昭48・11風間書房 33 いとわし いとはし 厭 阪倉篤義 『日本語の語源』 昭53・9講談社 33 いな 柳田国男 『国語の将来』 昭14・9創元社=『定本柳田国男集19』昭38・2 33 いなおおせどり いなおほせどり 稲負鳥 浮田章一 「古今和歌集の〈いなおほせどり〉について」 『大妻国文』1昭45・3 33 いなか 田舎 柳田国男 『地名の研究』 昭11・1古今書院=『定本柳田国男集20』昭37・8 川本栄一郎 ⑩ 33 いなかわたらい ゐなかわたらひ 田舎渡 仁平道明 「小特集平安朝文学卑罵〈ゐなかわたらひ〉考」 『解釈』28-11昭57・11 33 いなげな 川本三郎 「特集―俗語・卑語・罵倒語〈いなげな〉時代は〈セツナイ〉―現代バリゾウゴン考」 『現代詩手帳』23-5昭55・5 33 いなご 蝗 真田信治 「東北地方における〈いなご〉と〈ばった〉の方言分布とその解釈―故小林好日博士の調査資料を地図化して」 『国語学研究』12昭48・3 W・A・グロータース 『日本の方言地理学のために』 昭51・11平凡社 中島由美 「青森県に於ける〈いなご〉と〈ばった〉の俚言分布をめぐって」 『言語学演習182Working Papers in Linguistics ’82』昭57・3東大文学部言語学研究室 33 いなさ 柳田国男 『増補風位考資料』 昭17・7明世堂=『定本柳田国男集20』昭37・8 33 いなずま 稲妻 国立国語研究所 『日本言語地図6』 昭49・3 鎌田良二 「兵庫県佐用郡方言の〈夕立・雪・稲妻〉について―同類同形態の問題」 『甲南女子大学研究紀要』18昭57・3 33 いなせ 鯔背 てるおか・やすたか 『すらんぐ・卑語』 昭32・4光文社 33 いなのめ 井手至 「〈しののめ・いなのめ〉改―原始的住居と〈め〉」 『万葉』20昭31・7 33 いなびつま 稲日都麻 荒木良雄 「稲日都麻・印南野考」 『国語国文』昭7・4 34 いなみ 否 吉田金彦 「万葉のことばと文学(17)〈否み〉と〈無み〉」 『短歌研究』35-2昭53・2 34 いなみの 印南野 荒木良雄 「稲日都麻・印南野考」 『国語国文』2-4昭7・4 34 いなむら 稲村 柳田国男 『海上の道』 昭36・7筑摩書房=『定本柳田国男集1』昭24・4 34 いにしえ いにしへ 古 望月郁子 「イニシヘ・ムカシ考」 『常葉女子短期大学紀要』2昭44・11 34 伊藤博 「万葉集における〈古〉と〈今〉―巻九の構造論を通して」 『国語と国文学』48-12昭46・12 34 いにょうかつごう 囲繞渇仰 『日本語の歴史4』 昭39・7平凡社 34 いぬ 犬 安達巌 『日本食物文化の起源』 昭56・5自由国民社 34 いぬ 寝 築島裕 『平安時代の漢文訓読語につきての研究』 昭38・3東京大学出版会 34 いぬ 去 酒井恵美子 「特集・類義語の意味的研究かえる・もどる・いぬ」 『日本語研究』2昭54・7 34 いぬのふぐり 杉浦明平 「ことばについて―おとましい・イヌノフグリ・トビツカ・竹鉄砲と根っ木」 『言語』3-4~69昭49・4~69 34 いぬるものか 句 浦部重雄 「〈寝ぬるものか〉について」 『解釈』154昭43・2 34 いぬれども 雖行往 板橋倫行 「万葉集巻十六・三八五七の〈雖行往〉―〈いぬれども〉と訓む」 『解釈』5-5昭34・5 34 いねつけば 伊称都気波 川村幸次郎 「〈伊称都気波〉考」 『解釈23-2昭52・2 34 ―かかるあがて 可加流安我手 岩松空一 「〈稲つけば可加流あが手〉考」 『美夫君志』14昭45・12 34 いねんび ゐねんび 柳田国男 『妖怪談義』 昭31・2修道社=『定本柳田国男集4』昭38・4 34 いのごう いのごふ 山田忠雄 「二つの笑い(下)―説話のすすめ」 『文学』36-3昭43・3 小島憲之 「古事記訓読の周辺―附〈イノゴフ〉考続貂」 『文学』36-8昭43・8 34 いのしし 猪 島田勇雄 「本朝食鑑を背景に(23)猪について」 『あさめしひるめしばんめし』29昭57・1 34 いのち 命 鴻巣隼雄 「解釈の一側面から見た万葉集の言―心・身・命に就いて」 『国語と国文学』23-1昭21・1 岡内弘子 「〈命〉考―万葉集を中心に」 『万葉』110昭57・6 34 ―おわる 終 小久保崇明 「今昔物語集の語法〈只今命終リナムトス〉考―〈命終ル〉の発生とその位相について」 『日大文理学部(三島)研究年報』28昭55・2 34 ―ながくてなおくらいたかくなども 句 中川浩文 「長くてなほ位高くなども」 『女子大国文』22昭36・7 34 ―なりけり 中本恒男 「命なりけり」 『解釈』6-3昭35・3 34 ―もて 以 浅井峯治 「〈命以〉について」 名古屋大『国語国文研究』8昭17・6 34 いのなかのかわず 井中蛙 浅野信 「〈蛙〉景物考―〈かへる〉〈かはづ〉〈井の中の蛙〉」 『国学院雑誌』82-2昭56・2 34 いのる 祈 五来重・本田安次・小沢昭一 「座談会祝う・祈る・呪う・そして騙る―芸能の源流をさぐる」 『言語生活』268昭和49・1 楳垣実 「地域差から見たイワウ・イノル・ノロウ」 『言語生活』268昭49・1 佐藤武義 「イワウ・イノル・ノロウをめぐる語誌」 『言語生活』268昭49・1 蜂谷清人 「狂言に見る〈祝う・祈る〉」 『言語生活』268昭49・1 村木新次郎 「祝う・祈る・呪うの現代的用法」 『言語生活』268昭49・1 34 いびきをかく 鼾― 国立国語研究所 『日本言語地図2』 昭42・3 34 いぶる 柴田武編 『ことばの意味1』 昭51・9平凡社 34 いぼじり・いぼむし・いぼむしり 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集19』昭38・2 矢作春樹 「山形方言に残った古語―〈あきづ〉と〈いぼむしり〉」 『永山博士退官記念国語国文学論集』昭49・3風間書房 下野雅昭 ⑨ 34 いま 今 粂川光樹 「古事記の〈今〉」 『古典と現代』33昭45・10 粂川光樹 「記紀歌謡の〈今〉」 『古典と現代』35昭46・10 粂川光樹 「万葉集の〈今〉―発想分析の試み」 『論集上代文学』2昭46・11 伊藤博 「万葉集における〈古〉と〈今〉巻九の構造論を通して」 『国語と国文学』48-12昭46・12 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 34 ―ごろ 森田良行 昭55・6 35 いまいましい 忌忌 形容詞 吉沢義則 『源語釈泉』 昭25・7誠和書院=『増補源語釈泉』昭48・5臨川書店 大野晋 『日本語の年輪』 昭41・5新潮文庫 35 いまさら 今更 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 35 いまし 築島裕 『平安時代の漢文訓読語につきての研究』 昭38・3東京大学出版会 35 いましむ 戒 佐藤喜代治 『日本文章史の研究』 昭41・10明治書院 35 います 坐・座 桜井光昭 「今昔物語集の〈御・座・在〉等の訓をめぐって」 『学術研究』7昭33・11 森野宗明 「オハス・イマスの活用の論―宮地幸一著『おはす活用考』を読んで」 『国語と国文学』40-4昭38・2 築島裕 『平安時代の漢文訓読語につきての研究』 昭38・3東京大学出版会 桜井光昭 『今昔物語集の語法の研究』 昭41・3明治書院 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 35 いますかり 坐 佐藤宣男 「尊敬語〈いますかり〉の性格」 『藤女子大学国文学雑誌』10昭46・6→いまそかり 35 いまずり 今摺 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 35 いまそう いまさふ 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 35 いまそかり 在 桜井光昭 「選集抄の〈いまそかり〉を中心に」 早大『国文学研究』51昭48・10=『敬語論集―古代と現代』昭58・4明治書院 桜井光昭 ④ →いますかり 35 いまだ 未 山田孝雄 『漢文訓読によりて伝へられる語法』 昭10・5宝文館 岡崎正継 「副詞〈いまだ〉〈まだ〉について」 『文学・語学』25昭37・9 35 いまたたすらし 今立 吉永登 「今たたすらし」 関西大『国文学』33昭37・6 粂川光樹 「〈今立たすらし〉考」 『古典と現代』45昭53・2 35 いまだに 未 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 35 いまに・いまにも 今 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 35 いまのところ 句 花田二徳 「日用語明暗(23)タカ派・今のところ」 『日本語』14-5昭49・6 35 いまはこぎでな 句 鶴久 「〈今はこぎ出な〉―出字の訓をめぐって」 『玉藻』2昭42・3 35 いまはむかし 句 春日和男 「説話構文について―〈今は昔〉を中心に」 九州大『文学研究』72昭50・3 35 いままで 今迄 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 35 いまみや 今宮 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 35 いまめかし 今 形容詞 佐伯梅友 「詞林逍遥(1)」 『国語国文』11-8昭16・8 新間進一 「栄華物語の〈今めかし〉に就いて」 『国語と国文学』23-12昭21・12 犬塚旦 「今めかし考」 『国語国文』20-3昭26・4 伊原昭 「〈今めかし〉考(研究発表要旨)」 『中古文学』7昭46・3 犬塚旦 『王朝美的語詞の研究』 昭48・9笠間書院 35 いまもって 今以 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 35 いみ 意味 空西哲郎 「文法の扱う〈意味〉」 『英語青年』109-3昭38・3 石橋幸太郎 「〈意味の意味〉について」 『英語青年』109-3昭38・3 橋口稔 「〈意味〉の意味―翻訳における意味―」 『英語青年』109-3昭38・3 山口秀夫 「意味論の〈意味〉」 『英語青年』109-3昭38・3 アダム・シャフ 「〈意味〉の意味」 平林康之訳『意味論序説』昭44・2合同出版 大城宣武 「意味の意味論的研究」 『心理学評論』18-2昭51・1 35 いみじ 形容詞 井上博嗣 「中古の程度副詞―〈いみじく〉と〈いたく〉の場合」 『女子大国文』5556昭44・11 三上悠紀夫 「語の衰退〈いみじ〉を例として」 『鯖江高校研究集録』5昭47・3 坂詰力治 「無名草子における形容詞・形容動詞(1)〈いみじ〉について」 『文学論藻』昭48・12 山崎良幸 『源氏物語の語義の研究』 昭53・6風間書房 36 いみずがえり いみづがへり 柳田国男 『国語史新語篇』 昭11・12刀江書院=『定本柳田国男集18』昭38・8 36 いみな 諱 豊田国夫 「イミナ(諱)とオクリナ(謚)言霊信仰論(4)」 『研究と評論』17昭51・3 36 いむ 斎・忌 佐藤喜代治 ② 36 いむら 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 36 いめ 夢 松尾捨治郎 『国語論叢』 昭18・12井田書店 36 いも 妹 品川滋子 「イモ・セの用語からみた家族婚姻制度」 『文学』27-7昭34・7 池稔・池セサ子 「ことばのはたらきについて―〈をぢ〉〈をば〉及び〈せ〉〈いも〉の変遷・日本語親族名称とその呼称との関係について」 『言語研究』48昭40・11 瀬古確 「紫の匂へる妹―〈妹〉と〈妻〉との対応について」 『玉裳』1昭41・3 西谷元夫 「万葉集における〈妹〉と〈妻〉」 『立正大学国語国文』8昭46・11 もろさわようこ 「〈いも〉と〈せ〉」 『朝日ジャーナル』昭47・7・21 神田秀夫 「こ・いも・ら について」 『万葉集研究』4昭50・7塙書房 村山七郎 『ことばの考古学―〈ケヘメ〉の研究』 昭55・2朝日出版社 橋本四郎 ③ 遠藤好英 ⑨ 36 いも 芋 岩井三郎 「芋の弁」 『方言』3-11昭8・11 沢木幹栄 「物とことば〈イモの意味〉―栽培状況との関連」 徳川宗賢編『日本の方言地図』昭54・3中央公論社 36 ―がゆ 粥 鈴木晋一 「たべもの噺1〈芋粥〉」 『月刊百科』232昭57・2 36 ―むし 虫 大滝晴子 「いもの葉を食べるからいもむしなのです」 『言語生活』276昭49・9 36 いもうと 妹 大野晋 『日本語の年輪』 昭41・5新潮文庫 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 遠藤好英 ⑨ 36 ―むつび 原田芳起 昭48・11 36 いもせ 妹背 原田芳起 「いもせ語義弁証―源氏物語等の解釈に触れて] 『樟蔭国文学』7昭45・3 慶野正次 「『大系』ところどころ(6)〈妹背〉と〈夫婦〉」 『解釈』17-2昭46・2 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究』 昭48・11風間書房 36 いや 感動詞 小松寿雄 「狂言における否定問いかけに答える応答詞の語法」 『近代語研究』1昭40・9 36 いや 嫌 山口康子 「〈に〉を介する同一動詞反復形式の流動―〈いや〉から〈ただ〉へ」 『長崎大教育学部人文科学研究報告25昭51・3 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 36 ―だ 森田良行 昭52・10 36 いやく 意訳 朱牟田夏雄・竹内実・グロータース・溝口歌子 「〈座談会〉直訳・意訳の語源」 『言語生活』197昭43・2 36 いやし 卑・賤 金田一春彦 「平家物語僻案抄」 『名大国語国文学』2昭34・6 大久保広行 「旅人―その〈いやし〉の意識」 『佐伯梅友博士喜寿記念国語学論集』昭51・12表現社 久島茂 「語の派生について―ヤヤ・イヤシクモ・イヤシの成立及びシヅム・ソフ」 『津田塾大学紀要』14-2昭57・3 横田貢 ⑩ 36 いやしくも 副詞 久島茂 昭57・3 36 いやしけよごと 句 川上富吉 「〈伊夜之家餘其騰〉攷―万葉集四五一六番歌の解釈と鑑賞をめぐって」 『中央大学国文』12昭43・10 36 いやり 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集』昭38・2 36 いゆ 射 松尾捨治郎 「万葉集語法抄」 『国語学』2昭24・6 36 いよ 伊予 小泉道 「〈伊予〉語源私考」 『愛文』14昭53・7 36 いよ 終助詞 山崎久之 「命令形の接尾辞と終助詞の〈よ〉〈い〉〈いよ〉―近世上方語について」 『群馬大学教育学部紀要人文・社会』昭47・3 36 いよいよ 副詞 吉沢義則 『源語釈泉』 昭25・7誠和書院=『増補源語釈泉』昭48・5臨川書店 中井義 「伊予のいよいよ」 『言語生活』26昭28・11 原栄一 「中世初頭における〈いとど〉〈いよいよ〉の対照的用法について」 『金沢大教養部論集人文科学篇』15昭53・3 37 いよたつ 村上雅孝 「〈イヨタツ〉と〈ヨダツ〉について」 『国語学研究』7昭42・8 37 いらう いらふ 応 柳田国男 『毎日の言葉』 昭21・7創元社=『定本柳田国男集19』昭38・2 吉原しげ子 「〈こたふ〉から〈いらふ〉へ」 『日本文学研究』昭25・3 石川徹 「いらふ」 『国文学解釈と鑑賞』24-12昭34・10 37 いらえ いらへ 米川明彦 「コタヘとイラヘをめぐって」 『語文叢誌田中裕先生御退職記念論集』昭56・3 37 いらっしゃる 山西正子 「〈いらっしゃる〉の歴史(研究発表要旨)」 『国語学』80昭46・9 山西正子 「〈いらっしゃる〉考」 『国語学』88昭47・3 仲宗根政善 「宮古および沖縄本島方言の敬語法―〈いらっしゃる〉を中心として」 『沖縄―自然・文化・社会』昭51・2弘文堂 37 いらした・いらっしゃった 句 岡村和江 「〈いらっしゃった〉と〈いらした〉」 『口語文法講座3』昭39・11明治書院 37 いらっしゃいます 宮地幸一 『ます源流考』 昭55・7桜楓社 37 いらっしゃります 宮地幸一 昭55・7 37 いり 入 川副武胤 「古事記における〈入〉〈伊理〉の用法―古事記用語考のうち」 『倉野憲司先生古稀記念古代文学論集』昭49・9桜楓社 37 いりえにわたりしは…なり 句 船渡川隆夫 「〈入江にわたりしは…なり〉の解釈異見」 『解釈』5-2昭34・2 37 いりがら 煎殻 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 37 いりき 入木 柳田国男 『少年と国語』 昭32・7創元社=『定本柳田国男集20』昭37・8 37 いりくち・いりぐち 入口 中川芳雄 「イリクチとイリグチ」 『講座正しい日本語2』昭46・1明治書院 37 いりこばし 柳田国男 『国語史新語篇』 刀江書院=『定本柳田国男集18』昭38・8 37 いりたつ 入立 長谷川清喜 「土佐日記の〈いりたつ〉考」 北海道教育大『語学文学』昭49・3 37 いりぼし 炒乾 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 37 いる 入 後藤和彦 「九州に於ける〈いる〉と〈はいる〉」 『都大論究』3昭38・12 川副武胤 「古事記における〈入〉〈伊理〉の用法―古事記用語考のうち」 『倉野憲司先生古稀記念古代文学論集』昭49・9桜楓社 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 「ことば百科〈入(い)る〉か〈入(はい)る〉か」 『放送文化』37-11昭57・11 37 いる 居 柳田国男 『毎日の言葉』 昭21・7創元社=『定本柳田国男集19』昭38・2 風間力三 「〈ゐる〉の意味史」 『甲南大学文学会論集2』昭30・2 内藤好文 「現代日本語における〈ある〉と〈いる〉の用法」 『神戸大学文学会研究』7昭30・3 斎藤義七郎 「山形の〈居る〉と〈居た〉」 『言語生活』66昭32・3 瀬良益夫 「万葉集における有情とその存在表現―〈ゐる〉〈をり〉を中心として」 『語文研究』6-7昭32・12 高田昇 「存在を表わす〈あり〉について―〈ゐる〉〈をり〉の比較を中心に」 『国文論叢』6昭32・12 山崎久之 「〈ゐる〉〈をる〉〈ある〉の表現価値―古文解釈のために―」 『上毛国語』14昭33・8 国広哲弥 「存在動詞〈イル・アル〉の意味分析研究発表要旨」 『国語学』68昭42・3 国立国語研究所 『日本言語地図2』 昭42・3 佐藤孝 「アルとイル」 『言語生活』186昭42・3 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 森口恒一 「〈行く〉〈来る〉〈いる〉に関する一考察」 『国語国文』44-3昭50・3 三浦つとむ 『日本語の文法』 昭50・7勁草書房 藤吉憲生 『言語空間・読者のページ〈ある〉と〈いる〉(1)」 『言語』4-12昭50・12 橘誠 「源氏物語の語法・用語例―〈をり〉と〈ゐる〉と」 国学院大『国語研究』40昭52・3 阪倉篤義 「動詞の意義分析―ヰルとヲリとの場合」 『国語国文』46-4昭52・4 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 中川正之 「中国語の〈有・在〉と日本語の〈ある・いる〉の対照研究(上)」 『日本語と中国語の対照研究』3昭53・3 沼田貞子 「存在を表す〈あり・をり・ゐる〉について―中古の仮名文学作品における比較を中心に」 『山口国文』2昭54・2 佐藤亮一 「方言の分布〈居る〉―東西の対立」 徳川宗賢編『日本の方言地図』昭54・3中央公論社 柳父章 「ある・いる・ない―文脈上の語感の乏しい日本語の名詞に〈ある〉〈いる〉〈ない〉を変身させることができるか」 『翻訳の世界』6-9昭56・9 38 いる 沃 湯沢幸吉郎 『国語学論考』 昭15・2八雲書林・上田屋書店 38 いる 要 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 38 いる ゐる 率 慶野正次 「〈率る〉は接頭語か」 『解釈』4-3昭33・3 38 いる 射 湯沢幸吉郎 『国語学論考』 昭15・2八雲書林・上田屋書店 38 いる 鋳 湯沢幸吉郎 『国語学論考』 昭15・2八雲書林・上田屋書店 38 いる 補助動詞 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 38 いるかせ 忽 築島裕 『平安時代の漢文訓読語につきての研究』 昭38・3東京大学出版会 38 いるまことは 入間言葉 中村通夫 「入間言葉」 『解釈』1-1昭30・5 38 いるひにか 句 木下正俊 「〈入日哉〉其他」 『万葉』30昭34・1 38 イルミネーション 久世善男 『外来語ものしり百科』 昭53・6新人物往来社 38 いれもの 入物 目良亀久 「壱岐島に於ける〈いれもの〉の呼称」 『方言』6-11昭11・11 38 ―ごと 橘正一 「〈入物ごと〉の方言」 『国語研究(仙台)』4-2昭11・2 38 いれる 入 森田良行 『基礎日本語1・2』 昭52・10、55・6角川書店 38 いろ 色 池田亀鑑 「〈いろなる髪〉考」 『国語解釈』1-10昭11・11 長沼弘毅 「冬窗雑談―〈棒〉のこと・〈僕〉のこと・音と色のこと」 『言語生活』27昭28・12 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 山田康代 「新古今和歌集の研究―表現としての〈いろ〉の分析を通して」 『金城国文』53昭52・2 大嶋由子 「新古今集・玉葉集・風雅集の〈いろ〉と〈色彩〉」 『日本文学ノート』16昭56・1 半沢洋子 ⑩ 38 いろ 室山敏昭 「魚群を意味する〈イロ〉という語について」 『国語国文』45・1昭51・1 38 いろいろ 名詞 田中重太郎 「枕冊子に見える名詞〈いろいろ〉について」 『滋賀大国文』11昭49・1 38 いろいろ 副詞 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 東郷吉男 「中古における〈いろいろ〉とその周辺―『国語における重複型語彙の発達』にむけて」 『国語学会中国四国支部第26回大会研究発表要旨』昭55・11 小野正弘 ⑨ 38 ―と・―に 松延市次 「言語的場面についての一考察―副詞〈色々に〉〈色々と〉等の二様相を通じて」 『語文』1昭26・1 38 いろう 弄 坂詰力治 ⑨ 38 いろくず いろくづ 鱗 前田富祺 「イロコとイロクヅーその語形と語義」 『国語学』61昭40・6 38 いろこ 鱗 柳田国男 『少年と国語』 昭32・7創元社=『定本柳田国男集20』昭37・8 前田富祺 「イロコとイロクヅ―その語形と語義」 『国語学』61昭40・6 38 いろごのみ 色好 大野晋 「優と艶と色好みと」 『図書』昭37・6 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 西村亨 『王朝恋詞の研究』 昭47・12慶大言語文化研究所 今西祐一郎 「〈色好み〉私論」 『静岡女子大研究紀要静岡女大国文研究』8昭50・2 38 いろなり 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 38 いろにいず 句 駒木敏 「〈色に出づ〉考―慣用句と発想法」 『万葉』92昭51・8 38 いろぬか 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 38 いろは 大矢透 『音図及手習詞歌考』 大8大日本図書=昭44・2勉誠社 高橋愛治 『伊呂波歌考』 昭50三省堂 小松英雄 『いろはうた』 昭54・11中央公論社 福島邦道 『続キリシタン資料と国語研究』 昭58・7笠間書院 39 いろめく 色 動詞 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 39 いろめかし 形容詞 木之下正雄 昭43・11 39 いろり・―のざ 囲炉裏・―座 柳田国男 『火の昔』 昭19・8実業之日本社=『定本柳田国男集21』昭37・12 岡田岩吉 「囲炉裏・竈・薪の語彙とその考察―特に同義異語の問題について」 『山口大学教育学部研究論叢』17-1昭43・3 鏡味明克 「岡山鳥取兵庫三県境にみるいろりの座の意味構造の変化」 『民俗建築』6263昭44・11 鏡味明克 「いろりの座名の言語地理学的研究追録」 『民俗建築』67昭48・12 鏡味明克 「岡山兵庫境のいろりの座名の消滅の型」 『民俗建築』70昭50・12 川本栄一郎 「南加賀地方における〈いろり〉の座名の分布とその変遷」 『金沢大語学文学研究』7昭52・3 川本栄一郎 「石川・富山両県における〈いろり〉の座名の分布とその変遷」 『国語語彙史の研究1』昭55・5和泉書院 39 いろんな 連体詞 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 39 いわう いはふ 祝 大野晋 『日本語の年輪』 昭41・5新潮文庫 五来重・本田安次・小沢昭一 「〈座談会〉祝う・祈る・呪う、そして騙る―芸能の源流をさぐる」 『言語生活』268昭49・1 楳垣実 「地域差からみたイワウ・イノル・ノロウ」 『言語生活』昭49・1 佐藤武義 「イワウ・イノル・ノロウをめぐる語誌」 『言語生活』268昭49・1 蜂谷清人 「狂言に見る〈祝う・祈る〉」 『言語生活』268昭49・1 村木新次郎 「祝う・祈る・呪うの現代的用法」 『言語生活』268昭49・1 39 いわお いはほ 巌 曽田文雄 「〈いはね〉〈いはほ〉〈いはや〉」 『国語国文』46-5昭52・5 39 いわく いはく 曰・云・偁 山田孝雄 『漢文の訓読によりて伝へられたる語法』 昭10・5宝文館 三橋孝一 「ク形式複叙法〈いはく~といふ〉の一考察」 『国語』3-4昭30・7 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 下河辺行輝 「沙石集における会話導入形式―〈云ク〉形式と〈けるは〉形式をめぐって」 『岡山大文学部紀要』1昭55・1 39 いわけたり いはけたり 吉沢義則 『源語釈泉』 昭25・7誠和書院=『増補源語釈泉』昭48・5臨川書店 39 いわけなかり いはけなかり 吉沢義則 『源語釈泉』 昭25・7誠和書院=『増補源語釈泉』昭48・5臨川書店 39 いわけなし いはけなし 吉沢義則 『源語釈泉』 昭25・7誠和書院=『増補源語釈泉』昭48・5臨川書店 望月郁子 「イトキナシ・イハケナシ・キビハ小考」 『静岡大教養部研究報告Ⅰ』16-2昭56・3 39 いわしぐも 鰯雲 新村出 「語源をさぐる1」 『新村出全集4』昭46・9筑摩書房 39 いわとことかわのひこごり いはとことかはのひこごり 句 馬田良雄 「〈磐床等川之氷凝〉攷」 『和歌山大学学芸学部紀要』9昭34・7 39 いわね いはね 岩根 曽田文雄 「〈いはね〉〈いはほ〉〈いはや〉」 『国語国文』46・5昭52・5 39 いわば いはば 言・謂 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 39 いわばし いはばし 岩橋 井手至 「石橋と岩橋」 『万葉』49昭38・10 39 いわはしる いははしる 石走 井手至 「万葉語イハバシル・ハシリヰ・ハシリデ」 『万葉』32昭34・7 奥村恒哉 「〈いしはしる〉と〈いははしる〉」 『皇学館論叢』7-3昭49・6 39 いわまにむせぶ いはまにむせぶ 句 佐藤恒雄 「新古今的表現の基盤としての平安朝漢詩―〈霞におつる〉〈岩間にむせぶ〉〈はらひはてたる〉の場合」 『日本文学』28-6昭54・6 39 いわや いはや 石屋・岩屋・磐屋 曽田文雄 「〈いはね〉〈いはほ〉〈いはや〉 『国語国文』46-5昭52・5 39 いわゆる いはゆる 所謂 山田孝雄 『漢文の訓読によりて伝へられたる語法』 昭10・5宝文館 田島毓堂 「正法眼蔵の語彙から―イハユルについて」 『宗学研究』20昭53・3 田島毓堂 「イハユル考―正法眼蔵の語彙から」 『熊谷武至教授古稀記念国語国文学論集』昭52・10笠間書院 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 40 いわれ 地名 池田源太 「磐余」 『地名学研究』昭47・3 40 いわれ いはれ 謂 柳田国男 『伝説』 昭15・9岩波書店=『定本柳田国男集5』昭37・9 40 いわれざる 不謂 →いわれぬ 40 いわれぬ いはれぬ 不謂 斎木一馬 「不謂 記録語の例解―国語辞典未採録の用字・用語」 『高橋隆三先生喜寿記念論集古記録の研究』昭45・6続群書類従完成会 40 いわれほのめく いはれほのめく 句 斎藤道親 「土佐日記〈言はれほのめく〉をめぐって」 『国文学解釈と教材の研究』6-3昭36・2 40 いわんすべせんすべしらに 句 瀬古確 「術なき恋〈言はむ術せむ術知らに〉」 九州大『語文研究』37昭49・8 40 いわんや いはんや 況 山田孝雄 『漢文の訓読によりて伝へられたる語法』 昭10・5宝文館 春日政治 『古訓点の研究』 昭31・6風間書房 『シンポジウム日本語1』 昭50・10学生社 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 40 いん ゐん 院 三沢諄治郎 「〈院〉の字音について」 『甲南国文』12昭40・2 40 いんが・―おうほう 因果・―応報 佐竹昭広 「意味の変遷」 『岩波講座日本語9』昭52・6岩波書店=『万葉集抜書』昭55・5 40 いんかふ 印花布 新村出 「東亜語源志」 『新村出全集4』昭46・9筑摩書房 40 いんきぐさ 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 40 いんぎゅう いんぎふ 引汲・引級 斎木一馬 「国語資料としての古記録の研究―記録語の例解」 『国学院雑誌』55-2昭26・6 40 インク 池上秋彦 「明治期における外国語の輸入について―特にhandkerchiefとinkの場合」 明大『文芸研究』24昭45・10 40 いんしょう 印象 横井博 ⑨ 40 いんしょう 印章 渡辺萬蔵 『現行法律語の史的考察』 昭5・12萬里閣書房 40 いんしょく 飲食 土井忠生 「〈飲食〉の読み」 『日本国語大辞典ことばのまど』12昭49・11 40 いんずう 員数 永野賢 「〈インズウ〉ということば」 『言語生活』13昭27・10 40 インスタント 大野晋 『日本語の年輪』 昭41・5新潮文庫 40 いんぜん ゐんぜん 院宣 藤田英孝 「〈院宣〉と〈宣旨〉について」 『皇学館論叢』10-6昭52・12 40 いんちき 新村出 『国語学叢録』 昭18・11一条書房=『新村出全集3』昭47・5筑摩書房 てるおか・やすたか 『すらんぐ・卑語』 昭32・4光文社 40 インテリア 佐野洋子 「リレー連載新外来語和解(6)インテリア」 『翻訳の世界』7-3昭57・3 40 いんどさらさ 印度更紗 新村出 「東亜語源志」 『新村出全集4』昭46・9筑摩書房 40 いんねん 因縁 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 40 インフレーション 竹浪聰 「新聞に現れた特色―政治と経済の外来語」 飛田良文編『英米外来語の世界』昭56・10南雲堂 40 う 助動詞 土井忠生 「口語の推量助動詞〈う〉の発生(一)~(三)」 『国語国文の研究』121621昭2・9昭3・16 外山映次 「推量の助動詞―う・よう・らしい〈現代語〉」 『国文学解釈と教材の研究』9-3昭39・10 中出惇 「天草本伊曾保物語における助動詞〈ウ〉と〈ウズ〉について」 『愛知大学文学論叢』28昭39・12 中出惇 「ロドリゲス日本大文典における〈ウ〉〈ウズ〉〈ウズル〉の用法―法・時を中心として」 『愛知大学国文学』6昭40・2 中出惇 「コリャード懺悔録における助動詞〈ウ〉と〈ウズ〉について(1)」 『愛知大学国文学』9昭42・10 岡村和江 「特集・日本語の助動詞の役割む・らむ・けむ・う・よう・だろう」 『国文学解釈と鑑賞』33-12昭43・10 蜂谷清人 「助動詞〈う〉〈うず〉〈うずる〉の語形・用法に関する一考察―狂言古本を中心に」 『国語学』86昭46・9 安達隆一 「天草版平家物語の〈ウ・ウズ・ウズル〉について(1)(2)」 『解釈』18・29昭47・28 大倉美知子 「『坊っちゃん』における推量表現〈う〉〈よう〉とそのスペイン語訳」 『日本語・日本文化』3昭47・3 山田潔 「推量の助動詞〈う〉〈うず〉〈うずる〉の一考察―キリシタン資料における実態」 『学芸国語国文学』7昭47・11 山田潔 「史記抄における助動詞〈ウ〉〈ウズ〉の考察」 『国学院雑誌』76-7昭50・7 山田潔 「蒙求抄における助動詞〈ウ〉〈ウズ〉の考察―史記抄との比較を通して」 『学芸国語国文学』12昭51・1 城田俊 「〈う/よう〉の基本的意味」 『国語学』110昭52・9=『論集日本語研究』7昭54・2有精堂 江端義夫 「中部地方域の方言についての方言地理学的研究(2)」 『広島大教育学部紀要』2-26昭53・3 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 虫明吉治郎 「助動詞ウ・ヨウ」 『操山論叢』17昭57・3 41 ういこうぶり うひかうぶり 初冠 吉川理吉 「〈うひかうぶりして〉その他」 『国語国文』32-1昭38・1 41 うえ うへ 上 津之地直一 「万葉集の〈上〉の訓―特に〈へ〉の甲乙について」 『愛知大学国文学』7昭41・3 大野晋 『日本語の年輪』 昭41・5新潮文庫 佐藤喜代治 『日本文章史の研究』 昭41・10明治書院 津之地直一 「万葉集の〈上〉〈中〉〈下〉音訓義攷」 『愛知大学文学論叢』47昭47・3 津之地直一 『万葉集の国語学的研究』 昭50・6桜楓社 宮地敦子 『身心語彙の史的研究』 昭54・11明治書院 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店→じょう(上) 41 うお うを 魚 永江秀雄 「〈魚〉と〈舟揚場〉の方言」 『若越郷土研究』2-6昭32・9 『日本語の歴史別巻』 昭41・6平凡社 岩淵悦太郎 『語源散策』 昭49・10毎日新聞社 『シンポジウム日本語1』 昭50学生社 井上章 ⑩ →さかな 41 うかがう 窺 吉田金彦 「類義語の語源的研究―のぞく・うかがふ・うかねらふ」 『訓点語と訓点資料』68昭57・5 41 うかねらう うかねらふ 窺狙 吉田金彦 「類義語の語源的研究―のぞく・うかがふ・うかねらふ」 『訓点語と訓点資料』68昭57・5 41 うかわをたち・うかわをたて 鵜川立 句 吉川登 「〈鵜川を立ち〉か〈鵜川を立て〉か―通説を疑う」 『甲南国文』24昭52・3 41 うき 地名 柳田国男 『地名の研究』 昭11・1古今書院=『定本柳田国男集20』昭37・8 41 うきふりょう うきふれう 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 41 うく・うかぶ 浮 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 かとう・よういち 「特集・類義語の意味論的研究うく・うかぶ」 『日本語研究』1昭53・3 国広哲弥編 『ことばの意味3』 昭57・5平凡社 41 うぐいす うぐひす 鶯 新村出 「語源をさぐる2」 『新村出全集4』昭46・9筑摩書房 日置孝次郎 「時鳥と鶯について―民俗・言語学的一考察」 『アルテスリベラレス岩手大教養部報告』23昭53・12 41 うぐめ 柳田国男 『妖怪談義』 昭31・12修道社=『定本柳田国男集4』昭38・4 41 うけ・うけい うけひ 誓 米津千之 「心意伝承〈うけ・うけひ〉上」 『学芸国語国文学』11昭50・2 41 うけがえ うけがへ 肯 佐藤喜代治 「近代の語彙1」 『講座国語史3』昭46・9大修館 41 うけたまわる うけたまはる 承 加納重文 「〈うけたまはる〉の研究」 『源氏物語の敬語の研究上』昭45・7東京教育大国語研究室 大久保一男 「〈承る〉について」 国学院大『国語研究』35昭47・11 三保忠夫 「古文書類における〈承(うけたまはる)〉について」 『鎌倉時代語研究5』昭57・5武蔵野書院 41 うけつけ 受付 天沼寧 「受け付け・受付け・受付」 『大妻国文』8昭52・3 豊田八十代 「うけらが花考」 『国語国文』2-5昭7・5 42 うける 受 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 42 うけるあぶら 浮脂 句 石坂正蔵 「〈浮脂〉の訓について」 『古事記年報』6昭34・10 42 うごく 動 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 前田富祺 ⑪ 42 うさぎ 兎 季弘植 「ウサギ(兎)は果して朝鮮語か」 『国語国文』3-12昭8・12 新村出 「ウサギの語源」 『新村出全集4』昭46・9筑摩書房 山中襄太 「牛・兎の語源」 『日本語』21-2昭56・2 42 うさぎぐさ 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 42 うさぎのみみ 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 42 うさん 松永玉吉 「〈うさん〉な話」 『日本語』8-4昭43・5 村上雅孝 ⑨ 42 うし 牛 橘正一 「牛の方言」 『方言』3-10昭8・10 岩井隆盛 「能登の〈牛〉など」 『言語生活』66昭32・3 国立国語研究所 『日本言語地図5』 昭47・9 山口厚子 「兵庫県北西但馬語彙について―牛」 『郷言』8昭47・12 室山敏昭 「但馬温泉町方言の〈牛〉の語彙―〈牛体〉に関する語彙を中心にして」 『フィールドの歩み』8昭50・12 矢島文夫 「文化史とことば(7)」 『言語』7-7昭53・7 山中襄太 「牛・兎の語源」 『日本語』21-2昭56・2 安達巌 『日本食物文化の起源』 昭56・5自由国民社 42 ―どし 丑年 山中襄太 「丑年の語源」 『日本語』13-1昭48・1 42 ―のくちがせ 梅棹忠夫 「ウシのくちがせ」 『学海』3昭22・3 42 ―のすかっぽ 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 42 うし 憂 形容詞 山崎良幸 『源氏物語の語義の研究』 昭53・6風間書房 蜂谷清人 ⑤ 42 うじ 蛆 柳田国男 「国語史論」 『定本柳田国男集29』昭39・5 42 うしかたまい 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 42 うしだんじ 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 42 うしなう 失 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 和田雅光 「類義語の意味論的研究―うしなう・なくす・おとす」 『日本語研究』1昭53・3 42 うしはく 領 安藤正次 「国語史上より見たる〈シラス〉と〈ウシハク〉」 『万葉学論纂』昭6・3明治書院 三矢重松 『国語の新研究』 昭7・9中文館書店 清水信義 「〈しらす〉〈うしはく〉攷―漢字の用例字義を中心として」 国学院大『国語研究』1昭27・12 42 うしろ 後 森田良行 『基礎日本語1』 昭55・6角川書店 42 うしんこっこ 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 42 うす 失 小久保崇明 ③ 42 うず・うずる 助動詞 大塚光信 「ウズとウズル」 『国語国文』25-9昭31・9 山内洋一郎 「助動詞〈うず〉について―連体形終止の異例として」 『広島大文学部紀要』23-3昭39・8 中出惇 「天草本伊曾保物語における助動詞―〈ウ〉と〈ウズ〉について」 『愛知大学文学論叢』28昭39・12 中出惇 「ロドリゲス『日本大文典』における〈ウ〉〈ウズ〉〈ウズル〉の用法―法・時を中心として」 『愛知大学国文学』6昭40・2 中出惇 「コリャード懺悔録における助動詞〈ウ〉と〈ウズ〉について(1)」 『愛知大学国文学』9昭42・10 蜂谷清人 「助動詞〈う〉〈うず〉〈うずる〉の語形・用法に関する一考察―狂言古本を中心に」 『国語学』86昭46・9=『狂言台本の国語学的研究』昭52-12笠間書院 安達隆一 「天草版平家物語の〈ウ・ウズ・ウズル〉について(1)(2)」 『解釈』18-29昭47・28 山田潔 「推量の助動詞〈う〉〈うず〉〈うずる〉の一考察―キリシタン資料における実態」 『学芸国語国文学』7昭47・11 山田潔 「史記抄における助動詞〈ウ〉〈ウズ〉の考察」 『国学院雑誌』76-7昭50・7 山田潔 「蒙求抄における助動詞〈ウ〉〈ウズ〉の考察―史記抄との比較を通して」 『学芸国語国文学』12昭51・1 43 うすい 薄 加藤正信 「日本言語地図から―〈砂糖が〉あまい・〈汁の塩味が〉うすい」 『言語生活』177昭41・6 国立国語研究所 『日本言話地図1』 昭42・4 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 愛宕八郎康隆 「肥前長崎地方の〈砂糖味がうすい〉の表現法について」 『長崎大学教育学部人文科学研究報告』31昭57・3 43 うずく 疼 柳田国男 「国語史論」 『定本柳田国男集29』昭39・5 43 うずくまる 蹲 山本清隆 「特集・類義語の意味論的研究―かがむ しゃがむ うずくまる」 『日本語研究』3昭55・10 43 うすこおり 薄氷 柴田武 『言語地理学の方法』 昭44・8筑摩書房 43 うずたかい 堆 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店→うつたかい 43 うずめる 埋 加藤和夫 「特集・類義語の意味論的研究うめる・うずめる」 『日本語研究』2昭54・7 43 うせさせおわします ―おはします 句 小久保崇明 「御年六十二にてうせさせおはしましける考」 日本大『語文』46昭53・12 43 うそ 嘘 田淵実夫 「ウソから出たマコト(1)~(3)」 『晩鐘』32-891112昭27・891112 加藤正信 「〈うそ〉の地図―〈うそをつく〉の全国方言分布―」 『言語生活』199昭43・4 樺島忠夫 「〈うそ〉の語彙論」 『言語生活』199昭43・4 上野昻志 「ことばの小径〈ウソォ〉と〈ホントォ〉」 『朝日ジャーナル』昭56・7 川崎洋 『流行語』 昭56・11毎日新聞社 43 ―あまい 大塚光信 『キリシタン版エソポ物語』補注 昭46・3角川文庫 43 ―をつく 国立国語研究所 『日本言語地図2』 昭42・3 43 うた 歌 新村出 「ウタの語源諸説」 『日本文学論纂』昭7・6明治書院 新村出 『国語学叢録』 昭18・11一条書房=『新村出全集3』昭47・5筑摩書房 43 うだ 地名 柳田国男 『地名の研究』 昭11・1古今書院=『定本柳田国男集20』昭37・8 43 うたう うたふ 歌 和田幸子 「世阿弥の〈いふ〉〈うたふ〉」 『青山語文』7昭52・3 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 43 うたう うたふ 訴 香西精 「いふ・うたふ」 『観世』昭33・2=『能謡新考』昭47・10わんや書店 遠藤嘉基 「〈うたふ〉か〈うるたふ〉か―巻十六〈京兆爾出而将訴〉について」 『国語と国文学』17-10昭15・10 遠藤嘉基 『訓点資料と訓点語の研究』 昭27・3中央図書 43 うたえ うたゑ 歌絵 吉沢義則 『増補源語釈泉』 昭48・5臨川書店 43 うたがき 歌垣 浦部重雄 「歌垣私見」 『解釈』5-8昭34・8 43 うたがたも 副詞 大坪併治 「万葉集の〈うたがたも〉について」 『大谷女子大国文』5昭50・5 森重敏 「〈常しへに〉と〈若くへに〉付けたり〈うったへに〉〈うたがたも〉など」 関西大『国文学』52昭50・9 43 うたがわしい 疑 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 43 うたこそわがせ 句 片山武 「〈歌乞和我世〉(三八九九)の訓釈について」 『解釈』25-3昭54・3 43 うだつがあがらぬ 句 柳田国男 「うだつが上らぬということ」 『改造』35-10昭29・10 43 うたて 副詞 三田村紀子 「無相の語―万葉集における〈もとな・ゆめ・あはれ・あたら・うたて〉について」 『奈良女子大学文学部研究年報』14昭46・3 吉沢義則 『増補源語釈泉』 昭48・5臨川書店 山崎良幸 『源氏物語の語義の研究』 昭53・6風間書房 43 ―い 形容詞 柳田国男 『方言と昔』 昭25・1朝日新聞社=『定本柳田国男集18』昭38・8 43 うたのはし 柳田国男 「橋の名と伝説」 『定本柳田国男集5』昭37・9 43 うち 内・家 石川衛三 「〈ウチ〉と〈ソト〉の構造―言語社会学的考察」 『宇都宮大学教養部研究報告』4-1昭46・12 橋重孝 「古代の〈内〉についての一考察」 『金城学院大論集』59昭49・12 佐藤亮一 「方言の分布」 徳川宗賢編『日本の方言地図』昭54・3中央公論社 ごい・しろう 「ことばの意味―ナカとウチ」 『月刊百科』205昭54・10 宮地敦子 『身心語彙の史的研究』 昭54・11明治書院 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 43 ―に 原田芳起 「〈うちに〉の接続機能とその意味―中古特殊語法私考」 『平安文学研究』22昭33・11=『平安時代文学語彙の研究』昭37・9風間書房 久野暲 『日本文法研究』 昭48・6大修館 築島裕 『平安時代の漢文訓読語につきての研究』 昭38・3東京大学出版会 浅野百合子 「〈うちに〉〈あいだに〉〈まに〉をめぐって」 『日本語教育』27昭50・8 堀川昇 「和泉式部日記の〈うちに〉をめぐって」 『実践女子大文学部紀要』22昭55・3 44 うちいず うちいづ 打出 遠藤邦基 「上代の語頭〈打出〉の訓みを中心に」 『岐阜大教育学部研究報告人文』24昭51・2 44 うちうち 内内 遠藤好英 ④ 44 うちそやし 打麻 枕詞 田辺正男 「古語の鉱脈―うちひさす・うちそやし」 『国学院雑誌』61-5昭35・5 44 うちとける 打解 斎藤暁子 「〈うちとける〉の考察―夕顔の巻に於ける」 『解釈』23-9昭52・9 44 うちはぶく 打羽振 沢瀉久孝 「〈汗陳羽振〉と〈朶文十遠仁〉」 『女子大国文』27昭37・12 44 うちひさす 打日射 枕詞 田辺正男 「古語の鉱脈―うちひさす・うちそやし」 『国学院雑誌』61-5昭35・5 44 うちゅう 宇宙 松本宙 ⑨ 44 うちわ 団・団扇 『中世法制史料集3』補注 昭40・8岩波書店 44 うつ 打 山田達也 「意義素研究ノート(1)叩く・打つ・なぐる・はる・ぶつ・ひっぱたく」 『名古屋市立大教養部紀要人文社会』15昭46・3 柴田武編 『ことばの意味1』 昭51・9平凡社 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 山本清隆 「特集・類義語の意味論的研究うつ・なぐる・ぶつ・たたく・はたく(はる・ひっぱたくなど)」 『日本語研究』4昭56・12 44 うつ 欝 佐伯梅友 「欝と髣髴」 『国語と国文学』19-11昭17・11 44 うっかり 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 国広哲弥編 『ことばの意味3』 昭57・5平凡社 44 うつくしい・うつくし 美 吉沢義則 『源語釈泉』 昭25・7誠和書院=『増補源語釈泉』昭48・5臨川書店 寺坂美千代 「うつくしの語義―竹取物語を中心として」 『日本文学研究』昭25・9 田中重太郎 「〈うつくし〉の説」 『日本文学研究』昭26・23 犬塚旦 「源氏物語の〈うつくし〉と〈らうたし〉」 『平安文学研究』11昭28・11 野上久人 「万葉集の〈うまし〉〈くはし〉〈うつくし〉〈うるはし〉について」 『尾道短期大学研究紀要』2昭28・1 宮城文雄 「〈さうしのかみ〉〈らうたし・うつくし〉攷―源氏物語の用語について―」 『徳島大学学芸紀要』3昭29・2 大野晋 『日本語の年輪』 昭41・5新潮文庫 岩淵悦太郎 『語源散策』 昭49・10毎日新聞社 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 永野賢 『にっぽん語風俗学』 昭44・10明治書院 高野繁男 「〈美しい〉と〈きれい〉」 『講座正しい日本語4』昭45・11明治書院 吉永登 「海原は鷗立ち立つ―うるはしとうつくし」 関西大『国文学』45昭46・7 宮地敦子 「〈うつくし〉の系譜」 『国語と国文学』48-8昭46・8 済田千恵子 「美意識を表わす形容詞―上代・中古における〈うつくし〉〈うるはし〉」 『青山語文』2昭46・12 松尾聡 「中古語〈うつくし〉の語意」 『国語展望』31昭47・6 中川竫梵 「源氏物語の〈うつくし〉について」 『紫明』4昭47・12 佐藤武義 「中世における類義語に関する一考察」 『文芸研究』72昭48・2 浅野敏彦 「綺麗うつくし きよし―漢語と和語」 『同志社国文』8昭48・2 犬塚旦 『王朝美的語詞の研究』 昭48・9笠間書院 水野恵子 「〈うつくしい〉ということば」 『国語展望』35昭48・11 水野雅子 「源氏物語研究〈うつくし〉の性格」 『岐阜女子大紀要』3昭49・11 松尾聡 「源氏物語の〈うつくし〉の語彙について」 『鈴木知太郎博士古稀記念国文学論攷』昭50・10桜楓社 松尾聡 「中古語〈うつくし〉の語意再説源氏物語の全用例から」 『国語展望』43昭51・6 松尾聡 「中古語〈うつくし〉の源氏物語以外の諸書の用例について」 『国語展望』44昭51・6 北原京子 「枕草子における美的語彙の研究〈うつくし〉〈うるはし〉を中心に」 『米沢国語国文』3昭51・9 松尾聡 『源氏物語を中心としたうつくし・おもしろし攷』 昭51・12笠間書院 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 山崎良幸 『源氏物語の語義の研究』 昭53・6風間書房 宮地敦子 『身心語彙の史的研究』 昭54・11明治書院 菅野謙 「新しい・いい・豊かな・美しい・大きく―新聞広告(昭54)の形容表現」 『文研月報』30-6昭55・6 和田明美 「源氏物語における〈らうたし〉―特に〈うつくし〉との語義上の相異に注目して」 『高知女子大国文』17昭56・10 44 ―でした 遠藤織枝 「談話室〈美しいでした〉の功罪」 『言語生活』338昭55・2 44 ―です 鎌田良二 「〈美しいです〉と〈美しいんです〉―ゆれている文法から」 『試論』12昭41・2 成田徹男 「質問箱〈美しいです〉と〈きれいです〉」 『言語』10-4昭56・4 44 ―げ 木之下正雄 昭43・11 犬塚旦 昭48・9 45 うつくしがる 愛 関一雄 「〈うつくしむ〉と〈うつくしがる〉をめぐって―中古仮名文学用語の一性格」 『山口国文』5昭57・3 45 うつくしむ 愛・慈 関一雄 昭57・3 45 うつけ 空・虚 佐藤亨 ⑤ 45 うつしおみ 現臣 毛利正守 「〈宇都志意美〉考」 『万葉』74昭45・10 45 うつくしも 打布裳 蔵中進 「〈打布裳〉の訓について」 『万葉』37昭35・10 45 うつしみ 現身 坂部恵 『仮面の解釈学』 昭51・1東京大学出版会 45 うつす 移 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 45 うつせがい うつせがひ 空貝 丹羽正三 「〈うつせ貝〉考」 『解釈』22-1昭51・1 45 うつせみ・うつそみ 空蝉 大野晋 「〈うつせみ〉の語義について」 『文学』15-2昭22・2 竹尾正一 「染本人麿の表記字面に見られる成語―〈宇都曽臣〉について」 福岡学芸大『研究紀要』14昭39・3 森重敏 「〈うつせみ〉と〈たまのを〉」 『万葉』87昭50・3 45 うったえる 訴 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 45 うったえに うつたへに 副詞 田辺正男 「〈うったへに〉の修飾のしかたについて」 『国学院雑誌』59-1011昭33・11 森重敏 「〈常しへに〉と〈若くへに〉―付けたり〈うったへに〉〈うたがたも〉など」 関西大『国文学』52昭50・9=関西大学国文学会編『吉永登先生古稀記念上代文学論集』昭50・9 大坪併治 「〈うったへに〉と〈かならずしも〉」 『国語国文』45-2昭51・2 45 うつたかい 堆 高橋伸幸 「〈堆し〉の清濁」 『解釈』14-12昭43・12 45 うつつ 現・顕 柳田征司 「夢の意の〈ウツツ〉」 『愛媛国文と教育』4昭47・6 片野達郎 ⑨ 45 うっとうしい うつたうしい 鬱陶 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 45 うつぼぐさ 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 45 うつる 移 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 川原とし江 「移動動詞の意味論的成分―イク・クル・カエル・モドル・ススム・ウツル」 『手崎政男教授退官記念論集』昭55・10 45 うつり 移 今栄蔵 「〈移り〉考」 『国語国文』25-10昭31・10 赤羽学 「芭蕉における〈にほひ〉〈うつり〉〈ひびき〉」 『岡山大学法文学部学術紀要』32昭47・3 45 うつろい うつろひ 移 青木生子 「勅撰集における〈うつろひ〉」 『国文学解釈と鑑賞』12-9昭22・9 45 うつろう うつろふ 移 伊藤博 「黄葉片々―〈落易〉の訓など」 『万葉』31昭34・4 伊原昭 「うつろふ」 『和洋国文研究』7昭44・3 伊原昭 「〈にほふ〉と〈うつろふ〉と―大伴家持における」 『国語と国文学』46-12昭44・12 鈴木正道 「うつろふ考―源語と狭衣と」 国学院大『日本文学論究』32昭47・11 鈴木正道 「慈円の歌に於ける〈うつろふ〉考」 『米沢国語国文』6昭54・9 46 うとう 善知鳥 棟方志功 「〈善知鳥〉の風」 『言語生活』60昭31・9 46 うとし 卯年 山中襄太 「卯年語源漫筆」 『日本語』14-10昭49・12 46 うとましい 疎 柳田国男 「国語史論」 『定本柳田国男集29』昭39・5 46 うどん 饂飩 安達巌 『日本食物文化の起源』 昭56・5自由国民社 佐藤亨 ⑤ 46 うなかみ 阪倉篤義 ① 46 うなぎ 鰻 柳田国男 『一目小僧その他』 昭9・7小山書店=『定本柳田国男集5』昭37・9 鈴木晋一 「たべもの噺6〈鰻〉」 『月刊百科』237昭57・7 46 うなじ 項 永野賢 『にっぽん語風俗学』 昭44・10明治書院 46 うにしもあれや 鵜 句 佐伯梅友 「鵜にしもあれや」 『文学語学』4昭32・6 46 うには 連語 外山映次 「条件句を作る〈ウニハ〉をめぐって」 『佐伯博士古稀記念国語学論集』昭44・6表現社 秋山洋一 「松岡文庫蔵永正十一年写〈碧厳録抄〉の条件句―〈ンニハ〉と〈ウニハ〉」 『山梨県立女子短大紀要』13昭55・3 46 うぬ 汝・己 小島俊夫 『後期江戸ことばの敬語体系』 昭49・9笠間書院 46 うねびのやまにわれしめゆひつ 句 池田源太 「畝火の山に吾標結ひつ」 『万葉』1昭46・3 46 うば 連語 湯沢幸吉郎 「徳川前期の珍しい言い方」 『藤岡博士功績記念言語学論文集』昭10・12岩波書店 蜂谷清人 「助助詞〈う〉〈うず〉〈うずる〉の語形・用法に関する一考察―狂言古本を中心に」 『国語学』86昭46・9=『狂言台本の国語学的研究』昭52・12笠間書院 福島邦道 「ロドリゲス著『日本小文典』の研究」 『実践女子大学文学部紀要』12昭47・7=『キリシタン資料と国語研究』昭48・12笠間書院 46 うば 姥・祖母・乳母 柳田国男 『国語史新語篇』 昭11・12刀江書院=『定本柳田国男集18』昭38・8 柳田国男 『こども風土紀』 昭17・2朝日新聞社=『定本柳田国男集21』昭37・12 柳田国男 『毎日の言葉』 昭21・7創元社=『定本柳田国男集19』昭38・2 柳田国男 「国語史論」 『定本柳田国男集29』昭39・5 46 うばう 奪 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 46 うぶげ 産毛 永野賢 『にっぽん語風俗学』 昭44・10明治書院 46 うぶすな 産土神 新村出 『南蛮更紗』 大13・12改造社=『新村出全集5』昭46・2筑摩書房 柳田国男 「ウブスナのこと」 『定本柳田国男集13』昭38・1 46 うぶめ 柳田国男 『妖怪談義』 昭31・12修道社=『定本柳田国男集4』昭38・4 46 うべ 副詞 吉田金彦 『国語意味史序説』 昭52・11 46 うま 馬 『日本語の歴史1』 昭38・9平凡社 高野正美 「類語の諸相―馬と駒」 『古代ノート』2昭41・4 国立国語研究所 『日本言語地図5』 昭47・9 矢島文夫 「文化史とことば(1)馬」 『言語』7-昭53・1 木村康平 「万葉のウマとコマ―表現に関して」 『古代研究』10昭54・9 安達巌 『日本食物文化の起源』 昭56・5自由国民社 佐藤宣男 ④ 46 ―うちむれて 須田善四郎 「宇麻宇知牟礼底」 『万葉』32昭34・7 46 ―なめてたかのやまべを 菊沢季生 「万葉集巻十の歌の〈馬並而高山部乎」 『宮城学院女子大学研究論文集』20昭37・3 46 ―もゆきちがうほど 森昇一 「〈馬も行違ふ程〉の解釈卑見―好色五人女巻三の一節」 『野州国文学』23昭54・2 46 ―をひく てるおか・やすたか 『すらんぐ・卑語』 昭32・4光文社→こま 46 うまがち 丹羽一弥 「南紀方言〈すみれ〉の語史とウマガチ」 『東海学園国語国文』20昭56・10 46 うまきもの 味物 山田孝雄 「古事記なる〈味物〉のよみ方と意義」 『国語国文』9-1昭14・1 47 うまくだ 馬来田 菅原七郎 「〈馬来田〉考―馬の古称を求めて」 『言語生活』333昭54・9 47 うまくない 句 見坊豪紀 『ことばの海をゆく』 昭51・11朝日新聞社 47 うまころしばし 柳田国男 「橋の名と伝説」 『定本柳田国男集5』昭37・9 47 うまさけ 味酒 竹尾正子 「枕詞〈ウマサケ(ノ・ヲ)〉試論」 『福岡教育大学紀要』18-1昭43・12 竹尾正子 「巻七・一〇九四の〈味酒〉の訓について」 『美夫君志』14昭45・12 野上久人 「万葉集の〈うまし〉〈くはし〉〈うつくし〉〈うるはし〉について」 『尾道短期大学研究紀要』2昭28・1 橋本四郎 「うまし」 『万葉』24昭32・7 47 うましか 泉井久之助 「うましか」 『手帖』3昭23・4 47 うまずいこ 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 47 うまのさとう 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 47 うまらに 形容動詞 吉田金彦 『国語意味史序説』 昭52・11明治書院 47 うまれる・うまる 生 宮地敦子 「源氏物語における貴種生誕の表現―〈うまる〉〈いでく〉〈さしいづ〉など」 『論集日本文学・日本語2中古』昭52・11角川書店 47 うまれだち 鈴木丹士郎 ⑤ 47 うむ 生・産 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 47 うめ 梅 『日本語の歴史1』 昭38・9平凡社 新村出 「語源をさぐる1」 『新村出全集4』昭46・9筑摩書房 安達巌 『日本食物文化の起源』 昭56・5自由国民社 47 うめる 埋 加藤和夫 「特集・類義語の意味論的研究うめる・うずめる」 『日本語研究』2昭54・7 平沢洋一 「特集・類義語の意味論的研究さます・ひやす・うめる」 『日本語研究』3昭55・10 47 うら 浦 佐藤茂 「ウラ(浦)をめぐる語彙」 『日本海学会誌』5昭56・3 47 うら 末 西山謙二 「古代文学の表現―うれとうらとを通して」 『梅花女子大文学部紀要国語国文』16昭55・12 47 うら 接頭語 松浦照子 「複合形容詞〈うら―〉〈こころ―〉〈もの―〉〈なま―〉の形成―平安女流文学における」 『山形女子短大紀要』13昭56・3 47 うらうえ うらうへ 裏表 橋本不美男 「〈うらうへ〉考―後朝の文をめぐって」 日大『語文』39昭49・3 47 うらうら 副詞 森山隆 「上代語〈うらうら〉の語義について」 『言語科学』2昭41・3 47 うらさびしい 心寂 松浦照子 ⑨ 47 うらのはまゆうももえなす うらのはまゆふももへなす 句 室田浩然 「万葉集〈浦の浜木綿百重なす〉考(2)(3)」 『解釈』14-811昭43・811 47 うらぼん 裏盆 新村出 「梵語凡想」 『新村出全集4』昭46・9筑摩書房 47 うらむ 吉沢義則 『源語釈泉』 昭25・7誠和書院=『増補源語釈泉』昭48・5臨川書店 木之下正俊 「黄葉片々―動詞〈ウラム〉古活用臆断」 『万葉』31昭34・4 47 うらめしい 怨・恨 大野晋 『日本語の年輪』 昭41・5新潮文庫 47 うらやましい 羨 柳田国男 『国語の将来』 昭14・9創元社=『定本柳田国男集19』昭38・2 大野晋 『日本語の年輪』 昭41・5新潮文庫 47 うり 瓜 安達巌 『日本食物文化の起源』 昭56・5自由国民社 47 うる 売 永野賢 『にっぽん語風俗学』 昭44・10明治書院 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 47 うるいがわ うるゐがは 潤井川 新村出 「潤和川と潤井川」 『万葉』6昭28・1 47 うるかす 花田二徳 「〈うるかす〉と〈ホイト〉」 『日本語』21-1昭56・1 47 うるさい・うるさし 煩 蜂谷清人 「狂言〈右流左止(うるさし)〉の題名と表記」 『ぱれるが』昭43・4=『狂言台本の国語学的研究』昭52・12笠間書院 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 山崎良幸 『源氏物語の語義の研究』 昭53・6風間書房 菊田紀郎 ⑩ 48 うるし 漆 安達巌 『日本食物文化の起源』 昭56・5自由国民社 48 うるせし 浜千代清 「詞林抄〈うるせし〉について」 『女子大国文』30昭38・6 永田敏子 「ウルセシ・オボロケ考―宇治拾遺物語を中心として」 『女子大国文』39昭40・10 48 うるたう うるたふ 訴 遠藤嘉基 「〈うたふ〉か〈うるたふ〉か―巻十六〈京兆爾出而将訴〉について」 『国語と国文学』17-10昭15・10 遠藤嘉基 『訓点資料と訓点語の研究』 昭27・3中央図書 48 うるち 粳米 国立国語研究所 『日本言語地図4』 昭45・6 真田信治 「標準語の地理的背景」 徳川宗賢編『日本の方言地図』昭54・3中央公論社 48 うるね 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 48 うるま 宮良当壮 「うるま考」 『文学』2-5昭9・5 宮良当壮 「うるま」 『国語研究(仙台)』3-4昭10・4 48 うるわがわ うるわがは 潤和川 新村出 「潤和川と潤井川」 『万葉』6昭28・1 新村出 「潤和川再考」 『万葉』11昭29・4=『新村出全集3』昭47・5筑摩書房 『シンポジウム日本語1』 昭50学生社 48 うるわしい・うるわし うるはし 美麗 野上久人 「万葉集の〈うまし〉〈くはし〉〈うつくし〉〈うるはし〉について」 『尾道短期大学研究紀要』2昭28・1 中西良一 「平安朝文芸に於ける〈うるはし〉」 『和歌山大学紀要』13昭29・3 犬塚旦 「平安朝における〈うるはし〉の展開」 『論究日本文学』5昭31・6 犬塚旦 「〈うるはし〉と髪」 『解釈』2-6昭31・6 大野晋 『日本語の年輪』 昭41・5新潮文庫 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 吉永登 「海原は鷗立ち立つ うるはしとうつくし」 関西大『国文学』45昭46・7 済田千恵子 「美意識を表わす形容詞 上代・中古における〈うつくし〉〈うるはし〉」 『青山語文』2昭46・12 犬塚旦 『王朝美的語詞の研究』 昭48・9笠間書院 須之部多美 「上代におけるウルハシ」 お茶の水女子大『国文』45昭51・7 北原京子 「枕草子における美的語彙の研究〈うつくし〉〈うるはし〉を中心に」 『米沢国語国文』3昭51・9 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 松本明美 「ウルハシ考」 『叙説』昭57・10 48 うれ 末 品田太吉 「〈ウレ〉といふ語について」 『方言』3-1昭8・1 山田孝雄 『万葉集考叢』 昭30・5宝文館 西山謙二 「古代文学の表現―うれとうらとを通して」 『梅花女子大文学部紀要国語国文』16昭55・12 48 うれう うれふ 憂 慶野正次 「〈憂ふ〉の活用―活用研究法の一つの試み」 『国語展望』13昭41・6 48 うれしい 嬉・快・歓 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 国広哲弥編 『ことばの意味3』 昭57・5平凡社 48 ―ひめい 悲鳴 久世善男 『日本語雑学百科』 昭50・7新人物往来社 48 うれたし 慨・憂 吉沢義則 『源語釈泉』 昭25・7誠和書院=『増補源語釈泉』昭48・5臨川書店 48 うれむぞ 副詞 安藤正次 「〈宇礼牟曾)考」 『金沢博士還暦記念東洋語乃研究』昭7・12三省堂=『安藤正次著作集3』昭50・2雄山閣 48 うれわし うれはし 憂 吉沢義則 『源語釈泉』 昭25・7誠和書院=『増補源語釈泉』昭48・5臨川書店 48 うろ・うろこ 鱗 柳田国男 『蝸牛考』 昭5・7刀江書院=『定本柳田国男集18』昭38・8 小林好日 『方言語彙学的研究』 昭25・11岩波書店 柳田国男 「あたまを掻きつつ―雲脂(フケ)の方言(ウロ)と各地の方言―」 『言語生活』10昭27・7 前田富祺 「イロコとイロクヅ―その語形と語義」 『国語学』61昭40・6 国立国語研究所 『日本言語地図5』 昭47・9 石川知子 「知多半島の言語地理学的研究」 『椙山国文学』1昭52・2 柴田武 『方言の世界』 昭53・1平凡社 真田信治 「標準語の地理的背景」 徳川宗賢編『日本の方言地図』昭54・3中央公論社 48 うろこぐも 雲 新村出 「語源をさぐる1」 『新村出全集4』昭46・9筑摩書房 49 うろつく 彷徨 紫田武編 『ことばの意味1』 昭51・9平凡社 49 うろん 胡乱 鈴木修次 『漢語と日本人』 昭53・9みすず書房 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 村上雅孝 ⑨ 49 うわ 語素 松村観照 「〈ウワ〉の付く複合語の語源」 『学芸』39-487~490大11 49 うわなり 久倉京子 「〈うわなり〉と〈ミョヌリ〉―奄美方言の親族呼称に残る韓国語」 『奄美郷土研究会報』18昭53・3 49 うん 感動詞 鈴木敏幸 「鷗外と漱石の感動詞〈ふん〉と〈うん〉」 『文学と教育』2昭56・12 49 うんうん 云云 西川順土 「日本書紀巻一巻二の〈云云〉の用例をめぐって」 『皇学館大学紀要』9昭46・1 太田紘子 「〈云云〉の用法―特に東大寺図書館蔵法華論義草の場合」 『就実語文』1昭55・11 49 うんえい 運営 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 49 うんこう 運行 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 49 うんてん 運転 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 49 うんどう 運動 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 高野繁男 ⑨ 49 うんまんこっこ 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 49 える・う 得 吉田金彦 『国語意味史序説』 昭52・11明治書院 49 え 副詞 本田義彦 「源氏物語副詞〈え〉考」 『熊本女子大学学術紀要』9-1昭32・3 村山昌俊 「副詞〈え〉考 語法史における呼応弛緩の観点から」 国学院大『国語研究』44昭56・3 49 え 助詞 斎藤義七郎 「山形県杉山方言の可能を表す〈エ〉について」 『出羽方言研究彙報』1昭25・2 穐田定樹 「終助詞な〈古典語・現代語〉な・な…そ〈古典語〉え・よ・か〈現代語〉」 『国文学解釈と教材の研究』12-2昭42・1 五十嵐三郎 「間投助詞を・ろ〈古典語〉」 『国文学解釈と教材の研究』12-2昭42・1 酒井憲二 「特集・日本語における助詞の機能と解釈間投助詞や・を・ゑ・よ」 『国文学解釈と鑑賞』35-13昭45・11 49 えい 良 形容詞 浜田敦 「えい・よい・よろしい」 『国語国文』50-1昭56・1 49 えいが 映画 広田栄太郎 『近代訳語考』 昭44・8東京堂 松井栄一 『国語辞典にない語』 昭58・4南雲堂 永瀬治郎 ⑨ 49 えいきょう 影響 高野繁男 ⑨ 49 えいじつ 永日 蜂谷清人 ⑩ 49 えいせい 衛生 半沢洋子 ⑨ 49 えいもせず ゑひもせず 句 慶野正次 「〈ゑひもせず〉と〈ふとしく〉 『解釈』19-11昭48・11 49 えいゆう 英雄 宮地崇邦 「研究ノート〈英雄〉の意味について」 『国学院雑誌』80-8昭54-8 49 えいよう 栄養 額田淑 「栄養考」 『国語学』61昭40・6 国民栄養対策協議会編 『日本語栄養―その成り立ちと語意』 昭50・3第一出版 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 49 ええ 感動詞 「日本語さまざまから―エーの社会学」 『教育月報』12-123昭35・4 日向茂男 「談話における〈はい〉と〈ええ〉の機能」 国立国語研究所『研究報告集2』昭55・3秀英出版 49 ええ 形容詞 江端義夫 「知多方言に見られる形容詞〈良い(エー)〉の表現意識」 『国語学の世界』3昭48・3→えい 49 えがく 描 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 49 えがす 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 49 えき 駅 飛田良文 「ステーションから駅へ」 『日本文化会議』159昭57・9 真田信治 ⑨ 50 えきしじきょう 易子而教 遠藤哲夫 「故語漫筆(7)易子而教」 『国語展望』61昭57・6 50 えきなし 益無 土屋博映 「今昔物語集の〈甲斐無シ〉と〈益無シ〉」 『馬淵和夫博士退官記念国語学論集』昭56・7大修館 50 えぐ ゑぐ 蔵中スミ 「〈ゑぐ〉考」 『水門』9昭42・8 50 エゴイスチック 三宅鴻 「外来語のずれ」 『英語青年』116-4~12昭45・4~12 50 えこた 江古田 ハタノ・タダシ 「〈江古田〉のよみかた」 『カナノヒカリ』637昭50・9 50 えさ 柳田国男 『国語の将来』 昭14・9創元社=『定本柳田国男集19』昭38・2 50 えしがらみ 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 50 えじき 餌食 『日本語の歴史別巻』 昭41・6平凡社 50 エスカレーター 久世善男 『外来語ものしり百科』 昭53・6新人物往来社 50 えず 柳田国男 『国語の将来』 昭14・9創元社=『定本柳田国男集19』昭38・2 50 えずい 形容詞 武田泰 「エズイ考」 宮城県高校国語科教育研究会『研究集録4』昭38・5 武田泰 ⑨ 50 えずみ 地名 柳田国男 『地名の研究』 昭11・1古今書院=『定本柳田国男集20』昭37・8 50 えせ 似非・似而非 関一雄 「平安時代仮名文学のいわゆる接頭語その用例メモ(2)〈えせ〉〈わろ〉〈ひが〉について」 『山口大学文学会誌』28昭52・11 50 えぞ 蝦夷 金田一京助 「蝦夷名義考―カイ説の根拠について」 『国学院雑誌』61-12昭35・12 前田富祺 ⑨ 50 えた ゑた 穢多 新村出 「賤民名称考」 『新村出全集4』昭46・9筑摩書房 50 えだもとおおに 句 沢瀉久孝 「〈汗陳羽抓(うちはぶき)〉と〈朶文十遠仁(えだもとををに)〉」 『女子大国文』27昭37・12 50 えつぼ ゑつぼ 咲壺・笑壼 関宦市 「ゑつぼ(咲壼・笑壺)の語源について」 『鶴見女子大学紀要』1昭38・11 50 えで 柳田国男 『国語の将来』 昭14・9創元社=『定本柳田国男集19』昭38・2 50 えど 柳田国男 『国語の将来』 昭14・9創元社=『定本柳田国男集19』昭38・2 50 えとく 会得 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 50 えどまえ 江戸前 てるおか・やすたか 『すらんぐ・卑語』 昭32・4光文社 50 えども 地名 柳田国男 『地名の研究』 昭11・1古今書院=『定本柳田国男集20』昭37・8 50 えな 胞衣 渡辺友左 『日本語と性』 昭57・11南雲堂 50 えなさ 風位名 柳田国男 『増補風位考資料』 昭17・7明世堂=『定本柳田国男集20』昭37・8 50 えならず 句 斎木一馬 「国語資料としての古記録の研究―近世初期記録語の例解―」 『仏教史研究』3昭43・11 50 えにしだ 金雀児 新村出 『国語学論叢』 昭18・11一条書房=『新村出全集3』昭47・5筑摩書房 安達巌 『日本食物文化の起源』 昭56・5自由国民社 50 えね 不得 佐伯梅友 『万葉語研究』 昭38・4有朋堂 50 えのこ 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 50 えのころ 柳田国男 『方言と昔』 昭25・1朝日新聞社=『定本柳田国男集18』昭38・8 50 えば 柳田国男 『国語の将来』 昭14・9創元社=『定本柳田国男集19』昭38・2 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集19』昭38・2 柳田国男 『少年と国語』 昭32・7創元社=『定本柳田国男集20』昭37・8 50 えいのか えひのか 句 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 50 えびす 蝦夷 前田富祺 ⑨ 50 エベレスト 「ことばの百科〈チョモランマ〉と〈エベレスト〉―地名の異称」 『放送文化』35-3昭55・3 50 えみ ゑみ 微笑 藤原栄 「源氏物語に於ける〈わらひ〉〈ゑみ〉〈ほほゑみ〉に就いて」 『国文学攷』23昭35・5 51 えみし 蝦夷 菅原七郎 「えみし新考」 『言語生活』316昭53・1 北条忠雄 「蝦夷えみし・粛慎みしはせ―その日本語たるの語学的解明」 『国語学研究』22昭57・12 前田富祺 ⑨ 51 えむ ゑむ 笑 度部和雄 「万葉集における〈咲〉字」 『長崎大学教育学部人文科学研究報告』21昭47・3 山田実 「『おもろさうし』の〈ゑり〉〈ゑむ〉について」 『沖縄文化』45昭51・8 蜂矢真郷 「ワラフとエム―類義語の一側面」 『親和女子大研究論叢』910昭51・10 松尾聡 「わらふ・ゑむ・ほほゑむ」 『国語展望』52昭54・6 松尾聡 「〈ゑむ〉の語義吟味」 『国語展望』54昭55・3 51 えらい 偉 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 51 えらぶ 選 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 柴田武編 『ことばの意味2』 昭54・6平凡社 51 えり ゑり 山田実 「『おもろさうし』の〈ゑり〉〈ゑむ〉について」 『沖縄文化』45昭51・8 51 えりあし 襟足 永野賢 『にっぽん語風俗学』 昭44・10明治書院 51 えりをたてる 句 花田二徳 「〈買い求める〉〈襟を立てる〉」 『日本語』21-4昭56・5 51 える 助動詞 豊巻英吉 「南部(八戸)方言に於ける助動詞について―特にサル・エルについて」 『国語学』12昭28・9 51 エレベートル 槌田満文 「明治ことば誌」 『国文学解釈と教材の研究』25-10昭55・8 51 えん 縁 原田芳紀 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 松下貞三 「縁という語の受け入れ」 同志社大『人文科学』2-2昭49・3 51 えん 艶 吉沢義則 『源語釈泉』 昭25・7誠和書院=『増補源語釈泉』昭48・5臨川書店 北山谿太 「〈なまめかし〉〈艶〉考」 『国語と国文学』31-12昭29・12 大野晋 「優と艶と色好みと」 『図書』155昭37・6 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 梅野きみ子 「紫式部の〈えん〉」 『椙山女学園大研究論集』4昭48・3 犬塚旦 『王朝美的語詞の研究』 昭48・9笠間書院 梅野きみ子 「〈艶〉の源流と平安文学への反映」 『椙山女学園大研究論集』9-2昭53・2 森本元子 「千五百番歌合と女流(2)〈優〉と〈艶〉について」 『相模女子大学紀要』41昭53・2 梅野きみ子 『えんとその周辺―平安文学の美的語史の研究』 昭54・2笠間書院 木下美 『紫式部日記の研究―紫女書簡を中心に』 昭54・3私家版 梅野きみ子 「浜松中納言物語における〈えん〉と〈なまめく〉〈なまめかし〉」 『名古屋大国語国文学』49昭56-12 51 ―なり 橘誠 「源氏物語の語法・用語例―叙述語の省略〈えんなり〉の考察」 『国学院雑誌』73-11昭47・11 51 ―に 北山谿太 「〈艶にも凄くも〉―類義語法の研究」 『国語国文』昭29・10 51 ―にやさし 広瀬保 「〈艶にやさし〉の考察」 『日本文芸研究』16-4昭39・12 51 えんえき 演繹 広田栄太郎 『近代訳語考』 昭44・8東京堂 51 えんがちょ 網野善彦 『無縁・公界・楽』 昭53・6平凡社 51 えんぎ 縁起 野村耀昌 『仏教のことば放送ライブラリー23』 昭53・10日本放送出版協会 51 えんきりばし 柳田国男 「橋の名と伝説」 『定本柳田国男集5』昭37・9 51 えんげき 演劇 永嶋大典 ⑥ 51 えんさ 怨嗟 柳田国男 『国語の将来』 昭14・9創元社=『定本柳田国男集19』昭38・2 51 えんず ゑんず 怨 吉沢義則 『源語釈泉』 昭25・7誠和書院=『増補源語釈泉』昭48・5臨川書店 51 えんすけ 円助 槌田満文 「明治ことば誌」 『国文学解釈と教材の研究』25-10昭55・8 51 えんぜつ 演説 広田栄太郎 『近代訳語考』 昭44・8東京堂 久世善男 『言葉の名づけ親―翻訳に見る文明開化』 昭50・11朝日ソノラマ 斎藤毅 『明治のことば』 昭52・11講談社 杉本つとむ 『日本語講座6外国語と日本語』 昭55・3桜楓社 末広美代子 ⑨ 52 えんそ 塩酢 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 52 えんだか 円高 稲垣文男 「流行語昭和史(21)円高」 『放送文化』33-5昭53・5 52 えんタク 円― 池田弥三郎 「ことばのことば円タク」 『言語』6-5昭52・5 52 えんづゆばらい 柳田国男 『国語史新語編』 昭11・12刀江書院=『定本柳田国男集18』昭38・8 52 えんてい 淵底 斎木一馬 「記録語の例解―国語辞典未採録の用字・用語」 『古記録の研究』昭45・6続群書類従完成会 52 えんどう 豌豆・薗豆 新村出 『語源をさぐる1』 『新村出全集4』昭46・9筑摩書房 52 えんばい 塩梅 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店→あんばい 52 えんぴつ 鉛筆 久世善男 『言葉の名づけ親―翻訳に見る文明開化』 昭50・11朝日ソノラマ 52 えんやらこ 感動詞 柳田国男 『国語史新語篇』 昭11・12刀江書院=『定本柳田国男集18』昭38・8 52 えんるむ 地名 柳田国男 『地名の研究』 昭11・1古今書院=『定本柳田国男集20』昭37・8 52 お 緒 阿部健二 「古代語動詞〈一段型〉の特徴〈付〉玉の緒ばかり―〈緒〉と〈紐〉について」 『新潟大学国文学会誌』22昭54・1 52 お 接頭語 辻村敏樹 「敬語接頭辞〈お〉について」 『日本の言葉』1-4~2-2昭22・9~23・9=『敬語の史的研究』昭43・10東京堂 辻村敏樹 「吉利支丹関係資料に見える敬語接頭辞について」 『敬語の史的研究』昭43・10東京堂 松坂忠則 「〈お〉の功罪」 『女性改造』4-7昭24・7 柴田武 「〈お〉の付く語・付かない語」 『言語生活』70昭32・7 柴田武 「〈お〉を使う人・使わない人」 『計量国語学』4昭33・3 前田勇 「上品に言いたい女ごころ―〈お〉の付けすぎがわるいか」 『言語生活』115昭36・4 『日本語の歴史5』 昭39・11平凡社 柴田武 「〈お〉の付く語・付かない語」 『ことばの生活3』昭42・10筑摩書房 真下三郎 「女性はなぜ〈お〉をつけるか」 『国文学解釈と鑑賞』32-11昭42・10 国田百合子 「婦人語〈お〉の起源をたずねて」 『放送文化』24-2昭44・2 水谷一 「〈お〉ことばと幼児語について」 『音声学会会報』135昭45・12 Sibata Takesi “The honoric prefix“O”in Contemporary Japanese” papers in Japanese Linguistics 1 Linguistic Communications 7.1972 高田和子 『敬語について―接頭辞〈オ〉〈ゴ〉」 『国語学の世界』3昭48・3 伊吹一 「ことばと食べもの―婉容語の〈お〉」 『栄養と料理』昭48・4 野口幸雄 「〈花〉と〈お花〉―敬意の接頭語〈お〉をめぐって」 『ことばとくらし(新潟)』3昭50・3 宇野義方 「敬語講座9〈お〉と〈ご〉」 『実用現代国語』12昭52・12 柴田武 『方言の世界』 昭53・1平凡社 竹内常治 「〈お…〉のことば三つ」 『ことばと文化』84昭53・6 岩下裕一 「つきすぎる〈お〉について」 『昭和学院国語国文』12昭54・3 嘉山秀夫 「日本語学習指導における敬語〈お〉〈ご〉の扱い方」 『大東文化大紀要人文』18昭55・3 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 52 おあいそ 御愛想 岩淵悦太郎 『語源散策』 昭49・10毎日新聞社 松井栄一 『国語辞典にない語』 昭58・4南雲堂 52 おありがとうございます 岩淵悦太郎 「おありがとうございます」 『言語生活』57昭31・6 52 お…ある 山崎久之 「〈お…ある〉〈お…やる〉〈やる〉の変遷」 『近代語研究』1昭40・9 佐々木峻 「天草版平家物語の尊敬表現法―〈お…ある〉表現法と〈らるる・させらるる〉表現法(研究発表要旨)」 『国語学』68昭42・3 53 おい 感動詞 望月衛 「〈おい〉の限界」 『言語生活』162昭40・3 53 おいかに 副詞 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 53 おいきる 句 島田勇雄 「〈お行きる〉という言い方の由来について」 神戸大学国語国文学会『国文論叢』8昭35・5 都竹通年雄 「〈お行きる〉という言い方の歴史と分布」 『近代語研究』1昭40・9武蔵野書院=『三重県方言』22昭41・12 古瀬順一 「三河方言における〈お行きる〉式敬語表現」 『立正大学国語国文』8昭46・11 53 おいし 小石 亀井孝 「〈さざれ〉〈いさご〉〈おひ(い)し〉―石に関することばのうちから」 『香椎潟』8昭37・12 53 おいしい 形容詞 柳田国男 『毎日の言葉』 昭21・7創元社=『定本柳田国男集19』昭38・2 大野晋 『日本語の年輪』 昭41・5新潮文庫 国立国語研究所 『日本言語地図6』 昭49・3 53 おいしゃする 医者 山口諭助 「お医者する―名詞の動詞化について―」 『日本語』12-8昭47-10 53 おいそれと 岩淵悦太郎 『語源散策』 昭49・10毎日新聞社 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 53 おいた 老 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 53 お…いたす 小松寿雄 「〈お…する〉〈お…いたす〉〈お…申しあげる〉の用法」 『近代語研究』2昭43・1 53 おいて 於 山田孝雄 『漢文の訓読によりて伝へられたる語法』 昭10・5宝文館 大坪併治 「〈於〉の訓について」 『訓点語と訓点資料』25昭38・3 山口佳紀 「〈於〉字訓読考」 『国語研究室』4昭40・6 小山登久 「上代資料に見える〈於〉字について 措辞の類型から見た文体の考察」 『ノートルダム清心女子大紀要国語国文』3-1昭54・3 53 おいてある・おかれてある 句 森田良行 『日本語の発想』 昭56・3冬樹社 53 おいてけぼり 柳田国男 『妖怪談義』 昭31・2修道社=『定本柳田国男集4』昭38・4 53 おいでなさい 句 小林好日 『方言語彙学的研究』 昭25・11岩波書店 53 おいでなさいます 句 宮地幸一 『ます源流考』 昭55・7桜楓社 53 おいでになります 宮地幸一 昭55・7 53 おいはてぬ 句 加地伸行・小島憲之 「〈耆矣奴〉考」 『万葉』31昭34・4 53 おいます 句 堀田要治 「オイマス(会います)」 『三重県方言』1昭30・10 53 おいら 代名詞 小島俊夫 「滑稽本・人情本にあらわれた―〈ワタクシ・ワタシ・オレ・オイラ〉と敬語表現体系」 『国語学』79昭44・12=『後期江戸ことばの敬語体系』昭49・9笠間書院 53 おいらか 形容動詞 中西良一 「〈おいらか〉〈おほどか〉について―源氏物語用語覚書―」 『和歌山大学学芸学部紀要』8昭36・3 53 おいらくのこい 句 岩淵悦太郎 『語源散策』 昭49・10毎日新聞社 53 おいらけもの 木船重和 「紫式部の精神史展開と源氏物語の達成(2)〈おいらけもの意識・心情〉の投影をめぐって」 京都宮津高校『研究紀要』3昭42・3 53 おいらん 花魁 てるおか・やすたか 『すらんぐ・卑語』 昭32・4光文社 53 おいえさま 御家様 浅田善二郎 「おく様・おいゑ様・お内儀・おかみさまなど」 『あや』4昭39・4 53 おう 武藤博義 「〈おう〉と“Not So Much”―九州大刀洗方言の一考察」 ことばの会『ことば』23昭35・11 53 おう 追 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 53 おうい 応為 見坊豪紀 「明治前期の用語〈応為〉〈応有〉について」 『国語学』4445昭36・36 53 おうか 謳歌 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 53 おうぎ あふぎ 扇 伊藤慎吾 「源氏物語の扇考」 『武庫川国文』10昭51・11 53 ―をさしかくす 青島徹 「〈扇をさし隠す〉小考」 『国語』6-1昭32・4 54 おうぎょ 王魚 佐藤威夫 「〈王魚〉考」 『国語研究』28昭32・4白楊社 54 おうさわに あふさわに 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究』 昭37・9風間書房 54 おうし 牡牛 国立国語研究所 『日本言語地図5』 昭47・9 54 おうじゃく 尫弱 斎木一馬 「国語資料としての古記録の研究―記録語の例解―」 『国学院雑誌』55-2昭29・6 54 おうなおうな あふなあふな 原田芳起 「比較語彙の一試論〈あふなあふな〉をめぐって」 『文学語学』6昭32・12=『平安時代文学語彙の研究』昭37・9風間書房 54 おうなし あふなし 奥無 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究』 昭37・9風間書房 河原寛 「〈あふなし〉考」 『国語国文』47-8昭53・8 54 おうばん 椀飯 遠藤好英 ⑨ 54 おうひ 桜皮 本間俊麿 「桜皮考(佐渡方言における)」 『佐渡』1昭29-8 54 おうへい 横柄 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 54 おうぼう 横暴 押妨 石井みち江 ⑨ 54 おうま 牡馬 国立国語研究所 『日本言語地図5』 昭47・9 54 おうみ・おおみ おほみ 大海・麻績 二瓶愛蔵 「〈大海(おうみ)〉と〈麻績(をうみ)〉(再説)」 『日本語』20-4昭55・5 54 おうゆう 応有 見坊豪紀 「明治前期の用語〈応為〉〈応有〉について」 『国語学』4445昭36・36 54 おうよう 応用 鈴木修次 『漢語と日本人』 昭53・9みすず書房 54 おうりょう 横領 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 54 おうわく 枉惑 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 54 おえる 終 水谷静夫 「〈話を終わる〉と〈話を終える〉」 『口語文法講座3』昭39・11明治書院 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 国広哲弥編 『ことばの意味3』 昭57・5平凡社 54 おえん 句 虫明吉治郎 「おえん考(1)」 『操山論叢』1昭41・3 54 おお 奥武 仲松弥秀 「〈奥武〉考」 『沖縄文化』13昭38・10 54 おおい・おおし おほし 多 今泉忠義 「平安朝語法二三」 『国学院雑誌』44-1昭13・1 吉沢義則 「続源語釈泉(二)―多かり(形容動詞)に就いて」 『日本文学研究』昭26・2 中川浩文 「源氏物語の〈おほかり〉の語法」 京都女子大『女子大国文』2昭30・7 石川禎紀 「形容詞カリ活用の終止形について」 『解釈』7-8昭36・8 野沢勝夫 「形容詞〈多かり〉の語形に関する一解釈」 千葉県高校教研『国語教育』20昭40・3 稲垣瑞穂 「説話文学に現われた〈多し〉〈多かり〉―今昔物語集を中心として―」 『明石工業高専研究紀要』3昭42・2 小島幸枝 「〈大き〉と〈多し〉―キリシタン資料の表記をめぐって」 福井大『国語国文学』15昭46・2 吉沢義則 『増補源語釈泉』 昭48・5臨川書店 仁田義雄 「形容詞の装定用法―〈多イ〉をめぐって」 『文芸研究』85昭52・5 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 仁田義雄 『語彙論的統語論』 昭55・3明治書院 井上博嗣 「古代語における数量と程度〈おほし・おほきなり〉の場合」 『女子大国文』92昭57・12 54 おおくの 句 森田良行 昭52・10 54 おおいに 副詞 森田武 「〈大きに〉と〈大いに〉―キリシタン資料を中心として」 『国語国文学論攷岩佐正教授古稀記念』昭53・12渓水社 54 おおう 覆 柴田武編 『ことばの意味2』 昭54・6平凡社 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 田村公男 「おおう・かぶせる」 『日本語研究』3昭55・10 石井竜治 「つつむ・おおう」 『日本語研究』4昭56・12 54 おおうす 大臼 橘純一 「大臼と小臼」 『国語と国文学』25-7昭23・7 54 おおかた 大方 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 54 おおかめだおし 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 55 おおきい 大 大安隆 「形容詞〈大きい〉の系譜」 関西大『国文学』16昭31・6 中村通夫 『NHK国語講座現代語の傾向』 昭32・1宝文館 国立国語研究所 『日本言語地図1』 昭42・4 小島幸枝 「〈大き〉と〈多し〉―キリシタン資料の表記をめぐって」 福井大『国語国文学』15昭46・2 W・A・グロータース 『日本の方言地理学のために』 昭51・11平凡社 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 柴田武 『方言の世界』 昭53・1平凡社 菅野謙 「新しい・いい・豊かな・美しい・大きく―新聞広告(昭54)の形容表現」 『文研月報』30-6昭55・6 国広哲弥編 『ことばの意味3』 昭57・5平凡社 井上博嗣 「古代語における数量と程度〈おほし・おほきなり〉の場合」 『女子大国文』92昭57・12 55 おおきな 連体詞 中村通夫 昭32・1 森田良行 昭52・10 国広哲弥 昭57・5 55 おおきに 副詞 原栄一 「程度副詞おほきに小考」 『金沢大学教養部論集』8昭46・2 森田武 「〈大きに〉と〈大いに〉―キリシタン資料を中心として」 『国語国文学論攷岩佐正教授古稀記念』昭53・12渓水社 55 おおきみ 大君 高江恵子 「オオキミとスメロキについて」 『常葉国文』1昭51・7 佐竹昭広 『万葉集抜書』 昭55・5岩波書店 55 ―のまけのまにまに 井村哲夫 「大君の命かしこみ」 関西大『国文学』26昭34・7 55 ―のみことかしこみ 井村哲夫 昭34・7 55 ―のみことにされば 井村哲夫 昭34・7 55 おおくあらなむ 片山武 「〈多在南〉(二八二九)の解釈について」 『解釈』26-9昭55・9 55 おおくにぬしのみこと 大国主命 武田圭子 「大国主命と火遠理命とその神名の持つ意義」 『常葉国文』4昭54・6 55 オー・ケー 村野文三 「O・Kの語源その他」 『印刷雑誌』昭29・8 三宅鴻 「〈OK〉語源余聞・後日譚」 『言語生活』260263昭48-58 Y・M 「〈オーケー(OK)〉の語源」 『言語』7-2昭53・2 津田葵 「社会の中のことば〈OK〉その使用と機能」 『Nidaba』11昭57・3 55 おおけなし おほけなし 形容詞 今西祐一郎 「〈おほけなし〉の系譜物語史一面」 『静岡女子大学研究紀要』9昭51・3 55 おおけに 矢野貞一 「おおけに―感謝のことば」 『日本語』4-3昭39・3 55 おおじがふぐり おほぢがふぐり 螵蛸 広戸惇 「おほぢがふぐり考」 『Nidaba』5昭51・3 55 おおじしん 大地震 「〈オージシン〉か〈ダイジシン〉か」 『放送文化』32-4昭52・4 55 おおす おほす 仰 佐藤喜代治 『日本文章史の研究』 昭41・10明治書院 森昇一 「〈仰す〉をめぐりて」 『野州国文学』2昭43・10 虫明吉治郎 「源氏物語の敬語2」 『玉野高校研究紀要』13昭51・3 55 おおせごし おほせごし 仰越 伊吹一 「講座これだけは知っておきたいことばのエチケット(28)」 『茶道の研究』251昭51・10 55 おおせたもう おほせたまふ 仰給 虫明吉治郎 昭51・3 55 おおせらる おほせらる 穐田定樹 「〈宣はす〉〈仰せらる〉とその周辺」 『親和女子大学研究論叢』2昭43・12=『中古中世の敬語の研究』昭51・2清文堂 森昇一 「〈仰せらる〉の敬語化」 国学院大『国語研究』27昭44・3 虫明吉治郎 昭51・3 55 オーストリア 西浦英之 「幕末・明治初期の新聞にあらわれた外国名称呼・表記について」 『皇学館大学紀要』9昭46・1 55 おおぜい 大勢 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 55 おおぞう おほぞう 大様 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 55 おおぞら おほぞら 大空 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 55 おおどか おほどか 中西良一 「〈おいらか〉〈おおどか〉について―源氏物語用語覚書―」 『和歌山大学学芸学部紀要』8昭36・3 55 おおとなぶら 大殿油 前田富祺 『岩波講座日本語9』 昭52・6岩波書店 55 ―ちかくて 北山谿太 「源語・疑義三つ―語らふ・行くへ・大殿油近くて」 『国文学解釈と教材の研究』5-13昭35・11 55 おおとのごもり 大殿籠 尾崎暢殃 「大殿ごもり考」 『古代文学』13昭49・3 56 おおなおおな おほなおほな 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究』 昭37・9風間書房 56 おおなし おほなし 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 56 おおなめ 大嘗 直木孝次郎 「新嘗と大嘗のよみと意味」 『万葉』65昭42・10 西宮一民 「新嘗・大嘗・相嘗の訓義」 『皇学館大学紀要』14昭51・1 56 オーナメント 藤井継男 「オーナメントとアクセサリー」 『言語生活』170昭40・11 56 おおなむち おほなむち 角田千里 「オホナムチ覚書」 『東京女子大日本文学』47昭52・2 56 おおに おほに 門倉浩 「万葉オホニ考」 『古代研究』10昭54・9 56 おおの 大野 神堀忍 「宇野の大野―上代語彙〈大野〉の原義」 関西大『国文学』45昭46・7 56 おおのびに おほのびに 森重敏 「〈おほのびに〉と〈とぼしろし〉付けたり〈をぐきがきざし〉」 『万葉』94昭52・4 56 おおばぎぼうし 中平解 「言葉の教室(50)オオバギボウシ方言覚書」 『民間伝承』29-2昭40・7 中平解 「オオバギボウシ拾遺(2)」 『民間伝承』30-1昭41・3 56 おおばこ 車前草 小林好日 『方言語彙学的研究』 昭25・11岩波書店 長尾勇 「車前草考」 『語文』31昭43・12 長尾勇 「ナメクジ型とオオバコ型―語史研究における言語地理学の役割」 『国文学言語と文芸』65昭44・7 56 おおばんぶるまい 大盤振舞 遠藤好英 ⑨ 56 おおひと おほひと 柳田国男 『山の人生』 大15・11郷土研究社=『定本柳田国男集4』昭38・4 56 おおふねのつもりがうら 句 神堀忍 「〈大船の津守が占〉考」 関西大『国文学』50昭49・6 56 オープン 「〈始まる〉考―幕開け・オープン・こけら落し」 『放送文化』35-4昭55・4 56 おおマラヤ 金山宣夫 「辞書にない意味(8)」 『英語教育』27-11昭53・11 56 おおみえをきる 句 てるおか・やすたか 『すらんぐ・卑語』 昭32・4光文社 56 おおみことらま おほみことらま 山田孝雄 「〈大命良麻〉の文法上の解釈」 『国学院雑誌』11-1明38・1 56 おおみたから おほみたから 田畑厳穂 「〈おおみたから〉の解釈について」 『国文学解釈と教材の研究』14-1昭44・1 56 おおみねますなり おほみねますなり 句 門前真一 「古事記の〈寝〉字―〈大御寝也〉の試訓その他」 『万葉』34昭35・1 56 おおみふね おほみふね 大御船 尾崎暢殃 「大御船」 『学苑』497昭56・3 56 おおみや おほみや 大宮 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 56 ―のうちまできこゆ 大野雍熙 「用字と用語―大宮之内二手所聞の訓について」 北海道大『国語国文研究』13昭34・9 56 おおむぎ 大麦 安達巌 『日本食物文化の起源』 昭56・5自由国民社 56 ―こ 粉 安達巌 昭56・5 56 おおむね おほむね 築島裕 『平安時代の漢文訓読語につきての研究』 昭38・3東京大学出版会 56 おおや 大 真喜志瑶子 「おもろさうしにおける〈おや〉〈大や〉〈にや〉について」 『沖縄文化』40昭和48・7 56 おおやけ 公 大野晋 『日本語の年輪』 昭41・5新潮文庫 56 おおよそ 大凡 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 56 おおりのかたはございませんか 句 西谷博信 「〈お降りの方はございませんか〉」 『口語文法講座3』昭39・11明治書院 56 おおん おほん 接頭語 関一雄 「敬語の接頭語ミとオホンについて―源氏物語と宇津保物語の用例の対比」 『山口大学文学会誌』23昭47・11 榊原邦彦 「平安時代の〈おほむ〉と〈み〉について」 『国語国文学論集松村博司教授定年退官記念』昭48・4 関一雄 「源氏物語会話文における敬語の接頭語ミ・オホンの用法」 『言語と文芸』83昭51・9 56 おかあさん 母 亀井五郎 「〈お父さん〉〈お母さん〉の歴史(呼び方の多様さ)」 『実践国語』16-174昭30・3 久世善男 『新聞と日本語―話題のことばとその成り立ち』 昭48・4朝日新聞社 白木進 「標準口語としての〈おとうさん〉〈おかあさん〉の成立過程」 梅光女学院大『国文学研究』9昭48・11 白石浪男 「ママ・パパ・おかあさん」 『日本語』21-8昭56・10 57 おかいもの 御買物 熊谷直孝 「〈お買物はアメ中から〉など」 『みんなのコトバ』5昭34・3 57 おかげ 御陰 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 57 おかされる 冒 「ことば百科病におかされる―ゆれる表記」 『放送文化』36-5昭56・5 57 おかしい・おかし をかし 形容詞 市村平 「〈をかし〉といふ心境について」 『国学院雑誌』32-7~8昭6・7~8 岡崎義恵 「〈をかし〉の考察」 『日本文学論攷』昭13・1文学社 谷岡正三 「源氏物語の〈をかし〉」 『国文学解釈と鑑賞』12-6昭22・6 吉沢義則 『増補源語釈泉』 昭48・5臨川書店 池田義孝 「〈をかし〉と〈あはれ〉について」 『愛媛国語国文』昭28・1 山口晃 「平安朝諸日記にみえる〈あはれ〉と〈をかし〉の全貌」 『平安文学研究』12昭28・6 田中俊一 「風流と〈をかし〉」 『日本文芸研究』10-1昭33・3 川辺為三 「源氏物語〈あはれ〉考―あはれにをかしの解釈―」 『国文学解釈と教材の研究』8-14昭38・11 S. Hisamatsu “The Vocabulary of Japanese Literary Aesthetics” Centre for East Asian Cultural Studies. 1963 横井博 「枕草子の〈をかし〉の性格」 『国語と国文学』42-5昭40・5 近藤潤一 「後拾遺集の風体― 〈おかし〉系列とその変容について」 『国語国文研究』34昭41・6 小沢昭人 「枕草子の旧注における〈をかし〉の注釈について」 『中世文芸』47昭45・3 古賀光恵 「枕草子に現われた美的理念としての〈をかし〉」 『実践文学』40昭45・6 小沢昭人 「枕草子にあらわれる〈…係助詞(係り)…をかし(結び)〉構文の特徴―係助詞と〈をかし〉の関係」 『中世文芸叢書別巻3』昭48・1広島中世文芸研究会 上村悦子 「私の卒業論文〈あはれとをかしとおもしろしの考察〉」 『国文学解釈と鑑賞』38-1昭48・1 根来司 「枕草子の文体〈見立て〉と〈をかし〉」 『国語と国文学』51-4昭49・4 吉田金彦 「万葉のことばと文学(2)〈あはれ〉と〈をかし〉」 『短歌研究』33-9昭51・9 土屋博英 「枕草子の〈をかし〉と〈あはれなり〉―情景と動植物の描写から」 『佐伯梅友博士喜寿記念国語学論集』昭51・12表現社 根来司 『源氏物語枕草子の国語学的研究』 昭52・10有精堂 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 吉田金彦 『国語意味史序説』 昭52・11明治書院 河原寛 「枕草子の一語法について(続)〈をかし〉の周辺をめぐって」 『園田学園女子大論文集』12昭53・1 山崎良幸 『源氏物語の語義の研究』 昭53・6風間書房 土屋博映 「枕草子の美的理念語―〈あはれなる〉〈をかし〉〈めでたし〉を中心として」 『中田祝夫博士功績記念国語学論集』昭54・2勉誠社 奥山弘子 「和泉式部日記論―〈はかなし〉と〈をかし〉について」 『常葉国文』4昭54・6 森重敏 「ヲカシ(可笑・感興)の原義」 『叙説』昭54・10 根来司 「〈をかし〉と歌系列・文系列」 『国語語彙史の研究1』昭55・5和泉書院 根来司 ③ 57 おかしがる をかしがる 吉沢義則 昭25・7、48・5 57 おかしな 森田良行 昭52・10 57 おかしゃれ 貸 大塚光信 『キリシタン版エソポ物語』補注 昭46・3角川文庫 57 おかしゃれ 接続助詞 斎藤義七郎 「接続助詞オカシャレ―山形村山地方」 『言語生活』54昭31・3 57 おかた 御方 柳田国男 『こども風土記』 昭17・2朝日新聞社=『定本柳田国男集21』昭37・12 柳田国男 『毎日の言葉』 昭21・7創元社=『定本柳田国男集19』昭38・2 柳田国男 『少年と国語』 昭32・7創元社=『定本柳田国男集20』昭37・8 57 おかね 貨幣 国立国語研究所 『日本言語地図4』 昭45・6 57 おかべ 豆腐 渡辺正 「あることばの系譜―おかべ(豆腐)のこと」 『日本語』15-7昭50・9 渡辺正 「〈おかべ〉(豆腐)の由来」 『国語鹿児島』13昭51・3 58 おかぼ 陸稲 安達巌 『日本食物文化の起源』 昭56・5自由国民社 58 おかぼれ 傍惚 てるおか・やすたか 『すらんぐ・卑語』 昭32・4光文社 58 おがみ・おがめ をがみ・をがめ 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集19』昭38・2 58 おかみさま 御上様 浅田善二郎 「おく様・おいゑ様・お内儀・おかみさまなど」 『あや』4昭39・4 58 おがむ 拝 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 58 おかめはちもく 岡目八目 藪中蚊三 「おかめはちもく」 『言語生活』71昭32・8 岩淵悦太郎 『語源散策』 昭49・10毎日新聞社 58 おき 沖 室山敏昭 「ナダとオキ」 『国語と国文学』51-8昭49・8→かさぬいおき 58 ―おき 接尾語 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 58 おきあがり 沖上 鈴木弘道 「〈沖上り〉の被修飾語について―源氏物語須磨巻の解釈覚書」 『立命館文学』昭29・11 58 おきいた 沖板 湯浅照広 「岡山県旧児島湾の沖板の呼称―地域による沖板呼称の相違点」 『日本民俗学』92昭49・3 58 おきかえ おきかへ 置換 潁原退蔵 『江戸時代語の研究』 昭22・1臼井書房 58 おきかぜはふかばいもねで 句 福井照之 「和泉式部日記〈おきかぜはふかばいもねで〉の歌小考」 山口大『研究論叢人文社会』22昭48・1 58 おきそのかぜ よしだ・いたる 「〈目から鼻へ抜ける〉話―万葉〈於伎蘇乃可是〉をめぐって」 『文献探究』3昭53・9 58 おきつもの 沖藻 枕詞 石垣謙二 「己津物考」 『文学』14-78昭21・78 大星光史 「枕詞の用例と歴史―あかねさす・天ざかる・沖つ藻の・しろたへの・とほつ神・とほつ国」 新潟県高校教研『国語研究』13昭42・3 佐藤美知子 「万葉の文字表現の一種〈己津物〉考(1)」 『大谷女大紀要』8昭49・10 58 おきて 掟 野口三千三 「〈おきて〉というコトバと動き」 『時の法令』1011昭53・8 58 おきな 翁 阪倉篤義 『日本語の語源』 昭53・9講談社 58 おぎなう 補 阪倉篤義 『日本語の語源』 昭53・9講談社 58 おきなぐさ 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 58 おきなわ 沖縄 金城朝永 「地名〈沖縄〉の起源について」 『金田一博士古稀記念言語・民俗論叢』昭28・5三省堂 都竹通年雄 「〈沖縄〉の語源」 『沖縄文化』6-2昭42・12 金城朝永 「地名〈沖縄〉の起源について」 『沖縄文化論叢5』昭47・11平凡社 金城朝永 「地名〈沖縄〉の起源について」 『金城朝永全集上』昭49・1沖縄タイムス 58 おぎひと をぎひと 河内山清彦 「紫式部日記語彙小考―〈をぎ人〉は〈より人〉か」 『解釈』21-9昭50・9 58 おきゃあせ 関山和夫 「ことばはいきている芸どころに脈うつ〈おきゃあせことば〉―名古屋弁の命脈」 『放送文化』22-1~12昭42・1~12 58 おきゃん 御侠 てるおか・やすたか 『すらんぐ・卑語』 昭32・4光文社 58 おきる 起 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 斎賀秀夫・佐藤亮一編 『学研版日本方言地図3』 昭55・4学習研究社 城野光一 「北海道における起キレ〉から〈起キロ〉への変化と〈起キロ〉から〈起キレ〉への変化」 『北海道のことば五十嵐三郎先生古稀祝賀論文集』(昭56・4北海道方言研究会 58 おく 置・措 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 58 おく 形式動詞 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 58 おくさま・おくさん 奥様 芳賀綏 「おくさん」 『言語生活』71昭32・8 浅田善二郎 「おく様・おいゑ様・お内儀・おかみさまなど」 『あや』4昭39・4 牧野寛 「〈奥さん〉全盛時代」 『言語生活』209昭44・2 59 おくつき 奥津城 村田正博 「おくつき考」 『山辺道』25昭56・3 59 おぐな をぐな 童男 阪倉篤義 『日本語の語源』 昭53・9講談社 59 おくにおもうをみたまえわがきみ おくにおもふをみたまへわがきみ 句 佐伯梅友 「〈奥尓念乎見賜吾君〉私案」 『未定稿』8昭36・3 59 おくび 柳田国男 『方言覚書』 昭17・5創元社=『定本柳田国男集18』昭38・8 宮良当壮 「おくび(噯気・げっぷ・へど)の語源」 『教育手帳』50昭30・3 59 おくべし 置 河野喜雄 「〈置くべし〉の解釈―〈下京や〉再論」 『解釈』18-6昭47・6 59 おくやま 奥山 山名邦和 「歌語〈奥山・深山〉の意味の史的変遷―文化史的一試論」 『文化史学』22昭42・12 59 おくら 矢島文夫 「文化史とことば(9)ピーマンとオクラ」 『言語』7-9昭53・9 59 おぐらし 小暗 大坪併治 「おぐらき考」 『訓点語と訓点資料』4昭30・5 『シンポジウム日本語1』 昭50・10学生社 59 おくりいぬ 柳田国男 『妖怪談義』 昭31・2修道社=『定本柳田国男集4』昭38・4 59 おくりすずめ 柳田国男 『妖怪談義』 昭31・2修道社=『定本柳田国男集4』昭38・4 59 おくりな 謚 豊田国男 「イミナ(諱)とオクリナ(謚)―言霊信仰論(4)」 『研究と評論』17昭51・3 59 おくる 田中重太郎 「〈おくる〉の発生」 『国語国文』11-6昭16・6 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 59 おくれげ 後毛 永野賢 『にっぽん語風俗学』 昭44・10明治書院 59 おくれる 柳田国男 『毎日の言葉』 昭21・7創元社=『定本柳田国男集19』昭38・2 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 59 おけじゃ おけぢや 柳田国男 『母の手毬唄』 昭24・12芝書店=『定本柳田国男集21』昭37・12 59 おけやごめ をけやごめ 桶屋米 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 59 おこ 朸 柳田国男 『母の手毬唄』 昭24・12芝書店=『定本柳田国男集21』昭37・12 59 おこ をこ 嗚呼・尾籠 佐藤武義 「和製漢語の成立過程と展開―〈をこ〉から〈尾籠〉へ」 『文芸研究』65昭45・10 59 おご 娘 佐藤亨 ⑤ 59 おこう 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 59 おこうばり おかうばり 柳田国男 『方言覚書』 昭17・5創元社=『定本柳田国男集18』昭38・8 59 おこじ 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集19』昭38・2 59 おこじょ 上野勇 「利根のオコジョ」 『日本民俗学会報』3昭33・10 59 おこす 起 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 59 ―おこす 森田良行 昭52・10 59 おこす 遣 大塚光信 「湯山千句の抄」 『国語国文』26-3昭32・3 蜂谷清人 ⑤ 59 おこぜ をこぜ 柳田国男 『山の神とヲコゼ』 昭11・8寧楽書院=『定本柳田国男集4』38・4 足立東衛 「ヲコゼ考」 『近畿民俗』25昭34・8 川崎洋 「特集・俗語・卑語・罵倒語桟橋にぶち当たったオコゼ―方言にみる悪態のダイナミズム」 『現代詩手帖』23-5昭55・5 59 おごそか 巌 築島裕 『平安時代の漢文訓読語につきての研究』 昭38・3東京大学出版会 59 おこたる 怠 榊原邦彦 「平安時代の〈おこたる〉について」 『松村博司先生古稀記念国語国文学論集』昭54・11笠間書院=『平安語彙論考』昭57・11教育出版センター 59 おこない 行 大野晋 『日本語の年輪』 昭41・5新潮文庫 59 おこなう 行 「なるべく〈する〉でかたい感じになる〈行なう〉」 『ことば』76昭36・1 安田滋 「日英語の比較―〈する〉と〈行なう〉について」 『日本語学校論集』2昭50・2 59 おこりむし 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集19』昭38・2 60 おこる 怒 石井正彦 ⑨ 60 おこる 起 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 60 おこんばんは 今晩 古川緑波 「アプレ珍語研究―〈お今晩は〉など〈バカじゃなかろうか〉」 『自由国民』60昭29・5 60 おさいじゃすか 上村孝二 「あいさつお国めぐり(5)鹿児島の巻―おさいじゃすか」 『言語生活』353昭56・5 60 おさえる・おさう おさふ 押・抑 浜千代清 「おさへて申す―〈おさふ〉の意味―」 『女子大国文』34昭39・9 木川行央 「特集・類義語の意味論的研究おす・おさえる・つく」 『日本語研究』2昭54・7 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 60 おさおさ をさをさ 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 60 おさかべ 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集19』昭38・2 60 おさない・おさなし をさなし 稚 吉沢義則 『増補源語釈泉』 昭48・5臨川書店 塚原鉄雄 「意味論断章―〈わかし〉と〈をさなし〉」 『日本文学研究』昭26・5 佐藤喜代治 「近代の語彙1」 『講座国語史3』昭46・9大修館 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 60 おさなごこち をさなごこち 幼心地 吉沢義則 『増補源語釈泉』 昭48・5臨川書店 60 おさび をさび 柳田国男 『妖怪談義』 昭31・2修道社=『定本柳田国男集4』昭38・4 60 おさめかためなせ をさめかためなせ 修理固成 西宮一民 「古事記訓詁二題―修理固成・開天石屋戸而刺許母理坐也」 関西大『国文学』52昭50・9 60 おさめる・おさむ をさむ 治 「日本の政治語彙(1)ヲサム」 『月刊百科』219昭55・11 60 おし 啞 小林好日 『方言語彙学的研究』 昭25・11岩波書店 60 おしい・おし をし 惜・愛 小林好日 『方言語彙学的研究』 昭25・11岩波書店 小路一光 「研究の視点万葉集における〈あたらし〉と〈をし〉について」 『古代研究』2昭47・3 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 阪倉篤義 『日本語の語源』 昭53・9講談社 佐竹昭広 『万葉集抜書』 昭55・5岩波書店 国広哲弥編 『ことばの意味3』 昭57・5平凡社 山本宣朗 「〈折る〉と〈惜し〉―万葉集三九〇四番歌の解釈をめぐって」 『万葉』107昭56・6 堀部順子 「形容詞の語義交代に関する一考察―あらたし・あたらし・をしの場合」 『国語と教育』7昭57・12 60 おじ 『シンポジウム日本語1』 昭50・10学生社 馬瀬良雄 「長野県のことば(9)(10)―アニ・オジ・ネ・オバ(1)(2)」 『日本の屋根』22-910昭56・910→おとうと 60 おじ をぢ 池稔・池ヒサ子 「ことばのはたらきについて―〈をぢ〉〈をば〉及び〈せ〉〈いも〉の変遷―日本語親族名称とその呼称との関連について研究発表報告要旨」 『言語研究』48昭40・11 60 おじいさん 祖父 国立国語研究所 『日本言語地図3』 昭44・3 60 おしえる 教 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 峰村和江 「類義語の意味論的研究―〈教える・教わる〉と〈習う・学ぶ・勉強する〉」 『日本語研究』1昭55・3 国広哲弥編 『ことばの意味3』 昭57・5平凡社 60 おしがら 押柄 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 60 おしぐり 搗栗 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 60 おしけく 惜 吉田金彦 「万葉のことばと文学(16)〈思はく〉〈散らまく〉〈惜しけく〉」 『短歌研究』35-1昭53・1 60 おしせまる 押迫 見坊豪紀 『ことばの海をゆく』 昭51・11朝日新聞社 60 おしつまる 押詰 見坊豪紀 『ことばの海をゆく』 昭51・11朝日新聞社 60 おしてのしょうてん をしてのしやうてん 鈴木良昭 「とはずがたり巻四の〈をしてのしゃうてん〉について」 『解釈』22-1昭51・1 60 おしなる 高見三郎 「漢書列伝抄のオシナル・オセラルル」 『山辺道』23昭54・3 60 おしのぶ 押伸 田中重太郎 「枕草子の解釈と文法上の問題点」 『講座解釈と文法3』昭34・11明治書院 61 おしはかるけり 推量 佐田智明 「本居宣長のいわゆる〈おしはかるけり〉をめぐって」 『純真女子短大紀要』1昭34・3 61 おしみののしりて をしみのゝしりて 森本茂 「紫式部日記の解釈―〈惜しみののしりて〉考」 『解釈』12-9昭41・9 61 おしむらくは をしむらくは 惜 山田孝雄 『漢文の訓読によりて伝へられたる語法』 昭10・5宝文館 61 おしゃくじ 柳田国男 『史料としての伝記』 昭32・10村山書店=『定本柳田国男集4』昭38・4 61 おしゃもじ 柳田国男 『史料としての伝説』 昭32・10村山書店=『定本柳田国男集4』昭38・4 61 おしゃらく 御洒落 坂詰力治 ⑩ 61 おしゃる 山崎久之 『国語待遇表現体系の研究』 昭38・4武蔵野書院 岸田武夫 「近世語オシャル・クダサルの系譜」 『京都学芸大紀要』25昭39・10 大塚光信 「オシャル」 『叙説』昭54・10 蜂谷清人 ⑤ 61 おじゃる おぢやる 山本和子 「室町時代の敬語―〈ござる〉〈おじやる〉〈おりやる〉について」 東京女子大『日本文学』4昭30・1 『日本語の歴史5』 昭39・11平凡社 大塚光信 『キリシタン版エソポ物語』補注 昭46・3角川文庫 小林賢次 「版本狂言記におけるゴザル・オリャル・オヂャルとその否定表現形式」 『近代語研究6』昭55・5 61 おしゃれ 御洒落 大野晋 『日本語の年輪』 昭41・5新潮文庫 永野賢 『にっぽん語風俗学』 昭44・10明治書院 永野賢 『ことばの風俗史―女性と金に関する六十一章』 昭53・3教育出版 61 おじゃれ 内藤茂 『八丈島の方言』 昭54・3内藤茂 61 おしょうしい 笑止 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 61 おしょく 汚職 斎賀秀夫 ⑦ 61 おしょさん 池田弥三郎 「ことばのことばおしょさん」 『言語』6-10昭52・10 61 おしらさま 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集19』昭38・2 柳田国男 『海上の道』 昭36・7筑摩書房=『定本柳田国男集1』昭38・9 61 おしろい 白粉 永野賢 『にっぽん語風俗学』 昭44・10明治書院 61 おす 押 森田良行 「基礎日本語1」 昭52・10角川書店 木川行央 「特集・類義語の意味的研究おす・おさえる・つく」 『日本語研究』2昭54・7 61 おす 食 嶋稔 「〈食す〉考」 『岩手大学学芸学部研究年報』3-1昭22・6 61 おす 助動詞 木村恭造 「京都語の敬語助動詞〈オス〉」 『第一回京都語研究会発表原稿集』昭48・7 61 おずかり 吉沢義則 『増補源語釈泉』 昭48・5臨川書店 61 おすぎ 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 61 おすなる 来田隆 「敬語〈おすなる〉と洞門抄物」 『福岡教育大学紀要』27-2昭53・2 61 お…する 小松寿雄 「〈お…する〉の成立」 『国語と国文学』44-4昭42・4 小松寿雄 「〈お…する〉〈お…いたす〉〈お…申しあげる〉の用法」 『近代語研究』2昭43・1 61 おせらるる 高見三郎 「漢書列伝抄のオシナル・オセラルル」 『山辺道』23昭54・3 61 おせわさま 御世話様 中田祝夫 「〈ご苦労さま〉と〈御世話さま〉」 『言語生活』170昭40・11 61 おそい 遅 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 61 おそう おそふ 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 61 おぞき 吉沢義則 『源語釈泉』 昭25・7誠和書院=『増補源語釈泉』昭48・5臨川書院 61 おそなえ おそなへ 御供 なはしろ・せいたろう 「信仰と日本語(やまとことば)―〈オソナヘ〉と〈御供〉とのイミはちがふ」 『肇国』21-2昭34・3 61 おぞましい 悍 見坊豪紀 『ことばの海をゆく』 昭51・11朝日新聞社 62 おそめばな 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 62 おそらく 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 62 おそり・おそる・おそれ 畏・恐 井上親雄 「平仮名文における〈おそり〉と〈おそれ〉」 『国文学攷』54昭45・9 井上親雄 「宮内庁書陵部蔵群書治要古点の訓読―〈ヲソリて〉と〈オソレて〉」 『大坪併治教授退官記念国語史論集』昭51・5表現社 春日和男 「三宝絵詞東大寺切追考―〈おそる〉の活用など」 『大坪併治教授退官記念国語史論集』昭51・5表現社 62 おそろしい 恐 国立国語研究所 『日本言語地図1』 昭42・4 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 野元菊雄 「ことばの誕生と変化〈恐しい〉―同音衝突」 徳川宗賢編『日本の方言地図』昭54・3中央公論社 斎賀秀夫・佐藤亮一編 『学研版日本方言地図2方言と共通語』 昭55・4学習研究社 植田浩美・前田真紀・三宅和江・友定賢治 「〈恐ろしい(もの)〉を意味する育児語について」 『文教国文学』11昭56・12 62 おそわる 教 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 峯村和江 「類義語の意味論的研究〈教える・教わる〉と〈習う・学ぶ・勉強する〉」 『日本語研究』1昭53・3 62 おだいか おだひか 穏 築島裕 『平安時代の漢文訓読語につきての研究』 昭38・3東京大学出版会 62 おたいさま 行田邦夫 「おたいさま―語源物語」 『日本語』8-2昭43・2 62 おだく 汚濁 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 62 おたまじゃくし 佐藤清明 「馬鈴著の方言分布」 『方言と土俗』昭6・9 河原宏 「おたまじゃくしの方言」 『信濃』昭28・11・12 上野勇 「おたまじゃくしの方言」 『上州路』6-5昭34・5 柴田武 「オタマジャクシの言語地理学」 『国語学』53昭38・6 琉大方言研究クラブ 『琉球方言における〈おたまじゃくし・やぎ・かまきり・めだか〉の地域的分布』 昭40・1 「福島県相馬地方調査・言語編―概説・音韻的特徴・血族関係の語彙・じゃん拳と片足跳び・穴に関する表現の相異・肘と左利きについて・〈かえる〉と〈おたまじゃくし〉・〈額〉と〈かたつむり〉・〈山道〉〈中道〉〈浜道〉におけることばの流れ・結び」 『ほうげん』3昭42・3 柴田武 『言語地理学の方法』 昭44・8筑摩書房 加藤貞子 「言語地理学的方法による方言語彙の研究」 『方言研究の問題点』昭45・8明治書院 国立国語研究所 『日本言語地図5』 昭47・9 吹野順子 「兵庫県北西但馬語彙について―蛙とおたまじゃくし」 『郷言』8昭47・12 本堂寛 「〈かえる〉〈ひきがえる〉〈おたまじゃくし〉の名称―日本言語地図から」 『ことばの研究4』昭48・12秀英出版 上野勇 「おたまじゃくしの方言―日本言語地図のささやかな追跡調査から」 大阪樟蔭女子大『日本方言研究会第28回研究発表会発表原稿集』昭54・5 62 おため 御為 前田金五郎 「近世語雑考」 山田忠雄編『本邦辞書史論叢』昭42・2三省堂 62 おだやか 穏 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 62 おち をち 指示語 井手至 「所謂遠称の指示語ヲチ・ヲトの性格―上古における他界観念との関連において」 『国語と国文学』37-8昭35・8 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 62 おち をち 助詞 坪井美樹 「抄物にみられるヲチという言葉」 『国語国文』47-11昭53・11 大塚光信 「ヲチ」 『国語国文』48-7昭54・7 62 おち 落 てるおか・やすたか 『すらんぐ・卑語』 昭32・4光文社 62 おちあい 落合 落合重信 「落合という地名に関連して―川の合流点名の地名学的研究」 『水門』1昭38・7 62 おちかたひとにものもうす をちかたひとにものまうす 句 島内景二 「小特集・中世文学古今集旋頭歌の享受史―夕顔巻〈をちかた人にものまうす〉の解釈ともからめて」 『解釈』28-9昭57・9 62 おちこぼれ 落零 外山滋比古 「〈落ちこぼれ〉という言葉」 『三省堂ぶっくれっと』14昭53・4 「ことば百科〈積み残し〉〈落ちこぼれ〉―嫌われることば」 『放送文化』33-9昭53・9 63 おちず 北村英子 「〈落ちず〉〈去らず〉の成句について」 『樟蔭国文学』16昭53・9 63 おちど 越度・落度 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 63 おちゃっぴい 池上秋彦 ⑨ 63 おぢゃる 山本和子 「室町時代の敬語―〈ござる〉〈おじゃる〉〈おりゃる〉について」 東京女子大『日本文学』4昭30・1 63 おちゃをひく 茶挽 てるおか・やすたか 『すらんぐ・卑語』 昭32・4光文社 真下三郎 「遊里語研究(7)お茶を挽く」 『近世文芸稿』16昭45・6 63 おちょくる 寿岳しず 「おちょくる」 『言語生活』165昭40・6 63 おちる 落 柴田武編 『ことばの意味1』 昭51・9平凡社 森田良行 『基礎日本語1・2』 昭52・10、55・6角川書店 63 (かみなりが)― 国立国語研究所 『日本言語地図2』 昭42・3 63 おつ 乙 大橋紀子 「粋と意気との関係(3)滑稽本・人情本に現われた〈粋・意気・通・おつ・しゃれ〉の語彙」 『学苑』421昭50・1 彦坂佳宣 ⑨ 63 おっかけにん 『中世法制史料集3』補注 昭40・8岩波書店 63 おっかさま 柳田国男 『毎日の言葉』 昭21・7創元社=『定本柳田国男集19』昭38・2 63 おっかない 柳田国男 『毎日の言葉』 昭21・7創元社=『定本柳田国男集19』昭38・2 63 おっこ 鈴木長治 「イチイとキャラボクを中心として―特にその方言オンコとオッコについて」 『聖和』11昭48・12 63 おっしゃります・おっしゃいます 句 宮地幸一 『ます源流考』 昭55・7桜楓社 63 おっしゃっています 石坂正蔵 「どう違うか―〈いっておられます〉と〈おっしゃっています〉」 『講座現代語6』昭39・1明治書院 石坂正蔵 『敬語』 昭44・3講談社 63 おっつけ 追付 村上雅孝 ⑪ 63 おっと 夫 望月博美 「〈夫〉の呼称に関する研究―女子学生の調査を通して」 『玉藻』9昭47・12 馬場あき子 「言語時評〈夫〉ということば」 『言語生活』322昭53・7 63 おっぱーよし 柳田国男 『妖怪談義』 昭31・2修道社=『定本柳田国男集4』昭38・4 63 おつり 御釣 永野賢 『にっぽん語風俗学』 昭44・10明治書院 国立国語研究所 『日本言語地図4』 昭45・6 63 おでこ 柴田武 『言語地理学の方法』 昭44・8筑摩書房 63 おてだま 御手玉 「富山県おてだま方言の分布図」 『越中方言研究彙報』昭6・11 橘正一 「おてだまの方言」 『方言』4-5昭9・5 浅川清栄 「お手玉の方言―長野県下の分布―」 『信濃』6-7昭29・7 国立国語研究所 『日本言語地図3』 昭44・3 加藤貞子 「言語地理学的方法による方言語彙の研究」 『方言研究の問題点』昭45・8明治書院 堂前優子 「兵庫県北西但馬語彙について―お手玉」 『郷言』8昭47・12 日本常民文化研究所編 『日本常民生活資料叢書14中部篇2』 昭48・9三一書房 佐藤亮一 「方言の分布〈お手玉〉―方言量と孤例」 徳川宗賢編『日本の方言地図』昭54・3中央公論社 柄沢衛 「移住による方言の移植・伝播―巻町添山から置賜地方へわたった〈お手玉〉の俚言」 『まきの木』5昭54・6 上野勇 「おてだまの方言」 『上州路』7-1昭55・1 63 おてまえ おてまへ 手前 山崎久之 『国語待遇表現体系の研究』 昭38・4武蔵野書院 63 おでん 御田 てるおか・やすたか 『すらんぐ・卑語』 昭32・4光文社 63 おてんば 御転婆 てるおか・やすたか 『すらんぐ・卑語』 昭32・4光文社 池上秋彦 ⑨ 63 おと 音 馬田義雄 「万葉集訓詁一題―〈声〉と〈音〉」 『和歌山大学芸学部(人文科学)紀要』昭28・3 長沼弘毅 「冬窗雑談―〈棒〉のこと・〈ぼく〉のこと・音と色のこと」 『言語生活』27昭28・12 小野達 「〈オン〉と〈オト〉」 『音声学会会報』141昭47・12 安達隆一 「音的現象を表わす語彙の意味構造〈オト〉〈ネ〉〈コエ〉〈ヒビキ〉〈シラベ〉について」 『日本語学試論』1昭49・7 望月郁子 「ネ・コヱ・オト小考」 『静岡大教養部研究報告人文』15昭55・3 安部清哉 ⑩ 64 おと をと 遠 井手至 「所謂遠称の指示語ヲチ・ヲトの性格―上古における他界概念との関連において」 『国語と国文学』37-8昭35・8 64 おど 小川徹 「ヤサイのオド―津軽地方の親族呼称の一断面―」 『日本民俗学』37昭40・1 64 おとうさん 亀井五郎 「〈お父さん〉〈お母さん〉の歴史(呼び方の多様さ)」 『実践国語』16-174昭30・3 久世善男 『新聞と日本語―話題のことばとその成り立ち』 昭48・4朝日新聞社 白木進 「標準口語としての〈おとうさん〉〈おかあさん〉の成立過程」 梅光女学院大『国文学研究』9昭48・11 64 おとうと 弟 大野晋 『日本語の年輪』 昭41・5新潮文庫 64 おとがいをとり 斎木一馬 「記録語の例解―国語辞典未採録の用字・用語―」 『高橋隆三先生喜寿記念論集古記録の研究』昭45・6 64 おとぎ 御伽 角川源義 「御伽考」 『国学院雑誌』61-5昭35・5 桑田忠親 『大名と御伽衆増補新版』 昭44・6有精堂 64 おどく 山内洋一郎 「中世語雑記―おどく・ちもと」 『文教国文学』5昭51・11 64 おとこ をとこ 男 菊沢季生 「〈をのこ〉と〈をとこ〉の区別に就て」 『国語研究(仙台)』9-10昭16・10 吉沢義則 『源語釈泉』 昭25・7誠和書院=『増補源語釈泉』昭48・5臨川書店 国立国語研究所 『日本言語地図3』 昭44・3 阪倉篤義 『日本語の語源』 昭53・9講談社 望月誠 「徒然草における〈男(をとこ)〉についての一考察」 『解釈』26-7昭55・7 64 ―じもの 自物 松永多恵子 「〈男じもの〉試解」 『玉藻』2昭42・3 和田明美 「上代語〈じもの〉について―特に〈男じもの〉を中心として」 『訓点語と訓点資料』67昭57・5 64 ―で 手 原田芳起 「男手・女手名義考」 『樟蔭国文学』8昭46・3 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 64 おどし 脅 鈴木博 「語源追求の方法―カガシの場合」 『国語国文』51-9昭57・9 64 おとす 落 森田良行 『基礎日本語Ⅰ』 昭52・10角川書店 和田雅光 「類義語の意味論的研究うしなう・なくす・おとす」 『日本語研究』1昭53・3 成田徹男 「類義語の意味論的研究おとす・おろす・さげる・たらす」 『日本語研究』2昭54・7 64 おととい・おとつい おとつひ 一昨日 佐藤喜代治 「近代の語彙1」 『講座国語史3』昭46・9大修館 国立国語研究所 『日本言語地図6』 昭49・3 野元菊雄 「ことばの誕生と変化〈おととい(一昨日)〉―文体の分担」 徳川宗賢編『日本の方言地図』昭54・3中央公論社 浜田敦 「〈おととい〉と〈おとつい〉」 『国語国文』49-6昭55・6 64 ―のばん 晩 国立国語研究所 『日本言語地図6』 昭49・3 64 おとましい 疎 柳田国男 『方言覚書』 昭17・5創元社=『定本柳田国男集18』昭38・8 杉浦明平 「ことばについて―おとましい・イヌノフグリ・ヒトツカ・竹鉄砲と根っ木」 『言語』3-4569昭49・4569 64 おとめ 乙女・郎女・嬢子 神田秀夫 「〈郎子〉と〈郎女〉―昭和25年6月号の続き―」 『国語と国文学』29-6昭27・6 阪倉篤義 『日本語の語源』 昭53・9講談社 尾崎知光 「万葉集の〓嬬」 『訓点語と訓点資料』52昭54・3 西谷元夫 「万葉集における〈郎女〉と〈娘子〉」 『解釈』27-7昭56・7 橋本四郎 ③ 64 おどる をどる 〓 小泉道 「霊異記〈〓〉の訓釈」 『万葉』79昭47・5=『国語学』90昭47・9 64 おとろえる 衰 吉田光美 「特集・類義語の意味論的研究よわまる・よわる・おとろえる」 『日本語研究』3昭55・10 64 おどろく 驚 矢作春樹 「〈驚く〉の方言分布における山形県の位置」 山形大附属中学校『研究紀要』6昭44・3 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 64 おどろかし 鈴木博 「語源追求の方法―カガシの場合」 『国語国文』51-9昭57・9 64 おどろかす 森田良行 昭55・6 65 おないぎ 御内儀 浅田善二郎 「おく様・おいゑ様・お内儀・おかみさまなど」 『あや』4昭39・4 65 おなご をなご 女子 佐藤亮一 「方言の分布〈おんな〉―一般称から卑称へ」 徳川宗賢編『日本の方言地図』昭54・3中央公論社 65 おなじ 同 築島裕 『平安時代の漢文訓読語につきての研究』 昭38・3東京大学出版会 小久保崇明 「大鏡の語法―形容詞〈同じ〉の活用の形態を通して」 日大『語文』16昭38・12 小久保崇明 「和歌における形容詞〈同じ〉の活用について―中古・中世」 『古典論叢』9昭39・3 小久保崇明 『大鏡の語法の研究』 昭42・3さるびあ出版 長田久男 「ヤハリとヤッパリ・オナジとオンナジ」 『講座正しい日本語2』昭46・1明治書院 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 65 おなじき 伊牟田経久 「平安時代仮名和文の〈おなじき〉の用法」 『国語学』74昭43・9 65 おなみごえ 柳田国男 『国語史新語篇』 昭11・12刀江書院=『定本柳田国男集18』昭38・8 65 おなめ をなめ 妾 北条忠雄 「オナメ(妾)原流考―山木男女説話を低徊しつつ」 『日本方言研究会第31回研究発表会発表原稿集』昭55・10日本方言研究会 65 おに 鬼 森重敏 「ひと(人)かそ(父)おや(親・祖)―付けたりオニ・モノ・タマ・カミについて」 『万葉』93昭51・12 北条忠雄 「比羅夫はヒラヲ・恩荷はオニなるべし」 『国語学会昭和55年秋季大会発表要旨』昭55・10 65 ―ごっこ 国立国語研究所 『日本言語地図4』 昭44・3 上野勇 「鬼ごっこの方言」 『上州路』8-4昭56・4 65 ―ごと 事 柳田国男 「児童語彙解説」 『定本柳田国男集29』昭39・5 65 おにたけ 鬼岳 山田孝雄 『俳諧語談』 昭37・10角川書店 65 お…になる 辻村敏樹 「〈お…(に)なる〉考」 『国文学研究』4昭26・6=『敬語の史的研究』昭43・10東京堂 山田巌 「明治初期の文献にあらわれた尊敬表現〈お(ご)…なる〉について」 『ことばの研究』昭34・2秀英出版 原口裕 「〈お…になる〉考続貂」 『国語学』96昭49・3 65 おにゅう をにふ 遠敷 永江秀雄 「〈遠敷〉の語原―遠敷〈多〉説について」 『若越郷土研究』7-2昭37・3 65 おぬし・おのし 代名詞 山崎久之 『国語待遇表現体系の研究』 昭38・4武蔵野書院 65 おね をね 尾根 板橋倫行 「〈尾根〉と〈を〉」 『解釈』7-5昭36・5 65 おの をの 坪井忠二 「〈がの〉〈をの〉」 『言語生活』88昭34・1 65 おのおの 各・各々 峰岸明 「〈おのおの〉用字考―平安時代の記録資料を対象として」 『文学論藻』46昭46・6 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 65 おのがいとめでたしとみたてまつる ―見奉 句 門前真一 「〈おのがいとめでたしと見奉る〉に主従関係はあるか―同格句説の検討」 『国語と国文学』45-12昭43・12 65 ―おのれ 門前真一 「〈おのがいとめでたしと見奉るおのれ〉といふ文構造を作り出せるか―同格句説批判」 『山辺道』14昭43・7 65 ―をば 門前真一 「夕顔の巻の〈おのがいとめでたしと見奉るをば〉の〈をば〉についての補説」 『天理大学学報』27昭33・11 65 おのこ をのこ 男子・男 菊沢季生 「〈をのこ〉と〈をとこ〉の区別に就て」 『国語研究(仙台)』9-10昭16・10 吉沢義則 『源語釈泉』 昭25・7誠和書院=『増補源語釈泉』昭48・5臨川書店 土屋文明 「ヒト・ヲノコ・マスラヲ―万葉集私注覚書」 『文学』18-9昭25・9 阪倉篤義 『日本語の語源』 昭53・9講談社 65 おのずから おのづから 自 佐藤喜代治 『日本文章史の研究』 昭41・10明治書院 中西宇一 「副詞〈おのづから〉の自発性」 『中田祝夫博士功績記念国語学論集』昭54・2勉誠社 高村まどか 「〈おのづから〉考―源氏物語における」 『野州国文学』25昭55・3 高橋影三郎 「〈おのづから〉はなぜ〈タマタマ〉になるか」 『国語の教室から』特別号昭55・10 66 おのれ 己 佐伯梅友 『万葉語研究』 昭38・4有朋堂 66 おば をば 叔母・妹 馬瀬良雄 「長野県のことば(9)(10)アニ・オジ・ネ・オバ(1)(2)」 『日本の屋根』22-910昭56・910 66 おばあさん・おばあちゃん 御祖母様・御婆様 東恩納寛惇 「〈ターリー〉〈パパ・ママ〉及び〈おばあさん〉」 『沖縄文化』7昭37・8 松下史生 「オバサンとオバアサン―国語長母音の取扱い」 『日本語』5-4昭40・5 「きらわれています〈オバアチャン〉―むずかしい呼びかけのことば」 『放送文化』33-11昭53・11 66 おばけ 御化 柳田国男 『妖怪談義』 昭31・12修道社=『定本柳田国男集4』昭38・4 井之口章次 「お化けの方言調査」 『言語生活』94昭34・7 66 おはこ 御箱・十八番 てるおか・やすたか 『すらんぐ・卑語』 昭32・4光文社 66 おばさん をばさん 小母様 松下史生 「オバサンとオバアサン―国語長母音の取扱い―」 『日本語』5-4昭40・5 66 おはようございます 飯豊毅一 「あいさつ―おはようございます」 『言語生活』71昭32・8 66 おはらいばこ 御祓箱・御払箱 てるおか・やすたか 『すらんぐ・卑語』 昭32・4光文社 66 おはん 御飯 小林隆 ⑪ 66 おばんでがす 加藤正信 「あいさつお国めぐり(3)仙台の巻―おばんでがす」 『言語生活』351昭56・3 66 おびただしい 夥 佐藤喜代治 「近代の語彙1」 『講座国語史3』昭46・9大修館 松尾聡 「用例の少ない中古語の語意を追い求めて―〈おびたたし〉について」 『国語展望』39昭50・3 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 66 おひとりさま 御一人様 伊吹一 「〈お一人様〉か〈ご一人様〉か―スマートな電話の話法」 『茶道の研究』231~241昭50・24681012 66 おふろ 御風呂 鏡味明克 「分布解釈による言語地図の記号の体系的編成について―岡山県を中心に〈おふろ〉の方言を例として」 『岡山大教育学部研究集録』34昭47・8 66 おへんじ・ごへんじ 御返事 神谷馨 「〈お返事〉と〈ご返事〉」 『講座正しい日本語4』昭45・11明治書院 66 おぼ・おぼおぼし 朧 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 66 おぼえる・おぼゆ 覚 慶野正次 「〈おぼゆ〉といふ語の再検討」 『国語解釈』1-10昭11・11 石川徹 「平安文学語彙考証(その二)」 『平安文学研究』18昭31・6 藤川照三 「〈似る〉〈通ふ〉〈おぼゆ〉―宇治十帖を中心にして」 『河』5昭48・6 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 66 ―たまう たまふ 給 松尾聡 『平安時代物語論考』 昭43笠間書院 中村法 「〈覚え給ふ〉の或る場合」 『国語国文』10-4昭15・4 今泉忠義 「源氏物語敬語法一つ―〈おぼえ給ふ〉」 『国学院雑誌』55-4昭30・3 松尾聡 「〈覚え給ふ〉の語義」 『講座解釈と文法3』昭35・1明治書院 和田利政 「『とはずがたり』の敬語―御~形容詞・覚え給ふ」 『国学院雑誌』68-12昭42・12 木曾幸子 「源氏物語断片―〈おぼえ給ふ〉の一解釈」 『大阪城南女子短大研究紀要』6昭46・5 66 おぼこ てるおか・やすたか 『すらんぐ・卑語』 昭32・4光文社 66 おぼす 思 松尾拾 「〈思す〉及びその類語の発生と展開」 『国文学解釈と教材の研究』5-2昭35・1 桜井光昭 「今昔物語のオボス・ノタマフなど」 『学術研究』13昭39・12 桜井光昭 『今昔物語集の語法の研究』 昭41・3明治書院 木下美 『紫式部日記の研究―紫女手簡を中心に』 昭54・3私家版 66 おぼさる 田村忠士 「〈おぼさる〉の成立―宇津保物語を中心に」 広島大『国語教育研究』26昭55・11 66 おぼして 中村幸弘 「源氏物語中の〈思ひ…〉型複合動詞の尊敬表現―〈思ひて給ふ〉と〈おぼし…〉」 『今泉博士古稀記念国語学論叢』昭48・3桜楓社 66 おぼしいそぐ 思急 竹村佳代子 「源氏物語における〈おぼしいそぐ〉〈いそぐ〉について」 『高知女子大国文』10昭49・6 66 おぼしたまう おぼしたまふ 思給 森昇一 「宇津保物語の尊敬表現の一問題―思し給ふ・おはし給ふ」 『野州国文学』19昭52・3 66 おぼしめす 思召・思食 木下美 『紫式部日記の研究―紫女手簡を中心に』 昭54・3私家版 67 おぼつかなし 覚束無 河辺名保子 「おぼつかなし」 『国文学解釈と鑑賞』24-12昭32・10 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 67 おぼつかぬ 見坊豪紀 「〈おぼつかぬ〉の用例」 『日本語』6-11昭41・11 67 おぼのびに →おおのびに 67 おぼれる 溺 白石大二 「国語のために―水におぼれる・酒におぼれる・名利におぼれる・〈この国〉〈わが国〉をめぐって」 『実践国語教育』275278昭38・35 67 おぼろ 朧 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 67 おぼろけ 形容動詞 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究』 昭37・9風間書房 永田敏子 「ウルセシ・オボロケ考―宇治拾遺物語を中心として」 『女子大国文』39昭40・10 此島正年 「〈おぼろけ〉考」 『国学院雑誌』83-8昭57・8 67 おまい・おめー 内藤茂 『八丈島の方言』 昭54・3私家版 67 おまえ おまへ 御前 江湖山恒明 「〈おまへ〉の系譜」 『国語と国文学』15-2昭13・2 柳田国男 『少年と国語』 昭32・7創元社=『定本柳田国男集20』昭37・8 塚原鉄雄 「アナタとオマエ」 『いずみ』30昭33・12 山崎久之 「〈おまへ〉〈あなた〉の発生は待遇表現体系にどんな影響を与えたか」 『国語学』45昭36・6 渡辺友左 「ことば探訪オイ・お前・あなた―夫婦の呼び方に対する未婚女性の意見」 『言語生活』146昭38・11 小島俊夫 「〈アナタ〉〈オ前サン〉〈オ前〉―1809~1900における滑稽本・人情本・言文一致小説にあらわれた待遇表現体系の変化」 『言語と文芸』8-6昭41・11 向井克胤 「〈お前〉ということば」 『日本語』8-2昭43・2 小島俊夫 『後期江戸ことばの敬語体系』 昭49・9笠間書院 和久井生一 「〈お前〉についての一考察」 『語学研究』9昭51・12 榊原邦彦 「中古仮名作品に於ける〈御前〉」 『国語学論集2』昭55・1笠間書院=『平安語彙論考』昭57・11教育出版センター 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 67 ―さん 様 小島俊夫 昭41・11 小島俊夫 昭49・9 67 おまん 御前 代名詞 小林勉 「オマン考」 『頸城の方言』昭48・1 67 おまけに 御負 松井利男 「特集・接続詞のすべて接続詞小辞典口語編〈おまけに〉」 『月刊文法』2-12昭45・10 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 67 おまらせう 安田章 ④ 67 おみな をみな 女 阪倉篤義 『日本語の語源』 昭53・9講談社 67 おみな 嫗 阪倉篤義 『日本語の語源』 昭53・9講談社 67 おむすび 御結 伊吹一 「ことばと食べもの―おむすび談義」 『栄養と料理』昭48・2 67 おめかし 御粧 大野晋 『日本語の年輪』 昭41・5新潮文庫 永野賢 『にっぽん語風俗学』 昭44・10明治書院 坂詰力治 ⑩ 67 おめでとござえんしてね 漢東種一郎 「あいさつお国めぐり(1)出雲の巻―おめでとござえんしてね」 『言語生活』349昭56・1 67 おも 主・重 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 67 おもい 重 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 67 おもくるしい 重苦 森田良行 昭52・10 67 おもたい 重 森田良行 昭52・10 67 おもい おもひ 思 吉永亜美 「詞林抄〈恋〉と〈思〉」 京都女子大『女子大国文』30昭38・6 67 おもい… おもひ… 思 中村幸弘 「万葉集中の〈思ひ…〉型複合動詞について」 国学院大『国語研究』28昭44・5 中村幸弘 「源氏物語中の〈思ひ…〉型複合動詞調査ノート」 『国学院高等学校紀要』11昭44・11 中村幸弘 「源氏物語中の〈思ひ…〉型複合動詞の尊敬表現(資料篇)―〈思ひ…給ふ〉と〈おぼし…〉」 『国学院高等学校紀要』12昭45・11 68 おもいあがる おもひあがる 思上 石川徹 「平安文学語意考証―らんそう・むらすすき・にんず・したくづる・おもひあがる―」 『平安文学研究』20昭32・9 68 おもいいだす・おもいだす おもひいだす・おもひだす 思出 関一雄 「〈おもひいづ〉と〈おもひだす〉をめぐって―日本文章史小見」 『学芸国語国文学』2昭42・7 関一雄 『国語複合動詞の研究』 昭52・2笠間書院 68 おもいいづ おもひいづ 思出 関一雄 「〈おもひいづ〉と〈おもひだす〉をめぐって―日本文章史小見」 『学芸国語国文学』2昭42・7 関一雄 『国語複合動詞の研究』 昭52・2笠間書院 68 おもいかけたりしこころ おもひー 句 山本利達 「紫式部日記〈思ひかけたりし心〉をめぐって」 『滋賀大国文』12昭49・11 68 おもいがけない 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 68 おもいぐまなし おもひぐまなし 思隈無 石川徹 「平安文学語意考証(その七)―〈思ひぐまなし〉の意味と沿革」 『平安文学研究』25昭55・11 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 68 おもいてたまう おもひてたまふ 思給 中村幸弘 「源氏物語中の〈思ひ…〉型複合動詞の尊敬表現―〈思ひて給ふ〉と〈おぼして〉」 『今泉博士古稀記念国語学論叢』(昭48・3桜楓社 68 おもいつき おもひつき 思付 大野晋 『日本語の年輪』 昭41・5新潮文庫 68 おもいつくまま 野口三千三 「〈思いつくまま〉というコトバと動き」 『時の法令』昭53・7 68 おもいつつぞくるそのやまみちを おもひー 句 岡部政裕 「思いつつぞ来るその山道を」 静岡大『文理学部研究報告』9昭34・1 68 おもいでな 佐藤茂 「オモイデナ(ことば風土記)」 『言語生活』38昭29・11 68 おもいにはしぬならい おもひーならひ 思死習 山内洋一郎 「中世語雑記(続)思ニハ死ヌ習・かこう・番ヲ折ル」 『文教国文学』8昭54・3 68 おもいみだれて おもひ― 念紊・妄 佐竹昭広 『万葉集抜書』 昭55・5岩波書店 68 おもう おもふ 思・想・憶・懐 木之下正雄 「〈思ふ〉の内容を表わす連用形―〈aの…bに…思ふ〉の形式について」 白楊社『国語研究』33昭34・11 佐久間博子 「源氏物語の複合動詞―〈思ふ〉を含むものについて」 『国文学攷』37昭40・9 大野晋 『日本語の年輪』 昭41・5新潮文庫 清水克彦 「〈おもふ〉と〈もふ〉―希望的仮説」 『女子大国文』42昭41・8 鶴久 「万葉集における正訓文字の訓法―念・思について」 『福田良輔教授退官記念論文集』昭44・10 吉田金彦 「特集・上代語研究の現段階上代語発達の原始形態〈む〉〈おもふ〉同源説」 『月刊文法』3-1昭45・11 岡田俊子 「源氏物語における〈思ふ〉の敬語」 『香川大学国文研究』1昭51・9 橘誠 「源氏物語の語法・用語例―述語格の連用形の用法(1)〈思ふ〉系統の語の上位語を中心に」 『浅野信博士古稀記念国語学論叢』昭52・10桜楓社 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 目黒雅也 「英語を通して見る〈思う〉という言葉の意識」 『白百合女子大研究紀要』14昭53・12 柴田武編 『ことばの意味2』 昭54・6平凡社 佐竹昭広 『万葉集抜書』 昭55・5岩波書店 68 おもうわよーい 内藤茂 「あいさつお国めぐり(9)八丈島の巻―哀切の情〈おもうわよーい〉」 『言語生活』359昭56・11 68 おもへらく 山田孝雄 『漢文の訓読によりて伝へられたる語法』 昭10・5宝文館 68 おもほす 思 山本敦子 「〈おもほす〉についての考察 『たまゆら』12昭55・10 68 おもほゆ 思 五味保義 「万葉集詞句考―〈おもほゆ〉の性質」 『国語国文』11-4昭16・4 68 おもはく 思 吉田金彦 「万葉のことばと文学(16)〈思はく〉〈散しまく〉〈散しけく〉」 『短歌研究』35-1昭53・1 68 おもわず おもはず 不思 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 国広哲弥編 『ことばの意味3』 昭57・5平凡社 68 おもおし おもをし 橋詰延義 「オモヲシとモル」 『幡多方言』10昭35・9 68 おもかげ 面影 扇畑忠雄 「光と影―万葉の〈面影〉をめぐって」 『文芸研究』56昭42・7 武田元治 「中世歌論における〈おもかげ〉について」 『群馬大教育学部紀要人文社会』24昭50・3 佐竹昭広 『万葉集抜書』 昭55・5岩波書店 68 ―ばし 橋 柳田国男 「橋の名と伝説」 『定本柳田国男集5』昭37・9 69 おもきこう 喜多義勇 「源氏物語末摘花の一節について―〈おもきこう〉私解」 『実践女子大文学部紀要』15昭48・7 69 おもしろい・おもしろし 面白 向井寛 「源氏物語に見ゆる〈おもしろし〉」 『国語国文』7-2昭12・2 早坂礼吾 「〈おもしろし〉と〈めでたし〉」 『国文学解釈と鑑賞』12-6昭22・6 吉沢義則 『源語釈泉』 昭25・7誠和書院=『増補源語釈泉』昭48・5臨川書店 上西繁 「〈おもしろし〉の考察(上代語原篇)」 『神戸大学教育学部研究集録』3昭26・10 犬塚旦 「平安朝文学における〈おもしろし〉―宇津保・源氏の用例を主に」 『国語国文』26-9昭32・9 秋月洋子 「源氏物語における形容詞〈おもしろし〉について」 『高知女子大国文』7昭46・6 松尾聡 「〈おもしろし〉と〈たかし〉と」 『国語展望』30昭47・2 山田瑩徹 「土佐日記における〈おもしろし〉〈くるし〉寸感」 日大『語文』37昭47・3 上村悦子 「私の卒業論文〈あはれとをかしとおもしろしの考察〉」 『国文学解釈と鑑賞』38-1昭48・1 犬塚旦 『王朝美的語詞の研究』 昭48・9笠間書院 松尾聡 『源氏物語を中心としたうつくし・おもしろし攷』 昭51・12笠間書院 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 片山武 「〈如是〓怜〉(④746)―万葉の〈あはれ〉と〈おもしろし〉について」 『解釈』24-1昭53・1 山崎良幸 『源氏物語の語義の研究』 昭53・6風間書房 松尾聡 「〈おもしろし〉その用例採集報告」 『国語展望』62昭57・12 69 ―でした 辻村敏樹 「〈面白かったです〉と〈面白いでした〉」 『口語文法講座3』昭39・11明治書院 69 おもしろかったです 辻村敏樹 昭39・11 69 おもしろくない 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 69 おもだたし 面立 鈴木一雄 「おもだたし」 『国文学解釈と鑑賞』24-22昭34・10 69 おもて 表 大間知篤三 「オモテとヨコ―対馬の家の複世帯制」 『金田一博士古稀記念言語民俗論叢』昭28・5三省堂 69 おもて 面 坂部恵 『仮面の解釈学』 昭51・1東京大学出版会 69 ―おもて 面 遠藤好英 ④ 69 おもなし 面無 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究』 昭37・9風間書房 69 おもねる 阿諛・媚 前田富祺 ⑪ 69 おもむけ 趣 木之下正雄 「おもむけ」 『国文学解釈と鑑賞』24-22昭34・10 69 おもむろに 徐 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 69 おもらか 重 佐藤喜代治 『日本文章史の研究』 昭41・10明治書院 69 おもろ 仲原善忠・外間守善編 「オモロ未詳語」 『沖縄文化』4-17昭40・4 69 おや 祖・親 毛利正守 「古事記に於ける〈御祖〉と〈祖〉について」 『芸林』19-1昭43・2 真喜志瑶子 「おもろさうしにおける〈おや〉〈大や〉〈にや〉について」 『沖縄文化』40昭48・7 森重敏 「ひと(人)かそ(父)おや(親・祖)―付けたりオニ・モノ・タマ・カミについて」 『万葉』93昭51・12 69 おや をや 助詞 大坪併治 「文末助詞ヲヤについて―訓点語を中心に」 『大谷女子大学紀要』15-2昭55・12 69 おやかた 親方 渡口真清 「親方考」 『沖縄文化』30・31昭45・6 69 ―ひのまる 日丸 松下史生 「親方日の丸・霞が関・郵券」 『日本語』7-5昭42・7 69 おやげなや 柄沢衛 「新潟県方言雑考(2)〈おやげなや…〉をめぐって―方言歌」 『高志路』242昭51・7 69 おやこうこうばな おやかうかうばな 親孝行花 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 69 おやまき 母開 →ははかい(母開) 69 おやゆび 親指 前田富祺 「指のよび方について」 『文芸研究』56昭42・7 国立国語研究所 『日本言語地図3』 昭44・3→ゆび 70 おゆ 御湯 折口信夫 『折口信夫全集19国語学篇』 昭30・2中央公論社 70 ―をわかす 沸 ロゲルギスト 「ことばのことばお湯をわかす」 『言語』7-9昭53・9 70 おゆきる 行 都竹通年雄 「〈お行きる〉という言い方の歴史と分布」 『近代語研究1』昭40・9武蔵野書院 70 およそ 凡・大凡 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 70 およぶ 及 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 杉本武 「特集・類義語の意味論的研究およぶ・達する・つく〈着〉・とどく」 『日本語研究』3昭55・10 70 およばず 不及 大塚光信 『キリシタン版エソポ物語』補注 昭46・3角川文庫 70 および 及 山田孝雄 『漢文の訓読により伝へられたる語法』 昭10・5宝文館 小林芳規 「〈及〉字の訓読」 『言語と文芸』1-4昭34・5 伊藤栄樹 『おかしな条例―立案者への助言』 昭40・3帝国地方行政学会 水島義治 「特集・接続詞のすべて接続詞小辞典文語編〈および〉」 『月刊文法』2-12昭45・10 遠藤好英 「特集・接続詞のすべて接続詞小辞典口語編〈および〉」 『月刊文法』2-12昭45・10 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 小林一仁 「接続詞〈及び・並びに・又は・若しくは〉について(1)~(4)」 『月刊国語教育』2-2~5昭57・5~8 70 およる 御寝 佐藤喜代治 『日本文章史の研究』 昭41・10明治書院 70 おらっちゃらちゃ 岩倉政治 「富山〈おらっちゃらちゃ〉の方言」 『言語生活』71昭32・8 70 おらんく 土居重俊 「ことばはいきている―南国土佐のおらんくことば」 『放送文化』22-1~12昭42・1~12 70 オランダ 山下一海 「おらんだ西鶴」 『国文学解釈と教材の研究』10-6昭40・5 西浦英之 「幕末・明治初期の新聞にあらわれた外国名称呼・表記について」 『皇学館大学紀要』9昭46・1 70 おり 折 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 70 ―あしく 悪 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 70 おり 森昇一 「〈参う上る〉語義追考―おり・のぼり」 『野州国文学』18昭51・10 70 おりもの 織物 三上竹之助 「織物の名称起源について」 『学苑』271昭37・7 品川和子 「平安朝期におけるいわゆる〈織物〉について」 『学苑』409昭49・1 70 おりゃる 山本和子 「室町時代の敬語―〈ござる〉〈おじゃる〉〈おりゃる〉について」 東京女子大『日本文学』4昭30・1 『日本語の歴史5』 昭39・11平凡社 蜂谷清人 「〈おりゃる〉から〈ござる〉へ―歌謡のことばの変遷に関する一考察」 『国語学研究』9昭44・10 小林賢次 「版本狂言記におけるゴザル・オリャル・オジャルとその否定表現形式」 『近代語研究6』昭55・5武蔵野書院 70 おりゃらします 春日政治 「狂言詞覚書」 『九大国文学会誌』12昭12・3=『国語叢考』昭22・9新日本図書 蜂谷清人 「〈おりゃらします〉考」 『国語学』64昭41・3=『狂言台本の国語学的研究』昭52・12笠間書院 山本清 「虎清本の語法―〈おりゃらします〉の考察」 東京学芸大『国語国文学』3昭43・7 70 おりる 下・降 柴田武編 『ことばの意味1』 昭51・9平凡社 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 佐藤武義 「万葉語〈霜降〉に関する一考察」 『国語学研究』19昭54・12 森田良行 『日本語の発想』 昭56・3冬樹社 斎藤倫明 ⑨ 70 おる をる 折 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 山本登朗 「〈折る〉と〈惜し〉―万葉集三九〇四番歌の解釈をめぐって」 『万葉』107昭56・6 70 おらばやおらむ をらばやをらむ 折折 金井史 「〈おらばやおらむ〉小考」 『文学史研究』15昭49・7 今井正 「〈折らばや折らむ〉をめぐって―同語反復的仮定表現の一考察―」 『宇部短大学術報告』13昭52・3 70 おれる をれる 折 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 70 おる をる 居 山崎久之 「〈ゐる〉〈をる〉〈ある〉の表現価値―古文解釈のために」 『上毛国語』14昭33・8 佐藤亮一 「方言の分布〈居る〉―東西の対立」 徳川宗賢編『日本の方言地図』昭54・3中央公論社 奥秋義信 「〈おる〉と〈おられる〉」 『月刊ことば』4-1昭55・1 70 おらぬ 今泉忠義 「平安朝語法二三〈が・て・ては・なき・おらぬ・多し〉」 『国学院雑誌』44-1昭13・1 70 おられる 奥秋義信 昭55・1 松井利男 「〈おられる〉考」 『The Himeji Gakuin Review』5昭57・8 70 おり をり 居 瀬良益夫 「万葉集における有情とその存在表現―〈ゐる〉〈をり〉を中心として―」 『語文研究』67昭32・12 高田昇 「存在を表わす〈あり〉について―〈ゐる〉〈をり〉の比較を中心に」 『国文論叢』6昭32・12 田中重太郎 「〈をり〉の待遇語法について」 『講座解釈と文法3』昭35・1明治書院 田中重太郎 「枕草子における敬語―〈をり〉の待遇語法と〈御〉のつく語とを中心として」 『国文学解釈と教材の研究』5-2昭35・1 辻田昌三 「〈をり〉と〈とき〉」 『親和国文』9昭50・2 橘誠 「源氏物語の語法―用語例〈をり〉と〈ゐる〉と」 国学院大『国語研究』40昭52・3 阪倉篤義 「動詞の意義分析―ヰルとヲリとの場合」 『国語国文』46-4昭52・4 阪倉篤義 「語りの姿勢―〈をり〉の消長をめぐって」 『文学』45-5昭52・5 吉田金彦 『国語意味史序説』 昭52・11明治書院 沼田貞子 「存在を表わす〈あり・をり・ゐる〉について―中古の仮名文学作品における比較を中心に」 『山口国文』2昭54・2 71 おれ 対称代名詞 辻村敏樹 「記紀に見える〈意禮〉について」 『国文学研究』復刊1昭24・10=『敬語の史的研究』昭43・10東京堂 71 おれ 俺・己 小島俊夫 「滑稽本・人情本にあらわれた〈ワタクシ・ワタシ・オレ・オイラ〉と敬語表現体系」 『国語学』79昭44・12 野口幸雄 「〈オレ〉と〈オラ〉―西酒屋方言の自称代名詞」 『ことばとくらし』2昭48・7 小島俊夫 『後期江戸ことばの敬語体系』 昭49・9笠間書院 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 彦坂佳宣 ⑨ 71 おら 野口幸雄 昭48・7 71 おろかに 不覚 内田賢徳 「〈不覚(オロカニ)〉の訓について」 『帝塚山学院大研究論集』12昭52・12 71 おろす 降・下 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 成田徹男 「特集・類義語の意味論的研究おとす・おろす・さげる・たらす」 『日本語研究』2昭54・7 島田勇雄 ① 71 おろち をろち 大蛇 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集19』昭38・2 広戸惇 ⑪ 71 おろろ 柳田国男 『国語史新語篇』 昭11・12刀江書院=『定本柳田国男集18』昭38・8 71 おわす おはす 御座・在 宮嶋弘 「おはすの研究」 竜谷大『国文学論叢』1昭23・7 日浅和子 「源氏物語の敬語動詞〈おはす・おはします〉小考―行く・来るの意味を中心として」 『実践文学』2昭32・10 桜井光昭 「今昔物語集の〈御・座・在〉等の訓をめぐって」 『学術研究』7昭33・11 森田武 「日葡辞書に見えるVoasu, Voaximasuについて」 『国文学攷』21昭34・7 宮地幸一 「延慶本平家物語の〈おはす〉活用考」 国学院大『国語研究』9昭34・12 宮地幸一 「〈おはす〉及びその類語の発生と展開」 『国文学解釈と教材の研究』5-2昭35・1 小久保崇明 「千葉本系大鏡における〈おはす〉活用考」 日大『語文』12昭37・1 宮地幸一 『おはす活用考』 昭37・7白帝社 森野宗明 「オハス・イマスの活用の論―宮地幸一著『おはす活用考』を読んで―」 『国語と国文学』40-4昭38・2 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 深野浩史 「〈ます系・おはす系〉の敬語」 『源氏物語の研究(上)』昭45・7 小松正 「尊敬語〈おはす〉小考」 『一関工業専門学校研究紀要』8昭48・12 久保重 「源氏物語に見える〈おはします〉〈おはす〉についての一考察」 『樟蔭国文学』15昭52・10 木下美 『紫式部日記の研究 紫女手簡を中心に』 昭54・3私家版 71 おわさう おはさふ 原田芳起 「おはさふ・おはさうずの意味構造」 『語文』16昭30・12=『平安時代文学語彙の研究』昭37・9風間書房 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 71 おわしたまう おはしたまふ ―給 森昇一 「宇津保物語の尊敬表現の一問題―思し給ふ・おはし給ふ」 『野州国文学』19昭52・3 71 おわしまさう おはしまさふ 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 71 おわします おはします 日浅和子 「源氏物語動詞〈おはす・おはします〉小考―行く・来るの意味を中心として」 『実践文学』2昭32・10 森田武 「日葡辞書に見えるVoasu, Voaximasuについて」 『国文学攷』21昭34・7 石井文夫 「尊敬語〈…せ(させ)おはします〉について―その敬語史的検討」 『言語と文芸』76昭48・5 久保重 「源氏物語の地の文における敬語段階の移行について―〈おはします〉と叙述視点」 『大阪樟蔭女子大論集』14昭52・3 久保重 「源氏物語に見える〈おはします〉〈おはす〉についての一考察」 『樟蔭国文学』15昭52・10 木下美 『紫式部日記の研究―紫女手簡を中心に』 昭54・3私家版 71 おわそうず おはさうず 原田芳起 昭30・12、37・9 木之下正雄 昭43・11 72 おわた 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集19』昭38・2 72 おわる をはる 終 水谷静夫 「〈話を終わる〉と〈話を終える〉」 『口語文法講座3』昭39・11明治書院 大坪併治 「ヲハルとハツ」 『岡山大国文論稿』4昭51・5 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 柴田武編 『ことばの意味2』 昭54・6平凡社 国広哲弥編 『ことばの意味3』 昭57・5平凡社 72 おわる 仲宗根政善 「おもうの尊敬助詞〈おわる〉について」 『沖縄学の黎明』昭51・4沖縄文化協会 72 おわん 柳田国男 『方言覚書』 昭17・5創元社=『定本柳田国男集18』昭38・8 72 おん 御 田中重太郎 「枕草子における敬語―〈をり〉の待遇語法と〈御〉のつく語とを中心として」 『国文学解釈と教材の研究』5-2昭35・1 森野宗明 「鎌倉時代の敬語二題―〈御〉の形容詞直接用法と〈申せし〉型接続形式と」 『金沢大学教養部論集人文科学篇』昭38・2 桜井光昭 『今昔物語集の語法の研究』 昭41・3明治書院 阿部俊子 「〈御〉考」 『学習院女子短期大学紀要』1昭44・2 辻村敏樹 『敬語の史的研究』 昭43・10東京堂 小松正 「平家物語を中心にした接頭辞〈御〉」 『文芸研究』61昭44・2 榊原邦彦 「平安時代の〈御〉について」 『名古屋大学国語国文学』24昭44・7 山口雄輔・佐野信子・小野充子編 「源氏物語における接頭語〈御〉の訓み方索引」 『立正女子大国文』3昭49・3 池内健次 「こんてむつすむん地の〈御〉の字」 『ビブリア』62昭51・3 近藤政美 「キリシタン資料・ローマ字本コンテンツス・ムンヂにおける敬語接頭語〈ゴ〉〈ギョ〉〈おん〉〈み〉について」 『松村博司先生古稀記念国語国文学論集』昭54・11笠間書院 吉野政治 「語にあらわれた発想の相違による和習―上代における〈御〉という字の敬語接頭辞用法について」 『同志社国文学』15昭55・1 馬淵和夫 「いづれの御時にか―〈御〉の読み方」 『国語教室』8昭56・9 72 おん 音 小野達 「〈オン〉と〈オト〉」 『音声学会会報』141昭47・12 72 おん 恩 松下貞三 「恩という語の受け入れ―語史から文体史をめざして」 『国語国文』41-3昭47・3 72 おん…あり 御…在 若林俊英 「『とはずがたり』の敬語―主語尊敬の助動詞・補助動詞と〈御…あり〉〈御…なる〉の形式」 『湘南文学』14昭55・3 72 おん…なる 御…成 若林俊英 昭55・3 72 おんかじ 御加持 山本利達 「紫式部日記覚書―御加持・虎のかしら」 『滋賀大教育学部紀要人文社会教育』30昭56・3 72 おんかたがた 御方々 高橋巌 「源氏物語の〈人々〉と〈御方々〉」 『聖和』6昭41・10 72 おんがみ をんがみ 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集19』昭38・2 72 おんけつどうぶつ 温血動物 ロゲルギスト 「ことばのことば温血動物と冷血動物」 『言語』7-1昭53・1 73 おんこ 鈴木長治 「イチイとキャウボクを中心として―特にその方言名オンコとオッコについて」 『聖和』11昭48・12 73 おんころも 御衣 榊原邦彦 「平安時代の〈御衣〉の語について」 『豊田工業高専研究紀要』7昭49・8 73 おんさいまつ 御― 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究』 昭48・11風間書房 73 おんせい・おんじょう おんじやう 音声 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 73 おんぞ 御衣 佐藤武義 ⑨ 73 おんぞろか 潁原退蔵 『江戸時代語の研究』 昭22・1臼井書房 73 おんでない 井上章 「オンデナイ論」 『国語学研究』7昭42・8 73 おんときよし 御時良 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 73 おんな をんな 女 北条忠雄 「土佐日記〈おんなおきなにをしつべし〉私見」 『国語学』12昭28・7 村内英一 「女の方言異名」 『和歌山方言』1昭29・10 貴志正造 「女の呼び名」 『和歌山方言』2昭29・11 国立国語研究所 『日本言語地図3』 昭44・3 松井麻子 「夜の寝覚における〈むすめ〉と〈をんな〉について」 『立正女子大国文』1昭47・3 塩沢美代子 「女・女子・女性・婦人」 『言語生活』261昭48・6 阪倉篤義 『日本語の語源』 昭53・9講談社 佐藤亮一 「方言の分布〈おんな(女性)〉―一般称から卑称へ」 徳川宗賢編『日本の方言地図』昭54・3中央公論社 73 おんなきみ 女君 長谷川成樹 「源氏物語の人物呼称〈女君〉について」 『日本文学論集』4昭55・3 73 おんなじ 同 →おなじ 73 おんなで 女手 原田芳起 「男手・女手名義考」 『樟蔭国文学』8昭46・3 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 73 おんなにて 女 北山谿太 「源語〈女にて〉」 『解釈』6-5昭35・5 安東大隆 「〈女にて見たてまつらまほし〉小考―特に帚木巻・光源氏の美を中心として」 『解釈』19-9昭48・9 73 おんばごぜ 吉野忠 「オンバゴゼ・クワ」 『土佐方言』5昭38・5 73 おんはし 御― 榊原邦彦 「栄花物語の〈御はし〉の解釈」 『解釈』22-1昭51・1=『平安語彙論考』昭57・11教育出版センター 73 おんぶする 国立国語研究所 『日本言語地図2』 昭42・3 73 おんふみ 御文 木下美 『紫式部日記の研究―紫女手簡を中心に』 昭54・3私家版3 73 おんみ 御身 山崎久之 『国語待遇表現体系の研究』 昭38・4武蔵野書院 73 か 日 安田尚道 「日数詞(上・下)」 『国語と国文学』49-23昭47・23 73 か 化 佐竹昭広 『万葉集抜書』 昭55・5岩波書店 73 か 蚊 馬瀬良雄 「長野県のことば(8)同音衝突と方言分布(3)カとブヨ」 『日本の屋根』22-8昭56・8 馬瀬良雄 ⑧ 73 か 香 徳川宗賢 『日本の方言地図』 昭54・3中央公論社 73 か 代名詞 武田祐吉 「〈か〉〈かく〉〈かならず〉考」 『コトバ』昭8・8 古田東朔 「代名詞遠称〈あ〉系語と〈か〉系語の差異」 『文芸と思想』14昭32・7 片岡了 「コ・ソ・カ変遷の一面」 大谷大『文芸論叢』1昭48・3 清水功 「いわゆる副詞的指示語〈か〉〈さ〉について 指示体系変遷の考察の一環として」 『椙山女大研究論集』5昭49・3 74 か 助詞 沢瀉久孝 「〈か〉より〈や〉への推移(上)(中)(下)」 『国語国文』8-125昭13・125 佐伯梅友 『万葉語研究』 昭13・10文学社 沢瀉久孝 「〈か〉より〈や〉への推移補正」 『国語国文』9-7昭14・7 阪倉篤義 「反語について―ヤとカの違いなど」 『万葉』22昭32・1 石井文夫 「係助詞の発生についてのおぼえがき―〈ぞ〉〈か〉〈や〉について」 『未定稿』4昭32・12 白石大二 「係助詞―は・も・こそ・ぞ・なん・や・か」 『国文学解釈と鑑賞』23-4昭33・4 小久保崇明 「八代集よりみた係助詞〈や〉〈か〉の相違について」 『解釈』4-11・12昭33・12 門前真一 「〈思へか(も)〉〈思へや(も)〉考―已然形とその下につく〈か〉〈や〉」 『山辺道』7昭36・3 成田満穂 「西鶴語試論―〈疑問語+か~打消〉型について」 『国語と国文学』37-3昭35・3 石井文夫 「已然形をうける〈か〉〈や〉をめぐって」 『未定稿』9昭36・9 浅見徹 「〈か〉と〈や〉をめぐって―三代集における実態から」 『岐阜大学学芸部研究報告』10昭36・12 酒井秀夫 「万葉集の〈か〉〈かも〉」 『金城学院大学論集』9昭40・9 森重敏 「〈か〉より〈や〉への推移続貂」 沢瀉博士喜寿記念論文集刊行会『万葉学論叢』昭41・7 穐田定樹 「終助詞な(古典語・現代語〉な・な…そ〈古典語〉え・よ・か〈現代語〉」 『国文学解釈と教材の研究』12-2昭42・1 長谷川清喜 「副助詞だに・すら・やらむ〈古典語〉さへ(え)・でも〈古典語・現代語〉ほか・しか・やら・か・ほど・なり〈現代語〉」 『国文学解釈と教材の研究』12-2昭42・1 山田巌 「係助詞や・か〈古典語〉」 『国文学解釈と教材の研究』12-2昭42・1 瀬戸口俊治 「薩隅地方方言の方言地理学的研究―〈い〉語尾〈か〉語尾〈さ〉語尾形容詞の分布とその解釈」 『比治山女子短大紀要』1昭42・3 竹岡正夫 「富士谷成章の係結研究―係助詞〈か〉の発見」 『国語学』71昭42・12 岡崎正継 「疑問の表現―今昔物語のヤ・カ」 『野州国文学』2昭43・10 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 和田初栄 「新潟県北魚沼郡小出方言の文末詞―〈カ〉〈イ〉〈ケ〉〈ヤ〉について」 『方言の研究』1昭44・3 桑田明 「係り結びとは―〈ぞ〉〈か〉〈や〉の場合」 『佐伯博士古稀記念国語学論集』昭44・6表現社 森昇一 「係助詞ヤ・カと疑問表現」 『月刊文法』1-12昭44・9 鈴木直治 「〈哉〉〈乎〉〈歟〉〈耶〉の来源について―書経語法礼記131―」 『金沢大学教養部論集人文』7昭45・3 後藤和彦 「特集・日本語における助詞の機能と解釈終助詞か・かな・かも・かし・な・も・よ(感動)・ぞ〈ぜ〉〈さ〉〈わ〉〈とも〉〈や〉〈て〉〈の〉」 『国文学解釈と鑑賞』35-13昭45・11 外山映次 「特集・日本語における助詞の機能と解釈係助詞ぞ・なむ・こそ・や(やは・かも)・か(かは・かも)」 『国文学解釈と鑑賞』35-13昭45・11 大坪併治 「特集・日本語における助詞の機能と解釈格助詞と・や・やら・に・か・なり・の(だの)・たり」 『国文学解釈と鑑賞』35-13昭45・11 稲村徳 「特集・係り結び係り結びの生態―か(かは・かも)」 『月刊文法』3-5昭46・3 今泉忠義 「ゾからカへ―日葡辞書の用例から」 『金田一博士米寿記念論集』昭46・10三省堂 新川正美 「富士谷成章の国語助詞観―疑問助詞〈か〉〈や〉の本義」 『高校の言語教育』1-9昭48・12 山本清 「係助詞〈か〉から副助詞〈か〉へ―二葉亭四迷の場合」 『学芸国語国文学』12昭51・1 佐藤宣男 「文末用法における〈か〉と〈や〉―宇津保物語を中心として」 『佐藤喜代治教授退官記念国語学論集』昭51・6桜楓社 森昇一 「助詞ヤ・カの意味―〈疑問〉説をたづねて」 『野州国文学』20昭52・12 井上ひさし 「ことばさまざま〈か〉の問題」 『月刊ことば』2-3昭53・3 Ogawa, Kunihiko 「Subordinate questions and Ka-attachment」 『Discriptive and Applied Linguistics』12昭54・4 大坪併治 「訓点語の係助詞カ・ヤについて」 『橘茂先生古稀記念論文集』昭55・11 大野晋・丸谷才一 『日本語の世界14月報』 昭56・2中央公論社 滝沢貞夫 「〈か〉〈や〉の特殊用法について―八代集時代の和歌における」 『馬淵和夫博士退官記念国語学論集』昭56・7大修館 74 か 接尾語 関一雄 「平安時代の形容助詞語幹を作る接尾語―和文に見える〈らか〉〈やか〉〈か〉を中心に」 『山口大学文学会誌』20-2昭45・1 北条忠雄 「いわゆる接尾辞〈く〉の本質(後篇〉形式様態詞クおよびカ・ヤ・ゴト・サの記述的歴史的比較研究」 『秋田大学教育学部研究紀要人文社会』23昭48・2 75 が 蛾 藤原明 「蝶(蛾・蚕・蝙蝠・凧)考―系統論及び方言学的研究」 『国語学会昭49年秋季大会発表要旨』昭49・11 75 が 助詞 佐伯梅友 『万葉学論纂』 昭6・3明治書院 吉沢義則 『金沢博士還暦記念東洋語学乃研究』 昭7・12三省堂 今泉忠義 「〈を…である〉〈が…である〉考」 『コトバ』昭12・3 今泉忠義 「平安朝語法二三〈が・て・ては・なき・おらぬ・多し〉」 『国学院雑誌』44-1昭13・1 森田武 「日蓮上人遺文に見える格助詞〈の〉〈が〉の用法」 『国語研究(仙台)』6-9昭13・9 小林好日 「助詞〈が〉の表現的価値 『国語と国文学』15-10昭13・10 佐伯梅友 『万葉語研究』 昭13・10文学社 湯沢幸吉郎 『国語学論考』 昭15・2八雲書林 小林好日 『国語学の諸問題』 昭16・8岩波書店 松村明 『現代日本語の研究』 昭16・10白水社 石垣謙三 「語法より見たる今昔物語―〈が〉〈の〉の用法二三について」 『国語と国文学』18-10昭16・10 大岩正仲 「主格〈が〉助詞より接続〈が〉助詞へ(上)(下)」 『国語と国文学』21-35昭19・35 有賀憲三 「主語に附く場合の助詞〈が〉と〈は〉の用法」 『日本語』4-10昭19・6 中島文雄 「格助詞〈が〉と〈は〉について」 『市河博士還暦祝賀論文集』2昭21・11研究社 森重敏 「修飾語格小見―上代の助辞〈な・に・の・が〉」 『国語国文』17-134昭23・257 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集19』昭38・2 三宅武郎 「中学文法学習指導案第一時―〈は〉の文と〈が〉の文」 『コトバ』昭23・12 鈴木真咲 「射等籠荷四問―万葉地名における同格の助詞〈の〉及び〈が〉の用例などについて」 『文学』18-9昭25・9 西宮一民 「万葉集の助詞〈が〉〈の〉の或る場合」 『万葉』1昭26・10 青木伶子 「奈良時代における連体助詞〈が〉〈の〉の差異について」 『国語と国文学』9-7昭27・7 速川浩 「助詞は・がの英語学的考察」 『小樽商科大学人文研究』5昭28・1 高辻義胤 「〈名詞+が〉は対象語格なりや」 『愛媛国文研究』2昭28・2 山崎久之 「助詞〈の〉〈が〉の表現的価値―尊卑説批判」 『群馬大学紀要』2昭28・3 三上章 「ハとガの使分け」 大阪大『語文』8昭28・3 近畿方言学会編 「助詞〈は〉と〈が〉の問題」 『近畿方言』17昭28・4 佐伯梅友 「接続助詞〈ものの〉と〈が〉について」 『金田一博士古稀記念言語・民俗論叢』昭28・5三省堂 橘誠 「河内本源氏物語の語法(一)―主語特示の〈が〉について」 『国学院雑誌』54-3昭28・11 岡田正世 「〈雨の降る日〉と〈雨が降る日〉」 福井大『国語国文学』4昭29・7 斯林不二彦 「『浮世床』を通して見たる主語指示の助詞〈が〉と〈は〉」 『試論』1昭30・7 石垣謙二 『助詞の歴史的研究』 昭30・11岩波書店 本位田重美 「宇治拾遺物語における蔑称の〈が〉について」 『日本文芸研究』7-4昭30・12 宮地敦子 「誤用―〈が〉を中心として」 『国語国文』25-1昭31・1 荒正人 「言語時評〈が〉」 『言語生活』56昭31・5 為貞節穂 「逆接助詞〈が〉〈けれども〉」 『解釈』2-5昭31・5 丸山嘉信 「〈が〉考―終助詞表情の問題として―」 『国学院雑誌』57-7昭31・7 此島正年 「古代における格助詞〈が〉」 『国学院雑誌』57-7昭31・7 安田喜代門 「助詞がの研究」 『国学院雑誌』57-7昭31・7 斯林不二彦 「〈浮世床〉を通じて見たる主語指示の助詞〈が〉と〈は〉」 『試論』1昭31 浅見徹 「記紀の古さ―格助詞〈の〉〈が〉の用法から―」 『万葉』22昭32・1 中村通夫 『NHK国語講座現代語の傾向』 昭32・1宝文館 神作光一 「助詞〈が〉に関する研究序説」 『文学論藻』7昭32・6 船田逸夫 「国語〈~は〉〈~が〉と英語の表現」 『英文法研究』1-10昭33・2 Miyake Takeo 「およめにもらいたい話―〈が〉と〈を〉の問題」 『実践国語』19-209昭33・3 土井忠生 「格助詞―の・が・な・つ・だ・い・を・に・と・へ・より・よ・ゆり・ゆ・から・て―」 『国文学解釈と鑑賞』23-4昭33・4 Miyake Takeo 「〈が〉と〈こそ〉」 『実践国語』19-210昭33・4 塚原鉄雄 「接続助詞―ば・と・ども・とも・て・つつ・で・を・に・が」 『国文学解釈と鑑賞』23-4昭33・4 石井光治 「英米人のみた格助詞〈は〉〈が〉」 『英文法研究』2-3昭33・6 山田瑩徹 「三代集の詞書にみえる〈が〉と〈の〉―意識の上から」 『りてらえやぽにかえ』6昭33・6 寿岳章子 「室町時代の〈の・が〉―その感情価値表現を中心に―」 『国語国文』27-7昭33・7 中川浩文 「助詞〈の〉〈が〉〈つ〉の原初的性格について」 『女子大国文』10昭33・10 松村明敏 「万葉集における〈が〉助詞の一考察」 『国文学解釈と教材の研究』3-11昭33・11 寺田泰政 「いわゆる同格的用法の〈が〉について」 国学院大『国語研究』8昭33・11 此島正年 「古代における主格助詞〈が〉〈の〉」 『弘前大人文社会16国語国文学会篇II』87-99昭34・2 橘誠 「源氏物語〈桐壺〉から―〈いとやんごとなき際にはあらぬが〉の〈が〉の解釈」 『国文学解釈と教材の研究』4-8昭34・7 Miyake Takeo 「〈の〉と〈が〉の敬語法」 『実践国語教育』246昭36・2 シャルル・アグノエル 「近世までの日本語における助詞〈は〉及び〈が〉の用法について」 『説林』8昭36・10 木之下正雄 「連体節の主語につくノ・ガについて」 『鹿児島大研究紀要』13昭36・12 鎌田良二 「西鶴『世間胸算用』助詞・助動詞(1)〈の〉〈が〉の部」 『甲南国文』9昭37・4 佐伯梅友 「〈の〉か〈が〉か」 『日本文学研究』2昭37・11 三上章 『日本語の論理―ハとガ』 昭38・3くろしお出版 土井忠生 「室町末期で注意される言葉」 『国文学解釈と鑑賞』28-7昭38・6 『日本語の歴史1』 昭38・9平凡社 松尾拾 「ハとガ」 『講座現代語6』昭39・1明治書院 山田巌 「〈水が飲みたい〉と〈水を飲みたい〉」 『講座現代語6』昭39・1明治書院 鎌田良二 「世間胸算用の〈の・が〉」 『甲南国文』12昭40・2 愛宕八郎康隆 「奥能登珠洲方言の準体助詞〈〓〉について」 『言語研究』47昭40・3 浜田敦 「〈が〉と〈は〉の一面―朝鮮資料を手がかりに」 『国語国文』34-45昭40・45 山崎良幸 「助詞〈が〉の機能―特に主格を表わすとされている〈が〉について」 『高知女子大国文』1昭40・5 Yasuo Isami 「On the Generation of the-wa-ga Construciton in Japanese」 『中島文雄教授還暦記念論文集』昭40・8研究社 浅野鶴子 「実践面における〈が〉と〈は〉」 『日本語教育』7昭40・9 金田一春彦 「〈は〉と〈が〉の使い分けについて」 『日本語教育』7昭40・9 永野賢 「文章における〈が〉と〈は〉の機能」 『日本語教育』7昭40・9 三上章 「〈は〉と〈が〉の研究法」 『日本語教育』7昭40・9 後藤克己 「桐壺冒頭の文の構造について―助詞〈が〉の機能を中心として」 『国文学攷』38昭40・11 黒田成幸 「ガ・ヲ及びニについて」 『国語学』63昭40・12 山崎良幸 「助詞〈が〉の機能―特に主格を表わすとされている〈が〉について」 『高知女子大国文』1昭41・5 小山敦子 「〈の〉〈が〉〈は〉の使い分けについて―展成文法理論の日本語への適用」 『国語学』66昭41・9 鎌田良二 「世間胸算用の〈の・が〉」 『三重県方言』22昭41・12 佐伯梅友 『上代国語法研究』 昭41・12大東文化大学東洋研究所 森野宗明 「接続助詞ど・ども〈古典語〉が〈古典語・現代語〉ところが・けれども〈現代語〉」 『国文学解釈と教材の研究』12-2昭42・1 浅見徹 「格助詞が・の」 『国文学解釈と教材の研究』12-1昭42・1 山内洋一郎 「終助詞なむ・が・がな・ばや〈古典語〉」 『国文学解釈と教材の研究』12-1昭42・1 我妻多賀子 「助詞〈が〉の通時的考察」 『学習院大学文学部研究年報』13昭42・2 国立国語研究所 『日本言語地図2』 昭42・3 佐藤俊子 「格助詞〈が〉の尊卑関係―枕草子・源氏物語を中心に」 『藤女子大学国文学雑誌』2昭42・6 三上悠紀夫 「愚管抄における助詞〈が〉の資料」 『福井県立藤島高校研究集録』昭42・11 井上寿老 「言語の論理(下の中)―文章上下の呼応の問題の一環としての主語をめぐる助詞〈は〉〈が〉に関する諸問題」 『大分県立芸術短期大学紀要』6昭42・12 増井金典 「〈は〉と〈が〉の違いをどのように生徒指導すればよいか」 『滋賀県高校国語教育研究会会誌』42昭43・3 三上悠紀夫 「愚管抄における助詞〈が〉について―所謂連体格について」 福井大『国語国文学』13昭43・11 増井金典 「〈が〉と〈は〉について」 『滋賀大国文』6昭43・12 東郷吉男 「平安時代の〈の〉〈が〉について―人物をうける場合」 『国語学』75昭43・12 春日正三 「日蓮聖人ご遺文の国語学的研究(3)―助詞〈の・が〉の待遇意識」 『立正大学人文科学研究所年報』7昭44・12 清野いつ子 「御伽草子における〈の〉〈が〉について」 『日本文学ノート』5昭45・3 永野賢 『伝達論にもとづく日本語文法の研究』 昭45・5東京堂 山田瑩徹 「醒睡笑における〈が〉と〈の〉」 日本大『語文』33昭45・5 山崎良幸 「特集〈が〉〈の〉の徹底的研究〈が〉と〈は〉は区別されるか」 『月刊文法』2-11昭45・9 長谷川清喜 「特集〈が〉〈の〉の徹底的研究〈が〉〈の〉の類似と相違」 『月刊文法』2-11昭45・9 小沢重男 「特集〈が〉〈の〉の徹底的研究〈が〉〈の〉の語源―アルタイ系言語由来説」 『月刊文法』2-11昭45・9 鈴木丹士郎 「特集〈が〉〈の〉の徹底的研究〈が〉と〈を〉―〈文法が好き〉〈文法を好き〉」 『月刊文法』2-11昭45・9 風間力三 「特集〈が〉〈の〉の徹底的研究〈が〉〈の〉の変遷」 『月刊文法』2-11昭45・9 此島正年 「特集〈が〉〈の〉の徹底的研究〈が〉の意味・用法」 『月刊文法』2-11昭45・9 安本美典 「特集〈が〉〈の〉の徹底的研究接続助詞〈が〉の文章心理学」 『月刊文法』2-11昭45・9 山内洋一郎 「特集〈が〉〈の〉の徹底的研究〈もが〉〈がな〉と〈が〉」 『月刊文法』2-11昭45・9 森野宗明 「特集〈が〉〈の〉の徹底的研究接続助詞としての〈が〉―成立過程を中心に」 『月刊文法』2-11昭45・9 村上本二郎 「特集・接続詞のすべて接続詞小辞典口語編〈が〉」 『月刊文法』2-12昭45・10 森田良行 「特集・日本語における助詞の機能と解釈終助詞な…そ・な(禁止)・ばや・なむ・な・ね・に・が・がな・がも(希望)」 『国文学解釈と鑑賞』35-13昭45・11 山内洋一郎 「特集・日本語における助詞の機能と解釈接続助詞が・に・を・ものから・ものの・ものを〈から〉〈ので〉〈のに〉」 『国文学解釈と鑑賞』35-13昭45・11 佐伯梅友 「特集・日本語における助詞の機能と解釈格助詞が・の・つ」 『国文学解釈と鑑賞』35-13昭45・11 橘誠 「源氏物語の語法―主語特示の助詞〈の〉〈が〉の尊卑」 『新国学』4昭45・12 森田良行 「〈本が置いてある〉と〈本を置いてある〉」 『講座正しい日本語5』昭46・3明治書院 中村隆彦 「万葉集に於ける連体格助詞〈ガ〉〈ノ〉に関する小論―〈何〉の訓みをめぐって」 『旭川工業高等専門学校研究報告』8昭46・3 山口康子 「古本説話集の接続助詞〈が〉について」 『長崎大学教育学部人文科学研究報告』20昭46・3 大野一男 「接続助詞〈が〉の用法と英語の対応表現」 桜美林大学・桜美林短期大学紀要』11昭46・6 高橋俊三 「『おもろさうし』の助詞(2)〈が〉と〈の〉の相違」 『国際大学国文学』3昭46・9 我妻多賀子 「主格助詞〈が〉の発達」 『学習院大学国語国文学会誌』15昭47・1 望月孝逸 「日本語の表現の様式について―ハとガの意味的機能」 『千葉大学留学生部研究報告』7昭47・3 田村すゞ子 「対象語に〈が〉を伴わしめる語について」 『早稲田大学語学教育研究所紀要』10昭47・3 井能好三 「は・が弁」 『文芸広場』20-6昭47・6 桑山俊彦 「室町・江戸初期における〈の〉と〈が〉―待遇表現面を中心に」 『文芸と批評』3-910昭47・812 三宅武郎 「〈は・が〉の構造」 『国学院雑誌』73-11昭47・11 千葉昭治 「〈が〉と〈の〉の様相―その上代」 『秋田語文』2昭47・12 北原保雄 『大東急記念文庫蔵きのふはけふの物語研究及び総索引』 昭48・2笠間書院 桑山俊彦 「室町・江戸期における〈の〉と〈が〉―文構造面を中心に」 早稲田大『国文学研究』49昭48・2 尾上圭介 「文核と結文の枠―〈ハ〉と〈ガ〉の用法をめぐって」 『言語研究』63昭48・3 大江三郎 「願望のタイの前でのヲとガの交替」 九州大『文学研究』70昭48・3 山口康子・福田益和 「古本説話集目録訓読についての一視点」 『文学語学』66昭48・3 久野暲 『日本文法研究』 昭48・6大修館 山内洋一郎 「古本説話集目録の訓読について―〈の〉〈が〉補読に関する山口康子・福田益和両氏の論に対して」 『文学語学』68昭48・8 浜田敦 「〈が〉と〈は〉の一面」 『論集日本文化の起源5』昭48・11平凡社 増井金典 「〈が〉と共通する〈は〉―〈が〉と〈は〉について(2)」 『滋賀大国文』11昭49・1 井能好三 「が辞考(助辞性相論の1)〈が〉は本来主格辞ではない」 『文芸広場』22-9昭49・9 真田信治 「越中五ケ山方言での連体助詞〈の・が〉―その待遇表現上の差異について」 『金沢大語学文学研究』5昭49・10 桑山俊彦 「江戸後期における格助詞〈の〉と〈が〉の待遇価値」 『国語学会昭和49年秋季大会発表要旨』昭49・11 松尾拾 「法語の文体」 『日本の説話7』昭49・11東京美術 北原美紗子 「格助詞〈が〉についての試論―近松の作品より」 『清泉女子大紀要』22昭49・12 佐藤定義 「助詞〈の〉〈が〉の一考察―栄花物語月の宴を分析して」 『相模女子大紀要』38昭49・12 川瀬生郎 「格助詞〈が〉の用いられる表現と文形式について」 『日本語学校論集』2昭50・2 堺則彦 「〈は〉と〈が〉について」 『言語』4-2昭50・2 野原三義 「百控琉歌の助詞〈が・ど・も〉など」 『沖縄国際大文学部紀要』3-2昭50・3 村木新次郎 「〈水を飲みたい〉のに〈水が飲みたい〉とは?」 『新日本語講座2』昭50・3汐文社 阪田雪子 「ハとガはどう違う?」 『新日本語講座2』昭50・3汐文社 大久保忠利 「ハとガの常識を少し越えて文法を手のひらにのせてみる」 『春秋』166昭50・7 大野晋 「助詞ハとガの機能について―現代日本語の基本的構文の意味」 『文学』43-9昭50・9 川本茂雄 「フランス語学・一般言語学・国語学―ガとハに関連して」 『言語』4-10昭50・10 有馬俊子 「教科書『日本語の基礎』に提出されている助詞〈は〉と〈が〉について」 『研修』176昭50・10 本位田重美 『国語文法論への道』 昭50・12笠間書院 嘉山秀夫 「日本語学習指導に於ける主語につく助詞〈が〉と〈は〉の扱い方」 『大東文化大紀要人文』14昭51・3 桑山俊彦 「江戸後期における格助詞〈の〉と〈が〉の待遇価値」 『国語学』104昭51・3 堺則彦 「助詞〈の〉〈は〉に対応する助詞〈を〉〈に〉〈が〉について」 『解釈』22-4昭51・4 斎藤由美子 「〈ハ〉と〈ガ〉に関する一考察―東洋諸語との比較」 『古典と民俗』2昭51・6 柴田武 「沖縄県平良市方言の付属語duおよびnu, gaについて」 『佐藤喜代治教授退官記念国語学論集』昭51・6桜楓社 Harada, S.I. “Ga-No conversion revisited; A reply to Shibatani” 『言語研究』70昭51・11 信太知子 「〈水が飲みたい〉と〈水を飲みたい〉という言い方続貂―格助詞の発達と関連させて」 『佐伯梅友博士喜寿記念国語学論集』昭51・12表現社 川本茂雄 『ことばとこころ』 昭51・12岩波書店 斎藤由美子 「主格助詞〈が〉の発生―無住法師の作品を中心として」 『本位田重美先生定年記念論文集地域と文化』昭52・3 尾上圭介 「〈ハ〉と〈ガ〉の研究文献」 『言語』6-3昭52・4 中村邦夫 「芥川竜之介の文体―〈しかし〉〈が〉〈…が…〉三語間の使用率からみて」 『小松代融一教授退職嶋稔教授退官記念国語学論集』昭52・5 斉藤由美子 「接続助詞〈ガ〉の確立―無住法師の用例を中心として」 『古典と民俗』4昭52・6 大野晋 主格助詞ガの成立(上・下)」 『文学』45-67昭52・67 京極興一 「接続詞〈が〉―その発達と用法をめぐって」 『松村明教授還暦記念国語学と国語史』昭52・11明治書院 阿刀田稔子 「接続詞〈が〉〈で〉など」 『日本語教育研究』16昭52・12 柴田武 『方言の世界』 昭53・1平凡社 堺則彦 「助詞〈は〉と〈が〉について」 『解釈』24-2昭53・2 柳辰男 「主格表現における〈は〉と〈が〉の区別能力の発達―母国語指導アプローチの試み(1)」 『学芸国語国文学』14昭53・2 友田英津子 「が/の交替変形について」 『武蔵野女子大紀要』13昭53・3 春日政治 「主格につくガとハ」 『日本の言語学3』昭53・6大修館 松村明 「主格表現における〈が〉と〈は〉の問題」 『日本の言語学3』昭53・6大修館 山内洋一郎 「主格の〈の〉〈が〉と古典の理解」 『奈良教育大国文』2昭53・8 江端義夫 「〈が〉準体助詞の遺存分布考―主として中部地域方言について」 『国文学攷』79昭53・9 引原早百合 「方言における格助詞〈が〉〈の〉―準体助詞を中心に」 『日本方言研究会第27回研究発表会発表原稿集』昭53・10 柴谷方良 『日本語の分析―生成文法の方法』 昭53・12大修館 福田益和 「古今著聞集の研究―助詞〈の〉〈が〉の用法上」 『長崎大教養部紀要人文』18昭53 安達隆一 「文章における〈は〉と〈が〉―人物提示を中心として」 『国語国文学報』34昭54・1 桑山俊彦 「江戸後期における格助詞〈の〉と〈が〉―文構造面を中心に」 『群馬大教育学部紀要人文』28昭54・3 山崎幸雄 「名詞構文におけるハとガについての覚え書」 『富山大人文学部紀要』2昭54・3 上野尚美 「道の知らなく―助詞〈の〉〈が〉の特殊な場合」 『古典と民俗』8昭54・4 斉藤由美子 「場と言語表現―〈ハ〉と〈ガ〉の問題を中心に」 『古典と民俗』8昭54・4 坂口頼孝 「ハ・ガ小考」 『田辺博士古稀記念国語助詞助動詞論叢』昭54・8桜楓社 福田益和 「古今著聞集の研究―助詞〈の〉〈が〉の用法中・下」 『長崎大教養部紀要人文』1920-1昭54・9 安達隆一 「文章における文の時間性―〈は〉と〈が〉の関連において」 『東海学園国語国文』16昭54・9 関伊統 「日本語〈は〉〈が〉とインドネシア語の対応」 『語学研究』20昭54・11 増井金典 「〈が〉と〈は〉について(4)大野晋氏の仮説(未知・既知説)批判」 『滋賀大国文』17昭54・12 高島直樹 「日本語における主語上昇変形と〈は〉〈が〉」 『鹿児島大教育学部研究紀要人文社会』31昭54 近藤泰弘 『高山寺古訓点資料1』 昭55・2東京大学出版会 高司正夫 「終助詞〈が〉の分析―発話行為の視点から」 『九州工業大研究報告人文社会』28昭55・3 Harada, Sonoko 「A study of the occurrence of ga and wa in the stage of two-word utterances」 『神戸女学院大論集』26-3昭55・3 山田瑩徹 「三代集の詞書を通して見た格助詞〈が〉と〈の〉」 『日本大人文科学研究所研究紀要』23昭55・3 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 安達貞雄 「日本語の〈ハ〉と〈ガ〉の機能について」 『言語』9-7昭55・7 アンドレ・ヴロダルチック 「主題から主語へ・そして主語から主題へ―〈ハ〉と〈ガ〉」 『言語』9-8昭55・8 増井金典 「〈が〉と〈は〉について」 『滋賀大国文』18昭55・12 森田良行 『日本語の発想』 昭56・3冬樹社 井上ひさし 『私家版日本語文法』 昭56・3新潮社 菊地康人 「格助詞〈が〉〈を〉〈に〉の配置試案」 『言語学演習』81昭56・3 Funayama Chuta 「The ni-ga Construction in Japanese」 『Descriptive and Applied Linguistics』14昭56・4 永野賢 「〈は〉と〈が〉の区別」 『言語生活』353昭56・5 林四郎 「日本語の〈ハ〉と〈ガ〉の機能」 『教育科学国語教育』289昭56・6 神部宏泰 「肥前佐賀方言の主格表現法―主格助詞〈ノ〉〈ガ〉の用法について」 『国語史への道土井先生頌寿記念論文集上』昭56・6三省堂 中西宇一 「条件句における〈が〉と〈は〉の意味―複文における推論との関わり」 『馬淵和夫博士退官記念国語学論集』昭56・7大修館 永野賢 「助詞の〈が〉と〈は〉の使い分け―学校文法のために」 『教育科学国語教育』291昭56・7 北原保雄 『日本語の世界6』 昭56・9中央公論社 石垣謙二 「主格〈が〉助詞より接続〈が〉助詞へ」 『日本の言語学7』昭56・11大修館 岡崎晃一 「「大阿蘇」(三好達治)の〈は〉と〈が〉」 『島田勇雄先生古稀記念ことばの論文集』昭56・11明治書院 三宅武郎 「〈が〉の係詞性と〈徒(タダ)〉の解釈について』 『解釈』27-12昭56・12 西田千代 「〈ガ〉と〈ハ〉―新情報と旧情報」 『Sophia Linguistica』89昭56 野田尚史 「〈カキ料理は広島が本場だ〉構文について」 『待兼山論叢15日本学』昭57・1 斎藤友季子 「徒然草における格助詞〈の〉と〈が〉について」 『日本文学ノート』17昭57・2 南部輝二 「徒然草におけるガの一考察―人名を承ける用例について」 九州女子大『語学と文学』12昭57・3 友田英津子 「が/の交替変形と名詞らしさについて―挿入要素からの証拠」 『武蔵野女子大紀要』17昭57・3 Katoh, Masako 「On the semantic nature of ga」 『日本女子大紀要文学部』31昭57・3 福田香苗 「〈名詞が名詞を動詞〉文の処理について―動詞をかなめとして」 『京都大教育学部紀要』28昭57・3 吉本啓 「〈は〉と〈が〉―それぞれの機能するレベルの違いに注目して」 『言語研究』81昭57・3 Onokiyoharu 「〈squibs and discussion〉IS NP-wa NP-ga V-te ar:ungrammatical?」 『Linguistic Inquiry』13-2昭57・4 山田巌 『院政期言語の研究』 昭57・6桜楓社 田中成子 「熊本方言における格助詞〈ノ〉〈ガ〉について」 『音声・言語の研究』2昭57・7 原島邦雄 「ハとガについて」 『日本のコトバ』12昭57・10 Shirai Ken-ichiro 「Exhaustive-listing ga constructions」 『言語学研究』1昭57・12 坂野信彦 「ハとガの本義と使い分け―〈前提〉と〈着眼〉」 『中京大学教養論叢』23-3昭57 80 ガーリツク 冥王まさ子 「リレー連載新外来語和解(15)にんにくとガーリック―翻訳の立場から」 『翻訳の世界』7-12昭57・12 80 かあた 買 柴田武 「言語からみた日本の地域区分―〈買った〉と〈買うた〉と〈買あた〉」 『地理』7-6昭37古今書院 80 かい かひ 甲斐 西崎亨 「特殊仮名遣いから見た〈甲斐〉―〈ナマヨミノカヒ〉の語義私考」 『解釈』21-11昭50・11 80 かい 階 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 80 かい 終助詞 木村清人 「〈かい〉ことば」 『言語生活』62昭31・11 80 がい 害 柄沢衛 「〈害〉複合語―昭和40年代」 『日本語』16-3昭51・3 80 がい 雅意 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 80 かいいんかくいどの 会員各位殿 文化庁国語課編 『ことばシリーズ15言葉に関する問答集7』 昭56・4 80 かいおき 買置 吉川武時 「買いしめ・買いだめ・買いおき―ある類義語の研究」 『日本語教育』25昭49・12 80 がいかく 外郭 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 80 かいき 新村出 「東亜語源志」 『新村出全集4』昭46・9筑摩書房 80 かいぎ 懐疑 橋浦兵一 「明治のことば―〈懐疑〉をめぐって」 『言語生活』194昭42・11 80 かいけい 会稽 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 80 かいこ 蚕 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集19』昭38・2 藤原明 「蝶(蛾・蚕・蝙蝠・凧)考―系統論及び方言学的研究」 『国語学会昭49年秋季大会発表要旨』昭49・11 山口幸洋 「オカイコと私―養蚕語彙ノート」 『文芸あらい』8昭52・2 80 ―さん 室山敏昭 「カイコサン(蚕さん)の一生―養蚕語彙の全的記述を目ざして」 『言語生活』272昭49・5 室山敏昭 『地方人の発想法―くらしと方言』 昭55・11文化評論出版 80 ―のさなぎ 蛹 伊波普猷 「蚕の琉球語」 『方言』1-4昭6・12 80 かいこう 開口 佐藤亨 ⑪ 80 かいこう 邂逅 斎木一馬 「国語資料としての古記録の研究―記録語の例解―」 『国学院雑誌』55-2昭29・6 80 がいこく 外国 鈴木英夫 ⑥ 80 ―じん 人 鈴木英夫 ⑥ 80 がいざい 外財 網野善彦 「〈外財〉について」 『名古屋大文学部論集』昭55・3 80 かいさん 解散 大西邦敏 「国内政治と国際政治の用語の解説」 『自由国民』63昭29・8 80 かいしめ 買占 吉川武時 「買いしめ・買いだめ・買いおき―ある類義語の研究」 『日本語教育』25昭49・12 80 かいしゃ 会社 渡部萬蔵 『現行法律語の史的考察』 昭5・12萬里閣書房 久世善男 『言葉の名づけ親―翻訳に見る文明開化』 昭50・11朝日ソノラマ 斎藤毅 『明治のことば』 昭52・11講談社 81 かいしゃく 解釈 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 81 かいじん 開陣 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 81 がいじん 外人 板坂元 「日本語不審派(1)~(6)」 『月刊文法』2-6~3-昭45・4~11 81 がいず 上畝勝 「鹿奥島語〈がいづ〉考」 『方言』4-3昭9・3 81 かいせき 懐石 高橋敦子・綾部みつ子 「懐石の形成過程の研究―懐石なる用語および献立形式」 『風俗』21-4昭57・12 81 がいせき 外戚 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・風間書房 81 かいぞく 海賊 別役実 「犯罪のことば(19)」 『三省堂ぶっくれっと』23昭54・11 81 かいだめ 買溜 吉川武時 「買いしめ・買いだめ・買いおき―ある類義語の研究」 『日本語教育』25昭49・12 81 かいたり かひたり 買 連語 『シンポジウム日本語1』 昭50学生社 81 かいだん 恠談・怪談 進藤咲子 ⑥ 81 かいつ 三浦千春 「そゞろごと―かいつ・しこの田長につきて」 『しがらみ草紙』47 81 かいつぶり 浮田章一 「方言と『鳰(にほ)の浮巣』カイツブリ語彙考」 『日本語研究』2昭45・8 →かたつむり 81 かいと 地名 柳田国男 『地名の研究』 昭11・1古今書院=『定本柳田国男集19』昭37・8 野村伝四 「大和の垣内」 『旅と伝説』10-1昭12・1 千葉徳爾 「三河地方の小地名カイトについて」 『愛知大学綜合郷土研究所紀要』16昭46・3 81 かいどう 海道・街道 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 81 かいどものふち かひどものふち 土岐武治 「貝あはせ物語〈かひどものふち〉考」 『花園大学研究紀要』3昭47・3 81 かいなご 柳田国男 「食科名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 81 かいなし かひなし 甲斐無 土屋博映 「今昔物語集の―〈甲斐無シ〉と〈益米シ〉」 『馬淵和夫博士退官記念国語学論集』昭56・7大修館 81 かいほう かいはう 介抱 佐藤喜代治 「漢語在疑」 『山田孝雄追憶史学語学論文集』昭37・11宝文館 81 かいぼう 解剖 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 81 かいまみ 垣間見 西村亨 『王朝恋詞の研究』 昭47・12慶大言語文化研究所 81 かいめん 買免 『中世法制史料集3』補注 昭40・8岩波書店 81 かいもち 野村一彦 「かいもち」の調査 『方言』3-3昭8・3 81 かいり 海里 「〈海里〉と〈カイリ〉」 『放送文化』32-8昭52・8 81 かう 買 永野賢 『にっぽん語風俗学』 昭44・10明治書院 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 81 かいもとめる 買求 花田二徳 「〈買い求める〉〈襟を立てる〉」 『日本語』21-4昭56・5 81 かえる 買 森田良行 昭52・10 81 かう かふ 交 佐藤宣男 ⑩ 81 がう がふ 吉田金彦 「語源と語彙史―〈かむ〉〈かんがふ〉〈がふ〉を追ふ」 『大坪併治教授退官記念国語史論集』昭51・5表現社 吉田金彦 「万葉のことばと文学(4)万葉以前の古語〈がふ〉」 『短歌研究』33-11昭51・11 81 がえ がへ 助詞 水島義治 「〈吾(わ)は離(さか)るがへ〉東歌・防人歌における助詞〈がへ〉の考察」 『国語国文研究』50昭47・10 吉田金彦 『上代語助動詞の史的研究』 昭48・3明治書院 81 かえし かへし 反・返 田村美幸 「平中物話における〈かへし〉と〈かへりごと〉」 『二松学舎大人文論叢』13昭53・3 佐藤宣男 ⑪ 81 かえす 反・返・帰・覆 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 大能清子 「特集・類義語の意味論的研究かえす・もどす」 『日本語研究』4昭56・12 81 かえず かへず 不肯 大坪併治 「〈不肯〉の古訓について」 『国語学』32昭33・3 81 かえすかえす かへすかへす 返返 日野資純 「今昔物語集における動詞の反復表現―〈カヘスカヘス型〉の反復形を中心として」 静岡大『人文論集』23昭47・12 82 かえって かへつて 却・反 副詞 小杉商一 「なかなか・かへって・結句」 『浅野信博士古稀記念国語学論叢』昭52・10桜楓社 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 佐藤宣男 ⑪ 82 かえで 楓 佐藤喜代治 「〈楓〉および〈桂〉についての若干の考察」 『倉野憲司先生古稀記念古代文学論集』昭49・9桜楓社 82 かえらばかえれいもによりては かへらばかへれいもによりては 佐竹昭広 「万葉の抒情と言語―覆らば覆れ妹によりては」 『国文学解釈と教材の研究』19-6昭49・5 82 かえり 返 佐藤宣男 ⑪ 82 ―ごと 田村美幸 「平中物語における〈かへし〉と〈かへりごと〉」 『二松学舎大人文論叢』13昭53・3 佐藤宣男 ⑪ 82 かえりみる かへりみる 顧 関一雄 「〈かへりみる〉と〈みかへる〉の消長(1)」 『山口大学文学会誌』17-2昭41・11 関一雄 「〈かへりみる〉と〈みかへる〉の消長(2)」 『山口大学文学会誌』18-1昭42・8 関一雄 「〈かへりみる〉と〈みかへる〉の消長(3)」 『山口大学文学会誌』19-1昭43・8 関一雄 『国語複合動詞の研究』 昭52・2笠間書院 82 かえる 蛙 佐藤清明 「内地に於ける蛙の方言」 『方言』2-12昭7・12 「福島県相馬地方調査言語編」 『ほうげん』3昭42・3 国立国語研究所 『日本言語地図5』 昭47・9 吹野順子 「兵庫県北西但馬語彙について―蛙とおたまじゃくし」 『郷言』8昭47・12 本堂寛 「〈かえる〉〈ひきがえる〉〈おたまじゃくし〉の名称―日本言語地図から」 『ことばの研究4』昭48・12秀英出版 佐々木英樹 「語彙体系の変化―房総南端の〈蛙〉類」 『日本方言研究会第26回研究発表会発表原稿集』昭53・5 真田信治 『地域語への接近―北陸をフィールドとして』 昭54・7秋山書店 浅野信 「〈蛙〉景物考―〈かへる〉〈かはづ〉〈井の中の蛙〉」 『国学院雑誌』82-2昭56・2 82 かえる かへる 返・帰 大岩正仲 「かへる・かはる考」 『橋本博士還暦記念会国語学論集』昭19・10岩波書店 浅野信 『俳諧の語意と文法』 昭51・3桜楓社 柴田武編 『ことばの意味1』 昭51・9平凡社 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 柴田武編 『ことばの意味2』 昭54・6平凡社 酒井恵美子 「特集・類義語の意味論的研究かえる・もどる・いぬ」 『日本語研究』2昭54・7 川原とし江 「移動動詞の意味論的成分分析―イク・クル・カエル・モドス・ススム・ウツル」 『手崎政男教授退官記念論集』昭55・10 飯村学 「特集・類義語の意味論的研究かえる・もどる」 『日本語研究』5昭57・12 82 かえりて かへりて 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 82 かえるぐさ 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 82 がえんぜず・がえんず がへんぜず・がへんず 不肯 山田孝雄 『漢文の訓読によりて伝へられたる語法』 昭10・5宝文館 大坪併治 「〈不肯〉の古訓について」 『国語学』32昭33・3 82 かえんなん かへんなん 帰去来 山田孝雄 『漢文の訓読によりて伝へられたる語法』 昭10・5宝文館 82 かお 顔 進藤咲子 「〈…顔〉の系譜―平安文学作品を中心として」 『日本文学』25昭40・11 国立国語研究所 『日本言語地図3』 昭44・3 永野賢 『にっぽん語風俗学』 昭44・10明治書院 田辺正男 「源氏物語の〈―がほ〉について」 『国学院高校紀要』16昭51・3 岸本末彦 『心理学者の国語観』 昭56・4私家版 小林隆 「〈顔〉の語史」 『国語学』132昭58・3 82 ―がひろい 広 宮地裕編 『慣用句の意味と用法』 昭57・10明治書院 82 かおり かをり 香 『日本語の歴史別巻』 昭41・6平凡社 柴田武 『言語地理学の方法』 昭44・8筑摩書房 板橋隆司 「〈にほひ〉と〈かをり〉とその同義部分の起点を求めて」 「国学院大栃木短期大学紀要」5昭45・12 新村出 「語源をさぐる1」 『新村出全集4』昭46・9筑摩書房 徳川宗賢 「文献国語史と方言」 『日本の方言地図』昭54・3中央公論社 82 かおる かをる 香 三木幸信 「〈かをる〉と〈にほふ〉考」 『平安文学研究』4昭25・7 柴生田稔 「〈かをる〉と〈にほふ〉」 『国語と国文学』36-3昭34・3 藤田加代 「〈ひかり〉〈かがやく〉主人公と〈かをる〉主人公」 『高知女子大国文』11昭50・12 藤田加代 『〈にほふ〉と〈かをる〉―源氏物語における人物造型の手法とその表現』 昭55・11風間書房 佐藤宣男 ⑨ 83 かか 母 漆崎正人 「幼児語成立課程の一考察―親族語彙〈かか〉〈とと〉成立の周辺」 北海道大『国語国文研究』64昭55・9 遠藤邦基 「かか(母)の出自は幼児語か―諸説への疑問」 『国語語彙史の研究3』昭57・5和泉書院 83 かが 形態素 木村紀子 「古代日本語の光感覚―kag―をめぐる意味の構造」 『万葉』107昭56・6 83 かが 地名 柳田国男 『地名の研究』 昭11・1古今集院=『定本柳田国男集20』昭37・8 83 かかげる 掲 佐藤喜代治 「漢字字訓の研究―扱・掲・激・控・溝・棧について」 『国語学研究』20昭55・12 83 かがく 科学 鎮目恭夫 「科学・技術・芸術ということば」 『言語生活』130昭37・7 鈴木修次 『日本漢語と中国―漢字文化圏の近代化』 昭56・9中央公論社 高野繁男 ⑨ 83 かがく 化学 広田栄太郎 『近代訳語考』 昭44・8東京堂 83 かかし 案山子 川見駒太郎 「〈案山子〉雑考」 『日本語』5-2昭40・2 国立国語研究所 『日本言語地図4』 昭45・6 亀井孝 「案山子まぎれて水碓磨を転ず」 『日本歴史』昭53・6 志津田藤四郎 「案山子(カカシ)考」 『国文科論集』3昭55・3 鈴木博 「語源追求の方法―カガシの場合」 『国語国文』51-10昭57・10 広戸惇 ⑨ 83 かかと 踵 国立国語研究所 『日本言語地図3』 昭44・3 前田富祺 「言語地理学から国語史へのアプローチ―踵の呼び方をめぐって」 『国語学』119昭54・12 83 かがい かがひ 嬥歌 服部直人 「かゞひ考」 『国学院雑誌』48-2昭17・2 83 かがみ 鏡 松村任三 「言語の上より見たる鏡と剣」 『東亜の光』5-3明43・3 永野賢 『にっぽん語風俗学』 昭44・10明治書院 永野賢 『ことばの風俗誌―女性と金に関する六十一章』 昭53・3教育出版 83 ―びらき 開 中村太郎 「〈鏡割り〉〈鏡開き〉〈鏡抜き〉考」 『風俗』18-1昭54・12 「鏡開き―お供えか四斗だるか」 『放送文化』36・6昭56・6 83 ―ぬき 抜 中村太郎 昭54・12 83 ―わり 割 中村太郎 昭54・12 83 かがむ 屈 山本清隆 「特集・類義語の意味論的研究かがむ・しゃがむ・うずくまる」 『日本語研究』3昭55・10 下野雅昭 ⑩ 83 かがやく 輝・赫 有川美亀男 「方言〈かがやく〉について」 『語学と文学』13昭43・8 藤田加代 「〈ひかり〉〈かがやく〉主人公と〈かをる〉主人公」 『高知女子大国文』11昭50・12 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 岩崎正枝 「特集・類義語の意味論的研究ひかる・かがやく」 『日本語研究』1昭53・3 柴田武編 『ことばの意味2』 昭54・6平凡社 吉田金彦 「方言語彙の語構成研究―群馬方言のカガヤクについて」 『日本方言研究会第30回記念研究発表会発表原稿集』昭55・5 83 かがやくひのみや 輝日宮 木船重昭 「〈かがやく日の宮〉私考」 『京都府立宮津高校研究紀要』4昭43・3 83 かがゆ 香・聞 佐藤宣男 ⑨ 83 かからわし かからはし 関 形容詞 佐伯梅友 『万葉語研究』 昭13・10有朋堂 犬飼隆 「〈可〻良波志〉の〈〻〉」 『万葉』102昭54・12 83 かからむと 連語 関一雄 「万葉一五一番歌の〈如是有乃〉について―上代特殊仮名遣におけるト仮名の違例考察と共に―」 『未定稿』4昭32・12 83 がかり 接尾語 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 83 かがりび 篝火 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 前田富祺 「語彙の変遷」 『岩波講座日本語9』昭52・6岩波書店 83 かかる 皸 小松代融一 「東歌と方言―万葉集第14巻〈稲舂けば〉の歌の〈可加流〉について」 『岩手医科大学教養部研究年報』3昭43・12 川村幸次郎 「〈可加流〉考―醜から美へ」 『解釈』21-11昭50・11 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 84 かかる 掛・係・懸・罹 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 成田徹男 「特集・類義語の意味論的研究かかる・かける」 『日本語研究』1昭53・3 姫野昌子 「複合動詞〈~かかる〉と〈~かける〉」 『日本語学校論集』6昭54・3 84 ―ところに 下河部行輝 「太平記の文体―〈かかるところに〉」 『国語学研究』8昭43・8 84 かかれど 接続詞 佐藤宣男 「特集・接続詞のすべて接続詞小辞典文語編〈かかれば〉」 『月刊文法』2-12昭45・10 84 かかれば 接続詞 堀内武雄 「特集・接続詞のすべて接続詞小辞典文語編〈かかれば〉」 『月刊文法』2-12昭45・10 84 かかわる かかはる 拘 築島裕 『平安時代の漢文訓読語につきての研究』 昭38・3東京大学出版会 84 かがんみる 森田武 『天草版平家物語難語句解の研究』 昭51・3清文堂 84 かき 柿 安藤巌 『日本食物文化の起源』 昭56・5自由国民社 84 がき 餓鬼 片山晴賢 「語彙の史的研究―餓鬼の場合」 『北海道駒沢大研究紀要』6昭46・11 84 かきけす・かきけつ 搔消 山口仲美 「かきけつやうにうせぬ」 『説話文学研究』6昭47・3 84 かきず 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 84 かきいれ 書入 永野賢 『にっぽん語風俗学』 昭44・10明治書院 84 かぎとりばな 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 84 かきない 垣内 長岡博男 「かきない(垣内)」 『民間伝承』18-4昭29・4 84 かきのは 柳田国男 『国語史新語編』 昭11・12刀江書院=『定本柳田国男集18』昭38・8 84 かぎひきばな・かぎひっぱり 柳田国男 『野鳥雑記・野草雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 84 かきまぜる 搔混 中西健治 「〈こきまず〉〈かきまず〉考」 『平安文学研究』56昭51・10 84 かぎゅう 蝸牛 →かたつむり 84 かぎり 限 石峰意佐雄 「〈キハミ〉と〈カギリ〉」 『薩摩路』14昭45・2 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 84 ―なきおんおもいどち おもひどち 佐伯梅友 「限なき御思どち―源氏物語註釈(一)」 『国文学解釈と鑑賞』18-5昭28・5 84 かぎる 限 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 84 かぎろい かぎろひ 炎 市村宏 「万葉集特講106〈かぎろひ〉を考える」 『次元』16昭45・12 市村宏 「かぎろひ考」 『古代文学』10昭45・12 上古文学部会 「万葉集四十八番の〈炎〉の訓について」 『国語と教育』5昭46・12 戸谷高明 「〈かぎろひ〉考―万葉の景物」 『学術研究国語国文学』22昭48・12 84 かぎをかける 句 「ことば百科〈カギヲカケル〉」 『放送文化』35-11昭55・11 84 かく 此 副詞 武田祐吉 「〈か〉〈かく〉〈かならず〉考」 『コトバ』3-7昭8・8 84 ―て 接続詞 域内武雄 「特集・接続詞のすべて接続詞小辞典文語編〈かくて〉」 『月刊文法』2-12昭45・10 三苫浩輔 「現存宇津保物語の文体と作者―〈かくて〉類語句を中心に」 『国学院雑誌』74-4昭48・4 深沢三千男 「〈かくて〉の重み―幻の巻小見」 大阪教育大『学大国文』17昭48・11 大木恵美子 「大和物語における〈かくて〉の考察」 『二松学舎大人文論叢』9昭51・4 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 渡瀬茂 「栄花物語正篇における歴史叙述の時間―〈かくて〉の機能をめぐって」 『国語と国文学』58-9昭56・9 84 ―のごとし 如 春日和男 「カクノゴトシといふ熟語の訓読性―訓点語と今昔物語集の用例二、三」 『語文研究』10昭35・5 84 ―やなげかむ 嘆 木下正俊 「〈斯くや嘆かむ〉という語法」 『万葉集研究7』昭53・9塙書房 85 かく 欠・舁・掛・書・搔… 松村任三 「〈カク〉といふ動詞四十六種の語源について」 『東洋学芸雑誌』38-11大10・11 阪倉篤義 「語彙史の方法」 『講座国語史3』昭46・11大修館 85 かく 搔 阪倉篤義 「語彙史の方法」 『講座国語史3』昭46・9大修館 『シンポジウム日本語1』 昭50・10学生社 85 かく 書 『日本語の歴史2』 昭38・12平凡社 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 中本正智 「球琉方言動詞〈書く〉の活用」 都立大『人文学報』132昭54・3 85 かく 舁 高橋顕志 「四国方言における支持動詞カクについて―語彙による比較方言学の試み」 『都大論究』昭52・4 高橋顕志 「カツグ・ニナウ・カクをめぐって」 『都立大方言学会会報』76昭52・7 85 かぐ 嗅 大橋勝男 「関東地方域における〈かご〉〈嗅ぐ〉〈死ぬ〉各語末方言音の分布状況およびその相互比較」 『方言の研究』3-1昭46・3 佐藤宣男 ⑨ 85 がく 楽 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 85 がく 学 大槻貫一郎 「Lernen ist Lernen〈学〉の言語的両義性の考察」 『早大語学研究所紀要』14昭51・3 85 かくご 恪護 『中世法制史料集3』補注 昭40・8岩波書店 斎木一馬 「国語資料としての古記録の研究―近世初期記録語の例解」 『仏教史研究』3昭43・11 85 かくご 覚悟 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 85 がくさい 学際 安藤昭一 「学際・国際・人際」 『英語教育』29-8昭55・10大修館 85 ―てき 的 砂野光生 「国語辞書に入った語・入らぬ語―〈学際的〉を中心に言葉の盛衰を伺う」 『国文学解釈と鑑賞』45-8昭55・8 85 かくしゅつ 各出 斎木一馬 「記録語の例解―国語辞典未採録の用字・用語―」 『高橋隆三先生喜寿記念論集古記録の研究』昭45・6 85 がくしょう がくしやう 学匠 三門八郎 「学生と学匠―今昔物語の一用法の考察」 『国語教室』昭14・3 川口久雄 「今昔物語に於ける〈学生〉の語に就いて」 『国語教室』昭14・5 佐藤喜代治 「〈学生〉〈学匠〉並びに〈書生〉」 『文化』32-1昭43・7 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 85 かくしん 革新 柳父章 『翻訳文化を考える』 昭53・7法政大学出版局 85 かくす 隠 森田良行 『基礎日本語1・2』 昭52・10、55・6角川書店 85 がくせい 学生 →がくしょう 85 かくとく 獲得 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 85 かぐわし かぐはし 芳 松本剛 「カグハシ考」 『万葉』99昭53・12 85 かくま 地名 柳田国男 『地名の研究』 昭11・1古今書院=『定本柳田国男集20』昭37・8 85 かくまう かくまふ 囲・匿 鈴木丹士郎 ⑤ 85 かぐやひめ 塚原鉄雄 「〈かぐや姫〉名義考」 『解釈』13-4昭42・4 85 かぐやま 香具山 吉田金彦 「語源から見た万葉の歌枕―香具山と飛鳥川上・中」 『短歌』昭56・1011 85 かくれ 嘉味田宗栄 「比較考察の一観点―オモロことば(10)〈かくれ〉〈ぬすみ〉など」 『琉球大文学語学論集』16昭47・2 85 かぐれ 隠 吉田金彦 「古代語復元の方法―万葉語カグレの意味と関係語」 『訓点語と訓点資料』64昭55・10 85 かくれる・かくる 隠 原田芳起 「活用形式の分岐・交替と意味―〈隠る〉の古活用など」 『樟蔭国文学』12昭35・11 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究』 昭37・9風間書房 森田良行 『基礎日本語1・2』 昭52・10、55・6角川書店 小久保崇明 ③ 85 かくれんぼ 国立国語研究所 『日本言語地図3』 昭44・3 85 かけあいのめし かけあひのめし 懸合飯 潁原退蔵 『江戸時代語の研究』 昭22・1臼井書房 85 かけい 家景 斎木一馬 「国語資料としての古記録の研究―近世初期記録語の例解―」 『仏教史研究』3昭43・11 85 かけがらし 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 86 かけずり 高橋二夫 「〈かけずり〉の子等―その地域性と言語生活を中心に」 『山形教育』68昭33・5 86 かげにならむかも 句 佐竹昭広 『万葉集抜書』 昭55・5岩波書店 86 かけははなれじ 離 句 佐伯梅友 「かけは離れじ―源氏物語註釈(七)」 『国文学解釈と鑑賞』18-12昭28・12 86 かけはし 棧 佐藤喜代治 「漢字字訓の研究―扱・掲・激・控・溝・棧について」 『国語学研究』20昭55・12 86 かげひき 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 86 かげぴこ 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 86 かけまくもかしこき 句 西宮一民 「〈かけまくもかしこき〉をめぐって―延喜式祝詞の表現上の特質」 『高原先生喜寿記念皇学論集』昭44・10 86 かけむかい かけむかひ 掛向 『中世法制史料集3』補注 昭40・8岩波書店 86 かける・かく 欠 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 国広哲弥編 『ことばの意味3』 昭57・5平凡社 86 かける 掛 柴田武編 『ことばの意味1』 昭51・9平凡社 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 成田徹男 「類義語の意味論的研究―かかる・かける」 『日本語研究』1昭53・3 姫野昌子 「複合動詞〈~かかる〉と〈~かける〉」 『日本語学校論集』6昭54・3 86 かけ 永野賢 『にっぽん語風俗学』 昭44・10明治書院 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 86 がけ 倉持保男 「類義と称せられる接尾語について―特に〈ぎわ〉〈しな〉〈がけ〉の場合」 『語学と文学』1415昭45・8 86 かけて 森田良行 昭52・10 森田良行 『日本語の発想』 昭56・3冬樹社 86 かけた 森田良行 昭56・3 86 かける 駆 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 柴田武編 『ことばの意味2』 昭54・6平凡社 前田富祺 ⑪ 86 かげろう かげろふ 蜻蛉 佐藤良雄 「蜻蛉音韻考―八十賀の保科考一先生にささぐ―」 『方言研究』2昭30・8 川口久雄 「かげろふ日記の書名について―〈かげろふ〉の語義とその変還」 『言語と文芸』7-4昭40・7 上村悦子 「かげろふ」 『文学・語学』45昭42・9 広戸惇 「蜻蜓・蜏考」 『島大国文』6昭52・3 86 かげん 加減 岩淵悦太郎 『語源散策』 昭49・10毎日新聞社 86 かご 臭 大橋勝男 「関東地方域における〈かご〉〈嗅ぐ〉〈死ぬ〉各語末方言音の分布状況およびその相互比較」 『方言の研究3-1昭46・3 86 かご 籠 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 86 かご 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集19』昭38・2 86 がご 柳田国男 『妖怪談義』 昭31・12修道社=『定本柳田国男集4』昭38・4 86 かこい かこひ 木存 斎木一馬 「資料としての古記録の研究―近世初期記録語の例解―」 『仏教史研究』3昭43・11 86 かこう 山内洋一郎 「中世語雑記(続)思ニハ死ヌ習・かこう・番ヲ折ル」 『文教国文学』8昭54・3 86 がごぜ 柳田国男 『妖怪談義』 昭31・12修道社=『定本柳田国男集4』昭38・4 86 かこつわがせ 歌乞和我世 →うたこそわがせ 86 かごと 託言 山口明穂 「〈かごと〉について」 『国語研究室』昭41・12 86 かこむ 囲 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 森田良行 「動詞〈囲む〉の提起する意味論上の問題―意味規定の条件の移行について」 『木村宗男先生記念論文集』昭57・8早大語学教育研究所 86 かごめ 柳田国男 『国語史新語篇』 昭11・12刀江書院=『定本柳田国男集18』昭38・8 かめい・たかし 「かアごめかごめ」 『成蹊国文』4昭46・3 86 かこもこ 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 86 かさ 笠 井上一男 「〈笠〉の方言」 『方言』4-4昭9・4 日本常民文化研究所 『日本常民生活資料叢書14中部篇2』 昭48・9三一書房 87 かさ 椀 柳田国男 『方言覚書』 昭17・5創元社=『定本柳田国男集18』昭38・8 87 かさ 瘡 柳田国男 『国語史新語篇』 昭11・12刀江書院=『定本柳田国男集18』昭38・8 87 かざ 香 『日本語の歴史別巻』 昭41・6平凡社 徳川宗賢 「文献国語史と方言」 『日本の方言地図』昭54・3中央公論社 87 かさぬいおき かさぬひおき 笠縫 山田孝雄 『俳諧語談』 昭37・10角川書店 87 かさねる 重 柴田武編 『ことばの意味2』 昭54・6平凡社 柴田稔 「特集・類義語の意味論的研究かさねる・つむ」 『日本語研究』2昭54・7 87 かさねがさね 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 87 かさねて 森田良行 昭52・10 87 かざる 飾 永野賢 『にっぽん語風俗学』 昭44・10明治書院 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 87 かし 菓子 岩淵悦太郎 『語源散策』 昭49・10毎日新聞社 島田勇雄 「食物儀礼史における〈菓子〉〈五菓〉について」 『解釈』23-8昭52・8 佐藤亨 ⑤ 小島幸枝 ⑨ 87 かし 助詞 和田利政 「〈かし〉の研究」 『国文学解釈と教材の研究』4-9昭34・7 西田直敏 「終助詞かし・も〈古典語〉とも(現代語〉」 『国文学解釈と教材の研究』12-2昭42・1 後藤和彦 「特集・日本語における助詞の機能と解釈終助詞〈かし〉」 『国文学解釈と鑑賞』35-13昭45・11 春日和男 「漢文訓読と終助詞〈かし〉の問題」 『語文研究』3132昭46・10 佐田智明 「平安朝における終助詞〈かし〉について」 『春日和男教授退官記念語文論叢』昭53・11桜楓社 菅原範夫 「太平記における希求・懇請の言い方について―終助詞〈かし〉の用法を中心として」 『鎌倉時代語研究5』昭57・5武蔵野書院 87 かじかむ 前田富祺 ⑨ 87 かしく 前田富祺 ⑨ 87 かしこい・かしこし 賢・恐・畏 岩淵悦太郎 『語源散策』 昭49・10毎日新聞社 東辻保和 「源氏物語〈畏敬〉語彙の研究―〈かたじけなし〉〈かしこし〉」 『国語学』71昭42・12 松浦照子 ⑨ 87 かしこ 佐竹昭広 「あなかしこ」 『文学』41-5昭48・5 真下三郎 「〈かしこ〉考」 『甲南女子大研究紀要』1112昭50・11 87 かしま 所聞 佐竹昭広 『万葉集抜書』 昭55・5岩波書店 87 かしまねのつくえのしま かしまねのつくへのしま 平野謙一 「万葉〈所聞多祢乃机之島〉考」 『中京大学文学部紀要』4-2昭44・11 87 かしら 屑籾 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 87 かしら 頭 柳田征司 「室町時代におけるアタマ・カシラ・カウベ―国語語彙と文語語彙との対応」 『国語学』90昭47・9 柳田征司 「室町時代における口語語彙と文語語彙―アタマ・カシラ・カウベについて」 『国語と国文学』49-11昭47・11 宮地敦子 「身体語彙の変化―〈かうべ〉〈かしら〉〈あたま〉〈なづき〉など」 『国文学』94昭48・9=『身体語彙の史的研究』昭54・11明治書院 87 かしら 終助詞 村上昭子 「終助詞〈かしら〉の語史」 『馬淵和夫博士退官記念国語学論集』昭56・7大修館 87 かじり 呪詛 安藤正次 『古典と古語』 昭10・6三省堂 87 かじりつく 齧付 柴田武編 『ことばの意味2』 昭54・6平凡社 87 かしわ 柏 柳田国男 『方言覚書』 昭17・5創元社=『定本柳田国男集18』昭38・8 森本治吉 「カシハ考」 『短歌研究』昭28・3 鈴木長治 「カシワ(柏)論考」 『聖和』9昭46・12 87 かしわぐるまつくりて かしはぐるまつくりて 西本忠一 「〈かしは車作りて〉篁物語私注(1)」 『滋賀大国文』16昭53・12 87 かしわら かしはら 橿原 赤松景福 「橿原の訓様の考」 『古能美知』1-5 87 かしわん 菓子椀 柳田国男 『方言覚書』 昭17・5創元社=『定本柳田国男集18』昭38・8 87 かじん 佳人 大木春基 「佳人原義考」 『大妻国文』89昭5253・3 87 がしんしょうたん 臥薪嘗胆 花田二徳 「〈ソモサン〉と〈臥薪嘗胆〉」 『日本語』22-9昭57・11 88 かす 貸 国立国語研究所 『日本言語地図2』 昭42・3=『日本の言語学6』昭53・10大修館 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 88 かしかり 貸借 永野賢 『にっぽん語風俗学』 昭44・10明治書院 88 かす 接尾語 吉田金彦 「口語表現の語彙〈―かす〉」 『国語国文』28-4昭34・4 松本なおみ 「接尾語〈~かす〉の表現価値」 『成蹊国文』11昭52・11 88 かず 数 楳垣実 「〈数〉の考え方・現わし方―日英文法比較の試み1」 『英文法研究』1-7昭32・11 山口明穂 「〈数〉の字考」 『国文白百合』1昭45・3 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 88 かすか 幽・微 形容動詞 野村和代 「源氏物語における〈かすか〉について」 『高知女子大国文』14昭53・7 88 かずかずに 数々 秋本吉郎 「平安朝前期の特徴的歌語について―〈かずかずに〉〈いへばえに〉考」 『大阪経大論集』14昭30・9 88 カステラ 阪倉篤義 『日本語の語源』 昭53・9講談社 安達巌 『日本食物文化の起源』 昭56・5自由国民社 88 ガスっている 花田二徳 「日用語明暗(24)ガスッている」 『日本語』14-6昭49・12 88 ガスとう ―燈 前田富祺 「語彙の変遷」 『岩波講座日本語9』昭52・6岩波書店 88 かずふ 数 福島邦道 「〈かぞふ〉と〈かずふ〉」 『国語国文』29-3昭35・3 島津忠夫 「語釈雑談(4)〈かぞふ〉〈かずふ〉―白拍子の芸態」 『国語科通信』31昭51・5 佐藤稔 ⑨ →かぞえる 88 かすみ 霞 井上富蔵 「〈霞〉考―万葉集用語の研究」 『国文学攷』23昭35・5 井上富蔵 「万葉集における用語の一考察―霞と霧について」 『岡山大法文学部学術紀要』13昭35・5 新村出 「語源をさぐる1」 『新村出全集4』昭46・9 谷村能男 「万葉における〈霞〉と〈霧〉―〈秋の田の穂の上に霧らふ〉の歌をめぐって」 『万葉』12昭57・3 88 ―たつ 政所賢二 「〈霞たつ〉〈霞たなびく〉の表現について」 『解釈』29-2昭58・2 88 ―たなびく 政所賢二 昭58・2 88 ―におつる 佐藤恒雄 「新古今的表現の基盤としての平安朝漢詩―〈霞におつる〉〈岩間にむせぶ〉〈はらひはてたる〉の場合」 『日本文学』28-6昭54・6 88 かすみがせき 霞関 松下史生 「親方日の丸・霞ガ関・郵券」 『日本語』7-5昭42・7 88 かずらがみ 葛神 笹谷良造 「葛神と藤神と」 『日本民俗学』5-1昭32・6 88 かぜ 風 青柳精三 「神津島のことばのカゼ(風)の意味」 『東京教育大文学部紀要』83昭46・3 新村出 『語源をさぐる1』 『新村出全集4』昭46・9 小口崇博 「伊豆大島のことばのシオ〈潮〉とカゼ(風〉の意味」 『フィールドの歩み』1昭47・9 斎藤修平 「新島のことば―潮と風に関する語彙をめぐって」 『フィールドの歩み』1昭47・9 村上昭子 「八丈島の風と潮―三根の発話資料より」 『フィールドの歩み』1昭47・9 青柳精三 「房州・伊豆南西部の潮と風―千倉・布良・石廊崎・妻良・雲見・岩地」 『フィールドの歩み』3昭48・3 小口崇博 「伊豆稲取ことばのシオ〈潮〉とカゼ〈風〉の意味」 『フィールドの歩み』3昭48・3 野尻洋一 「磯崎の潮と風」 『フィールドの歩み』3昭48・3 野尻洋一 「川奈の潮と風」 『フィールドの歩み』3昭48・3 門脇敦子・松本恵子 「小坪〈コツボ〉の風について」 『フィールドの歩み』4昭48・11 原田満彦 「三浦半島間口の潮と風」 『フィールドの歩み』4昭48・11 原田満彦 「三浦半島小網代の潮と風」 『フィールドの歩み』4昭48・11 青柳精三 「御蔵島の潮と風」 『フィールドの歩み』7昭50・11 小島幸枝 「愛知県沿岸漁村語彙〈網・風・雲・天候〉」 『東海学園国語国文』19昭51・9 上野勇 「風と雷の方言」 『上州路』7-6昭55・6 茂田恵 「京都府与謝郡伊根町亀島方言の風の語彙」 『国文学攷』87昭55・9 88 ―おもて 表 前田金五郎 「ことばの散歩道(6)風上・風下・風表・扱・懸合ほか」 『文学』48-6昭55・6 88 かざかみ 風上 前田金五郎 昭55・6 88 かざしも 風下 前田金五郎 昭55・6 88 ―ふけば 吹 黒岩一郎 「〈風吹けば〉(伊勢物語)の解釈」 『解釈』4-4昭33・4 88 ―のふきはらふことくに 小久保崇明 「大鏡の語法〈風のふきはらふことくに〉考」 日大『語文』39昭49・3 88 ―まちて 候・俟 蜂矢宣朗 「〈風候〉と〈風俟〉」 『山辺道』17昭47・3 88 ―をだにこふるはともし 岡部政裕 「〈風をだに恋ふるはともし〉考」 『常葉国文』3昭53・6 89 かせもの 悴者 斎木一馬 「記録語の例解―国語辞典未採録の用字・用語」 『高橋隆三先生喜寿記念論集古記録の研究』昭45・6 89 かそ 父 築島裕 『平安時代の漢文訓読者につきての研究』 昭38・3東京大学出版会 森重敏 「ひと(人)・かそ(父)・おや(親・祖)―付けたりオニ・モノ・タマ・カミについて」 『万葉』93昭51・12 89 かそ 過所 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 89 かぞえる・かぞう かぞふ 数 福島邦道 「〈かぞふ〉と〈かずふ〉」 『国語国文』29-3昭35・3 国立国語研究所 『日本言語地図2・6』 昭4249・3 本堂寛 「言語地図にみる〈かぞえる〉」 『言語生活』266昭48・11 島津忠夫 「語釈雑談(4)〈かぞふ〉〈かずふ〉―白拍子の芸態」 『国語科通信』31昭51・5 佐藤稔 ⑨ →かずふ 89 かぞく 家族 清水盛光 「〈家族〉という言葉の意味」 『京大人文科学研究所々報』昭28・6 89 かた 方 吉田金彦 『国語意味史序説』 昭52・11明治書院 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 89 ―がた 方 森田良行 昭55・6 89 かた 潟 佐藤茂 「カタ(潟)の語史」 『日本海学会誌』4昭55・3 89 かたあしとび 片足飛 佐藤清明 「全国〈片足飛び〉方言集」 『愛媛県周桑郡郷土研究彙報』昭6・7 山本俊治 「瀬戸内海域における方言事象の分布およびその解釈について―〈片あしとび〉」 『方言研究年報』8昭41・3 堀井令以知 「三河方言語彙考―〈玉蜀黍〉と〈片足跳〉」 『愛知大学総合郷土研究所紀要』11昭41・8 山本俊治 「瀬戸内海域における〈片あしとび〉の方言事象の分布と解釈」 『武庫川女子大学紀要』14昭42・3 上野勇 「かたあしとび方言」 『上州路』6-12昭54・12 89 ―をする 国立国語研究所 『日本言語地図2』 昭42・3 三石泰子 「言語変化の規則性と個別性―飯山・新井地方に於ける〈片足跳をする〉の分布から」 『日本方言研究会第13回研究発表会発表原稿集』昭46・10 89 かたい 固・硬・堅 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 89 かたい 難 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 89 かたいおきな かたゐおきな 山本利達 「〈かたゐおきな〉考」 『滋賀大国文』11昭49・1 89 かたう かたふ 吉田金彦 「万葉のことばと文学(12)」 『短歌研究』34-8昭52・8 89 かたうち 『中世法制史料集3』補注 昭40・8岩波書店 89 かたかな 片仮名 小松茂美 『かな』 昭43・5岩波書店 89 かたき 楷模 雨宮尚治 「霊異記における〈楷模〉私考」 『立命館大学』4-10 89 かたき 敵 大野晋 『日本語の世界』 昭51・10朝日新聞社 89 かたぎ 気質 新村出 「東亜語源志」 『新村出全集4』昭46・9筑摩書房 阪倉篤義 「語彙史の方法」 『講座国語史3』昭46・9大修館 89 かたくなし 頑 山田忠雄 「漢和辞典の成立」 『国語学』39昭34・12 89 かたくま 柳田国男 『小さき者の声』 昭17・11三国書房=『定本柳田国男集20』昭37・8 89 かたくり 柳田国男 「国語史論」 『定本柳田国男集29』昭39・5 89 かたくるま・かたぐるま 肩車 柳田国男 『小さき者の声』 昭17・11三国書房=『定本柳田国男集20』昭37・8 柴田武 「カタグルマの方言分布」 『季刊民俗学研究』24-12昭35・3 岡田統夫 「瀬戸内海域における方言事象の分布およびその解釈について―〈肩車〉」 『方言研究年報』8昭41・3 国立国語研究所 『日本言語地図3』 昭44・3 西島宏 「長崎県の方言分布相について―ビードロ・氷柱・頭・肩車」 『長崎大学教育学部人文科学研究年報』18昭44・3 柴田武 『言語地理学の方法』 昭44・8筑摩書房 井之上せつ子 「兵庫県北西但馬語彙について―肩車」 『郷言』8昭47・12 中松竹雄 「ことばの地理学―久米島におけるカタグルマの言語地図とその解釈」 『琉球の文化』3昭48・3 藤本良致 「福井県のかたぐるま(肩車)方言」 『日本方言研究会第21回研究発表会発表原稿集』昭50・11 渡辺富美雄 「新潟県上越地方における方言の分布とその解釈(4)肩車考」 『新潟大教育学部紀要人文社会』17昭51・3 柄沢衛 「新潟県方言雑考(4)肩車の方言―中越北部地方の場合」 『高志路』247昭52・9 野元菊雄 「ことばの誕生と変化」 徳川宗賢編『日本の方言地図』昭54・3中央公論社 90 かたげる 担 柳田征司 ⑨ 90 かたこう かたこふ 片恋 吉田金彦 「万葉のことばと文学(12)」 『短歌研究』34-8昭52・8 90 かたし 堅・難 慶野正次 「形容詞カタシの活用―カタシハ(堅磐)の語構成」 『解釈』13-9昭42・9 慶野正次 『形容詞の研究』 昭51・9笠間書院 進藤義治 「王朝文芸文の〈かたし〉の接尾語的用法について」 『アカデミア文学語学』24昭52・2 吉田金彦 『国語意味史序説』 昭52・11明治書院 90 かたしお かたしほ 堅塩 山田孝雄 『万葉集考叢』 昭30・5宝文館 西宮一民 「〈堅塩〉考―万葉集訓詁の道」 『万葉』83昭49・2 90 かたじけない 忝 新村出 「やまと言葉」 『ことばの生い立ち』昭31・9講談社=『新村出全集3』昭47・5筑摩書房 柳田征司 「大蔵流狂言に見えるお礼のことば―〈有難い〉と〈忝い〉について」 『国語学』67昭41・12 東辻保和 「源氏物語〈畏敬〉語彙の研究―〈かたじけなし〉〈かしこし〉」 『国語学』71昭42・12 90 かたしろ 形代 飯田万里子 「源氏物語における形代について」 『国文鶴見』16昭56・12 90 かたしわ かたしは 堅磐 慶野正次 「形容詞カタシの活用―カタシハ〈堅磐〉の語構成」 『解釈』13-9昭42・9 90 かたず 固唾 佐藤亨 ⑩ 90 かだち 雷 迫野虔徳 ⑧ 90 かたちあり 土井忠生 「容姿美を表現せる王朝期物語用語について(3)」 『国語国文の研究』3大15・12 90 かたづける 片付 国広哲弥編 『ことばの意味3』 昭47・5平凡社 前田富祺 「特集・語の意味意味の変化―〈かたづける〉を中心として」 『日本語学』1-1昭57・11 90 かたつむり 蝸牛 柳田国男 『蝸牛考』 昭5・7刀江書院=『定本柳田国男集18』昭38・8 山本靖民 「神奈川県蝸牛方言」 『方言』1-2昭6・10 東条操 「中国地方の蝸牛の土語」 『国語研究(仙台)』7-10昭7・10 小林好日 『方言語彙学的研究』 昭25・11岩波書店 馬瀬良雄 「かたつむりとなめくじの方言分布」 『都立大学方言学会会報』8昭40・5 W・A・グロータース 「蝸牛考再考」 『第3回日本方言研究会研究発表会』昭41・10 「福島県相馬地方調査・言語編」 『ほうげん』3昭42・3 馬瀬良雄 「信飛国境地帯でのカタツムリとナメクジの方言分布とその解釈」 『国語学』71昭42・12 柴田武 『言語地理学の方法』 昭44・8筑摩書房 国立国語研究所 『日本言語地図5』 昭47・9 美谷隆一 「兵庫県北西但馬語彙について―蝸牛」 『郷言』8昭47・12 佐藤亮一 「方言の分布」 徳川宗賢編『日本の方言地図』昭54・3中央公論社 佐藤亮一 『学研版日本方言地図1』 昭55・4学習研究社 山口幸洋 「かたつむり方言の変化がもつ地理的意味について」 『国語学』126昭56・9 90 かたて・かたで 副詞 中道等 「カタデ(カタテ)という語」 『民間伝承』29-2昭40・7 平野寛 「カタデについて―否定と肯定」 『日本語』5-9昭40・10 91 かたにしたがふ 随形 小山登久 「公家日記に見える〈寂然〉と〈随形(かたにしたがふ)〉について―記録語研究ノートから(1)」 『ノートルダム清心女子大学国文学科紀要』6昭48・3 91 かたのごとし 句 金田一春彦 「平家物語僻案抄」 『名大国語国文学』2昭34・6 91 かたばみ 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 中平解 「カタバミの方言(その三~その六)」 『民間伝承』27-1~4昭38・1~4 中平解 「言葉の教室(45)カタバミの方言(48)猫の三味線」 『民間伝承』28-1~5昭39・1~12 91 かたはらいたし 片腹痛 吉沢義則 『源語釈泉』 昭25・7誠和書院=『増補源語釈泉』昭48・5臨川書店 森田武 『天草版平家物語難語句解の研究』 昭51・3清文堂 91 かたびら 地名 柳田国男 『地名の研究』 昭11・1古今書院=『定本柳田国男集20』昭37・8 91 かたま 幣原担 「かたま考」 『言語と文学』昭5・5 91 かたまく 片設 吉田金彦 「万葉のことばと文学(12)」 『短歌研究』34-8昭52・8 91 かたまつ 吉田金彦 「万葉のことばと文学(12)」 『短歌研究』34-8昭52・8 91 かたまる・かためる 固 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 91 かたみのころも 形見衣 吉永登 「かたみの衣考(万葉集一六3809)」 関西大『国文学』昭28・8 91 かたもう かたもふ 片思 吉田金彦 「万葉のことばと文学(12)」 『短歌研究』34-8昭52・8 91 かたよる 片寄 吉田金彦 「万葉のことばと文学(12)」 『短歌研究』34-8昭52・8 91 かだら 中平解 「カダラ―métathèseの現象」 『日本語』4-3昭39・3 91 かたらう かたらふ 語 北山谿太 「源語・疑義三つ―語らふ・行くへ・大殿油近くて」 『国文学解釈と教材の研究』5-13昭35・11 清水文雄 「古典語ノート〈語る〉から〈語らふ〉へ―〈つれづれ〉の源流」 『国語教育研究』4~6昭37・8~12 小林正治 「〈語らふ〉の一用法について―語義小論」 栃木県高校国研『国語』3昭38・8 前田富祺 ⑨ 91 かたり 語 吉田金彦 「語りと話しの語源」 『世界口承文芸研究』昭54・5 91 ―ごと 柳田国男 『伝説』 昭15・9岩波書店=『定本柳田国男集5』昭37・9 91 ―つたえ つたへ 柳田国男 昭15・9 91 ―もの 柳田国男 昭15・9 91 かたる 語 柳田国男 『国語の将来』 昭14・9創元社=『定本柳田国男集19』昭38・2 柳田国男 『伝説』 昭15・9岩波書店=『定本柳田国男集5』昭37・9 清水文雄 「古典語ノート〈語る〉から〈語らふ〉へ―〈つれづれ〉の源流」 『国語教育研究』4~6昭37・8~12 『日本語の歴史2』 昭38・12平凡社 村木新次郎 「動詞文の基本型―〈ハナス〉〈カタル〉〈モウス〉の場合」 『ことばの研究5』昭49・3秀英出版 吉田金彦 「万葉のことばと文学(11)」 『短歌研究』34-7昭52・7 森田良行 『基礎日本語1・2』 昭52・10、55・6角川書店 吉田金彦 『国語意味史序説』 昭52・11明治書院 柴田武編 『ことばの意味2』 昭54・6平凡社 土橋寛 「〈カタル〉の語義補稿」 『万葉』106昭56・3 前田富祺 ⑨ 91 かたる 騙 五来重・本田安次・小沢昭一 「〈座談会〉祝う・祈る・呪う、そして騙る―芸能の源流をさぐる」 『言語生活』268昭49・1 91 かたわら 傍 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 91 がち 接尾語 森田良行 『基礎日本語1・2』 昭52・10、55・6角川書店 91 かちいも 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 91 かちこめ 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 91 がちなり 形容動詞 吉田金彦 「品詞分類と語史の研究〈がてら〉〈がてにす〉〈がちなり〉」 『訓点語と訓点資料』54昭49・5 吉田金彦 『国語意味史序説』 昭52・11明治書院 92 かちに 柳田国男 『母の毛毬唄』 昭24・12芝書店=『定本柳田国男集21』昭37・12 92 かちょうふうげつ かてうふうげつ 花鳥風月 藤井隆 「御伽草子の本文校訂と難語の解釈―花鳥風月と梵天国に就いて」 愛知大『国文学』3昭29・11 92 かつ 副詞 山田孝雄 『漢文の訓読によりて伝へられたる語法』 昭10・5宝文館 原田芳起 「続上代語彙論ノート―かつ・かつがつ・かてに考」 『樟蔭国文学』6昭29・10=『平安時代文学語彙の研究』昭37・9風間書房 後藤和彦 「特集・接続詞のすべて接続詞小辞典文語編〈かつ〉」 『月刊文法』2-12昭45・10 金田一春彦 「副詞〈かつ〉の考」 国学院大『国語研究』31昭46・3 吉田金彦 「万葉のことばと文学(10)」 『短歌研究』34-6昭52・6=『国語意味史序説』昭52・11明治書院 服部一枝 「古今集歌〈かつ見る人に恋ひやわたらむ〉―〈かつ〉の解釈をめぐって」 『中央大学国文』22昭54・3 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 92 かつお 鰹 鈴木晋一 「たべもの噺4」 『月刊百科』235昭57・5 92 かつがつ 副詞 原田芳起 「続上代語彙論ノート―かつ・かつがつ・かてに考」 『樟蔭国文学』6昭29・10=『平安時代文学語彙の研究』昭37・9風間書房 田島毓堂 「かつがつ考」 『名古屋大学国語国文学』18昭41・6 金田一春彦 「副詞〈かつ〉の考」 『国語研究』31昭46・3 南公子 「〈かつがつ〉について」 『高知女子大国文』10昭49・6 東郷吉男 「副詞〈かつがつ〉の意味」 『国語学会昭和52年春季大会要旨』昭52・5 吉田金彦 『国語意味史序説』 昭52・11明治書院 92 ―しきじんひとりだいりへまいれ 小久保崇明 「〈かつかつ式神一人内裏へまいれ〉小考」 『帝京国文』1昭46・6 92 かつぐ 動詞 『日本語の歴史4』 昭39・7平凡社 国立国語研究所 『日本言語地図2』 昭42・4 岩淵悦太郎 『語源散策』 昭49・10毎日新聞社 佐藤茂 「カツグをめぐって―福井県足羽郡美山町の言語調査から」 『福井大学教育学部紀要人文』24昭49-12 本堂寛 「語の意味差と地理的分布―〈かつぐ〉をめぐって」 『佐藻喜代治教授退官記念国語学論集』昭51・6桜楓社 高橋顕志 「カツグ・ニナウ・カクをめぐって」 『都立大方言学会会報』76昭52・7 川本栄一郎 「石川・富山両県における〈かつぐ〉の方言分布とその歴史」 『金沢大教育学部紀要社会人文』29昭56・1 蜂谷清人 ④ 柳田征司 ⑨ →かたぐ・になう 92 かつけい 活計 『中世法制史料集3』補注 昭40・8岩波書店 斎木一馬 「記録語の例解―国語辞典未採録語の用字用語」 『高橋隆三先生喜寿記念論集古記録の研究』昭45・6続群書類聚完成会 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 坂詰力治 ⑩ 92 かっこう 恰好 岩淵悦太郎 『語源散策』 昭49・10毎日新聞社 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 92 がっこう 学校 渡部萬蔵 『現行法律語の史的考察』 昭5・12萬里閣書房 92 かつしか 葛飾 鶴久 「地名〈葛飾〉の清濁をめぐって」 『古事記年報』13昭44・12 92 ―のままのてごな 犬飼隆 「かづしかのままのてご(な)」 『中田祝夫博士功績記念国語学論集』昭54・2勉誠社 92 がっしゅうこく 合衆国 斎藤毅 「合衆国はなぜ合州国と書かないのか」 『参考書誌研究』2昭46・1=『明治のことば』昭52・11講談社 増田富寿 「〈合衆国〉の語義について斎藤毅氏の新研究を読みて」 『早稲田政治経済学雑誌』255昭53・7 92 かっす くわつす 活 『中世法制史料集3』補注 昭40・8岩波書店 92 かった 買 柴田武 「言語からみた日本の地域区分」 『地理』7-6昭37古今書院=『方言の世界』昭53・1平凡社 92 かって 勝手 岩淵悦太郎 『語源散策』 昭49・10毎日新聞社 遠藤好英 ⑩ 92 かつて 副詞 山田孝雄 『漢文の訓読によりて伝へられたる語法』 昭10・5宝文館 佐竹昭広 「さね・かつて考―万葉語彙」 『国語国文』20-6昭26・8 大坪併治 『訓点語の研究』 昭36・3風間書房 吉田金彦 『国語意味史序説』 昭52・11明治書院 毛利正守 「サネ・カツテ再考」 『万葉』102昭54・12 佐竹昭広 『万葉集抜書』 昭55・5岩波書店 93 かって 接続助詞 平岡洋一 「富山方言の接続助詞〈かって〉」 『近畿方言』19昭28・6 93 かってえぼう 遠藤鶴治 「ボイドー・カッテエボー」 『言語生活』84昭33・9 93 かってくる 買来・借来 句 国立国語研究所 『日本言語学地図2』 昭42・4 佐藤亮一 『学研版日本方言地図2』 昭55・4学習研究社 93 がってん 合点 岩淵悦太郎 『語源散策』 昭49・10毎日新聞社 照井寛子 ⑨ 93 かつどう 活動 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 93 かつどうしゃしん 活動写真 広田栄太郎 『近代訳語考』 昭44・8東京堂 永瀬治郎 ⑨ 93 かっぱ 河童 海林新市 「九州の河童方言」 『放送文化』昭29・7 柳田国男 「河童の話」 『日本民俗学』昭29・9 てるおか・やすたか 『すらんぐ・卑語』 昭32・4光文社 楳垣実 「河童考」 『近畿民俗』25昭34・8 河原宏 「方言からみた〈かっぱ〉」 『信濃』19-10昭42・10 93 かっぽう 割烹 岩淵悦太郎 『語源散策』 昭49・10毎日新聞社 93 かっぽこ 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 93 かっぽじ 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 93 かつよう 活用 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 93 かつら 鬘 永野賢 『にっぽん語風俗学』 昭44・10明治書院 竹内好徳 『ことば随想』 昭49・8海峡の会 93 かつら 桂 佐藤喜代治 「〈楓〉および〈桂〉についての若干の考察」 『倉野憲司先生古稀記念古代文学論集』昭49・9桜楓社 93 ―せん 銭 『中世法制史料集3』補注 昭40・8岩波書店 93 カツレツ 田中小実昌 「リレー連載新外来語和解(11)カツレツとコロッケ」 『翻訳の世界』7-8昭57・8 93 かてい 家庭 新村出 「家庭といふ語」 『岡倉先生記念論文集』昭3・12岡倉先生還暦祝賀会=『新村出全集4』昭46・9筑摩書房 半沢洋子 ⑨ 93 かてうげに 田中重太郎 「枕冊子〈かてうげに〉〈かむてうげに〉考」 『平安文学研究』7昭26・11 93 かでくさ 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 93 かてごめ 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 93 がてなり 吉田金彦 『国語意味史序説』 昭52・11明治書院 93 かてに 連語 原田芳起 「続上代語彙論ノート―かつ・かつがつ・かてに考」 『樟蔭国文学』6昭29・10=『平安時代文学語彙の研究』昭37・9風間書房 吉田金彦 『国語意味史序説』 昭52・11明治書院 93 がてに 難 佐伯梅友 『万葉語研究』 昭38・4有朋堂 93 がてにす 新名登 「ガテニス考」 『国漢研究』昭9・12 吉田金彦 「品詞分類と語史の研究〈がてら〉〈がてにす〉〈がちなり〉」 『訓点語と訓点資料』54昭49・5 93 がてぬ 橋本進吉 『上代語の研究』 昭26・10岩波書店 93 かでのこうじ 勘解由小路 勘解由小路承子 「〈勘解由小路〉考」 『山口国文』4昭56・3 93 がてまし 橋本進吉 『上代語の研究』 昭26・10岩波書店 93 がてら 杉山栄一 「がてら・ながらの文法上の地位」 『橋本博士還暦記念国語学論集』昭19・10岩波書店 阪倉篤義 「〈がてら〉朔源」 『国語国文』18-1昭24・4 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究』 昭37・9風間書房 吉田金彦 「品詞分類と語史の研究〈がてら〉〈がてにす〉〈がちなり〉」 『訓点語と訓点資料』54昭49・5 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 93 がてり 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究』 昭37・9風間書房 吉田金彦 『国語意味史序説』 昭52・11明治書院 94 かど 才 犬塚旦 『王朝美的語詞の研究』 昭48・9笠間書院 94 かど 角 国広哲弥編 『ことばの意味3』 昭57・5平凡社 94 かどう かどふ 勾引 『中世法制史料集3』補注 昭40・8岩波書店 94 かどかどし 形容詞 犬塚旦 『王朝美的語詞の研究』 昭48・9笠間書院 94 かどまつ 門松 新村出 『語源をさぐる1』 『新村出全集4』昭46・9筑摩書房 94 かどめく 犬塚旦 『王朝美的語詞の研究』 昭48・9笠間書院 94 カトリック 石井久雄 「和語・漢語のはざまで」 飛田良文編『英米外来語の世界』昭56・10南雲堂 94 かな 助詞 服部耕石 「哉の研究」 『高瀬』15-9 柳田国男 『国語の将来』 昭14・9創元社=『定本柳田国男集19』昭38・2 遠藤嘉基 『訓点資料と訓点語の研究』 昭27・3中央図書 小松寿雄 「終助詞かも・かな〈古典語〉な〈現代語〉」 『国文学解釈と教材の研究』12-2昭42・1 鈴木直治 「〈哉〉〈乎〉〈歟〉〈耶〉の来源について―書経語法礼記(3)」 『金沢大学教養部論集人文』7昭45・3 後藤和彦 「終助詞か・かな・かも・かし・な・も・よ(感動)・ぞ〈ぜ〉〈さ〉〈わ〉〈とも〉〈や〉〈て〉〈の〉」 『国文学解釈と鑑賞』35-13昭45・11 松岡満夫 「切字〈かな〉考」 『表現学論考今井文男教授還暦記念論集』昭51・5 松岡満夫 「続切字〈かな〉考」 『表現研究』25昭52・3 菊川恵三 「人麻呂歌集における〈哉〉の一問題」 『日本文学』28-10昭54・10 94 がな 助詞 堀内武雄 「特殊な助詞の研究」 『国文学解釈と教材の研究』12-2昭42・1 山内洋一郎 「終助詞なむ・が・がな・ばや(古典語〉」 『国文学解釈と教材の研究』12-2昭42・1 山内洋一郎 「特集〈が〉〈の〉の徹底研究〈もが〉〈がな〉と〈が〉」 『月刊文法』2-11昭54・9 森田良行 「終助詞な…そ・な(禁止)・ばや・なむ・な・ね・に・が・がな・がも(希望)」 『国文学解釈と鑑賞』35-13昭45・11 佐藤宣男 「〈がな〉と〈ばや〉」 日本文芸研究会『文芸研究』69昭47・3 佐藤宣男 「助詞〈がな〉の変遷」 『藤女子大学国文学雑誌』13昭48・3 94 かない 家内 ロゲルギスト 「家内?」 『言語』6-4昭52・4 94 かなう 適・叶 阪倉篤義 『日本語の語源』 昭53・9講談社 94 かなえ かなへ 鼎 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 94 かなき 三浦千春 「そゞろ言」 『しがらみ草紙』43明26・4 94 かなくそいも 柳田国男 『国語史新語篇』 昭11・12刀江書院=『定本柳田国男集18』昭38・8 94 かなぐち 金口 盛田嘉徳 「金口考」 『学大国文』10昭41・12 94 かなぐる 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究』 昭37・9風間書房 94 かなしい・かなし 悲・愛 寿岳章子 「多義成立の一考察」 『人文』1昭27・2 北山谿太 「〈つきづきし〉〈かなし〉などについて―徒然草疑義一束」 『国文学解釈と鑑賞』19-3昭29・3 横山英 「かなし(愛し)という語について」 静岡女子短大『紀要』5昭33・12 長江稔 「万葉〈かなし〉考」 『解釈』7-5昭36・5 河野頼人 「万葉集東歌に於ける〈かなし〉の独自性にふれて」 『国文学攷』39昭41・3 大野晋 『日本語の年輪』 昭41・5新潮文庫 岩淵悦太郎 『語源散策』 昭49・10毎日新聞社 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 山口和美 「日本語の語感」 『立教大学日本文学』23昭45・3 柴田良枝 「古本説話集の文章」 『日本語学試論』2昭51・6 吉田金彦 「万葉のことばと文学(3)」 『短歌研究』33-10昭51・10 佐竹昭広 「意味の変遷」 『岩波講座日本語9』昭52・6岩波書店 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 谷村能男 「万葉における〈愛(かな)し〉と〈悲し〉」 『万葉』8昭53・3 阪倉篤義 『日本語の語源』 昭53・9講談社 阪倉篤義 「〈かなし〉の意義」 『春日和男教授退官記念語文論叢』昭53・11桜楓社 松浦照子 「〈かなし〉を中心とする感情形容詞の一考察―源氏物語を資料として」 『国語学研究』18昭53・12 深沢洋子 「形容詞の意味の変遷〈かなし〉とその周辺」 『国文白百合』10昭54・3 村山七郎 『ことばの考古学〈ケヘメ〉の研究』 昭55・2朝日出版社 佐竹昭広 『万葉集抜書』 昭55・5岩波書店 樋口元男 「東歌と相聞―〈かなし〉をめぐって」 『奈良教育大国文研究と教育』4昭55・5 松浦照子 ⑨ 94 ―くおもう・―とおもう 句 森田良行 『日本語の発想』 昭56・3冬樹社 94 ―け 宮田和一郎 「〈かなしけ〉は東語か」 『国文学解釈と教材の研究』6-8昭36・7 94 ―がる 関一雄 「〈かなしぶ〉〈かなしむ〉〈かなしがる〉小考」 『山口国文』4昭56・3 94 ―ぶ 関一雄 昭56・3 阿部健二 「〈かなしぶ・かなしむ〉攷―今昔物語集を中心に」 『新潟大学国文学会誌』25昭57・2 94 ―む 関一雄 昭56・3 阿部健二 昭57・2 95 がなっ 句 後藤和彦 「九州における可能表現―鹿児島市方言〈~ガナッ〉を中心として」 国学院大『国語研究』36昭48・7 95 かなづかい 仮名遣 永山勇 「〈仮名づかい〉という語をめぐって」 山形大『国語研究』22昭46・7 95 かなづち 金鎚 川本茂雄 ① 95 かなびく 金引 山田俊雄 「真字熟字―熱田本平家物語の文字史的研究の序」 『成城文芸』昭31・7 95 かなへび 金蛇 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集19』昭38・2 国立国語研究所 『日本言語地図5』 昭47・9 95 かならず 必 武田祐吉 「〈か〉〈かく〉〈かならず〉考」 『コトバ』昭8・8 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 吉田金彦 『国語意味史序説』 昭52・11明治書院 国広哲弥編 『ことばの意味3』 昭57・5平凡社 95 ―しも 大坪併治 「〈うったへに〉と〈かならずしも〉」 『国語国文』45-2昭51・2 森田武 『天草版平家物語難語句解の研究』 昭51・3清文堂 塚原鉄雄 「土佐日記の〈必ずしも〉」 『解釈』23-2昭52・2 森田良行 昭52・10 鈴木丹士郎 「〈かならずしも〉小考」 『専修国文』22昭53・1 95 ―や 森田良行 昭52・10 95 かなり 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 95 ―な 堀内武雄 「正しい文法を考える」 『講座正しい日本語5』昭46・3明治書院 95 ―の 堀内武雄 昭46・3 95 がなる 横田貢 ⑪ 95 かなるま 吉田金彦 「万葉の古語〈かなるま〉について」 『短歌研究』27-2昭45・2 95 かに 今井福次郎 「〈かに〉考」 『国学院雑誌』40-9昭9・9 外村源次郎 「『かに考』を読んで」 『国学院雑誌』40-8昭9・8 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 95 がに 助詞 宮嶋弘 「万葉集の〈がに〉〈がね〉考」 『国語国文』8-6昭13・6 佐伯梅友 「〈がね〉と〈がに〉」 『学苑』14-8昭27・9 堀内武雄 「特殊な助詞の研究―ばし・がに・づつ・がな」 『国文学解釈と教材の研究』12-2昭42・1 堀川喜美子 「万葉集の助詞〈がね〉と〈がに〉の性格について」 『実践文学』37昭44・7 吉田金彦 『上代語助動詞の史的研究』 昭48・3明治書院 小倉肇 「助詞〈がに〉の歴史」 国学院大『国語研究』37昭49・3 山田実 『琉球語動詞の形態論的構造』 昭54・2国書刊行会 小倉肇 「助詞〈がに〉の史的変遷」 『田辺博士古稀記念国語助詞助動詞論叢』昭54・8桜楓社 95 かにかくに 佐藤宣男 ⑪ 95 かにもり 蟹守 根岸謙之助 「蟹守考」 『日本文学』22-3昭68・3 95 かねる・かぬ 兼 阪倉篤義 『日本語の語源』 昭53・9講談社 吉田金彦 『国語意味史序説』 昭52・11明治書院 95 かぬか 柳田国男 『地名の研究』 昭11・1古今書院=『定本柳田国男集20』昭37・8 95 かぬち 鍛冶 中川芳雄 「かぬち(鍛冶)語源」 『国学院雑誌』61-4昭35・4 96 かね 不勝 佐伯梅友 『万葉語研究』 昭38・4有朋堂 96 かね 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 96 がね 助詞 宮嶋弘 「万葉集の〈がに〉〈がね〉考」 『国語国文』8-6昭13・6 佐伯梅友 「〈がね〉と〈がに〉」 『学苑』14-8昭27・9 片山武 「万葉集の〈がね〉について」 『愛知大学国文学』6昭40・2 井手至 「終助詞は・に・ね・がね〈古典語〉」 『国文学解釈と教材の研究』12-2昭42・1 堀川喜美子 「万葉集の助詞〈がね〉と〈がに〉の性格について」 『実践文学』37昭44・7 吉田金彦 『上代語助動詞の史的研究』 昭48・3明治書院 小倉肇 「助詞〈がに〉の史的変遷―〈がね〉〈べし〉との交渉をめぐって」 『田辺博士古稀記念国語助詞助動詞論叢』昭54・8桜楓社 山田実 『琉球語動詞の形態論的構造』 昭54・2国書刊行会 96 かねがね 予予 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 96 かねこおり 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集19』昭38・2 96 かねて 予 副詞 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 吉田金彦 『国語意味史序説』 昭52・11明治書院 96 かねのかみのひ 柳田国男 『妖怪談義』 昭31・2修道社=『定本柳田国男集4』昭38・4 96 かねもち 金持 橘正一 「金持の方言」 『国語教育』20-6昭10・6 96 かねる 補助動詞 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 96 がの 連語 坪井忠二 「〈がの〉〈をの〉」 『言語生活』88昭34・1 96 かのう 加納 坂本賞二 「日本文化の窓21」 『月刊百科』228昭56・10 96 かのじょ 彼女 広田栄太郎 「〈彼女〉という語の誕生と成長」 『国語と国文学』30-2昭28・2=『近代訳語考』昭44・8東京堂 奥村恒哉 「代名詞〈彼・彼女・彼等〉等の考察」 『国語国文』23-11昭29・11 奥村恒哉 「代名詞〈彼・彼女・彼等〉の研究」 『文学史研究』8昭32・12 石川湧 「彼女そのほか」 『言語生活』189昭42・6 見坊豪紀 「カノジョの用例と用法」 『言語生活』195昭42・12 松山義夫 「彼女」 滋賀県高校国教研『会誌』43昭44・8 井田好治 「訳語〈彼女〉の出現と漱石の文体」 『英学史研究』1昭44・12 見坊豪紀 『辞書と日本語』 昭52・11玉川大出版会 鈴木孝夫 「対称詞としての〈彼〉と〈彼女〉」 『慶応大言語文化研究所紀要』9昭52・12 沢村文雄 「kareとkanojoについて英語教育の立場からの一考察」 『園田学園女子大論文集』14昭54・12 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 柳父章 『翻訳語成立事情』 昭57・4岩波書店 96 かのみ 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集19』昭38・2 96 かばざくら 樺桜 石田穣二 「かばざくら私記」 『文学論藻』35昭42・3 96 かばね 屍 宮地敦子 『身心語彙の史的研究』 昭54・11明治書院 96 がはやいか 句 水谷修 「~やいなや・~が早いか・~とともに」 『口語文法講座3』昭39・11明治書院 96 かばん 鞄 広田栄太郎 『近代訳語考』 昭44・8東京堂 96 かび 鹿火・蚊火・香火 阪口保 「鹿火と蚊火と香火―万葉集における三つのカビ」 『神戸山手女短大紀要』17昭49・12 96 カフェー 名和青朗 「〈バー〉と〈カフェー〉」 『言語生活』167昭40・8 96 かぶき 歌舞伎 折口信夫 『折口信夫日本芸能史ノート』 昭32・6中央公論社 新村出 「東亜語源志」 『新村出全集4』昭46・9筑摩書房 96 かぶさる 被 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 96 かぶしき 株式 渡部萬蔵 『現行法律語の史的考察』 昭5・12萬里閣書房 谷村裕 「株式縁起譚―株式という名の起り」 『ファイナンス』昭52・10 96 かぶす 桂井和雄 「カブス・アベ覚書」 『土佐方言』10昭40・9 96 かぶせる 被 柴田武編 『ことばの意味2』 昭54・6平凡社 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 田村公男 「おおう・かぶせる」 『日本語研究』3昭55・10 97 かぶち 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 97 かぶつくまひにはあてず 馬田義雄 「記紀歌謡私記四―〈加夫都久麻肥邇波阿弖受〉考」 和歌山大『学芸学部紀要』8昭33・3 97 かぶら 蕪菁 安達巌 『日本食物文化の起源』 昭56・5自由国民社 97 かぶりつき てるおか・やすたか 『すらんぐ・卑語』 昭32・4光文社 97 かぶる マツサカ・タダノリ 「〈かぶる〉と〈きる〉」 『教育手帳』昭29・9 楳垣実 「比較語学サロン―帽子はカブル靴はハク」 『英語教育』9-12昭36・3 堀場千鶴子 「あびる・かぶる(きる)」 『日本語研究』1昭53・3 酒井恵美子 「きる・かぶる・はく」 『日本語研究』4昭56・12 97 かへい 貨幣 渡部萬蔵 『現行法律語の史的考察』 昭5・12萬里閣書房 97 かほう 果報 佐竹昭広 「意味の変遷」 『岩波講座日本語9』昭52・6岩波書店 佐竹昭広 『万葉集抜書』 昭55・5岩波書店 97 かぼちゃ 南瓜 橘正一 「南瓜の方言」 『外来語研究』2-3 小林好日 『方言語彙学的研究』 昭25・11岩波書店 国立国語研究所 『日本言語地図4』 昭45・6 篠田統 「うり物語」 石毛直道・大塚滋・篠田統『食物誌』昭50・7中央公論社 広戸惇 「南瓜の方言の年輪―中国地方五県言語地図の解釈から」 『日本方言研究会第25回研究発表会発表原稿集』昭52・10 柴田武 『方言の世界』 昭53・1平凡社 沢木幹栄 「物とことば―かぼちゃ(南瓜)」 徳川宗賢編『日本の方言地図』昭54・3中央公論社 安達巌 『日本食物文化の起源』 昭56・5自由国民社 小林隆 ⑨ 97 かま 釜 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 97 かまう 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 97 かまきり 蟷螂 佐藤清明 「全国カマキリ方言集成」 『岡山文化資料』昭6・3 杉山正世 「愛媛県に於ける燕と蟷螂の異称」 『いよのことば』昭6・12 佐藤清明 「全国の蟷螂方言名彙」 『方言』2-7昭7・7 日野巌 「宮崎県蟷螂方言集」 『方言』2-10昭7・10 東条操 「関東に於ける蟷螂の土語」 『国語と国文学』15-12昭13・12 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集19』昭38・2 河原宏 「〈かまきり〉の方言の系統とその分布(一)」 『信濃』7-1昭30・1 岡崎有鄰 「高知県における〈かまきり〉の方言分布」 『幡多方言』2昭31 徳川宗賢 「〈カマキリ〉の方言分布を解釈する―糸魚川・青海方言調査報告7」 『ことばの研究』1昭34・2秀英出版 琉大方言研究クラブ 『琉球方言における〈おたまじゃくし・やぎ・かまきり・めだか〉の地域的分布』 昭40・1 神部宏泰 「瀬戸内海域における方言事象の分布およびその解釈について」 『方言研究年報』8昭41・3 大橋勝男 「関東地方域の〈かまきり〉の方言事象にみられる造語(―命名)法」 『国文学攷』55昭46・2 国立国語研究所 『日本言語地図5』 昭47・9 谷口信雄・玉野直樹 「〈カマキリ〉と〈トカゲ〉」 『日本方言研究会第15回研究発表会原稿集』昭47・10日本方言研究会 松岡靖之 「兵庫県北西但馬語彙について―かまきり」 『郷言』8昭47・12 上野勇 「赤城南麓のかまきり方言」 『上毛民俗』43昭49・12 広戸惇 「かまきり考」 『京都家政短大研究紀要』14昭50・12 坂本真理子 「南関東における蟷螂・蜥蜴の語形交替の発生」 『学習院大国語国文学会誌』19昭50・12 W・A・グロータース 『日本の方言地理学のために』 昭51・11平凡社 上野勇 「かまきりの方言」 『上州路』6-10昭54・10 下野雅昭 ⑨ →とうろう 97 かまく 吉田金彦 「万葉のことばと文学(5)」 『短歌研究』34-1昭52・1 97 かまくび 鎌首 佐藤暢男 「兵庫県北西但馬語彙について―蛇・蝮・どくろ・かまくび」 『郷言』8昭47・12 97 かまけり 吉田金彦 「万葉のことばと文学(5)」 『短歌研究』34-1昭52・1 98 かまたて 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集19』昭38・2 98 かまど 竈 柳田国男 『火の昔』 昭19・8実業之日本社=『定本柳田国男集21』昭37・12 岡田岩吉 「囲炉裏・竈・薪の語彙とその考察」 『山口大学教育学部研究論叢』17-1昭43・3 98 かまとと 前田勇 「カマトトという語」 『言語生活』95昭34・8 98 かまびすし 喧 築島裕 『平安時代の漢文訓読語につきての研究』 昭38・3東京大学出版会 鈴木丹士郎 「〈かまびすし〉の活用とその意味」 『国語学』62昭40・9 98 がまん 我慢 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 樋口修子 「〈我慢〉の意味変化」 『金城国文』58昭57・3 鈴木則郎 ⑨ 98 かみ 上 鏡味明克 「東海地方の〈カミ・シモ〉の意味構造について」 『三重県方言』20昭40・12 大野晋 『日本語の年輪』 昭41・5新潮文庫 井上史雄 「カミ・シモのつく地名」 『言語生活』177昭41・6 渡部昇一 「〈神〉と〈上〉の語源について」 『言語』4-4昭50・4 清水正 「〈神〉と〈上〉―語源論争を読んで」 『言語』4-8昭50・8 98 かみ 紙 中島利夫 「紙の語源説」 『滋賀県立短大雑誌』1-1昭26・3 新村出 『新村出全集4』 昭46・9筑摩書房 98 かみ 神 森本健吉 「万葉集神・神さび考」 『文学』2-7昭9・7 小林好日 『方言語彙学的研究』 昭25・11岩波書店 平井直房 「カミ(神)の語源と意味―D・C・ホルトム博士の所説をめぐって」 『国学院雑誌』60-8昭34・8 溝口睦子 「記紀神話解釈の一つのこころみ(中の2)」 『文学』42-4昭49・4 渡部昇一 「〈神〉と〈上〉の語源について」 『言語』4-4昭50・4 清水正 「〈神〉と〈上〉―語源論争を読んで」 『言語』4-8昭50・8 森田敏 「ひと(人)・かそ(父)・おや(親・祖)―付けたりオニモノ・タマ・カミについて」 『万葉』93昭51・12 梅沢伊勢三 「古事記及び日本書紀における個体尊称(カミ・ミコト)の実態(序説)」 『国学院雑誌』82-11昭56・11 佐藤喜代治 ① 阪倉篤義 ② 98 かみ 髪 永野賢 『にっぽん語風俗学』 昭44・10明治書院 中村隆彦 「〈髪〉語源考」 『旭川工業高専研究報告』13昭51・3 98 かみあがる 伊藤雅光 「カミアガル・カムサル等の語の待遇基準―日本書紀古訓を中心にして」 『国語学会昭和55年秋季大会発表要旨』昭55・10 98 かみさび 森本健吉 「万葉集〈神・神さび〉考」 『文学』2-7昭9・7 98 かみさま 上様 大塚光信 『キリシタン版エソポ物語』補注 昭46・3角川文庫 98 かみぞうすい 紙雑炊 鈴木晋一 「たべもの噺5」 『月刊百科』236昭57-6 98 かみなつき 神無月 阪口保 「かみなつき考」 『神戸外大論叢』9-1昭33・9 98 かみなり 雷 橘正一 「雷と夕立の方言」 『国語教育』19-8昭9-8 国立国語研究所 『日本言語地図6』 昭49・3 太田有多子 「尾張と東濃の境界地域における言語地理学的研究―〈夕立〉と〈雷〉の方言分布」 『椙山国文学』3昭54-2 上野勇 「風と雷の方言」 『上州路』7-6昭55-6 鎌田良二 「兵庫県佐用郡方言の〈夕立・雷・稲妻〉について―同類同形態の問題」 『甲南女子大学研究紀要』18昭57・3 98 かみのさきさぬのわたりに 一木一郎 「〈神之埼狭野乃渡〓〉私考」 『中央大学国文』16昭48・3 98 かみむすひ 井上実 「出雲風土記の〈カミムスヒ〉の問題」 『武庫川女子大学紀要』20-21昭48・11 98 かむ 可牟・上 森山隆 「万葉集東歌に見える〈可牟〉の語形について―東歌・防人歌の音韻的環境―」 『文学論輯』17昭45・3 98 かむ 吉田金彦 「語源と語彙史―〈かむ〉〈かんがふ〉〈がふ〉を追う」 『大坪併治教授退官記念国語史論集』昭51・5表現社 榊真佐子 「くう・のむ・かむ」 『日本語研究』1昭53・3 98 がむ 接尾語 柳田国男 「国語史論」 『定本柳田国男集29』昭39・5 99 かむさる 伊藤雅光 「カミアガル・カムサル等の語の待遇基準―日本書紀古訓を中心にして」 『国語学会昭和55年秋季大会発表要旨』昭55・10 99 かむしだ 後藤利雄 「東歌の〈可牟思太〉〈可牟能祢〉について」 『万葉』47昭38・4 99 かむちょうげに かむてうげに 田中重太郎 「枕冊子〈かてうげに〉〈かむてうげに〉考」 『平安文学研究』7昭26・11 99 かむなび 神奈備 安藤正次 『古典と古語』 昭10・6三省堂=『安藤正次著作集5』昭49・4雄山閣 池田弥三郎 「かむなび私考」 『文学』33-12昭40・12 99 かむのね 後藤利雄 「東歌の〈可牟思太〉〈可牟能祢〉について」 『万葉』47昭38・4 99 かむろき 神漏岐 安藤正次 『安藤正次著作集5』 昭49・4雄山閣 99 かめ 亀 水原秋桜子 「亀・蛇・上龍」 『小説新潮』4-9昭25・9 長田夏樹 「東雅臆度抄(1)」 『水門』2昭38・9 99 かめのこう 福島邦道 「遊仙窟の〈玳瑁〉の訓について」 『訓点語と訓点資料』32昭41・2 99 かも 助詞 吉沢義則 『国語国文の研究』 昭2・4岩波書店 柳田国男 『国語の将来』 昭14・9創元社=『定本柳田国男集19』昭38・2 鶴久 「已然形に承接して反語を表はす〈かも〉」 『語文研究』18昭39・8 酒井秀夫 「万葉集の〈か〉〈かも〉」 『金城学院大学論集』9昭40・9 小松寿雄 「終助詞かも・かな(古典語〉な〈現代語〉」 『国文学解釈と教材の研究』12-2昭42・1 後藤和彦 「助詞か・かな・かも・かし・な・も・よ(感動)ぞ〈ぜ〉〈さ〉〈わ〉〈とも〉〈や〉〈て〉〈の〉」 『国文学解釈と鑑賞』35-13昭45・11 外山映次 「係助詞ぞ・なむ・こそ・や(やは・やも)・か(かは・かも)」 『国文学解釈と鑑賞』35-13昭45・11 稲村徳 「係り結びの生態―か(かは・かも)」 『月刊文法』3-5昭46・3 児山敬一 「間投助詞の〈も〉と〈かも〉」 『文芸心』150昭46・9 児山敬一 「〈かも〉から〈やも〉を見る」 『文芸心』153昭47・3 99 がも 助詞 森田良行 「終助詞な~そ・な(禁止)・ばせ・なむ・な・ね・に・が・かな・がも(希望)」 『国文学解釈と鑑賞』35-13昭45・11 99 かもがわ 鴨川 新村出 「鴨川考」 『万葉』2昭27・1=『新村出全集3』昭47・5筑摩書房 99 かもじ 髢 永野賢 『にっぽん語風俗学』 昭44・明治書院 99 かもしれない 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 99 がもも 柳田国男 『国語史新語篇』 昭11・12刀江書院=『定本柳田国男集18』昭38・8 99 かやすし 易 村山綾子 「源氏物語における〈かやすし〉について」 『高知女子大国文』11昭50・12 99 かやつりぐさ 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 99 かゆ 粥 安達巌 『日本食物文化の起源』 昭56・5 小林隆 ⑪ 99 かゆき・かくゆき 佐藤宣男 ⑪ 99 かよう 通 藤川照三 「〈似る〉〈通ふ〉〈おぼゆ〉―宇治十帖を中心として」 『河』5昭48・6 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 99 かようなり かやうなり 斯様 小久保崇明 「〈かやうなり〉の活用について」 『解釈』24-4昭53・4 99 かよりあわば 橋本四郎 「かより合はば―接頭語と指示副詞と」 『女子大国文』20昭36・2 99 から 助詞 柳田国男 『国語の将来』 昭14・9創元社=『定本柳田国男集19』昭38・2 永野賢 「〈から〉と〈ので〉はどう違うか」 『国語と国文学』29-2昭27・2=『伝達論にもとづく日本語文法の研究』昭45・5東京堂=『日本の言語学4』昭54・7大修館 大野晋 「〈カラ〉と〈カラニ〉の古い意味について」 『金田一博士古稀記念言語民俗論叢』昭28・5三省堂 「〈より〉と〈から〉」 『ことば』昭28・8 吉川泰雄 「接続助詞〈から〉と慣用語〈からは〉」 国学院大『国語研究』3昭30・7 石垣謙二 『助詞の歴史的研究』 昭30・11岩波書店 土井忠生 「格助詞―の・が・な・つ・だ・い・を・に・と・へ・より・よ・ゆり・ゆ・から・て」 『国文学解釈と鑑賞』23-4昭33・4 山雲朝子 「中世の接続助詞〈から〉についての一問題―毎月抄の文章と徒然草十二段の解釈にふれて」 『未定稿』6昭34・4 山田瑩徹 「格助詞〈カラ〉の一用法について」 『りてらえやぽにかえ』4昭35・12 塚原鉄雄 「〈から〉の語源―栗原説への疑問から」 『日本上古史研究』7-4昭38・4 浅見徹 「どう違うか―カラとノデ」 『講座現代語6』昭39・1明治書院 西原一栄 「鳥取方言の〈から〉について―学力調査にも誤答を招く異例の用法」 鳥取県教研『研究紀要』15昭39・10 小原謙一 「より・から考」 『言語生活』163昭40・4 尾関毅 「日本語の〈から〉をどのようにドイツ語に訳すか」 『人文研究』16-9昭40・10 工藤誠 「歌謡曲(歌詞)の発想の一現象―〈から〉〈だから〉について」 『文学論藻』32昭40・11 大野晋 『日本語の年輪』 昭41・5新潮文庫 奥津敬一郎 「〈マデ〉〈マデニ〉〈カラ〉―順序助詞を中心として」 『日本語教育』9昭41・12 山口明穂 「接続助詞ものから・ものゆゑ・ものの〈古典語〉ものを〈古典語・現代語〉から・ので(現代語〉」 『国文学解釈と教材の研究』12-2昭42・1 倉持保男 「格助詞より・から〈古典語・現代語〉(付)よ・ゆ・ゆり」 『国文学解釈と教材の研究』12-2昭42・1 山内洋一郎 「接続助詞が・に・を・ものから・ものの・ものを〈から〉〈ので〉〈のに〉」 『国文学解釈と鑑賞』35-13昭45・11 国田百合子 「格助詞より・から・よ・ゆ・ゆり・にて〈で〉」 『国文学解釈と鑑賞』35-13昭45・11 小杉商一 「起点を示す〈より〉と〈から〉と」 『国学院雑誌』72-11昭46・11 太田孝一郎 「室町時代口語資料における助詞について―格助詞〈より〉と〈から〉をめぐって」 山形大『国語研究』23昭48・3 仁田義雄 「連語〈名詞+カラ+用言〉について―グラマティカルな連語になる条件の考察を中心にして」 『国語国文』42-7昭48・7=『語彙論的統語論』昭55・3明治書院 Tawa, Wako “On kara and no de” 『日本語教育』24昭49・8 松村明他 『シンポジウム日本語1』 昭50・10学生社 愛宕八郎康隆 「肥前長崎地方の〈カラ〉助詞」 『長崎大教育学部人文科学研究報告』26昭52・3 吉川泰雄 『近代語誌』 昭52・3角川書店 小矢野哲夫 「起点格と〈から〉」 『国語学研究』16昭52・6 吉井量人 「近代東京語因果関係表現の通時的考察―〈から〉と〈ので〉を中心として」 『国語学』110昭52・9 鎌田良二 「起点助詞〈から〉について」 『国学院雑誌』78-11昭52・11 森田良行 「日本語の論理性ということ―〈て〉〈から〉の表す情意と論理」 『本』3-2昭53・2 上野智子 「長崎県西彼杵半島方言の接続助詞―〈から〉〈けれども〉について」 『日本方言研究会第27回研究発表会発表原稿集(熊本大)』昭53・10=『広島大学文学部紀要』39昭54・12 永井啓子 「言葉のしつけ―〈より〉と〈から〉」 『教室の窓中学国語』221昭54・1 鎌田良二 『兵庫県方言文法の研究』 昭54・2桜楓社 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 三井昭子 「接続助詞〈から〉と〈ので〉について」 現代日本語研究会『ことば』1昭55・12 花田二徳 「〈から〉と〈ので〉」 『日本語』21-9昭56・11 山口佳也 「〈~から〉と〈~ので〉のかかり先について」 早大『国文学研究』77昭57・6 100 から 名詞 宮地敦子 「遺体に関する語彙の変遷〈かばね〉〈から〉〈なきがら〉など」 『国語と国文学』55-5昭53・5=『身心語彙の史的研究』昭54・11明治書院 100 がら 柄 山形綾子 「〈品〉と〈柄〉と」 王朝文学協会編『王朝6』昭48・4中央図書 100 からい 辛 国立国語研究所 『日本言語地図1』 昭42・4 柴田武 『方言の世界』 昭53・1平凡社 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 長尾勇 「五味考―味覚用語の変遷と分布」 日大『語文』55昭57・7 101 からかう からかふ 柴田武編 『ことばの意味2』 昭54・6平凡社 池上秋彦 ⑩ 101 からきし 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 101 からくに 韓国 中西健二 「浜松中納言物語の〈もろこし〉〈からくに〉試論」 『水門』11昭53・8 101 からくり 絡繰 斎木一馬 「国語資料としての古記録の研究―近世初期記録語の例解」 『仏教史研究』3昭43・11 青木国夫 「特集・職人のことば〈なんば〉と〈からくり〉」 『言語』6-4昭55・4 101 からし 芥子 湯沢幸吉郎 『国語学論考』 昭15・2八雲書林=『湯沢幸吉郎著作集2』勉誠社 101 がらす 藤原与一 「備後バーバー安芸ガラス広島ガラスで茶が煮えん―中国地方の方言風土」 『放送文化』21-12昭41・12 101 からすがほゆる 烏吠 柳田征司 「烏ガ吠ユル」 『愛媛国文と教育』3昭46・6 101 からだ 佐竹昭広 『万葉集抜書』 昭55・5岩波書店 101 からつもの 唐津物 浜田数義 「方言による文化交流経路の一考察―〈カラツモノ〉について」 『日本文学研究』2昭32・12 沢木幹栄 「物とことば〈せともの(陶磁器)〉―名称と商圏」 徳川宗賢編『日本の方言地図』昭54・3中央公論社 101 からで 句 丸山庸 「藤村(島崎)の文末表現〈…からで〉について(1)」 『ことばとくらし』2昭48・7 101 からである 句 片村恒雄 「〈のである〉と〈からである〉―小説における理由表現をめぐって」 『島田勇雄先生古稀記念ことばの論文集』昭56・11明治書院 101 からに 句 大野晋 「〈カラ〉と〈カラニ〉の古い意味について」 『金田一博士古稀記念言語民俗論叢』昭28・5三省堂 東秀吉 「現代語〈からに〉について」 九大国文学会『語文研究』2昭30・5 101 からば 山本康裕 「〈クハ〉と〈カラバ〉について」 『文学史研究』11昭45・10 101 からふと 樺太 植地南郎 「千島と樺太の地名」 『NHK放送文化』10-12昭30・12 101 からむ・からまる 絡 加藤久雄 「こんがらかる・もつれる・からむ・からまる・からみつく」 『日本語研究』1昭53・3 柴田武編 『ことばの意味2』 昭54・6平凡社 101 からみつく 加藤久雄 昭53・3 101 か…らむ 井上富蔵 「万葉集における〈係助詞か…らむ〉と〈係助詞や…らむ〉」 『就実論叢』4昭49・9 101 からは 吉川泰雄 「接続助詞〈から〉と慣用語〈からは〉」 国学院大『国語研究』3昭30・7 吉川泰雄 『近代語誌』 昭52・3角川書店 101 かり 雁 寿岳章子 「辞書のはなし(34)〈雁〉について」 『三省堂ぶっくれっと』38昭57・3 101 ―のこのはだち 木葉立 榊原邦彦 『平安語彙論考』 昭57・11教育出版センター 101 かりお かりほ 仮庵 木村徳国 「7・8世紀におけるイホ・カリホ・イホリ」 『日本建築学会論文報告集』248昭51・10 101 ―のいお のいほ 森昇一 「〈かりほのいほ〉攷」 『野州国文学』14昭49・11 101 かりがね 雁金 佐伯梅友 「かりがね―源氏物語註釈(8)」 『国文学解釈と鑑賞』19-1昭29・1 101 かりこ 柳田国男 『母の手毬唄』 昭24・12芝書店=『定本柳田国男集21』昭37・12 101 かりこと 『中世法制史料集3』補注 昭40・8岩波書店 101 かりに 仮 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 101 かりる 借 国立国語研究所 『日本言語地図2』 昭42・3 蜂谷清人 「天正狂言本における語法の一考察―東国語的特徴に関する問題を中心に」 『共立女子大学紀要』17昭46・5=『狂言台本の国語学的研究』昭52・12笠間書院 迫野虔徳 「東国文献と言語指標―天正狂言本における〈借りる〉をめぐって」 『北九州大学文学部紀要』7昭46・12 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 国立国語研究所 「貸す・借りる・かってくる」 柴田武他編『日本の言語学6』昭53・10大修館 102 がる 接尾語 東辻保和 「接尾辞〈がる〉〈ぶ・む〉の語彙論的考察」 『国文学攷』64昭49・6 春日和男 「万葉集と存在詞―上代の形容動詞とガル語尾」 『武蔵野文学』22昭49・12 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 関一雄 「接尾辞〈ぶ〉〈む〉・〈めく〉〈だつ〉・〈がる〉の消長(1)」 『山口大学文学会誌』30昭54・11 関一雄 「接尾語〈ぶ〉〈む〉・〈めく〉〈だつ〉・〈がる〉の消長(2)」 『馬淵和夫博士退官記念国語学論集』昭56・5大修館 102 かるい 軽 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 102 かるがる 軽々 森田良行 昭52・10 102 かるいざわ 軽井沢 柳田国男 『地名の研究』 昭11・1古今書院=『定本柳田国男集20』昭37・8 102 かるう かるふ 担 柳田国男 『母の手毬唄』 昭24・12芝書店=『定本柳田国男集21』昭37・12 102 かるこ 軽子 柳田国男 『母の手毬唄』 昭24・12芝書店=『定本柳田国男集21』昭37・12 102 かるがゆえに かるがゆゑに 句 木坂基 「心学の文章と接続詞カルガユヱニからソコデまで」 『山口女子大国文』1昭54・8 102 カルタ 新村出 『南蛮更紗』 大正13・12改造社=『新村出全集5』昭26・2筑摩書房 楳垣実 「カルタ用語考」 『帝塚山学院短大研究年報』12昭39・12 102 カルメラ 安達巌 『日本食物文化の起源』 昭56・5自由国民社 102 かれ 彼 大石初太郎 「言語発表における相手としての〈あなた〉と〈かれ〉」 『言語生活』5昭26・8 柳田国男 『なぞとことわざ』 昭27・10筑摩書房=『定本柳田国男集21』昭37・12 奥村恒哉 「代名詞〈彼・彼女・彼等〉等の考察」 『国語・国文』23-11昭29・11 奥村恒哉 「代名詞〈彼・彼女・彼等〉の研究」 『文学史研究』8昭32・12 橋本四郎 「万葉の〈彼〉」 『女子大国文』28昭38・2 築島裕 『平安時代の漢文訓読語につきての研究』 昭38・3東京大学出版会 柳父章 『翻訳とはなにか』 昭51・8法大出版局 森賀美佐子 「風土記における〈爾〉と〈彼〉について」 『愛文』12昭51・9 鈴木孝夫 「対称詞としての〈彼〉と〈彼女〉」 『慶応大言語文化研究所紀要』9昭52・12 片村恒雄 「芥川竜之介の『忠義』における〈彼〉の用法」 『水門』11昭53・8 沢村文雄 「kareとkanojoについて英語教育の立場からの一考察」 『園田学園女子大論文集』14昭54・12 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 堀口和吉 「代名詞〈カレ〉をめぐって」 『山辺道』26昭57・3 柳父章 『翻訳語成立事情』 昭57・4岩波書店 102 ―し 氏 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 102 ―はうれしい 森田良行 「〈彼はうれしい〉はどこが病気か」 『言語』10-9昭56・9 102 ―ら 等 奥村恒哉 昭29・11、32・12 102 かれ 故 大坪併治 「カレとソヱニ―訓点語を中心に」 『国語学』91昭47・12 102 かれい 魚名 室山敏昭 ⑧ 102 カレーライス 飛田良文 「大衆社会の受け入れ方―食べ物の外来語」 『英米外来語の世界』昭56・10南雲堂 →ライスカレー 102 かれる 枯 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 102 かろうじて 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 102 かろがろし 軽々 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 102 かろやか 軽 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 102 かわ かは 外山映次 「特集・日本語における助詞の機能と解釈係助詞ぞ・なむ・こそ・や(やは・やも)・か(かは・かも)」 『国文学解釈と鑑賞』35-13昭45・11 稲村徳 「特集・係り結び係り結びの生態―か(かは・かも)」 『月刊文法』3-5昭46・3 102 かわ かは 皮 →ひ 102 がわ 側 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 102 かわいい かはいい 小林好日 『方言語彙学的研究』 昭25・11岩波書店 佐藤喜代治 「近代の語彙1」 『講座国語史3』昭46・9 布野良郎 「〈カハイイ〉と〈イトシイ〉―近松の世話物浄瑠璃の場合」 大阪大『語文』30昭47・12 大野晋 『日本語の年輪』 昭41・5新潮文庫 加藤正信 「江戸時代以降の仙台方言語史」 『佐藤喜代治教授退官記念国語学論集』昭51・6桜楓社 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 102 かわいそう かはいさう 小林好日 昭25・11 103 かわいらしい 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 103 かわかす 乾 柴田武編 『ことばの意味1』 昭51・9平凡社 河野裕子 「特集・類義語の意味論的研究かわかす・ほす」 『日本語研究』5昭57・12 103 かわきり 皮切 てるおか・やすたか 『すらんぐ・卑語』 昭32・4光文社 103 かわさら 皮― 川原信 「〈かわさら〉さん」 『言語生活』66昭32・3 103 かわざんよう 皮算用 新村出 「皮算用考」 『文芸春秋』30-4昭27・3=『新村出全集4』昭46・9筑摩書房 103 かわす 交 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 103 かわず かはず 蛙 沢瀉久孝 「万葉集選歌」 『国語国文』1-3昭6・12 亀井孝 「〈ツル〉と〈イト〉」 『国語学』16昭29・3 浅野信 「〈蛙〉景物考―〈かへる〉〈かはづ〉〈井の中の蛙〉」 『国学院雑誌』82-5昭56・2 浅野信 『俳諧の語意と文法』 昭51・3桜楓社 103 かわせ かはせ 為替 渡部万蔵 『現行法律語の史的考察』 昭5・12万里閣書房 広田栄太郎 『近代訳語考』 昭44・8東京堂 剣持隼一郎 「古文書の中のことば」 『柏崎・刈羽』6昭53・5 103 かわせみ 川蝉・翡翠 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 103 かわだちはかわではてる 句 前田金五郎 「近世語雑考」 山田忠雄編『本邦辞書史論叢』昭42・2三省堂 103 かわたれ 柳田国男 『妖怪談義』 昭31・12修道社=『定本柳田国男集4』昭38・4 103 かわち 河内 蔵中進 「〈カフチ〉考―〈河内〉と〈開中〉」 『島田勇雄先生退官記念ことばの論文集』昭50・3前田書店 103 かわってもらう 替貰 森田良行 『日本語の発想』 昭56・3冬樹社 103 かわつるみ かはつるみ 福島邦道 「方言語彙研究に対する語史の一寄与」 『国語学』87昭46・12 103 かわひらこ かはひらこ こまつ・ひでお 「ことばの追跡―蝶・カハヒラコ・テフテフ」 『辞書』昭43 103 かわゆし かはゆし 宮地敦子 『身心語彙の史的研究』 昭54・11明治書院 103 かわや 厠 小野勝年 「漢字〈圂〉と〈厠〉について」 『民族学研究』15-3昭26・3 103 かわる かはる 変・替・代 大岩正仲 「かへる・かはる考」 『橋本博士還暦記念国語学論集』昭19・10岩波書店 佐藤孝 「〈変な人〉と〈変った人〉」 『日本語』5-5昭40・6 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 堀場千鶴子 「かわる・変化する・ばける」 『日本語研究』2昭54・7 103 かん 干・旱 藤井茂利 「日本書紀にみえる朝鮮系音仮名―漢字〈旱〉〈干〉の用法について」 『東海大学紀要(文学部)』13昭45・3 103 かん 官 野村忠夫 「律令法における〈官〉と〈職〉」 『金城国文』19-2昭48・3 103 かん 勘 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 103 かん 感 中村保男 「類義語・多義語(14)」 『翻訳の世界』5-1昭55・1 103 かん 環 「土星をめぐる〈輪〉と〈環〉」 『放送文化』35-7昭55・7 103 かん 巻 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 103 かん 缶 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 103 かんおん 漢音 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 103 かんがい 灌漑 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 103 かんかち 柳田国男 『一目小僧その他』 昭9・7小山書店=『定本柳田国男集5』昭37・9 103 かんがえる 考 氏家洋子 「日本語にみる過程構造―〈考える〉から言語をみる」 『国語学会創立30周年記念昭和49年春季大会発表要旨』昭49・5 大野晋 『日本語の世界」 昭51・10朝日新聞社 吉田金彦 『国語意味史序説』 昭52・11明治書院 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 柴田武編 『ことばの意味2』 昭54・6平凡社 103 ―ておく 金山宣夫 「辞書にない意味(4)」 『英語教育』27-4昭53・7 104 かんかく 感覚 斎藤倫明 ⑨ 104 かんからかん 柳田国男 『国語史新語篇』 昭11・12刀江書院=『定本柳田国男集18』昭38・8 104 かんきょう 環境 荒尾禎秀 ⑨ 104 かんけい 関係 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 104 がんこ 頑固 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 104 がんごうじ 元興寺 鈴木博 「ガゴウジ元興寺説を否定する」 『国文学攷』80昭53・12 104 かんごく 監獄 渡部万蔵 『現行法律語の史的考察』 昭5・12万里閣書房 104 かんころ 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 104 かんざし 髪状 石川徹 「平安文学語意考証(8)」 『平安文学研究』27昭36・12 104 かんさつ 観察 高野繁男 ⑨ 104 かんじ 漢字 大塚邦松 「漢字の呼称を廃止せよ」 『国語国字』84昭49・10 104 かんしゅう 慣習 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 104 かんしょ 甘藷 橘正一 「甘藷の全国方言」 『外来語研究』4-1 小林好日 『方言語彙学的研究』 昭25・11岩波書店 安達巌 『日本食物文化の起源』 昭56・5自由国民社 市井外喜子 「〈甘藷〉について」 『大東文化大紀要人文科学』20昭57・3 104 かんじょう 勘定 斎藤秀一 「勘定からカンジョへ―山形県東田川郡川深村の方言の一つの考察」 『国語研究(仙台)』8-7昭15・7 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 104 かんしょう 環象 荒尾禎秀 ⑨ 104 がんじょう 頑丈 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 104 かんしょく 感触 斎藤倫明 ⑨ 104 かんしょく 間食 柴田武 『言語地理学の方法』 昭44・8筑摩書房 104 かんじる・かんずる・かんず 感 中村通夫 「〈感じる〉と〈感ずる〉」 『NHK国語講座』昭32・1宝文館 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 岩下裕一 「修飾格助詞と動詞語義の相関について―〈感ず〉に於ける〈を〉格と〈に〉格の場合」 『田辺博士古稀記念国語助詞助動詞論叢』昭54・8桜楓社 104 かんしん 甘心 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的考察』 昭46・11明治書院 104 かんしん 感心 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 104 かんじん 肝心 曾田文雄 「〈心肝〉〈肝心〉小考」 『滋賀大国文』1昭39・2 104 かんず 観 岩下裕一 「語義の振幅―〈案ず〉と〈観ず〉」 『昭和学院短大紀要』14昭53・3 岩下裕一 「語義の振幅再考―〈案ず〉と〈観ず〉の術語性をめぐって」 『昭和学院短大紀要』15昭54・3 104 がんす 河野亮 「ガンス略説」 『言語生活』53昭31・2 河野亮 「広島のガンスをめぐって」 『音声学会会報』122昭41・8 藤原与一 「備後バーバー安芸ガラス広島ガンスで茶が煮えん―中国地方の方言風土」 『放送文化』21-12昭41・12 槌田満文 「明治ことば誌」 『国文学解釈と教材の研究』25-10昭55・8 104 かんずけ 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 104 かんせい 感性 進藤咲子 「知性・理性・感性」 『高校通信国語』49昭41・12 104 かんぜんちょうあく 勧善懲悪 北住敏夫 『日本の文芸意識』 昭35・10桜楓社 104 かんぞ 柳田国男 『方言と昔』 昭25・11朝日新聞社=『定本柳田国男集18』昭38・8 104 かんたい くわんたい 緩怠 大塚光信 『キリシタン版エソポ物語』補注 昭46・3角川文庫 105 かんだいこ 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 105 かんたまくら 中平解 「方言の教室(55)カンタマクラとネコノスイコギ」 『民間伝承』30-3昭41・9 105 かんたん 簡単 鈴木丹士郎 「〈簡単〉と〈単簡〉と」 『専修大人文科学研究所月報』18昭46・5 鈴木丹士郎 「〈簡単〉と〈単簡〉と続稿」 『専修大人文科学研究所月報』3233昭49・2 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 松井利彦 「〈簡単〉〈明確〉の周辺」 『国語国文』50-5昭56・5 105 かんちょう かんてう 官牒 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究』 昭37・9風間書房 105 カンテラ 前田富祺 「語彙の変遷」 『岩波講座日本語9』昭52・6岩波書店 105 かんどう 間道 新村出 『国語学叢録』 昭18・11一条書房=『新村出全集3』昭47・5筑摩書房 新村出 「東亜語源志」 『新村出全集4』昭46・9筑摩書房 105 かんどう かんだう 勘当 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 105 かんとう くわんとう 款冬 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 105 ―をのむ 飲 山田孝雄 『俳諧語談』 昭37・10角川書店 105 かんにたえない 句 中川芳雄 「〈感にたへた〉と〈感にたへない〉」 『静岡女子大学研究紀要』3昭45・3 105 かんにん カスガ・マサハル 「〈カンニン〉4モジ」 『カナノヒカリ』昭28・6 105 かんぬし 神主 橘正一 「神主の方言」 『国学院雑誌』9-2昭9・2 橘正一 「神主の方言資料」 『国学院雑誌』9-3昭9・3 105 かんねん くわんねん 観念 広田栄太郎 『近代訳語考』 昭44・8東京堂 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 片野達郎 ⑨ 105 かんのう くわんのう 官能 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 105 がんばり 頑張 新村出 「頑張考」 『新村出全集4』昭46・9筑摩書房 105 かんぱん 簡判 松下史生 「〈カンパン〉〈簡判〉の字感と語感」 『日本語』21-1昭56・1 105 かんぴょう 干瓢 柄沢衛 「俚言集覧にみえる〈干瓢〉の記載について」 『解釈』28-7昭57・7 105 かんぴょういおう 寛平以往 福田秀一 「寛平以往の語義」 『解釈』14-8昭43・8 105 かんぷら 柳田国男 『方言覚書』 昭17・5創元社=『定本柳田国男集18』昭38・8 105 がんぶろ 雁風呂 佐々木清光 「〈雁風呂〉考」 『月刊百科』238昭57・8 105 かんぶん 柳田国男 『毎日の言葉』 昭21・7創元社=『定本柳田国男集19』昭38・2 105 がんぼ 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 105 がんぼうじ 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 105 かんぼく 看品 浜田敦 「捷解新語とその改修本」 『国文学攷』30昭38・7 105 かんめいさせる 感銘 森田良行 『日本語の発想』 昭56・3冬樹社 105 かんみ 感味 松井栄一 『国語辞典にない語』 昭58・4南雲堂 105 がんもどき てるおか・やすたか 『すらんぐ・卑語』 昭32・4光文社 川本栄一郎 「富山県庄川流域における〈がんもどき〉の方言分布とその解釈」 『金沢大学語学文学研究』4昭48・10 川本栄一郎 「富山・石川・福井三県における〈がんもどき〉の方言分布とその歴史」 『金沢大教育学部紀要人文社会』26昭53・1 105 がんもも 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 105 かんらく くわんらく 歓楽 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 105 かんらく 勘落 『中世法制史料集3』補注 昭40・8岩波書店 105 かんり 官吏 渡部万蔵 『現行法律語の史的考察』 昭5・12万里閣書房 106 き 城 森重敏 「き(城)ひ(樋)み(箕)について」 『叙説』昭54・4 106 き 黄 藤原明 「日本語の色彩名の起源―青(藍)・黒・白・黄・緑・赤」 『近畿大教養部研究紀要』10-2昭53 佐竹昭広 『万葉集抜書』 昭55・5岩波書店 106 き 岐 丸山林平 「古事記における〈岐〉の音について」 『解釈』4-1昭33・1 106 き 気 中井正一 「気(け・き)の日本語としての変遷」 『帝国学士院紀事』5-1昭22・3 三枝博音 「日本文学における〈気〉の研究」 『文学』26-10昭33・10 板坂元 「日本語の生態―タブー・気・なまじ・いっそ・どうせ・せめて・自発―」 『国文学解釈と鑑賞』35-4~12昭45・4~10 赤塚行雄 「〈気(き)〉と〈気(け)〉の違いについて」 『言語』261昭48・6 赤塚行雄 「〈気〉の文芸社会学的考察」 『言語生活』264昭48・9 三浦勇二 「〈気〉の字の内容―意味と読みとの関係」 『言語』4-12昭50・12 宮本忠雄 「ことばのことば気と雰囲気」 『言語』9-11昭55・11) 106 ―にしない 金山宣夫 「辞書にない意味(6)気にしない」 『英語教育』27-6昭53・9 106 き 己 佐伯梅友 「万葉集の〈己〉の字の訓について」 『文学』1-6昭8・9=『万葉語研究』昭13・10文学社 弥富破摩雄 「〈己父爾〉〈己之父〉の〈己〉の訓義」 『奈良文化』24昭8・6 106 き 帰 古賀精一 「古事記・日本書紀の用字―依・帰・因・由について」 『言語と文芸』83昭51・9 106 き 規 野口三千三 「〈規・則・矩〉というコトバ」 『時の法令』999昭53・4 106 き 機 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 106 き 助動詞 今泉忠義 「助動詞〈き〉の活用形〈し〉の考」 『国学院雑誌』昭5・10 今泉忠義 「助動詞〈き〉の連体形」 『金沢博士還暦記念東洋語学乃研究』昭7・12三省堂 島田勇雄 「口語資料としての日蓮上人遺文から―〈き〉について」 『国文論叢』2-1昭29・11 浅野信 「いわゆる過去の助動詞―〈き〉の研究」 『国文学解釈と教材の研究』4-2昭34・1 小路一光 「〈き〉及び〈けり〉の用法―万葉集語法ノート」 『国文学研究』25昭37・3 桜井茂治 「回想の助動詞〈き〉と連体形〈し〉―アクセント史からみた活用形の成立」 国学院大『国語研究』14昭37・8 山崎良幸 「過去の助動詞き・けり・ぬ・つ・たり・り」 『国文学解釈と鑑賞』28-7昭38・6 『日本語の歴史3』 昭39・4平凡社 山崎馨 「形容詞系助動詞の成立―まし・まじき・き」 『国語と国文学』41-5昭39・5 鈴木丹士郎 「サ変動詞の助動詞〈き〉への接続面の混乱―馬琴における文語の一問題」 『文芸研究』47昭39・6 広浜文雄 「過去(回想)・完了の助動詞―き・けり〈古典語〉」 『国文学解釈と教材の研究』9-13昭39・10 馬淵和夫 「助動詞〈キ〉と〈ケリ〉の区別はなんとみるべきか」 『国文学解釈と鑑賞』29-11昭39・10 渡部洋子 「〈けり〉と〈き〉―樋口一葉の文章において」 『愛文』5昭41・12 伊藤慎吾 「源氏物語の助動詞キ・ケリの用例(上)―用例を究明してその相違を考察する」 『武庫川女子大学紀要』15昭43・3 橋本研一 「万葉集における〈恋ひしく〉の文法的解釈について(1)(2)―助動詞〈き〉の意味との関連」 国学院大『国語研究』2526昭43・312 堀田要治 「特集・日本語助動詞の役割記憶〈き・けり・た〉」 『国文学解釈と鑑賞』33-12昭43・10 小路一光 「万葉集における〈き〉〈けり〉の意義・用法」 『研究年誌』13昭44・1 伊藤慎吾 「源氏物語の助動詞キ・ケリの用例(2)―用例を究明してその相違を考察する」 『武庫川女子大学紀要』16昭44・5 白石大二 「特集〈き〉〈けり〉の徹底的研究徒然草における助動詞〈き〉〈けり〉表現の真実の理解のために」 『国文学解釈と鑑賞』35-3昭45・3 小池清治 「特集〈き〉〈けり〉の徹底的研究助動詞〈き〉の接続―その変則性の由来について」 『月刊文法』2-7昭45・5 竹岡正夫 「特集〈き〉〈けり〉の徹底的研究〈けり〉と〈き〉との意味・用法」 『月刊文法』2-7昭45・5 田中喜美春 「特集〈き〉〈けり〉の徹底的研究和歌における〈き〉〈けり〉」 『月刊文法』2-7昭45・5 山崎良幸 「特集〈き〉〈けり〉の徹底的研究〈き〉〈けり〉の研究上の争点」 『月刊文法』2-7昭45・5 吉田金彦 「特集〈き〉〈けり〉の徹底的研究〈降りにせば〉と〈枕かずけば〉―語史的にみた〈き〉の活用」 『月刊文法』2-7昭45・5 春日和男 「助動詞〈き〉〈けり〉の論への回想」 『月刊文法』2-8昭45・6 伊藤慎吾 「源氏物語の助動詞キ・ケリの用法(下)―用例を究明してその相違を考察する」 『武庫川女子大学紀要』17昭45・8 北原保雄 「古典語における〈時〉の表現―ぬ・つ・たり・り・き・けり」 『東書高校通信国語』94昭46・2 山口明穂 「中世人の言語意識―過去の助動詞〈き〉に対するもの」 『国文白百合』2昭46・3 久原広子 「上代の語法―助動詞き・けり」 『香椎潟』17昭47・3 吉田金彦 『上代語助動詞の史的研究』 昭48・3明治書院 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 大坪併治 「説話の叙述形式として見た助動詞キ・ケリ―訓点資料を中心に」 『国語学』111昭52・12 大坪併治・野田美津子 「説話の叙述形式として見た助動詞キ・ケリ―今昔物語を中心に」 『大谷女子大国文』8昭53・3 久津摩八千代 「大鏡における〈き・けり〉について」 九州女大・女短大『語学と文学』8昭53・3 吉岡曠 「竹取物語から源氏物語へ―〈き〉〈けり〉の用法を中心として」 学習院女短大『国語国文論集』7昭53・3 木下美 「紫式部日記に用いられた〈き〉〈けり〉についての調査研究」 九州大谷短大『国文研究』7昭53・12 木下美 『紫式部日記の研究―紫女手簡を中心に』 昭54・3私家版 塚原鉄雄 「特集・文体論・修辞論挿入技法の修辞構文―落窪物語と助動詞〈き〉」 『解釈』25-7昭54・7 森昇一 「西鶴好色五人女の語法―助動詞〈き〉の終止形の一用法」 『野州国文学』24昭54・11 糸井通浩 「古代和歌における助動詞〈き〉の表現性」 『愛媛大法文学部論集文学』13昭55・12 畠中真美 「西鶴散文作品に於ける〈けり〉〈き〉の様相―文末用法を中心として」 『国文』昭57・7 桑田明 「〈ぬ〉〈つ〉四考・〈き〉〈けり〉再考」 『就実語文』3昭57・11 107 ぎ 議 山本正秀 「〈漢字御廃止之議〉の〈議〉について」 『解釈』15-昭44・8 107 きー 名嘉真三成 「切断動詞[sui][ki〓][batsÏ]について―沖縄・宮古西原方言の例」 『日本語研究』1昭53・3 107 ぎー 北条忠雄 「仮定をあらはす〈ギー〉の考察―九州方言語法小論」 『方言研究発会記念冊』昭15・10 107 きい 奇異 浅野敏彦 「漢語の類義語―奇怪・奇特・奇異・不思議」 『同志社国文学』12昭52・3 107 きいえにふる きいへにふる 支屋所経 菊沢季生 「万葉集巻十六の竹取翁長歌(3791番)中の〈信巾裳〉と〈支屋所経〉の訓み方について」 『四国学院大学文化学会論集』14昭43・4 107 きいてあきれる 聞呆 水野稔 「〈きいてあきれる〉考―江戸語の発想について」 『甲南大学文学会論集』32昭41・12 107 きいど 耆矣奴 →おいはてぬ 107 ぎいどろ 柳田国男 『国語史新語篇』 昭11・12刀江書院=『定本柳田国男集18』昭38・8 107 きいろい 黄色 国立国語研究所 『日本言語地図1』 昭42・4 柴田武 『方言の世界―ことばの生まれるところ』 昭53・1平凡社 107 きうん 機運 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書房 107 きえ 帰依 玉城康四郎 『仏教のことば放送ライブラリー23』 昭53・10日本放送出版協会 107 きえる 消 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 107 きおう きほふ 競 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 108 きか 幾何 大矢真一 「数学用語の由来―〈幾何〉から〈方程式〉まで」 『ことばの宇宙』1-3昭41・8 鈴木修次 『漢語と日本人』 昭53・9みすず書房 108 きか 貴下 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 108 きかい 奇怪 浅野敏彦 「漢語の類義語―奇怪・奇特・奇異・不思議」 『同志社国文学』昭52・3 108 きかい 機会 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 108 きかい 機械・器械 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 文化庁国語課編 『ことばシリーズ13言葉に関する問答集6』 昭55・4 108 きかず 不肯 大坪併治 「〈不肯〉の古訓について」 『国語学』32昭33・3 108 きかん 気管 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 108 きかん 機関 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 108 きぎ 柳田国男 『国語の将来』 昭14・9創元社=『定本柳田国男集19』昭38・2 108 ぎぎ 山代巴 「ギギと毬と毛虫」 『言語生活』78昭33・3 108 ききおどろきなげく 聞驚歎 森昇一 「敬語の複合動詞―聞き驚き歎き給ふ」 『国学院雑誌』61-7昭35・7 108 ききまがわさる・ききまがわざる 句 門前正彦 「〈聞きまがはさる〉か〈聞きまがはざる〉か―打消の助動詞の連体形について」 『国語国文』25-12昭31・12 108 ぎきょく 戯曲 永嶋大典 ⑥ 108 ききりり 吉々利々 三浦佑之 「〈吉々利々〉考」 『成城文芸』75昭50・11 108 ききん(す) 飢饉 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 108 きく 菊 尾藤忠且 『植物歳時記―化学語源辞典落穂集』 昭53・10三共出版 中村浩 『植物名の由来〈東書選書55〉』 昭55・7東京書籍 108 きく 聞・聴 能勢佐十郎 「万葉集の〈聞く〉〈寒し〉など」 『国文学攷』24昭35・11 黒木総一郎 「〈聞く〉と〈聴く〉―きくことの本質と機能」 『言語生活』198昭43・3 中西宇一 「〈言う〉〈聞く〉に関する敬語親疎の対立」 『女子大国文』66昭47・6 福島邦道 「聞香語談」 『実践国文学』10昭51・10 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 田中章夫 ② 108 きくん 貴君 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 108 きげ 杵 柳田国男 『国語の将来』 昭14・9創元社=『定本柳田国男集19』昭38・2 108 きけい 貴兄 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 108 きげき 喜劇 広田栄太郎 『近代訳語考』 昭44・8東京堂 108 きけん 危険 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 108 きご 奇語 能勢朝次 「近況・奇語・勝敗」 『国語教室』昭29・6 108 きこう 貴公 小島俊夫 「滑稽本・人情本にあらわれた〈貴殿〉〈貴所〉〈貴公〉および〈君〉について」 『山形大学紀要人文科学』6-4昭44・1 小島俊夫 『後期江戸ことばの敬語体系』 昭49・9笠間書院 108 きこえる 聞 大野晋 『日本語の年輪』 昭41・5新潮文庫 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 108 きこえごつ 聞言 森野宗明 「〈聞えごつ〉について」 『文学・語学』7昭34・3 108 きこえさす 浦部重雄 「〈聞こえさす〉の解―落窪物語の一用例」 『解釈』4-6昭33・6 穐田定樹 「源氏物語の〈聞こえさす〉」 『国語国文』33-4昭39・4 岡崎正継 「〈申す〉〈聞えさす〉〈聞ゆ〉―官位・身分・人名を承ける場合について」 『文学語学』32昭39・6 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 堀内武雄 「新説紹介〈聞えさす〉と〈奉れ〉との対応」 『月刊文法』2-4昭45・2 小松正 「〈聞えさす〉と〈奉れ〉―堀内説に思う」 『月刊文法』2-7昭45・5 宮腰賢 「栄花物語における補助動詞〈きこゆ・きこえさす〉について」 『国学院雑誌』75-8昭49・8 108 きこえさせたまう ―たまふ 聞給 阿部永 「枕草子における〈きこえさせたまふ〉について―謙譲語の問題」 北海道大『国語国文研究』43昭44・6 小松正 「〈聞えさせ給ふ〉考」 『解釈』16-2昭45・2 甲斐睦朗 『源氏物語の文章と表現』 昭55・9桜楓社 進藤義治 「栄花物語の〈聞えさせ給ふ〉について―聞えさせ+給ふか・聞え+させ給ふか」 『南山国文論集』6昭57・3 108 きこえてな 浦部重雄 「〈聞こえてな〉考」 『解釈』4-3昭33・3 108 きこえてます 渡辺実 「言語時評聞こえてます」 『言語生活』283昭50・4 109 きごころのおけるひと 句 三好重仁 「読者のページ〈気心のおける人〉雑考」 『言語』3-6昭49・6 109 きこす 聞 田辺正男 「敬語表現の場面的変容―万葉集の見し明らす・聞こすなどについて」 『国学院雑誌』70-11昭44・11 木下美 『紫式部日記の研究―紫女手簡を中心に』 昭54・3私家版 109 きこしめす 木下美 昭54・3 109 きこゆ 聞 和田利政 「源氏物語の謙遜語―補助動詞〈聞ゆ〉〈奉る〉について」 『日本文学論究』3昭27・7 伊藤和子 「源氏物語にあらわれた〈―奉る〉と〈―聞ゆ〉」 西京大『人文』2昭27・12 中岡由行 「敬語の接尾語〈聞ゆ〉について」 『愛媛国文研究』4昭30・3 森野宗明 「謙譲語〈聞ゆ〉についての一問題―続日本後紀巻十九嘉祥二年三月の条に引ける長歌の用例をめぐって」 『国語』6-1昭32・9 土井忠生 「源氏物語における〈聞ゆ〉の謙譲表現に関する一考察」 『広島大学文学部紀要』14昭33・9 堀内武雄 「敬語法の総合探求―〈聞ゆ〉及びその類語の発生と展開」 『国文学解釈と教材の研究』5-2昭35・1 生野正興 「芭蕉が用いた〈聞ゆ〉の異例用法について」 『国文学攷』23昭35・5 広瀬保 「歌合判詞における〈見ゆ〉と〈聞ゆ〉」 『日本文芸研究』12-2昭35・6 竹村義一 「源氏物語における謙譲語〈聞ゆ〉と〈申す〉についての考察の一つの試み―この語を使用している人物の関係を源氏を基準点として分類することによる」 『高知女子大学紀要』9昭35・12 穐田定樹 「枕草子の〈申す〉〈きこゆ〉」 『北海道学芸大紀要』12昭36・12 穐田定樹 「〈申す〉と〈聞ゆ〉―源氏物語・枕草子を資料として」 『国語国文』31-11昭37・11 穐田定樹 「〈申す〉と〈聞ゆ〉補遺―形態の側から」 『語学文学会紀要』2昭39・3 岡崎正継 「〈申す〉〈聞えさす〉〈聞ゆ〉―官位・身分・人名を承ける場合について」 『文学語学』32昭39・6 穐田定樹 「続〈申す〉と聞ゆ〉―源氏物語以後」 『国語国文』34-9昭40・9 桜井光昭 『今昔物語集の語法の研究』 昭41・3明治書院 中西宇一 「敬語法研究序説―〈聞ゆ〉と〈申す〉にみられる場と敬語との相関型」 『女子大国文』47昭42・10 北原保雄 「特集・日本語の助動詞の役割敬譲〈きこゆ・奉る・たまふ・侍り・ます〉」 『国文学解釈と鑑賞』33-12昭43・10 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 小池清治 「〈聞ゆ〉の研究」 『源氏物語の敬語の研究上』昭45・7 宮地幸一・宮腰賢 「補助動詞〈きこゆ〉から〈まゐらす〉への漸移相―女流日記作品を中心に」 『東京学芸大学紀要人文』22昭46・2 幸野誠弘 「堤中納言物語の語法(3)〈聞ゆ〉とその周辺」 『阿南工業高等専門学校研究紀要』7昭46・3 小松正 「狭衣物語の補助動詞〈聞ゆ〉と〈奉る〉について」 『一関工業高専研究紀要』7昭47・12 桜井光昭 「撰集抄の聞ユを中心に」 『学術研究国語国文学』22昭48・12 宮腰賢 「栄花物語における補助動詞〈きこゆ・きこえさす〉について」 『国学院雑誌』75-8昭49・8 宮腰賢 「補助動詞〈きこゆ〉から〈まゐらす〉への漸移相―栄花物語における」 『東京学芸大学紀要人文』26昭50・1 中西宇一 「〈聞ゆ〉と〈奉る〉その助動詞としての意味」 『女子大国文』78昭50・12 穐田定樹 『中古中世の敬語の研究』 昭51・2清文堂 木下美 『紫式部日記の研究―紫女手簡を中心に』 昭54・3私家版 109 きこり 木樵 斉藤たま 「ことばの旅(4)きこり」 『子どもの館』6-10昭53・10 109 きざ 気障 柳田国男 「国語史論」 『定本柳田国男集29』昭39・5 岩淵悦太郎 『語源散策』 昭49・10毎日新聞社 池上秋彦 ⑨ 110 きさがい きさがひ 蚶貝 豊田八千代 「蚶貝考」 『国学院雑誌』9-1昭9・1 110 きさたて 『中世法制史料集3』補注 昭40・8岩波書店 110 きさま 貴様 辻村敏樹 「〈貴様〉の変遷」 『金田一博士古稀記念言語・民俗論叢』昭28・5三省堂 小島俊夫 「〈貴様〉(会話文)の敬語表現―1809~1919年刊行の滑稽本・人情本・小説を資料として」 『佐伯博士古稀記念国語学論集』昭44・6表現社 松坂忠則 「〈あなた様〉から〈貴様〉まで」 『教育じほう』266昭45・2 小島俊夫 『後期江戸ことばの敬語体系』 昭49・9笠間書院 110 きさんじ 気散 小島幸枝 ⑨ 110 きし 来 小神野芳太郎 「きし助動詞活用弁」 『国学院雑誌』5-56明32・56 武田孝 「〈こし〉と〈きし〉―〈来し〉〈来しか〉のよみ方」 『解釈』15-7昭44・7 110 ―かた 方 小池清治 「〈来(き)し方〉と〈来(こ)し方〉」 『言語と文芸』11-2昭44・3 110 ぎしぎし 羊蹄 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 110 きしゃ 汽車 広田栄太郎 「近代訳語考―〈汽車〉と〈汽船〉と」 『大妻女子大学文学部紀要』1昭44・3=『近代訳語考』昭44・8東京堂 110 ぎじゅつ 技術 鎮目恭夫 「科学・技術・芸術ということば」 『言語生活』130昭37・7 110 きしょ 貴所 小島俊夫 「滑稽本・人情本にあらわれた〈貴殿〉〈貴所〉〈貴公〉および〈君〉について」 『山形大学紀要人文科学』6-4昭44・1 小島俊夫 『後期江戸ことばの敬語体系』 昭49・9笠間書院 110 きしょく 気色 田中新一 「〈気色〉(けしき・きそく・きしょく)考」 『解釈』15-11昭44・11 110 きしん 石崎正雄 「〈ひのきしん〉の周辺語の一般的意味―きしんとつちもち」 『やまと文化』51昭47・3 110 きじん きぢん 帰陣 岩沢愿彦 「帰陣考―近世初期の軍記物の用語法」 『国史学』90昭48・3 110 きしんぼう 柳田国男 『妖怪談義』 昭31・2修道社=『定本柳田国男集4』昭38・4) 110 きす 柳田国男 『国語史新語篇』 昭11・12刀江書院=『定本柳田国男集18』昭38・8 110 きすく 生直 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 110 ぎする 議 森田武 『天草本平家物語難語句解の研究』 昭51・3清文堂 110 きせる 煙管 新村出 『南蛮更紗』 大13・12改造社=『新村出全集5』昭46・2筑摩書房 110 きせん 木銭 剣持隼一郎 「古文書の中のことば―木銭・かわせ・剣先祓・名所」 『柏崎・刈羽』6昭53・5 110 きせん 汽船 広田栄太郎 「近代訳語考―〈汽車〉と〈汽船〉と」 『大妻女子大学文学部紀要』1昭44・3=『近代訳語考』昭44・8東京堂 110 きそう きそふ 競 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 石井直子 「特集・類義語の意味論的研究あらそう・きそう・たたかう」 『日本語研究』5昭57・12 110 きそいがり 競狩 佐藤喜代治 昭46・11 110 きそく 気色 田中新一 「気色(けしき・きそく・きしょく)考」 『解釈』15-11昭44・11 110 きそげ 鈴木棠三 「〈きそげ〉」 『日本国語大辞典ことばのまど』16昭50・7 110 ギター 堀江真喜夫 「〈ネオン〉と〈ギター〉―外来語使用から見た歌謡詞の一側面」 『言語生活』178昭41・7 110 きたい 希代 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 110 きたい 奇態 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 110 きたさき 北前 西村通男 「〈北前〉の語源覚書」 『中京大文学部紀要』2-1昭42・12 110 きたない 汚 柳田国男 「国語史論」 『定本柳田国男集29』昭39・5 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 110 きたならしい 森田良行 昭52・10 111 きたなくしげきくに 穢繁国 尾崎知光 「〈穢繁国〉訓読考」 『説林』10昭38・1 111 きたみ 柳田国男 『方言覚書』 昭17・5創元社=『定本柳田国男集18』昭38・8 111 きたる 来 小池清治 「今昔物語集本朝部〈来〉字の訓法―キタルとク」 『馬淵和夫博士退官記念国語学論集』昭56・7大修館 築島裕 『平安時代の漢文訓読語につきての研究』 昭38・3東京大学出版会 111 きちまい 吉米 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 111 きちょう 几帳 三木孝 「枕草子語彙覚書―帳か几帳か―」 『平安文学研究』20昭32・9 111 きちょう(す) 貴重 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 111 きつ 橘正一 「伊勢物語のキツについて」 『国学院雑誌』40-1昭9・1 111 きつい 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 彦坂佳宣 ⑤ 111 きつぐ 築 柳田征司 「〈キツク〉〈キヅク〉(城・築)の異形〈キツグ〉について―カ行四段活用動詞活用語尾の濁音化を抑止する一つの力」 『国語国文』46-10昭52・10 111 ぎっちょ 山中襄太 「ギッチョ・バッタ・トカゲ私考」 『日本語』5-11昭40・12 111 きつつき 啄木鳥 佐藤稔 「〈啄木鳥〉の方言と語史」 『国語学研究』13昭49・1 111 きって 切手 広田栄太郎 『近代訳語考』 昭44・8東京堂 111 きっと 急度・屹度 真下三郎 「近世〈急度〉考」 『国語教育研究』8昭38・12 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 国広哲弥編 『ことばの意味3』 昭57・5平凡社 111 ぎっとん 柳田国男 『国語史新語編』 昭11・12刀江書院=『定本柳田国男集18』昭38・8 111 きつにはめなん 後藤利雄 「伊勢物語の〈きつにはめなん〉に就いて」 『山形方言』1昭28・7 111 きつね 狐 山中襄太 「コッテ(特牛)キツネ(狐)ヘタ(犬)の語源試論」 『日本国語大辞典ことばのまど』15昭50・5 111 ―たいまつ 柳田国男 『妖怪談義』 昭31・2修道社=『定本柳田国男集4』昭38・4 111 ―どんのごずんけ 柳田国男 『国語史新語篇』 昭11・12刀江書院=『定本柳田国男集18』昭38・8 111 ―のかみそり 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 111 ―のろうそく 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 111 きっぷのきらないかた 句 林和比古 「文法とは何か―〈切符の切らない方〉をめぐって」 『語文』1昭25・11 高辻義胤 「〈切符の切らない方〉は畸形児的表現なりや」 『愛媛国語国文』1昭27・3 111 きてん 機転 佐藤亨 ⑨ 111 きでん 貴殿 小島俊夫 「滑稽本・人情本にあらわれた〈貴殿〉〈貴所〉〈貴公〉および〈君〉について」 『山形大学紀要人文科学』6-4昭44・1 小島俊夫 『後期江戸ことばの敬語体系』 昭49・9笠間書院 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 菊田紀郎 ⑪ 111 きとく 奇特 『中世法制史料集3』補注 昭40・8岩波書店 浅野敏彦 「漢語の類義語―奇怪・奇特・奇異・不思議」 『同志社国文学』12昭52・3 佐藤亭 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 111 きどる 気取 惣郷正明 『辞書とことば』 昭57・7南雲堂 111 きなくさい 焦臭 国立国語研究所 『日本言語地図1』 昭42・4 神鳥武彦 「広島市地域方言における〈きなくさい〉という語の分布について―語詞の分布と地域生活―」 『広島大方言研究会会報』20昭48・1 ひろしまみんぞくの会 「〈きなくさい〉と〈こげくさい〉(つづき)」 『フォクロアひろしま』3昭53・7 111 きにきりよせつ 句 加藤諄 「木に伐りよせつ」 『国文学研究』16昭32・8 111 きぬ 衣 柳田国男 「国語史論」 『定本柳田国男集29』昭39・5 佐藤武義 ⑨ 111 きぬ 絹 『日本語の歴史1』 昭38・9平凡社 六鹿英治 「絹の語源考―満州の野蚕」 『京都産業大論集』3-3昭49・2 六鹿英治 「絹の語源考―日本の絹」 『京都産業大論集』4-34昭50・7 山下悦子 「絹と衣」 『国語通信』217昭54・6 111 ―いと 糸 国立国語研究所 『日本言語地図4』 昭45・6 112 きぬる 佐伯梅友 「きぬる」 沢瀉博士喜寿記念論文集刊行会『万葉学論叢』昭41・7 112 きね 杵 柳田国男 『国語の将来』 昭14・9創元社=『定本柳田国男集19』昭38・2 柳田国男 『方言覚書』 昭17・5創元社=『定本柳田国男集18』昭38・8 112 キネマ 榊原昭二 「随想―シネマとキネマ」 『言語生活』287昭50・8 112 きねん 記念・紀念 天沼寧 「記念・紀念」 『大妻国文』10昭54・3 鈴木寿乃 「郵便切手に見る〈紀念〉〈記念〉」 『大妻国文』10昭54・3 112 きの 柳田国男 『国語の将来』 昭14・9創元社=『定本柳田国男集19』昭38・2 112 きのう きのふ 昨日 遠藤好英 「記録体における時の表現」 『国語語彙史の研究1』昭55・5和泉書院 国立国語研究所 『日本言語地図6』 昭49・3 112 きのう 帰納 広田栄太郎 『近代訳語考』 昭44・8東京堂 112 きのおけない 気置― 見坊豪紀 『ことばの海をゆく』 昭51・11朝日新聞社 高木滋生 「〈気のおけない〉考」 『国語通信』224昭55・3 112 ―ひと 人 鈴木英夫 「〈気のおけない人〉の誤用について」 『月刊文法』2-8昭45・6 112 きのこ 茸 柴田武 『言語地理学の方法』 昭44・8筑摩書房 国立国語研究所 『日本言語地図5』 昭47・9 広戸惇 「中国地方の〈きのこ〉の方言分布と語史―タケのアクセントを中心として」 『日本方言研究会第30回記念講演会・研究発表会発表原稿集』昭55・5 小林隆 ⑨ 112 きのどく 気毒 佐藤鶴吉 「〈気の毒〉考」 『近世文学の研究』昭11・11至文堂 岩淵悦太郎 『語源散策』 昭49・10毎日新聞社 阪倉篤義 『日本語の語源』 昭53・9講談社 池上秋彦 ⑨ 小島幸枝 ⑨ 112 きのまつか 柳田国男 『国語史新語篇』 昭11・12刀江書院=『定本柳田国男集18』昭38・8 112 きはつく 伎波都久 菊沢季生 「万葉集巻十四(三四四四)の歌の〈伎波都久〉の所属(国)と〈乃多奈布〉の訓み方について」 『日本方言研究会第13回研究発表会発表原稿集』昭46・10 112 きはる 切・剋 「上代語をたずねて(3)上代語の語源(井手至)(4)〈きふ〉と〈きはる〉(橋本四郎)」 『国語教育』10-12昭43・12 112 きび 黍 安達巌 『日本食物文化の起源』 昭56・5自由国民社 112 きび 機微 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 112 きびし・きびしい 厳・稠 斎木一馬 「国語資料としての古記録の研究―近世初期記録語の例解―」 『仏教史研究』3昭43・11 鈴木丹士郎 「形容詞〈きびし〉の変容(研究発表要旨)」 『国語学』75昭43・12 森田良行 『基礎日本語1・2』 昭52・10、55・6角川書店 112 ―しく 敷 斎木一馬 昭43・11 112 きびしょ 急須 山田孝雄 「〈キビショ〉という語の来歴」 『東京人類学会雑誌』25明43・4 橘正一 「キビショの方言分布」 『外来語研究』2-34 112 きびす 踵 前田富祺 「特集・言語地理学の諸問題言語地理学から国語史へのアプローチ―踵の呼び方をめぐって」 『国語学』119昭54・12 112 きびにふす 付驥尾 中山緑朗 「〈雪恥〉〈付驥尾〉〈井蛙〉考」 『近代語研究6』昭55・5武蔵野書院 112 きびは 望月郁子 「イトキナシ・イハケナシ・キビハ小考―源氏物語における〈幼少〉を意味する語」 『静岡大教養部研究報告1』16-2昭56・3 112 きひひす 支比々須 粕谷興紀 「〈久比々須・支比々須〉清濁考―前田本日本書紀研究序説」 『皇学館論叢』3-2昭45・4 →きびす 112 きふ 来経 「上代語をたずねて(3)上代語の語源(井手至)(4)〈きふ〉と〈きはる〉(橋本四郎)」 『国語教育』10-12昭43・12 113 きべのはやし 古賀明 「〈伎倍乃波也之〉攷―古代思惟とその表象」 『和洋女子大学紀要』9昭39・12 113 きぺん 柳田国男 『国語史新語篇』 昭11・12刀江書院=『定本柳田国男集18』昭38・8 113 きぼ 規模 蜂谷清人 ⑨ 113 きぼう 希望・企望 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 113 きぼうする 希望 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 113 きまり 決・極 野口三千三 「〈きまり〉というコトバと動き」 『時の法令』1014昭53・9 113 きまる 決 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 113 きみ 君 菊沢季生 「万葉集に於ける〈きみ〉に就て」 『国語研究(仙台〉』9-8昭16・8 大西善明 「光源氏の呼び名〈君〉について―源氏物語存疑(その二)」 『平安文学研究』8昭26・11 柳田国男 『少年と国語』 昭32・7創元社=『定本柳田国男集20』昭37・8 能勢頼賢 「大伴家持における〈きみ〉の考察」 『学苑』238昭35・1 大野晋 『日本語の年輪』 昭41・5新潮文庫 小島俊夫 「二人称代名詞〈きみ〉の敬語表現―明治時代の小説を中心として」 山形大『国語研究』19昭43・3 小島俊夫 「滑稽本・人情本にあらわれた〈貴殿〉〈貴所〉〈貴公〉および〈君〉について」 『山形大学紀要人文科学』6-4昭44・1 須田悦生 「二人称代名詞としての〈きみ〉―万葉時代から古今時代へ」 『日本語・日本文化』3昭47・3 小島俊夫 『後期江戸ことばの敬語体系』 昭49・9笠間書院 和久井生一 「日本語研究―〈君〉(きみ)についての一考察」 『海外事情』25-1昭52・1=『海外事情研究所報告』13昭52 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 113 ぎみ 気味 接尾語 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 113 きみがよ 君代 山田孝雄 『君が代の歴史』 昭31・1宝文館 夜久正雄 「〈君が代〉の語義について」 『亜細亜大教養部紀要』11昭50・6 113 きみつ 機密 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 113 ぎむ 義務 鈴木修次 『日本漢語と中国』 昭56・9中央公論社 113 きむち 川本信幹 「〈きむち〉考」 『国学院雑誌』75-6昭49・6 113 ―かせいはなにそ 句 小久保崇明 「〈きむちか姓はなにそ〉小考」 『国文学論考』4昭42・12 113 きめる 決 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 柴田武編 『ことばの意味2』 昭54・6平凡社 113 きも 肝 荒川さち子 「琉歌における〈肝〉と〈心〉」 『沖縄文化』45昭51・8 113 きもち 気持 松井栄一 「〈心持〉と〈気持〉」 『武蔵大人文学会雑誌』13-4昭57・3 113 きもの 着物 柳田国男 「国語史論」 『定本柳田国男集29』昭39・5 前田富祺 「衣の生活語彙史」 『言語生活』314昭52・11 佐藤武義 ⑨ 113 きゃく 客 永野賢 『にっぽん語風俗学』 昭44・10明治書院 113 きゃく 脚 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 113 きゃくしょく 〓色 原三七 「〈〓色〉語義考稿」 『二松学舎大学創立八十周年記念論集』昭32・10 113 きゃっかん 客観 広田栄太郎 『近代訳語考』 昭44・8東京堂 113 キャップ 柄沢衛 「ノレンとキャップ―コマーシャルのことば」 『日本語』12-4昭47・5 113 キャベツ 安達巌 『日本食物文化の起源』 昭56・5自由国民社 113 ギヤマン 石綿敏雄 「ぎやまんとびいどろ」 『日本国語大辞典ことばのまど』1昭47・12 棚橋淳二 「ギヤマン考」 『松蔭女子学院大松蔭短大研究紀要人文自然』20昭53 113 きゃらぼく 伽羅木 鈴木長治 「イチイとキャラボクを中心として―特にその方言名オンコとオッコについて」 『聖和』11昭48・12 113 きやん 着 橘正一 「〈着らん〉と〈着やん〉―一段動詞の四段化傾向」 『国語研究(仙台)』5-1昭12・1 114 きゃん 俠 池上秋彦 ⑨ 114 きゅう 急 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 114 ―に 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 国広哲弥編 『ことばの意味3』 昭57・5平凡社 114 きゅうが きゆうぐわ 弓臥 斎木一馬 「記録語の例解―国語辞典未採録の用字・用語―」 『高橋隆三先生喜寿記念論集古記録の研究』昭45・6続群書類従完成会 114 きゅうくつ 窮屈 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 114 ぎゅうじる 牛耳 てるおか・やすたか 『すらんぐ・卑語』 昭32・4光文社 若原三雄 「牛耳る」 『新聞研究』89昭33・12 114 きゅうちゅうさいし 宮中祭祀 川出清彦 「神道用語集(29)きゅうちゅうさいし(宮中祭祀)」 『国学院大日本文化研究所紀要』41昭53・3 114 きゅうり 胡瓜 矢島文夫 「文化史とことば(8)キュウリとなす」 『言語』7-8昭53・8 安達巌 『日本食物文化の起源』 昭56・5自由国民社 114 きゅうり 旧里 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 114 きゅうをすえる 灸据 国立国語研究所 『日本言語地図2』 昭42・3 114 ぎょ 御 接頭語 辻村敏樹 『敬語の史的研究』 昭43・10東京堂 近藤政美 「キリシタン資料ローマ字本コンテンツス・ムンヂにおける敬語接頭辞〈ゴ〉〈ギョ〉〈おん〉〈み〉について」 『松村博司先生古稀記念国語国文学論集』昭54・11笠間書院 114 ぎょい 御衣 榊原邦彦 『平安語彙論考』 昭57・11教育出版センター 114 きょう 今日 国立国語研究所 『日本言語地図6』 昭49・3 114 きょう けう 孝 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 114 きょう きやう 狂 高松政雄 「〈狂〉の字音―陽陰合口をめぐって」 『国語国文』45-6昭51・6 114 きょう 恐 石井庄司 「古事記に於ける〈恐〉の語義」 『奈良文化』30昭10 114 きょう 興 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 114 ―がる 松村博司 「興がる痩法師」 『名古屋大学国語国文学』26昭45・7 三浦邦夫 「仮名草子における〈狂乱〉と〈興がる〉と―(4)〈興がる〉の系譜」 『秋田語文』5昭50・12 114 ―をさかす 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 114 きよう 器用 森田武 『天草版平家物語難語句解の研究』 昭51・3清文堂 114 ぎょう ぎやう 仰 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 114 ―ぎょうしい 仰 佐藤喜代治 「〈仰に〉〈仰仰しい〉〈仰山〉」 『日本国語大辞典ことばのまど』2昭48・3 森田武 『天草版平家物語難語句解の研究』 昭51・3清文堂 佐藤喜代治 昭54・10 114 ―に 佐藤喜代治 昭48・3 114 きょうい きようゐ 興委(違) 斎木一馬 「記録語の例解―国語辞典未採録の用字・用語」 『高橋隆三先生喜寿記念論集古記録の研究』昭45・6続群書類従完成会 114 きょういく 教育 高橋巌 ⑨ 114 きょうおう きやうおう 饗応 斎木一馬 「国語資料としての古記録の研究―記録語の例解」 『国学院雑誌』55-2昭29・6 114 きょうかい きやうかい 境界・疆界・境涯 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 114 きょうき 狂気 大木二郎 「ナンセンスと狂気」 『表現研究』36昭57・9 114 ぎょうぎ ぎやうぎ 行儀・形儀 大塚光信 『キリシタン版エソポ物語』補注 昭46・3角川文庫 鈴木修次 『漢語と日本人』 昭53・9みすず書房 114 きょうきゅう 供給 →たてまつりもの 114 きょうきょう 軽軽 佐藤喜代治 『日本文章史の研究』 昭41・10明治書院 114 ぎょうぎょうし 行行子 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 115 きょうぐう 境遇 荒尾禎秀 ⑨ 115 きょうげん きやうげん 狂言 戸井田道三 「狂言という語について」 『観世』22-3昭30・3 金井清光 「狂言考」 『鳥取大学学芸部研究報告人文科学』10-2昭和34・12=『能の研究』昭44・10桜楓社 115 きょうげん 興言 斎木一馬 「記録語の例解―国語辞典未採録の用字・用語―」 『高橋隆三先生喜寿記念論集古記録の研究』昭45・6続群書類従完成会 115 きょうげんきご きやうげんきご 狂言綺語 北住敏夫 『日本の文芸意識』 昭35・10桜楓社 115 ―のことわりといひながら 木之下正雄 「狂言綺語のことわりといひながら」 『解釈』7-2昭36・2 115 きょうこう きやうこう 向後 佐藤武義 ⑨ 115 きょうざく きやうざく 警策 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究』 昭37・9風間書房 佐藤喜代治 『日本文章史の研究』 昭41・10明治書院 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 115 ぎょうさん ぎやうさん 仰山・業山 貴志正造 「〈仰山〉と〈非常に〉攷」 『和歌山方言』1昭29・10 前田勇 「〈仰山〉と非常に〉考を読んで」 『和歌山方言』2昭29・11 大塚光信 『キリシタン版エソポ物語』補注 昭46・3角川書店 佐藤喜代治 「〈仰に〉〈仰仰しい〉〈仰山〉」 『日本国語大辞典ことばのまど』2昭48・3 森田武 『天草版平家物語難語句解の研究』 昭51・3清文堂 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 115 きょうじ けうじ 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究』 昭37・9風間書房 115 きょうじゃく きやうじやく 景迹・𨗈迹 斎木一馬 「国語資料としての古記録の研究―記録語の例解」 『国学院雑誌』55-2昭29・6 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 115 きょうじゅ 教授 二見剛史 「教職員名称に関する一考察―〈教授〉を中心として」 日本大『精神文化研究所教育制度研究所紀要』11昭55・1 115 ぎょうせん 地黄煎 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 115 きょうそう けうさう 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究』 昭37・9風間書房 115 きょうだい 兄弟 金山宣夫 「辞書にない意味(2)兄弟」 『英語教育』27-2昭53・5 115 ぎょうどうの ぎやうどうの 鳥居裕美・鈴木博 「蒙求抄の先抄本の用語についての小考―セイジ・セド京上・フルシイ・ギャウドウノ下入」 『滋賀大国文』19昭56・10 115 きょうよう けうやう 孝養 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 115 きょうよう けうやう 教養 進藤咲子 「〈教養〉の語史」 『言語生活』265昭48・10 115 きょうら けうら 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・10至文堂 →けうら 115 きょうらく きやうらく 京洛 新村出 「京洛漫歩」 『新村出全集4』昭46・9筑摩書房 115 きょうらん きやうらん 狂乱 三浦邦夫 「仮名草子における〈狂乱〉と〈興がる〉と(4)〈興がる〉の系譜」 『秋田語文』5昭50・12 115 きよきよ 副詞 山崎馨 「きよきよ」 『日本国語大辞典ことばのまど』16昭50・7 115 きょく 曲 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 115 ―がない 無 大塚光信 『キリシタン版エソポ物語』補注 昭46・3角川文庫 115 ―なし 無 斎木一馬 「記録語の例解―国語辞典未採録の用字・用語」 『高橋隆三先生喜寿記念論集古記録の研究』昭45・6続群書類従完成会 115 きよげ 清 中西良一 「源氏物語における〈清ら〉と〈清げ〉」 『学芸研究』2昭27・2 広瀬保 「〈やさし・きよげ・めづらし〉」 『日本文芸研究』8-2昭31 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 犬塚旦 『王朝美的語詞の研究』 昭48・9笠間書院 古牧菜穂子 「源氏物語と枕草子におけるキヨラとキヨゲ(卒論要旨)」 『常葉国文』2昭52・6 115 ―なり 佐藤武義 「今昔物語集における類義語に関する一考察」 『国語学』91昭47・12 竜富輝子 「平安朝文芸における〈きよし〉〈きよらなり〉〈きよげなり〉」 『香椎潟』20昭50・3 115 きよし 清 渋谷虎雄 「〈きよし〉と〈さやけし〉」 『語文』5昭27・4 与田左門 「イカイとキヨシ―第二輯を読んで楳垣先生に」 『和歌山方言』3昭29・12 大野晋 『日本語の年輪』 昭41・5新潮文庫 谷口典子 「〈きよし〉について(2)万葉集から源氏物語への語彙研究の試み」 『平安文学研究』47昭46・11 浅野敏彦 「綺麗・うつくし・きよし―漢語と和語」 『同志社国文学』8昭48・2 高野正美 「万葉集における自然の発見―きよし・さやけしの世界」 『国語と国文学』51-7昭49・7 竜富輝子 「平安朝文芸における〈きよし〉〈きよらなり〉〈きよげなり〉」 『香椎潟』20昭50・3 谷口典子 『〈きよし〉の系譜―王朝美表現の一考察』 昭51・2桜楓社 115 きよけし 清 鈴木正夫 「安けし・清けしなどの用法(1)(2)万葉集の検討」 『歌と評論』44-710昭48・710 115 きよけく 沢瀉久孝 「〈きよけく〉考続貂」 『橋本博士還暦記念国語学論集』昭19・10岩波書店 116 ぎょじ 御璽 渡辺友左 ② 116 きょじゃく 虚弱 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 116 きょじんき 巨人機 竹内好徳 『ことば随想』 昭49・8海峡の会 116 きょせい 挙世 鈴木一男 「〈就中・加之・遮莫・挙世〉の訓法小論」 『樟蔭国文学』17昭54・10 116 きょねん 去年 北川漸 「〈去年今夜〉について」 『解釈』13-3昭42・3 116 ぎょめい 御名 渡辺友左 ② 116 きよら 清 中西良一 「源氏物語における〈清ら〉〈清げ〉」 『学芸研究』2昭27・2 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 犬塚旦 『王朝美的語詞の研究』 昭48・9笠間書院 古牧菜穂子 「源氏物語と枕草子におけるキヨラとキヨゲ(卒論要旨)」 『常葉国文』2昭52・6 飯原紋子 「キヨラの美意識―キヨラにおける動と静をめぐって」 『沖縄文化』48昭52・10 116 ―さ 渡久地政宰 「〈きよらさ〉と〈しほらしや〉の美的内容―オモロと琉歌を中心に」 『沖縄文化』40昭48・7 116 ―なり 竜富輝子 「平安朝文芸における〈きよし〉〈きよらなり〉〈きよげなり〉」 『香椎潟』20昭50・3 116 きよんなる 来 太田省三 「〈ぶうきゃ〉と〈来よんなる〉」 『言語生活』54昭31・3 116 ぎら 山口幸洋 「ギラとは何か(1)」 『民俗しずおか』10昭48・4 山口幸洋 「静岡県における方言の謎―ギラとは何か(2)」 『民俗しずおか』11昭48・9 116 きらう きらふ 嫌 宮地敦子 「〈きらふ〉〈すく〉考」 『言語と文芸』65昭44・7=『身心語彙の史的研究』昭54・11明治書院 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 116 きらきらし 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 東節夫 「形容詞〈きらきらし〉考」 『防衛大学校紀要』18昭44・3 116 きらん 着 橘正一 「〈着らん〉と〈着やん〉―一段動詞の四段化傾向」 『国語研究(仙台)』5-1昭12・1 116 きり 霧 井上富蔵 「万葉集における用語の一考察―霞と霧について」 『岡山大法文学部学術紀要』13昭35・5 新村出 『語源をさぐる1』 『新村出全集4』昭46・9筑摩書房 谷村能男 「万葉における〈霞〉と〈霧〉―〈秋の田の穂の上に霧らふ〉の歌をめぐって」 『万葉』12昭57・3 116 ―ごもり 沢瀉久孝 「霧ごもり」 『女子大国文』7昭32・11 116 きり・ぎり 切 根来司 「副助詞―ばかり〈古典語・現代語〉だけ・くらい・きり〈現代語〉」 『国文学解釈と教材の研究』12-2昭42・1 武田蓉子 「副助詞〈だけ・ばかり・くらい・ほど・きり・しか〉の意義素」 山形大学『国語研究』21昭45・8 岩崎摂子 「〈ぎり〉〈きり〉考」 『女子聖学院短大紀要』5昭47・12 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 116 ぎり 義理 米倉利昭 「わらんべ草にみえる〈義理〉」 『国文学攷』43昭42・6 白方勝 「近松・海音の義理について」 『新居浜高専紀要人文』8昭47・1 見坊豪紀 『ことばの海をゆく』 昭51・11朝日新聞社 河野恵美 「心中天の網島における〈義理〉について」 『広島女学院大国語国文学誌』2昭54・12 佐藤喜代治 ② 佐々木久春 ⑨ 117 きりぎりす 橘純一 「〈キリギリス〉と〈コホロギ〉」 『国語と国文学』12-2昭10・2 馬瀬良雄 「長野県のことば(6)同音衝突と方言分布(1)―キリギリス」 『日本の屋根』22-6昭56・6 真田信治 「現代方言における〈こおろぎ〉と〈きりぎりす〉」 『金沢大語学文学研究』11昭56・10 馬瀬良雄 ⑧ 117 きりごみ 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 117 きりょう 器量 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 117 きる 切・伐・斬・截 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 嘉悦真理 「特集・類義語の意味論的研究やぶる・やぶく・さく・きる・わる」 『日本語研究』2昭54・7 姫野昌子 「複合動詞〈~きる〉と〈~ぬく〉〈~とおす〉」 『日本語学校論集』7昭55・3 野入逸彦 「Schneidenと〈切る〉」 大阪市大『人文研究』32-3昭55・12 島田勇雄 「位相語の語彙体系についての一試論―庖厨用語〈切る〉の場合」 『甲南女子大研究紀要』18昭57・3 117 ―ふなぎ 船木 佐伯梅友 「伐る船木」 『国語国文』16-67昭21・9 117 きる 着 松坂忠則 「〈かぶる〉と〈きる〉」 『教育手帳』昭29・6 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 堀場千鶴子 「特集・類義語の意味論的研究あびる・かぶる・(きる)」 『日本語研究』1昭53・3 三上悠紀夫 「〈着る〉の語史」 『国語国文学』22昭56・6 酒井恵美子 「特集・類義語の意味論的研究きる・かぶる・はく」 『日本語研究』4昭56・12 117 ―もの 物 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 117 きれ 切 接尾語 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 117 きれい 綺麗・奇麗 秋葉直樹 「〈きれい〉ということば雑感」 『野州国文学』3昭44・11 高野繁男 「〈美しい〉と〈きれい〉」 『講座正しい日本語4』昭45・11明治書院 森野宗明 「キレーとキレイ」 『講座正しい日本語2』昭46・1明治書院 佐藤亨 「キレイの語史」 『国語学研究』11昭47・9 浅野敏彦 「綺麗・うつくし・きよし―漢語と和語」 『同志社国文学』8昭48・2 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 117 ―だ 国立国語研究所 『日本言語地図1』 昭42・4 117 ―です 「質問箱〈美しいです〉と〈きれいです〉」 『言語』10-4昭56・4 117 ―に 国立国語研究所 昭42・4 117 きれる 切 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 117 きれる 着 中沢政雄 「現代国語学(1)~(5)―〈見れる・着れる〉考・〈とてもきれいだ〉〈四角い〉と〈とらまえる〉〈水を飲みたい〉」 『国語教育科学』6-5~11昭41・5~11 117 きわ きは 際 吉沢義則 『源語釈泉』 昭25・7誠和書院=『増補源語釈泉』昭48・5臨川書店 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 117 ぎわ ぎは 際 接尾語 倉持保男 「類義と称される接尾語について―特に〈ぎわ〉〈しな〉〈がけ〉の場合」 『語学と文学』1415昭45・8 森田良行 昭55・6 117 ぎわ 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 117 きわつく きはつく 際付 山田孝雄 『俳諧語談』 昭37・10角川書店 117 きわまりてとうとき きはまりてたふとき 極貴 清水克彦 「極貴」 『女子大国文』22昭36・7 117 きわみ きはみ 極 石峰意佐雄 「〈キハミ〉と〈カギリ〉」 『薩摩路』14昭45・2 117 きわめたる きはめたる 極 連体詞 遠藤好英 「連体詞〈キハメタル〉の文章史的性格」 『日本文学ノート』8昭48・3 117 きわめて きはめて 極 山田孝雄 『漢文の訓読によりて伝へられたる語法』 昭10・5宝文館 清水教子 「御堂関白記の程度副詞〈極(メテ)〉について」 『国文学攷』67昭50・6 117 きんえん 禁煙 高畠康吉 「キンシュとキンエン」 『言語生活』27昭28・12 117 きんきょう 近況 能勢朝次 「近況・奇語・勝敗」 『国語教室』昭29・6 117 きんげん 謹言 佐藤武義 ④ 118 ぎんこう 銀行 新村出 『南蛮更紗』 大13・12改造社=『新村出全集5』昭46・2筑摩書房 広田栄太郎 『明治のことば』 昭52・11講談社 永瀬治郎 ⑨ 118 ぎんざ 銀座 岩淵悦太郎 「〈銀座〉という名前」 『言語生活』18昭28・3 118 きんしゅ 禁酒 高畠康吉 「キンシュとキンエン」 『言語生活』27昭28・12 118 きんずる 禁 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 118 ぎんずる 吟 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 118 きんだい 近代 柳父章 『翻訳語成立事情』 昭57・4岩波書店 118 きんめし 「〈フィルター〉〈キンメシ〉〈南京虫〉」 『知性』昭29・10 118 く 接尾語 橘実利 「所謂延言〈く〉〈らく〉〈まく〉考」 『国学院雑誌』42-5昭11・5 大野晋 「古文を教へる国語教師の対話」 『国語学』8昭27・1 渥美功 「接尾語〈く〉に対する語性存疑」 『国語教室』12昭32・10大修館 井手至 「万葉集のク語法」 『人文研究』昭40・3 北条忠雄 「いわゆる接尾辞〈く〉の本質」 『秋田大学教育学部研究紀要人文社会』前編=21昭46・2、中編=22昭47・2、後編=23昭48・2 山田実 『日琉語比較文法―ク語法篇』 昭51・11自家版 118 ぐ 助詞 矢作春樹 「形容詞の活用に見られる助詞〈グ〉の成立について―村山方言を中心にして―」 山形大附属中『研究紀要』5昭42・3 118 くう 空 中村元 『仏教のことば〈放送ライブラリー23〉』 昭53・10日本放送出版協会 118 くう くう 食 柳田国男 『毎日の言葉』 昭21・7創元社=『定本柳田国男集19』昭38・2 森下喜一 「〈食ふ〉と〈食らふ〉について」 『野州国文学』6昭45・12 宮地敦子 「語誌〈はむ〉〈くう〉〈たべる〉」 『言語生活』286昭50・7 斎藤智子 「〈くふ〉についての一考察」 『玉藻』13昭52・7 榊真佐子 「くう・のむ・かむ」 都立大『日本語研究』1昭53・3 蜂谷清人 「狂言の語彙」 『講座日本語学5』昭57・12明治書院 118 ぐうけ 郡家 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 118 ぐうぜん 偶然 ヨシカワハルミ 「〈偶然〉カ〈遇然〉カ」 『カナノヒカリ』昭28・9 118 くうそう 空想 永嶋大典 ⑥ 118 くうろん 口論 『中世法制史料集3』補注 昭40・8岩波書店 118 くがい 公界 佐藤茂 「〈公界〉といふ語―その語史的考察」 『福井大学芸学部紀要』11昭37・3 大塚光信 『キリシタン版エソポ物語』補注 昭46・3角川書店 網野善彦 『無縁・公界・楽』 昭53・6平凡社 118 くがねありとまうしたへれ 金有等麻宇之多敞礼 有坂秀世 「〈金有等麻宇之多敞礼〉について」 『国語と国文学』15-11昭13・11=『国語音韻史の研究増補新版』昭32・10三省堂 118 くき 地名 柳田国男 『地名の研究』 昭11・1古今書院=『定本柳田国男集20』昭37・8 118 くき 豉 安達巌 『日本食物文化の起源』 昭56・5自由国民社 118 くきな 茎菜 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 118 くぐし 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 118 くぐつ 久具都 安藤正次 「久具都名義考」 『歴史地理』33-3 118 くくる 括 柴田武編 『ことばの意味1』 昭51・9平凡社 118 くくる 心 中本正智 ⑧ 118 くぐる 潜 国広哲弥編 『ことばの意味3』 昭57・5平凡社 118 くげん 公験 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 118 くごう 供給 →たてまつりもの 118 くこん 九献 森野宗明 「〈くこん〉ということば―女房詞についての報告」 『言語と文芸』2-4昭35・7=『王朝貴族社会の女性と言語』昭50・11有精堂 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 119 くさ 草 柳田国男 『国語史新語篇』 昭11・12刀江書院=『定本柳田国男集18』昭38・8 『中世法制史料集3』補注 昭40・8岩波書店 119 くさい 臭 岩淵悦太郎 『語源散策』 昭49・10毎日新聞社 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 119 くさす 腐 宮腰賢 『日本語の探検』 昭55・10PHP研究所 119 くさのみむしろ 神野志隆光 「〈草の御むしろ〉小考」 新潟大『国文学会誌』20昭51・10 119 くさのはな 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 119 くさびら 草片・蔬 小林隆 ⑨ →きのこ 119 くさまくら 松田芳昭 「枕詞クサマクラの生成」 『国語と国文学』39-8昭37・8 119 くさもの 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 119 くさやきゅう 草野球 岩淵悦太郎 『語源散策』 昭49・10毎日新聞社 119 くして 佐藤武義 「漢文訓読語の国語の文章に対する影響―〈クシテ〉と〈クテ〉との比較を中心に」 『国語学』68昭42・3 119 ぐしていておわせね 渥美功 「〈ぐしてゐておはせね〉考」 『国文学解釈と教材の研究』6-5昭36・4 中川光利 「渥美氏の論考に関連して〈ぐしてゐておはせね考〉についての疑問」 『国文学解釈と教材の研究』6-8昭36・7 119 くじな・くずな 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 119 くじのたおれ ―たふれ 金戸守 「〈孔子のたふれ〉考」 『埴生野国文』4昭49・2 119 くしゃみ 柳田国男 『少年と国語』 昭32・7創元社=『定本柳田国男集20』昭37・8 119 くじゅう 柳田国男 『母の手毬唄』 昭24・12芝書店=『定本柳田国男集21』昭37・12 119 くじら 鯨 にいがき・こういち 「クジラの名について」 『教育月報』9-86昭32・3 119 ―もち 餅 安部英子 「くじら餅・モロヤ」 『山形方言』9昭46・9 119 くしらのおぐし 阪口保 「論考二題阿遅可遠志(アチカヲシ)と髪梳乃小櫛(クシラノヲグシ)」 『神戸山手女短大紀要』16昭48・12 119 くしろつく 枕詞 米田進 「枕詞〈釧つく〉について」 『万葉』84昭49・6 119 くず 葛 中平解 「葛と藤―カ行とハ行」 『民間伝承』19-9昭30・9 中平解 「葛と藤(その2・3)カ行とハ行」 『民間伝承』20-23昭31・23 宮南裕 『求軟文庫―漫話樹草譜1』 昭55・4私家版 119 ぐす 具 森下喜一 「〈率る〉と〈具す〉について」 『野州国文学』10昭47・9 119 くすぐったい 擽 国立国語研究所 『日本言語地図1』 昭42・4 119 くすぐる 擽 国立国語研究所 『日本言語地図2』 昭43・3 119 くずす 崩 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 119 ―れる 斉藤永子 「こわれる・くずれる」 都立大『日本語研究』2昭54・7 119 くすのき 樟 新村出 「語源をさぐる1」 『新村出全集4』昭46・9筑摩書房 119 くすぶる 燻 柴田武編 『ことばの意味1』 昭51・9平凡社 119 くすむ 山内洋一郎 ④ 119 くすり 薬 渡辺正 「薬と茶」 『日本語』20-2昭55・2 安達巌 『日本食物文化の起源』 昭56・5自由国民社 119 くすりゆび 薬指 前田富祺 「指のよび方について」 『文芸研究』56昭42・7 国立国語研究所 『日本言語地図3』 昭44・3 W・A・グロータース 『日本の方言地理学のために』 昭51・11平凡社 徳川宗賢 「文献国語史と方言」 『日本の方言地図』昭54・3中央公論社 →ゆび 119 くせせる 益田勝実 「くどき・くせせる若き鬼」 『国語通信』78昭40・8 119 くそ 川本信幹 「〈くそ〉考」 『学芸国語国文学』12昭51・1 119 ぐそく 具足 三上悠紀夫 「〈調度〉〈具足〉〈道具〉」 福井大『国語国文学』21昭54・2 鈴木則郎 ⑨ 119 くそへび 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集19』昭38・2 120 くたかけ 腐鶏 阪倉篤義 『語構成の研究』 昭41・3角川書店 120 くたき 柳田国男 『方言覚書』 昭17・5創元社=『定本柳田国男集18』昭38・8 120 ください 下 柳田国男 『毎日の言葉』 昭21創元社=『定本柳田国男集19』昭38・2 ロゲルギスト 「ことばのことばください」 『言語』6-9昭52・9 柳田征司 ⑩ 120 くださる 句 岸田武夫 「オシャル・クダサルの系譜」 『京都学芸大学紀要』25昭39・10 山崎久之 『国語待遇表現体系の研究』 昭38・4武蔵野書院 120 くださいます 宮地幸一 『ます源流考』 昭55・7桜楓社 120 くださり 栃内和男 「〈くだされ〉か〈くださり〉か」 『ことばと文化』73昭52・6 120 くださります 宮地幸一 昭55・7 120 くだされ 栃内和男 昭52・6 120 くだされます 宮地幸一 昭55・7 120 くたに 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 120 くだに 苦胆 伊井春樹 「〈くだに〉と〈こだに〉源氏物語における語義変遷史の一断片」 『河』5昭48・6 120 くたびれる 柴田武編 『ことばの意味2』 昭51・9平凡社 120 くたみ 柳田国男 『方言覚書』 昭17・5創元社=『定本柳田国男集18』昭38・8 120 くだもの 果物 岩淵悦太郎 『語源散策』 昭49・10毎日新聞社 小島幸枝 ⑨ 120 くだる 降・下 柴田武編 『ことばの意味1』 昭51・9平凡社 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 斎藤倫明 ⑨ 120 くだをまく 管巻 てるおか・やすたか 『すらんぐ・卑語』 昭32・4光文社 120 くだん 件 佐藤喜代治 『日本文章史の研究』 昭41・10明治書院 120 くだんのごとく 如件 佐藤武義 ④ 120 くち 口 国立国語研究所 『日本言語地図3』 昭44・3 120 くちおし くちをし 口惜 石川徹 平安文学語彙考証(その三)」 『平安文学研究』19昭31・12 河辺名保子 「くちをし」 『国文学解釈と鑑賞』24-12昭34・10 120 くちぐち 口口 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 120 くちくちな 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 120 くちすぎ 口過 坂詰力治 ⑩ 120 くちづけ 口付 広田栄太郎 『近代訳語考』 昭44・8東京堂 120 くちなわ くちなは 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集19』昭38・2 120 くちはめ 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集19』昭38・2 120 くちびる 唇 国立国語研究所 『日本言語地図3』 昭44・3 永野賢 『にっぽん語風俗学』 昭44・10明治書院 120 くつ 屈 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 120 くっしょう 屈請 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 120 くったく 屈託 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 120 くっぷく 屈服 佐藤亨 ⑪ 120 くつろぎ 寛 八亀師勝 「〈くつろぎ〉考」 『アカデミア』76昭45・3 八亀師勝 「〈くつろぎ〉考2支考の俳論をめぐって」 『アカデミア』92昭48・3 120 くつわ 轡 鈴木治 「轡・〓考」 『天理大学学報』9-1昭32・10 120 くて 佐藤武義 「漢文訓読語の国語の文章に対する影響―〈クシテ〉と〈クテ〉との比較を中心に」 『国語学』68昭42・3 120 くど 柳田国男 『火の車』 昭19・8実業之日本社=『定本柳田国男集21』昭37・12 120 くどい 永江秀雄 「クドイという言葉」 『言語生活』57昭31・6 120 くどき 口説 池田弥三郎 「くどき語源説」 『国学院雑誌』56-4昭30・4 益田勝実 「くどき・くせせる若き鬼」 『国語通信』78昭40・8 120 くどく 功徳 桜部建 「功徳という語について」 『大谷学報』56-4昭52・2 120 くな 中川芳雄 「音画接辞〈くな〉の伝統―やくざ・だうなの音韻構成」 静岡女子短大『紀要』8昭37・3 120 くに 国 比嘉盛章 「琉球語より見たる万葉語―しま・くに―」 『台大文学』昭13・39 『日本語の歴史1』 昭38・9平凡社 藤井貞和 「フルコトの一研究―〈国〉をめぐりながら」 『共立女子短大紀要(文科)』21昭53・2 馬淵和夫 「〈くに〉の語源」 『日本語と日本文学』1昭56・6 120 ―くに 山口堯二 「ク語法と接続表現―〈ク語法+に〉の表現性」 『国語と国文学』56-8昭54・8 121 くにつつみ 国津罪 金子武雄 「天津罪国津罪考」 『国語と国文学』27-8昭25・8 121 くにのみやつこ 国造 阿部武彦 「国造の姓と系譜」 『史学雑誌』59-10昭25・10 121 くぬぎ 坂田勝 「〈クヌギ〉とよむ地名」 『カナノヒカリ』669昭53・5 121 くのう 口能 斎木一馬 「国語資料としての古記録の研究―近世初期記録語の例解」 『仏教史研究』3昭43・11 121 くひびす 久比〓須 粕谷興紀 「〈久比〓須・支比〓須〉清濁考」 『皇学館論叢』3-2昭45・4 →きびす 121 くび 首 宮地敦子 「〈くび〉〈むくろ〉考」 『昭和学院短期大学紀要』1昭40・5 宮地敦子 『身心語彙の史的研究』 昭54・11明治書院 121 くびち 弶 春日政治 『古訓点の研究』 昭31・6風間書房 121 くふう 工夫 鈴木修次 『漢語と日本人』 昭53・9みすず書房 121 くぼむ 窪 柴田武編 『ことばの意味2』 昭51・9平凡社 粂井和幸 「くぼむ・へこむ・ひっこむ」 都立大『日本語研究』2昭54・7 121 くま 中沢政雄 「現代国語学8―〈くま〉のアクセント」 『国語教育科学』7-3昭42・3 阪倉篤義 『日本語の語源』 昭53・9講談社 阪倉篤義 ① 121 くまおおかみ くまおほかみ 熊狼 曾田文雄 「上代文献と〈虎狼〉〈熊狼〉」 『万葉』67昭43-5 121 くまかし 熊橿 中島悦次 「国文解釈漫語」 『国語解釈』1-4昭11・5 121 くまくま 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 121 くまで 柳田国男 『方言覚書』 昭17・5創元社=『定本柳田国男集18』昭38・8 121 くまぼ 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 121 くみ 組 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 121 ぐみたはる 村内英一 「ぐみたはる―だだをこねる」 『近畿方言』18昭28・5 121 くむ 組 阪倉篤義 「語彙史の方法」 『講座国語史3』昭46・9大修館 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 121 くむ 汲 前田金五郎 「ことばの散歩道6風上・風下・風表・汲・懸合ほか」 『文学』48-6昭55・6 121 くめ 岸本通夫 「来目・久米考」 『水門』1昭38・1 121 くも 雲 新村出 「語源をさぐる1」 『新村出全集4』昭46・9筑摩書房 小島幸枝 「愛知県沿岸漁村語彙〈網・風・雲・天候〉」 『東海学園国語国文』10昭51・9 121 ―のかよいじ かよひぢ 通路 市村宏 「〈雲の通ひ路〉〈夢の通ひ路〉」 『王朝文学』10昭39・5 121 くも 蜘蛛 柳田国男 「蜘蛛及び蜘蛛の巣」 『方言』2-9昭7・9 柳田国男 『国語の将来』 昭14・9創元社=『定本柳田国男集19』昭38・2 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集19』昭38・2 国立国語研究所 『日本言語地図5』 昭47・9 121 ―のいと 糸 国立国語研究所 昭47・9 堀池克裕 「兵庫県北西但馬語彙について―蜘蛛の糸」 『郷言』8昭47・12 野元菊雄 「ことばの誕生と変化―くもの糸」 徳川宗賢編『日本の方言地図』昭54・3中央公論社 121 ―のえ・―のえき・―のえず・―のえばり 柳田国男 昭23・6 121 ―のす 巣 柳田国男 昭7・9 国立国語研究所 昭47・9 柴田武 『方言の世界―ことばの生まれるところ』 昭53・1平凡社 121 くもすけ 雲助 岩淵悦太郎 『語源散策』 昭49・10毎日新聞社 121 くもり 曇 斎藤たま 「ことどの旅(2)」 『子どもの館』6-8昭53・8 122 くやしい・くやし 悔 大野晋 『日本語の年輪』 昭41・5新潮文庫 服部みつ子 「源氏物語における類義語クヤシとネタシの意味の違い」 『常葉国文』1昭51・7 122 くよう くやう 供養 佐竹昭広 『万葉集抜書』 昭55・5岩波書店 122 くら・くらつこどり 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 122 くらい くらゐ 位 新村出 『南蛮更紗』 大13・12改造社=『新村出全集5』昭46・2筑摩書房 根来司 「ばかり〈古典語・現代語〉・だけ・くらい・きり〈現代語〉」 『国文学解釈と教材の研究』12-2昭42・1 武田蓉子 「副助詞〈だけ・ばかり・くらい・ほど・きり・しか〉の意義素」 山形大『国語研究』12昭45・8 蜂谷清人 「し・しも・のみ・ばかり・まで・など〈だけ〉〈くらい〉〈ほど〉」 『国文学解釈と鑑賞』35-13昭45・11 森田良行 『基礎日本語1・2』 昭52・10、55・6角川書店 122 ぐらい 副助詞 『日本語の歴史1』 昭38・9平凡社 森田良行 「〈ぐらい・ほど・ばかり〉の用法」 『早稲田大学語学教育研究所紀要』7昭44・3 森田良行 昭55・6 122 くらいづめ くらひづめ 潁原退蔵 『江戸時代語の研究』 昭22・1臼井書房 122 くらう くらふ 食・喰 森下喜一 「〈食ふ〉と〈食らふ〉について」 『野州国文学』6昭45・12 深井一郎 「狂言における待遇表現の一考察―卑罵語としての〈喰ふ〉について」 『金沢大教育学部紀要社会人文』27昭54・3 122 くらがえ 鞍替 てるおか・やすたか 『すらんぐ・卑語』 昭32・4光文社 122 くらく 暗 柴田武 『言語地理学の方法』 昭44・8筑摩書房 122 くらくてみえない・くらいからみえない 森田良行 『日本語の発想』 昭56・3冬樹社 122 くらす 暮 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 122 くらたて 西崎亨 「〈クラタテ〉考」 『万葉』2昭47・3 122 くらはしのやまをたかみか 桜井美智子 「万葉集・二九〇番〈倉橋の山を高みか〉の解釈をめぐって」 『高知女子大国文』15昭49・9 122 クラブ 広田栄太郎 『近代訳語考』 昭44・8東京堂 槌田満文 「明治ことば誌」 『国文学解釈と教材の研究』25-10昭55・8 122 くらべて 比 森田良行 『日本語の発想』 昭56・3冬樹社 122 くらべる 比 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 122 くらべぐるし 比苦 原田芳起 「〈くらべぐるし〉の語義について―共時態における多義性と統一性」 『滋賀大国文』11昭49・1 122 ぐり 柳田国男 『地名の研究』 昭11・1古今書林=『定本柳田国男集20』昭37・8 122 くりかえし 繰返 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 122 クリスマス 新村出 『語源をさぐる1』 『新村出全集4』昭46・9筑摩書房 石井久雄 「和語・漢語のはざまで」 飛田良文編『英米外来語の世界』昭56・10南雲堂 122 くりのこ 柳田国男 『食料名彙』 『定本柳田国男集29』昭39・5 122 くりのべ 繰延 花田二徳 「〈引き上げ〉と〈くり延べ〉」 『日本語』20昭55 122 くりや 厨 遠藤好英 ⑩ 122 くる・く 来 品川緑朗 「〈来る〉の用法について」 『言語生活』74昭32・11 井上展子 「動詞の接辞化―万葉の〈行く〉と〈来〉」 『万葉』43昭37・4 野入逸彦 「“Kommen”と〈来る〉」 『人文研究』19-6昭43・2 森田良行 「〈行く・来る〉の用法」 『国語学』75昭43・12 中宗根政善 「加行変格〈来る〉の国頭方言の活用に就いて」 『沖縄文化論叢5』昭47・11平凡社 Moriguchi, Tsunekazu 「Some remarks on“come”and“go”in Japanese」 『Descriptive and Linguistics』7 July 1974 森口恒一 「〈行く〉〈来る〉〈いる〉に関する一考察」 『国語国文』44-3昭50・3 大江三郎 『日英語の比較研究主観性をめぐって』 昭50・11南雲堂 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 城田俊 「〈いく・くる〉について」 『北海道大人文科学論集』14昭53・3 ロゲルギスト 「ことばのことば行くと来る」 『言語』7-6昭53・6 靍岡昭夫 「近代口語文章語における〈へ〉と〈に〉の地域差―〈行く〉と〈来る〉について」 『中田祝夫博士功績記念国語学論集』昭54・2勉誠社 安井泉 「Come, goと〈くる〉〈いく〉―〈共感〉と〈ダイリシス再編成〉」 筑波大『言語文化論』6昭54・3 川原とし江 「移動動詞の意味論的成分分析」 手崎政男教授退官記念事業委員会『手崎政男教授退官記念論集』昭55・10 国立国語研究所 『日本語教育映画解説基礎編14なみのおとがきこえてきます―〈いく〉〈くる〉』 昭56・3 小池清治 「今昔物語集本朝部〈来〉字の訓法―キタルとク」 『馬淵和夫博士退官記念国語学論集』昭56・7大修館 122 ―くる 来 三上勝夫 「補助動詞〈ゆく〉〈くる〉の意味と用法」 『北大教育学部紀要』25昭50・12 野沢素子 「日本語の補助動詞〈~来る〉〈~行く〉と中国語の趨向動詞〈~来〉〈~去〉について」 『日本語と日本語教育』4昭50・12 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 122 こない 手塚邦一郎 『栃木県方言地図』 昭48・8私家版 123 くる― 前田富祺 「中世における象徴詞の一考察―〈くる~〉系・〈くるり~〉系の語彙をめぐって」 大阪大『語文』38昭56・4 123 くるかばし 柳田国男 『橋の名と伝説』 『定本柳田国男集5』昭37・9 123 くるしい くるし 苦 山田瑩徹 「土左日記における〈おもしろし〉〈くるし〉寸感」 日大『語文』37昭47・3 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 123 くるしさ 苦 鏡味明克 「意味の広さと言語地理学―〈苦しさ〉の形容詞について」 『国語学』66昭41・9 123 くるう くるふ 狂 山内洋一郎 ④ 123 くるぶし 踝 国立国語研究所 『日本言語地図3』 昭44・3 小林隆 「文献と方言分布からみた〈くるぶし(踝)〉の語史」 『国語学研究』22昭57・12 123 くるまながもち 車長持 浅野晃 ⑤ 123 くるみ 胡桃 安達巌 『日本食物文化の起源』 昭56・5自由国民社 123 くるむ 包 柴田武編 『ことばの意味1』 昭51・9平凡社 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 服部貴義 「つつむ・くるむ・くるめる」 都立大『日本語研究』3昭55・10 123 くるめる 服部貴義 昭55・10 123 くるり 前田富祺 「中世における象徴詞の一考察―〈くる~〉系・〈くるり~〉系の語彙をめぐって」 大阪大『語文』38昭56・4 123 くれ 呉 佐藤誠実 「呉を〈クレ〉といふ考」 『歴史地理』6-7 123 クレームをつける 村木新次郎 「外来語と機能動詞―〈クレームをつける〉〈プレッシャーをかける〉などの表現をめぐって」 『武蔵大人文学会雑誌』13-4昭57・3 123 くれない くれなゐ 紅 佐竹昭広 『万葉集抜書』 昭55・5岩波書店 123 ―におう にほふ 尾崎暢殃 「紅にほふ」 『美夫君志』14昭45・12 123 ―のふかぞめ 深染 伊原昭 「紅之深染」 『和洋女子大学紀要』10昭40・12 123 くれる 呉 宮地裕 「〈やる・くれる・もらう〉を述語とする文の構造について」 『国語学』13昭40・12=『日本の言語学5』昭54・1大修館 国立国語研究所 『日本言語地図2』 昭42・3 豊田豊子 「補助動詞〈やる・くれる・もらう〉について」 『日本語学論集1』昭49・3 紙谷栄治 「同上」 『待兼山論叢8』昭50・1 Murakami, Yasuko “The benefactive verbs yaru and kureru and the mixed forms of direct and indirect narrations.” “Attemps in Linguistics and Literature”昭50・4 宮地裕 「〈やる・くれる・もらう〉発達の意味について」 『鈴木知太郎博士古稀記念国文学論攷』昭50・10桜楓社 大江三郎 『日英語の比較研究』 昭50・11南雲堂 井上史雄 「〈呉れる〉の語形変化過程」 『山形方言』12昭51・1 Kuno, Susumu “The speaker's empathy and its effect on syntax;A reexamination of yaru and kureru in Japanese” “JATJ”11-23昭和・59 Murakami, Yasuko “A study of the speaker's point of view and narrations in the use of some Japanese benefactive verbs,yaru and Kureru” “Descriptive and Applied Linguistics”9昭51・7 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 124 くれる 暮 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 124 ぐれんたい 愚連隊 てるおか・やすたか 『すらんぐ・卑語』 昭32・4光文社 124 くろ 黒 米倉巌 「昭和期詩人の〈赤〉と〈黒〉―重治・光晴・達治・中也・道造」 『文体論研究』14昭44・6 藤原明 「日本語の色彩名の起源」 『近畿大教養部研究紀要』10-2昭53 佐竹昭広 『万葉集抜書』 昭55・5岩波書店 柴田武 ⑦ 124 くろい・くろし 黒 佐竹昭広 『万葉集抜書』 昭55・5岩波書店 124 くろく 柴田武 『言語地理学の方法』 昭44・8筑摩書房 124 クローズアップ 菊村到 「言語社会時評〈クローズアップ〉は日本語か」 『言語生活』267昭48・12 124 くろかみ 黒髪 伊原昭 「くろかみ―古代和歌に於ける色彩の一ケースとして」 『国語と国文学』33-5昭31・5 124 くろほう 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 124 くろんぼう 黒坊 柳田国男 『妖怪談義』 昭31・12修道社=『定本柳田国男集4』昭38・4 124 くわ くは 桑 新村出 「万葉苑枯葉抄」 『新村出全集3』昭47・5筑摩書房 124 ―いちご 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集19』昭38・2 124 ―ご 柳田国男 昭23・6 124 ―ずみ・―ぐみ 柳田国男 昭23・6 124 ―のみ・―み・―ふぐり・―まめ 柳田国男 昭23・6 124 くわ くは 山本康裕 「〈クハ〉と〈カラバ〉について」 『文学史研究』=昭45・10 124 くわえる 加 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 柴田武編 『ことばの意味2』 昭54・6平凡社 124 くわえて 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 124 くわわる 森田良行 昭52・10 124 くわがたむし 鍬形虫 日本常民文化研究所編 『日本常民生活資料叢書14中部篇2(静岡県)』 昭48・9三一書房 124 くわしい・くわし 詳 野上久人 「万葉集の〈うまし〉〈くはし〉〈うつくし〉〈うるはし〉について」 『尾道短期大学研究紀要』2昭28・1 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 124 くわせば・くわせいかし くはせば・くはせいかし 食 大塚光信 『キリシタン版エソポ物語』補注 昭46・3角川文庫 124 くわたつ くはたつ 阪倉篤義 『語構成の研究』 昭41・3角川書店 小林芳規・松本光隆 ③ 124 くわもこ 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 124 ぐゎんざん 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 124 くん 君 伊藤中正 「クン・サン論考」 『ことば』30昭38・4 大石初太郎 「ことばと民主主義―〈さん〉と〈くん〉」 『IDE』42昭40・3 松本昭雄・丸山利雄・渡辺万次郎・武藤敏子 「〈さん〉と〈くん〉について―読者の意見」 『IDE』4344昭40・45 読売新聞社会部 『日本語の現場4』 昭52・6読売新聞社 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 124 くんすー 嘉味田宗栄 「方言の素性―〈クンスー〉と〈バチ〉」 『沖縄文化』3-16昭39・12 124 ぐんのう 軍王 生田周史 「〈軍王〉再考」 『万葉』106昭56・3 124 け 助詞 和田初栄 「新潟県北魚沼郡小出方言の文末詞―〈カ〉〈ケ〉〈ヤ〉について」 『方言の研究』昭44・3 124 け 日 安田尚道 「〈け長し〉〈長きけ〉〈朝にけに〉〈旅のけ〉等のケについて」 『松村明教授還暦記念国語学と国語史』昭52・11明治書院 124 け 気 中井正一 「気(け・き)の日本語としての変遷」 『帝国学士院紀事』5-1昭22・3 赤塚行雄 「〈気(き)〉と〈気(け)〉の違いについて」 『言語』261昭48・6 125 け 山口幸洋 「静岡県川根町方言における過去表現形式〈―ケ〉の用例の分類」 『国文学攷』83昭54・9 125 げ 接尾語 上野勇 「接尾辞〈ゲ〉〈さう〉及び助詞〈に〉に就いて(埼玉県幸手町)」 『方言』4-9昭9・9 進藤義治 「接尾語〈げ〉の語義構成上の性質」 『東海学園国語国文』11昭52・3 藤松紀子 「源氏物語における形容詞+接尾語ゲについて」 『学習院大国語国文学会誌』22昭54・3 青木伶子 ④ 125 げ 助詞 森下喜一 「方言にあらわれる格助詞〈げ〉について―その用法と成立過程」 『野州国文学』7昭46・3 125 げ 井口実 「再び群馬県碓氷郡方言のゲについて」 『語学と文学』1昭32・1 125 げ 下 津之地直一 「万葉集の〈上〉〈中〉〈下〉音訓義攷」 『愛知大学文学論叢』47昭47・3 125 けい 景 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 125 けいえい 経営 斎木一馬 「記録語の例解―国語辞典未採録の用字・用例―」 『高橋隆三先生喜寿記念論集古記録の研究』昭45・6 125 けいかい けいくわい 計会・経廻 湯沢幸吉郎 『国語学論考』 昭15・2八雲書林=『湯沢幸吉郎著作集2』昭54勉誠社 斎木一馬 「国語資料としての古記録の研究―記録語の例解」 『国学院雑誌』55-2昭29・6 125 けいき 景気・経記 飛田隆 「中世国語表現論の一考察―鴨長明の無名抄における〈余情・景気〉を中心として」 『日本私学教育研究所紀要』4昭44・3 佐藤喜代治 「近代の語彙1」 『講座国語史3』昭46・9大修館 佐藤亨 「近世漢語についての一考察―ケイキ(景気・経紀)をめぐって」 『国語学会昭和48年秋季大会発表要旨』昭48・10 武田元治 「〈景曲〉考―〈景気〉との関係にふれて」 『解釈』20-10昭49・10 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 125 けいきょく 景曲 武田元治 「〈景曲〉考―〈景気〉との関係にふれて」 『解釈』20-10昭49・10 125 けいけん 経験 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 125 けいこ 稽古 岩淵悦太郎 『語源散策』 昭49・10毎日新聞社 125 けいざい 経済 渡部万蔵 『現行法律語の史的考察』 昭5・12万里閣書房 鈴木修次 『文明のことば』 昭56・3文化評論出版 平林文雄 ⑩ 125 けいさつ 警察 渡部万蔵 『現行法律語の史的考察』 昭5・12万里閣書房 125 けいしょく 景色 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 125 げいじゅつ 芸術 鎮目恭夫 「科学・技術・芸術ということば」 『言語生活』130昭37・7 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 竹浪聡 ⑩ 125 けいす 啓 佐藤武義 ④ 125 けいせい 傾城 亀井孝 「懺悔考・女郎考」 『国語学』36昭34・3 125 けいせいさいみん 経世済民 竹浪聡 ⑩ 125 けいにく 鶏肉 安藤巌 『日本食物文化の起源』 昭56・5自由国民社 125 けいはく 敬白 佐藤武義 ④ 125 けいほう 刑法 渡部万蔵 『現行法律の史的考察』 昭5・12万里閣書房 125 けいめい 経営 池田亀鑑 「いそぎ・けいめい考」 『国語学論集』昭19・10岩波書店 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 →けいえい 125 けいも 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 125 けう 希有 佐藤喜代治 『日本文章史の研究』 昭41・10明治書院 浅野敏彦 「漢語〈希有〉について」 『解釈』21-3昭50・3 125 けうら 清 土井忠生 「容姿美を表現せる王朝物語用語に就いて(1)」 『国語国文の研究』1大15・10 →きょうら 125 げえろっぱ 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 125 げかころし 柳田国男 『国語史新語篇』 昭11・12刀江書院=『定本柳田国男集18』昭38・8 125 けがれる 穢 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 126 げき― 激 東道鉄二 「〈激~〉型の新造語」 『言語生活』343昭55・7 126 げきつう 劇痛 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 126 げくう 外宮 西田長男 「古事記〈外宮〉用字考」 『倉野憲司先生古稀記念古代文学論集』昭49・9桜楓社 126 けけし 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 126 けけれなく 江湖山恒明 「〈けけれなく〉考」 『密田教授退官記念論集』昭44・3金沢大学教育学部国語研究室 126 げこ 下戸 岩淵悦太郎 『語源散策』 昭49・10毎日新聞社 126 けごん 華厳 桜部建 「華厳という語について」 『大谷学報』49-1昭44・6 126 げさ 接尾語 平林文雄 「接尾語〈げ+さ〉覚書」 『佐藤喜代治教授退官記念国語学論集』昭51・6桜楓社 126 けさし 柳田国男 『伝説』 昭15・9岩波書店=『定本柳田国男集5』昭37・9 126 けざやか 中西良一 「源氏物語用語覚書―〈あざやか〉〈けざやか〉〈さつやか〉等について」 『和歌山大学学芸学部紀要』13昭38 原田芳起 「中古文学語彙雑考(6)〈けざやか〉〈けざやぐ〉」 『平安文学研究』56昭51・10 武山隆昭 「〈けざやか〉の語義攷」 『椙山女学園大研究論集』9-2昭53・2 武山隆昭 「〈あざやか〉の語義攷―〈けざやか〉との差異に触れて」 『椙山女学園大研究論集』10-2昭54・3 126 けざやぐ 原田芳起 「中古文学語彙雑考6〈けざやか〉〈けざやぐ〉」 『平安文学研究』56昭51・10 126 げさんい 外散位 野村忠夫 「官人制上の二・三の用語について―考限・選限・外散位・入色―」 『岐阜大学研究報告』14昭41・3 126 けし 芥子 湯沢幸吉郎 『国語学論考』 昭15・2八雲書林=『湯沢幸吉郎著作集2』昭54勉誠社 126 けし 形容詞 山田孝雄 『国語の中に於ける漢語の研究』 昭15・4宝文館 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究』 昭37・7風間書房 尾崎容樹 「上代語〈けし〉の語義と〈けしう〉〈けしからず〉少考」 『京都府立宮津高『研究紀要』2昭41・2 佐藤喜代治 『日本文章史の研究』 昭41・10明治書院 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 細川英雄 「〈けしきこころ〉考―上代における形容詞〈けし〉について」 『国語学研究と資料』2昭52・12 126 ―うはあらず 原田芳起 「〈けしうはあらず〉考」 『解釈』4-1昭33・1 原田芳起 昭37・9 126 ―からず 原田芳起 昭37・9 尾崎容樹 昭41・2 木之下正雄 昭43・11 細川英雄 「〈けしからず〉の用法」 早稲田大『国文学研究』昭53・6 126 けし 接尾語 『日本語の歴史4』 昭39・7平凡社 126 けしき 気色 吉沢義則 『源語釈泉』 昭27・7誠和書院=『増補源語釈泉』昭48・5臨川書店 深雪健一 「けしきという言葉」 『山』203昭28・4 中西良一 「源氏物語の〈けしき〉と〈けはひ〉」 『和歌山大学芸学部紀要』9昭34・7 田中新一 「〈気色〉(けしき・けそく・きしょく)考」 『解釈』15-11昭44・11 光川妙子 「〈けしき〉と〈けはひ〉」 『たまゆら』3昭46・6 根来司 「八代集と〈けしき〉」 『国語と国文学』52-3昭50・3 根来司 『中世文語の研究』 昭51・2笠間書院 西端幸雄 「和歌と漢語―特に〈けしき〉について」 『国語学』107昭51・12 西端幸雄 「〈けしき〉と後拾遺集―特に自然に関する〈けしき〉について」 『国語学』112昭53・3 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 国広哲弥編 『ことばの意味3』 昭57・5平凡社 根来司 ③ 渡辺実 ① 126 けしね 柳田国男 「倉料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 126 ―つつき 柳田国男 昭39・5 126 けじめ けぢめ 区別 増淵恒吉 「源氏物語における〈けぢめ〉考」 『専修国文』11昭47・1 石井久雄 ⑩ 126 けしょう 化粧 イーデス・ハンソン 「ハンソンの日本語巡礼(4)~(10)」 『ことばの宇宙』2-1~9昭42・1~9 永野賢 『にっぽん語風俗学』 昭44・10明治書院 永野賢 『ことばの風俗誌―女性と金に関する六十一章』 昭53・3教育出版 127 けす 消 森田良行 『基礎日本語1」 52・10角川書店 127 げす 下衆 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 127 げそ てるおか・やすたか 『すらんぐ・卑語』 昭32・4光文社 127 けそう けさう 懸想 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 127 げそう げさう 外相 井上章 ⑪ 127 けそん 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続篇』 昭48・11風間書房 岡崎正継 「〈けそん〉は〈家損〉なりや―源氏物語用語考」 国学院大『国語研究』44昭56・3 127 けた 桁 吉田金彦 『古代日本語をさぐる』 昭54・6角川書店 127 げた 下駄 吉田金彦 『古代日本語をさぐる』 昭54・6角川書店 127 げだ 井口実 「群馬県碓氷郡方言の助動詞について―ゲダを中心として」 『国語研究』2-3昭29・1 127 けだかし 気高 犬塚旦 『王朝美的語詞の研究』 昭48・9笠間書院 127 けだし 蓋 山田孝雄 『漢文の訓読によりて伝へられたる語法』 昭10・6宝文館 吉田金彦 「副詞〈けだし〉の語源について」 『訓点語と訓点資料』60昭52・11 127 げち・げじ 下知 佐藤武義 ⑩ 127 けちず 闕巡 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究』 昭37・9風間書房 127 けちび 柳田国男 『妖怪談義』 昭31・2修道社=『定本柳田国男集4』昭38・4 127 けちんぼ 河原宏 「けちんぼの方言」 『信濃』15-12昭38・12 127 けつえき 血液 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 127 けっかい 結界 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 127 けっかく 結核 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 127 げっきゅう 月給 「児童の社会的な用語についての調査研究―〈つとめ〉と〈げっきゅう〉について」 新潟教育センター『研究集録』1昭43・3 127 けっきょく 結局 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 佐藤武義 ⑩ 127 けっく 結句 佐藤喜代治 『日本文章史の研究』 昭41・10明治書院 小杉商一 「〈なかなか〉〈かへって〉〈結句〉」 『浅野信博士古稀記念国語学論集』昭52・10桜楓社 佐藤武義 ⑩ 127 けっこう 結構 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 遠藤好英 ⑩ 127 ―です 岩淵悦太郎 『語源散策』 昭49・10毎日新聞社 森村桂 「言語時評〈けっこうです〉」 『言語生活』282昭50・3 127 けっこん 結婚 鍛冶千鶴子 「言語時評〈婚姻〉と〈結婚〉」 『言語生活』342昭55・6 127 げっさいなー 西崎亨 「囃子詞〈ゲッサイナー〉考―その語義並に囃子詞成立のある場合」 『日本歌謡研究』15昭50・10 127 けっして 決 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 127 けっしょう 結晶 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 127 けつじょう 決定 佐藤喜代治 『日本文章史の研究』 昭41・10明治書院 127 けつぜい 血税 『日本語の歴史6』 昭40・5平凡社 槌田満文 「明治ことば誌」 『国文学解釈と教材の研究』25-10昭55・8 127 けっちゃく 決着 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 127 けってん 闕典・欠点 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 127 けっぱい 結界 →けっかい 127 げっぷ 宮良当壮 「おくび(噯気・げっぷ・へど)の語源」 『教育手帖』50昭30・3 127 けつぼう 闕乏・欠乏・欠亡 『中世法制史料集3』補注 昭40・8岩波書店 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 127 げどう 外道 橘豊 「正法眼蔵の文章構造―〈外道〉語よりみたる」 『文学語学』29昭38・9 127 けどき 柳田国男 『母の毛毬唄』 昭24・12芝書店=『定本柳田国男集21』昭37・12 128 げな 助動詞 荒木雅実 「〈げな〉の性格」 『国学院高等学校紀要』13昭46・11 仙波光明 「終止連体形接続の〈げな〉と〈さうな〉―伝聞用法の発生から定着まで」 『佐伯梅友博士喜寿記念国語学論集』昭51・12表現社 128 けない 家内 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 128 けなげ 健気 小松茂人 「義経記の人物像―特に〈けなげ〉と〈なさけ〉の倫理意識について」 『宮城学院女子大学研究論文集』28昭41・7 佐藤喜代治 『日本文章史の研究』 昭41・10明治書院 松本宙 ⑩ 128 ―もの 者 松本宙 ⑩ 128 けなもの 健者 松本宙 ⑩ 128 げなら 大島一郎他 『八丈島方言の研究―Some Aspects of Hachijojima Dialect』 昭55・10東京都立大国語学研究室 128 けなり 異 築島裕 『平安時代の漢文訓読語につきての研究』 昭38・3東京大学出版会 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 松本宙 ⑩ 128 けなりい 松本宙 ⑩ 128 ―げ 松本宙 ⑩ 128 げなり 吉田金彦 『国語意味史序説』 昭52・11明治書院 128 けなるい 柳田国男 『国語の将来』 昭14・9創元社=『定本柳田国男集19』昭38・2 松本宙 ⑩ 128 けに 柳田国男 『国語の将来』 昭14・9創元社=『定本柳田国男集19』昭38・2 128 げに 吉田金彦 『国語意味史序説』 昭52・11明治書院 128 ―いそのかみのよよへたるごがんにやとぞみえたる 句 木船重昭 「げにいそのかみの世々へたる御ぐわんにやとぞみえたる―源氏物語解釈覚書」 『解釈』25-8昭54・8 128 けにけがそろう 山田孝雄 『俳諧語談』 昭37・10角川書店 128 けによはずきぬ 原田芳起 「〈気爾余波受吉奴〉存疑」 『樟蔭国文学』14昭51・9 128 ケネディケ 中村誠一 「リレー連載新外来語和解(8)ケネディケ」 『翻訳の世界』7-5昭57・5 128 けのころごろ 菊沢季生 「万葉集巻四の〈気乃己呂其侶〉に就て」 『国語研究(仙台)』9-9昭16・9 128 けはい けはひ 気配 吉沢義則 『源語釈泉』 昭25・7誠和書院=『増補源語釈泉』昭48・5臨川書店 中西良一 「源氏物語の〈けしき〉と〈けはい〉」 『和歌山大学学芸学部紀要』9昭34・7) 光川妙子 「〈けしき〉と〈けはい〉」 『たまゆら』3昭46・6 根来司 ③ 渡辺実 ① 128 げばひょう 下馬評 てるおか・やすたか 『すらんぐ・卑語』 昭32・4光文社 128 ゲバルト・ゲバ 飛田良文 ⑦ 128 けひ 青木紀元 「角鹿・気比」 福井大『国語国文学』21昭54・2 128 げひん 下品 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 128 けむ 助動詞 三浦和雄 「いわゆる推量の助動詞―(二)〈けむ〉の研究」 『国文学解釈と教材の研究』4-2昭34・1 堀田要治 「推量の助動詞―む(ぬ)・けむ〈古典語〉」 『国文学解釈と教材の研究』9-13昭39・10 阪倉篤義 「〈べし〉〈らし〉〈らむ〉〈けむ〉について」 『佐伯博士古稀記念国語学論集』昭44・6表現社 根来司 「特集〈む〉の徹底的研究〈けむ〉と〈けり〉の関係」 『月刊文法』2-8昭45・6 岩淵匡 「特集〈む〉の徹底的研究〈けむ〉〈らむ〉の意味―いわゆる原因推量に関して」 『月刊文法』2-8昭45・6 吉田金彦 『上代語助動詞の史的研究』 昭48・3明治書院 根来司 『中世文語の研究』 昭51・2笠間書院 阪倉篤義 「〈べし〉〈らし〉〈らむ〉〈けむ〉について」 『論集日本語研究』昭54・2有精堂 木下美 『紫式部日記の研究―紫女手簡を中心に』 昭54・3私家版 吉池浩 「助動詞〈まし〉の成立その他―けむ・まし・けり・たり・らむ・めり」 『橘女子大研究紀要』8昭56・5 128 けむし 毛虫 柳田国男 「音訛現象の考察(8)―毛虫と松毬―」 『方言』4-6昭9・6 山代巴 「ギギと毬と毛虫」 『言語生活』78昭33・3 128 ゲーム・セット 安西哲郎 「〈ゲーム・セット〉考」 『英語教育』27-11昭54・1 128 けむよ 根来司 「〈むよ〉〈らむよ〉〈けむよ〉―平安女流文学における」 『藤女子大学国文学雑誌』5-6昭44・7 129 けむり 煙 鈴木敏幸 「煙―国見―の一心象」 『立正大学国語国文』8昭46・11 国立国語研究所 『日本言語地図6』 昭49・3 門脇芳雄 「詰将棋のことば―けむり」 『言語』8-4昭54・4 129 けめかも 木下正俊 「〈けめかも〉攷」 『国語国文』23-3昭29・3 129 けもんりょう けもんれう 花文綾 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 河野多麻 「けもんれう(花文綾)カはなふれうカ―うつほ物語を主として」 『武蔵野女子大紀要』14昭54・3 129 けやき 新村出 「ケヤキの語源其他について」 『新村出全集4』昭46・9筑摩書房 129 けやけし 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 129 げゆう 外用 井上章 ⑪ 129 げようびつ 下用櫃 橘正一 「近松の用語―下用櫃の意味」 『国語と国文学』11-6昭9・6 129 けら 螻蛄 広戸惇 「特集・言語地理学の諸問題言語地理学と国語史との接点―中国地方の紙魚・穀象虫・螻蛄を例として」 『国語学』119昭54・12 129 けらし 小宮豊隆 「芭蕉の〈けらし〉」 『中央公論』41-9 根来司 「疑ひと治定―〈けらし〉を中心として」 『国語と国文学』34-9昭32・9 129 けり 助動詞 浅野信 「いわゆる過去の助動詞―(二)〈けり〉の研究」 『国文学解釈と教材の研究』4-2昭34・1 小路一光 「〈き〉及び〈けり〉の用法―万葉集語法ノート」 『国文学研究』25昭37・3 山崎良幸 「過去の助動詞き・けり・ぬ・つ・たり・り」 『国文学解釈と鑑賞』28-7昭38・6 竹岡正夫 「助動詞〈けり〉の本義と機能―源氏物語・紫式部日記・枕草子を資料として」 『言語と文芸』5-6昭38・11 『日本語の歴史3』 昭39・4平凡社 木之下正雄 「〈けり〉について」 『言語と文芸』6-3昭39・5 中西宗一 「助動詞〈けり〉の意味について―竹岡正夫氏の論に対する反論として」 『言語と文芸』6-3昭39・5 春日和男 「助動詞〈けり〉の二面性―竹岡説に思う」 『言語と文芸』6-3昭39・5 根来司 「助動詞〈けり〉の表現性」 『言語と文芸』6-3昭39・5 北条忠雄 「成立から観たケリの本義―竹岡説の直接的批判にかえて」 『言語と文芸』6-3昭39・5 原田芳起 「助動詞〈けり)の意味―竹岡氏の提説をめぐって」 『言語と文芸』6-3昭39・5 広浜文雄 「過去(回想)・完了の助動詞―き・けり〈古典語〉」 『国文学解釈と教材の研究』9-13昭39・10 馬淵和夫 「助動詞〈キ〉と〈ケリ〉の区別はなんとみるべきか」 『国文学解釈と鑑賞』29-11昭39・10 根来司 「動詞に直接する〈けり〉―文章研究の一課題〈研究発表要旨〉」 『国語学』66昭41・9 新川忠 「助動詞〈けり〉の時代的差異―上代中古の和歌を資料として」 『国語学』66昭41・9 渡辺洋子 「〈けり〉と〈き〉―樋口一葉の文章において」 『愛文』5昭41・12 新川忠 「助動詞〈けり〉の時代的差異―上代・中古の和歌を中心として」 『国語国文研究』36昭42・2 竹岡正夫 「古今和歌集における助動詞〈けり〉の用法」 『香川大学教育学部研究報告』23昭42・11 伊藤慎吾 「源氏物語の助動詞キ・ケリの用法(上)―用例を究明してその相違を考察する」 『武庫川女子大学紀要』15昭43・3 堀田要治 「特集・日本語の助動詞の役割記憶〈き・けり・た〉」 『国文学解釈と鑑賞』33-12昭43・10 小路一光 「万葉集における〈き〉〈けり〉の意義用法」 『早大高等学院研究年誌』13昭44・1 森重敏 「〈けり〉の意味文化―その現実性と真実性と観念性」 『万葉』70昭44・1 佐田智明 「あゆひ抄の〈けり〉について」 『北九州大学文学部紀要』4昭44・3 伊藤慎吾 「源氏物語の助動詞キ・ケリの用例(2)―用例を究明してその相違を考察する」 『武庫川女子大学紀要』16昭44・5 春日和男 「助動詞〈けり〉の論の終着駅―源氏物語桐壺の巻説話論」 『月刊文法』2-4昭45・2 白石大二 「特集〈き〉〈けり〉の徹底的研究徒然草における助動詞〈き〉〈けり〉表現の真実の理解のために」 『国文学解釈と鑑賞』35-3昭45・3 竹岡正夫 「特集(き〉〈けり〉の徹底的研究〈けり〉と〈き〉との意味・用法」 『月刊文法』2-7昭45・5 山崎良幸 「特集〈き〉〈けり〉の徹底的研究〈き〉〈けり〉の研究上の争点」 『月刊文法』2-7昭45・5 原田芳起 「特集〈き〉〈けり〉の徹底的研究〈けり〉の変遷―活用を中心として」 『月刊文法』2-7昭45・5 田中喜美春 「特集〈き〉〈けり〉の徹底的研究和歌における〈き〉〈けり〉」 『月刊文法』2-7昭45・5 春日和男 「助動詞〈き〉と〈けり〉の論への回想」 『月刊文法』2-8昭45・6 根来司 「特集〈む〉の徹底的研究〈けむ〉と〈けり〉の関係」 『月刊文法』2-8昭45・6 伊藤慎吾 「源氏物語の助動詞キ・ケリの用法(下)―用例を研究してその相違を考察する」 『武庫川女子大学紀要人文』17昭45・8 後藤和彦 「特集〈つ〉〈ぬ〉〈たり〉の徹底的研究〈たり〉と〈けり〉の関係」 『月刊文法』3-2昭45・12 北原保雄 「古典語における〈時〉の表現―ぬ・つ・たり・り・き・けり」 『東書高校通信国語』94昭46・2 糸井通浩 「〈けり〉の文体論的試論―古今集詞書と伊勢物語の文章」 『王朝』4昭46・8 久原広子 「上代の語法―助動詞き・けり」 『香椎潟』17昭47・3 古関吉雄 「屈折断定の助動詞〈なり〉と追認過去の助動詞〈けり〉と」 『明治大学教養論集(日本文学)』75昭47・12 吉田金彦 『上代語助動詞の史的研究』 昭48・3明治書院 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 寺田真弓 「竹取物語における〈けり〉―文の分析」 『国文鶴見』10昭50・5 根来司 『中世文語の研究』 昭51・2笠間書院 門出順子 「蜻蛉日記上巻の成立に関して〈日記〉及び〈けり〉表現の問題から」 『立教大学日本文学』37昭51・12 吉岡曠 「源氏物語における〈けり〉の用法(1)」 『学習院大文学部研究年報』23昭52・3 大坪併治 「説話の叙述形式として見た助動詞キ・ケリ―訓点資料を中心に」 『国語学』111昭52・12 木下美 「紫式部日記に用いられた〈き〉〈けり〉についての調査研究(1)〈けり〉について」 九州大谷短大『国語研究』6昭52・12 吉岡曠 「竹取物語から源氏物語へ―〈き〉〈けり〉の用法を中心として」 学習院女短大『国語国文論集』7昭53・3 大坪併治・野田美津子 「説話の叙述形式として見た助動詞キ・ケリ―今昔物語を中心に」 『大谷女子大国文』8昭53・3 久津摩八千代 「大鏡における〈き・けり〉について」 九州女子大・女子短大『語学と文学』昭53・3 吉岡曠 「源氏物語における〈けり〉の用法(2)」 『学習院大文学部研究年報』24昭53・3 木下美 「紫式部日記に用いられた〈き〉〈けり〉についての調査研究」 九州大谷短大『国文研究』7昭53・12 竹岡正夫 「助動詞〈けり〉の本義と機能―源氏物語・紫式部日記・枕草子を資料として」 『論集日本語研究7』昭54・2有精堂 木下美 『紫式部日記の研究―紫女手簡を中心に』 昭54・3私家版 山口雄輔 「物語を止める助動詞としての〈けり〉〈ぬ〉他―天草版と仮名草子伊曾保物語との比較を中心に」 『田辺博士古稀記念国語助詞助動詞論叢』昭54・8桜楓社 立川美彦 「けりがつく」 『国語国文』48-9昭54・9 辻田昌三 「物語る〈けり〉」 『島大国文』8昭54・9 吉池浩 「助動詞〈まし〉の成立その他―けむ・まし・けり・たり・らむ・めり」 『橘女子大研究紀要』8昭56・5 近藤明 「助動詞〈けり〉の上接語―万葉集・平安時代の勅撰集の傾向差をめぐって」 『新潟大国文学会誌』25昭57・2 畠中真美 「西鶴散文作品に於ける〈けり〉〈き〉の様相―文末用法を中心として」 『国文』57昭57・7 桑田明 「〈ぬ〉〈つ〉四考・〈き〉〈けり〉再考」 『就実語文』3昭57・11 130 げり 下痢 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 130 ける 蹴 大森栄 「伊豆駿河地方に於ける〈蹴る〉の活用について」 『方言』2-4昭6・12 浜田敦 「〈蹴る〉と〈越ゆ〉」 『国語と国文学』26-8昭24・8 江湖山恒明 「国語史の一疑問―〈蹴る〉の活用について」 国学院大『国語研究』1昭27・12 三木幸信 「〈蹴る〉の活用をめぐって」 『平安文学研究』25昭35・11 山内洋一郎 「〈連載1〉なぜ下一段活用は〈蹴る〉一語か―活用について」 『高校教育通信国語』12昭55・7 木川行史 「特集・類義語の意味論的研究ける・ふむ」 『日本語研究』4昭56・12 山内洋一郎 「下一段動詞〈蹴る〉について」 『竹岡正夫編『国語学史論叢』昭57・9笠間書院 131 けるは 句 下河部行輝 「保元・平治物語の文章―その会話導入形式〈…けるは〉をめぐって」 『佐藤喜代治教授退官記念国語学論集』昭51・6桜楓社 下河部行輝 「沙石集における会話導入形式―〈云ク〉形式と〈けるは〉形式をめぐって」 『岡山大文学部紀要』1昭55・12 131 けれど・けれども 接続詞 小林好日 『方言語彙学的研究』 昭25・11岩波書店 為貞節穂 「逆接助詞〈が〉〈けれど(も)〉」 『解釈』2-5昭31・5 森野宗明 「接続助詞ど・ども〈古典語〉が〈古典語・現代語〉ところが・けれども〈現代語〉」 『国文学解釈と教材の研究』12-2昭42・1 村上本二郎 「特集・接続詞のすべて接続詞小辞典口語編〈けれども・けれど〉」 『月刊文法』2-12昭45・10 飛田良文 「特集・日本語における機能と解釈接続助詞ば・と・とも・ども・も〈ても〉〈けれども〉〈ところが〉〈ところで〉」 『国文学解釈と鑑賞』35-13昭45・11 花田二徳 「〈ので〉〈けれども〉」 『日本語』15-5昭50・6 山田浩 「〈あなた〉〈けれども〉…」 『放送朝日』258昭50・11 西田絢子 「〈けれども〉考―その発生から確立まで」 『東京成徳短大紀要』11昭53・4) 上野智子 「長崎県西彼杵半島方言の接続助詞―〈から〉〈けれども〉について」 『日本方言研究会第27回研究発表会発表原稿集』昭53・10日本方言研究会 上野智子 「長崎県西彼杵半島方言の接続助詞〈から〉〈けれども〉について」 『広島大学文学部紀要』9昭54・12 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 中野洋子 「接続助詞〈けれども〉の成立」 『成蹊国文』14昭55・12 131 けれん 外連 てるおか・やすたか 『すらんぐ・卑語』 昭32・4光文社 131 けわい 嘉味田宗栄 「比較考察の一観点(5)首里方言を中心に(6)再びオモロことば〈はりやに〉など(7)オモロことば〈だな〉など(8)オモロことば〈けわい〉など」 『琉球大学文(文理)学部紀要人文』11~14昭42・3~45・4 131 けん 権 柳父章 『翻訳とはなにか―日本語と翻訳文化』 昭51・8法大出版局 131 けん 軒 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 131 けん 件 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 131 けん 見 →み(見) 131 げん てるおか・やすたか 『すらんぐ・卑語』 昭32・4光文社 131 けんえんけん 嫌煙権 稲垣文男 「ことばは生きている 流行語昭和史(26)嫌煙権」 『放送文化』33-10昭53・10 131 けんか 県下 東辻保和 「〈県内〉〈県下〉の意味論的考察」 高知大『国語教育』20昭37・10 131 けんかい 見解 鈴木修次 『漢語と日本人』 昭53・7みすず書房 131 げんかく 幻覚 宮本忠雄 「ことばのことば幻覚について」 『言語』9-7昭55・7 131 げんかん 玄関 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 131 けんぎ 権義 薗部千鶴 「〈権義〉小考」 『東京女子大日本文学』50昭53・9 131 げんき 元気・減気 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究』 昭37・7風間書房 佐藤喜代治 『日本文章史の研究』 昭41・10明治書院 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 131 けんきゅう 研究 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 131 げんぎょう げんぎやう 現形 斎木一馬 「国語資料としての古記録の研究―近世初期記録の例解」 『仏教史研究』3昭43・11 131 げんきんなおとこ 現金男 岩淵悦太郎 『語源散策』 昭49・10毎日新聞社 131 けんけん 柳田国男 『小さき者の声』 昭17・11三国書房=『定本柳田国男集20』昭37・8 131 げんご 言語 飛田良文 「漢語の読みと同音語」 『ことばシリーズ8和語漢語』昭53・3文化庁 飛田良文 ⑩ 131 ―ぶんか 文化 『日本語の歴史7』 昭40・8平凡社 多久和新爾 「言語文化という造語は成立するか」 『言語科学』7昭46・3 132 けんごう 懸合 前田金五郎 「ことばの散歩道(6)風上・風下・風表・扱・懸合ほか」 『文学』48-6昭55・6 132 けんこうけ 松本寧至 「研究手帖〈けんこうけ〉考―無名草子の〈けんこう〉」 『群女国文』6昭52・3 132 けんさ 検査 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 132 げんざ 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集19』昭38・2 柳田国男 『少年と国語』 昭32・7創元社=『定本柳田国男集20』昭37・8 132 げんざい 現在 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 132 けんさきばらい 剣先祓 剣持隼一郎 「古文書の中のことば―木銭・かわせ・剣先祓・名所」 『柏崎・刈羽』6昭53・5 132 げんしつ 言質 文化庁国語課編 「漢字の読み方に関連する問題―〈言質〉は〈ゲンチ〉か〈ゲンシツ〉か」 『ことばシリーズ15言葉に関する問答集7』昭56・4 132 けんじゅう 拳銃 天沼寧 「ピストル・拳銃・けん銃・短銃」 『大妻女子大文学部紀要』10昭53・3 132 げんしゅつ 現出 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 132 げんしょう 現象 広田栄太郎 『近代訳語考』 昭44・8東京堂 132 げんじょうす 言上 佐藤武義 ④ 132 げんしょく 現職 泉井久之助 「〈現職〉という語と候文―姉崎正治博士と木下杢太郎先生」 『言語生活』357昭56・9 132 けんずい 柳田国男 『母の手毬唄』 昭24・12芝書店=『定本柳田国男集21』昭37・12 132 けんぞ 柳田国男 「食料名彙」 昭39・5『定本柳田国男集20』昭39・5 132 げんそ 元素・原素 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 132 げんぞ 柳田国男 『毎日の言葉』 昭21・7創元社=『定本柳田国男集19』昭38・2 132 げんた 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集19』昭38・2 132 げんてん 原点 久世善男 『流行語雑学百科』 昭50・12新人物往来社 132 けんない 県内 東辻保和 「〈県内〉〈県下〉の意味論的考察」 高知大『国語教育』20昭47・10 132 けんばい 見敗 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 132 けんびきょう 顕微鏡 『日本語の歴史6』 昭40・5平凡社 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 132 けんぽう 憲法 渡部萬蔵 『現行法律語の史的考察』 昭5・12萬里閣書房 132 げんらい 見来 斎木一馬 「記録語の例解―国語辞典未採録の用字・用語―」 『高橋隆三先生喜寿記念論集古記録の研究』昭45・6続群書類従完成会 132 けんり 権利 渡部萬蔵 『現行法律語の史的考察』 昭5・12萬里閣書房 太田知行 「〈権利〉という言葉の意味について―社会行動の型との関係を中心として―」 『思想』479昭39・5 佐藤節子 「〈権利〉ということばの機能について―スカンジナヴィアのリアリズム法学を中心に」 『思想』481昭39・7 飛田良文 「明治のことば〈権利〉考」 『月刊ことば』3-3昭54・3 鈴木修次 『日本漢語と中国―漢字文化圏の近代化』 昭56・9中央公論社 柳父章 『翻訳語成立事情』 昭57・4岩波書店 132 こ 呼 相磯裕 「〈呼〉考―気左能阿沙気奈呼登以非都留―」 『国語国文』49・7昭55・7 132 こ 子・海鼡・蚕 柳田国男 『国語の将来』 昭14・9創元社 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集19』昭38・2 132 こ 子 藤原与一 「国語方言上の一長音現象―〈子〉を〈コー〉と言うのなど」 『国文学攷』30昭38・2 神田秀夫 「こ・いも・らについて) 『万葉集研究』4昭50・7塙書房 133 こ 籠 吉永登 「〈籠〉の訓みについて」 『甲南国文』25昭53・3 133 こ 胡 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 133 こ 己 →き(己) 133 こ 指示代名詞 有賀憲三 「〈こ〉〈そ〉〈あ〉に就て」 『日本語』3-12 桜井光昭 「源氏物語における〈こ〉の用例」 『解釈』2-1昭31・1 今石光美 「コ・ソ・ア・ド体系のことば」 『学校教育』475昭32・5 Miyake Takeo 「〈こ・あ〉と〈こ・そ・あ〉―さすことば(指詞)の体系」 『実践国語』19-217昭33・11 さねとう・けいしゅう 「KO SO A DO」 『いずみ』36昭34・12 鍋師六好 『国立国語研究所留学報告論文コソアドの研究―コ・ソの対立を中心にして』 昭35 山田達也 「指示詞コ・ソ・アについて―その意義特徴の考察」 『名古屋市立大学教養部紀要』11昭41・12 阪田雪子 「指示語〈コ・ソ・ア〉の機能について」 『東京外国語大学論集』21昭46・3 片岡了 「コ・ソ・ア変遷の一面」 大谷大『文芸論叢』1昭48・3 久野暉 『日本文法研究』 昭48・6大修館 井上継護 「日本語教育から〈こ・そ・あ〉について」 『研修』179昭51・9 堀口和吉 「指示語〈コ・ソ・ア〉考」 阪倉篤義監修『論集日本文学・日本語5』昭53・8角川書店 正保勇 「〈コソア〉の体系」 国立国語研究所『日本語の指示詞日本語教育指導参考書8』昭56・3 田中望 「〈コソア〉をめぐる諸問題」 国立国語研究所『日本語の指示詞日本語教育指導参考書8』昭56・3 匹田軍次 「指示詞コ・ソ・アについて」 『言語』10-21昭56・12 高橋太郎・鈴木美都代 「コ・ソ・アの指示領域について」 『国立国語研究所研究報告集』昭57・3秀英出版 133 こ 来 藁谷隆純 「宇治拾遺物語の〈来〉」 『解釈』25-4昭54・3 133 こ 接頭語 寿岳章子 「接頭辞〈こ〉のもつ諸問題」 『人文(西京大学学術報告)』4昭29・3 長田幹雄 「人まねこまねの〈こ〉など」 『言語生活』52昭31・1 133 こ 接尾語 小林好日 『方言語彙学的研究』 昭25・11岩波書店 133 こ 個 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 133 ご 御 接頭語 伊咲和子 「隆能源氏物語絵詞に於ける〈御〉」 『国語国文』22-8昭28・8 門前真一 「上代における御の一用法―御立座而と御阿加良田比坐の訓」 『山辺道』1昭30・5 菊池留雄 「御の字の迷い」 『広報研究』87昭36・1 大岩正仲 「御―用法と意味」 『国語学』52昭38・3 若林正 「接頭語〈御〉の用法―主に謡曲における」 『文学論藻』30昭40・3 国田百合子 「敬語接頭辞〈御〉と女房詞婦人語との関係」 『国文目白』4昭40・3 辻村敏樹 『敬語の史的研究』 昭43・10東京堂 河部俊子 「〈御〉考」 『学習院女子短大紀要』6昭44・2 毛利正守 「動詞に付く〈御〉について」 『皇学館大学紀要』8昭45・3 新藤喜代子 「敬語接頭辞〈御(オ・オン・ミ・ゴ・ギョ)〉について」 『国文目白』11昭47・1 中川竫梵 「源氏物語における〈御〉の読み方について―三条西実隆校訂・青表紙本を資料にして」 『紫光』4昭47・12 高田和子 「敬語について―接頭辞〈オ〉〈ゴ〉」 『国語学の世界』3昭48・3 諸節敬 「接頭辞〈御〉の読みについて―中古中世における尊敬の接頭辞〈御〉の読みについて」 『青山語文』5昭50・3 宇野義方 「敬語講座(9)〈お〉と〈ご〉」 『実用現代国語』12昭52・12 伊藤健 「天草版平家物語本文の均質性―〈御〉〈出〉の読み分け状況」 『高知大国文』9昭53・12 吉野政治 「六国史における〈御〉という字の動詞用法について」 『同志社国文学』14昭54・3 近藤政美 「キリシタン資料ローマ字本コンテンツス・ムンヂにおける敬語接頭辞〈ゴ〉〈ギョ〉〈おん〉〈み〉について」 『松村博司先生古稀記念国語国文学論集』昭54・11笠間書院 嘉山秀夫 「日本語学習指導における敬語〈お〉〈ご〉の扱い方」 『大東文化大紀要人文』18昭55・3 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 榊原邦彦 『平安語彙論考』 昭57・11教育出版センター 134 ご 御 接尾語 吉野政治 「敬語接尾辞としての〈御〉の成立と展開」 『同志社国文学』19昭56・10 134 ご 期 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 134 ごあんす 山崎久之 『国語待遇表現体系の研究』 昭38・4武蔵野書院 134 こい こひ 恋 水谷静夫 「〈泣く・花・恋〉から〈…ている・泣く・雨〉へ」 『言語生活』91昭34・4 吉永亜美 「詞林抄〈恋〉と〈思〉」 京都女子大『女子大国文』30昭38・6 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 津之地直一 「万葉集における〈恋〉〈愛〉の訓義」 『愛知大学文学論叢』35昭43・1=『万葉集の国語学的研究』昭50・6桜楓社 近藤信義 「折口学の再検討〈恋ひ〉」 『古代文学』17昭53・3 長南実 「〈寸言〉大切と恋」 『文学』48-9昭55・9 上野純子 「百人一首二題―(1)〈恋に朽ちなむ名こそ惜しけれ〉考・(2)〈あだ浪〉考」 『奈良女子大文学部研究年報』20昭52・3 片山武 「〈恋中爾毛〉(⑫二九三〇)の訓について」 『解釈』21-11昭50・11 片山武 「万葉集三一三一の〈恋之重〉の訓について」 『解釈』18-4昭47・4 橋本四郎 「恋はかなし」 『万葉』108昭56・9 134 こい・こし 濃 松田香魚子 「源氏物語の女性の服色〈濃き〉という語について」 『甲南国文』19昭47・3 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 134 ごい 語彙 金岡孝 「語彙研究の歴史」 『岩波講座日本語9』昭52・6岩波書店 134 こいうた こひうた 恋歌 阪口保 「万葉集に見える〈恋歌〉という熟語の意味について」 『神戸山手女短大紀要』20昭52・12 134 こいし 小石 亀井孝 「万葉集の読み万葉集五二五番の第二句〈小石〉の訓をめぐって―ないことをたてにとってのあげつらい」 『文学』43-4昭50・4 134 こいしい 恋 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 134 こいしうおもいきこえたもう こひしうおもひきこえたまふ 句 佐伯梅友 「恋しう思ひ聞え給ふ―源氏物語註釈(5)」 『国文学解釈と鑑賞』18-10昭28・10 134 こいしくはけながきものを こひしくはけながきものを 句 橋本研一 「こひしくはけながきものを―改訓の問題」 『跡見学園女子大学紀要』1昭43・3 134 ごいちにんさま 御一人様 伊吹一 「〈お一人様〉か〈ご一人様〉か―スマートな電話の話法」 『茶道の研究』231~241昭50・24681012 134 こいつ 指示代名詞 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 134 ―ら 森田良行 昭55・6 134 ごいっしん 御一新 槌田満文 「明治ことば誌」 『国文学解釈と教材の研究』25-10昭55・8 134 こいびと 恋人 さいとう・きょうぞう 「あたらしい日本語教室(2)こいびとか恋人か」 『ラペ』7-11昭42・11 半沢洋子 ⑩ 134 こいまろび 展転 佐竹昭広 『万葉集抜書』 昭55・5岩波書店 134 こう かう 好 木村竜司 「記紀における〈吉〉と〈好〉の表現」 日大『語文』41昭51・7 134 こう かう 孝 佐竹昭広 「意味の変遷」 『岩波講座日本語9』昭52・6岩波書店 佐竹昭広 『万葉集抜書』 昭55・5岩波書店 134 こう かう 羔 加藤常賢 「皋と羔」 『二松学舎大学東洋学研究所集刊』3昭48・3 134 こう 皋 加藤常賢 「皋と羔」 『二松学舎大学東洋学研究所集刊』3昭48・3 134 こう 講 佐藤喜代治 ② 134 こう こふ 恋 佐竹昭広 「〈恋ふ〉の歴史―風をだに恋ふるは羡し―」 『国語通信』105昭43・4 小杉商一 「〈恋ふ〉と〈恋す〉と」 『東京外国語大論集』29昭54・3 134 ―らく 吉田金彦 「万葉のことばと文学(15)〈見らく〉〈恋ふらく〉」 『短歌研究』34-11昭52・11 佐竹昭広 『万葉集抜書』 昭55・5岩波書店 134 こう こふ 請・乞 三保忠夫 「高山寺本古往来の第六状について―古文書における〈乞也〉〈悉之〉の考察」 弘前大『文経論叢文学Ⅰ』15-1昭55・3 三保忠夫 「古文書・古往来における〈請〉について」 『鎌倉時代語研究4』昭56・4武蔵野書院 135 こう かう 斯 副詞 柳田国男 『国語の将来』 昭14・9創元社=『定本柳田国男集19』昭38・2 河内章 「副詞〈かう〉についての小考」 『国語学論集1(名古屋)』昭53・3笠間書院 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 135 ごう ごふ 業 石田瑞麿 『仏教のことば放送ライブラリー23』 昭53・10日本放送出版協会 135 こういう 連体詞 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 135 こうえん 公演 文化庁国語課編 『ことばシリーズ15その他の問題―上演と公演』 昭56・4 135 こうおつにん 甲乙人 笠松宏至 「日本文化史の窓20」 『月刊百科』225昭56・7 135 こうが 甲賀 藪司郎 「甲賀のいわれ」 『言語生活』157昭39・10 135 こうがい 公害 穴居人 「文化ジャーナル・ことば〈公害〉の意味」 『朝日ジャーナル』昭45・2・15 甲田善生 「〈公害〉とは何か―日本語の熟語法則から」 『言語生活』263昭48・8 竹内好徳 『ことば随想』 昭49・8海峡の会 柄沢衛 「〈家畜公害〉から〈低周波公害〉へ―〈公害を表わすことば〉1970年代の実態と考察」 『石巻高等学校理科研究紀要』5昭55・3 柄沢衛 「公害を表わすことば(6)〈カラオケ公害〉から〈博覧会公害〉へ」 『日本語』21-1昭56・1 135 こうけ かうけ 高家 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 135 こうげ かうげ 地名 柳田国男 『地名の研究』 昭11・1古今書院=『定本柳田国男集20』昭37・8 135 ごうけ がうげ 豪家 佐藤喜代治 「漢語存疑」 『山田孝雄追憶史学語学論文集』昭37・11宝文館 135 こうけい 光景 国広哲弥編 『ことばの意味3』 昭57・5平凡社 135 こうげん 考限 野村忠夫 「官人制上の二、三の用語について―考限・選限・外散位・入色―」 『岐阜大学研究報告』14昭41・3 135 こうげん 高原 新村出 『新村出全集4』 昭46・9筑摩書房 135 こうげん 興言 →きょうげん(興言) 135 こうご 口語 古田東朔 「〈口語〉ということば」 『香椎潟』27昭57・3 135 ごうご がふご 合期 佐藤喜代治 『日本文章史の研究』 昭41・10明治書院 135 こうこう 口腔 丸野不二男 「〈口こう〉か〈口くう〉か」 『新聞研究』73昭32・8 135 こうこう 孝行 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 135 こうさんめつぎょう 興産滅業 「一流社員が知らぬと恥をかく今度の最重要新語50―〈興産滅業〉から〈クローン人間〉まで現代を解くキーワードを厳選」 『週刊現代』昭45・10・22 135 こうし・こうじ 子牛 『日本語の歴史5』 昭39・11平凡社 国立国語研究所 『日本言語地図5』 昭47・9 135 こうじ こうぢ 小路 『日本語の歴史5』 昭39・11平凡社 135 こうじ 麹 安達巌 『日本食物文化の起源』 昭56・5自由国民社 135 こうじ かうじ 勘事 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 135 こうじがくれ 小路隠 『中世法制史料集3』補注 昭40・8岩波書店 135 こうしき 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 135 こうして 副詞・接続詞 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 135 ゴージャス 南伸坊 「リレー連載新外来語和解(4)ゴージャス」 『翻訳の世界』7-1昭57・1 135 こうじょ 黄女 伊原昭 「緑児と黄女」 『武蔵野文学』17昭45 135 こうじょう かうじやう 向上 橋本進吉 『キリシタン教義の研究』 昭36・3岩波書店 鈴木修次 『漢語と日本人』 昭53・9みすず書房 135 こうじょう 栲縄 →たくなわ 135 ごうじょう 強盛・強情 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 135 こうす 小臼 橘純一 「大臼と小臼」 『国語と国文学』25-7昭23・7 135 こうた 買 柴田武 「言語からみた日本の地域区分―〈買った〉と〈買うた〉と〈買あた〉」 『地理』7-6昭37古今書院 136 こうたん かうたん 降誕 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 136 こうち 拘置 「愛用された〈拘置〉―三つの新法律用語四月の集計」 『ことば』昭29・5 136 こうちゃ 紅茶 川本茂雄 『ことばの色彩』 昭53・3岩波書店 136 こうてい 抗抵 鈴木丹士郎 「〈抵抗〉と〈抗抵〉」 『国語語彙史の研究2』昭56・5和泉書院 136 こうてい 皇帝 淮陰生 「Queenの訳語が〈皇帝〉であった話」 『図書』250昭45・6 136 ごうてい 豪邸 見坊豪紀 『ことばの海をゆく』 昭51・11朝日新聞社 136 ごうてき 強的 半沢洋子 ⑩ 136 こうどう・こうとう 公道 森田武 『天草版平家物語難語句解の研究』 昭51・3清文堂 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 136 こうのもの 香物 蜂谷清人 ⑤ 136 こうふく 幸福 中村邦夫 ⑩ 136 こうべ かうべ 首・頭 柳田征司 「室町時代における口語語彙と文語語彙―アタマ・カシラ・カウベについて」 『国語と国文学』49-11昭47・11 宮地敦子 「身体語彙の変化―〈かうべ〉〈かしら〉〈あたま〉〈なづき〉など」 『国語学』94昭48・9=『身心語彙の史的研究』昭54・11明治書院 136 こうま 子馬 国立国語研究所 『日本言語地図5』 昭47・9 136 こうみょう 高名・功名 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 136 こうもり 蝙蝠 前田富祺 「蝙蝠の語史」 『日本文学ノート』3昭43・2 藤原明 蝶(蛾・蚕・蝙蝠・凧)考―系統論及び方言学的研究」 『国語学会昭和49年秋季大会発表要旨』昭49・11 136 ごうら・ごうろ 強羅 柳田国男 『地名の研究』 昭11・1古今書院=『定本柳田国男集20』昭37・8 136 こうらい 柳田国男 『方言覚書』 昭17・5創元社=『定本柳田国男集18』昭38・8 136 こうらん 勾欄・高欄 佐藤喜代治 「漢語存疑」 『山田孝雄追憶史学語学論文集』昭37・11宝文館 136 こうりゅう 土岐善麿 「コウリュウ」 『言語生活』31昭29・4 136 こうりょう くわうりやう 荒涼 佐藤喜代治 『日本文章史の研究』 昭41・10明治書院 136 ―する 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究』 昭37・9風間書房 136 こうるうちにも こふるうちにも 恋中爾毛 津之地直一 「〈恋中爾毛〉訓義攷」 『美夫君志』20昭51・7 136 ごうろぎ 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 136 こうろぎばし 柳田国男 「橋の名と伝説」 『定本柳田国男集5』昭37・9 136 こうろん・くちろん 口論 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 136 こえ こゑ 声 馬田義雄 「万葉集訓詁一題―〈声〉と〈音〉」 『和歌山大学芸学部人文科学紀要』昭28・3 河野亮 「コウ・コエ・ホウ・ホエ」 『言語生活』73昭32・10 川上蓁 「声をめぐる表現」 『言語生活』158昭39・11 安達隆一 「音的現象を表わす語彙の意味構造―〈オト〉〈ネ〉〈コエ〉〈ヒビキ〉〈シラベ〉について」 『日本語学試論』1昭49・7 望月郁子 「ネ・コヱ・オト小考」 『静岡大教養部研究報告人文』15昭55・3 安部清哉 ⑩ 136 ―ごえ ごゑ 声 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 136 こえまつ 柳田国男 『火の昔』 昭19・8実業之日本社=『定本柳田国男集21』昭37・12 136 こえる・こゆ 越・超 浜田敦 「〈蹴る〉と〈越ゆ〉」 『国語と国文学』26-8昭24・8 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 半沢洋子 「場所の移動を表わす動詞の意味分析―〈越える〉と〈渡る〉について」 『国語学研究』17昭52・12 国広哲弥編 『ことばの意味3』 昭57・5平凡社 136 コーチャー 三宅鴻 『外来語のずれ(10)~(12)完」 『英語青年』116-13~15昭46・1~3 136 こおとこ 小男 小池清治 「〈小男〉〈ひき人〉と〈一寸法師〉―古奈良絵本・御伽草子の語彙」 『フェリス女学院大紀要』11昭51・4 137 コーヒー 珈琲 川本茂雄 『ことばの色彩』 昭53・3岩波書店 木村由利子 「リレー連載新外来語和解(10)コーヒー」 『翻訳の世界』7-7昭57・7 137 こおり こほり 氷 田中正行 「熊本県に於ける氷・氷柱・旋風の方言分布」 『方言』4-4昭9・4 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集19』昭38・2 河原宏 「こおり・つらら・しもばしらの方言」 『信濃』18-7昭41・7 日下部文夫 「沖縄北部方言アクセント調査語彙について―〈水〉と〈氷〉」 『言語研究』52昭43・1 畠山久尚 「氷の方言覚書」 『二松学舎大学論集』42昭43・3 柴田武 『言語地理学の方法』 昭44・8筑摩書房 永瀬治郎 「雪氷と氷の語彙体系」 『国語学研究』11昭47・9 国立国語研究所 『日本言語地図6』 昭49・3 137 ―のようなるかたな ―のやうなるかたな ―刀 小林忠雄 「〈氷のやうなる刀〉小論」 『解釈』5-10昭34・10 137 こおり 郡 千田稔 「古代大和国郡家址についての地名学的考察―〈コオリ〉〈ダイリョウ〉および〈ミヤケ〉地名」 『地名学研究』昭47・3 137 こおる 凍 国立国語研究所 『日本言語地図2』 昭42・3 佐藤亨 「〈凍る〉の類義語の歴史」 『言語生活』224昭45・5=『近世語彙の歴史的研究』昭55・10桜楓社 佐藤亮一 「方言の分布〈(手ぬぐいが)凍る・(水が)凍る〉―並行的分布の解釈」 徳川宗賢編『日本の方言地図』昭54・3中央公論社 →いてる 137 コール・コーヒー 岩下裕一 「こおる・こおひいの話」 『昭和学院国語国文』11昭53・3 137 こおろぎ 蟋蟀 橘純一 「〈キリギリス〉と〈コホロギ〉」 『国語と国文学』12-2昭10・2 真田信治 「現代方言における〈こおろぎ〉と〈きりぎりす〉」 『金沢大語学文学研究』11昭56・10 半沢敏郎 「あそび歳時記―虫選(むしえらみ) (1)蟋蟀の称呼」 『言語』11-9昭57・9 馬瀬良雄 ⑧ 137 こおろこおろ こをろこをろ 西本妙 「古事記の〈許袁呂許袁呂〉について」 『高知女子大国文』11昭50・12 137 こか 胡笳 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 137 ごか 五菓 島田勇雄 「食物儀礼史における〈菓子〉〈五菓〉について」 『解釈』23-8昭52・8 137 こかけおしふみし こかけをしふみし 平井孝一 「〈こかけをしふみし〉の一解釈」 『表現研究』14昭46・9 137 コカ・コーラ 川本茂雄 『ことばの色彩』 昭53・3岩波書店 137 こがたな 小刀 「〈頭〉〈小刀〉〈シャベル〉の方言」 『山形方言』3昭30 137 ごがつせっく 五月節句 竹田旦 「五月節句」 『民間伝承』15-5昭26・5 137 こがねぐさ 黄金草 中平解 「コガネグサ」 『民間伝承』20-6昭31・6 137 こがるい 小軽 大塚光信 『キリシタン版エソポ物語』補注 昭46・3角川文庫 137 ごき 柳田国男 『方言覚書』 昭17・5創元社=『定本柳田国男集18』昭38・8 137 ごき 御器 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 137 ごきげん 御機嫌 小田切秀雄 「皇太子の〈御機げん〉(新聞)」 『言語生活』26昭28・11 137 こきし 桜井茂治 「〈居気辞(こきし)〉〈阿理嗚(ありを)〉考―アクセントからみた語義の解釈」 『国学院雑誌』61-11昭35・11 137 ごきぶり 川名興 「千葉県のゴキブリの方言」 『千葉生物誌』26-2昭52 137 こきまぜる・こきまず 扱混 中西健治 「〈こきまず〉〈かきまず〉考」 『平安文学研究』56昭51・10 137 こきょう 故郷・古京 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 桐原徳重 「『夜明け前』の〈ふるさと〉〈故郷〉について」 『常葉女短大紀要』6昭49・3 大野峻 「古京と故郷について」 『湘南文学』10昭51・3 137 こく 告 古賀精一 「古事記の告字について」 『島根大学論集』16昭41・12 日吉盛幸 「万葉集〈告〉字考(下)」 大東文化大『日本文学研究』15昭51・1 138 こく 土屋長一郎 「まくれる・だらじ・こく―出雲の民話から」 『伝承』2昭34・5 138 ごく 副詞 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 138 こくえん 国遠 佐藤鶴吉 「西鶴近松用語雑考(3)」 『国語国文の研究』9昭2・6 138 こくご 国語 『日本語の歴史6』 昭40・5平凡社 古田東朔 「〈国語〉という語」 『解釈』15-7昭44・7 かめいたかし 「〈こくご〉とはいかなることばなりや」 『国語と国文学』47-10昭45・10 138 こくさい 国際 安藤昭一 「学際・国際・人際」 『英語教育』29-8昭55・10大修館 138 ―ほう 法 広田栄太郎 『近代訳語考』 昭44・8東京堂 138 こくしびょう 黒死病 槌田満文 「明治ことば誌」 『国文学解釈と教材の研究』25-10昭55・8 138 こくぞうむし 穀象虫 日本常民文化研究所 『日本常民生活資料叢書14中部篇2』 昭48・9三一書房 広戸惇 「言語地理学と国語史の接点―中国地方の紙魚・穀象虫・螻蛅を例として」 『国語学』119昭54・12 138 こくたい 国体 渡部萬蔵 『現行法律語の史的考察』 昭5・12萬里閣書房 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 138 こくどのしゅうりこせい 国土修理固成 倉野憲司 「国土の修理固成―古事記上巻註釈(5)」 『国文学解釈と鑑賞』18-11昭28・11 138 こぐなり 滂動 佐竹昭広 『万葉集抜書』 昭55・5岩波書店 138 こくび 小首 手塚昇 「〈小兵という条〉卑見」 『国語解釈』1-11昭11・12 138 こくぶんげいがく 国文芸学 内野吾郎 「国文学名義考―和学から国文芸学へ」 『日本文学論究』34昭49・11 138 こくれん 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 138 ごくろうさま 御苦労様 中田祝夫 「〈御苦労さま〉と〈御世話さま〉」 『言語生活』170昭40・11 138 こけ 柳田国男 『少年と国語』 昭32・7創元社=『定本柳田国男集20』昭37・8 138 こけ 真田信治 「標準語の地理的背景―うろこ(鱗)」 徳川宗賢編『日本の方言地図』昭54・3中央公論社 138 こけ 苔 小林好日 『方言語彙学的研究』 昭52・11岩波書店 138 ごけ 後家 高木豊 「中世の妻女と後家と後家尼」 『月刊百科』240昭57・10 138 こげくさい 焦臭 国立国語研究所 『日本言語地図1』 昭42・4 『日本語の歴史別巻』 昭41・6平凡社 柴田武 『方言の世界―ことばの生まれるところ』 昭53・1平凡社 ひろしまみんぞくの会 「〈きなくさい〉と〈こげくさい〉(つづき)」 『フォクロアひろしま』3昭53・7 138 こけこっこー 擬声語 柴田武 『言語地理学の方法』 昭44・8筑摩書房 水谷修 「コケコッコーの言語学」 『言語生活』278昭49・11 138 こけざる ―猿 福島邦道 「こけ猿考」 『未定稿』6昭34 138 こげつく 焦付 『日本語の歴史別巻』 昭41・6平凡社 柴田武 『方言の世界―ことばの生まれるところ』 昭53・1平凡社 138 こけらおとし 柿落・鱗落 「ことばの百科〈始まる〉考」 『放送文化』35-4昭55・4 138 こける・あたける・まくれる 柳田国男 「国語史論」 『定本柳田国男集29』昭39・5 138 こげる 焦 柴田武編 『ことばの意味1』 昭51・9平凡社 138 ここ 此処・此所 指示代名詞 野入逸彦 「Hier・dort・daと〈ここ・そこ・あそこ〉」 大阪市立大『人文研究』31・3昭54・10 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 138 ごご・ごごしょう・ごごろっこ 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 138 ここいら 此処 指示代名詞 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 139 こごえる・こごゆ 凍 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 139 ごこく 後刻 蜂谷清人 ⑩ 139 ここここと 此処此処 小林忠雄 「〈そこに〉〈ここここと〉の解」 『国語研究』32昭34・7白楊社 139 ここせ・ここしえする 柳田国男 『国語史新語篇』 昭11・12刀江書院=『定本柳田国男集18』昭38・8 139 ここだ 幾許 石田春昭 「ココダ考」 『国語研究(仙台)』2-12昭9・12 三吉陽 「〈ココダ〉私考」 『愛媛国文研究』5昭31・3 尾崎知光 「〈ここだ〉〈ここら〉・〈そこば〉〈そこら〉などについて」 愛知県立女子大・短大『紀要』11昭36・1 139 ここち 心地 吉沢義則 『源語釈泉』 昭25・7誠和書院=『増補源語釈泉』昭48・5臨川書店 139 こごと 森本治吉 「東語と云はるゝ〈こごと〉について」 『アラヽギ』21-7昭3・7 139 ごことんぼ・なんこび 柳田国男 『こども風土記』 昭17・2朝日新聞社=『定本柳田国男集21』昭37・12 139 ここに 前田博 「〈橋姫〉の巻における解釈上の問題点―〈ここにかく参ることは〉の〈ここに〉をめぐって」 『解釈』14-10昭43・10 139 ここのところ 此処所 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 139 こごむ 下野雅昭 ⑩ 139 ここら 此処 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 139 ここら 幾許 吉沢義則 『源語釈泉』 昭25・7誠和書院=『増補源語釈泉』昭48・5臨川書店 尾崎知光 「〈ここだ〉〈ここら〉・〈そこば〉〈そこら〉などについて」 愛知県立女子大・短大『紀要』11昭36・1 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 139 ここらへん 此処辺 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 139 こごる 凍 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 139 こころ 心 新村出 『東亜語源志』 『新村出全集4』昭46・9筑摩書房 鴻巣隼雄 「解釈の一側面から見た万葉集の言」 『国語と国文学』23-1昭21・1 宮良当壮 「心の原義をめぐって」 『心』7-3昭29・3 宮城文雄 「物語の文体(2)〈こと〉〈さま〉〈こころ〉を序説風に」 『徳島大学学芸紀要』11昭37・3 松本金寿 「心の語源」 『教育心理』10-4昭37・4 佐竹昭広 「意味変化について―〈ことば〉と〈こころ〉」 『言語生活』204昭43・9 東節夫 「古語〈こころ〉の解釈」 『防衛大学校紀要』24昭47・3 山中襄太 「〈こころ〉の語源を探る(上)」 『日本語』13-6昭48・7 工楽英司 「甲骨文字雑考(2)」 『東海大紀要教養学部』6昭50・7 宮地敦子 「〈こころ〉から〈心臓〉へ―身体語彙の変化」 『国語学』104昭51・3 荒川さち子 「琉歌における〈肝〉と〈心〉」 『沖縄文化』45昭51・8 森重敏 「心(ココロ)の語源」 『国語国文』46-5昭52・5 大友浩 「〈心〉と〈心情〉―パスカルのcoeurの訳語の問題」 『北海道大学外国語外国文学研究』25昭54 宮地敦子 『身心語彙の史的研究』 昭54・11明治書院 佐竹昭広 『万葉集抜書』 昭55・5岩波書店 松浦照子 「平安女流文学における属性複合形容詞〈心―〉の諸相」 『国語学研究』20昭55・12 松浦照子 「複合形容詞〈うら―〉〈こころ―〉〈もの―〉〈なま―〉の形成―平安女流文学における」 『山形女子短大紀要』13昭56・3 津之地直一 「万葉集の〈こころ〉攷」 『愛知大学文学論叢』67昭56・7 139 ―にのる 乗 北住敏夫 「万葉集における心情表現の特性―〈心に乗る〉〈乗りし心〉といういい方について」 『万葉』7昭28・4 139 ―のうち・―のなか 中 日野資純 「〈心ノウチ〉から〈心ノナカ〉へ―基礎語研究の一視点」 『佐藤茂教授退官記念論集国語学』昭55・10桜楓社 139 ―のおろ 緒 森脇一夫 「〈心の緒ろ〉と〈言緒ろ〉」 日大『語文』37昭47・3 139 こころあてに 森下幸男 「〈心あてに〉考」 『日本文学研究』2昭32・12 139 こころうし 心憂 山崎良幸 『源氏物語の語義の研究』 昭53・6風間書房 140 こころぎも 心肝 曾田文雄 「〈心肝〉〈肝心〉小考」 『滋賀大国文』1昭39・2 140 こころぐし 心― 森本治吉 「万葉美の〈心ぐし〉〈めぐし〉私解」 『国語と国文学』8-6昭6・6 140 こころぐるしい・こころぐるし 心苦 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 山崎良幸 「〈いとほし〉〈心苦し〉の意義について」 『高知女子大国文』6昭45・7 尾崎知光 「〈心苦し〉の意味について―源氏物語の用例を検討して」 『愛知県立大学文学部論集国文』23昭47・12 山崎良幸 『源氏物語の語義の研究』 昭53・6風間書房 中川正美 「源氏物語における〈いとほし〉と〈心苦し〉」 『国語語彙史の研究1』昭55・5和泉書院 140 こころざし 志 前田俊彦 「ことばの小径〈志〉と〈野心〉のちがい」 『朝日ジャーナル』昭55・6 140 こころしらう こころしらふ 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 140 こころたかし 心高 石川徹 「平安文学語彙考証(その五)」 『平安文学研究』21昭33・6 140 こころづよさ 心強 松村誠一 「浮舟―〈らうたさ〉と〈心強さ〉」 『成蹊国文』1昭43・1 140 こころど 心利 山口佳紀 「〈情神(ココロド)〉考」 『聖心女子大学論叢』35昭45・6 140 こころない・こころなし 心無 若山明子 「枕草子〈はづかしきもの〉段の解釈〈心なき〉をめぐって」 『文学・語学』78昭52・6 140 こころなおし こゝろなをし 心直 形容詞 上岡勇司 「今昔物語研究―心の問題からの一視点(2)」 『語学文学』15昭52・3 140 こころなぐさ 心慰 小野寛 「〈こころなぐさに〉考」 『国語国文論集』3昭49・2 140 こころにくい・こころにくし 心憎 大野晋 『日本語の年輪』 昭41・5新潮文庫 140 こころばえ こころばへ 心意 築島裕 『平安時代の漢文訓読語につきての研究』 昭38・3東京大学出版会 吉沢義則 『増補源語釈泉』 昭48・5臨川書店 渡辺実 ① 140 こころばせ 心馳 吉沢義則 『増補源語釈泉』 昭48・5臨川書店 石川徹 「こころばせ」 『国文学解釈と鑑賞』24-12昭24・12 140 こころふかし 心深 宮城文雄 「〈心深し〉の語義について―源氏物語の用例を中心に」 『徳島大学学芸紀要』4昭30・2 140 こころぼそい・こころぼそし 心細 石田肇 「〈心ぼそくすみなしたる庵あり〉―徒然草私注(第十・十一段)」 『滋賀県高校国語教育研究会会誌』42昭43・3 西村加代子 「悲哀美としての〈心細し〉―平安後期の和歌を中心に」 神戸大『国文学研究ノート』1昭47・12 日淵寿子 「更級日記〈心細し〉の一面」 『国文鶴見』8昭48・3 140 こころぼち 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 140 こころみる 試 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 140 こころもち 心持 松井栄一 「〈心持〉と〈気持〉」 『武蔵大人文学会雑誌』13-4昭57・3 140 こころもとない・こころもとなし 心許無 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 140 こころよせる・こころよす 心寄 黒川光 「〈心寄せてむ〉と〈心寄せなむ〉―『貝あはせ』の中の二つの歌」 『解釈』16-5昭45・5 140 ここんちょもんじゅう 古今著聞集 福田益和 「古今著聞集小考―名義をめぐって」 九州大『語文研究』37昭49・8 140 こさ 胡沙 金田一京助 『日本文学論纂』 昭7・6明治書院 140 ござ 御座 小林賢次 「〈ござない〉と〈ござらぬ〉について―その消長と待遇法」 『言語と文芸』74昭46・1 佐々木峻 「大蔵流古狂言における待遇表現法の研究―〈御座有る〉〈御座る〉併存の問題」 『広島大学文学部紀要』30昭46・3 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 安田章 ④ 141 こざね 穀実 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 141 こざはし 粉醂 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 141 ござりんす 真下三郎 『婦人語の研究』 昭44・2東京堂 141 こざる 柳田国男 『国語史新語篇』 昭11・12刀江書院=『定本柳田国男集18』昭38・8 141 ござる・ございます 御座 補助動詞 巌佐正美 「〈ござる〉の否定形について」 『三重大学教育研究所研究紀要』2昭25・3 山本和子 「室町時代の敬語―〈ござる〉〈おじゃる〉〈おりやる〉について」 東京女子大『日本文学』4昭30・1 真下三郎 「近松とござりんす」 『国文学攷』21昭34・7 神部宏泰 「隠岐島五箇方言の〈ござる〉について」 『国文学攷』22昭34・11 岸田武夫 「近世語の系譜(二)―ゴザリマス・ゴザリヤスの系譜」 京都学芸大『学報』16昭35・3 山崎久之 『国語待遇表現体系の研究』 昭38・4武蔵野書院 『日本語の歴史4・5』 昭39・711平凡社 稲垣史生 「ことばはいきている〈ござる〉言葉考―テレビ時代劇におけるひとつの問題」 『放送文化』24-9昭44・9 蜂谷清人 「〈おりゃる〉から〈ござる〉へ―歌謡のことばの変遷に関する一考察」 『国語学研究』9昭44・10 藤原与一 「〈ゴザル〉という尊敬法動詞」 『方言研究年報』13昭45・11 小林賢次 「〈ござない〉と〈ござらぬ〉について―その消長と待遇法」 『言語と文芸』74昭46・1 佐々木峻 「大蔵流古狂言における待遇表現法の研究―〈御座有る〉〈御座る〉併存の問題」 『広島大学文学部紀要』30昭46・3 種友明 「補助動詞〈ございます〉の敬意について」 『別府大国語国文学』17昭50・12 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 新山茂樹 「ギュツラフ訳聖書『約翰福音之伝』『約翰上中下書』の文体について―ゴザル体再考・ゴザルの用法をめぐって」 『鶴見大学紀要』7-1昭55・3 小林賢次 「版本狂言記におけるゴザル・オリャル・オヂャルとその否定表現形式」 『近代語研究』6昭55・5武蔵野書院 宮地幸一 『ます源流考』 昭55・7桜楓社 安田章 ④ 141 ごさん 御産 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 141 ごさん・ごっさん 御所様 柳田国男 『毎日の言葉』 昭21・7創元社=『定本柳田国男集19』昭38・2 141 ごさんなれ・ござんなれ 句 岩淵悦太郎 「ごさんなれ」 『国語と国文学』9-8昭7・8=『国語史論集』昭52・10筑摩書房 武田孝 「〈ごさんなれ〉考」 『解釈』18-7昭47・7=『古典語・古典教育論考』昭56・9教育出版センター 141 こし 麹 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 141 こし 来 武田孝 「〈こし〉と〈きし〉―〈来し〉〈来しか〉のよみ方」 『解釈』15-7昭44・7 141 ごし 越 接尾語 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 141 こしかた 来方 小池清治 「〈来(き)し方〉と〈来(こ)し方〉」 『言語と文芸』11-2昭44・3 141 こじき 乞食 小林好日 『方言語彙学的研究』 昭25・11岩波書店 酒井貞三 「乞食者詠考」 『国語と国文学』36-8昭34・8 岡野信子 「瀬戸内海域における方言事象の分布およびその解釈について」 『方言研究年報』8昭41・3 久米常民 「万葉集巻十三と〈乞食〉者」 『国語と国文学』53-11昭51・11 141 こしきゆかしい 古式床 大石初太郎 「文章時評(3)〈古式ゆかしい〉〈ことほどさように〉など」 『言語生活』358昭56・10 141 ごしたい 方言 向山雅重 「信州―ゴシタイ」 『言語生活』71昭32・8 141 ごじぶん 御自分 遠藤好英 ⑩ 141 こしょう 胡床・呉床 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 141 こしょう 胡椒 柳田国男 『方言覚書』 昭17・5創元社=『定本柳田国男集18』昭38・8 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 141 こしょう 蜻蛉 柳田国男 『少年と国語』 昭32・7創元社=『定本柳田国男集20』昭37・8 142 こしょう 故障 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 柏野健次 「〈故障中〉の意味論―造語意識とアスペクト」 『大阪樟蔭女子大論集』16昭54・3 142 こじょろ 梟 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 142 こしめす 亀井孝 「敬語〈こしめす〉について」 『国語と国文学』12-11昭10・11 142 こしらえる 拵 斎木一馬 「国語資料としての古記録の研究―近世初期記録語の例解」 『仏教史研究』3昭43・11 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 142 こじん 個人 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 佐藤喜代治 「〈個人〉という語」 『日本国語大辞典ことばのまど』7昭49・1 斎藤毅 『明治のことば』 昭52・11講談社 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 柳父章 『翻訳語成立事情』 昭57・4岩波書店 遠藤好英 ⑩ 142 ―こじん 個人個人 遠藤好英 ⑩ 142 ごしんぞう 御新造 進藤咲子 ⑥ 142 こす 越 大岩正仲 「藤原宮之役民作歌の〈持越流〉」 『文学』9-12昭16・12 木下正俊 「〈来す〉と〈越す〉」 『万葉』23昭32・4 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 国広哲弥編 『ことばの意味3』 昭57・5平凡社 142 こす 助動詞 後藤和彦 「上代語〈こせ〉〈こす〉〈こそ〉について」 『都大論究』11昭48・3 吉田金彦 『上代語助動詞の史的研究』 昭48・3明治書院 142 こすき 『中世法制史料集3』補注 昭40・8岩波書店 142 こする 擦 柴田武編 『ことばの意味1』 昭51・9平凡社 石井竜治 「特集・類義語の意味論的研究なでる・さする・こする」 『日本語研究』5昭57・12 142 こせい 個性 中村保男 「類義語・多義語(18)」 『翻訳の世界』5-5昭55・5 142 ごぜん 御前 近藤政美 「平家物語平家正節本における〈御前〉の読み方について」 国学院大『国語研究』25昭43・3 榊原邦彦 「中古仮名作品における〈御前〉について」 『国語学会昭和51年秋季大会発表要旨』昭51・11 142 こそ 係助詞 安田喜代門 「国語法上の諸問題(其一)」 『国学院雑誌』30-34大13・34 安田喜代門 「初期近代語に於けるコソの係結」 『国学院雑誌』34-3昭3・3 山本善一 「係助詞の研究―主としてこそ・ぞ」 『国文学論究』3昭11・7 朝山信弥 「希求の助詞〈こそ〉の攷」 『国語国文』7-6昭12・6 宮本喜一郎 「〈清明己曾〉の己曾」 『国語国文』7-11昭12・11 柳田国男 『国語の将来』 昭14・9創元社=『定本柳田国男集19』昭38・2 小久保崇明 「係助詞〈こそ〉〈ぞ〉の強弱について」 『解釈』2-5昭31・5 大野晋 「日本古典文法(四)~(十)―その一〈コソ〉の係り結び(四)~(十)」 『国文学解釈と鑑賞』21-5691112、22-23昭31・5691112、32・23 林和比古 「〈こそ〉と已然形―枕草子跋文考補遺」 『語文』19昭32・9 小久保崇明 「八代集よりみた係助詞〈こそ〉〈ぞ〉の強弱について」 『解釈』3-11昭32・11 Miyake Takeo 「〈が〉と〈こそ〉」 『実践国語』19-210昭33・4 白石大二 「係助詞―は・も・こそ・ぞ・なん・や・か」 『国文学解釈と鑑賞』23-4昭33・4 越智明子 「雨月物語に於ける副助詞〈ぞ〉〈こそ〉の位置」 東京女子大『日本文学』11昭33・11 土部弘 「〈こそ〉を含む二つの文型(1)」 『学大国文』3昭35・2 中山崇 「源氏物語における〈こその結ビナシ〉について」 『国学院雑誌』61-7昭35・7 蔵野嗣久 「中世初期の強調表現に関する考察―〈こそ〉の用法を中心として」 『国文学攷』25昭36・6 『日本語の歴史1』 昭38・9平凡社 麻生耕三 「〈こそ〉の論理性―古今集〈ぞ〉〈こそ〉を比較して」 『愛媛国文研究』13昭38・12 『日本語の歴史4』 昭39・7平凡社 酒井秀夫 「万葉集の〈こそ〉(2)―文中の〈こそ〉」 『金城学院大学論集』8-8昭39・8 『日本語の歴史5』 昭39・11平凡社 山口明穂 「十三代集における係助詞〈こそ〉の用法」 『国語国文学報』19昭40・11 前川漸 「助詞〈こそ〉の特異な用法について」 『三重県方言』21昭41・6 成木幸彦 「係助詞〈こそ〉の結びについて―浜松中納言物語・夜の寝覚・狭衣物語を中心に」 『国語国文学報』20昭41・12 岡村和江 「係助詞こそ〈古典語・現代語〉」 『国文学解釈と教材の研究』12-2昭42・1 中村雅子 「係り〈こそ〉の呼応意識―天草版ローマ字本を中心として」 『国文目白』6昭42・2 蔵野嗣久 「古今著聞集の係助詞〈ぞ〉〈なむ〉〈こそ〉について」 『安田女子大学紀要』2昭43・12 田中喜美春 「係助詞〈こそ〉の生成と形容詞連体形の発達」 『月刊文法』2-1昭44・11 蔵野嗣久 「沙石集の係助詞〈ぞ〉〈なむ〉〈こそ〉について」 安田女子大『国語国文論集』1昭45・6 外山映次 「係助詞ぞ・なむ・こそ・や(やは・やも)・か(かは・かも)」 『国文学解釈と鑑賞』35-13昭45・11 遠藤和夫 「上代文献にみえる〈コソ已然形〉の係結びと已然形終止の文」 『和洋女子大学紀要』15昭46・2 木村健 「徒然草における係助詞〈こそ〉・〈ぞ〉の偏在について」 『中央大学国文』14昭46・2 佐伯哲夫 「係り結びの生態―こそ」 『月刊文法』3-5昭46・3 山田暁子 「〈コソ…已然形〉における呼応意識の変遷」 『成蹊国文』4昭46・3 蔵野嗣久 「愚管抄の係助詞〈ぞ〉〈なむ〉〈こそ〉について」 安田女子大『国語国文論集』2昭46・6 木村晟 「洞門カナ抄用例集(1)―巨海代抄の慣用表現〈こそ…よ〉について」 『駒沢短大国文』3昭48・3 菅原美枝子・須田幸子 「平家物語の会話文における係助詞〈ぞ〉〈こそ〉の用法について」 『国文鶴見』8昭48・3 田淵和子 「源氏物語における係助詞〈ぞ〉と〈こそ〉について」 『高知女子大国文』9昭48・6 九嶋洋子 「和歌〈こそ〉接続考―万葉集及び八代集を資料として」 『国文目白』13昭49・2 井上章 「〈浪ばかりこそ寄ると見えしか〉考―中世におけるコソ係結法の一側面」 『佐藤喜代治教授退官記念国語学論集』昭51・6桜楓社 佐伯哲夫 『語順と文法』 昭51・12関西大学出版部 清藤園子 「抄物に現われたコソとその結び―中華若木詩抄を資料として」 『国文目白』17昭53・2 安田章 「コソの拘束力」 『国語国文』49-11昭55・1 大野晋・丸谷才一 「対談和歌は日本語で作る(7)―〈こそ〉の移り変り」 『日本語の世界5月報』昭56・4中央公論社 伊牟田経久 「ゾ・ナム・コソの差異―蜻蛉日記を中心に」 『馬淵和夫博士退官記念国語学論集』昭56・7大修館 斉藤由美子 「現代口語〈こそ〉」 『古典と民俗』13昭57・3 142 ―ありぬれ 有 滋野雅民 「今昔物語集にみられる〈コソ有ヌレ〉について」 『中田祝夫博士功績記念国語学論集』昭54・2勉誠社 142 ―あれ 江口正弘 「〈こそあれ〉考―文型と意味」 『国語学』55昭38・12 143 こそ 終助詞 富田大同 「終助詞コソについて―嘉禄本古語拾遺から」 『国語と国文学』54-3昭52・3 富田大同 「中ごろの終助詞コソ」 蛭沼寿雄他編『本位田重美先生定年退官記念論文集地域と文化』昭52・3 富田大同 「源氏物語の終助詞〈コソ〉」 『明石工業高専研究紀要』21昭54・1 143 こそあど 佐久間鼎 『現代日本語の表現と語法』 昭11・5厚生閣 三宅武郎 「問答の二重構造―日本における指詞(コソア)の用法について」 国学院大『国語研究』5昭31・10 鈴木勁介 「社会と言語についての覚書(1)~(3)コソアド試論」 『未来』97~99昭49・10~12 高橋太郎 「ことばの相談室コソアドの原理について」 『言語生活』280昭50・1 143 こぞう 小僧 池田弥三郎 「ことばのことばこぞう」 『言語』6-9昭52・9 池上秋彦 ⑪ 143 こそこそ 柳田国男 『毎日の言葉』 昭21・7創元社=『定本柳田国男集19』昭38・2 143 ごぞんじ 御存知 天沼寧 「ご(御)存じ:ご(御)存知」 『大妻国文』12昭56・3 天沼寧 「ことばの質問箱あて字について―〈ご存じ〉〈ご存知〉と〈仕事〉〈試合〉」 『言語生活』345昭55・9 143 こだいか 誇大家 室山敏昭 「中国地方方言における性向語彙の地域性―〈誇大家〉の意味分野について」 『国語史への道土井先生頌寿記念論文集上』昭56・6三省堂 144 こたう こたふ 答・応 吉原しげ子 「〈こたふ〉から〈いらふ〉へ」 『日本文学研究』昭25・3 144 こたえ 答・応 米川明彦 「コタヘとイラヘをめぐって」 『語文叢誌田中裕先生御退職記念論集』昭56・3 144 こだかい 小高 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 144 ごたち 御達 斎木泰孝 「〈ごたち〉について」 『中世文芸』42昭43・11 斎木泰孝 「落窪物語・宇津保物語の侍女たち上〈ごたち〉について」 安田女子大『国語国文論集』7昭52・8 榊原邦彦 『平安語彙論考』 昭57・11教育出版センター 144 こだに 小丹木 伊井春樹 「〈くだに〉と〈こだに〉源氏物語における語義変遷史の一断片」 『河』5昭48・6 144 ごたる 住田幾子 「九州・山口県地方の〈コト・ゴタル〉について」 『日本方言研究会第31回研究発表会発表原稿集』昭55・10日本方言研究会 144 ごだん 後段 『中世法制史料集3』補注 昭40・8岩波書店 144 こち 此方 山崎久之 『国語待遇表現体系の研究』 昭38・4武蔵野書院 144 こち 乞 片山武 「万葉集〈乞〉字について」 『愛知大学国文学』18・19昭54・3 144 こちごち 許知碁知 山田孝雄 「許知碁知の考」 『アララギ』22-10昭和4・10 144 こちごちし 形容詞 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 144 ごちそう 御馳走 →ちそう 144 こちなし 形容詞 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 144 ごちゅう 五虫 内柴御風 「五虫考」 『歌文』13-15 144 こちょう 胡蝶 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 144 こちょばす 江口文四郎 『新村のことば』 昭55・1やまがた散歩社 144 こちら 此方 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 144 こっか 国家 斯波六郎 「ことばの覚書―配給・百族・国家・行矣・仇」 『天地人』11昭29・7 原秀三郎 「日本国家史研究ノート(2)古代日本における国家の語義について」 『UP』45昭51・7 平林文雄 ⑩ 144 こつがら 骨柄 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 144 こっき 国旗 渡部萬蔵 『現行法律語の史的考察』 昭5・12萬里閣書房 144 こっけい 滑稽 岩淵悦太郎 『語源散策』 昭49・10毎日新聞社 144 ―な 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 144 こっち 此方 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 144 こっちょう 骨張 斎木一馬 「国語資料としての古記録の研究―記録語の例解―」 『国学院雑誌』55-2昭29・6 144 こって 特牛 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集19』昭38・2 山中襄太 「コッテ(特牛)キツネ(狐)ヘタ(犬)の語源試論」 『日本国語大辞典ことばのまど』15昭50・5 144 こっとり 柳田国男 『国語史新語篇』 昭11・12刀江書院=『定本柳田国男集18』昭38・8 144 コップ 竹崎雅之 「コップは〈再来語〉」 『日本語』17-3昭52・3 144 こつぶつ 己津物 →おきつもの 144 ごてい 御亭 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 144 ごてどく ―得 西尾寅弥 「〈相談室〉ごね得とごて得」 『言語生活』179昭41・8 144 こでんしんじょうさい 古伝新嘗祭 平井直房 「神道用語集(29)いづもこくさうのしんじゃうゑとこでんしんじゃうさい(出雲国造の新嘗会と古伝新嘗祭)」 『国学院大日本文化研究所紀要』41昭53・3 144 こと 言・事 橋本進吉 「〈ことさけば〉の〈こと〉と如の〈ごと〉」 『国語と国文学』17-10昭15・10 北条忠雄 「〈ことさけば〉〈ことならば〉の〈こと〉と〈ことは〉の考察」 『文化』8-3昭16・3 野村宗朔 「〈ことならば〉の〈こと〉」 『国語と国文学』18-7昭16・7 橋本進吉 「〈ことさけば〉の〈こと〉の語義について上・下」 『国語と国文学』18-1112昭16・1112 土居光知 『日本語の姿』 昭18・6改造社 橋本進吉 『上代語の研究』 昭26・10岩波書店 佐藤茂 「言(こと)と事(こと)」 『福井大学学芸学部紀要』6昭32・2 土井洋一 「抄物の一語法」 『国語国文』26-9和32・9 湊吉正 「現代語における〈こと〉の用法」 『東京教育大言語学論叢』2昭35・10 宮城文雄 「物語の文体(2)〈こと〉〈さま〉〈こころ〉を序説風に」 『徳島大学学芸紀要』11昭37・3 湊吉正 「〈こと〉の記述」 『日本のコトバ』9昭37・5 東辻保和 「源氏物語・枕草子における〈もの〉語彙・〈こと〉語彙―語彙研究の方法についての試論」 『国文学攷』39昭41・3 大野晋 『日本語の年輪』 昭41・5新潮文庫 佐治圭三 「形式名詞と準体助詞(1)―〈こと〉と〈の〉」 『日本語・日本文化』1昭44・6 船田逸夫 「モノとコト」 『言語生活』218昭44・11 湊吉正 「形式名詞論への一展望―〈こと〉の用法の記述を中心として」 『月刊文法』2-2昭44・12 大野晋 「古言雑考(2)こと・ことば・ことのは」 『学習院大文学部研究年報』18昭47・3 高橋俊三 「琉球方言の接続助詞〈こと〉〈もの〉について」 『国際大学国文学』4昭47・3 小笠原一 「〈又〉と〈まだ〉・〈事〉と〈来と〉―定家自筆本に関して」 『学芸国語国文学』8昭48・6 東辻保和 「平安時代の連語の意味・用法―物の様・事の様・物の紛れ・事の紛れ・物の初め・事の初め・物のついで・事のついで」 『河』5昭48・6 久野暲 『日本文法研究』 昭48・6大修館 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 山口登 「日本語の〈~ノ・コト〉についての序説―変形生成文法理論の観点から」 『福島大教育学部論集人文』25-2昭48・11 井上勇 「漢語和語―物と事について」 九州大谷短大『国語研究』3昭49・12 「日本語の〈コト〉と〈モノ〉と(竜)」 『朝日ジャーナル』昭50・6・6 中村芳子 「〈の〉と〈こと〉について」 『日本語教育研究』12昭50・12 江口智万 「上代における〈こと〉と〈もの〉―万葉集の〈ことあげ〉」 『薩摩路』20昭51・3 石沢弘子 「日本語教育から〈こと〉と〈の〉」 『研修』181昭51・3 木坂基 「近代文章における〈こと〉表現・〈もの〉表現」 『国語学』105昭51・6 Haraguchi, Gujō 「On imperative kotophrases in Japanese」 『Descriptive and Applied Linguistics』9昭51・7 福田真久 「万葉集における〈言〉の分析(承前)完―言語次元説の立場よりみた言語生活」 『東横国文学』9昭51・12 安達隆一 「名詞句構造における〈モノ〉〈コト〉〈ノ〉―統語論的構造の差異を中心として」 『国語国文学報』31昭52・3 神川正彦 「〈こと〉と〈もの〉言葉と〈もの…ごと〉」 『国学院雑誌』78-10昭52・10 吉田金彦 『国語意味史序説』 昭52・11明治書院 東辻保和 「源氏物語の〈わざ〉―〈こと〉〈もの〉との関係」 『源氏物語の探究3』昭52・11風間書房 木坂基 「近代文章における〈こと〉語・〈こと〉表現の性格」 『山口女子大研究報告』1-3昭53・3 友田英津子 「名詞化要素〈の〉と〈こと〉の選択と視点」 『武蔵野英米文学』12昭54 友田英津子 「〈こと〉と〈の〉の意味上の違いについての覚え書き」 『武蔵野女子大紀要』14昭54・3 富田博文 「日本語補文構造考―〈こと〉と〈の〉について」 『関東学院大文学部紀要』29昭55・3 荒木博之 『日本語から日本人を考える』 昭55・5朝日新聞社 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 篠崎一郎 「コトとノの意味論的研究」 『Sophia Linguistica』7昭56 寺村秀夫 「〈モノ〉と〈コト〉」 「馬淵和夫博士退官記念国語学論集』昭56・7大修館 大坪併治 『平安時代における訓点語の文法』 昭56・8風間書房 144 ―かぎりなし 无限 橋本仲美 「今昔物語集の文体に関する一考察―〈事无限シ〉をめぐって」 『国語学』79昭44・12 144 ―だ 形式名詞+助動詞 佐治圭三 「〈ことだ〉と〈のだ〉―形式名詞と準体助詞2」 『日本語・日本文化』3昭47・3 144 ―なし 無 岩淵匡 「今昔物語における〈事无〉と原典の表現―三宝感応要略録・日本霊異記出典説話の場合」 『学術研究』19昭45・12 144 ―なり 形式名詞+助動詞 東辻保和 「中世における〈ことなり〉〈ものなり〉表現について」 『国語史への道土井先生頌寿記念論文集上』昭56・6三省堂 144 ―のいみ 之禁 西宮陽子 「〈言之禁〉をめぐって万葉集巻十三・三二八四番歌」 『帝塚山学院大日本文学研究』9昭53・2 144 ―のきこえ 聞 東辻保和 「古典語〈物の聞え〉〈事の聞え〉などについて」 『国語教育研究』15昭43・8 144 ―のさま 様 東辻保和 昭48・6 144 ―のついで 序 東辻保和 昭48・6 144 ―のはじめ 初 東辻保和 昭48・6 144 ―のまぎれ 紛 東辻保和 昭48・6 144 ―をおもう おもふ 思 北山谿太 「源氏物語の語法くさぐさ―語順・〈を〉・〈ことを思ふ〉」 『国文学解釈と教材の研究』7-10昭37・8 146 こと 琴 吉沢義則 『源語釈泉』 昭25・7誠和書院=『増補源語釈泉』昭48・5臨川書店 146 ごと 如 橋本進吉 「〈ことさけば〉の〈こと〉と如の〈ごと〉」 『国語と国文学』17-10昭15・10=『上代語の研究』昭26・10岩波書店 土井洋一 「抄物の一語法―〈動詞連用形+ゴト〉の用法をめぐって」 『国語国文』26-9昭32・9 北条忠雄 「いわゆる〈く〉の本質(後編)形式様態詞クおよびカ・ヤ・ゴト・サの記述的歴史的比較的研究」 『秋田大学教育学部研究紀要人文社会』23昭48・2 内田賢徳 「〈ゴト〉と〈ゴトシ〉直喩の述語」 『帝塚山学院研究論集』11昭51・12 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 住田幾子 「九州・山口県地方の〈ゴト・ゴタル〉について」 『日本方言研究会第31回研究発表会発表原稿集』昭55・10日本方言研究会 山口佳紀 「ゴト(如)の意味―比況〈~ゴト(シ)〉の成立」 『国語国文』51-10昭57・10 146 ごと 滓 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 146 ことい ことひ 特牛 →こって 146 ことあげ 言挙 太田善麿 「〈言挙〉考―文学史上の一問題として」 『国語と国文学』31-12昭29・12 146 ことあまつかみいつはしら 句 倉野憲司 「別天神五柱(一)~(四)―古事記上巻註釈(一)~(四)」 『国文学解釈と鑑賞』18-67910昭28・67910 146 こどう 鼓動 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 146 ことおろ 言緒 森脇一夫 「〈心の緒ろ〉と〈言緒ろ〉」 日大『語文』37昭47・3 146 ことがら 事柄 佐藤喜代治 「近代の語彙1」 『講座国語史3』昭46・9大修館 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 146 ことごと 異異 田中重太郎 「枕草子〈ことごとなるもの〉考」 『平安文学研究』17昭30・6 146 ことごとく 悉 築島裕 『平安時代の漢文訓読語につきての研究』 昭38・3東京大学出版会 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 佐藤宣男 ⑩ 146 ことごとし 形容詞 東辻保和 「源氏物語の語彙―ことごとし・ものものし」 『解釈』16-1昭45・1 146 ことさけば 句 水野清 「〈ことさけば〉〈ことならば〉〈ことは〉の歴史的展開」 『教育国語』65昭56・6 146 ことさら 殊更 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 146 ごとし 如 三矢重松 『国語の新研究』 昭7・9中文館書店 山田孝雄 『漢文の訓読によりて伝へられたる語法』 昭10・5宝文館 堀田要治 「〈如シ〉と〈様ナリ〉から見た今昔物語集の文章」 『国語と国文学』18-10昭16・10 島田勇雄 「口語資料としての日蓮上人御遺文から―〈ごとし〉について」 『立正大学文学部文学論叢』1昭28・11 島田勇雄 「〈ごとし〉の意味について」 『神戸大学文学会研究』7昭30・3 富田正一 「平安時代の〈ごとし〉」 『解釈』4-9・10昭33・10 大坪併治 「訓点語で〈等〉をゴトシと読む場合について」 『訓点語と訓点資料』10昭33・10 森田良行 「いわゆる比況の助動詞―〈ごとし〉の研究」 『国文学解釈と教材の研究』4-22昭34・1 春日和男 「ゴトシといふ語の形態と位相」 『文芸と思想』18昭34 大坪併治 「〈如〉の訓二つ」 『訓点語と訓点資料』13昭35・2 桜井茂治 「古代日本語の〈ごとし〉について―その歴史性と語構造」 『国学院雑誌』63-6昭37・6 大坪併治 「訓点語における〈如し〉の用法」 『訓点語と訓点資料』28昭39・4 五十嵐三郎 「比況の助動詞―ごとし〈古典語〉」 『国文学解釈と教材の研究』9-13昭39・10 稲垣瑞穂 「比況の助動詞〈ごとし〉―平安時代の漢文訓読と今昔物語集の用法」 『静岡女子短大研究紀要』14昭43・3 春日和男 「特集・日本語の助動詞の役割比況〈ごとし・ようだ〉」 『国文学解釈と鑑賞』33-12昭43・10 斎木一馬 「国語資料としての古記録の研究―近世初期記録語の例解」 『仏教史研究』3昭43・11 山根巴 「茂吉短歌の一表現―〈ごとし〉の用法について」 『国文学攷』53昭45・5 伊藤恵子 「助動詞〈やうなり〉の意味構造―比況の助動詞〈如し〉との比較考察(研究発表要旨)」 『女子大国文』58昭45・7 吉田金彦 『上代語助動詞の史的研究』 昭48・3明治書院 内田賢徳 「〈ゴト〉と〈ゴトシ〉直喩の述語」 『帝塚山学院研究論集』11昭51・12 吉田金彦 『国語意味史序説』 昭52・11明治書院 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 佐々木峻 「院政・鎌倉時代に於ける〈類同・例示〉等の表現法〈如し〉と〈やうなり〉について」 『鎌倉時代語研究』4昭56・5武蔵野書院 147 ことしも 副詞 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究』 昭37・9風間書房 147 ことだま 言霊 坂部恵 『仮面の解釈学』 昭51・5東京大学出版会 147 こととう こととふ 言問 吉沢義則 『増補源語釈泉』 昭48・5臨川書店 147 ことなしぐさ 事無草 田中重太郎 「枕冊子〈ことなし草〉考」 『国語と国文学』26-9~12昭24・9~12 147 ことならば 句 北条忠雄 「浜松・寝覚〈ことならば〉〈ことは〉」 『平安文学研究』15昭29・6 山口堯二 「〈ことめでば〉〈ことならば〉考―コト(事)の暗示性」 『論集日本文学・日本語1』昭53・3角川書店 水野清 「〈ことさけば〉〈ことならば〉〈ことは〉の歴史的展開」 『教育国語』65昭56・6 147 ことなる 異・殊 遠藤好英 「平安時代の記録体の文章の性格試論―〈殊〉(ことなる)と〈指〉(させる)をめぐって」 『文芸研究』64昭45・6 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 147 ことに 殊 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 147 ことのほか 殊外 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 147 ごとに 毎 宮坂和江 「〈毎に〉ということばについて―解釈の問題」 『文学語学』2昭31・12 147 ことのは 言葉 大野晋 「古言雑考(2)こと・ことば・ことのは」 『学習院大文学部研究年報』18昭47・3 根来司 ③ 147 ことは 副詞 北条忠雄 「〈ことさけば〉〈ことならば〉の〈こと〉と〈ことは〉の考察」 『文化』8-3昭16・3 北条忠雄 「浜松・寝覚〈ことならば〉〈ことは〉」 『平安文学研究』15昭29・6 水野清 「〈ことさけば〉〈ことならば〉〈ことは〉の歴史的展開」 『教育国語』65昭56・6 147 ことば 言葉 佐竹昭広 「意味変化について―〈ことば〉と〈こころ〉」 『言語生活』204昭43・9 大野晋 「古言雑考(2)こと・ことば・ことのは」 『学習院大文学部研究年報』18昭47・3 根来司 ③ 147 ―のにくきこそ 川上徳明 「枕草子〈ことばのにくきこそ〉」 『国文学解釈と教材の研究』4-8昭34・7 147 ことぶき 寿 門脇芳雄 「詰将棋のことば―寿(ことぶき)」 『言語』9-1昭55・1 147 ことほぐ 寿 宮腰賢 『日本語の探検―動詞に見る日本的発想』 昭55・10PHP研究所 147 ことほどさように 事程左様 大石初太郎 「文芸時評(3)〈古式ゆかしい〉〈ことほどさように〉など」 『言語生活』358昭56・10 147 ことむけ 神野志隆光 「〈ことむけ〉攷」 『国語と国文学』52-1昭50・1 147 ことめでば 事愛 句 山口堯二 「〈ことめでば〉〈ことならば〉考―コト(事)の暗示性」 『論集日本文学・日本語1』昭53・3角川書店 148 こども 子供 河原宏 「〈ばか〉の方言・〈あかんぼう〉と〈こども〉の方言」 『信濃』14-79昭37・79 148 ことゆえ 事故 佐藤喜代治 『日本文章史の研究』 昭41・10明治書院 148 ことよ 終助詞 円地文子 「〈ことよ〉と〈だわ〉」 『言語生活』60昭31・9 148 ことよさす 言依 土井忠生 「言依考」 『国語国文』15-11昭21・12=『国語史論攷』昭52・9三省堂 148 ことわざ 諺 井手淳二郎 「〈ことわざ〉〈わざうた〉語義考」 『国語国文』21-2昭27・3 148 ことわりなし 理無 佐藤武義 ⑪ 148 ことわる 断 岩淵悦太郎 『語源散策』 昭49・10毎日新聞社 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 148 こな 粉 安達巌 『日本食物文化の起源』 昭56・5自由国民社 148 こなきじじ 柳田国男 『妖怪談義』 昭31・12修道社=『定本柳田国男集4』昭38・4 148 こなさん こなさん 此方様 山崎久之 「〈おまへ〉〈あなた〉の発生は待遇体系にどんな影響を与えたか」 『国語学』45昭36・10 148 こなす 熟 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 すぎもと・つとむ 「〈こなす〉小見」 『日本語』19-1昭53・1 花田二徳 「再び〈こなす〉のこと」 『日本語』22-4昭57・5 148 こなた 此方 安田章 ④ 148 こにくらしい 小憎 関一雄 「〈なまにくし〉から〈こにくらしい〉へ」 『山口国文』2昭54・2 148 ごねどく ―得 西尾寅弥 「〈相談室〉ごね得とごて得」 『言語生活』179昭41・8 148 こねる 捏 柴田武編 『ことばの意味1』 昭51・9平凡社 磯辺敬子 「特集・類義語の意味論的研究ねる・こねる」 『日本語研究』2昭54・7 148 この 此 千田幸夫 「万葉語法研究―〈この〉〈これ〉について」 『文科報告』1昭27・4 浜千代清 「〈この〉小考―物語文学に於ける一用法」 『平安文学研究』10昭29・12 藤井信男 「古事記の文章と〈その〉〈この〉」 『解釈』4-1昭33・1 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 林四郎 『文学探究の言語学』 昭50・10明治書院 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 148 ―あいだ 間 森田良行 昭55・6 148 ―ごろ 頃 森田良行 昭55・6 148 ―そ 藤原与一 「山口なまりの〈あのソ・このソ〉」 『日本の言葉』2-2昭23・9 148 ―たび 度 森田良行 昭55・6 148 ―ついで 序 黒川光 「堤中納言物語〈このついで〉の解釈」 早稲田中・高校『早稲田』1昭46・10 148 ―つぎ 次 森田良行 昭55・6 148 ―はな 花 近畿郷土研究会 「〈この花〉は〈梅〉か〈桜〉かに就て」 『難波津』5 148 ―はなのひとよ 岩松空一 「〈この花のひとよ〉考―万葉集巻八の中から」 山口大『研究論叢』20-1昭46・3 148 ―ほど 程 森田良行 昭55・6 148 ―まえ 前 森田良行 昭55・6 148 このくれの 許能久礼能 佐竹昭広 『万葉集抜書』 昭55・5岩波書店 148 ごのだんをち 碁檀越 中西進 「碁檀越」 『文学・語学』6昭32・12 148 このむ 好 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 148 こば 胡馬 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 148 こはぎ 小脛 田中重太郎 「枕草子〈こはぎ〉〈ばいしらがふ〉〈つきばな〉攷」 『国語国文』12-3昭17・3 148 こばさま 柳田国男 『母の手毬唄』 昭24・12芝書店=『定本柳田国男集21』昭37・12 148 こばす 佐藤鶴吉 「コビル・コバス考」 『方言』6-4昭11・4 148 こはぜ 小鉤 W・A・グロータース 『日本の方言地理学のために』 昭51・11平凡社 148 ごはん 御飯 花田二徳 「〈年をとる〉〈御飯〉など」 『日本語』21-8昭56・8 小林隆 ⑪ 148 ―をよそる 土屋信一 「ことばの質問箱〈永平寺を参拝〉〈彷彿とさせる〉〈御飯をよそる〉は正しいか」 『言語生活』354昭56・6 149 こびとじま 小人嶋 前田金五郎 「〈小人嶋〉―西鶴語彙発見」 『国語と国文学』31-8昭29・8 149 こひょうというじょう こひやうといふじやう 小兵言条 手塚昇 「〈小兵といふ条〉卑見」 『国語解釈』1-11昭11・12 水原一 「語義論平家物語〈小兵といふじゃう〉」 『解釈』7-5昭36・5 149 こびる 媚 佐藤鶴吉 「コビル・コバス考」 『方言』6-4昭11・4 蜂谷清人 ⑩ 前田富祺 ⑪ 149 こびる 小昼 小林存 「越語に現存する方言コビルに就て」 『方言』6-6昭11・6 柳田国男 『母の手毬唄』 昭24・12芝書店=『定本柳田国男集21』昭37・12 佐藤喜代治 「東部方言の語彙1北海道・東北」 『方言学講座2』昭36・3東京堂 飯豊毅一 ⑧ 149 ―ま 間 柳田国男 昭24・12=37・12 149 ごひろう 土岐善麿 「〈ごひろう〉」 『言語生活』36昭29・9 149 こぶ 盃 松本宙 ④ 149 こぶ 蜘蛛 柳田国男 『国語の将来』 昭14・9創元社=『定本柳田国男集19』昭38・4 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集19』昭38・2 149 ―のえ 巣 柳田国男 昭23・6=昭38・2 149 ごふん 胡粉 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 149 ごへんじ 御返事 神谷馨 「〈お返事〉と〈ご返事〉」 『講座正しい日本語4』昭45・11明治書院 149 ごほう 語法 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 149 ごぼう 牛蒡 安達巌 『日本食物文化の起源』 昭56・5自由国民社 149 ―ぬき 抜 岩淵悦太郎 『語源散策』 昭49・10毎日新聞社 149 ごほごほと 副詞 山口仲美 ③ 149 こぼす・こぼつ 溢・毀 木下正俊 「〈溢す〉と〈毀つ〉」 『万葉』53昭39・10 149 こぼれる 零 柴田武編 『ことばの意味1』 昭51・9平凡社 149 こま 駒 高野正美 「類語の諸相―馬と駒」 『古代ノート』2昭41・4 木村康平 「万葉のウマとコマ表現に関して」 『古代研究』10昭54・9 佐藤宣男 ④ 149 ごま 胡麻 大津有一 「古事記上巻の〈胡麻〉について」 『橋本進吉博士還暦記念国語学論集』昭19・10岩波書店 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 149 こまか 細 寺阪美千代 「こまか・こまやか(紫式部日記源氏物語用語ノート)」 『樟蔭国文学』6昭29・10 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 149 ―い 国立国語研究所 『日本言語地図1』 昭42・4 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 佐藤亮一 「方言の分布〈小さい・細い・細かい〉―語彙体系の地域差」 徳川宗賢編『日本の方言地図』昭54・3中央公論社 149 ―な 森田良行 昭52・10 149 こまがえしばし 柳田国男 「橋の名と伝説」 『定本柳田国男集5』昭37・9 149 こまがね 細金 小島吉雄 「海音の『椀久末松山』から」 『国語国文』4-8昭9・8 149 こまごま 細細 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 →さいさい 149 こまたがきれあがる 句 てるおか・やすたか 『すらんぐ・卑語』 昭32・4光文社 149 こまひきぐさ 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 149 ごまめ 鱓 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 149 こまやか 細 寺阪美千代 「こまか・こまやか(紫式部日記源氏物語用語ノート)」 『樟蔭国文学』6昭29・10 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 149 こまる 困 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 149 ごみ 塵 柳田国男 『火の昔』 昭19・8実業之日本社=『定本柳田国男集21』昭37・12 国立国語研究所 『日本言語地図6』 昭49・3 149 ごみ 五味 長尾勇 「五味考―味覚用語の変遷と分布」 日大『語文』55昭57・7 150 こみや 小宮 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続篇』 昭48・11風間書房 150 こむ 込 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 姫野昌子 「複合動詞〈~こむ〉および内部移動を表す複合動詞類」 『日本語学校論集』5昭53・3 150 こむぎ 小麦 安達巌 『日本食物文化の起源』 昭56・5自由国民社 150 ―しらこ 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 150 こむきつね・こむこむこ 来許武狐 大森正雄 「来許武狐考―長忌寸意吉麻呂の歌―」 『国語国文』13-11昭18・11 150 こむんどうり 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 150 こめ 米 国立国語研究所 『日本言語地図4』 昭45・6 安達巌 『日本食物文化の起源』 昭56・5自由国民社 小林隆 ⑩ 150 こめく 子― 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 150 こめざい 米屑 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 150 こめびつ 米櫃 国立国語研究所 『日本言語地図4』 昭45・6 150 ごもく 柳田国男 『火の昔』 昭19・8実業之日本社=『定本柳田国男集21』昭37・12 150 こもごも 更・交 築島裕 『平安時代の漢文訓読語につきての研究』 昭38・3東京大学出版会 150 ごもっとも 御尤 柳田国男 『毎日の言葉』 昭21・7創元社=『定本柳田国男集19』昭38・2 150 こもよ 籠 近藤芳美 「言語時評籠もよ」 『言語生活』348昭55・12 150 こもりくの 枕詞 佐藤隆 「コモリクノの原義と泊瀬」 『美夫君志』19昭50・7 150 こやすがい 小安貝 伊波普猷 「子安貝の琉球語を中心として―海巴と烏と必孫」 『方言』5-11昭10・11 150 こゆ 越 浜田敦 「〈蹴る〉と〈越ゆ〉」 『国語と国文学』26-8昭24・8 150 こゆ 凍 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 150 こゆび 小指 国立国語研究所 『日本言語地図3』 昭44・3 前田富祺 「指のよび方について」 『文芸研究』56昭42・7 150 こゆみ 小弓 春日和男 「〈花桜をる少将〉における語彙―小弓・その他」 九州大『文学研究』51昭30・3 150 こらいから 古来 藁谷隆純 「〈古来から〉〈従来から〉という言い方」 『解釈』27-7昭56・7 150 ごらん 御覧 本位田重美 「〈ごらん・ちょうだい〉の文法的取り扱いについて」 『国語文法論への道』昭50・12笠間書院 150 ―ず 鎌田広夫 「源氏物語の〈御覧ず〉と〈見給ふ〉」 『国学院雑誌』61-7昭35・7 150 ―ぜさす 配島成光 「源氏物語の〈御覧ぜさす〉」 『今泉博士古稀記念国語学論叢』昭48・3桜楓社 田村忠士 「〈御覧ぜさす〉と〈見せ奉る〉―源氏物語を中心に」 『解釈』22-4昭51・4 150 ―ぜらる 伊藤和子 「源氏物語にあらわれた〈御覧ぜらる〉と〈見奉る〉」 西京大『人文』4昭29・3 150 こりずま 山田孝雄 「〈大命良麻〉の文法上の解釈附〈あはずま〉〈こりずま〉」 『国学院雑誌』11-1明38・1 150 ごりょう 御陵 遠山一郎 「〈御陵・陵〉の用法」 『言語と文芸』85昭52・12 150 こる 凝 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 150 これ 之・是・此 山田孝雄 『漢文の訓読によりて伝へられたる語法』 昭10・5宝文館 千田幸夫 「万葉語法研究―〈こと〉〈これ〉について」 『文科報告』1昭27・4 服部四郎 「〈これ〉〈それ〉〈あれ〉とthis, that」 『英語青年』107-8昭36・8 築島裕 『平安時代の漢文訓読語につきての研究』 昭38・3東京大学出版会 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 150 ―あり 山田孝雄 昭10・5 150 ―なし 山田孝雄 昭10・5 150 ―の 鈴木一男 「平安極初期点本所見の語法(1)―〈助動詞ずき・ずつ・べらなり・連体格これの〉用例補遺」 『水門』4昭39・6 150 ―はばばや 馬場 井上章 「平家物語における方言的語彙の一考察―〈これは馬場や〉の解釈について」 『秋田大学教育学部研究紀要人文社会』31昭56・3 150 ―ら 等 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 150 ―をうけて 受 「ことばの百科ものの・などして・これを受けて―口語かニュース語か」 『放送文化』35-6昭55・6 150 ―をつくせ 悉 三保忠夫 「高山寺本古往来の第六状について古文書における〈乞也〉〈悉之〉の考察」 弘前大『文経論叢文学1』15-1昭55・3 150 ―をとおもいたまわぬ 思給 中川浩文 「竹取物語私註6これをと思ひ給はぬ」 『女子大国文』23昭36・10)→し(之) 151 コレクトマニア 見坊豪紀 『ことばの海をゆく』 昭51・11朝日新聞社 151 これしかよい 久世正富 「〈コレシカヨイ〉由来記」 『和歌山方言』2昭29・11 151 これる 来 中村通夫 「〈来れる〉〈見れる〉〈食べれる〉などという言い方についての覚え書」 『金田一博士古稀記念言語・民俗論叢』昭28・5三省堂 中村通夫 「〈これる〉〈出れる〉」 『NHK国語講座現代語の傾向』昭32・1宝文館 「ことば百科〈見れる〉〈来れる〉という言い方について」 『放送文化』33-4昭53・4 151 ころ・ころど 自 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 151 ころ・ごろ 頃 新村出 「東亜語源志」 『新村出全集4』昭46・9筑摩書房 神田秀夫 「〈とこ〉〈あま〉〈ころ〉に就いて」 『武蔵大人文学会雑誌』5-34昭49・3 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 151 ころう 虎狼 曾田文雄 「上代文献と〈虎狼〉〈熊狼〉」 『万葉』67昭43・5 151 ごろうざえもん 五郎左衛門 柄沢衛 「ジャガイモの俚言〈五郎左衛門〉について―増補俚言集覧の新潟県関係方言」 『巻高等学校理科研究紀要』7昭57・3 151 ころがる・ころげる 転 平野覚 「〈ころげる〉と〈ころがる〉」 『日本語』5-1昭40・1 柴田武編 『ことばの意味2』 昭54・6平凡社 151 ころく 自来 佐竹昭広 『万葉集抜書』 昭55・5岩波書店 151 ころした 殺 森田良行 『日本語の発想』 昭56・3冬樹社 151 ころす 殺 高橋宏幸 「訓点語〈コロス〉攷」 『釧路論集』6昭49・9 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 151 ごろすけ 五郎助 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 →ふくろう 151 コロッケ 田中小実昌 「リレー連載新外来語和解(11)カツレツとコロッケ」 『翻訳の世界』7-8昭57・8 151 ころぶ 転 柴田武編 『ことばの意味2』 昭54・6平凡社 151 ころばぬさきのつえ 句 永田友市 「〈ころばぬ先の杖〉所感」 『解釈』20-2昭49・2 151 ころも 衣 江馬務 「衣から由来したことば」 『ことばの研究室3』昭29・8講談社 山下悦子 「絹と衣」 『国語通信』217昭54・6 佐藤武義 ⑨ 151 ―もほさず 不干 板垣徹 「四四三番歌〈衣不干〉の訓みと解釈をめぐって」 『美夫君志』24昭55・3 151 ころもでひたちのくに 衣袖漬国 高橋六二 「〈衣袖漬国〉の名義」 『跡見学園国語科紀要』16昭43・3 151 こわい 強・怖 柳田国男 『毎日の言葉』 昭21・7創元社=『定本柳田国男集19』昭38・2 大野晋 『日本語の年輪』 昭41・5新潮文庫 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 野元菊雄 「ことばの誕生と変化〈恐ろしい〉―同音衝突」 徳川宗賢編『日本の方言地図』昭54・3中央公論社 151 こわかぎみ 小若君 大橋清秀 「枕草子〈小若君〉考」 『論究日本文学』34昭43・11 151 こわす 壊 森田良行 『基礎日本語1・2』 昭52・10、55・6角川書店 151 こわれる 壊 森田良行 昭52・10、55・6 斎藤永子 「特集・類義語の意味論的研究こわれる・くずれる」 『日本語研究』2昭54・7 151 こんいん 婚姻 鍛冶千鶴子 「言語時評〈婚姻〉と〈結婚〉」 『言語生活』342昭55・6 151 こんがらかる 加藤久雄 「特集・類義語の意味論的研究こんがらかる・もつれる・からむ・からまる・からみつく」 『日本語研究』1昭53・3 152 ごんごどうだん 言語道断 鈴木修次 『漢語と日本人』 昭53・9みすず書房 152 こんじゃく 今昔 春日和男 「〈今昔〉考―説話の時制と文体」 『国語国文』35-7昭41・7 152 こんじょう 根性 中田祝夫 「〈根性〉の国語学」 『児童心理』9-5昭40・5 中田祝夫 「〈根性〉という語は誤解されている」 『言語生活』169昭40・10 152 ごんじょうす 言上 →げんじょうす 152 こんすい 昏睡 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 152 コンセント 小林勲 「コンセントという言葉」 『OHM』昭36・12 152 ごんだら 大島一郎他 『八丈島方言の研究Some Aspects of Hachijōjima Dialect』 昭55・10東京都立大国語学研究室 152 こんど 今度 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 152 ごんどかぶり 柳田国男 『国語史新語篇』 昭11・12刀江書院=『定本柳田国男集18』昭38・8 152 こんな 広戸惇 「岡山県方言分布の実際―〈無い〉〈こんな〉その他」 『島根大学論集』9昭34・2 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 152 こんなん 困難 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 152 こんにゃく 蒟蒻 安達巌 『日本食物文化の起源』 昭56・5自由国民社 152 ごんぱち 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 152 こんぱにや・こんぱんや 石綿敏雄 「〈こんぱんや〉と〈こんぱにや〉」 『日本国語大辞典ことばのまど』3昭48・5 152 こんばん 今晩 国立国語研究所 『日本言語地図6』 昭49・3 152 ―は 石坂正蔵 「ことばの根ざすもの―〈悲哀〉と〈今晩は〉」 『言語生活』63昭31・12 152 こんぶ 昆布 加賀栄治 「〈昆布〉とは何か―中国物名学小考」 『語学文学』10昭47・3 152 こんぶち 柳田国男 『村のすがた』 昭23・7朝日新聞社=『定本柳田国男集21』昭37・12 152 こんまい・こんめえ 小・細 糸井寛一 「コンマイ・コンメエの問題」 『国語学』74昭43・6 →こまかい 152 さ 然 原田芳起 「上代語彙論ノート―〈しか〉と〈さ〉の交錯―」 『樟蔭国文学』4昭27・10 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究』 昭37・9風間書房 清水功 「いわゆる副詞的指示語〈か〉〈さ〉について―指示体系変遷の考察の一環として」 『椙山女大研究論集』5昭49・3 152 さ 感動詞 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 152 さ 格助詞 橘正一 「坂東サ」 『国語研究(仙台)』8-5昭15・5 斎藤秀一 「助詞のサとエ―山形県東田川郡山添村の方言―」 『国語研究(仙台)』8-9昭15・9 佐藤喜代治 「東北方言における格助詞〈サ〉の用法」 東北大『国語学研究』1昭36・6 鎌田良二 「東北方言における格助詞〈サ〉について」 『甲南女子大学研究紀要』2昭41・3 岩井俊道 「京ヘ筑紫ニ坂東サ」 『今泉博士古稀記念国語学論叢』昭48・3桜楓社 手塚邦一郎 『栃木県方言地図』 昭48・8私家版 「国語史と言語地理学」 『シンポジウム日本語1』昭50・10学生社 152 さ 終助詞 金田一春彦 「ネ・サ・ヨの弁」 『放送文化』19-4昭39・4 大久保忠利 「ネ・サ・ヨの文法―ネ・サ・ヨ否定論に反対する」 『ことばの宇宙』8昭42・1 井手至 「終助詞ぜ・さ・わ・の・ものか(もんか)〈現代語〉」 『国文学解釈と教材の研究」12-2昭42・1 後藤和彦 「特集・日本語における助詞の機能と解釈終助詞か・かな・かも・かし・な・も・よ(感動)・ぞ・〈ぜ〉〈さ〉〈わ〉〈とも〉〈や〉〈て〉〈の〉」 『国文学解釈と鑑賞』35-13昭45・11 153 さ 助詞 楳垣実 「近畿方言の文末助詞〈サ〉」 『近畿方言』20昭30・4 鎌田良二 『兵庫県方言文法の研究』 昭54・2桜楓社 153 さ 接尾語 楳垣実 「〈さ〉といふ接尾辞」 『国語研究(仙台)』10-1昭17・1 浅見徹 「〈広さ〉と〈狭さ〉―上代における連体格助詞の用法について」 『万葉』20昭31・7 瀬戸口俊治 「薩隅地方方言の方言地理学的研究―〈い〉語尾と〈か〉語尾と〈さ〉語尾形容詞の分布とその解釈」 『比治山女子短大紀要』1昭42・3 北条忠雄 「いわゆる接尾辞〈く〉の本質(後編)―形式様態詞クおよびカ・ヤ・ゴト・サの記述的歴史的比較的研究」 『秋田大学教育学部研究紀要人文社会』23昭48・2 秋本守英 「接尾語〈さ〉構文の文章史的考察」 『王朝』9昭51・6中央図書 清水邦子 「接尾語―〈み〉と〈さ〉を中心に」 『ILT NEWS』64昭53・1 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 松井栄一 『国語辞典にない語』 昭58・4南雲堂 153 さ 金光清六 「〈サ〉の信仰」 『田唄研究』5昭38・11 153 ざ 坐 和田義一 「古事記の敬語―〈坐〉を中心に」 『古事記年報』13昭44・12 153 ざ 助動詞 川本栄一郎 「三陸地方北部における〈ゾ・ザ・ジョ・ジャ〉の分布と解釈」 『国語学研究』9昭44・10 153 さあ 感動詞 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 153 さい 最 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 153 ―きん 近 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 153 さい 際 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 153 さい 助動詞 蜂谷清人 「命令表現〈(拝ま)い〉〈(落ち)さい〉に関する一考察―説教正本を中心に」 『佐藤喜代治教授退官記念国語学論集』昭51・6桜楓社 153 さいいん 斎院 中山昌 「斎院考」 『群女国文』7昭53・6 153 さいかく 才学・才覚 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 153 さいがく 才覚・才学 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 153 さいかち 皁莢 宮南裕 『求軟文庫―漫話樹草譜4』 昭57宮南果 153 さいかわ さゐかは ―河 西宮一民 「神武記〈皇后選定〉条の注文の新釈―さゐ河とさゐ草」 『皇学館大学紀要』17昭54・3 153 さいぎる 遮 築島裕 『平安時代の漢文訓読語につきての研究』 昭38・3東京大学出版会 153 さいぐう 斎宮 西宮一民 「〈斎宮〉の訓義」 『皇学館大学紀要』6昭43・2 153 さいぐさ さゐぐさ ―草 西宮一民 「神武記〈皇后選定〉条の注文の新釈―さゐ河とさゐ草」 『皇学館大学紀要』17昭54・3 153 さいげん 斉限・際限 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 153 ざいごう 在郷 川本栄一郎 ⑩ 153 さいさい 細々・再々・細砕 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 153 さいざんす 石川弘義 「サイザンス言葉の分析」 『言語生活』31昭29・4 153 さいじ 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 153 さいしゅ 祭主・斎主 梅田義彦 「神道要語集22〈さいしゅ(祭主)〉」 『国学院大日本文化研究所紀要』31昭48・3 西宮一民 「神武即位前紀〈斎主〉の訓読について」 『国語国文』46-4昭52・4 153 ざいしょ 在所 川本栄一郎 ⑩ 153 さいしょく 彩色 竹内金次郎 「〈彩色〉考」 『日大文学部研究年報』5昭30・6 153 さいしん 再進 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 153 さいじんば 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 153 さいそくまげ 催促髷 槌田満文 「明治ことば誌」 『国文学解釈と教材の研究』25-10昭55・8 153 さいたく 西宅 石井庄司 「万葉集巻六の〈西宅〉について」 『文学』1-6昭8・9 154 さいたづま 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 154 さいたん 再誕 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 154 さいなむ 森田元子 「平安文学における〈さいなむ〉の用法―紫式部日記御草子作りの章の解釈に関して」 『文学・語学』38昭40・2 榊原邦彦 「平安時代の〈さいなむ〉について源氏物語・紫式部日記の解釈の問題点」 『豊田工業高専研究紀要』8昭50・8=『平安語彙論考』昭57・11教育出版センター 154 さいのくさ 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 154 さいばん 裁判 渡部万蔵 『現行法律語の史的考察』 昭5・12万里閣書房 154 ―しょ 所 渡部万蔵 昭5・12 154 さいはつ 再発 松井栄一 『国語辞典にない語』 昭58・4南雲堂 154 さいまぐる 遠藤嘉基 『訓点資料と訓点語の研究』 昭27・3中央図書 154 さいまつ 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 154 ざいもく 材木 村田安穂 「〈材木〉と〈木材〉の両語をめぐって―日中文化交渉史のひとこま」 『桜美林大・短大紀要』8昭43・2 154 さいわい さいはひ 幸 金子幸江 「〈しあわせ〉の意味の変遷〈さいはひ〉との関係から」 『立正女子大国文』5昭51・3 中村邦夫 ⑩ 154 ―に 山田孝雄 『漢文の訓読によりて伝へられたる語法』 昭10・5宝文館 築島裕 『平安時代の漢文訓読語につきての研究』 昭38・3東京大学出版会 154 さう 柳田国男 『毎日の言葉』 昭21・7創元社=『定本柳田国男集19』昭38・2 154 さう 左右 新城安善 「〈左右〉(さう)考」 『沖縄文化』36・37昭46・8 三浦勇二 「言語空間日本語の中の左右とみぎひだり」 『言語』1-68昭47・911 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 154 さうかん 佐宇官 『日本語の歴史2』 昭38・12平凡社 154 さえ さへ 助詞 佐藤仁之助 「〈だに〉〈さへ〉〈すら〉の弁」 『国語研究(仙台)』5-9昭12・9 加納協三郎 「院政鎌倉期のダニ・スラ・サヘ」 『国語と国文学』15-10昭13・10 松村明 「副助詞―のみ・ばかり・まで・など・だに・すら・さへ・ばし―」 『国文学解釈と鑑賞』23-4昭33・4 寺田ゆき 「中世の副助詞―ダニとサヘの隆替」 『女子大国文』13昭34・5 佐伯梅友 「夢にだに―〈だに〉と〈さへ〉・〈む〉と〈らむ〉に関して」 『古文研究』5昭40・8 長谷川清喜 「副助詞だに・すら・やらむ〈古典語〉さへ(え)でも〈古典語・現代語〉ほか・しか・やら・か・ほど・なり〈現代語〉」 『国文学解釈と教材の研究』12-2昭42・1 鈴木一彦 「橘守部の国語意識(6)―さへ・だに・すら」 『山梨大学教育学部研究報告』17昭42・3 佐々木峻 「教材解釈ところどころ〈ざえ〉〈さへ〉小考」 『国文学攷』51昭44・11 鶴久 「特集・日本語における助詞の機能と解釈係助詞だに・すら・さへ(さえ)〈しか〉〈でも〉」 『国文学解釈と鑑賞』35-13昭45・11 Kato Yasuhiko ‘Interpretation of scope;A case for SAE in Japanese’ “Sophia Linguistica”1, 1975 阿食かをる 「軍記物語の副助詞スラ・ダニ・サヘについて」 安田女子大『国語国文論集』5昭50・2 堀川昇 「〈さへ〉〈すら〉〈だに〉について」 『稿』2昭54・3 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 154 ざえ 才 佐々木峻 「教材解釈ところどころ〈ざえ〉〈さへ〉小考」 『国文学攷』51昭44・11 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 154 さえずる さへづる 囀 宮田和一郎 「〈さへづる〉といふ詞に就いて」 『国語国文』2-6昭7・6 大鹿薫久 ⑩ 154 さえずり さへづり 『日本語の歴史3』 昭39・4平凡社 154 さえのかみ ―神 井手至 「上代における道祖神の呼称について」 『万葉』95昭52・8 154 さが 池田亀鑑 「〈さが〉〈さがな〉〈たまさか〉の語義―源氏物語の用例を中心として」 『国語と国文学』24-6昭22・6 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究』 昭37・9風間書房 155 さかい・さかいに 助詞 亀井孝 「理由を表はす接続詞〈さかいに〉」 『方言』6-9昭11・9 柳田国男 『国語の将来』 昭14・9創元社=『定本柳田国男集19』昭38・2 小林好日 「東北方言に於ける助詞〈さかい〉」 『国語学論集』昭19・10岩波書店 小林好日 『方言語彙学的研究』 昭25・11岩波書店 小林千草 「近世上方語におけるサカイとその周辺」 『近代語研究5』昭52・3武蔵野書院 金田弘 「長年寺蔵法宝蔵海と接続辞サカイ」 『近代語研究5』昭52・3武蔵野書院 西田絢子 「端的・トコロデ・サカイ―国語資料としての駿河御譲本江湖風月集抄(1) 『東京成徳短大紀要』13昭55・4 155 さかえ 栄 金山宣夫 「辞書にない意味(5)さかえと幸いあれ」 『英語教育』昭53・8 155 さかし 賢 山崎馨 「形容詞さかし・さがし考」 『松村明教授還暦記念国語学と国語史』昭52・11明治書院 松浦照子 ⑨ 155 さがし 広岡義隆 「〈サガ(峨嵯)し〉か〈さがし〉か―上代漢語抵触に関する一疑問」 三重大『国語国文研究』6昭44・2 155 さかす 咲 松尾聡 「〈散らす〉と〈咲かす〉となど」 『国語展望』33昭48・4 155 さがす 捜・探 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 柴田武編 『ことばの意味2』 昭54・6平凡社 155 さかだつ 逆立 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 155 さかどり 坂鳥 矢野貫一 「坂鳥考」 『説林』27昭54・2 155 さかな 魚・肴 宮良当壮 「〈しげち〉と〈さかな〉」 『民族学研究』21-1、2昭32・5 『日本語の歴史別巻』 昭41・6平凡社 伊吹一 「ことばと食べもの―さかな」 『栄養と料理』昭48・11 十河直樹 「〈サカナ〉の分類活用と定義づけ―下津井言語研究から」 『日本方言研究会第18回研究発表会発表原稿集』昭49・5 岩淵悦太郎 『語源散策』 昭49・10毎日新聞社 「日本語の時代的変遷」 『シンポジウム日本語1』昭50学生社 井上章 ⑩ 155 さかな 魚 →うお 155 さがな 池田亀鑑 「〈さが〉〈さがな〉〈たまさか〉の語義―源氏物語の用例を中心として」 『国語と国文学』24-6昭22・6 155 さかなかご 魚籠 湯浅照弘 「魚籠(さかなかご)の呼称―主として岡山県を中心として」 『日本民族学』111昭52・5 155 さからう・さかろう 逆 林巨樹 「サカラウとサカロウ」 『講座正しい日本語2』昭46・1明治書院 155 さがり 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集19』昭38・2 155 さかりなり 盛 吉沢典男 「万葉集における〈盛なり〉について」 『国語研究会会報』6昭26・11 155 さがる 下 柴田武編 『ことばの意味1』 昭51・9平凡社 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 斎藤倫明 ⑨ 155 さかわ さかは 酒匂 酒匂貞夫 「〈酒匂〉のよみかたについて」 『言語生活』23昭28・8 155 さかん 盛 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 155 さき 先 柏原司郎 「〈焼けない前〉と〈焼けぬ先〉と」 『語学文学』10昭47・3 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 155 さぎ 詐欺 別役実 「犯罪のことば(14)詐欺) 『三省堂ぶっくれっと』18昭53・12 155 さきおととい 一昨昨日 国立国語研究所 『日本言語地図6』 昭49・3 155 さきく 行矣 斯波六郎 「ことばの覚書―配給・百族・国家・行矣・伜」 『天地人』11昭29・7 155 さきぐさ 福草 坂根直治郎 「さき草(さき草各説)」 『国学院雑誌』31-12大14・12 155 さきざき 先々 遠藤好英 ④ 155 さきに 高橋義孝 「ことばはいきている―福井の〈さきに〉前高後低型のアクセントの入籍」 『放送文化』22-1~12昭42・1~12 小杉商一 「〈さきに〉と〈あとから〉」 『国学院雑誌』73-11昭47・11 西谷元夫 「表現上の問題点二つ―〈…ならないさきに〉・接続詞〈そして〉の用法」 『解釈』19-5昭48・5 156 さぎのしりさし 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 156 さきぼし 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 156 さきほど 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 156 さく 裂・割 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 嘉悦真理 「特集・類義語の意味論的研究やぶる・やぶく・さく・きる・わる」 『日本語研究』2昭54・7 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 156 さける 裂 森田良行 『基礎日本語1・2』 昭52・10、55・6角川書店 156 ざく てるおか・やすたか 『すらんぐ・卑語』 昭32・4光文社 156 さくじつ 昨日 遠藤好英 「記録体における時の表現―後二条師通記の〈昨日以前〉〈昨夜〉の意味の語句」 『国語語彙史の研究1』昭55・5和泉書院 156 さくなたに 柿本奨 「蜻蛉日記の〈さくなたに〉」 『学大国文』1昭33・1 156 さくなたり 前島春三 「〈とこよのくに〉〈さくなたり〉〈はちまん〉〈つちくも〉等の言葉について」 『国語と国文学』8-12昭6・12 156 さくばん 昨晩 国立国語研究所 『日本言語地図6』 昭49・3 156 さくや 昨夜 遠藤好英 「記録体における時の表現―後二条師通記の〈昨日以前〉〈昨夜〉の意味の語句」 『国語語彙史の研究1』昭55・5和泉書院 156 さくら 桜 与謝野寛 「〈さくら〉の語源」 『あさみどり』5-6 野元準一 「古今集に於ける桜歌群の表現構造」 『薩摩路』20昭51・3 宮城満 「さくらは桜か」 『沖縄文化』16-1昭54・6 156 さくらびと 桜人 堀部正二 「〈桜人〉〈狭蓆〉〈巣守〉攷」 『国語国文』12-3昭17・3 156 さぐりだい 探題 伊地知鉄男 「探題と続歌と」 『日本国語大辞典ことばのまど』11昭49・11 156 さぐる 探・捜 柴田武編 『ことばの意味2』 昭54・6平凡社 156 ざくろ 柘榴 安達巌 『日本食物文化の起源』 昭56・5自由国民社 156 さけ 酒 竹崎雅之 「語源雑考―酒上・下」 『日本語』18-10、19-1昭53・12、54・1 安達巌 『日本食物文化の起源』 昭56・5自由国民社 156 さけぶ 叫 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 156 さける 避 柴田武編 『ことばの意味1』 昭51・9平凡社 鈴木正行 「特集・類義語の意味論的研究サケル・ヨケル」 『日本語研究』4昭56・12 杉本武 「特集・類義語の意味論的研究サケル・ヨケル」 『日本語研究』4昭56・12 156 さげる 下 柴田武編 『ことばの意味1』 昭51・9平凡社 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 成田徹男 「特集・類義語の意味論的研究おとす・おろす・さげる・たらす」 『日本語研究』2昭54・7 156 ざこ 雑魚 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 156 さこつ 鎖骨 滝川一興・堀内富枝 「鎖骨考」 『静岡女子短大研究紀要』23昭52・3 156 ささ 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究』 昭37・9風間書房 156 ささげ 安達巌 『日本食物文化の起源』 昭56・5自由国民社 156 ささけたばりそうろう ―候 蜂谷清人 「狂言〈若菜〉の〈ささけたばり候〉の語句について」 『解釈』19-10昭48・10 156 ささばの 小竹葉野 田中宏明 「国文学に現われたる地名攷富島磯―小竹葉野考」 『解釈』22-1昭51・1 156 ささめ 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 156 ささめく・さざめく 川本栄一郎 「〈ささめく〉の清濁と語義」 『文芸研究』53昭41・6 松尾聡 「中古語の〈さざめく〉は存在しないのではないか」 『国語展望』40昭50・6 156 ささめゆき 細雪 大野晋 『日本語の世界』 昭51・10朝日新聞社 156 ささやか 細 中西良一 「源氏物語用語覚書―〈あざやか〉〈けざやか〉〈ささやか〉等について」 『和歌山大学学芸学部紀要』13昭38 157 ささやきぐさ 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 157 ささやきのはし 柳田国男 「橋の名と伝説」 『定本柳田国男集5』昭37・9 157 ささらおぎ ―荻 竹内金治郎 「ささら荻―難解東歌私考」 帝京大『国語国文学論究』7昭50・9 157 さざれ 細 亀井孝 「〈さざれ〉〈いさご〉〈おひ(い)し〉―石に関することばのうちから」 『香椎潟』8昭37・12 157 さし 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 157 さじ 匙 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 157 さしいず さしいづ 差出 宮地敦子 「源氏物語における貴種生誕の表現―〈つまる〉〈いでく〉〈さしいづ〉など」 『論集日本文学・日本語2』昭52・11角川書店 157 ざしきわらし 座敷童子 柳田国男 『妖怪談義』 昭31・12修道社=『定本柳田国男集4』昭38・4 157 さしけく 湯沢幸吉郎 『国語学論考』 昭15・2八雲書林・上田屋書店 157 さしたる 連体詞 遠藤好英 「連体詞〈させる〉〈さしたる〉をめぐる文章史的考察―中古・中世を中心に」 『宮城高専研究紀要』6昭45・3 157 さしっぽ 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 157 さしどり 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 157 さします 吉川泰雄 「シマス・サシマス考」 『近代語研究』1昭40・9=『近代語誌』昭52・3角川書店 157 さしみ 指身 島田勇雄 「特集・中世の文学食用簡便における料理用語(1)指身と膾と・(2)指身と鱠と」 『解釈』27-14昭56・14 島田勇雄 「厨事諸流と厨事用語との関係についての試論―四条流庖丁書とサシミとの関係を中心に」 『島田勇雄先生古稀記念ことばの論文集』昭56・11明治書院 157 さしゃる・さっしゃる 岸田武夫 「近世語シャル・サシャルの系譜(1)(2)」 『言語と文芸』2125昭37・311 安達隆一 「尊敬助動詞〈シャル・サッシャル〉―その成立事情について」 愛知教育大『研究報告』17昭43・3 157 さしわたし 佐藤鶴吉 「おつとつて・さしわたし」 『松井博士古稀記念論文集』昭7・2目黒書店 157 さしわたす 田中洋二 「〈さしわたしたるひたえのひさご〉考―更級日記の解釈の一つ」 『解釈』12-11昭41・11 157 さす 助動詞 堀田要治 「今昔物語集に於ける使役の助動詞ス・サス・シムについて」 橋本博士還暦記念会編『国語学論集』昭19・10岩波書店 和田利正 「いわゆる使役・尊敬の助動詞(2)〈さす〉の研究」 『国文学解釈と教材の研究』4-2昭34・1 額田淑 「美作地方の〈サス〉」 『言語生活』94昭34・7 三浦和雄 「〈御覧ぜさす〉の〈さす〉について」 『国文学解釈と教材の研究』7-14昭37・11 山崎良幸 「受身・使役の助動詞る・らる・さす・しむ」 『国文学解釈と鑑賞』28-7昭38・6 長谷川清喜 「使役ス・サス・シムの〈随従〉的用法について」 『語学文学会紀要』1昭39・3 森野宗明 「敬譲(含丁寧)の助動詞―しむ・す・さす・る・らる〈古典語〉」 『国文学解釈と教材の研究』9-13昭39・10 長谷川清喜 「使役の助動詞―す・さす・しむ〈古典語〉」 『国文学解釈と教材の研究』9-13昭39・10 峰岸明 「特集・日本語の助動詞の役割自発・可能・受身・尊敬・使役(る・らる・れる・られる・す・さす・しむ・せる・させる)」 『国文学解釈と鑑賞』33-12昭43・10 浅井峯治 「平安文学において〈す〉〈さす〉が謙譲をあらわすという場合の考察」 中京大『文学部紀要』3-1昭43・12 道本武彦 「芭蕉・蕪村・一茶発句の助動詞〈る〉〈らる〉〈す〉〈さす〉〈しむ〉〈れる〉〈せる〉について」 国学院大『国語研究』27昭44・3 阪口勝子 「今昔物語集における使役の助動詞す・さす・しむの考察」 『文芸と思想』35昭46・12 近藤政美 「平家物語における助動詞〈す〉〈さす〉について―受動的状態を表わす用法を中心に上・下」 『説林』2122昭4748・12 道本武彦 「〈たてまつる〉に上下接する助動詞〈る〉〈らる〉〈す〉〈さす〉についての調査報告」 国学院大『国語研究』36昭48・7 木下美 「紫式部日記における敬譲語についての調査研究(2)―〈す〉〈さす〉について」 九州大谷短大『国語研究』5昭51・12 森昇一 「〈す〉〈さす〉重複の表現」 『田辺博士古稀記念国語助詞助動詞論叢』昭54・8桜楓社 木下美 『紫式部日記の研究と鑑賞―日記体を中心に』 昭57・7私家版 158 さす 差・射・刺・挿・注 柳田国男 『母の手毬唄』 昭24・12芝書店=『定本柳田国男集21』昭37・12 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 柴田武編 『ことばの意味2』 昭54・6平凡社 佐竹昭広 『万葉集抜書』 昭55・5岩波書店 三保忠夫 「古文書における〈差(さす)〉と〈遣(つかはす)〉について」 『国文学攷』86昭55・6 158 さすが 副詞 板坂元 「日本語の生態(7)~(12)―やはり・さすが・しみじみ・ところ・明日は試験があった・人情・I love you」 『国文学解釈と鑑賞』36-1~41013昭46・1~4911 伊沢多美子 「〈さすが〉と〈さすがに〉について」 『玉藻』12昭51・7 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 石井久雄 ⑩ 158 ―に 河原崎幹雄 「副詞の導入の具体的研究(1)〈さすがに〉」 『日本語学校論集』2昭50・2 伊沢多美子 「〈さすが〉と〈さすがに〉について」 『玉藻』12昭51・7 井上博嗣 「古代語〈さすがに〉の意味について―その云わゆる逆接的意味なる」 『国語国文』46-5昭52・5 吉田金彦 『国語意味史序説』 昭52・11明治書院 甲斐睦朗 「副詞〈さすがに〉の意味・用法―源氏物語の用例を中心に」 『島田勇雄先生古稀記念ことばの論文集』昭56・11明治書院 石井久雄 ⑩ 158 さすがら 柳田国男 『蝸牛考』 昭5・7刀江書院=昭18・2創元社=『定本柳田国男集18』昭38・8 158 さずかる 授 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 158 さずける 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 158 さずく さづく 授 築島裕 『平安時代の漢文訓読語につきての研究』 昭38・3東京大学出版会 158 さすらう さすらふ 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究』 昭37・9風間書房 158 さする 摩 柴田武編 『ことばの意味1』 昭51・9平凡社 石井竜治 「特集・類義語の意味論的研究なでる・さする・こする」 『日本語研究』5昭57・12 158 させたまう させたまふ ―給 山田英雄 「最高敬語の指導についての私見―せ給ふ・させ給ふについて」 『国文学解釈と教材の研究』6-8昭36・7 大野玲子 「源氏物語における〈~せたまふ〉〈~させたまふ〉の考察」 『玉藻』2昭42・3 「国語史の資料」 『シンポジウム日本語1』昭50・10学生社 158 ざせつかん 挫折感 久世善男 『日本語雑学百科』 昭50・7新人物往来社 158 させていただく 伊吹一 「講座これだけは知っておきたいことばのエチケット(26)〈…させていただく〉考」 『茶道の研究』247昭51・6 158 させらる・させらるる 湯沢幸吉郎 「敬譲動詞〈せ(させ)らる〉の徳川時代に於ける変遷と〈やんす〉〈やす〉の本源」 『国語と国文学』10-6昭8・6 佐々木峻 「天草版平家物語の尊敬表現法―〈お…ある〉表現法と〈らるる・させらるる〉表現法」 『国語学』68昭42・3 158 させる 連体詞 遠藤好英 「連体詞〈させる〉の文章史的性格」 『月刊文法』2-2昭44・12 遠藤好英 「連体詞〈させる〉〈さしたる〉をめぐる文章史的考察―中古・中世を中心に」 『宮城高専研究紀要』6昭45・3 遠藤好英 「平安時代の記録体の文章の性格試論―〈殊〉(ことなる)と〈指〉(させる)をめぐって」 『文芸研究』64昭45・6 158 させる 助動詞 宮地裕 「使役の助動詞―せる・させる〈現代語〉」 『国文学解釈と教材の研究』9-13昭39・10 峰岸明 「特集・日本語の助動詞の役割自発・可能・受身・尊敬・使役(る・らる・れる・られる・す・さす・しむ・せる・させる)」 『国文学解釈と鑑賞』33-12昭43・10 岩淵匡 「〈(ら)れる〉〈(さ)せる〉の意味の関係について」 『講座日本語教育9』昭48・7早大語学教育研究所 茨木のり子 『言の葉さやげ』 昭50・11花神社 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 日下部文夫 「北をミレ南だけをミサセルな」 『新潟大国文学会誌』25昭57・2 159 さぞ 副詞 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 159 ―かし 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 159 ―や 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 159 さそう 誘 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 159 さた 沙汰 佐藤武義 ⑩ 159 さだすぎひと 定過人 望月真 「〈さだ過ぎ人〉考」 『国語展望』35昭48・11 159 さだまる 定 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 159 さだめ 定 大野晋 『日本語の世界』 昭51・10朝日新聞社 野口三千三 「〈さだめ〉というコトバと動き」 『時の法令』1016昭53・10 159 さだめし 副詞 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 159 さだめる 定 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 柴田武編 『ことばの意味2』 昭54・6平凡社 159 さち 幸 西宮一民 「所謂〈霊感〉を表はす古代語チの系譜」 『神道史研究』9-12昭36・3 大野晋 『日本語の年輪』 昭41・5新潮文庫 159 さつ 冊 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 159 さっき 先 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 159 さつき 五月 新村出 『語源をさぐる2』 『新村出全集4』昭46・9筑摩書房 159 さつきばれ 五月晴 岩淵悦太郎 『語源散策』 昭49・10毎日新聞社 159 さっけんかんしょく 察言観色 遠藤哲夫 「故語漫筆(1)察言観色」 『国語展望』55昭55・6 159 さっし 冊子 小島俊夫 「滑稽本・人情本の〈さっし・っし〉―言語生活での〈型〉」 『国語と国文学』49-12昭47・12 159 ざっし 雑誌 広田栄太郎 『近代訳語考』 昭44・8東京堂 159 ざっしき・ぞうしき ざうしき 雑色 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 159 さっしゃる 藤原与一 「〈入らっシャル〉などの〈~シャル〉(~サッシャル)―敬語法について」 『国文学攷』14昭30・5 愛宕八郎康隆 「奥能登珠洲地方方言の待遇表現法―大坊部落の〈~シャル・~サッシャル〉敬語法」 『国語学』52昭38・2 神部宏泰 「隠岐方言の敬語法―〈~シャル(サッシャル)〉敬語法について」 『熊本女子大学国語国文学論文集』6昭43・2 江端義夫 「知多半島南粕谷方言に見られる〈行カッセル〉などの〈シャル〉(サッシャル)敬語法について」 『方言研究年報』16昭48・12 159 ざっしょう ざつしよう 雑掌 湯沢幸吉郎 『国語学論考』 昭15・2八雲書林=復刻昭54・8勉誠社 159 さつじん 殺人 別役実 「犯罪のことば(12)殺人」 『三省堂ぶっくれっと』16昭53・8 159 さっそく 早速 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 159 ざっとうぼう 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集19』昭38・2 159 さっぱり 副詞 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 159 さつま 薩摩 小川亥三郎 「サツマ(薩摩)という地名について」 『日本民俗学』74昭46・3 159 さつまいも 薩摩芋 国立国語研究所 『日本言語地図4』 昭45・6 柴田武 『方言の世界―ことばの生まれるところ』 昭53・1平凡社 沢木幹栄 「物とことば〈さつまいも(甘藷)〉―地名と分布」 徳川宗賢編『日本の方言地図』昭54・3中央公論社 真田信治 「奄美大島における〈里芋〉と〈さつま芋〉の方言分布とその解釈」 『奄美のことば〈九学会連合奄美調査委員会言語班報告〉』昭55・2 →かんしょ(甘藷) 160 さて・さては 接続詞 斎木一馬 「国語資料としての古記録の研究―近世初期記録語の例解」 『仏教史研究』3昭43・11 小久保崇明 「特集・接続詞のすべて接続詞小辞典文語編〈さて〉」 『月刊文法』2-12昭45・10 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 160 さて 間投助詞 児山敬一 「間投助詞の〈さて〉〈せよ〉・間投助詞の〈も〉と格助詞の〈も〉・間投助詞の〈も〉と〈かも〉」 『文芸心』148~150昭46・579 160 サディスティック 赤瀬川原平 「リレー連載新外来語和解(9)サディスティック」 『翻訳の世界』7-6昭57・6 160 さておき 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 160 さと 副詞 山口仲美 ③ 160 さど 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 160 さといも 里芋 国立国語研究所 『日本言語地図4』 昭45・6 真田信治 「奄美大島における〈里芋〉と〈さつま芋〉の方言分布とその解釈」 『奄美の言葉〈九学会連合庵美調査委員会言語班報告〉』昭55・2 安達巌 『日本食物文化の起源』 昭56・5自由国民社 160 さとう さたう 左道 斎木一馬 「国語資料としての古記録の研究―記録語の例解」 『国学院雑誌』55-2昭29・6 160 さとう 砂糖 安達巌 『日本食物文化の起源』 昭56・5自由国民社 160 さとうや 砂糖屋 金田一春彦 『日本語音韻の研究』 昭42・3東京堂 160 さとおや 里親 金田一春彦 『日本語音韻の研究』 昭42・3東京堂 160 さどだほし 柳田国男 『国語史新語篇』 昭11・12刀江書院=『定本柳田国男集18』昭38・8 160 さとはぶ 柳田国男 『国語史新語篇』 昭11・12刀江書院=『定本柳田国男集18』昭38・8 160 さとびと 里人 三木孝 「枕草子語彙覚書―里人・すぢかふ」 『平安文学研究』15昭29・6 160 さとやばし 柳田国男 「橋の名と伝説」 『定本柳田国男集5』昭37・9 160 さなぎ 蛹 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集19』昭38・2 160 さなご 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 160 さなだ 星加宗一 「小林氏の〈もとな〉〈さなだ〉の考説を読みて」 『国語と国文学』9-1昭7・1 160 さなつら 左奈都良 渡部和雄 「〈左奈都良〉考」 『国語と国文学』40-5昭38・5 160 さなり 大木正義 「〈さり〉〈さなり〉をめぐって―中古の和文を中心に」 『言語と文芸』91昭56・3 160 さに 柳田征司 「原因・理由を表わす〈~サニ〉の成立と衰退―史記抄を資料として」 『近代語研究5』昭52・3武蔵野書院 160 さぬ 佐野 尾崎喜左雄 「〈さぬ〉(佐野)」 『群馬大学教育学部紀要』18昭44・4 160 さね 佐竹昭広 「さね・かつて考―万葉語彙」 『国語国文』20-6昭26・8 毛利正守 「〈サネ・カッテ〉再考」 『万葉』102昭54・12 佐竹昭広 『万葉集抜書』 昭55・5岩波書店 160 さねさし 吉田澄夫 「〈さねさし〉考」 『文学論藻』32昭40・11 160 さば 青魚・鯖 島田勇雄 「近世本草書類における青魚について」 『国語研究室』6昭42・10 160 ―をよむ てるおか・やすたか 『すらんぐ・卑語』 昭32・4光文社 160 さばえ 狭蠅 狭正一 「狭蠅考」 『国学院雑誌』41-12昭10・12 160 さび 寂 久松潜一 「美を表す語について―さび―」 『日本語』15-1昭50・1 中沢政雄 「哲学的言語〈さび〉から〈よみ〉まで」 『国語教育科学』17-6昭52・6 赤羽学 ⑩ 160 さびしい 寂 大野晋 『日本語の年輪』 昭41・5新潮文庫 中野洋 「サミシイとサビシイ」 『講座正しい日本語2』昭46・1明治書院 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 松浦照子 ⑨ 161 さひのくまみ 佐檜隈 山田弘道 「黄葉片々―〈佐檜の隈み〉考」 『万葉』32昭34・7 161 さびる 錆 赤羽学 ⑩ 161 さぶし 寂・淋 松浦照子 ⑨ 161 さぶろう さぶらふ 侍 山本信道 「敬語法の総合探求(語彙の研究)〈さぶらふ〉及びその類語の発生と展開」 『国文学解釈と教材の研究』5-2昭35・1 坂文子 「平安朝の〈はべり〉と〈さぶらふ〉と」 『王朝2』昭45・4 蜂谷清人 「文禄本舞の本の〈候ふ〉と〈さふらふ〉―男女の使い分けの問題を中心に」 『山梨英和短期大学創立十五周年記念国文学論集』昭56・10笠間書院 →そうろう・なにがしさぶろう 161 さほう 作法 松井栄一 『国語辞典にない語』 昭58・4南雲堂 161 サボタージュ 下野雅昭 ⑩ 161 サボる 下野雅昭 ⑩ 161 さほど 然程・左程 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 161 さま 様 柳田国男 「人の名に様をつけること―家々の言語生活」 『言語生活』8昭27・5 柳田国男 『毎日の言葉新版』 昭31・7創元社=『定本柳田国男集19』昭38・2 宮城文雄 「用言の連体形を統括する〈さま〉の表現構造について―物語的発想とその文体の問題」 『平安文学研究』25昭35・11 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 山田雅子 「〈さま〉と〈やう〉の用法」 『武庫川国文』18昭55・11 桜井光昭 『敬語論集―古代と現代』 昭58・3明治書院 菊田紀郎 ⑪ 161 ―がわり 変 見坊豪紀 『ことばの海をゆく』 昭51・11朝日新聞社 161 さまざま 様々 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 161 さます 冷 平沢洋一 「特集・類義語の意味論的研究さます・ひやす・うめる」 『日本語研究』3昭55・10 161 ざます 江湖山恒明 「女性語〈ざます〉考」 『橋本博士還暦記念国語学論集』昭19・10岩波書店 斎藤紀子 「現代の女性語―ざます考」 『日本文学ノート』12昭52・2 161 ざまたれ 北村静子 「〈イダアコ〉と〈ザマタレ〉」 『三重県方言』10昭35・7 161 さまほしや 寿岳章子 「様ほしや」 『言語生活』124昭37・1 161 さまよう 迷・彷徨 柴田武編 『ことばの意味1』 昭51・9平凡社 161 さみしい 寂 中野洋 「サミシイとサビシイ」 『講座正しい日本語2』昭46・1明治書院 161 さむい・さむし 寒 能勢佐十郎 「万葉集の〈聞く〉〈寒し〉など」 『国文学攷』24昭35・11 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 161 さむか 寒 「国語史と言語地理学」 『シンポジウム日本語1』昭50・10学生社 161 さむしろ 狭蓆 堀部正三 「〈桜人〉〈狭蓆〉〈巣守〉攷」 『国語国文』12-3昭17・3 161 さむろう さむらふ 侍・候 吉沢義則 『国語国文の研究』 昭2・4岩波書店 161 さめる 柴田武編 『ことばの意味1』 昭51・9平凡社 紫田稔 「特集・類義語の意味論的研究さめる・ひえる」 『日本語研究』3昭55・10 161 さも 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 161 ―あらばあれ 遮莫 鈴木一男 「〈就中・加之・遮莫・挙世〉の訓法小論」 『樟蔭国文学』17昭54・10 161 さもしい 大野晋 『日本語の年輪』 昭41・5新潮文庫 森田武 「〈さもしい〉考」 『国文学攷』65昭49・11 横田貢 ⑩ 161 さやあて 鞘当 てるおか・やすたか 『すらんぐ・卑語』 昭32・4光文社 161 さやぐ 乱 佐竹昭広 『万葉集抜書』 昭55・5岩波書店 161 さやげども 乱友 江湖山恒明 「〈乱友〉の訓み方について」 『国語と国文学』21-8昭19・8 →みだるとも 161 さやけし 明・爽・清 形容詞 渋谷虎雄 「〈きよし〉と〈さやけし〉」 『語文』5昭27・4 工藤力男 「古代複合形容詞の一問題―清明の旧訓をめぐって」 『国語国文』43-3昭49・3 高野正美 「万葉集における新しい自然の発見―きよし・さやけしの世界」 『国語と国文学』51-7昭49・7 161 さやけかりこそ 句 菊沢季生 「万葉集巻一〈一五番〉の歌の〈清明己曾〉の訓み方について」 『宮城学院研究論文集』22昭38・5 162 さゆう・さう 左右 大野峻 「左右(続)」 『東海大学紀要』8昭42・2 大野晋 「古言雑考(3)東西南北と左右」 『学習院大文学部研究年報』19昭48・3 池田弥三郎 「ことばのことば左右とみぎひだり」 『言語』7-4昭53・4 162 さゆる 『中世法制史料集3』補注 昭40・8岩波書店 162 さよう 作用 鈴木修次 『漢語と日本人』 昭53・9みすず書房 162 さようしかれば 左様然 蜂谷清人 ⑤ 162 さようなら 左様 伊吹一 「講座美しい日本語(2)~(3)挨拶ことば・さようなら・挨拶の効用・午前午後の挨拶」 『月刊ペン』昭45・1~4 蜂谷清人 ⑩ 162 さら 皿 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 162 さらさら 水之浦律子 「触感における〈さらさら〉の表現について」 『東洋大学短期大学論集』3昭42・3 162 さらず 北村英子 「〈落ちず〉〈去らず〉の成句について」 『樟蔭国文学』16昭53・9 162 サラダ 安達巌 『日本食物文化の起源』 昭56・5自由国民社 162 さらに 更 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 162 さらさらにうけたまはらし 小久保崇明 「大鏡の語法―〈更々にうけ給はらし〉考」 『解釈』20-3昭49・3 162 ―なし 無 古賀精一 「上代の〈更無〉について」 『大坪併治教授退官記念国語史論集』昭51・5表現社 162 さらぬわかれ ―別 慶野正次 「〈さらぬ別れ〉考」 『解釈』14-12昭43・12 162 さらば 清瀬良一 「天草本平家物語の接続表現―〈さらば〉などの場合について」 『広島大学文学部紀要』8昭30・10 堀内武雄 「特集・接続詞のすべて接続詞小辞典文語編〈さらば〉」 『月刊文法』2-12昭45・10 蜂谷清人 ⑩ 162 ―せん 柳田国男 『国語史新語篇』 昭11・12刀江書院=『定本柳田国男集18』昭38・8 162 サラリーマン 三宅鴻 「外来語のずれ(10)~(12)」 『英語青年』116-15昭46・1~3 竹浪聡 「新聞に現われた特色」 飛田良文編『英米外来語の世界』昭56・10南雲堂 162 ざらん 小松登美 「〈じ〉と〈ざらん〉」 『未定稿』9昭36・9 162 さり 大木正義 「〈さり〉〈さなり〉をめぐって―中古の和文を中心に」 『言語と文芸』91昭56・3 162 ざり 助動詞 宮田和一郎 「助動詞〈ざり〉」 『国語国文』17-7昭23・10 三吉陽 「〈ずあり〉〈ざり〉〈ず〉についての一考察」 『愛媛国文研究』3昭29・3 門前正彦 「漢文訓読史上の一問題(三)―助動詞〈ざり〉について」 『訓点語と訓点資料』13昭35・2 鶴久 「所謂形容詞のカリ活用及び打消の助動詞ザリについて―特に万葉集における義訓にすべき不安・不遠・不近・不悪・不有をめぐって」 『万葉』42昭37・1 野島進 「打消の助動詞〈ず・ざり・ぬ〉について」 『国文学解釈と教材の研究』7-3昭37・2 土井洋一 「特集・日本語の助動詞の役割否定(ず・ざり・じ・まじ)」 『国文学解釈と鑑賞』33-12昭43・10 森昇一 「打消の助動詞〈ざり〉の性格」 国学院大『国語研究』29昭44・12 吉田金彦 『上代語助動詞の史的研究』 昭48・3明治書院 162 さりとも 佐藤宣男 「特集・接続詞のすべて接続詞小辞典文語編〈さりとも〉」 『月刊文法』2-12昭45・10 162 さりながら 佐藤宣男 「特集・接続詞のすべて接続詞小辞典文語編〈さりながら〉」 『月刊文法』2-12昭45・10 川北操 「文体と接続詞―近松門左衛門作品中の〈されども〉〈さりながら〉」 『奈良教育大国文研究と教育』3昭54・3 162 ざりぬる 門前正彦 「成唯識論の〈ざりぬる〉というよみ方について」 『訓点語と訓点資料』12昭34・8 162 さる 猿 新村出 『国語学叢録』 昭18・11一条書房 162 さる 連体詞 沢潟久孝 「〈さる〉攷」 関西大『国文学』5昭26・9 中川芳雄 「連体詞去るの発源とその性格」 静岡女子大『研究紀要』1昭43・3=『国文研究』1昭43・6 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 163 さる 助動詞 豊田英吉 「南部(八戸)方言に於る助動詞について―特にサル・エルについて」 『国語学』12昭28・7 大橋勝男 「栃木県江曾島本村方言の〈サル〉ことば」 『国文学攷』28昭37・3 大橋勝男 「栃木県における助動詞〈さる〉」 栃木高校国研『国語』3昭38・8 163 ざる 笊 橘正一 「笊の語史と方言分布」 『国語研究(仙台)』2-8昭9・8 石田英子 「安芸〈八幡川〉流域の方言事象の分布について―〈目の荒い籠〉〈笊〉に相当するもの」 『広島女学院大国語国文学誌』2昭47・12 163 ざる 戯 佐藤喜代治 「近代の語彙1」 『講座国語史3』昭46・9大修館 163 さるおがせ 猿麻裃 柳田国男 『方言と昔』 昭25・1朝日新聞社=『定本柳田国男集18』昭38・8 163 さるに 佐藤宣男 「特集・接続詞のすべて接続詞小辞典文語編〈さるに・さるを〉」 『月刊文法』2-12昭45・10 163 さるにかもにる 武智雅一 「〈猿ニ鴨似〉の訓」 『愛媛国文研究』11昭37・5 163 さるは 成田杢之助 「〈さるは〉の諸説に対する不安(一)(二)(三)」 『立命館文学」1-356 時枝誠記 「源氏物語帚木巻冒頭の解釈―〈さるは〉の語義・用法について」 『国語国文』3-3昭8・3 福田良輔 「源氏物語帚木巻〈さるは〉に就いて―時枝誠記氏の論文を読みて」 『国語国文』3-6昭8・6 時枝誠記 「古典解釈の方法―さるはヲ中心トシテ」 『国語国文』3-9昭8・9 吉沢義則 『源語釈泉』 昭25・7誠和書院=『増補源語釈泉』昭48・5臨川書店 北山谿太 「〈さるは考〉など―源氏物語語義語法研究」 『平安文学研究』16昭29・12 増淵恒吉 「〈の〉〈に〉〈と〉〈さるは〉について」 『講座日本語の文法4』昭42・12明治書院 井上博嗣 「古代語〈さるは〉の意味について―その云わゆる接続詞的なる」 京都女子大『女子大国文』80昭51・12 163 ざるらむ 宮田和一郎 「〈ざるらむ〉は歌謡かその他」 『国語国文』16-3昭22・4 163 さるを 佐藤宣男 「特集・接続詞のすべて接続詞小辞典文語編〈さるに・さるを〉」 『月刊文法』2-12昭45・10 163 されど 佐藤宣男 「特集・接続詞のすべて接続詞小辞典文語編〈されど(されども)〉」 『月刊文法』2-12昭45・10 163 ―も 川北操 「文体と接続詞―近松門左衛門作品中の〈されども〉〈さりながら〉を中心として」 『奈良教育大国文研究と教育』3昭54・3 163 されば 堀内武雄 「特集・接続詞のすべて接続詞小辞典文語編〈されば〉」 『月刊文法』2-12昭45・10 163 される 湯沢幸吉郎 『国語学論考』 昭15・2八雲書林・上田書店 163 ざれる 戯 坂詰力治 ⑩ 163 さわ 沢 佐久間英・佐久間津奈子・佐久間百合・佐久間あさ子 『沢(津)という姓(苗字)の民族学的・人文地理学的研究』 昭35・1私家版 163 さわがしい 騒 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 菊田紀郎 ⑩ 163 さわぐ 騒 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 163 さわだ さはだ 小林好日 『国語学の諸問題』 昭16・8岩波書店 163 さわやか さはやか 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 163 さわらか さはらか 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 米野正史 「中古文学における接尾辞〈やか〉〈らか〉―源氏物語玉鬘に用いられた〈そびやか・なごやか・さわらか・わららか〉について」 国学院大『国語研究』42昭54・3 163 さわる 触 柴田武編 『ことばの意味1』 昭51・9平凡社 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 粂井和幸 「特集・類義語の意味論的研究さわる・ふれる・接する・接触する」 『日本語研究』1昭53・3 163 さん 三 貝塚敬次郎 「〈三〉という数字」 『ファイナンス』18-3昭57・6 163 さん 大越弘 「〈先生〉と〈さん〉」 『言語生活』120昭36・9 佐藤中正 「クン・サン論考」 『ことば』30昭38・4 大石初太郎 「ことばと民主主義〈さん〉と〈くん〉」 『IPE』42~48昭40・3~9 松本和雄・丸山利雄・渡辺万次郎・武藤敏子 「〈さん〉と〈くん〉について―読者の意見」 『IPE』4344昭40・45 読売新聞社会部 『日本語の現場4』 昭52・6読売新聞社 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 163 さん 格助詞 「国語史と言語地理学」 『シンポジウム日本語1』昭50・10学生社 →さ 164 さんか 柳田国男 「〈イタカ〉及び〈サンカ〉」 『定本柳田国男集4』昭38・4 164 さんき 三喜 新村出 「三喜考」 『市河博士還暦祝賀論文集1』昭21・11研究社 164 ざんき 慚愧 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 164 さんきょ 地名 柳田国男 『地名の研究』 昭11・1古今書院=『定本柳田国男集20』昭37・8 164 さんげ・ざんげ 懺悔 亀井孝 「懺悔考・女郎考」 『国語学』36昭34・3 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 164 さんけい 参詣 安蘇谷正彦 「神道用語集29さんけい(参詣)」 『国学院大日本文化研究所紀要』41昭53・3 164 さんこ 三戸 大塚光信 『キリシタン版エソポ物語』補注 昭46・3角川文庫 164 さんごくいち 三国一 新村出 『南蛮記』 大正4・8東亜堂書房=『新村出全集5』昭46・2筑摩書房 164 さんこん 三献 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 164 さんさいこうせき 遠藤哲夫 「故語漫筆(5)三載考積」 『国語展望』59昭56・11 164 さんさんくど 三々九度 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 164 さんじょう 山上 久曾神昇 「万葉集〈山上〉の訓」 『国文学解釈と鑑賞』6-7昭16・7 164 さんす 産 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 164 さんのひもをとく 産紐解 佐藤亨 昭55・10 164 ざんそう 讒奏 『日本語の歴史4』 昭39・7平凡社 164 さんち 山地 上野勇 「山地の方言」 『上州路』7-10昭55・10 164 さんちょう 山頂 室山敏昭 「瀬戸内海域における方言事象の分布およびその解釈について―〈山頂〉」 『方言研究年報』8昭41・3 164 さんど 三度 上田克 「今昔物語集における数詞の表現性―〈三度〉の暗示性を中心に」 『国語と教育』7昭57・12 164 さんとう 察党 『中世法制史料集3』補注 昭40・8岩波書店 164 ざんない 岡部伊都子 「言語時評〈ざんない〉と〈はんなり〉」 『言語生活』353昭56・5 164 ざんねん 残念 国広哲弥編 『ことばの意味3』 昭57・5平凡社 164 さんばい 渡辺昭五 「サンバイの名義と由来」 『田唄研究』13昭45・10 164 し 之 井上富蔵 「万葉集に於ける〈之〉の用法」 『岡山大学学術紀要』昭28・3 中川浩文 「〈之〉の本質と用法」 『女子大国文』6昭32・6 小林芳規 「陳述の助字〈之〉の訓読―特に博士家点と仏家点との訓分け―」 『文学論藻』23昭37・10 福田良輔 『古代語文ノート』 昭39・2南雲堂桜楓社 大野峻 「之字考―〈これ〉と読む時」 『湘南文学』7昭48・3 小山登久 「公家日記に見える〈之〉の字の用法について―平安時代の資料を対象に―」 大阪大『語文』32昭49・9 →これ 164 し 師 藤井信男 「古事記の成立時期と用字法との関係―〈師〉の字について―」 『古事記年報』2昭30・1 164 し 梓 新村出 『国語学叢録』 昭18・11一条書房=『新村出全集3』昭47・5筑摩書房 164 し 詞 山田俊雄 「色葉字類抄の畳字門の語の注―〈詞〉の意義」 『山田孝雄追悼史学語学論文集』昭37・11宝文館 164 し 詩 永嶋大典 ⑥ 164 し 代名詞 森重敏 「代名詞〈し〉について」 『万葉』16昭30・7 164 し 動詞 岩井良雄 「動詞〈し〉の性格」 『国文学論考』4昭42・12 165 し 助詞 永田吉太郎 「方言語法の問題(5)終助詞私見・シを中心として」 『方言』4-11昭9・11 根来司 「副助詞し・しも・のみ〈古典語〉」 『国文学解釈と教材の研究』12-2昭42・1 高松佐久江 「助詞〈し〉の用法と機能」 京都女子大『女子大国文』9昭33・6 川端善明 「助詞〈し〉の説―係機能の周辺」 『万葉』45昭37・10 佐藤信子 「助詞〈し〉について」 『玉藻』6昭45・5 青木勝彦 「助詞〈シ〉について―中古における用法の狭さの意味するもの」 『言語と文芸』71昭45・7 蜂谷清人 「特集・日本語における助詞の機能と解釈副助詞し・しも・のみ・ばかり・まで・など〈だけ〉〈くらい〉〈ほど〉」 『国文学解釈と鑑賞』35-13昭45・11 吉田金彦 「特集・日本語における助詞の機能と解釈接続助詞て(とて)・して・で・つつ・ながら・や〈し〉〈ても〉」 『国文学解釈と鑑賞』35-13昭45・11 久野暉 『日本文法研究』 昭48・6大修館 菅原範夫 「中止法的に用いられる助詞〈し〉について」 『国文学攷』78昭53・4 柏原司郎 「接続助詞〈し〉の成立をめぐって」 『田辺博士古稀記念国語助詞助動詞論叢』昭54・8桜楓社 柏原司郎 「接続助詞〈し〉の成立についての補遺考」 国学院大『国語研究』43昭55・3 165 し 助動詞〈き〉の連体形 今泉忠義 「助動詞〈き〉の活用形〈し〉の考」 『国学院雑誌』昭5・10 佐藤定義 「〈げにかよひたりしかたちを〉の〈し〉」 『古典』1昭32・2 国田百合子 「助動詞〈し〉の用法―記紀歌謡を中心として」 『文学語学』7昭33・3 桜井茂治 「回想の助動詞〈き〉と連体形〈し〉―アクセント史からみた活用形の成立」 国学院大『国語研究』14昭37・8 吉田金彦 『上代語助動詞の史的研究』 昭48・3明治書院 谷島悟郎 「短歌に於ける〈し〉〈たり〉の使用」 『歌と評論』47-2昭51・2 吉田金彦 『国語意味史序説』 昭52・11明治書院 国田百合子 「助動詞〈し〉の未然形試論」 『田辺博士古稀記念国語助詞助動詞論叢』昭54・8桜楓社 太田行蔵 「〈し〉と〈たる〉の世界」 『国語国字』110昭56・11 宮島達夫 「一拍語形の不安定性―〈シ〉と〈シテ〉」 『計量国語学』13-7昭57・12 165 し 形容詞語尾 折口信夫 「形容詞の論(その二)―語尾〈し〉の発生」 『金沢博士還暦記念東洋語学乃研究』昭7・13三省堂=『折口信夫全集19』昭30・2中央公論社 高野忠興 「日本語の形容詞―語尾〈し〉のいみ」 『北海道学芸大紀要』9-2昭33・12 165 じ 而 藤原昭華 「古事記の用字〈而〉と〈以〉」 『古事記年報』7昭35・6 稲岡耕二 「〈然叙年而在〉私按―両用仮名〈而〉の訓読」 『国語と国文学』42-2昭40・2 峰岸明 「平安時代記録資料における〈而〉字の用法について―記録語研究の一方法」 『国語学』62昭40・9 石塚晴通 「上代から中古初頭の変体漢文に於ける〈而〉字の用法(下)」 『国語研究室』7昭43・5 →しこうして 165 じ 示 小泉道 「日本霊異記〈示〉字考」 『愛文』15昭54・7 165 じ 次 犬飼隆 「〈次〉字で兄弟名を列挙する形式―口承と記載」 『佐伯梅友博士喜寿記念国語学論集』昭51・12表現社 165 じ 璽 渡辺友左 ② 165 じ 助動詞 松村明 「いわゆる打消の助動詞(2)〈じ〉の研究」 『国文学解釈と教材の研究』4-2昭34・1 小松登美 「〈じ〉と〈ざらん〉」 『未定稿』9昭36・9 伊藤慎吾 「源氏物語における助動詞マジ・ジの用例の比較研究」 『滋賀大学芸学部紀要』11昭37・12 大野晋 「推量の助動詞」 『国文学解釈と鑑賞』28-7昭38・6 奥村三雄 「打消の推量の助動詞―じ・まじ〈古典語〉」 『国文学解釈と教材の研究』9-13昭39・10 山崎馨 「形容詞系助動詞の成立(2)」 『国語と国文学』42-3昭40・3 渥美功 「雨月物語解釈私考―〈いかで〉に呼応する〈じ〉の場合」 『国語通信』87昭41・7 土井洋一 「特集・日本語の助動詞の役割否定」 『国文学解釈と鑑賞』33-12昭43・10 桜井光昭 「特集〈む〉の徹底的研究〈じ〉は〈む〉の否定か」 『月刊文法』2-8昭45・6 吉田金彦 『上代語助動詞の史的研究』 昭48・3明治書院 正信あつ子 「中世・近世の文語における助動詞〈ジ〉〈マジ〉の研究」 『国文』41昭49・7 小林賢次 「院政・鎌倉時代におけるジ・マジ・ベカラズ」 『言語と文芸』84昭52・6 小林賢次 「院政・鎌倉時代における否定推量・否定意志の表現」 『香川大教育学部研究報告』1-43昭52・10 吉田金彦 『国語意味史序説』 昭52・11明治書院 山内洋一郎 「なぜ〈じ〉の已然形がないのか―活用形の有無について」 『高校教育通信国語』15昭57・6 166 じ 接尾語 原田芳起 「上代の形容詞性接尾辞〈じ〉―打消か類似か」 『樟蔭国文学』12昭49・9 166 しあい 試合 天沼寧 「ことばの質問箱あて字について」 『言語生活』345昭55・9 166 じあい 自愛 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 166 しあさって 明々後日 国立国語研究所 『日本言語地図6』 昭49・3 佐藤亮一 「言語地図からみた〈しあさって〉と〈やのあさって〉」 『言語生活』284昭50・5 佐藤亮一 「方言の分布〈しあさって〉と〈やのあさって〉」 徳川宗賢編『日本の方言地図』昭54・3中央公論社 166 しありく・しあるく 為歩 楳垣実 「〈しあるく〉試考」 『国語研究(仙台)』3-5昭10・5 石田春昭 「アリクの意味とシアリク」 『国語研究(仙台)』4-3昭11・3 楳垣実 「〈しあるく〉再考」 『国語研究(仙台)』4-5昭11・5 166 しあわせ 仕合・幸 金子幸江 「〈しあわせ〉の意味の変遷―〈さいはひ〉との関係から」 『立正女子大国文』5昭51・3 小野正弘 ⑩ 中村邦夫 ⑩ 166 ―ます・おいでませ 今井正 「山口方言雑考―〈幸せます・おいでませ〉」 『論集―山口県方言の研究』昭56・6笠間書院 166 しー 精 中本正智 ⑧ 166 しー 磯貝みほ子 「〈シー〉と〈メタメタ〉」 『上毛民族』44昭51・12 166 しいし 〓 星野喬 「〓(しいし)者」 『国学院雑誌』41-5昭55・5 166 しいて しひて 強 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 桜井美智子 「国語副詞の史的研究〈しひて〉」 『文学史研究』22昭56・11 166 しいな 粃 小野田勝次 「〈シーナ〉〈モミ〉の言語地理学的解釈」 『法政大学言語社会学研究会会報』2昭48・1 166 しお しほ 塩・潮 青柳精三 「伊豆神津島ことばのシオ〈潮〉の意味」 『言語学論叢』11昭46・11 小口崇博 「伊豆大島のことばのシオ〈潮〉とカゼ〈風〉の意味」 『フィールドの歩み』1昭47・9 斎藤修平 「新島のことば―潮と風に関する語彙をめぐって」 『フィールドの歩み』1昭47・9 村上昭子 「八丈島の風と潮―三根の発話資料より」 『フィールドの歩み』1昭47・9 真下三郎 「遊里語研究(8)」 『近世文芸稿』17昭48・2 青柳精三 「房州・伊豆南西部の潮と風」 『フィールドの歩み』3昭48・3 山口崇博 「伊豆稲取ことばのシオ〈潮〉とカゼ〈風〉の意味」 『フィールドの歩み』3昭48・3 斎藤修平 「伊豆・宇佐美のことば」 『フィールドの歩み』3昭48・3 野尻洋一 「磯崎の潮と風」 『フィールドの歩み』3昭48・3 野尻洋一 「川奈の潮と風」 『フィールドの歩み』3昭48・3 山田みのる 「八幡町ノート」 『フィールドの歩み』3昭48・3 原田満彦 「三浦半島小網代の潮と風」 『フィールドの歩み』4昭48・11 原田満彦 「三浦半島間口の潮と風」 『フィールドの歩み』4昭48・11 青柳精三 「御蔵島の潮と風」 『フィールドの歩み』7昭50・11 室山敏昭 「漁業社会の〈潮〉の語彙」 『フィールドの歩み』7昭50・11 阪倉篤義 『日本語の語源』 昭53・9講談社 安達巌 『日本食物文化の起源』 昭56・5自由国民社 166 ―からい・からし 辛 形容詞 国立国語研究所 『日本言語地図1』 昭42・4 佐藤亮一編 『学研版日本方言地図1』 昭55・4学習研究社 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 八亀師勝 「〈しほからし〉考―蕪村の批評用語をめぐって」 『語文叢誌田中裕先生御退職記念論集』昭56・3 長尾勇 「五味考―味覚用語の変遷と分布」 日大『語文』55昭57・7 166 ―じり 尻 高橋貞一 「しほじり考」 『平安文学研究』15昭29・6 166 ―ひ 干 犬養孝 「万葉の鶴―しほひ・しほみち」 関西大『国文学』52昭50・9=『吉永登先生古稀記念上代文学論集』昭50・9関西大学国文学会 166 ―みち 満 犬養孝 昭50・9 167 しおらし しほらし 形容詞 真下三郎 「遊里語研究(8)」 『近世文芸稿』17昭48・2 167 ―や 渡久地政宰 「〈きよらさ〉と〈しほらしや〉の美的内容―オモロと琉歌を中心に」 『沖縄文化』40昭48・7 167 しおり しほり・しをり 撓 関守次男 「芭蕉の〈しをり〉の吟味」 『山口大学文学会会誌』2昭29 小西甚一 「〈しほり〉の説」 『言語と文芸』8-6昭41・11 赤羽学 「〈しをり〉の意味内容―特に〈しをれ〉との関連について」 『岡山大学法文学部学術紀要』25昭42・2 河野喜雄 「〈佗び〉〈撓り〉論―その語源と美学的意義」 『解釈』20-2昭49・2 桑田明 『日本文法探究下』 昭53・1風間書房 167 しおり しをり 枝折 遠藤邦基 ⑩ 167 しおる しをる 撓・萎 阪倉篤義 『日本語の語源』 昭53・9講談社 遠藤邦基 ⑩ 167 しおる しをる 枝折 遠藤邦基 ⑩ 167 しおる しほる 湿 遠藤邦基 ⑩ 167 しおれ しをれ 撓 赤羽学 「〈しをり〉の意味内容―特に〈しをれ〉との関連について」 『岡山大法文学部学術紀要』25昭42・2 167 しか 鹿 『日本語の歴史5』 昭39・11平凡社 167 しか 副詞 原田芳起 「上代語彙論ノート―〈しか〉と〈さ〉の交錯」 『樟蔭国文学』4昭27・10=『平安時代文学語彙の研究』昭37・9風間書房 築島裕 『平安時代の漢文訓読語につきての研究』 昭38・3東京大学出版会 167 しか 助詞 武田祐吉 「しか・てしか考」 『国語と国文学』昭6・7 久世正富 「〈コレシカヨイ〉由来記」 『和歌山方言』1昭29・11 長谷川清喜 「副助詞ほか・しか・やら・か・ほど・なり〈現代語〉」 『国文学解釈と教材の研究』12-2昭42・1 武田蓉子 「副助詞〈だけ・ばかり・くらい・ほど・きり・しか〉の意義素」 山形大『国語研究』21昭45・8 鶴久 「特集・日本語における助詞の機能と解釈係助詞だに・すら・さへ〈さえ〉〈しか〉〈でも〉」 『国文学解釈と鑑賞』35-13昭45・11 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 有馬煌史 「〈夕の追風〉におけるしかの意義について」 竹岡正夫編『国語学史論叢』昭57・9笠間書院 167 じか 自家 遠藤好英 ⑩ 167 しかいしゃ 司会者 榊原昭二 「〈司会者〉登場」 『言語生活』277昭49・10 167 しがいてきたい 死骸敵対 勝俣鎮夫 「中世の罪と罰4〈死骸敵対〉」 『UP』103昭56・5 167 しかかる 仕掛 高羽四郎 「俳諧における〈…しかかる〉の用法」 梅光女学院大『国文学研究』4昭43・11 167 しかく 視覚 斎藤倫明 ⑩ 167 しかくい 四角 中沢政雄 「現代国語学(1)~(5)」 『国語教育科学』6-5~11昭41・5~11 国立国語研究所 『日本言語地図1』 昭42・4 167 しかけ 仕掛 前田金五郎 「西鶴用語小考」 『言語と文芸』56昭43・1 167 しかし 接続詞 森田良行 「しかし―発生と展開」 『ことばの宇宙』3-11昭43・11 竹内好・村上一郎・判沢弘 「〈座談会〉しかし」 『ことばの宇宙』3-11昭43・11 佐藤宣男 「特集・接続詞のすべて接続詞小辞典文語編〈しかし〉」 『月刊文法』2-12昭45・10 村上本二郎 「特集・接続詞のべすて接続詞小辞典口語編〈しかし〉」 『月刊文法』2-12昭45・10 中村邦夫 「芥川竜之介の文体―〈しかし〉〈が〉〈…が…〉三語間の使用率からみて」 『小松代融一教授退職嶋稔教授退官記念国語学論集』昭52・5 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 167 ―ながら 乍 佐藤宣男 「特集・接続詞のすべて接続詞小辞典文語編〈しかしながら〉」 『月刊文法』2-12昭45・10 村上本二郎 「特集・接続詞のすべて接続詞小辞典口語編〈しかしながら〉」 『月刊文法』2-12昭45・10 舩城俊太郎 「変体漢文の〈併〉字」 『国語学』83昭45・12 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 佐藤宣男 ⑩ 168 しかしか 然然 山田忠雄 「陳述の副詞〈しかしか・にんじゃく〉」 『山田孝雄追憶本邦辞書史論叢』昭42・2三省堂 柴田武 「日葡辞書の九州方言」 『山田孝雄追憶本邦辞書史論叢』昭42・2三省堂 168 しかじか 然然 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究』 昭37・9風間書房 168 しかして 而 堀内武雄 「特集・接続詞のすべて接続詞小辞典文語編〈しかして〉」 『月刊文法』2-12昭45・10 168 しかない 林巨樹 「〈行くしかない〉と〈行くよりほかない〉」 『口語文法講座3』昭39・11明治書院 Oyakawa, Takatsugu 「On the Japanese sika-nai construction」 『言語研究』67昭50・3 168 しかのみならず 加之 後藤和彦 「特集・接続詞のすべて接続詞小辞典文語編〈しかのみならず〉」 『月刊文法』2-12昭45・10 鈴木一男 「〈就中・加之・遮莫・挙世〉の訓法小論」 『樟蔭国文学』17昭54・10 168 しかばね 屍 宮地敦子 『身心語彙の史的研究』 昭54・11明治書院 168 しがみつく 動詞 柴田武編 『ことばの意味2』 昭54・6平凡社 宮本幸恵 「しがみつく・すがりつく・だきつく」 都立大『日本語研究』4昭56・12 168 しかも 然 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究』 昭37・9風間書房 後藤和彦 「特集・接続詞のすべて接続詞小辞典文語編〈しかも〉」 『月刊文法』2-12昭45・10 松井利男 「特集・接続詞のすべて接続詞小辞典口語編〈しかも〉」 『月刊文法』2-12昭45・10 久山善正 「方丈記冒頭文の解―〈しかも〉を中心に」 『国語国文』46-5昭52・5 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 168 しからば 然 堀内武雄 「特集・接続詞のすべて接続詞小辞典文語編〈しからば〉」 『月刊文法』2-12昭45・10 蜂谷清人 ⑩ 168 しかり 然・而 山田孝雄 『漢文の訓読によりて伝へられたる語法』 昭10・5宝文館 春日政治 『西大寺本金光明最勝王経古点の国語学的研究』 昭17・12岩波書店=復刊昭44・9勉誠社 宮田裕行 「今昔物語集における〈然〉について」 『東洋大学短期大学紀要』1昭45・3 168 しかるあいだ あひだ 然間 平方幸夫 「今昔物語集の接続詞―而ル間」 『紫のいほり』11昭51・2 168 しかるに 接続詞 佐藤宣男 「特集・接続詞のすべて接続詞小辞典文語編〈しかるに〉」 『月刊文法』2-12昭45・10 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 168 しかるを 接続詞 佐藤宣男 「特集・接続詞のすべて接続詞小辞典文語編〈しかるを〉」 『月刊文法』2-12昭45・10 168 しかれども 山田孝雄 昭10・5 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究』 昭37・9風間書房 佐藤宣男 「特集・接続詞のすべて接続詞小辞典文語編〈しかれども〉」 『月刊文法』2-12昭45・10 168 しかれば 堀内武雄 「特集・接続詞のすべて接続詞小辞典文語編〈しかれば〉」 『月刊文法』2-12昭45・10 168 しかる 叱 吉田金彦 「ほめる・しかるの語誌」 『言語生活』260昭48・5 168 しぎ 仕儀 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 168 じき 直 島田欣一 「〈やがて〉小考〈やがて〉と〈すぐ〉―古典語と現代語とのあいだ」 『日本語』15-7昭50・9 森田良行 『基礎日本語1・2』 昭52・10、55・6角川書店 168 じぎ 時宜 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 168 しきがね 敷銀・敷金 佐藤鶴吉 「詞章研究―日本永代蔵」 『国語国文の研究』31昭4・4 168 しきさい 色彩 大嶋由子 「新古今集・玉葉集・風雅集の〈いろ〉と〈色彩〉」 『日本文学ノート』16昭56・1 168 しきしまの 枕詞 鈴木武晴 「〈しきしまの〉考」 『岡大国文論稿』10昭57・3 168 しきせん 敷銭 『中世法制史料集3』補注 昭40・8岩波書店 168 しきだい 色代 佐藤喜代治 『日本文章史の研究』 昭41・10明治書院 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 168 しきりに 旋時・時乍・頻 山田孝雄 『漢文の訓読によりて伝へられたる語法』 昭10・5宝文館 杉本行夫 「懐風藻互対助字旋時時乍訓考」 『島根大学論集』10昭36・3 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 169 しく 如 森田武 『天草版平家物語難語句解の研究』 昭51・3清文堂 169 しぐさ 仕草 司馬遼太郎・多田道太郎 「特別企画・日本語〈対談〉日本人の〈しぐさ〉という日本語(1)(2)」 『週刊読売』昭51・4・310 169 しくはっく 四苦八苦 てるおか・やすたか 『すらんぐ・卑語』 昭32・4光文社 169 じぐも ぢぐも 地蜘蛛 長尾勇 「地蜘蛛考」 『国語学』19昭29・12 169 しぐれ 時雨 新村出 「語源をさぐる1」 『新村出全集4』昭46・9筑摩書房 根本順吉 「気象の言葉―〈つゆ〉と〈しぐれ〉」 『日本国語大辞典ことばのまど』4昭48・7 169 じげ ぢげ 岡野信子 「〈ジ(ヂ)ゲ〉の語史―その語義の推移についての一考察」 梅光女学院大『日本文学研究』10昭49・11 169 しけい 死刑 別役実 「犯罪のことば(17)」 『三省堂ぶっくれっと』21昭54 169 しげきとき 繁時 片山武 「万葉集二八五二の〈繁時〉の訓について」 『美夫君志』14昭45・12 169 しげしげ 繁繁 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 169 しげち 宮良当壮 「〈しげち〉と〈さかな〉」 『民族学研究』21-12昭32・5 169 しげる 高野斑山 「しげる考」 『新小説』11-11 169 しけん 試験 鈴木修次 『漢語と日本人』 昭53・9みすず書房 169 じけん 事件 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 169 しこ 醜 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究』 昭37・9風間書房 金子武雄 「〈しこ〉の論―上代語研究1」 『学苑』284昭38・8 並木宏衛 「〈しこ〉の系譜―醜の御楯」 『国学院雑誌』71-7昭45・7 吉田金彦 「万葉のことばと文学(9)〈しこ〉〈わけ〉」 『短歌研究』34-5昭52・5 金子武雄 『万葉大伴旅人』 昭57・5公論社 169 じこ 事故 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 169 じこう じかう 時行 杉崎重遠 「記録用語私見―〈時行〉について」 『国文学研究』復2昭25・5 169 しこうして しかうして 而 山田孝雄 『漢文の訓読によりて伝へられたる語法』 昭10・5宝文館 後藤和彦 「特集・接続詞のすべて接続詞小辞典文語編〈しかうして〉」 『月刊文法』2-12昭45・10 →じ(而) 169 しごく 至極 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 169 しごと 仕事 天沼寧 「ことばの質問箱あて字について」 『言語生活』345昭55・9 169 しこのたおさ 醜田長 三浦千春 「そゞろごと―かいつ・しこの田長につきて」 『しがらみ草紙』47 169 しこる 為懲 吉田金彦 「〈しこる〉〈あきじこる〉」 『万葉』32昭34・7 原田芳起 「〈しこる〉〈あきじこる〉の周辺」 『万葉』36昭35・7 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究』 昭37・9風間書房 村内英一 「〈しこる・あきじこる〉私見」 『和歌山大学学芸学部紀要』15昭40・12 169 じごんじ 自言辞 潁原退蔵 『江戸時代語の研究』 昭22・1臼井書房 169 じざい 自在 佐藤亨 ⑩ 169 じさつ 自殺 別役実 「犯罪のことば(16)自殺」 『三省堂ぶっくれっと』20昭50 169 じさんきん 持参金 惣郷正明 『辞書とことば』 昭57・7南雲堂 169 しし 形容詞活用語尾 宮田和一郎 「シク活形容詞の終止形〈しし〉について」 『解釈』4-4昭33・4 鈴木丹士郎 「形容詞〈―シシ〉について」 『国語学研究』3昭38・6 鈴木丹士郎 「〈かまびすし〉の活用とその意味」 『国語学』62昭40・9 169 しし 肉・宍・完 李漢燮 ⑩ 169 ししこらかす 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究』 昭37・9風間書房 169 しじむ 縮 高橋宏幸 「語形の変化と交替について―〈シジム〉から〈チヂム〉へ」 『日本文学論究』31昭46・11 169 しじむし 志々虫 小泉道 「〓と志々虫など―霊異記訓釈考証補遺」 『訓点語と訓点資料』36昭42・11 170 じしゃ ぢしや 持者 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 170 じじゃく 自若 佐藤亨 ⑪ 170 じしゅ 自主 佐藤亨 ⑪ 170 しじゅう 始終 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 170 しじん 私人 遠藤好英 ⑩ 170 じしん 地震 国立国語研究所 『日本言語地図6』 昭49・3 野元菊雄 「ことばの誕生と変化〈地震〉―意味の分担」 徳川宗賢編『日本の方言地図』昭54・3中央公論社 170 じしん 自身 遠藤好英 ⑩ 170 しずか しづか 静 真川伊佐雄 「〈しづか〉語考」 『国語と国文学』16-2昭14・2 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 170 ―だ・―です 堀内武雄 「ことばの質問箱〈静かだ〉と〈静かです〉」 『言語生活』348昭55・12 170 しず しづ 賤 木村成蔭 「しづ〈賤〉という詞について」 『あさみどり』9-9 170 システム 「ことば百科カタカナ語〈システム〉考」 『放送文化』36-3昭56・3 170 じすべりてき 地滑的 後藤和弘 「〈地すべり的〉再考」 『言語生活』174昭41・3 170 しずまりし しづまりし 莫囂円隣之 佐藤一芳 「〈莫囂円隣之〉の歌訓詁私按」 『国文学解釈と教材の研究』11-10昭41・9 田淵実夫 「万葉集〈莫囂円隣〉の歌の訓」 『比治山女子短期大学紀要』4昭45・3 170 ―ゆうずつしろし ゆふづつしろし 大相七兄爪湯気 佐藤美知子 「〈莫囂円隣之大相七兄爪湯気〉の歌をめぐって」 『国語国文』45-5昭51・5 170 しずむ 沈 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 服部貴義 「しずむ・もぐる」 『日本語研究』2昭54・7 久島茂 「語の派生について―ヤヤ・イヤシクモ・イヤシの成立及びシヅム・ソフ」 『津田塾大学紀要』14-2昭57・3 170 しずめる 沈 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 170 じせい 辞世 寿岳章子 「死をめぐる表現―辞世(2)第二次大戦を中心として」 『京都府立大学学術報告人文』25昭48・11 170 しせいじ 私生児 渡辺友左 「私生児を意味する方言のこと」 『国立国語研究所研究報告集3』昭57・3秀英出版 渡辺友左 『日本語と性』 昭57・11南雲堂 170 しぜん 自然 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 安東大隆 「親鸞聖人の著作にみえる〈自然〉という語の意味に関しての一考」 『別府大国語国文学』21昭54・12 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 柳父章 『翻訳語成立事情』 昭57・4岩波新書 佐藤喜代治 ⑩ 170 ―しゅぎ 主義 橋浦兵一 ⑥ →じねん 170 しそ 紫蘇 安達巌 『日本食物文化の起源』 昭56・5自由国民社 170 しそう 思想 梅沢伊勢三 「日本における〈思想〉の語の歴史(一)―その出現から流行までの思想史的追跡」 『東北福祉大学紀要』692昭56・12 170 しそく 紙燭 前田富祺 「語彙の変遷」 『岩波講座日本語9』昭52・6岩波書店 170 しぞく 士族 渡部萬蔵 『現行法律語の史的考察』 昭5・12萬里閣書房 170 した 下 大野晋 『日本語の年輪』 昭41・5新潮文庫 津之地直一 『万葉集の国語学的研究』 昭50・6桜楓社 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 170 した 舌 国立国語研究所 『日本言語地図3』 昭44・3 宮地敦子 『身心語彙の史的研究』 昭54・11明治書院 170 ―をまく 巻 宮地裕 『増訂慣用句の研究(稿)』 昭56・3 170 した 〈為〉の過去 高橋太郎 「動詞の連用形〈する〉〈した〉についての一考察」 『国立国語研究所論集4』昭48・12秀英出版 鈴木重幸 『日本語動詞のアスペクト』 昭51・5むぎ書房 170 したい したひ 次田真幸 「万葉巻二〈下部留〉攷」 『文学』2-2昭10・2 170 しだいに 次第 森田良行 『基礎日本語1・2』 昭52・10、55・6角川書店 170 したう したふ 慕 河内山清彦 「〈身の憂さは心のうちに慕ひ来て〉の解釈をめぐって」 『解釈』23-9昭52・9 170 したがう 従 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 171 したがって 接続詞 長田久男 「特集・接続詞のすべて接続詞小辞典口語編〈したがって〉」 『月刊文法』2-12昭45・10 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 171 したがえる 従 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 171 したく 支度 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 国広哲弥編 『ことばの意味3』 昭57・5平凡社 171 したくずる したくづる 下崩 石川徹 「平安文学語彙考証」 『平安文学研究』20昭32・9 171 したしい 親 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 171 しだしべんとう 仕出弁当 浅野晃 ⑤ 171 したしみ 親 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 171 したしむ 親 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 171 したたむ・したためる 認 佐藤喜代治 「近代の語彙1」 『講座国語史3』昭46・9大修館 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 171 したたる 滴 柴田武編 『ことばの意味1』 昭51・9平凡社 171 したはえならざりけるみずの 句 蜂矢宣朗 「下はえならざりける水の」 『天理大学学報』17-5昭41・3 171 したほうがいい・するほうがいい 高橋太郎 「ことばの質問箱〈したほうがいい〉と〈するほうがいい〉」 『言語生活』339昭55・3 171 しだらない 形容詞 吉見孝夫 「シダラナイからダラシナイへ」 『馬淵和夫博士退官記念国語学論集』昭56・7大修館 蜂谷清人 ⑩ 171 したわしい 慕 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 171 じだん 示談 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 171 しちや 質屋 渡部萬蔵 『現行法律語の史的考察』 昭5・12萬里閣書房 171 しつ 叱 藤井茂利 「上代日本文献に見える漢字〈叱〉について」 『福田良輔教授退官記念論文集』昭44・10 171 しっかい 悉皆 佐藤宣男 ⑩ 171 じっかん 実感 久保忠夫 「〈実感〉ということばの系譜」 『季刊芸術』8-3昭49夏 171 しつけ 躾 石井久雄 ⑩ 171 じっけん 実験 鈴木修次 『漢語と日本人』 昭53・9みすず書房 171 しっさく 失策・失錯 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 171 しっつい 失墜 『中世法制史料集3』補注 昭40・8岩波書店 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 171 じっとなる 浦山政雄 「歌舞伎用語から」 『日本国語大辞典ことばのまど』9昭49・5 171 じつに 実 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 171 しつねん 失念 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 171 しっぱく・しつはく・しつぼく 質朴 湯沢幸吉郎 『国語学論集』 昭15・2八雲書林=『湯沢幸吉郎著作集2』昭54・8勉誠社 福島邦道 「抄物語彙ノート―質朴」 『言語と文芸』9-2昭42・3 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 171 しっぺがえし 竹箆返 鈴木修次 『漢語と日本人』 昭53・9みすず書房 171 しっぽ 尻尾 井上ひさし 『私家版日本語文法』 昭56・3新潮社 171 しつれい 失礼 鈴木修次 『漢語と日本人』 昭53・9みすず書房 171 ―ねぇ 赤塚行雄 「女の〈失礼ねェ〉について」 『言語』260昭48・5 171 して 助詞 山田孝雄 『漢文の訓読によりて伝へられたる語法』 昭10・5宝文館 此島正年 「接続助詞〈て〉と〈して〉」 『国学院雑誌』59-1011昭33・11 築島裕 『平安時代の漢文訓読語につきての研究』 昭38・3東京大学出版会 奥村三雄 「接続助詞―を・して〈古典語〉」 『国文学解釈と教材の研究』12-2昭42・1 大坪併治 「格助詞して・もて〈古典語〉」 『国文学解釈と教材の研究』12-2昭42・1 庄倉功 「〈して〉という語形について」 『鳥取県教研研究紀要』4昭42・3 佐藤虎男 「伊賀方言文末詞〈テ〉(シテ)とその複合形」 『方言研究年報』10昭42・9 吉田金彦 「特集・日本語における助詞の機能と解釈て(とて)・して・で・つつ・ながら・や〈し〉〈ても〉」 『国文学解釈と鑑賞』35-31昭45・11 久野暉 『日本文法研究』 昭48・6大修館 中島尚樹 「〈シテ〉形接続とその構造」 『日本文学誌要』25昭56・12 宮島達夫 「一拍語形の不安定性―〈シ〉と〈シテ〉」 『計量国語学』13-7昭57・12 172 して 為 172 ―ある 国立国語研究所 『日本語教育映画解説12』 昭56・3 172 ―いてください 吉川武時 「〈していて下さい〉の意味」 『日本語学校論集6』昭54・3 172 ―いる 赤坂和雄 「日英語の動詞〈~スル〉〈シテイル〉の一考察」 『札幌大教養部札幌大女子短大部紀要』8昭51・3 鈴木重幸 『日本語動詞のアスペクト』 昭51・5むぎ書房 渡辺義夫 「アスペクチュアルな意味を実現する条件についての考察」 『言語の研究』昭54・10むぎ書房 172 ―おく 国立国語研究所 『日本語教育映画解説12』 昭56・3 172 ―くれる 小松寿雄 「~してやる・~してもらう・~してくれる」 『口語文法講座3』昭39・11明治書院 172 ―しまう 国立国語研究所 昭56・3 172 ―もらう 小松寿雄 昭39・11 172 ―やる 小松寿雄 昭39・11 172 じてん 字典 尾崎雄二郎 「漢字の世界(7)」 『国語科通信』40昭54・2 172 じどう 児童 藤岡端 「少年と児童」 『言語生活』16昭28・1 172 しどけなし 形容詞 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 172 しとする 尿 太田紘子 「〈尿する〉考」 『解釈』18-6昭47・6 172 しとね 茵 佐藤喜代治 ③ 172 しな 品 永野賢 『にっぽん語風俗学』 昭44・10明治書院 山形綾子 「〈品〉と〈柄〉と」 『王朝』6昭48・4中央図書 172 しな 支那 李献璋 「近代日本における〈支那〉と中国」 『世界』91昭28・7 新村出 「東亜語源志」 『新村出全集4』昭46・9筑摩書房 佐藤三郎 「日本人が中国を〈支那〉と呼んだことについての考察」 『山形大学紀要』8-2昭50・2 172 しな 層・階 朝永陽二郎 「〈信濃〉と〈しな〉」 『甲南大学文学会論集』5昭32・3 172 しな 接尾語 倉持保男 「類義と称せられる接尾語について―特に〈ぎわ〉〈しな〉〈がけ〉の場合」 『語学と文学』14-15昭45・8 172 しないまえに 句 松平明 「…しない前に」 『実践国語』昭31・11 172 しなう しなふ 撓 水野清 「万葉語〈しなふ〉とその周辺」 『日本文学誌要』17昭42・3 柴田武編 『ことばの意味2』 昭54・6平凡社 172 しなたつ 枕詞 井手至 「ツノサハフ・シナテル・シナタツ―枕詞の解釈をめぐって」 『万葉』39昭36・5 田中久美 「枕詞〈しなたつ・しなてる・しなだゆふ〉について」 『叙説』昭56・10 172 しなだゆふ 田中久美 「枕詞〈しなたつ・しなてる・しなだゆふ〉について」 『叙説』昭56・10 172 しなてる 枕詞 井手至 「ツノサハフ・シナテル・シナタツ―枕詞の解釈をめぐって」 『万葉』39昭36・5 村山七郎 「しなてる・てるしの考」 『国語学』82昭45・9=『論集日本文化の起源5』昭48・11平凡社 田中久美 「枕詞〈しなたつ・しなてる・しなだゆふ〉について」 『叙説』昭56・10 172 しなの 信濃 朝永陽二郎 「信濃と〈しな〉」 『甲南大学文学会論集』5昭32・3 172 ―じはいまのちどう 句 桐原徳重 「〈信濃路は今の治道〉考―シナノミサカ越へ行」 『常葉女子短期大学紀要』3昭45・12 172 しなのかずをうちはこび 句 田村謙治 「無名草子〈品のかずをうちはこび〉の解をめぐって」 『和洋女子大学紀要』18昭49・6 172 しなのき 科木 鈴木修次 「シナノキとその方言名談義」 『聖和』7昭43・2 172 しなめく 動詞 有坂秀世 「古言雑考(1)」 『国語研究(仙台)』9-5昭16・5 173 しなれる・しなせた 死 大久保愛 「親に死なれる」 『口語文法講座3』昭39・11明治書院 森田良行 『日本語の発想』 昭和56・3冬樹社 173 しにせ 老舗 永野賢 『にっぽん語風俗学』 昭44・10明治書院 173 しにそうだ 死 風間力三 「〈死にそうだ〉と〈死ぬようだ〉」 『口語文法講座3』昭39・11明治書院 173 しにそうになる 死 菅田正昭 「談話室〈死にそうになる〉の一管見」 『言語生活』318昭53・3 173 しにたい 死体 「死体(しにたい)・生体(いきたい)」 『週刊朝日』昭33・10・5 173 しぬ 死 大橋勝男 「関東地方域における〈かご〉〈嗅ぐ〉〈死ぬ〉―各語末方言音の分布状況およびその相互比較」 『方言の研究』3-1昭46・3 安藤亨子 「〈死ぬ〉の同意語(2)源氏物語を中心に」 『語文』35昭46・6 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 佐竹昭広 『万葉集抜書』 昭55・5岩波書店 小久保崇明 ③ 173 しぬようだ 死 風間力三 「〈死にそうだ〉と〈死ぬようだ〉」 『口語文法講座3』昭39・11明治書院 173 シネマ 榊原昭二 「随想―シネマとキネマ」 『言語生活』287昭50・8 173 じねん 自然 林紀美子 「枕草子の漢語表現―字音語〈自然〉を中心に」 『米沢国語国文』5昭53・9 →しぜん 173 しのぐ 凌 築島裕 『平安時代の漢文訓読語につきての研究』 昭38・3東京大学出版会 佐竹昭広 『万葉集抜書』 昭55・5岩波書店 173 しののめ 東雲 吉沢義則 『源語釈泉』 昭25・7誠和書院=『増補源語釈泉』昭48・5臨川書店 井手至 「〈しののめ・いなのめ〉攷―原始的住居と〈め〉」 『万葉』20昭31・7 173 しのびに 密 築島裕 『平安時代の漢文訓読語につきての研究』 昭38・3東京大学出版会 173 しのぶ しのぶる 忍・偲 沢瀉久孝 「〈偲ぶ〉と〈忍ぶ〉」 関西大『国文学』1昭25・5 大野晋 「柿本人麿訓新見(4)」 『国語と国文学』26-10昭24・10 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究』 昭37・9風間書房 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 宮地幸一 「動詞〈しのぶ・しのぶる〉考」 帝京大『国語国文学論究』6昭49・7 173 しのぶもじずり 信夫文字摺 宮島弘 「〈倭文〉〈しのぶもぢ摺り〉考」 『国文学論叢』6昭32・12 173 しば 柴 斎藤たま 「ことばの旅(3)」 『子どもの館』6-9昭53・9 173 しばい しばゐ 芝居 『中世法制史料集3』補注 昭40・8岩波書店 173 しはい 支配 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 173 しばしば 旋時・時乍・屢 杉本行夫 「懐風互対助字旋時時乍訓考」 『島根大学論集』10昭36・3 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 173 じはつ 自発 板坂元 「日本語の生態」 『国文学解釈と鑑賞』35-4~12昭45・4~10 173 しはぶく 咳 阪倉篤義 『語構成の研究』 昭41・3角川書店 173 しはらいえんき 支払延期 渡部萬蔵 『現行法律語の史的考察』 昭5・12萬里閣書房 173 しばらく 暫 築島裕 『平安時代の漢文訓読語につきての研究』 昭38・3東京大学出版会 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 173 ―して 斎木一馬 「国語資料としての古記録の研究―記録語の例解」 『国学院雑誌』55-2昭29・6 173 しばる 縛 「〈質問箱〉しばる」 『日本語教育研究』7昭48・6 柴田武編 『ことばの意味1』 昭51・9平凡社 173 しばれる 凍 宍戸克吉 「〈シバレル〉」 『言語生活』188昭42・5 佐藤亮一 「方言の分布〈(手ぬぐいが)凍る〉〈(水が)凍る〉―並行的分布の解釈」 徳川宗賢編『日本の方言地図』昭54・3中央公論社 鈴木シルヴィ 「〈シバレル〉と〈シミル〉の使用実態―富山県平村東中江および北海道羽幌町平の実態調査から」 『北海道のことば五十嵐三郎先生古稀祝賀記念論文集』昭56・4北海道方言研究会 174 ジパング 桜井良平 「ジパング由来考」 『おきたま』2-11昭57・11 174 じひ 慈悲 中村元 『仏教のことば』 昭53・10日本放送出版協会 佐竹昭広 『万葉集抜書』 昭55・5岩波書店 174 しぶい 渋 後藤南翠 「〈しぶい〉と〈いき〉」 『新小説』1-7 174 じぶん 自分 Hirakouji, kenji 『〈Jibun〉forms in Japanese Papers』 『Japanese Linguistics』2-2昭48 Winter 久野暲 『日本文法研究』 昭48・6大修館 村崎恭子 「〈自分〉という語について」 『日本語学校論集』2昭50・2 遠藤好英 「自分小説の系譜とその文体―二葉亭以後明治四〇年まで」 『文芸研究』80昭50・9 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 Akasu Kaoru 「A note on zibun」 『音声・言語の研究』2昭57・7 杦浦勝 「対称語ジブンのこと」 『日本語』22-7昭57・8 遠藤好英 ⑩ 佐藤稔 ⑪ 174 しぼう 脂肪 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 174 しぼむ 涸 遠藤邦基 ⑩ 174 しぼる 絞 遠藤邦基 ⑩ 174 しま 島 島袋盛敏 『旅と伝説』 昭6・10 比嘉盛章 「琉球語より見たる万葉語」 『台大文学』昭13・39 阪倉篤義 『日本語の語源』 昭53・9講談社 174 しまう 仕舞 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 国広哲弥編 『ことばの意味3』 昭57・5平凡社 174 しましょう 堀口和吉 「〈~シヨウ〉〈~シマショウ〉の表現について」 『日本語・日本文化』4昭50・8 174 します 吉川泰雄 「シマス・サシマス考」 『近代語研究』1昭40・9武蔵野書院 吉川泰雄 『近代語誌』 昭52・3角川書店 174 しまつ 始末 浅野晃 ⑤ 174 しまらく 暫 春日政治 『古訓点の研究』 昭31・6風間書房 174 しまる 締 加藤和夫 「特集・類義語の意味論的研究しめる・しまる・とじる・ふさぐ・ふさがる・とざす」 『日本語研究』1昭53・3 174 じまわり 地回 てるおか・やすたか 『すらんぐ・卑語』 昭32・4光文社 174 しみ 紙魚 広戸惇 「特集・言語地理学の諸問題言語地理学と国語史との接点―中国地方の紙魚・穀象虫・螻蛄を例として」 『国語学』119昭54・12 174 じみ ぢみ 地味 永野賢 『にっぽん語風俗学』 昭44・10明治書院 174 しみじみ 副詞 板坂元 「日本語の生態(7)~(12)」 『国文学解釈と鑑賞』36-1~41013昭46・1~4911 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 174 しみら 阪倉篤義 「〈しみら〉と〈すがら〉―ヒネモス・ヨモスガラの意味」 『万葉』41昭36・10 174 しみる 染 柴田武編 『ことばの意味1』 昭51・9平凡社 174 しみる 凍 佐藤亮一 「方言の分布〈(手ぬぐいが)凍る〉〈(水が)凍る〉―並行的分布の解釈」 徳川宗賢編『日本の方言地図』昭54・3中央公論社 鈴木シルヴィ 「〈シバレル〉と〈シミル〉の使用実態―富山県平村東中江および北海道羽幌町平の実態調査から」 『北海道のことば五十嵐三郎先生古稀祝賀記念論文集』昭56・4北海道方言研究会 174 しむ 凍 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 174 しむ 助動詞・接尾語 湯沢幸吉郎 「足利期の敬語助動詞シモ・シムに就いて」 『国語国文の研究』昭4・9=『国語史概説』昭18・1八木書店 山田孝雄 『漢文の訓読によりて伝へられたる語法』 昭10・5宝文館 堀田要治 「今昔物語集に於ける使役の助動詞ス・サス・シムについて」 『橋本博士還暦記念国語学論集』昭19・10岩波書店 榎克明 「再帰的助動詞〈しむ〉―シンラン研究のついで」 大阪大『語文』17昭31・7 桜井光昭 「いわゆる使役・尊敬の助動詞―〈しむ〉の研究」 『国文学解釈と教材の研究』4-2昭34・1 山崎良幸 「受身・使役の助動詞る・らる・す・さす・しむ」 『国文学解釈と鑑賞』28-7昭38・6 長谷川清喜 「使役ス・サス・シムの〈随従〉的用法について」 『語学文学会紀要』1昭39・3 長谷川清喜 「使役の助動詞―す・さす・しむ〈古典語〉」 『国文学解釈と教材の研究』9-13昭39・10 森野宗明 「敬譲(含丁寧)の助動詞〈古典語〉」 『国文学解釈と教材の研究』9-13昭39・10 片岡了 「中世における〈シム〉の一用法」 『大谷学報』40-4昭40・3 山崎馨 「形容詞系助動詞の成立(2)」 『国語と国文学』42-3昭40・3 中川浩文 「三帖和讃における〈しむ〉の用法」 『女子大国文』87昭40・5 峰岸明 「特集・日本語の助動詞の役割自発・可能・受身・尊敬・使役」 『国文学解釈と鑑賞』33-12昭43・10 道本武彦 「〈芭蕉・蕪村・一茶〉発句の助動詞〈る〉〈らる〉〈す〉〈さす〉〈しむ〉〈れる〉〈せる〉について」 国学院大『国語研究』27昭44・3 阪口勝子 「今昔物語集における使役の助動詞す・さす・しむの考察」 『文芸と思想』35昭46・12 吉田金彦 『上代助動詞の史的研究』 昭48・3明治書院 近藤政美 「平家物語における助動詞〈しむ〉の意味用法について」 『国語国文学論集松村博司教授定年退官記念』昭48・4名大国語国文学会 後藤和彦 「上代語の助動詞〈ゆ・しむ・す・ふ〉の働きについて」 『奈良女大研究年報』17昭49・3 松下貞三 「吾妻鏡における〈令(シム)〉の考察―漢文和化の道をたずねて」 『国語と国文学』52-5昭50・5 松下貞三 「使役表現シム〈令・使等〉を通してみた上代散文」 『国語国文』46-4昭52・4 重見一行 「親鸞の和讃における〈シム〉の用法―鎌倉期和歌漢文中の〈令〉に関する試論」 『国語国文』46-10昭52・10 岡崎和夫 「平安時代の漢文訓読に受け継がれた〈シム〉接続に関する破格例とその特質」 『国語学』116昭54・3 堀畑正臣 「平安時代の記録体漢文における〈令(シム)〉について―貞信公記を中心として」 『国語国文研究と教育』9昭56・1 来田隆 「和化漢文に於ける〈令〉の一用法」 『鎌倉時代語研究5』昭57・5武蔵野書院 175 しめす 示 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 175 しめたまう しめたまふ 助動詞+補助動詞 築島裕 「尊敬を表す〈シメタマフ〉の成立について」 『帯広大谷短大紀要』8昭45・12 175 しめる 締 加藤和夫 「特集・類義語の意味論的研究しめる・しまる・とじる・ふさぐ・ふさがる・とざす」 『日本語研究』1昭53・3 柴田武編 『ことばの意味2』 昭54・6平凡社 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 175 しも 下 鏡味明克 「東海地方の〈カミ・シモ〉の意味構造について」 『三重県方言』20昭40・12 大野晋 『日本語の年輪』 昭41・5新潮文庫 井上史雄 「カミ・シモのつく地名―日本のカミは京都である」 『言語生活』177昭41・6 175 しも 霜 武智雅一 「露霜攷」 『万葉』7昭28・4 175 ―くち 朽 『シンポジウム日本語1』 昭50・10学生社 真田信治 ⑩ 175 ―ばしら 柱 河原宏 「こおり・つらら・しもばしらの方言」 『信濃』18-7昭41・7 手塚邦一郎 『栃木県方言地図』 昭48・8私家版 175 ―ばれ 腫 真田信治 ⑩ 175 ―ふる 降 佐藤武義 「万葉語〈霜降〉に関する一考察」 『国語学研究』19昭54・12 175 ―やけ 焼 柴田武 「単語の全国分布」 『人類科学』15昭38・3 国立国語研究所 『日本言語地図3』 昭44・3 柴田武 『言語地理学の方法』 昭44・8筑摩書房 柴田武 「しもやけの方言分布とその歴史」 『日本の言語学6』昭53・10大修館 沢木幹栄 「物とことば〈しもやけ(凍傷)〉―気候と方言」 徳川宗賢編『日本の方言地図』昭54・3中央公論社 真田信治 ⑩ →ゆきやけ 175 しも 助動詞 湯沢幸吉郎 「足利期の敬語助動詞シモ・シムに就いて」 『国語国文の研究』昭4・9=『国語史概説』昭18・1八木書店 大塚光信 「抄物とその助動詞三つ」 『国語国文』35-5昭42・5 175 しも 助詞 根来司 「副助詞し・しも・のみ〈古典語〉」 『国文学解釈と教材の研究』12-2昭42・1 蜂谷清人 「特集・日本語における助詞の機能と解釈副助詞し・しも・のみ・ばかり・まで・など〈だけ〉〈くらい〉〈ほど〉」 『国文学解釈と鑑賞』35-13昭45・11 175 しもこそ 平井孝一 「〈しもこそ〉の用法」 『国漢研究』昭10・8 175 しもとのまにまに 句 平田篤胤 「しもとのまにまに」 『やまと叢書』15 176 じもねこっ 後藤和彦 「じもねこっ」 『薩摩路』2324昭54・6 176 じもの 自物 和田明美 「上代語〈じもの〉について―特に〈男じもの〉を中心として」 『訓点語と訓点資料』67昭57・5 176 しゃ 者 直木孝次郎 「古事記用字法に関する一試論―者という字について」 『人文研究』昭28・9 176 しゃ 柘 新村出 『万葉苑枯葉抄』 昭23・2生活社=『新村出全集3』昭47・5筑摩書房 176 じゃ ぢや 助動詞 玉岡松一郎 「但馬のダ・ジャ其他」 『国語研究(仙台)』3-11昭10・11 藤原与一 「国語諸方言上の〈ダ〉〈ジャ〉〈ヤ〉」 『広島大文学部紀要』15昭34・3 『日本語の歴史4・6』 昭39・7、40・5平凡社 愛宕八郎康隆 「奥能登珠洲方言の〈デア・ジャ・ヤ〉」 『国文学攷』49昭44・3 岡田統夫 「西部方言における〈先生が来テジャ(ダ・ヤ)〉などの〈テ敬語法〉について」 『尾道短大研究紀要』17昭43・2 今石元久 「兵庫岡山両県地方方言の研究―断定の助動詞〈ヤ・ジャ(ダ)〉の分布について」 『国文学攷』48昭43・10 川本栄一郎 「三陸地方北部における〈ゾ・ザ・ジョ・ジャ〉の分布と解釈」 『国語学研究』9昭44・10 虫明吉次郎 「断定の助動詞ダ・ジャ・ヤの分布」 『日本方言研究会第15回研究発表会発表原稿集』昭47・10 田籠博 「天理本狂言六義の名告における〈じゃ〉―異形の名告とその位置」 『語文研究』35昭48・8 樋渡登 「古今集遠鏡俗言解小考―指定辞〈ぢゃ〉の活用語承接をめぐって」 『田辺博士古稀記念国語助詞助動詞論叢』昭54・8桜楓社 寺島浩子 「近世後期上方語における指定の〈じゃ〉」 『近代語研究6』昭55・5武蔵野書院 安田章 ④ 176 シャーベット 矢島文夫 「文化史とことば(2)雪とシャーベット」 『言語』7-2昭53・2 176 しゃえんもの 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 176 しゃかい 社会 渡部万蔵 『現行法律語の史的考察』 昭5・12万里閣書房 曾我部静雄 「社会という語の意」 『文化』26-1昭37・3 林恵海 「邦訳〈社会〉考」 『比較文化研究所紀要』21昭41・6 広田栄太郎 『近代訳語考』 昭44・8東京堂 斎藤毅 『明治のことば』 昭52・11講談社 鈴木修次 『文明のことば』 昭56・3文化評論出版 柳父章 『翻訳語成立事情』 昭57・4岩波書店 176 ―かじょうたい 化状態 渡部萬蔵 昭5・12 176 じゃがいも 馬鈴薯 佐藤清明 「馬鈴薯の方言分布」 『方言と土俗』昭6・8 柳田国男 『方言覚書』 昭17・5創元社=『定本柳田国男集18』昭38・8 都竹通年雄 「ジャガイモをあらわす里言とその語第77回例会報告概要」 『都立大学方言学会会報』2昭39・5 国立国語研究所 『日本言語地図4』 昭45・6 吹野順子 「兵庫県北西但馬語彙について―じゃがいも」 『郷言』8昭47・2 W・A・グロータース 『日本の方言地理学のために』 昭51・11平凡社 柴田武 『方言の世界―ことばの生まれるところ』 昭53・1平凡社 佐藤亮一 「物とことば〈じゃがいも(馬鈴薯)〉―錯綜分布の背景」 徳川宗賢編『日本の方言地図』昭54・3中央公論社 上野勇 「じゃがいもの方言」 『上州路』7-4昭55・4 W・A・グロータース 「じゃがいもと大名―方言分布の一例」 『藤原与一先生古稀記念論集方言学論叢1方言研究の推進』昭56・6三省堂 →ごろうざえもん 176 しゃがむ 山本清隆 「かがむ・しゃがむ・うずくまる」 『日本語研究』3昭55・10 下野雅昭 ⑩ 176 しゃかりき 川崎洋 『流行語』 昭56・11毎日新聞社 176 ―に 上田朝一 「しゃかりきに―認知未了のコトバ」 『日本語』21-7昭56・8 176 しゃっきょうか 釈教歌 平野顕照 「〈釈教歌〉名称の源流」 大谷大『文芸論叢』17昭56・9 176 しゃくし 柳田国男 『史料としての伝説』 昭32・10村山書店=『定本柳田国男集4』昭38・4 176 しゃくじ 柳田国男 『史料としての伝説』 昭32・10村山書店=『定本柳田国男集4』昭38・4 177 しゃくしいわ 柳田国男 『妖怪談義』 昭31・2修道社=『定本柳田国男集4』昭38・4 177 しゃくのこめ 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 177 じゃじゃうま ―馬 岩淵悦太郎 『語源散策』 昭49・10毎日新聞社 177 しゃしん 写真 荒尾禎秀 ⑩ 177 ―きょう 鏡 荒尾禎秀 ⑩ 177 ―のえ 絵 荒尾禎秀 ⑩ 177 しゃしょう 写象 清田文武 「森鷗外の用語〈写象〉について」 『新大国文』7昭56・9 177 しゃせい 写生 北住敏夫 『写生説の研究』 昭28・3角川書店 177 ジャズ 奥成達 「リレー連載新外来語和解(5)ジャズ」 『翻訳の世界』7-2昭57・2 177 じゃっかん 若干 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 177 ジャップ 「視聴覚情報ジャップ」 『放送朝日』234昭48・11 石村一彦 「〈views from overseas〉ジャップ論争」 『時事英語研究』33-10昭54・1 177 シャッポをぬぐ ―脱 岩淵悦太郎 『語源散策』 昭49・10毎日新聞社 177 じゃば 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 177 しゃばりでる 前田富祺 ⑪ 177 ジャパン 「ニホンかニッポンかJAPANか―アンケートのこたえをみる」 『言語政策』4昭36・3 栃内和男 「Japan」 『Rômazi Sekai』昭54・7 177 ジャパニーズ 相原良一 「〈Japanese〉の用例とその典拠について(最終講義要旨)」 『横浜市立大学論叢』24-1昭48・4 177 しゃべる 喋 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 柴田武編 『ことばの意味2』 昭54・6平凡社 177 シャベル 『日本語の歴史別巻言語史研究入門』 昭41・6平凡社 W・A・グロータース 『日本の方言地理学のために』 昭51・11平凡社 柴田武 『方言の世界―ことばの生まれるところ』 昭53・1平凡社 真田信治 「地域とのかかわり」 飛田良文編『英米外来語の世界』昭56・10南雲堂 177 シャボン 石綿敏雄 「シャボンの語源」 『国立国語研究所論集1』昭34・2秀英出版 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 177 しゃます 助動詞 山崎久之 『国語待遇表現体系の研究』 昭38・4武蔵野書院 177 しゃり 舎利 てるおか・やすたか 『すらんぐ・卑語』 昭32・4光文社 山下民城 『くらしの中の仏教語』 昭53・7冬樹社 177 しゃる 助動詞 藤原与一 「〈入らっシャル〉などの〈~シャル(サッシャル)〉―敬語法について」 『国文学攷』14昭30・5 井之口有一 「尼門跡使用の〈シャル〉〈マシャル〉〈であらシャル〉敬語法について」 『国語学』32昭33・3 岸田武夫 「近世語シャル・サシャルの系譜(1)(2)」 『言語と文芸』2125昭37・311 愛宕八郎康隆 「奥能登珠洲地方方言の待遇表現法―大坊部落の〈~シャル・~サッシャル〉敬語法」 『国語学』52昭38・3 神部宏泰 「隠岐方言の敬語法―〈~シャル(サッシャル)〉敬語法について」 『熊本女子大学国語国文学論文集』6昭43・2 安達隆一 「尊敬助動詞〈シャル・サ(ッ)シャル〉―その成立事情について」 『愛知教育大研究報告』17昭43・3 真下三郎 『婦人語の研究』 昭44・2東京堂 大橋勝男 「関東地方域における〈どうぞおあがりください。〉の言いかたについて―とくに〈なさる〉系・〈しゃる〉系方言事象の分布に注目して」 『方言の研究』2-1昭45・3 江端義夫 「知多半島南粕谷方言に見られる〈行かっセル〉などの〈シャル(サッシャル)〉敬語法について」 『方言研究年報』16昭48・12 江端義夫 「〈シャル〉敬語法の分布の新化方向―中部地方域方言について」 『藤原与一先生古稀記念論集方言学論叢Ⅰ』昭56・6三省堂 177 じゃる 戯 佐藤喜代治 「近代の語彙1」 『講座国語史3』昭46・9大修館 177 しゃれ 洒落 鈴木棠三 『しゃれ』 昭36・3東京堂 阿部吉雄 「〈洒落〉談義」 『東京大学教養学部人文科学科紀要』39昭41・12 桜井武次郎 「〈洒落〉考」 『大阪府私学振興教育研究所研究論文集』7昭46・3 大橋紀子 「粋と意気との関係(3)滑稽本・人情本に現われた〈粋・意気・通・おつ・しゃれ〉の語彙」 『学苑』421昭50・1 大橋紀子 「近世後期歌舞伎脚本の語彙―粋・意気・通・おつ・しゃれ(あぢ・やぼ)」 『学苑』433昭51・1 鈴木棠三 「特集・辞書とことばしゃれの語系」 『国語科通信』40昭54・2 坂詰力治 ⑩ 177 ―る 動詞 坂詰力治 ⑩ 178 じゃんけん 藤村隆 「香川県におけるジャンケン用語の調査報告」 『鋤雲』8昭40・8 佐藤虎男 「瀬戸内海域における方言事象の分布およびその解釈について―〈じゃんけん〉」 『方言研究年報』8昭41・3 上野勇 「じゃんけんの方言」 『上州路』7-5昭55・5 178 ―ぽん てるおか・やすたか 『すらんぐ・卑語』 昭32・4光文社 178 じゃんじゃんび 柳田国男 『妖怪談義』 昭31・2修道社=『定本柳田国男集4』昭38・4 178 しゃんす 助動詞 山崎久之 『国語待遇表現体系の研究』 昭38・4武蔵野書院 178 シャンパン 馬瀬良雄 「長野県のことば(4)シャンパンとパチンコ―混交」 『日本の屋根』22-4昭56・4 178 しゅ 主 門前真一 「新約聖書に於ける訳語〈主〉(三~五)」 『天理大学学報』161719昭29・12、30・312 178 しゅい 主意・趣意 佐藤亨 ⑩ 178 じゆう 自由 渡部萬蔵 『現行法律語の史的考察』 昭5・12萬里閣書房 つださうきち 「自由という語の用例」 『心』8-7昭30・7 新村出 「語源をさぐる1」 『新村出全集4』昭46・9筑摩書房 新村出 「自由の語義」 『新村出全集4』昭46・9筑摩書房 柳父章 『翻訳とはなにか―日本語と日本文化』 昭51・8法大出版局 「続・文化とは〈文化〉―語源的考察(2)翻訳語としての文化・自由・宗教」 『美をもとめて』1314昭51・9 鈴木修次 『漢語と日本人』 昭53・9みすず書房 三保忠夫 「古文書の表現方法―〈自由〉の場合」 『文経論叢』14-2昭54・3 鈴木修次 『日本漢語と中国―漢字文化圏の近代化』 昭56・9中央公論社 進藤咲子 『明治時代語の研究―語彙と文章』 昭56・11明治書院 柳父章 『翻訳語成立事情』 昭57・4岩波書店 仲手川良雄 「自由の語源について」 『創文』219昭57・4 佐藤亨 ⑩ 178 じゅう 中 ウインター(山崎)良子 「中(ちゆう)と中(じゆう)との使い分けについて」 『立教大学日本文学』30昭48・6 178 しゅう 衆 接尾語 矢野準 「洒落本語彙集成稿(2)接尾語〈しゅう〉」 『静岡女子大研究紀要』15昭57・2 178 じゅう 住 加藤康司 『辞書の話』 昭51・3中央公論社 178 しゅうえき 愁易 斎木一馬 「国語資料としての古記録の研究―近世初期記録語の例解」 『仏教史研究』3昭43・11 178 しゅうえつ 拾謁 斎木一馬 「記録語の例解―国語辞典未採録の用字・用語―」 『高橋隆三先生喜寿記念論集古記録の研究』昭45・6 178 しゅうかいどう 秋海棠 木下幸文 「秋海棠と萩との詞」 『しがらみ草紙』50 178 しゅうかん 周関 山田俊雄 「漢字・漢語のむつかしさ―〈周関〉の場合―」 『みすず』11昭34・2 178 しゅうきょう 宗教 「続・文化とは〈文化〉―語源的考察(2)翻訳語としての文化・自由・宗教」 (『美をもとめて』1314昭51・9 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 鈴木修次 『日本漢語と中国―漢字文化圏の近代化』 昭56・9中央公論社 竹村牧男 「宗教の語義について」 『文化庁月報』167昭57・8 178 じゅうさんななつ 十三七 山田孝雄 『俳諧語談』 昭37・10角川書店 178 じゅうじ 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集19』昭38・2 178 しゅうじがく 修辞学 平林文雄 ⑪ 178 じゅうじつ 充実 花田二徳 「〈ゆとり〉と〈充実〉」 『日本語』21-5昭56・6 178 しゅうしゅう 収拾・拾収 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 文化庁国語課編 『ことばシリーズ15言葉に関する問答集7』 昭56・4 179 しゅうしゅう 収集・集収・蒐輯・蒐集 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 文化庁国語課編 『ことばシリーズ15言葉に関する問答集7』 昭56・4大蔵省印刷局 179 じゅうじろ 十字路 外山正恭 「〈談話室〉バスの停留所名に残る方言〈十文字〉〈四つ角〉と〈十字路〉」 『言語生活』317昭53・2 179 しゅうせん 終戦 堀田善衛 「〈終戦〉と〈進駐軍〉」 『言語生活』13昭27・10 179 しゅうとく 拾得 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 179 じゅうにさんべんのいしょう 十二三弁衣装 山田孝雄 『俳諧語談』 昭37・10角川書店 179 じゅうぶん 充分 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 179 しゅうへん 愁変 斎木一馬 「国語資料としての古記録の研究―近世初期記録語の例解」 『仏教史研究』3昭43・11 179 しゅうみんぎしき 就眠儀式 見坊豪紀 『ことばの海をゆく』 昭51・11朝日新聞社 179 じゅうもんじ 十文字 外山正恭 「〈談話室〉バスの停留所名に残る方言〈十文字〉〈四つ角〉と〈十字路〉」 『言語生活』317昭53・2 179 じゅうやがばし 柳田国男 「橋の名と伝説」 『定本柳田国男集5』昭37・9 179 じゅうらいから 従来 藁谷隆純 「〈古来から〉〈従来から〉という言い方」 『解釈』27-7昭56・7 179 しゅうりこせい 修理固成 →おさめかためなせ 179 しゅかん 主観 広田栄太郎 『近代訳語考』 昭44・8東京堂 179 しゅき 朱器 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 179 しゅぎ 主義 広田栄太郎 『近代訳語考』 昭44・8東京堂 斎藤毅 『明治のことば』 昭52・11講談社 佐藤亨 ⑩ 179 しゅくめい 宿命 今村与志雄 「漢文の〈宿命〉」 『中国』53昭43・4 179 しゅこう 趣向 夏見知章 「蕉風俳論における〈趣向〉について」 『近世文芸稿』13昭43・1 179 じゅこん 入魂 斎木一馬 「国語資料としての古記録の研究―記録語の例解」 『国学院雑誌』55-2昭29・6 179 じゅすい 入水 「ことば百科たとえば〈入水〉」 『放送文化』36-11昭56・11 179 しゅたる 主 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 179 しゅだん 手段 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 鈴木修次 『漢語と日本人』 昭53・9みすず書房 179 しゅちょう 主張 佐藤亨 ⑩ 179 じゅっかい 述懐 『中世法制史料集3』補注 昭40・8岩波書店 片野達郎 ⑩ 179 しゅっさん 出産 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 179 しゅっせ 出世 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 田島毓堂 ⑩ 179 ―けん 間 田島敏堂 ⑩ 179 しゅったい 出来 →しゅつらい 179 しゅったつ 出立 前田正雄 「奥の細道解釈上の疑点について―そぞろ考・出立考」 武蔵野・甲南文学会『試論』9-10昭39・12 179 しゅっちょう 出張 岩淵悦太郎 『語源散策』 昭49・10毎日新聞社 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 179 じゅつなし 術無 今野和枝 「〈術なし〉をめぐる文章史的考察」 『日本文学ノート』17昭57・2 →ずちなし 179 しゅっぱつする 出発 神戸英雄 「特集・類義語の意味論的研究スタートする・出発する・はじまる」 『日本語研究』2昭54・7 179 しゅつぶつ 出物 斎木一馬 「記録語の例解―国語辞典未採録の用字・用語」 『高橋隆三先生喜寿記念論集古記録の研究』昭45・6 179 しゅつらい 出来 佐藤喜代治 「近代の語彙1」 『講座国語史3』昭46・9大修館 →しゅったい 179 しゅどう 衆道 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 180 じゅばん 襦袢 石綿敏雄 「〈襦袢〉の語源」 『国語学』68昭42・3 阪倉篤義 『日本語の語源』 昭53・9講談社 180 しゅび 首尾 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 180 しゅもく 撞木 佐藤喜代治 『国語語彙史の歴史的研究』 昭46・11明治書院 180 じゅよにち 十余日 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究』 昭37・9風間書房 180 しゅん 旬 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 180 じゅんぎゃく 順逆 斎木一馬 「国語資料としての古記録の研究―近世初期記録語の例解」 『仏教史研究』3昭43・11 180 じゅんきょう 殉教 福島邦道 ④ 180 じゅんけつ 純潔 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 180 じゅんさ 巡査 渡部萬蔵 『現行法律語の史的考察』 昭5・12萬里閣書房 180 じゅんしょく 潤色 斎木一馬 「国語資料としての古記録の研究―記録語の例解」 『国学院雑誌』55-2昭29・6 180 しゅんでい 春泥 新村出 「語源をさぐる2」 『新村出全集4』昭46・9筑摩書房 180 じゅんび 準備 国広哲弥編 『ことばの意味3』 昭57・5平凡社 180 じゅんぶんがく 純文学 永嶋大典 ⑨ 180 しょ 初 池田弥三郎 「ことばのことばうい・はつ・しょ」 『言語』7-7昭53・7 180 しょ 所・処 福田良輔 『古代語文ノート』 昭39・2南雲堂桜楓社 青木孝 「吾妻鏡に見える〈處(処)・所(〓)〉両字の使い分けについて―接続助詞的に用いられた〈處〉字を中心として」 『青山学院女子短大紀要』28昭49・11 →ところ 180 じょ 抒 粂川光樹 「〈抒情〉の〈抒〉についての覚え書き」 『古典と現代』41昭49・11 180 じょいん 女陰 鳥越憲三郎 「女陰の方言と部落の成立」 『民間伝承』18-1昭29・1 180 しょう 背負 国立国語研究所 『日本言語地図2』 昭42・3 180 しょう 小 三輪憲三 「〈小〉の意味―小権介良常の場合」 『椙山女学園大研究論集』6昭50・3 180 しょう 省 ミヤザキ・ヒロシ 「言語時評〈省〉の字の使い方」 『実用現代国語』6昭52・6 180 しょう しやう 請 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 180 ―ず 佐藤喜代治 昭54・10 180 しょう しやう 賞 『中世法制史料集3』補注 昭40・8岩波書店 180 しょう 鐘 神田喜一郎 「鐘字訓義考」 『台大文学』4昭14・9 180 しょう 高木市之助 「名古屋のショウ」 『言語生活』119昭36・8 180 しょう 堀口和吉 「〈~ショウ〉〈~シマショウ〉の表現について」 『日本語・日本文化』4昭50・8 180 じょう 植村悠太朗 「ヨメジョー・ヒメジョー―種子島のジョー語尾についての報告」 『島田勇雄先生古稀記念ことばの論文集』昭56・11明治書院 180 じょう 上 高崎一美 「吾妻鏡の〈~上者〉〈~上〉についての考察―軍記物における用法との関連」 『二松学舎人文論叢』7昭49・10 鬼山信行 「〈~上〉という表現法の成立」 『馬淵和夫博士退官記念国語学論集』昭56・7大修館 180 ―は 者 高崎一美 昭49・10 →うえ 180 じょうい 情意 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 180 じょうえん 上演 文化庁国語課編 『ことばシリーズ15言葉に関する問答集7』 昭56・4 180 しょうか 消化 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 180 しょうが しやうが 生姜 安達巌 『日本食物文化の起源』 昭56・5自由国民社 180 しょうがい 生涯・生害 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 180 しょうがい 障碍 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 180 しようがない 仕様無 福島邦道 「〈あらしようや〉と〈しようがない〉」 『実践国文学』9昭51・2 180 しょうかん しやうかん 相看 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 181 しょうがん しやうぐわん 賞翫 佐藤喜代治 『日本文章史の研究』 昭41・10明治書院 大塚光信 『キリシタン版エソポ物語』補注 昭46・3角川文庫 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 181 じょうき じやうき 定器 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 181 しょうぎだおし 将棋倒 てるおか・やすたか 『すらんぐ・卑語』 昭32・4光文社 181 じょうけん じやうけん 上件 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 181 じょうご 上戸 てるおか・やすたか 『すらんぐ・卑語』 昭32・4光文社 岩淵悦太郎 『語源散策』 昭49・10毎日新聞社 181 しょうざん・ぞうざん 象山 岡茂雄 「象山という号―佐久間象山は〈しょうざん〉か〈ぞうざん〉か」 『月刊百科』170昭51・11 「ことば百科〈しょうざん〉か〈ぞうざん〉か―固有名詞のむずかしさ」 『放送文化』32-6昭52・6 181 しょうし せうし 笑止 『日本語の歴史4』 昭39・7平凡社 佐藤喜代治 『日本文章史の研究』 昭41・10明治書院 岩淵悦太郎 『語源散策』 昭49・10毎日新聞社 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 阪倉篤義 『日本語の語源』 昭53・9講談社 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 181 ―い 形容詞 飯豊毅一 ⑧ 181 しょうじ 勝事 橋本進吉 「第一回東京方言学会記事(詳報)」 『方言』2-12昭7・12 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店→しょうし(笑止) 181 しょうじ しやうじ 床子 佐藤喜代治 「〈床子〉と〈大床子〉」 『日本国語大辞典ことばのまど』4昭48・7 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 181 しょうじき しやうじき 正直 中野好夫 「正直(しょうじき)か正直(せいちょく)か?」 『文学』40-10昭47・10 十川信介 「正直(しょうじき)か正直(せいちょく)か?中野好夫氏に答える」 『文学』40-12昭47・12 中野好夫 「いささか跡始末のこと〈正直(しょうじき)〉か〈正直(せいちょく)〉かについて」 『文学』41-1昭48・1 181 じょうしき じやうしき 常識 『日本語の歴史7』 昭40・8平凡社 広田栄太郎 『近代訳語考』 昭44・8東京堂 181 じょうしき じやうしき 情識 吉田澄夫 「じゃうしき考」 『国語解釈』昭12・6=『近世語と近世文学』昭27・10東京堂 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 181 しょうしょう せうせう 少々 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 小川栄一 「〈少々〉の史的考察」 『馬淵和夫博士退官記念国語学論集』昭56・7大修館 181 しょうじんとう せうじんたう 小人嶋 前田金五郎 「〈小人嶋〉考―西鶴語彙管見」 『国語と国文学』31-8昭29・8 181 しょうすい せうすい 小水 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 181 じょうずくるしき 上手苦 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 181 しょうする・しょうずる 称・生 奥村三雄 「生ズルと称スル―連濁の要因について」 岐阜大『国語国文学』3昭39・7 181 しょうせい せうせい 招請 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 181 しょうせつ 小説 永嶋大典 ⑨ 181 じょうそう 情操 佐々木正昭 「〈情操〉という用語の起源と定着過程についての考察―明治期心理学史を中心に」 『大谷学報』60-2昭55・9 181 しょうたい せうたい(しやうだい) 招待・請待 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 181 じょうだん 冗談 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 181 じょうだん じやうだん 常談 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 181 しょうちばし 柳田国男 「橋の名と伝説」 『定本柳田国男集5』昭37・9 181 しょうちゅう せうちう 焼酎 安達巌 『日本食物文化の起源』 昭56・5自由国民社 181 しょうちょう しやうちよう 象徴 新村出 『語源をさぐる1』 『新村出全集4』昭46・9筑摩書房 182 しょうちょく 詔勅 渡部萬蔵 『現行法律語の史的考察』 昭5・12萬里閣書房 182 しょうてん しやうてん 掌典 川出清彦 「神道用語集4しゃうてん〈掌典〉」 『国学院大日本文化研究所紀要』31昭48・3 182 しょうど 前田金五郎 「近世前期語の源流」 『言語と文芸』65昭44・7 182 ―もなし 前田金五郎 昭44・7 182 しょうどう 衝動 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 182 じょうとき じやうとき 常斎 山田孝雄 『俳諧語談』 昭37・10角川書店 182 しょうとく せうとく 所得 井上章 「〈せうとく〉論」 『文芸研究』49昭40・2 182 しゅうとめ 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集19』昭38・2 182 しょうにん しやうにん 上人 今成元昭 「〈聖〉〈聖人〉〈上人〉の称について―古代の仏教説話集から」 『国士舘大学人文学会紀要』5昭48・1 182 しょうにん しやうにん 商人 佐藤武義 「〈商人〉の訓み」 『宮城教育大学国語国文』1昭44・3 →あきうど・あきんど 182 じょうにん じやうにん 情人 半沢洋子 ⑩ 182 じょうねつ 情熱 橋浦兵一 『明治の文学とことば』 昭46・6評論社 182 しょうねん せうねん 少年 藤岡端 「少年と児童」 『言語生活』16昭28・1 182 しょうはい 勝敗 能勢朝次 「近況・奇語・勝敗」 『国語教育』昭29・6 182 しょうひしゃしゅけん 消費者主権 村田稔雄 「〈消費者主権〉の由来をたずねて」 『言語生活』168昭42・3 182 しょうひょう しやうへう 正表 斎木一馬 「国語資料としての古記録の研究―近世初期記録語の例解」 『仏教史研究』3昭43・11 182 じょうひん じやうひん 上品 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 182 じょうぶ ぢやうぶ 丈夫 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 182 じょうへん じやうへん 常篇 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 182 しょうほう 商法 渡部萬蔵 『現行法律語の史的考察』 昭5・12萬里閣書房 182 しょうぼう せうばう 椒房 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 182 しょうぼう せうばう 焼亡 浅野敏彦 「和製漢語〈焼亡〉について」 『春日丘論叢』23昭54・4 182 じょうほう じやうほう 情報 長山泰介 「情報の語義―情報とは」 『情報科学』149昭54・12 182 じょうみゃく じやうみやく 静脈 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 182 しょうゆ しやうゆ 醬油 安達巌 『日本食物文化の起源』 昭56・6自由国民社 182 しょうよう 松容 松本愛重 「松容の語を説明して大日本史の誤を弁ず」 『国学院雑誌』39-1昭8・1 斎木一馬 「国語資料としての古記録の研究―記録語の例解」 『国学院雑誌』55-2昭29・6 182 じょうり 条理 渡部萬蔵 『現行法律語の史的考察』 昭5・12萬里閣書房 182 じょうろ 柳田国男 『毎日の言葉』 昭21・7創元社=『定本柳田国男集19』昭38・2 182 しょうろくのまつ しやう― 昌陸松 山田孝雄 『俳諧語談』 昭37・10角川書店 182 しょうろさま 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集19』昭38・2 182 しょかん 所感 斎木一馬 「国語資料としての古記録の研究―近世初期記録語の例解」 『仏教史研究』3昭43・11 182 しょきかん 書記官 渡部萬蔵 『現行法律語の史的考察』 昭5・12萬里閣書房 182 ジョギング 「ことば百科〈ジョギング〉考―ことばは時代をかけ回る」 『放送文化』35-2昭55・2 182 しょく 職 野村忠夫 「律令法における〈官〉と〈職〉―古代官僚制のための一覚書」 『金城国文』19-2昭48・3 182 しょくたく 嘱託 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 182 じょさい 如在・如才 斎木一馬 「国語資料としての古記録の研究―記録語の例解」 『国学院雑誌』55-2昭29・6 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 183 じょし ぢよし 女子 塩沢美代子 「女・女子・女性・婦人」 『言語生活』261昭48・6 183 じょじし 叙事詩 永嶋大典 ⑥ 183 じょじょう 叙情 永嶋大典 ⑥ 183 じょじょに 徐々 森田良行 基礎日本語1 昭52・10角川書店 183 しょせい 書生・諸生 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 →がくしょう 183 じょせい ぢよせい 女性 三木康至 「〈男性〉および〈女性〉の本質的意義に関する考察」 『東横学園女子短大紀要』11昭48・2 塩沢美代子 「女・女子・女性・婦人」 『言語生活』261昭48・6 183 しょせん 且千 斎木一馬 「記録語の例解―国語辞典未採録の用字・用語」 『高橋隆三先生喜寿記念論集古記録の研究』昭45・6 183 しょせん 所詮 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 183 しょたい 所帯 佐藤喜代治 『日本文章史の研究』 昭41・10明治書院 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 183 ―くずし 崩 岩淵悦太郎 『語源散策』 昭49・10毎日新聞社 183 ―しょく 職 佐藤喜代治 昭54・10 183 しょだいぶ 諸大夫 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 183 じょちゅう ぢよちゆう 女中 佐藤亨 ⑤ 183 しょっちゅう 副詞 松川弘太郎 「〈ショッチュー〉について」 『方言』3-3昭8・3 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 183 じょでい 如泥 松本愛重 「記録に見えたる如泥の語に就て」 『国学院雑誌』38-3昭7・3 斎木一馬 「国語資料としての古記録の研究―記録語の例解」 『国学院雑誌』55-2昭29・6 183 しょゆうする 所有 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 183 じょろう ぢよらう 女郎 亀井孝 「懺悔考・女郎考」 『国語学』36昭34・3 亀井孝 「〈女郎〉の語のニュアンス」 『国語学』37昭34・6 亀井孝 「寄せ書き女郎考追記」 『国語学』39昭34・12 183 しょんべんする 小便 てるおか・やすたか 『すらんぐ・卑語』 昭32・4光文社 183 しら 柳田国男 「国語史のために」 『定本柳田国男集29』昭39・5 183 しらがう しらがふ 田中重太郎 「枕草子〈こはぎ〉〈ばひしらがふ〉〈つきばな〉攷」 『国語国文』12-3昭17・3 183 しらがだいじん 馬瀬良雄 「長野道のことば(5)メイボとシラガダイジン―民間語源」 『日本の屋根』22-5昭56・5 183 しらかべ 白壁 岩崎力 「特集・日本語と翻訳〈笑う牛〉と〈白壁〉―翻訳における〈対応〉をめぐって」 『季刊翻訳』3昭48・12 183 しらくも 白雲 佐藤武義 「翻訳語としての万葉語の考察―〈白雲〉を中心にして」 『解釈』21-11昭50・11 183 しらさぎばし 柳田国男 「橋の名と伝説」 『定本柳田国男集5』昭37・9 183 しらす 安藤正次 「国語史上より見たる〈シラス〉と〈ウシハク〉」 『万葉学論纂』昭6・3明治書院 三矢重松 『国語の新研究』 昭7・9中文館書店 清水信義 「〈しらす〉〈うしはく〉攷―漢字の用例字義を中心として」 国学院大『国語研究』1昭27・12 183 しらつゆ 白露 竹尾正子 「〈白露〉考」 『福岡教育大学紀要』22-1昭48・2 183 しらとり 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 183 しらなみ 白波 山田忠雄 「白波とニハタミヅ」 『山田孝雄追憶本邦辞書史論叢』昭42・2三省堂 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 183 しらぬい しらぬひ 不知火 倉野紀子 「〈しらぬひ〉考」 『解釈』2-3昭31・3 183 しらはえ 白南風 橘正一 「白秋の用語〈白南風〉について」 『国語研究(仙台)』2-11昭9・11 183 しらべる・しらぶ 調 中小路駿逸 「しらぶ・しらべ・調子小考」 『明石工業高専研究紀要』2昭41・8 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 183 しらべ 中小路駿逸 昭41・8 安達隆一 「音的現象を表わす語彙の意味構造―〈オト〉〈ネ〉〈コエ〉〈ヒビキ〉〈シラベ〉について」 『日本語学試論』1昭49・7 184 しらむ 伊原昭 「しらむ―和歌における白の系譜」 『国語国文』25-12昭31・12 184 しらゆき 白雪 佐藤武義 「歌語としての万葉語〈白雪〉について」 『文芸研究』78昭50・1 184 しり 尻・後 和田芳恵 「〈しり〉と〈ひり〉―真筆版『たけくらべ』の振り仮名から」 『言語生活』75昭32・12 184 ―え 後方 宮地敦子 『身心語彙の史的研究』 昭54・11明治書院 184 ―まくり 捲 鈴木弘道 「尻まくり考」 『民間伝承』20-7昭31・7 184 ―すぼみ 窄 柄沢衛 「〈尻窄〉という語について」 『日本語』16-6昭51・7 184 しりぞく 退 築島裕 『平安時代の漢文訓読語につきての研究』 昭38・3東京大学出版会 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 184 じりょう 寺領 斎木一馬 「国語資料としての古記録の研究―近世初期記録語の例解」 『仏教史研究』3昭43・11 184 しる 知 有坂秀世 「シル(知)とミル(転)の考」 『国語と国文学』17-10昭15・10 有坂秀世 『国語音韻史の研究増補新版』 昭32・10三省堂 佐伯梅友 「〈知る〉という語をめぐって」 『古文研究』1昭36・9 大野晋 『日本語の年輪』 昭41・5新潮文庫 永藤靖 「古代人における〈見る〉ことと〈知る〉ことについて」 明大『文芸研究』30昭40・8 松尾聡 「わずかな用例しかないことばについて―上二段動詞〈生く〉と下二段動詞〈知る〉との場合」 『国語展望』38昭49・11 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 金子尚一 「〈しる〉と“know”および〈わかる〉と“understand”のあらわす語彙的意味のずれについて」 『共立女子短大(文科)紀要』21昭53・2 沖裕子 「特集・類義語の意味論的研究しる・わかる」 『日本語研究』1昭53・3 大鹿薫久 「〈知る〉のアスペクトと意味」 『語文叢誌田中裕先生御退職記念論集』昭56・3 184 しらす 安藤正次 「国語史上より見たる〈シラス〉と〈ウシハク〉」 『万葉学論纂』昭6・3明治書院 三矢重松 『国語の新研究』 昭7・9中文館書店 清水信義 「〈しらす〉〈うしはく〉攷―漢字の用例字義を中心として」 国学院大『国語研究』1昭27・12 184 しらず 佐伯梅友 「万葉集〈不知〉の訓について」 『松井博士古稀記念論文集』昭7・5目黒書店 有坂秀世 「不可能を意味する〈知らず〉について」 『藤岡博士功績記念言語学論文集』昭10・12岩波書店 佐伯梅友 『万葉語研究』 昭13・10文学社=昭38・4有朋堂 有坂秀世 『国語音韻史の研究増補新版』 昭32・10三省堂 184 しらずしらず 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 184 しらせる 国広哲弥編 『ことばの意味3』 昭57・5平凡社 184 しらなそうだ 小嶋孝三郎 「知らなそうだ」 『論究日本文学』18昭37・6 184 しらに 今西浩子 「〈(を)知らに〉の構造について」 『国語学』90昭40・7 今西浩子 「〈(を)知らに〉の源流」 『昭和学院短大紀要』9昭47・12 184 しるや 鎌田五郎 「〈所知哉〉(万一・十〉考」 『大分大学学芸学部研究紀要』2-1昭37・3 184 しれる 森田良行 昭52・10 184 しるこ 汁粉 惣郷正明 『辞書とことば』 昭57・7南雲堂 184 しるす 記 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 広川勝美 「ハナス・モノガタル・シルス―伝承構造史・清内路村聞き書き」 『日本文学』30-5昭56・5 184 しるし 坂部恵 『仮面の解釈学』 昭51・1東京大学出版会 184 シルバーシート 榊原昭二 「ことばのことばシルバーシート」 『言語』9-11昭55・11 184 じれったい 松浦照子 ⑪ 184 しろ 白 佐伯功介 「白について」 『岩倉具実教授退官記念論文集言語学と日本語問題』昭46・9くろしお出版 藤原明 「日本語の色彩名の起源―青(藍)・黒・白・黄・緑・赤」 『近畿大教養部研究紀要』10-2昭53 竹崎雅之 「語源雑考―白(上・中・下) 『日本語』19-7910昭54 佐竹昭広 『万葉集抜書』 昭55・5岩波書店 柴田武 ⑦ 184 ―きさく 笏 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 184 ―きおうぎのいとうこがしたる 黒須重彦 「白き扇のいたうこがしたる」 『平安文学研究』46昭46・6 184 ―く 柴田武 『言語地理学の方法』 昭44・8筑摩書房 184 ―し 佐竹昭広 『万葉集抜書』 昭55・5岩波書店 185 じろうたろう 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 185 しろす 知 木下美 『紫式部日記の研究―紫女手簡を中心に』 昭54・3私家版 185 しろしめす 木下美 昭54・3 185 しろたえ しろたへ 白妙 大星光史 「枕詞の用例とその歴史―あかねさす・天ざかる・沖つ藻の・しろたへの・とほつ神・とほつ国―」 新潟県高校教研『国語研究』13昭42・3 森昇一 「〈しろたへの〉考―小倉百人一首〈田子の浦に〉の歌における」 『国学院大栃木短期大学紀要』4昭45・3 185 ―のそで 袖 鈴木儀一 「〈白妙の袖〉考」 『駒沢短大国文』10昭55・3 185 しわ 皺 永野賢 『にっぽん語風俗学』 昭44・10明治書院 185 しわい 吝・嗇 鈴木丹士郎 ⑤ 185 しわぶるいびと しはふるひびと 句 井上親雄 「源氏物語の難語〈しはふるひ人〉」 『広島女学院大国語国文学誌』11昭56・12 185 しん 真 柳瀬喜代志 「道家における〈性〉〈天〉〈真〉の意義とその変遷」 『学術研究』22昭48・12 185 しん 心 三輪卓爾 「心(しん)と皮」 『言語生活』60昭31・9 185 しんがく 神学 海老沢有道 「〈神学〉という日本語について」 『アジア文化研究』2昭35・9 185 じんかく 人格 広田栄太郎 「近代訳語考」 昭44・8東京堂 中村保男 「類義語・多義語(18)〈性格〉と〈人格〉と〈個性〉」 『翻訳の世界』5-5昭55・5 185 しんがら 柳田国男 『小さき者の声』 昭17・11三国書房=『定本柳田国男集20』昭37・8 185 しんかろん 進化論 広田栄太郎 『近代訳語考』 昭44・8東京堂 185 しんき 辛気・心気・沈気 横田貢 ⑩ 185 しんきょう 心境 鈴木修次 『漢語と日本人』 昭53・9みすず書房 185 ジンクス 「ことば百科ジンクスはジンクスでない―外来語の使われ方」 『放送文化』35-8昭55・8 185 シンクロナイズド・スイミング 菅野謙 「ことば―シンクロナイズド・スイミング」 『放送文化』13-4昭33・4 185 しんけい 神経 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 荒尾禎秀 ⑩ 185 じんご 尽期 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 185 じんこうえいせい 人工衛星 「科学用語の訳語―ミサイル・人工衛星など」 『ことば』58昭33・2 185 しんごん 真言 宮坂宥勝 「真言(Mantra)について」 『言語』2-12昭48・12 185 しんこんりょこう 新婚旅行 広田栄太郎 『近代訳語考』 昭44・8東京堂 185 しんさい 神載 斎木一馬 「国語資料としての古記録の研究―近世初期記録語の例解2」 『仏教史研究』3昭43・11 185 じんさい 人際 安藤昭一 「学際・国際・人際」 『英語教育』29-8昭55・10 185 しんじ 進止 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 185 じんじいがき 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 185 じんじいばんばあ 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 185 しんじつ 真実 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 185 しんしゃく 斟酌 佐竹昭広 『万葉集抜書』 昭55・5岩波書店 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 185 しんじゅう しんぢゆう 心中 橋本進吉 『キリシタン教義の研究』 昭36・3岩波書店 真下三郎 「遊里語研究(2)(3)―横番・心中―」 『近世文芸稿』1112昭42・18 沙加戸弘 「〈心中〉の意味―近松世話物浄瑠璃解明の基礎として」 『松柏』昭48・3 185 しんじゅく・しんじく 新宿 飛田良文 「シンジュクとシンジク」 『講座正しい日本語2』昭46・1明治書院 185 しんじょう しんじやう 心情 大友浩 「〈心〉と〈心情〉―パスカルのCoeurの訳語の問題」 『北海道大外国語外国文学研究』25昭54 186 しんじる・しんず 信 山崎和夫 「“believe”と〈信じる〉再考」 『九州大学文学部紀要』15昭51・7 岩下裕一 「〈信ず〉の展開―語義から見て」 『昭和学院短大紀要』16昭55・3 186 しんしん 身心 青木伶子 「大福光寺本方丈記に於ける〈身心〉について」 『成蹊国文』5昭47・3 186 じんじん 柳田国男 『小さき者の声』 昭17・11三国書房=『定本柳田国男集20』昭37・8 186 じんすけ 甚助 てるおか・やすたか 『すらんぐ・卑語』 昭32・4光文社 186 じんせいふかかい 人生不可解 槌田満文 「明治ことば誌」 『国文学解釈と教材の研究』25-10昭55・8 186 しんせつ 親切 鈴木修次 『漢語と日本人』 昭53・9みすず書房 186 しんせんしょく 神饌食 安達巌 『日本食物文化の起源』 昭56・5自由国民社 186 しんぞう 心臓 宮地敦子 「〈こころ〉から〈心臓〉へ―身体語彙の変化」 『国語学』104昭51・3=『身心語彙の史的研究』昭54・11明治書院 佐藤亨 ⑩ 186 しんのぞう 宮地敦子 昭54・11 佐藤亨 ⑩ 186 しんだ 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 186 しんたい・しんてい 身体 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 186 しんだい 進退・身代 橋本進吉 『キリシタン教義の研究』 昭36・3岩波書店 186 じんだみそ 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 186 しんちゅうぐん 進駐軍 堀田善衛 「〈終戦〉と〈進駐軍〉」 『言語生活』13昭27・10 186 しんてん 進展 上田朝一 「〈進展〉をめぐって」 『日本語』22-2昭57・2 186 しんど・しんどい 楳垣実 「〈シンド〉と〈シンドイ〉」 『国語運動』昭18・11 186 じんど 柳田国男 『火の昔』 昭19・8実業之日本社=『定本柳田国男集21』昭37・8 186 シンニョロ 石綿敏雄 「日本語を考える―日本外来語の一側面〈セニョーレ〉と〈シンニョロ〉」 『国語展望』増刊号昭47・11 186 しんね 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 186 しんぴょうせい 信憑性 久世善男 『日本語雑学百科』 昭50・7新人物往来社 186 じんぶつ 人物 『日本語の歴史4』 昭39・7平凡社 186 しんぶん 新聞 梶原滉太郎 ⑩ 186 ―し 紙 梶原滉太郎 ⑩ 186 じんぶんかがく 人文科学 夜久正雄 「気になる言葉〈人文科学〉」 『国語国字』88昭50・6 186 しんぼう 辛抱・辛棒 井上章 ⑩ 186 しんぽう 心法 井上章 ⑩ 186 しんぼく 親睦 「制限は原稿から―色々に出た〈親睦〉の言いかえ」 『ことば』昭29・11 186 しんまく 慎莫 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 186 しんみょう 神妙 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 186 しんみり 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 186 じんむてんのう 神武天皇 徳田浄 「神武天皇の御名」 『関東短期大学紀要』18昭47・12 186 じんむいらい 神武以来 吉沢典男 「昭和32年の新語流行語〈神武以来〉と〈よろめき〉」 『言語生活』77昭33・2 186 しんようする 信用 馬場彰 「意味分析試論〈信頼する〉と〈信用する〉」 『岡山大教養部紀要』15昭54・2 186 しんらいする 信頼 馬場彰 「意味分析試論〈信頼する〉と〈信用する〉」 『岡山大教養部紀要』15昭54・2 186 しんり 真理 鈴木修次 『日本漢語と中国―漢字文化圏の近代化』 昭56・9中央公論社 186 しんり 心理 鈴木修次 『文明のことば』 昭56・3文化評論出版 186 ―がく 学 広田栄太郎 『近代訳語考』 昭44・8東京堂 186 しんろう 辛労 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 187 す 酢 安達巌 『日本食物文化の起源』 昭56・5自由国民社 真田信治 ⑩ 187 す 動詞 橘純一 「〈す〉〈する〉の特殊意義」 『国語解釈』2-6昭12・6 築島裕 『平安時代の漢文訓読語につきての研究』 昭38・3東京大学出版会 187 す 助動詞 堀田要治 「今昔物語集に於ける使役の助動詞ス・サス・シムについて」 『国語学論集』昭19・10岩波書店 北条忠雄 「東北方言における対者尊敬〈ス〉の本質」 『国語学』6昭26・6 高羽四郎 「使役〈す〉の用法―助動詞の語尾化について」 『静岡女子短大紀要』4昭32・12 西尾光雄 「サ変動詞〈す・する〉の補助的用法(承前)」 都立大『人文学報』17昭33・2 和田利政 「いわゆる使役・尊敬の助動詞―〈す〉の研究」 『国文学解釈と教材の研究』4-2昭34・1 山崎良幸 「受身・使役の助動詞る・らる・す・さす・しむ」 『国文学解釈と鑑賞』28-7昭38・6 長谷川清喜 「使役ス・サス・シムの〈従〉的用法について」 『語学文学紀要』1昭39・3 今泉忠義 「〈賜はす〉〈宣はす〉の〈す〉について」 『国文学解釈と教材の研究』9-13昭39・10 長谷川清喜 「使役の助動詞―す・さす・しむ〈古典語〉」 『国文学解釈と教材の研究』9-13昭39・10 森野宗明 「敬譲(含丁寧)の助動詞―しむ・す・さす・る・らる〈古典語〉」 『国文学解釈と教材の研究』9-13昭39・10 峰岸明 「特集・日本語の助動詞の役割自発・可能・受身・尊敬・使役(る・らる・れる・られる・す・さす・しむ・せる・させる)」 『国文学解釈と鑑賞』33-12昭43・10 浅井峯治 「平安文学において〈す〉〈さす〉が謙譲をあらわすという場合の考察」 『中央大学文学部紀要』3-1昭43・12 道本武彦 「〈芭蕉・蕪村・一茶〉発句の助動詞〈る〉〈らる〉〈す〉〈さす〉〈しむ〉〈れる〉〈せる〉について」 国学院大『国語研究』27昭44・3 阪口勝子 「今昔物語集における使役の助動詞す・さす・しむの考察」 『文芸と思想』35昭46・12 近藤政美 「平家物語における助動詞〈す〉〈さす〉について受動的状態を表わす用法を中心に(上)」 『説林』21昭47・12 吉田金彦 『上代語助動詞の史的研究』 昭48・3明治書院 道本武彦 「〈たてまつる〉に上下接する助動詞〈る〉〈らる〉〈す〉〈さす〉についての調査報告」 国学院大『国語研究』36昭48・7 近藤政美 「平家物語における助動詞〈す〉〈さす〉について受動的状態を表わす用法を中心に(下)」 『説林』22昭48・12 後藤和彦 「上代語の助動詞〈ゆ・しむ・す・ふ〉の働きについて」 『奈良女子大学研究年報』17昭49・3 中村幸弘 「補助動詞〈す〉の論」 『国学院雑誌』75-7昭49・7 木下美 「紫式部日記における敬譲語についての調査研究2〈す〉〈さす〉について」 九州大谷短大『国語研究』5昭51・12 森昇一 「〈す〉〈さす〉重複の表現」 『田辺博士古稀記念国語助詞助動詞論叢』昭54・8桜楓社 片山武 「万葉集の〈す〉について」 『美夫君志』26昭57・3 木下美 『紫式部日記の研究と鑑賞―日記体を中心に』 昭57・7私家版 187 す 助詞 小島俊夫 「滑稽本・人情本の助詞〈ス〉敬語表現との関連」 『国語学』94昭48・9 187 ず 助動詞(打消) 三吉陽 「〈ずあり〉〈ざり〉〈ず〉についての一考察」 『愛媛国文研究』3昭29・3 渥美功 「打消の助動詞〈ず〉はそのまま連体形となりうるか」 『古典』3昭32・6 土部弘 「連体格用法の〈ず〉は連用形なりや」 関西大『国文学』21昭33・4 松村明 「いわゆる打消の助動詞―〈ず〉の研究」 『国文学解釈と教材の研究』4-2昭34・1 野島進 「打消の助動詞〈ず・ざり・ぬ〉について」 『国文学解釈と教材の研究』7-3昭37・2 大野晋 「指定・否定の助動詞なり・たり・ず」 『国文学解釈と鑑賞』28-7昭38・6 林巨樹 「打消の助動詞―ず〈古典語〉」 『国文学解釈と教材の研究』9-13昭39・10 宮地敦子 「ない・ぬ・ず」 『口語文法講座3』昭39・11明治書院 佐伯梅友 「打消の助動詞〈ず〉について」 『古文研究』5昭40・8 田島毓堂 「正法眼蔵の一語法―アラズヨリハのズの活用形について」 『国語学懇話会会報』8昭41・9 土井洋一 「特集・日本語の助動詞の役割否定(ず・ざり・じ・まじ)」 『国文学解釈と鑑賞』33-12昭43・10 吉田金彦 『上代助動詞の史的研究』 昭48・3明治書院 鈴木英夫 「〈なく(て)〉と〈ないで〉と〈ず(に)〉の用法の異同について」 『名古屋大教養部紀要』A20昭51・3 田島毓堂 「正法眼蔵の一語法アラズヨリハのズの活用形を中心にして」 『東海学園国語国文』20昭56・10 田島光平 『語法の論理』 昭57・3笠間書院 →ずと 188 ず 助動詞(推量) 牛山初男 「未来助辞〈ず〉の分布について」 『信濃教育』808昭29・4 土部弘 「連体格用法の〈ず〉は連体形なりや―源氏物語における〈ず〉の接続」 『国文学』21昭33・4 吉田金彦 「推量辞〈ず〉の源流(続)」 『静岡女子短大国語国文論集』1昭41・1 吉田金彦 「東歌三五七二番の私解―推量辞〈ず〉の源流」 『遠藤博士還暦記念国語学論集』昭41・5中央図書=『国語国文』35-6昭41・6 江端義夫 「指定の助動詞〈ダ(ラ)〉と未来助辞〈ズ〉」 『広島大学方言研究会会報』12昭43・10 牛山初男 『東西方言の境界』 昭44・3信濃印刷 吉田金彦 『上代語助動詞の史的研究』 昭48・3明治書院 188 すあし 素足 斉藤倫明 ⑪ 188 すあり 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集19』昭38・2 188 ずあり 三吉陽 「〈ずあり〉〈ざり〉〈ず〉についての一考察」 『愛媛国文研究』3昭29・3 188 すい 粋 藤井乙男 「天明時代の通言」 『国語国文』2-7昭7・2 大橋紀子 「すしとすい―近世語における酸と粋」 『近代語研究』1昭40・9武蔵野書院 大橋紀子 「〈すい〉とその周辺―近世語における〈粋〉の発生」 『近代語研究』2昭43・1武蔵野書院 真下三郎 「粋(スイ)」 『近世文芸稿』10昭41・7 小野晋 「〈すい〉用字用語考」 『安田女子大学紀要』4昭50・3 吉田秀三 ⑩ 188 すい・すし 酸 大橋紀子 「すしとすい―近世語における酸と粋」 『近代語研究1』昭40・9武蔵野書院 野元菊雄 「ことばの誕生と変化〈酸っぱい〉―第三語形の採用」 徳川宗賢編『日本の方言地図』昭54・3中央公論社 長尾勇 「五味考―味覚用語の変遷と分布」 日大『語文』55昭57・7 真田信治 ⑩ 188 すい 酔 中山緑朗 「平安古記録の語彙―〈酔〉と〈談〉」 『学苑』506昭57・2 188 すい 名嘉真三成 「切断動詞[sui][ki〓][batsi]について―沖縄・宮古西原方言の例」 『日本語研究』1昭53・3 188 すいえき すゐえき 水駅 斎木一馬 「記録語の例解―国語辞典未採録の用字・用語―」 『高橋隆三先生喜寿記念論集古記録の研究』昭45・6続群書類従完成会 188 すいか 西瓜 石毛直道・大塚滋・篠田統 『食物誌』 昭50・7中央公論社 188 すいきょう 酔狂・粋狂 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 188 すいさん 推参 佐藤喜代治 『日本文章史の研究』 昭41・10明治書院 188 スイス 西浦英之 「幕末・明治初期の新聞にあらわれた外国名称呼・表記について」 『皇学館大学記要』9昭46・1 188 すいせん 水仙 矢島文夫 「文化史とことば3水仙とヒヤシンス」 『言語』7-3昭53・3 188 ずいそう 随想 関根俊雄 「〈随想〉の盛行・その語誌」 『言語生活』373昭58・1 188 すいば 酸模 岸田定雄 「虎杖・酸模・羊蹄・酸漿草の名称」 『方言』4-5昭9・5 小林隆 「同音衝突の意味的側面」 『国語学』126昭56・9 188 ずいぶん 随分 佐伯哲夫 「副詞〈随分〉における用法の変遷」 関西大『国文学』57昭55・12 188 すいほう 前田勇 「すいほう・てこつる・てんしょ考―傾城阿波の鳴門第八」 『国語国文』26-12昭32・12 189 ずいや 信国進 「〈スヨ〉と〈ズイヤ〉」 『言語生活』52昭31・1 189 すいり 推理 別役実 「犯罪のことば11推理」 『三省堂ぶっくれっと』15昭53・6 189 すう 吸 柴田武編 『ことばの意味2』 昭54・6平凡社 189 すう 数 山口明穂 『中世国語における文語の研究』 昭51・8明治書院 →かず 189 すう 戸田吉郎 「プウ・スウ・トン・スウことば風土記」 『言語生活』33昭29・6 189 スウェーデン 西浦英之 「幕未・明治初期の新聞にあらわれた外国名称呼・表記について」 『皇学館大学紀要』9昭46・1 189 すうがく 数学 鈴木修次 『漢語と日本人』 昭53・9みすず書房 189 すうちうま 数碼 須藤利一 「すうちうま(琉球数碼)」 『安藤教授還暦祝賀記念論文集』昭15・2三省堂 189 スープ 飛田良文編 『英米外来語の世界』 昭56・10南雲堂 189 すえおき 据置 「出度数の多い〈据置〉―補正漢字の第三回調査の報告」 『ことば』11・1 189 すえる・すう 据 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 189 スカイジャック 「ハイジャックとスカイジャック」 『時事英語研究』25-6昭45・6 189 すがた 姿 桑田明 『日本文法探究下』 昭53・1風間書房 佐竹昭広 『万葉集抜書』 昭55・5岩波書店 浅野晃 ⑤ 189 すがたみのはし 柳田国男 『橋の名と伝説』 『定本柳田国男集5』昭37・9 189 すがら 阪倉篤義 「〈しみら〉と〈すがら〉―ヒネモス・ヨモスガラの意味」 『万葉』41昭36・10 189 すがり 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集19』昭38・2 189 すがる 縋 柴田武編 『ことばの意味2』 昭54・6平凡社 189 すがりつく 柴田武編 『ことばの意味2』 昭54・6平凡社 宮本幸恵 「特集・類義語の意味論的研究しがみつく・すがりつく・だきつく」 『日本語研究』4昭56・12 189 すかんぽ 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 189 すき 好 吉沢義則 「〈すき〉に就て」 『国語国文』17-8昭23・12 吉沢義則 『源語釈泉』 昭25・7誠和書院=『増補源語釈泉』昭48・5臨川書店 大野晋 『日本語の年輪』 昭41・5新潮文庫 西村亨 『王朝恋詞の研究』 昭47・12慶大言語文化研究所 末武恭子 「可笑記の〈すき〉について」 『松柏』昭48・3 木村健 「〈すき〉覚書―その台頭・展開・終焉をめぐる一視点」 『国学院雑誌』75-5昭49・5 今西祐一郎 「〈すき〉私論」 『静岡女子大研究紀要』10昭52・3 岡本敬道 「〈すき〉の系譜-伊勢物語に見る〈すき〉2」 『宇部短大学術報告』16昭55・2 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 岡本敬重 「源氏物語の〈すき〉(1)帚木の巻に見る〈すき〉」 『宇部国文研究』12昭56・3 189 ずき 鈴木一男 「平安極初期点本所見の語法(1)―〈助動詞ずき・ずつ・べらなり・連体格これの〉用例補遺―」 『水門』4昭39・6 189 すきずきし 形容詞 吉沢義則 『源語釈泉』 昭25・7誠和書院=『増補源語釈泉』昭48・5臨川書店 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 189 すぎな 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 小林好日 『方言語彙学的研究』 昭25・11岩波書店 国立国語研究所 『日本言語地図5』 昭47・9 189 すきもの 好者 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 189 すきやき 新村出 『南蛮更紗』 大13・12改造社=『新村出全集5』昭46・2筑摩書房 189 すぎる 過 岩淵悦太郎 「〈さうだ〉と〈すぎる〉」 『日本語』4-6 森田良行 『基礎日本語1・2』 昭52・10、55・6角川書店 189 すぎわい すぎはい 生業 坂詰力治 ⑩ 189 すく 好 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 宮地敦子 「〈きらふ〉〈すく〉考」 『言語と文芸』65昭44・7 井上章 「動詞〈好く〉の沿革」 『秋田大教育学部研究紀要人文社会』27昭52・3 宮地敦子 『身心語彙の史的研究』 昭54・11明治書院 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 190 すぐ 直 島田欣一 「〈やがて〉小考〈やがて〉と〈すぐ〉と〈ぢき〉と―古典語と現代語とのあいだ」 『日本語』15-7昭50・9 森田良行 『基礎日本語1・2』 昭52・10、55・6角川書店 190 ―に 国広哲弥編 『ことばの意味3』 昭57・5平凡社 190 すくう 救 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 190 すくうかみ 服部幸雄 「宿神論〔補訂〕―更級日記の〈すくう神〉をめぐって」 『文学』43-6昭50・6 190 すくすくし 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 190 すくすくと 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 190 すくない 少 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 仁田義雄 『語彙論的統語論』 昭55・3明治書院 190 すくなくとも 少 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 190 すくなくも…なくに 丸山嘉信 「〈すくなくも…なくに〉考―否定歌語表情の研究4」 徳島大『文芸紀要』8昭34・2 190 ずくなし 柳田国男 『国語史新語篇』 昭11・12刀江書院=『定本柳田国男集18』昭38・6 190 すくなひこな 金井清一 「スクナヒコナの名義と本質」 『東京女子大付属比較文化研究所』31昭46・9 190 ずくべ 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 190 ずくぼ 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 190 ずくぼう 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 190 すくみち 直路 『中世法制史料集3』補注 昭40・8岩波書店 190 すくむ 竦 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 190 すくよか 健 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 190 すぐり 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集19』昭38・2 190 すぐろく 双六・雙六 木下正俊 「藐孤射と双六」 沢瀉博士喜寿記念論文集刊行会『万葉学論叢』昭41・7 佐竹昭広 『万葉集抜書』 昭55・5岩波書店 190 すけとう 中川雀子 「すけとう」 『佐渡』1昭29・8 190 すげない すげなし 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 190 すけべえ 助兵衛 てるおか・やすたか 『すらんぐ・卑語』 昭32・4光文社 190 すこ 須児 松田好夫 「須児考」 『国語国文』10-12昭15・12 190 すごい・すごし・すごく 凄 北山谿太 「〈艶にも凄くも〉―語義語法の研究―」 『国語国文』23-10昭29・10 小川要一 「〈すごく〉と女性」 『日本語』5-5昭40・6 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 梅野きみ子 「〈すごし〉考―その表記をめぐって(研究発表要旨)」 『中古文学』7昭46・3 梅野きみ子 「〈すごし〉考―平安朝の用例をめぐって・主として古字書をめぐって」 『平安文学研究』4647昭46・611 梅野きみ子 「〈すごし〉と〈凄〉と〈幽〉と訓読資料をめぐって」 『椙山女大研究論集』5昭49・3 糸賀きみ江 「西行歌の〈すごし〉―心情表現の様相」 『北住敏夫教授退官記念日本文芸論叢』昭51・11笠間書院=『中世の抒情』昭54・3笠間書院 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 山崎良幸 『源氏物語の語義の研究』 昭53・6風間書房 190 すこし 少 小林好日 『方言語彙学的研究』 昭25・11岩波書店 築島裕 『平安時代の漢文訓読語につきての研究』 昭38・3東京大学出版会 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 慶野正次 『形容詞の研究』 昭51・9笠間書院 山田稔 「〈Parisだより〉ことばの表情(1)たぶん・すこし・すみません」 『三省堂ぶっくれっと』13昭53・2 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 丹保健一 「程度副詞の諸相〈ほぼ〉〈やや〉〈少し〉を中心に」 『国語学研究』21昭56・12 190 ―き 築島裕 『平安時代の漢文訓読語につきての研究』 昭38・3東京大学出版会 190 ―も 佐藤武義 「今昔物語集の陳述副詞〈すこしも〉について」 『宮城教育大国語国文』5昭49・2 若山明子 「〈すこしも〉の意味・用法について」 『武庫川国文』10昭51・11 森田良行 『基礎日本語1・2』 昭52・10、55・6角川書店 191 すごす 過 森田良行 『基礎日本語1・2』 昭52・10、55・6角川書店 191 すごす 補助動詞 森田良行 『基礎日本語1・2』 昭52・10、55・6角川書店 191 すこぶる 頗 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究』 昭37・9風間書房 築島裕 『平安時代の漢文訓読語につきての研究』 昭38・3東京大学出版会 佐藤喜代治 『国語語彙史の歴史的研究』 昭46・11明治書院 191 すごり 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集19』昭38・2 191 すさのおのみこと すさのをのみこと 吉野裕 「素尊鉄神論序説―スサノヲノミコト名義考」 『文学』41-2昭48・2 191 すさび 荒 佐藤仁之助 「〈すさび〉と〈すさまじ〉の語釈について」 『国語研究(仙台)』4-12昭11・12 191 すさぶ 荒 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 191 すさまじい・すさまじ 凄 形容詞 佐藤仁之助 「〈すさび〉と〈すさまじ〉の語釈について」 『国語研究(仙台)』4-12昭11・12 田中重太郎 「〈すさまし〉―枕冊子語彙ノートから(2)」 『平安文学研究』昭24・12 大野晋 『日本語の年輪』 昭41・5新潮文庫 金子金治郎 「連歌の〈すさまじ〉」 『連歌俳諧研究』33昭42・9 金子金治郎 「すさまじ考―新撰菟玖波集を起点に」 『文学語学』45昭42・9 金子金治郎 「〈すさまじ〉の異物・異境性―謡曲を中心として」 『中世文芸』40昭43-3 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 野村直子 「枕草子〈すさまじ〉考」 九州大谷短大『国語研究』6昭52・12 玉城逸子 「平安朝における〈すさまじ〉」 『武庫川国文』16昭54・11 191 ―さま 態 森田武 『天草版平家物語難語句解の研究』 昭51・3清文堂 191 すさむ 荒 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 山口明穂 『中世国語における文語の研究』 昭51・8明治書院 191 ずさん 杜撰 鈴木修次 『漢語と日本人』 昭53・9みすず書房 191 すし 鮨・鮓・寿司 安達巌 『日本食物文化の起源』 昭56・5自由国民社 島田勇雄 「本朝食鑑を背景に(24)すしについて」 『あさめしひるめしばんめし』30昭57・4 真田信治 ⑩ 191 ずしき 図式 門脇芳雄 「詰将棋のことば―図式」 『言語』8-8昭54・8 191 ずしゃ 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集19』昭38・2 191 すじょう 種姓・素性 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 191 すず 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 191 すすぐ 濯 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 191 すずしい・すずし 涼・冷 中川浩文 「源氏物語の〈すずし〉などについて―その意味の推移と表現における把握」 『女子大国文』40昭41・2 中村倫子 「讃酒歌における〈冷〉について」 『高知女子大国文』7昭46・6 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 191 すずむし 鈴虫 宮嶋弘 「鈴虫・松虫の語原」 『平安文学研究』昭24・12 191 ずずだま 柳田国男 『海上の道』 昭36・7筑摩書房=『定本柳田国男集1』昭38・9 191 すすむ 進 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 川原とし江 「移動動詞の意味論的成分分析―イク・クル・カエル・モドル・ススム・ウツル」 『手崎政男教授退官記念論集』昭55・10同記念事業委員会 191 すずめ 雀 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 小林好日 『方言語彙学的研究』 昭25・11岩波書店 国立国語研究所 『日本言語地図5』 昭47・9 191 ―しらず 柳田国男 『国語史新語篇』 昭11・12刀江書院=『定本柳田国男集18』昭38・8 191 ―のはかま 袴 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 192 すする 啜 柴田武編 『ことばの意味2』 昭54・6平凡社 192 すずろ・すぞろ 漫 有馬煌史 「スズロ・ソゾロの語義推定について」 『岐阜工業高専紀要』7昭47 佐藤稔 ⑩ →そぞろ 192 スタートする 神戸英雄 「特集・類義語の意味論的研究スタートする・出発する・はじまる」 『日本語研究』2昭54・7 192 スタイリスト 三宅鴻 「外来語のずれ(10)~(12)」 『英語青年』116-13~15昭46・1~3 192 すだく 山口明穂 「〈すだく〉について」 『国語研究室』3昭39・3 192 すじかう すぢかふ 筋交 三木孝 「枕草子語彙覚書―里人・すぢかふ」 『平安文学研究』15昭29・6 192 ずちなくて 山内洋一郎 「国語学からみた文学・個に徹する語学的注釈の提唱―〈ずちなくて〉と〈すべなくて〉」 『リポート笠間』21昭55・10 192 ずちなし 術無 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究』 昭37・9風間書房 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 →じゅつなし 192 スチュワーデス 「放送ジャーナルスチュワーデスかホステスか」 『放送文化』18-45昭38・5 192 ずつ づつ 助詞・接尾語 鈴木一男 「平安極初期点本所見の語法(1)〈助動詞ずき・ずつ・べらなり・連体格これの〉用例補遺」 『水門』4昭39・6 堀内武雄 「特殊な助詞の研究―ばし・がに・づつ・がな」 『国文学解釈と教材の研究』12-2昭42・1 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 192 すっかい 酸 野元菊雄 「ことばの誕生と変化〈酸っぱい〉―第三語形の採用」 徳川宗賢編『日本の方言地図』昭54・3中央公論社 →すっぱい 192 すっかり 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 192 ずっと 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 192 すっぱい 酸 国立国語研究所 『日本言語地図1』 昭42・4 野元菊雄 「ことばの誕生と変化・〈酸っぱい〉―第三語形の採用」 徳川宗賢編『日本の方言地図』昭54・3中央公論社 真田信治 ⑩ 192 ステーション 真田信治 「地域とのかかわり」 飛田良文編『英米外来語の世界』昭56・10南雲堂 飛田良文 「ステーションから駅へ」 『日本文化会議』159昭57・9 真田信治 ⑨ 192 すてき 素敵 半沢洋子 ⑩ 192 ―な 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 192 すてきち 捨吉 人名 阪倉篤義 『日本語の語源』 昭53・9講談社 192 すてぜりふ 捨台詞 賀川庸夫 「〈すてぜりふ〉と〈アドリブ〉と」 『言語生活』170昭40・11 192 すでに 既 山田孝雄 『漢文の訓読によりて伝へられたる語法』 昭10・5宝文館 粂川光樹 「古事記の〈スデニ〉」 『関東学院女短大論叢』42昭46・3 村上久子 「訓読語と和文脈の語〈すでに〉と〈はやく〉」 『大谷女子大国文』7昭52・3 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 土淵知之 「〈すでに(既)〉の用法と意味について付属語との呼応関係を中心として」 『国学院雑誌』80-8昭54・8 192 すてる 捨 国立国語研究所 『日本言語地図2』 昭42・3 柴田武 『言語地理学の方法』 昭44・8筑摩書房 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 木部暢子 「言語地図の一解釈―〈捨てる〉の九州方言」 『文献探求』8昭56・6 192 ずと 前田勇 「〈ずに〉〈ずと〉の接点を求めて」 『学大国文』3昭35・2 192 ストライキ 加藤雅彦 「ことばのジャーナル〈ストライキ〉と〈労働停止〉」 『言語』9-12昭55・12 工藤真由美 「訳語との競合」 飛田良文編『英米外来語の世界』昭56・10南雲堂 193 ストリップショー 三宅鴻 「外来語のずれ(10)~(12)」 『英語青年』116-13~15昭45・1~3 193 すなまきだぬき 柳田国男 『妖怪談義』 昭31・2修道社=『定本柳田国男集4』昭38・4 193 すなわち すなはち 即・則 山田孝雄 『漢文の訓読によりて伝へられたる語法』 昭10・5宝文館 田辺つかさ 「すなはち」 『国語と国文学』7-3昭5・3 古沢寿美子 「論語における〈スナハチ〉と訓ずる助字について」 『金城国文』14-13昭43・3 森田良行 『基礎日本語1・2』 昭52・10、55・6角川書店 村上雅孝 ⑪ 193 ずに 前田勇 「〈ずに〉〈ずと〉の接点を求めて」 『学大国文』3昭35・2 宮田和一郎 「解釈の問題点―万葉集の解釈(2)~(4)ズニ説を打破する」 『国文学解釈と教材の研究』10-1~4昭40・1~3 阿刀田稔子 「否定の接続法〈~なくて・~ないで・~ずに〉について」 『日本語教育研究』11昭50・6 193 ずのう 頭脳 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 193 ずは 連語 大岩正仲 「奈良朝語法ズハの一解」 『国語と国文学』19-3昭17・3 吉永登 「奈良朝特殊語法〈ずは〉について」 『国文学』3昭26・2 橋本進吉 『上代語の研究』 昭26・10岩波書店 宮田和一郎 「〈ずば〉と〈ずは〉―中古語法覚書」 『平安文学研究』21昭33・6 宮田和一郎 「万葉集のズハの解釈―通説を排撃する」 『国文学解釈と教材の研究』9-12昭39・10 佐藤宣男 「〈ずは〉についての問題点」 『文化』29-4昭41・3 宮田和一郎 「正しい解釈・正しい文法―平安時代のズハと上代のズハ」 『解釈』15-1昭44・1 津之地直一 「万葉集に於ける〈ずは〉の語法―特に〈ずは…まし〉の歌の解釈について」 『愛知大学文学論叢』37昭44・3 此島正年 「〈ずは〉の論―宮田説に対して」 『解釈』15-7昭44・7 山口堯二 「〈ずは〉の表現性」 『国語国文』41-7昭47・7 山口堯二 「〈ずは〉の表現性―橋本説の再検討」 『国語学』90昭47・9 浅野信 「〈(あら)ずは〉考説」 『今泉博士古稀記念国語学論叢』昭48・3桜楓社 津之地直一 『万葉集の国語学的研究』 昭50・6桜楓社 宮田和一郎 「ズハの説の流れを追って」 『解釈』22-1112昭51・12 宮地幸一 「ずは・なくは考(1)源氏物語・万葉集・記紀・八代集」 『帝京大文学部紀要国語国文学』10昭53・10 北条忠雄 「〈ズハの本質〉(旧稿)再説スハのみでズバのないこと」 『秋田国語学研究』1昭54・10 宮地幸一 「ずは・なくは考(2)平安朝時代資料の考察」 『帝京大文学部紀要国語国文』11昭54・10 上野尚美 「上代の〈ずは〉」 『古典と民俗』9昭54・11 宮地幸一 「ずは・なくは考(3)勅撰集・私撰集・御集・諸家集の考察」 『帝京大文学部紀要国語国文』12昭55・10 水野清 「〈かくばかり恋ひつつあらずは〉の〈ずは〉」 『教育国語』63昭55・12 山口堯二 『古代接続法の研究』 昭55・12明治書院 宮地幸一 「ずは・なくは考(4)鎌倉時代資料の考察(1)」 『帝京大文学部紀要国語国文』13昭56・10 西宮一民 「上代の所謂ズハの意味」 『皇学館大学紀要』20昭57・1 宮地幸一 「ずは・なくは考(5)鎌倉時代資料の考察(2)」 『帝京大文学部紀要国語国文』14昭57・10 193 スパイクこうがい ―公害 柄沢衛 「公害を表わすことば(7)〈空き缶公害〉から〈スパイク公害〉へ」 『日本語』22-7昭57・8 193 すばしこい 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 193 すばやい 素早 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 193 すはら 素腹 秋山正次 「えせ玉かつま(1)〈あとぜき〉〈素腹〉など」 『いずみ』32昭34・5 193 すばらしい 素晴 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 半沢洋子 ⑩ 193 すばる 昴 新村出 『南蛮更紗』 『大13・12改造社=『新村出全集5』昭46・2筑摩書房 草下英明 「星の名前の話―ほしはスバル・ひこぼし・明星…」 『ことばの宇宙』1-5昭41・10 『シンポジウム日本語1』 昭50・10学生社 194 スペイン 西浦英之 「幕末・明治初期の新聞にあらわれた外国名称呼・表記について」 『皇学館大学紀要』9昭46・1 194 すべからく 副詞 山田孝雄 『漢文の訓読によりて伝へられたる語法』 昭10・5宝文館 194 すべた てるおか・やすたか 『すらんぐ・卑語』 昭32・4光文社 194 すべて 総・凡 山田孝雄 『漢文の訓読によりて伝へられたる語法』 昭10・5宝文館 山口康子 「〈すべて〉の消長―今昔物語集を中心に」 『長崎大教育学部人文科学研究報告』26昭52・3 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 佐藤宣男 ⑩ 194 すべなくて 山内洋一郎 「国語学からみた文学・個に徹する語学的注釈の提唱―〈ずちなくて〉と〈すべなくて〉」 『リポート笠間』21昭55・10 194 すべなし 術無 賀古明 「〈すべなし〉考」 『万葉集研究』1昭30・12 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究』 昭37・9風間書房 矢野淳彦 「山上憶良における〈すべなし〉」 『高知大国文』8昭52・12 →ずちなし 194 すべりひゆ 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 194 すべる 統 松下井知夫 「統べるということ」 『ことばと文化』79昭52・12 194 ずほ 後藤利雄 「山形県に於ける噓の方言について―ズホ・ハラダ・テンポの語源など」 『山形方言』2昭29・3 →うそ 194 すま 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 194 すまし 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 194 すます 済 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 194 すまる 柳田国男 『なぞとことわざ』 昭27・10筑摩書房=『定本柳田国男集21』昭37・12 194 すみ 隅 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 国広哲弥編 『ことばの意味3』 昭57・5平凡社 194 ずみ 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集19』昭38・2 194 すみのえ 墨江・住江 奥村恒哉 「〈すみのえ〉と〈すみよし〉」 『国語国文』35-5昭41・5=『遠藤博士還暦記念国語学論集』昭41・5中央図書 工藤力男 「古代形容詞の形成に関する一つの問題スミノエとスミヨシをめぐって」 『万葉』90昭50・12 194 すみません 句 柳田国男 『毎日の言葉』 昭21・7創元社=『定本柳田国男集19』昭38・2 田中三郎 「〈すみません〉ということば」 『みんなのコトバ』4昭33・2 永野賢 『にっぽん語風俗学』 昭44・10明治書院 石井幸子 「〈すみません〉の世界―諸作品を通して見るその内側―」 『国語学の世界』3昭48・3 久世善男 『身近な日本語日常語を再点検しよう』 昭50・3朝日ソノラマ 「おふ・ぶりんとすみません」 『月刊百科』166昭51・7 山田稔 「〈Parisだより〉ことばの表情(1)たぶん・すこし・すみません」 『三省堂ぶっくれっと』13昭53・2 酒井良枝 「〈すみません〉の用法について」 『昭和学院国語国文』21昭54・3 西村啓子 「感謝と謝罪の言葉における〈すみません〉の位置」 『日本文学ノート』16昭56・1 194 すみやか 速 築島裕 『平安時代の漢文訓読語につきての研究』 昭38・3東京大学出版会 見坊豪紀 『ことばの海をゆく』 昭51・11朝日新聞社 194 すみよし 住吉 奥村恒哉 「〈すみのえ〉と〈すみよし〉」 『国語国文』35-5昭41・5=『遠藤博土還暦記念国語学論集』昭41・5中央図書 工藤力男 「古代形容詞の形成に関する一つの問題スミノエとスミヨシをめぐって」 『万葉』90昭50・12 194 すみれ 菫 佐藤清明 「全国菫方言集」 『方言』5-1昭10・1 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 国立国語研究所 『日本言語地図5』 昭47・9 日本常民文化研究所編 『日本常民生活資料叢書14中部篇2』 昭48・9三一書房 中村浩 『植物名の由来』 昭55・7東京書籍 上野勇 「すみれの方言」 『上州路』8-5昭56・5 丹羽一弥 「南紀方言〈すみれ〉の語史とウマガチ」 『東海学園国語国文』20昭56・10 195 すむ 住 花田二徳 「〈住む〉と〈澄む〉と」 『日本語』21-7昭56・8 195 すむ 済 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 195 すむ 澄 金田元彦 「〈清む〉か〈濁る〉か」 『国文学解釈と鑑賞』18-6昭28・6 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 花田二徳 「〈住む〉と〈澄む〉と」 『日本語』21-7昭56・8 195 すめらみこと 皇尊 西郷信綱 「スメラミコト考」 『文学』43-1昭50・1 195 すめる 『中世法制史料集3』補注 昭40・8岩波書店 195 すめろき 天皇 高江恵子 「オオキミとスメロキについて」 『常葉国文』1昭51・7 195 すもう 相撲 高木友之助 「相撲原義私考」 『中央大学文学部紀要』2昭30・12 前田富祺 ⑩ 195 すもも 李 安達巌 『日本食物文化の起源』 昭56・5自由国民社 195 すもり 巣守 堀部正二 「〈桜人〉〈狭蓆〉〈巣守〉攷」 『国語国文』12-3昭17・3 195 すよ 信国進 「〈スヨ〉と〈ズイヤ〉」 『言語生活』5-2昭31・1 195 ずよりは 大坪併治 「日本紀竟宴和歌左注の〈ずよりは〉について」 『岡大国文論稿』1昭48・3 195 すら 助詞 佐藤仁之助 「〈だに〉〈さへ〉〈すら〉の弁」 『国語研究(仙台)』5-9昭5・9 加納協三郎 「〈だに〉〈すら〉の用法上の差異に就て」 『国語と国文学』15-6昭13・6 加納協三郎 「院政鎌倉期のダニ・スラ・サヘ」 『国語と国文学』15-10昭13・10 此島正年 「古代の助詞〈すら〉について」 『弘前大学人文社会』10昭31 松村明 「副助詞―のみ・ばかり・まで・など・だに・すら・さへ・ばし―」 『国文学解釈と鑑賞』23-4昭33・4 大坪併治 「平安朝初期の訓点語に用ゐられたスラとダニ」 『語文研究』10昭35・5 長谷川清喜 「副助詞だに・すら・やらむ〈古典語〉さへ(え)・でも〈古典語・現代語〉ほか・しか・やら・か・ほど・なり〈現代語〉」 『国文学解釈と教材の研究』12-2昭42・1 鈴木一彦 「橘守部の国語意識(6)―さへ・だに・すら―」 『山梨大学教育学部研究報告』17昭42・3 鶴久 「特集日本語における助詞の機能と解釈係助詞だに・すら・さへ〈さえ〉〈しか〉〈でも〉」 『国文学解釈と鑑賞』35-13昭45・11 阿食かをる 「軍記物語の副助詞スラ・ダニ・サヘについて」 安田女大『国語国文論集』5昭50・2 「国語史の資料」 『シンポジウム日本語1』昭50・10学生社 堀川昇 「〈さへ〉〈すら〉〈だに〉について」 『稿』2昭54・3 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 195 ずら 楯岡一夫 「中部〈づら〉考」 『国語教育』昭6・9 土川正男 「ズラことば」 『言語生活』21昭28・6 山口幸洋 「ズラとダニ」 『言語生活』24昭28・9 牛山初男 「推量助動詞〈ずら〉〈ら〉等の分布」 『信濃』6-6昭29・6 山内克彦 「ズラ・ラ・ツラ」 『言語生活』68昭32・5 牛山初男 『東西方言の境界』 昭44・3信教印刷 小林伸子 「長野県茅野方言の推量表現について―〈~ズラ〉〈~ラ〉の違い」 『日本語研究』1昭53・3 195 ずらす 加藤久雄 「特集・類義語の意味論的研究ずらす・どける・のける」 『日本語研究』2昭54・7 195 すらた 新川正美 「刊本あゆひ抄における助詞〈すらた〉の復権―〈あゆひ〉の個体史的研究」 『国語展望』36昭49・3 195 ずり 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 195 すりこぎ 擂粉木・摺子木 柳田国男 『方言覚書』 昭17・5創元社=『定本柳田国男集18』昭38・8 国立国語研究所 『日本言語地図4』 昭45・6 195 すりぬぎ 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 195 すりばち 摺鉢 国立国語研究所 『日本言語地図4』 昭45・6 195 ―うり 柳田国男 『国語史新語篇』 昭11・12刀江書院=『定本柳田国男集18』昭38・8 195 ―むし 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集19』昭38・2 196 すりび 柳田国男 『方言覚書』 昭17・5創元社=『定本柳田国男集18』昭38・8 196 する・す 為 佐藤孝 「〈する〉か〈しる〉か」 『国語運動』昭16・11 西尾光雄 「サ変動詞〈す・する〉の補助的用法序説」 都立大『人文学報』13昭31 西尾光雄 「サ変動詞〈す・する〉の補助的用法(承前)」 都立大『人文学報』17昭33・2 「なるべく〈する〉でかたい感じになる〈行なう〉」 『ことば』77昭36・1 飛田良文 「和英語林集成におけるサ変複合動詞の上一段化」 『国語学研究』3昭38・6 佐藤武義 「中古の物語における漢語サ変動詞」 『国語学研究』3昭38・6 鈴木丹士郎 「サ変動詞の助動詞〈き〉への接続面の混乱―馬琴における文語の問題」 『文芸研究』47昭39・6 大橋富貴子 「〈やる〉と〈する〉」 『言語生活』165昭40・6 田島毓堂 「正法眼蔵の語法―サ変動詞について序説」 『宗学研究』10昭43・3 菅野謙・石野博史・安倍真慧 「放送基本語い調査報告―ニュースの中の動詞〈する〉について(1)」 『文研月報』19-12昭44・12 田島毓堂 「サ変動詞について―漢語サ変動詞の構造」 『東海学園国語国文』1昭45・7 高橋太郎 「動詞の連用形〈する〉〈した〉についての一考察」 『国立国語研究所論集4』昭48・12秀英出版 安田滋 「日英語の比較〈する〉と〈行なう〉について」 『日本語学校論集』2昭50・2 吉岡正敏 「フランス的表現と日本的表現〈する〉型と〈なる〉型の対比」 『函館大学論究』10昭50・3 鈴木重幸 「日本語動詞のすがた(アスペクト)について―~スルの形と~シテイルの形」 『日本語動詞のアスペクト』昭51・5むぎ書房 奥津敬一郎 「補文構造としての変化文―〈~ニナル〉〈~ニスル〉」 『研究報告日本語文法の機能的分析と日本語教育への応用』昭51・6ICU 赤坂和雄 「日英語の動詞〈~する〉〈~シテイル〉の一考察」 『札幌大教養部札幌大女子短大部紀要』8昭51・8 池上嘉彦 「〈する〉と〈なる〉の言語学」 『言語』6-10~13昭52・9~12 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 中西光彦 「動詞〈す〉と〈あり〉の交渉をめぐる問題―初期点本における〈如〉字の訓にみられる文の呼応関係について」 『奈良教育大国文研究と教育』2昭53・8 荒木博之 『日本語から日本人を考える』 昭55・5朝日新聞社 沢田治美 「用言としての日本語助動詞とそれに対する謙譲助動詞〈です〉〈ます〉・補助動詞〈する〉〈ある〉の後続制限について」 『佐藤茂教授退官記念論集国語学』昭55・10桜楓社 西尾寅弥 「〈擬音語・擬態語+する〉の形式について」 群馬大『語学と文学』20昭56・2 池上嘉彦 『〈する〉と〈なる〉の言語学―言語と文化のタイポロジーへの試論』 昭56・7大修館 大坪併治 『平安時代における訓点語の文法』 昭56・8風間書房 196 することだ 田中章夫 「~するわけだ・~することだ」 『口語文法講座3』昭39・11明治書院 196 するところの 『日本語の歴史6』 昭40・5平凡社 196 するほうがいい 高橋太郎 「ことばの質問箱〈するほうがいい〉〈…したほうがいい〉はどちらが正しいか」 『言語生活』339昭55・3 196 するわけだ 田中章夫 「~するわけだ・~することだ」 『口語文法講座3』昭39・11明治書院 196 する 磨 柴田武編 『ことばの意味1』 昭51・9平凡社 196 するする 松井利彦 「女房ことばの変遷―〈するする〉の場合」 『国語国文』36-4昭42・4 小高恭 「〈するする〉考(1)―使用対象による分類」 『お湯殿の上の日記研究ノート2』昭43・7 小高恭 「〈するする〉考(2)」 『就実語文』1昭55・11 196 ―と 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 196 すると 長田久男 「特集・接続詞のすべて接続詞小辞典口語編〈すると〉」 『月刊文法』2-12昭45・10 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 196 するどい・するどし 鋭 山田忠雄 「形容詞スルドシの成立」 『日本大学文学部研究年報』4昭29・3 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 196 ずれる 摩・擦 国広哲弥編 『ことばの意味3』 昭57・5平凡社 196 すわる 座・坐 新村出 『国語学叢録』 昭18・11一条書房=『新村出全集3』昭47・5筑摩書房 国立国語研究所 『日本言語地図2』 昭42・3 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 川本栄一郎 ⑩ 197 ずをうしなうは 図失 大塚光信 『キリシタン版エソポ物語』補注 昭46・3角川文庫 197 ずんべらこう 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 197 せ 夫・兄・背 品川滋子 「イモ・セの用語からみた家族・婚姻制度」 『文学』27-7昭34・7 池稔・池ヒサ子 「ことばのはたらきについて―〈をぢ〉〈をば〉及び〈せ〉〈いも〉の変遷・日本語親族名称とその呼称との関係について(研究発表報告要旨)」 『言語生活』48昭40・11 もろさわようこ 「〈いも〉と〈せ〉」 『朝日ジャーナル』昭47・7・21 197 せ 背 菊田紀郎 ⑩ 197 せ 助動詞 北条忠雄 「過去助動詞の考察(上)(中)(下)―〈せ〉を過去とする説の誤りを明らかにす」 『国語研究(仙台)』7-345昭14・345 197 ぜ 助詞 前田勇 「終助詞〈ぜ〉―江戸・上方のそれについて」 『国語学』40昭35・3 井手至 「終助詞ぜ・さ・わ・の・ものか(もんか)〈現代語〉」 『国文学解釈と教材の研究』12-2昭42・1 後藤和彦 「特集・日本語における助詞の機能と解釈終助詞か・かな・かも・かし・な・も・よ(感動)・ぞ〈ぜ〉〈さ〉〈わ〉〈とも〉〈や〉〈て〉〈の〉」 『国文学解釈と鑑賞』35-13昭45・11 和久井生一 「日本語研究―助詞〈ぞ〉と助詞〈ぜ〉について」 『海外事情』22-1昭49・1 197 ぜ 是 森田隆 「上代〈是〉字の不読的用法について」 九州大『文学論輯』20昭48・3 197 せい 生 山田房一 『生字攷』 昭38・10 吉川進 「万葉集の〈生〉字について」 『語文研究』25昭43-3 197 せい 背・脊・勢 菊田紀郎 ⑩ 197 せい 性 柳田喜代志 「道家における〈性〉〈天〉〈真〉の意義とその変遷」 『学術研究国語国文学』22昭48・12 197 せい 凄 梅野きみ子 「〈すごし〉と〈凄〉と〈幽〉と―訓読資料をめぐって」 『椙山女大研究論集』5昭49・3 197 せい 所為 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 197 せいあ 井蛙 中山緑朗 「〈雪恥〉〈付驥尾〉〈井蛙〉考」 『近代語研究6』昭55・5武蔵野書院 197 せいい 誠意 鈴木久春 「誠意という言葉」 『言語生活』4昭27・1 197 せいいっぱい 精一杯 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 197 せいうち 新村出 『国語学叢録』 昭18・11一条書房=『新村出全集3』昭47・5筑摩書房 197 せいかく 性格 中村保男 「類義語・同義語(18)〈性格〉と〈人格〉と〈個性〉」 『翻訳の世界』5-5昭55・5 197 せいかつ 生活 坂詰力治 ⑩ 197 ―する 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 197 せいき 世紀 広田栄太郎 『近代訳語考』 昭44・8東京堂 197 せいぎょう 生業 坂詰力治 ⑩ 197 せいけい 生計 坂詰力治 ⑩ 197 せいじ 政治 鈴木修次 『文明のことば』 56・3文化評論出版 197 せいじ 鳥居裕美・鈴木博 「蒙求抄の先抄本の用語についての小考―セイジ・セド京上・フルシイ・ギャウドウノ下入」 『滋賀大国文』19昭56・10 197 せいしがはし 柳田国男 「橋の名と伝説」 『定本柳田国男集5』昭37・9 197 せいしゅく 星宿 高橋宏幸 「〈星宿〉のよみ」 『語学文学』14昭51・3 197 せいしゅんをいきる 句 白石大二 「青春を生きる」 『口語文法講座3』昭39・11明治書院 198 せいじょ 青女 斎木一馬 「国語資料としての古記録の研究―記録語の例解―」 『国学院雑誌』55-2昭29・6 198 せいじん 聖人 今成元昭 「〈聖〉〈聖人〉〈上人〉の称について―古代の仏教説話集から」 『国士舘学人文学会紀要』5昭48・1 198 せいぜい 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 198 せいぞんきょうそう 生存競争 広田栄太郎 『近代訳語考』 昭44・8東京堂 198 せいちょく 正直 和田繁二郎 「二葉亭四迷の〈正直〉」 『立命館文学』306昭45・12 中野好夫 「いささか跡始末のこと―〈正直(しょうじき)〉か〈正直(せいちょく)〉かについて」 『文学』41-1昭48・1 →しょうじき 198 せいてんはくじつ 青天白日 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 198 せいと 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 198 せいどう 政道 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 198 せいねん 青年 佐藤喜代治 「〈青年〉ということば」 『岩波講座日本語10』月報9昭52・9 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 198 せいはつ 整髪 下野雅昭 ⑩ 198 せいぼ 歳暮 永野賢 『にっぽん語風俗学』 昭44・10明治書院 198 せいめいばし 柳田国男 「橋の名と伝説」 『定本柳田国男集5』昭37・9 198 せいよう 西洋 斉藤毅 『明治のことば』 昭52・11講談社 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 198 せいらく 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 198 せいろう 井楼 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 198 せうじ 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 198 せうと 兄人 北山谿太 「〈いもうと〉〈せうと〉〈なす〉〈つく〉の語に就て」 『国語解釈』2-6昭12・6 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 198 せうとく 井上章 「〈せうとく〉論」 『文芸研究』49昭40・2 198 せうもち 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 198 せえ 柳田国男 『国語の将来』 昭14・9創元社=『定本柳田国男集19』昭38・2 198 せおう せおふ 背負 蜂谷清人 ④ 198 せ(させ)おはします 石井文夫 「尊敬語〈―せ(させ)おはします〉についてその敬語史的検討」 『言語と文芸』76昭48・5 198 せかい 世界 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究』 昭37・9風間書房 松本宙 ⑨ 198 せがれ 伜 斯波六郎 「ことばの覚書―配給・百族(もゝやから)・国家・行矣(さきく)・伜(せがれ)」 『天地人』11昭29・7 198 せき 隻 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 198 せきしゅ 隻手 松本善之助 「〈隻手〉の意味」 『日本語』4-5昭39・6 198 せきぜん 寂然 小山登久 「公家日記に見える〈寂然〉と〈随形(かたにしたがふ)〉について―記録語研究ノートから(1)」 『ノートルダム清心女子大学国文学科紀要』6昭48・3 198 せきだ 雪踏 →せった 198 せきのやま 関山 てるお・かやすたか 『すらんぐ・卑語』 昭32・4光文社 198 せきむし 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集19』昭38・2 198 せきゆ 石油 杉本つとむ 「〈石油〉という語」 『解釈』21-2昭50・2 杉本つとむ 『杉本つとむ日本語講座4』 昭54・9桜楓社 198 せきれい 鶺鴒 橘正一 「鶺鴒の方言」 『方言と土俗』昭6・10 宮良当壮 「鶺鴒の方言学的考察」 『文学』4-9昭11・9 杉中浩一郎 「セキレイの紀州方言」 『和歌山方言』5昭30・4 徳川宗賢 「大神宮とセキレイの方言」 『報公』103昭47・1 国立国語研究所 『日本言語地図5』 昭47・9 199 せきをする 咳 国立国語研究所 『日本言語地図2』 昭42・3 199 せく 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 199 せくわん 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 199 せけん 世間 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究』 昭37・9風間書房 川口常孝 「憶良の〈世間〉(上)」 日本大『語文』25昭41・12 川口常孝 「憶良の〈世間〉(下)」 日本大『語文』26昭42・4 田島毓堂 ⑩ 199 ―ずれ 擦 見坊豪紀 『ことばの海をゆく』 昭51・11朝日新聞社 199 せけんばら 柳田国男 『国語史新語篇』 昭11・12刀江書院=『定本柳田国男集18』昭38・8 199 せごし 瀬越 潁原退蔵 『江戸時代語の研究』 昭22・1臼井書房 199 せこをいれる 勢子入 句 潁原退蔵 『江戸時代語の研究』 昭22・1臼井書房 199 せずば 吉川泰雄 「〈善くば〉〈為ずば〉などの濁音形について」 『金田一博士米寿記念論集』昭46・10三省堂 199 せせる 長尾勇 「動詞〈せせる〉について」 『語文』21昭40・6 浅野敏彦 「今昔物語にみえる〈セセル〉について」 『解釈』19-9昭48・9 199 せたい 世帯 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 199 せたい 世諦 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 199 せたけ 背丈 菊田紀郎 ⑩ 199 せたまふ ―給 山田英雄 「最高敬語の指導についての私見―せ給ふ・させ給ふについて」 『国文学解釈と教材の研究』6-8昭36・7 佐藤紀子 「橋姫の巻に於ける〈せ(させ)給ふ〉について」 山形大『国語研究』13昭36・10 大野玲子 「源氏物語における〈~せたまふ〉〈~させたまふ〉の考察」 『玉藻』2昭42・3 渡辺英二 「〈たてまつる+(せ)給ふ〉について―源氏物語の敬語の用法」 『富山大学教育学部紀要』21昭48・3 199 せちに 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 199 せっかく 折角 河原崎幹夫 「副詞の導入の具体的研究(2)〈せっかく〉付〈わざわざ〉」 『日本語学校論集』3昭51・3 渡辺実 「特集・言語学と国語学見越しの評価〈せっかく〉をめぐって―国語学から言語学へ」 『言語』9-2昭55・2 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 国広哲弥編 『ことばの意味3』 昭57・5平凡社 石神照雄 「様相副詞〈セッカク〉と構文構造」 『信州大教養部紀要』Ⅰ-16昭57 199 せっきょくさ 積極 見坊豪紀 「新しい名詞〈積極さ〉」 『小松代融一教授退職嶋稔教授退官記念国語学論集』昭52・5 199 せっく 節句 伊吹一 「ことばと食べもの―節句」 『栄養と料理』昭48・3 199 セックス 石井久雄 「和語・漢語のはざまで」 飛田良文編『英米外来語の世界』昭51・10南雲堂 199 せつげっか せつげつくわ 雪月花 宮地敦子 「〈雪月花〉の受容」 『国語と国文学』51-8昭49・8=『身心語彙の史的研究』昭54・11明治書院 →つきゆきはな 199 せっけん 石鹸 『日本語の歴史6』 昭40・5平凡社 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 199 ゼッケン 「文化ジャーナル・ことばスポーツ界の和製英語―ナイターからゼッケンまで」 『朝日ジャーナル』昭44・8・3 199 せっしょくする 接触 粂井和幸 「特集・類義語の意味論的研究さわる・ふれる・接する・接触する」 『日本語研究』1昭53・3 199 せっする 接 粂井和幸 「特集・類義語の意味論的研究さわる・ふれる・接する・接触する」 『日本語研究』1昭53・3 199 せった 雪踏 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 199 ぜったい 絶対 広田栄太郎 『近代訳語考』 昭44・8東京堂 199 ―に 森田良行 『基礎日本語1・2』 昭52・10、55・6角川書店 199 せっとく 説得 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 200 せつない 川本三郎 「特集・俗語・卑語・罵倒語〈いなげな〉時代は〈セツナイ〉―現代バリゾウゴン考」 『現代詩手帖』23-5昭55・5 200 せっぱつまる 切羽詰 てるおか・やすたか 『すらんぐ・卑語』 昭32・4光文社 200 せっぷく 切腹 斎木一馬 「記録語の例解―国語辞典未採録の用字・用語」 『高橋隆三先生喜寿記念論集古記録の研究』昭45・6続群書類従完成会 200 せっぷん 接吻 広田栄太郎 「近代訳語考(1)―〈接吻〉と〈くちつけ〉と」 『国語と国文学』昭24・10 広田栄太郎 『近代訳語考』 昭44・8東京堂 新村出 「語源をさぐる2」 『新村出全集4』昭46・9筑摩書房 杉本つとむ 『日本語講座6外国語と日本語』 昭55・3桜楓社 200 せともの 瀬戸物 国立国語研究所 『日本言語地図4』 昭45・6 沢木幹栄 「物とことば〈せともの(陶磁器)〉―名称と商圏」 徳川宗賢編『日本の方言地図』昭54・3中央公論社 200 せなかうち 柳田国男 『母の手毬唄』 昭24・12芝書店=『定本柳田国男集21』昭37・12 200 ぜに 銭 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 200 セニョーレ 石綿敏雄 「日本語を考える―日本外来語の一側面〈セニョーレ〉と〈シンニョロ〉」 『国語展望』増刊号昭47・11 200 せば 上原久 「〈せば〉について」 『佐伯梅友博士喜寿記念国語学論集』昭51・12表現社 200 せばし 狭 蜂矢真郷 「対義語ヒロシ・セバシとその周辺」 『万葉』104昭55・7 蜂矢真郷 「セバシ(シク活用)覚書」 『親和女子大研究論叢』14昭56・2 200 ぜひ 是非 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 200 ―とも 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 200 せびろ 背広 広田栄太郎 『近代訳語考』 昭44・8東京堂 200 せまい 狭 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 200 せまくるしい 狭苦 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 200 せまる 迫 築島裕 『平安時代の漢文訓読語につきての研究』 昭38・3東京大学出版会 200 せみ 蟬 高島春雄 「蟬の種別方言集」 『方言』2-9昭7・9 高島春雄 「蟬の方言の採集」 『方言』8-2昭13・5 200 せみど 清水 後藤利雄 「東歌の〈せみど〉は果して〈清水〉の東国方言か」 『日本方言研究会第13回研究発表会発表原稿集』昭46・10日本方言研究会 200 セミナー 工藤真由美 「訳語との競合」 飛田良文編『英米外来語の世界』昭56・10南雲堂 200 せめて 副詞 井手至 「国語副詞の史的研究(二)―(1)副詞〈せめて〉について」 『人文研究』6-5昭30・6 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 板坂元 「日本語の生態―タブー・気・なまじ・いっそ・どうせ・せめて・自発」 『国文学解釈と鑑賞』35-4~12昭45・4~10 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 200 せよ 児山敬一 「間投助詞の〈さて〉〈せよ〉」 『文芸心』148昭46・5 200 せらる 湯沢幸吉郎 『国語史概説』 昭18・1八木書店 200 せる・させる 助動詞 宮地裕 「使役の助動詞―せる・させる〈現代語〉―」 『国文学解釈と教材の研究』9-13昭39・10 峰岸明 「特集・日本語の助動詞の役割自発・可能・受身・尊敬・使役〈る・らる・れる・られる・す・さす・しむ・せる・させる〉」 『国文学解釈と鑑賞』33-12昭43・10 道本武彦 「〈芭蕉・蕪村・一茶〉発句の助動詞〈る〉〈らる〉〈す〉〈さす〉〈しむ〉〈れる〉〈せる〉について」 国学院大『国語研究』27昭44・3 岩淵匡 「〈(ら)れる〉〈(さ)せる〉の意味の関係について」 『講座日本語教育9』昭48・7早大語学研究所 200 せる 助動詞 江端義夫 「知多半島南粕谷方言に見られる〈行カッセル〉などの〈シャル〉(サッシャル)敬語法について」 『方言研究年報』16昭48・12 200 せる 為 動詞 彦坂佳宣 「東海地方西部のサ変動詞〈セル〉の成立をめぐって」 『国語学』130昭57・9 201 せろ 菊沢季生 「東国方言〈せろ〉の方言領域について」 『日本方言研究会第7回研究発表会発表原稿集7』昭43・11日本方言研究会 201 セロリー 安達巌 『日本食物文化の起源』 昭56・5自由国民社 201 せろん 世論 八木秀次 「〈世論〉私見」 『言語生活』131昭37・8 斎賀秀夫 ⑦ 201 せわ 世話 岩淵悦太郎 『語源散策』 昭49・10毎日新聞社 201 せわしい 忙 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 201 せんかく 戦隔 斎木一馬 「国語資料としての古記録の研究―近世初期記録語の例解」 『仏教史研究』3昭43・11 201 せんぎ 僉議・詮議 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 201 せんきょ 選挙 渡部万蔵 『現行法律語の史的考察』 昭5・12万里閣書房 201 せんげん 選限 野村忠夫 「官人制上の二、三の用語について―考限・選限・外散位・入色」 『岐阜大学研究報告』14昭41・3 201 ぜんごふかく 前後不覚 佐藤喜代治 『日本文章史の研究』 昭41・10明治書院 201 せんざい 前栽 広戸惇 ⑩ 201 せんざい 洗剤 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 201 せんざいもの 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 201 せんさきしだい 『中世法制史料集3』補注 昭40・8岩波書店 201 せんじ 宣旨 藤田英孝 「〈院宣〉と〈宣旨〉について」 『皇学館論叢』10-6昭52・12 201 せんじん 鮮人 川崎勲 「広辞苑の〈北鮮〉〈鮮人〉の項の誤りについて」 『朝鮮研究』124昭48・3 201 せんすい 山水 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 201 せんすい 泉水 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 201 せんすらり 柳田国男 『国語史新語篇』 昭11・12刀江書院=『定本柳田国男集18』昭38・8 201 せんずり 福島邦道 「方言語彙研究に対する語史の一寄与」 『国語学』87昭46・12 201 せんずるところ 詮所 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 201 せんせい 先生 高藤武馬 「先生ということば」 『教育手帖』11昭29・12 野島いさ子 「〈先生〉をどうぞ」 『言語生活』120昭36・9 大越弘 「〈先生〉と〈さん〉」 『言語生活』120昭36・9 「目上の人をどうよぶか―〈先生〉を濫用しないこと」 『教育月報』159昭38・3 読売新聞社会部 『日本語の現場4』 昭52・6読売新聞社 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 201 ―がた 方 大石初太郎 「文章時評(11)国会の〈先生がた〉など」 『言語生活』366昭57・6 201 ―がもうされる 申 松井利男 「敬語法の研究覚書(1)〈先生が申される〉考」 『姫路学院女子短大紀要』5昭52・11 201 せんせい 宣誓 渡部萬蔵 『現行法律語の史的考察』 昭5・12萬里閣書房 201 せんせん 先々 遠藤好英 ④ 201 ぜんぜん 全然 宮内和夫 「〈全然〉の改新―〈とても〉にふれて」 『実践国語教育』247昭36・3 柄沢衛 「〈全然〉の用法とその変遷―明治二、三十年代の四迷の作品を中心として」 『解釈』23-3昭52・3 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 201 せんだい 先代 小林吉一 「記序における〈先代〉の意味―古事記の世界(1)」 『国学院雑誌』66-7昭40・7 201 せんだい 先帝 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 201 ぜんたい 全体 鈴木修次 『漢語と日本人』 昭53・9みすず書房 201 せんたく 洗濯 国立国語研究所 『日本言語地図4』 昭45・6 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 201 せんだんまくら 柳田国男 『国語史新語篇』 昭11・12刀江書院=『定本柳田国男集18』昭38・8 201 ぜんちしき 善知識 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 田島毓堂 ⑩ 202 せんば 柳田国男 『方言覚書』 昭17・5創元社=『定本柳田国男集18』昭38・8 202 ぜんぶ 全部 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 佐藤宣男 ⑩ 202 せんぷう 旋風 田中正行 「熊本県に於ける氷・氷柱・旋風の方言分布」 『方言』4-4昭9・4 202 せんぼう せんばう 先坊 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 202 ぜんほうい 全方位 稲垣文男 「ことばは生きている流行語昭和史(28)全方位」 『放送文化』33-12昭53・12 202 せんま 潁原退蔵 『江戸時代語の研究』 昭22・1臼井書房 202 せんよう 先容 斎木一馬 「記録語の例解―国語辞典未採録の用字・用語」 『古記録の研究』昭45・6続群書類従完成会 202 そ 其・夫 有賀憲三 「〈こ〉〈そ〉〈あ〉に就て」 『日本語』3-12 今石光美 「コ・ソ・ア・ド体系のことば」 『学校教育』475昭32・5 Miyake Takeo 「〈こ・あ〉と〈こ・そ・あ〉―さすことば(指詞)の体系」 『実践国語』19-217昭33・11 さねとう・けいしゅう 「KO SO A DO」 『いずみ』36昭34・12 鍋師六好 『国立国語研究所留学報告論文コソアド語の研究―コ・ソの対立を中心にして―』 昭35 岡野信子 「北九州市若松区〈島郷〉地区の〈ト〉〈ソ〉〈ン〉」 『日本方言研究会第5回研究発表会発表論集』昭42・11日本方言研究会 阪田雪子 「指示語〈コ・ソ・ア〉の機能について」 『東京外国語大学論集』21昭46・3 片岡了 「コ・ソ・アの変遷の一面」 大谷大『文芸論叢』1昭48・3 久野暲 『日本文法研究』 昭48・6大修館 井上継護 「日本語教育から〈こ・そ・あ〉について」 『研修』179昭51・1 堀口利吉 「指示語〈コ・ソ・ア〉考」 『論集日本文学・日本語5』昭53・8角川書店 正保勇 「〈コ・ソ・ア〉の体系」 国立国語研究所『日本語の指示詞日本語教育指導参考書8』昭56・3 田中望 「〈コソア〉をめぐる諸問題」 国立国語研究所『日本語の指示詞日本語教育指導参考書8』昭56・3 匹田軍次 「指示詞コ・ソ・アについて」 『言語』10-12昭56・12 高橋太郎・鈴木美都代 「コ・ソ・アの指示領域について」 『国立国語研究所研究報告集3』昭57・3秀英出版 202 そ 終助詞 安田喜代門 「助詞〈ぞ〉〈そ〉の研究」 『国学院雑誌』30-9大13・9 福島邦道 「禁止〈そ〉について」 『未定稿』5昭33・7 門前正彦 「漢文訓読史上の一問題(6)〈曾〉字の訓について」 『訓点語と訓点資料』28昭39・4 磯千秋 「新撰字鏡における和訓の一特徴について―〈り〉〈たり〉・〈そ〉〈なり〉交替の一様相」 『本位田重美先生定年記念論文集地域と文化』昭52・3 202 ぞ 助詞 安田喜代門 「助詞〈ぞ〉〈そ〉の研究」 『国学院雑誌』30-9大13・9 山本善一 「係助詞の研究―主としてこそ・ぞ」 『国文学論究』3昭11・7 春日和男 「〈也〉字の訓について―〈ぞ〉と〈なり〉の消長」 『国語国文』24-2昭30・2 小久保崇明 「係助詞〈こそ〉〈ぞ〉の強弱について」 『解釈』2-5昭31・5 村田光子 「上代に於ける係助詞〈は〉〈ぞ〉の終止的用法」 『香椎潟』1昭31・11 小久保崇明 「八代集よりみた係助詞〈こそ〉〈ぞ〉の強弱について」 『解釈』3-11昭32・11 外山映次 「質問表現における文末助詞ゾについて」 『国語学』31昭32・12 石井文夫 「係助詞の発生についてのおぼえがき―〈ぞ〉〈か〉〈や〉について」 『未定稿』4昭32・12 白石大二 「係助詞―は・も・こそ・ぞ・なん・や・か」 『国文学解釈と鑑賞』23-4昭33・4 越智明子 「雨月物語に於ける副助詞〈ぞ〉〈こそ〉の位置」 東京女子大『日本文学』11昭33・11 麻生耕三 「〈こそ〉の論理性―古今集〈ぞ〉〈こそ〉を比較して」 『愛媛国文研究』13昭38・12 『日本語の歴史1』 昭39・8平凡社 桜井光昭 「間投助詞や〈古典語・現代語〉よ〈古典語〉ぞ・ね(ねえ)〈現代語〉」 『国文学解釈と教材の研究』12-2昭42・1 岡村和江 「係助詞ぞ・なむ〈古典語〉」 『国文学解釈と教材の研究』12-2昭42・1 蔵野嗣久 「古今著聞集の係助詞〈ぞ〉〈なむ〉〈こそ〉について」 『安田女子大学紀要』2昭43・12 桑田明 「係り結びとは―〈ぞ〉〈か〉〈や〉の場合」 『佐伯博士古稀記念国語学論集』昭44・6表現社 岡崎正継 「係助詞〈曾〉の清濁について」 梅光女学院大『国文学研究』5昭44・11 蔵野嗣久 「沙石集の係助詞〈ぞ〉〈なむ〉〈こそ〉について」 安田女子大『国語国文論集』1昭45・6 後藤和彦 「特集・日本語における助詞の機能と解釈助詞か・かな・かも・かし・なも・よ(感動)・ぞ〈ぜ〉〈さ〉〈わ〉〈とも〉〈や〉〈て〉〈の〉」 『国文学解釈と鑑賞』35-13昭45・11 外山映次 「特集・日本語における助詞の機能と解釈係助詞ぞ・なむ・こそ・や(やは・やも)・か(かは・かも)」 『国文学解釈と鑑賞』35-13昭45・11 木村健 「徒然草における係助詞〈こそ〉〈ぞ〉の偏在について」 『中央大学国文』14昭46・2 長谷川清喜 「特集・係り結び係り結びの生態―ぞ」 『月刊文法』3-5昭46・3 蔵野嗣久 「愚管抄の係助詞〈ぞ〉〈なむ〉〈こそ〉について」 安田女子大『国語国文論集』2昭46・6 今泉忠義 「ゾからカへ―日葡辞書の用例から」 『金田一博士米寿記念論集』昭46・10三省堂 坂詰力治 「清原宣賢講論語抄における文末表現について―指定辞〈ゾ〉〈ナリ〉を中心として」 『国語学研究』11昭47・9 菅原美枝子・須田幸子 「平家物語の会話文における係助詞〈ぞ〉〈こそ〉の用法について」 『国文鶴見』8昭48・3 田淵和子 「源氏物語における係助詞〈ぞ〉と〈こそ〉について」 『高知女子大国文』9昭48・6 和久井生一 「日本語研究助詞〈ぞ〉と助詞〈ぜ〉について」 『海外事情』22-1昭49・1 佐伯梅友 「〈は〉と〈ぞ〉」 『言語と文芸』81昭50・10 小林千草 「天草版金句集の〈心〉におけるゾ終止文の性格―抄物におけるゾ終止文との比較から」 『国語学』114昭53・9 高野平 「新撰万葉集を中心に係助詞〈ソ〉の清濁について」 日本大『語文』45昭53・9 妙摩光代 「中華若木詩抄に見る文末の〈也〉と〈ソ〉」 『田辺博士古稀記念国語助詞助動詞論叢』昭54・8桜楓社 近藤泰弘 「構文上より見た係助詞〈なむ〉―〈なむ〉と〈ぞ…や〉との比較」 『国語と国文学』56-12昭54・12 小林千草 「キリシタン資料におけるゾ終止文の性格とその文章史的系譜をめぐって―地の文・最終文末の場合」 『言語と文芸』91昭56・3 松島典雄 「仮名草子の文末表現(2)文末助詞〈ぞ〉を中心に」 福井大『国語国文学』22昭56・6 伊牟田経久 「ゾ・ナム・コソの差異―蜻蛉日記を中心に」 『馬淵和夫博士退官記念国語学論集』昭56・7大修館 203 そいつ 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 203 ―ら 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 203 そいふす そひふす 添臥 伊藤慎吾 「源氏物語に見える添臥すと添臥とについて」 『武庫川国文』11昭52・3 菅野洋一 「平安の姿勢〈そひふす〉考」 『文芸研究』99昭57・1 山本利達 「〈そひふす・よりふす〉考―源氏物語を中心に」 『滋賀大国文』20昭57・6 203 そう 早 加藤やすし 「〈早〉と〈速〉」 『カナノヒカリ』583昭46・3 203 そう そふ 沿・添 遠藤邦基 「語頭音の性格トフ・トル・トク・ソフの特殊仮名遣混乱から」 『国語国文』40-7昭46・7 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 久島茂 「語の派生について―ヤヤ・イヤシクモ・イヤシの成立及びシヅム・ソフ」 『津田塾大学紀要』14-2昭57・3 203 そう 然 松原純一 「ソンナとソウの文脈指示の内容(研究発表要旨)」 『国語と国文学』44-1昭42・1 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 荒木雅実 「さう(そう)について」 拓殖大『語学研究』29昭57・3 203 そう さう 上野勇 「接尾辞〈げ〉〈さう〉及び助詞〈に〉に就いて」 『方言』4-9昭9・9 殿塚照美・野口マリ 「日本語研修現場から〈伝聞・様態・推量〉の〈よう・そう・らしい〉について」 『研修』184185昭51・67 203 そう 艘 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 203 ぞう 造 丸山三郎 「日本書紀の或る〈造〉字の読みかた」 『駒沢史学』昭28・1 204 ぞう 雑 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 204 ぞー 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集19』昭38・2 204 そういう 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 204 ぞうか 増加 野口民雄 「増加はドウカ」 『言語生活』22昭28・7 204 そうき さうき 星野喬 「〈さうき〉考」 『国学院雑誌』73-7昭47・7 204 ぞうき 増気 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 204 ぞうげのとう 象牙塔 新村出 『国語学叢録』 昭18・11一条書房=『新村出全集3』昭47・5筑摩書房 204 ぞうさ 雑作・造作 鈴木修次 『漢語と日本人』 昭53・9みすず書房 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 204 そうさく 創作 梶原滉太郎 ⑩ 204 そうし さうし 吉沢義則 『源語釈泉』 昭25・7誠和書院=『増補源語釈泉』昭48・5臨川書院 204 ぞうし ざうし 曹司 広戸惇 ⑩ 204 ぞうじ ざふじ 雑事 佐藤喜代治 『日本文章史の研究』 昭41・10明治書院 204 そうしたら・そうすると 接続詞 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 204 そうして 接続詞 松井利男 「特集・接続詞のすべて接続詞小辞典口語編〈そして・そうして〉」 『月刊文法』2-12昭45・10 204 そうしのかみ さうしのかみ 宮城文雄 「〈さうしのかみ〉〈らうたし・うつくし〉攷―源氏物語の用語について」 『徳島大学学芸紀要』3昭29・2 204 そうじみ さうじみ 正身 中田武司 「源氏物語〈さうじみ〉攷」 『日本文学論究』40昭55・11 204 ぞうじもの ざうじもの 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 204 そうじゃん 杉浦明平 「〈まいか〉〈そうじゃん〉」 『言語生活』99昭34・12 204 そうす 奏 森昇一 「いはゆる〈謙譲語〉について―〈奏す〉にふれつつ」 『今泉博士古稀記念国語学論叢』昭48・3桜楓社 204 そうず そうづ 亀井孝 「案山子まぎれて水碓磨と転ず」 『日本歴史』361昭53・6 広戸惇 ⑨ 204 ぞうすい 雑炊 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 三上悠紀夫 「ぞうすい」 『鳰』4昭57・12 小林隆 ⑩ 204 そうぞう 想像 永嶋大典 ⑥ 平林文雄 ⑩ 204 そうぞうしい・そうぞうし さうざうし 騒騒 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究』 昭37・9風間書房 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 菊田紀郎 ⑩ 204 そうぞく 相続 渡部万蔵 『現行法律語の史的考察』 昭5・12万里閣書房 204 そうだ さうだ 西出郁代 「研究ノート(1)〈らしい〉および〈そうだ〉」 『日本語・日本文化』1昭44・6 日野資純 「〈雨が降りそうだ〉と〈雨が降るそうだ〉―二つの〈そうだ〉の違いは何か」 『新日本語講座2』昭50・3汐文社 宮地幸一 「助動詞〈さうだ〉考―滑稽本詞章の考察」 『田辺博士古稀記念国語助詞助動詞論叢』昭54・8桜楓社 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 平野尊識 「助動詞〈そうだ〉についての一考察」 『山口大学文学会志』31昭55・11 204 そうだけれども さうだけれども 小林好日 『方言語彙学的研究』 昭25・11岩波書店 204 ぞうたする 増多 花田二徳 「〈増多する〉」 『日本語』21-3昭56・4 204 そうだら 大島一郎他 『八丈島方言の研究 Some Aspects of Hachijōjima Dialect』 昭55・10東京都立大国語研究室 204 そうだろう 土川正男 「つかれた・そうだろうの長野県方言」 『松本平の話』52松本史談会 204 そうだん 相談 蜂谷清人 ⑩ 204 そうてい 装幀 新村出 「東亜語源志」 『新村出全集4』昭46・9筑摩書房 204 そうとう 相当 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 204 そうとうしし さうとうしし 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究』 昭37・9風間書房 204 そうどく さうどく 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 205 そうどすか 句 楳垣実 「べらんめえとそうどすか―江戸ことばと上方ことば―」 『国文学解釈と鑑賞』28-15昭38・12 205 そうとめ 早乙女 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集19』昭38・2 205 そうな さうな 佐田智明 「中世末期の〈サウナ〉について」 『北九州大学開学二十五周年記念論文集』昭47・12 仙波光明 「〈げな〉と〈さうな〉―様態表現から伝聞表現への過程」 『国語学会昭和48年春季大会要旨』昭48・6国語学会 仙波光明 「終止連体形接続の〈げな〉と〈さうな〉―伝聞用法の発生から定着まで」 『佐伯梅友博士喜寿記念国語学論集』昭51・12表現社 205 そうばく さうばく 相博 斎木一馬 「国語資料としての古記録の研究―記録語の例解―」 『国学院雑誌』55-2昭29・6 205 そうぼう 僧坊 田島毓堂 ⑪ 205 そうめい 聡明 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 205 そうめん さうめん 素麵 安達巌 『日本食物文化の起源』 昭56・5自由国民社 佐藤亨 ⑤ 205 そうもん 相聞 山田孝雄 『万葉集考叢』 昭30・5宝文館 205 ぞうやく ざふやく 雑役 大塚光信 『キリシタン版エソポ物語』補注 昭46・3角川文庫 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 205 そうやさかいに さうやさかいに 折口信夫 「さうやさかいに」 『金田一博士古稀記念言語・民俗論叢』昭28・5三省堂=『折口信夫全集19』昭30・2中央公論社 205 ぞうよう ざふよう 雑用 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 205 そうりょうしき そうりやうしき 総領職・惣領式 佐藤鶴吉 「浄瑠璃用語瑣言―はしごく・そうりゃうしき・ほうど」 『国語国文』4-10昭9・10 205 そうろう さうらふ 候 吉沢義則 「〈ソウロウ〉と〈サムロウ〉」 『芸文』1-4大1・4=『国語国文の研究』昭2・4岩波書店 湯沢幸吉郎 「謡曲に現れたる〈候ふ〉」 『国語教育』13-9昭3・9=『国語学論考』昭15・2八雲書林・上田屋書店 景山直治 「〈侍り〉と〈候ふ〉」 『国語と国文学』11-3昭9・3 橋本進吉 「〈さふらふ〉か〈さうらふ〉か」 『安藤教授還暦祝賀記念論文集』昭15・2三省堂=『文字及び仮名遣の研究』昭24・11岩波書店 佐藤喜代治 『日本語の精神』 昭19・1畝傍書房 服部嘉香 「書簡史的に見た〈侍り〉と〈候ふ〉との推移について」 『金田一博士古稀記念言語・民俗論叢』昭28・5三省堂 吾郷寅之進 「近古に於ける語頭濁音の〈候ふ〉」 『文学』24-5昭31・5 金田一春彦 「ソーローと現代方言」 『国語学』37昭34・6 三浦和雄 「敬語法の総合探求(語彙の研究)―敬語名詞に〈あり〉〈候ふ〉〈なる〉の複合した敬語動詞について」 『国文学解釈と教材の研究』5-2昭35・1 桜井光昭 「今昔物語集の〈候ふ〉と〈侍り〉」 『国語学』40昭35・3=『今昔物語集の語法の研究』昭41・3明治書院 林田明 「虎清本狂言に見える〈候ふ〉」 『試論』67昭37・12 林田明 「〈候ふ〉とその異形群」 『近代語研究1』昭40・9武蔵野書院 森野宗明 「丁寧語〈候ふ〉の発達過程について―中古・院政期初頭における状況」 『国語学』68昭42・3 大塚光信 「抄物とその助動詞三つ」 『国語国文』35-5昭42・5 山下正治 「〈侍り〉と〈候ふ〉の消長について」 『立正大学文学部論叢』34昭44・3 春日和男 「〈侍り〉と〈候ふ〉の分布より見た法華修法百座聞書抄の文体」 『佐伯博士古稀記念国語学論集』昭44・6表現社 岡田喬 「日蓮聖人消息中の〈候〉について―語法の記述的考察(遺稿)」 『愛媛国文研究』19昭44・12 林田明 「室町時代における〈候ふ〉―その語形を中心として」 『語文論叢』2昭48・3 林田明 「虎清本狂言における〈候ふ〉―室町時代末期語の用法」 千葉大『人文研究』2昭48・3 佐藤武義 「国語史上からみた宇治拾遺物語の〈侍り〉と〈候ふ〉」 『国語と国文学』50-11昭48・11 武田孝 「命令の〈候へ〉について」 『解釈』19-12昭48・12 春日和男 『説話の語文―古代説話文の研究』 昭50・11桜楓社 黒沢幸子 「中世説話集における待遇表現の研究〈候ふ〉〈侍り〉を中心に」 『文学論藻』50昭50・12 春日和男 「小林芳規博士編『法華百座聞書抄総索引』に寄せて―〈侍り〉と〈候ふ〉余説」 『国文学攷』71昭51・8 若林俊英 「沙石集の会話文における〈侍り〉と〈候ふ〉」 『湘南文学』12昭13・3 白川洋子 「宇治拾遺物語における〈侍り〉と〈候ふ〉の一考察」 『香川大学国文研究』3昭53・9 西田直敏 『平家物語の文体論的研究』 昭53・11明治書院 山下正治 「沙石集の研究(7)〈侍〉と〈候〉について」 『立正大教養部紀要』12昭53・12 宮内健治 「とはずがたりの丁寧語〈侍り〉と〈候ふ〉」 『解釈』25-4昭54・4 河内章 「徒然草の〈候ふ〉について」 『国語学論集2』昭55・1笠間書院 植村洋子 「書簡文よりみた対者敬語〈侍り〉と〈候ふ〉の交替―平安時代の現存書状を資料として」 『愛文』61昭55・7 来田隆 「語頭濁音の〈候〉―洞門抄物を資料として」 広島大『国語教育研究』26昭55・11 武田孝 「命令の〈候へ〉について」 『古典語・古典教育論考』昭56・9教育出版センター 蜂谷清人 「文禄本舞の本の〈候ふ〉と〈さふらふ〉―男女の使い分けの問題を中心にして」 『山梨英和短期大学創立十五周年記念国文学論集」昭56・10笠間書院 佐藤武義 ④ →さぶろう・はべり 206 ぞうははながながい 句 柳原伊織 「〈象は鼻が長い〉再考」 『慶大言語文化研究所紀要』7昭50・12 尾上圭介 「特集・日本文法のすすめ2〈象は鼻が長い〉と〈ぼくはウナギだ〉」 『言語』10-2昭56・2 206 そえに そゑに 所以・故 大坪併治 「カレとソヱニ―訓点語を中心に」 『国語学』91昭47・12 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 206 そえる 添 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 206 ぞおもう ぞおもふ 所思 佐竹昭広 『万葉集抜書』 昭55・5岩波書店 206 そおんき 蘇音器 槌田満文 「明治ことば誌」 『国文学解釈と教材の研究』25-10昭55・8 206 そがい 疎外 稲垣吉彦 「現代語風景(14)〈疎外〉の歴史」 『月刊ほるぶ』昭45・4 206 そがい そがひ 背向 鴻巣盛広 「〈そがひ〉の意義」 『こゝろの花』30-3大15・3 生田耕一 「背向につきて鴻巣盛広に―鴻巣氏のそがひに付いての反駁」 『こゝろの花』31-4昭2・4 武智正人 「そがひ考存疑」 『愛媛国文と教育』13昭57・6 206 ―に 小野寛 「〈そがひに〉考」 『論集上代文学9』昭54・6笠間書院 吉井巌 「万葉集〈そがひに〉試見」 『帝塚山学院大日本文学研究』12昭56・2 206 ―にみゆる 馬田義雄 「〈そがひにみゆる〉攷」 『和歌山大学芸学部紀要』10昭35・12 206 そく 速 加藤やすし 「〈早〉と〈速〉」 『カナノヒカリ』583昭46・3 206 そく 則 野口三千三 「〈規・則・矩〉というコトバ」 『時の法令』999昭53・4 206 そぐ 削・殺 鈴木さかゑ 「特集・類義語の意味論的研究はぐ・そぐ」 『日本語研究』4昭56・12 206 そくうんどう 足運動 松下史生 「ことば造りの感覚―ソツエンシキ・ソクウンドウ」 『日本語』5-8昭40・9 206 ぞくさない 句 高橋一夫 「どう違うか―〈属さない〉と〈属しない〉」 『講座現代語6』昭39・1明治書院 206 そくもん 十六文 福永静哉 「浮世床の数の隠語十六文(そくもん)について」 京都女子大『女子大国文』14昭34・6 206 ぞける 大野晋・丸谷才一 「〈対談〉和歌は日本語で作る(4)〈ぞける〉の底にあるもの」 『日本語の世界7』昭56・1中央公論社 206 そこ 其処・其所 桜井明治 「日本語指示代名詞〈soko〉の中国語訳の研究(1)」 『ことば』34昭41・5 野入逸彦 「Hier・dort・daと〈ここ・そこ・あそこ〉」 大阪市立大『人文研究』31-3昭54・10 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 206 そこしうらめし 石坂正蔵 「〈そこしうらめし〉考」 『法文論叢』14昭37・6 206 そこで 接続詞 木坂基 「心学の文章と接続詞―〈カルガユヱニ〉から〈ソコデ〉まで」 『山口女子大国文』1昭54・8 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 207 そこなう 損・害 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 207 そこに 小林忠雄 「〈そこに〉〈ここここと〉の解」 『国語研究』32昭34・7白楊社 207 そこぬけに 底抜 小矢野哲夫 「ことばの意味の記述をめぐって―〈飛切り〉〈底抜けに〉〈滅法〉〈途轍もなく〉を例として」 『日本語・日本文化』10昭56・2 207 そこば 尾崎知光 「〈ここだ〉〈ここら〉・〈そこば〉〈そこら〉などについて」 『愛知県立女大・短大紀要』11昭36・1 207 そこゆえに そこゆゑに 佐伯梅友 「其故―万葉のことば」 『国語国文』20-1昭26・1 207 そこら 吉沢義則 『源語釈泉』 昭25・7誠和書院=『増補源語釈泉』昭48・5臨川書店 尾崎知光 「〈ここだ〉〈ここら〉・〈そこば〉〈そこら〉などについて」 『愛知県立女大・短大紀要』11昭36・1 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 207 そして 接続詞 松井利男・長田久男 「特集・接続詞のすべて接続詞小辞典口語編〈そして・そうして〉」 『月刊文法』2-12昭45・10 西谷元夫 「表現上の問題点二つ―〈…ならないさきに〉・接続詞〈そして〉の用法」 『解釈』19-5昭48・5 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 207 そしゅうなるもののし そしうなるもののし 句 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究』 昭37・9風間書房 207 そす 市村平 「〈そす〉という詞の疑義」 『国学院雑誌』9-1昭9・1 207 そそく・そそぐ 亀井孝 「ソソク>ソソグ(Excursus〈美那曾曾久〉について)」 『国語と国文学』24-7昭22・7 207 そそっかしい 大野晋 『日本語の世界』 昭51・10朝日新聞社 207 そそらせる・そそられる 森田良行 『日本語の発想』 昭56・3冬樹社 207 そぞろ 漫 前田正雄 「奥の細道解釈上の疑点について―そぞろ考・出立考―」 『試論』9-10昭39・12 有馬煌史 「スズロ・ソゾロの語義推定について」 『岐阜工業高専紀要』7昭47 佐藤稔 ⑩ 207 ―かみの 岡部長章 「〈そぞろ・神の〉語解をめぐりて外在神の概念を離れての解」 『解釈』21-12昭50・12 →すずろ 207 そだたき 春日政治 『国語叢考』 昭22・9新日本図書 福田良輔 「〈ソダタキ・タタキ〉管見」 『文芸と思想』18昭34・11 福田良輔 「〈ソダタキ・タタキマナガリ〉考」 『青山語文』2昭46・12 207 ―たたき 本田義寿 「〈曾陀多岐・多多岐〉をめぐって」 『万葉』70昭44・1 207 そだつ 育 磯部茂子 「ヤシナフ・ハグクム・ソダツの意味」 『常葉国文』3昭53・6 207 そち 代名詞 春日順治 「狂言の解釈と文法上の問題点」 『講座解釈と文法5』昭34・10明治書院 山崎久之 『国語表現体系の研究』 昭38・4武蔵野書院 小島俊夫 『後期江戸ことばの敬語体系』 昭49・9笠間書院 207 ―ら 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 207 そつえん 卒園 「ことば百科〈卒寮〉←〈卒園〉←〈卒業〉―正しい日本語とは」 『放送文化』33-2昭53・2 207 ―しき 式 松下史生 「ことば造りの感覚―ソツエンシキ・ソクウンドウ」 『日本語』5-8昭40・9 207 そつぎょう 卒業 「ことば百科〈卒寮〉←〈卒園〉←〈卒業〉―正しい日本語とは」 『放送文化』33-2昭53・2 207 そっくり 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 207 そっち 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 207 そっとう 卒倒 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 207 そっぽう そつぱふ 率法・卒法 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 207 そつりょう 卒寮 「ことば百科〈卒寮〉←〈卒園〉←〈卒業〉―正しい日本語とは」 『放送文化』33-2昭53・2 207 そで 袖 漆原直道 「〈ソデ〉考―万葉集における〈テ〉の仮名の清濁をめぐって」 『高知大国文』6昭50・10 207 ―おりかえし をりかへし 折返 毛利正守 「〈袖折り返し〉考」 『万葉』78昭47・2 207 ―なし 無 白石寿文 「瀬戸内海域における方言事象の分布およびその解釈について―〈袖なし〉」 『方言研究年報』8昭41・3 207 ―ふらずきぬ 不振来 蜂矢宣朗 「〈袖不振来〉と〈七日越来〉」 『山辺道』8昭36・12 208 そと 外 石川衛三 「〈ウチ〉と〈ソト〉の構造―言語社会的考察」 『宇都宮大学教養部研究報告』4-1昭46・12 208 ―あそび 柳田国男 「児童語彙解説」 『定本柳田国男集29』昭39・5 208 そとも 背面・外面 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 208 そな 白水吉次郎 「〈そな〉に就て」 『アラヽギ』18-9大14・9 208 そなた 代名詞 春日順治 「狂言の解釈と文法上の問題点」 『講座解釈と文法5』昭34・10明治書院 山崎久之 『国語待遇表現体系の研究』 昭38・4武蔵野書院 208 そね 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 208 その 其 井手至 「万葉の指示語―〈その〉について」 『万葉』5昭27・10 藤井信男 「古事記の文章と〈その〉〈この〉」 『解釈』4-1昭33・1 林四郎 『文学探求の言語学』 昭50・10明治書院 桃内佳雄 「〈その〉に関する二、三の考察」 『計量国語学』12-4昭55・3 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 208 ―うえ 上 松井利男 「特集・接続詞のすべて接続詞小辞典口語編〈そのうえ〉」 『月刊文法』2-12昭45・10 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 208 ―うち 内 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 208 ―かみ 上 可野たま 「うつほ物語俊蔭巻の語彙」 山田忠雄編『本邦辞書史論叢』昭42・2三省堂 遠藤好英 ⑪ 208 ―くせ 癖 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 208 ―ころ 頃 井上博嗣 「源氏物語の〈その頃〉」 京都女子大『女子大国文』59昭45・11 208 ―とき 時 『中世法制史料集3』補注 昭40・8岩波書店 208 ―ほう 方 小島俊夫 『後期江戸ことばの敬語体系』 昭49・9笠間書院 208 そのかなしきをそとにたてめやも 句 堀口和吉 「〈その愛しきを外に立てめやも〉考」 『山辺道』22昭53・3 208 そのかみ 北村英子 「〈そのかみ〉考」 『大阪樟蔭女子大論集』19昭57・3 208 そのもをとりたまいて 句 久保重 「その裳をとり給ひて―浮舟の巻私見」 『樟蔭国文学』10昭48・3 208 そのゆえは 其故 西田直敏 「理由説明表現形式の変遷―〈その故は…〉という言い方を中心に」 『駒沢大文学部紀要』21昭37・10 208 そば 側 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 208 そば 蕎麦 新島繁編 『蕎麦の諺と方言集』 昭40・11新見文庫 安達巌 『日本食物文化の起源』 昭56・5自由国民社 佐藤喜代治 ⑩ 208 ソビエト 西浦英之 「幕末・明治初期の新聞にあらわれた外国名称呼・表記について」 『皇学館大学紀要』9昭46・1 208 そびそびし 本田義彦 「紫式部日記〈そびそびし〉考」 『熊本女子大学術紀要』30昭53・3 208 そびやか 聳・繊 遠藤充彦 「〈そびゆ〉〈そびやか〉などに就いて」 『立教大学日本文学』35昭51・2 米野正史 「中古文学における接尾辞〈やか〉〈らか〉―源氏物語玉鬘に用いられた〈そびやか・なごやか・さわらか・わららか〉について」 国学院大『国語研究』42昭54・3 208 そびゆ 遠藤充彦 昭51・2 208 そふぼ 祖父母 中本正智 「親族語彙〈父母〉〈祖父母〉について―琉球における比較方言学的考察」 『都大論究』15昭53・3 208 そほ 筑紫豊 「そほ考」 『金沢博士還暦記念東洋語乃研究』昭7・12三省堂 佐竹昭広 『万葉集抜書』 昭55・5岩波書店 208 そほき 歴草 星野喬 「〈歴草〉考」 『国学院雑誌』78-10昭52・10 208 そぼつ 濡 山内洋一郎 「動詞〈そぼつ〉の語史について(研究発表要旨)」 『国語学』71昭42・12 宮地幸一 「動詞〈ひつ・そほつ〉考」 『国学院雑誌』75-1昭49・11 209 そほど 橘正一 「〈タニグク〉と〈ソホド〉(一)(二)」 『国学院雑誌』40-78昭9・78 209 そほぶね ―船 森直太郎 「〈そほ船〉考」 『大東文化大紀要』12昭49・3 209 そまう 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 209 そまばそむとも 句 山岸加代子 「〈染まば染むとも〉の訓について」 『上代文学研究会報』21昭45・2 209 そみょう そみやう ―命 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 209 そむく 背 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 山田みどり 「〈~をそむく〉と〈~にそむく〉」 『成蹊国文』14昭55・12 信太知子 「〈~をそむく〉から〈~にそむく〉―動作の対象を示す格表示の交替」 『国語語彙史の研究2』昭56・5和泉書院 209 そめそめ 副詞 佐藤鶴吉 「詞章研究日本永代蔵」 『国語国文の研究』27昭3・12 209 そもさん 作麼生・什麼生 花田二徳 「〈ソモサン〉と〈臥薪嘗胆〉」 『日本語』22-9昭57・11 209 そもそも 接続詞 築島裕 『平安時代の漢文訓読語につきての研究』 昭38・3東京大学出版会 小久保崇明 「特集・接続詞のすべて接続詞小辞典文語編〈そもそも〉」 『月刊文法』2-12昭45・10 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 209 そやさかいに 柳田国男 「そやさかいに」 『方言』4-1昭9・1 柳田国男 『国語の将来』 昭14・9創元社=『定本柳田国男集19』昭38・2 209 そら 上 鏡味明克 「上を意味する語とその分布―東海方言の〈ソラ〉の語系を中心に」 『国語学』64昭47・3 209 そら 空 戸谷高明 「上代文学における〈空〉の表現―〈天〉との関連において」 『学術研究国語国文学』27昭53・12 209 そら 助詞 「国語史の資料」 『シンポジウム日本語1』昭50・10学生社 209 そらうそふく 大塚光信 『キリシタン版エソポ物語』補注 昭46・3角川文庫 209 そらおそろし 空恐 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 松尾聡 「〈そらおそろし〉の語意について」 『国語展望』46昭52・5 209 そらきがえし 柳田国男 『妖怪談義』 昭31・2修道社=『定本柳田国男集4』昭38・4 209 そらまめ 空豆 新村出 『語源をさぐる1』 『新村出全集4』昭46・9筑摩書房 209 そらみつ 粂川定一 「そらみつ考」 『国語国文』2-10昭7・10 宮崎市蔵 「梵語より見たるソラミツヤマト考」 『国語国文』3-4昭8・4 209 ―やまととりよろうあめのかぐやま 句 森重敏 「そらみつ大和とりよろふ天香具山」 『叙説』1昭52・10 209 そりまち 地名 柳田国男 『地名の研究』 昭11・1古今書院=『定本柳田国男集20』昭37・8 209 そる 反 柴田武編 『ことばの意味2』 昭54・6平凡社 209 それ 其・夫 井手至 「憶良の用語〈それ〉と〈また〉」 『万葉』26昭33・1 Miyake, Takeo 「〈それ〉とは何か―指詞の日英比較文法」 『実践国語教育』20-219昭34・1 服部四郎 「〈コレ〉〈ソレ〉〈アレ〉とthis, that 『英語青年』107-8昭36・8 松原純一 「代名詞ソレにおける文脈指示の内容の文法的分類」 『国語研究室』5昭41・12 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 佐竹久仁子 「指示詞〈それ〉省略の可否について」 大阪大『語文』37昭55・9 209 それから 接続詞 松井利男 「特集・接続詞のすべて接続詞小辞典口語編〈それから〉」 『月刊文法』2-12昭45・10 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 209 それぞれ 其其・夫夫 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 209 それで 長田久男 「特集・接続詞のすべて接続詞小辞典口語編〈それで〉」 『月刊文法』2-12昭45・10 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 209 ―は 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 209 ―も 村上本二郎 「特集・接続詞のすべて接続詞小辞典口語編〈それでも・でも〉」 『月刊文法』2-12昭45・10 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 210 それどころか 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 210 それとも 小野基 「特集・接続詞のすべて接続詞小辞典口語編〈それとも〉」 『月刊文法』2-12昭45・10 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 210 それなのに 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 210 それなら 長田久男 「特集・接続詞のすべて接続詞小辞典口語編〈それなら〉」 『月刊文法』2-12昭45・10 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 210 それなりに 稲垣吉彦 「ことばは生きている〈それなのに〉の周辺―続・最新流行語寸描」 『国語展望』57昭56・3 210 それに 松井利男 「待集・接続詞のすべて接続詞小辞典口語編〈それに〉」 『月刊文法』2-12昭45・10 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 210 ―しては 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 210 ―しても 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 210 それのとし 井上親雄 「物語の方法―土佐日記〈それのとし〉」 『河』13昭54・6 210 そればかりか 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 210 それまで 其迄 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 210 それゆえ 其故 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 210 それら 其等 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 210 それる 逸 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 210 そろう 揃 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 210 そろえる 揃 柴田武編 『ことばの意味2』 昭54・6平凡社 210 そんざい 存在 柳父章 『翻訳語成立事情』 昭57・4岩波新書 210 ―する 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 210 ぞんず・ぞんずる 存 穐田定樹 「中世の敬譲法―狂言の〈申す〉〈いたす〉〈存ずる〉など」 『国語国文』27-11昭33・11 山崎久之 『国語待遇表現体系の研究』 昭38・4武蔵野書院 穐田定樹 「〈存ず〉について」 『大谷女子大学紀要』9昭50・9 210 そんずる 損 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 210 ぞんち 存知 佐藤喜代治 「近代の語彙1」 『講座国語史3』昭46・9大修館 210 そんな 連体詞 松原純一 「ソンナとソウの文脈指示の内容(研究発表要旨)」 『国語と国文学』44-1昭42・1 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 210 た 田 国立国語研究所 『日本言語地図4』 昭45・6 210 た 助動詞 田中章夫 「過去〈回想〉・完了の助動詞―た(だ)〈現代語〉」 『国文学』9-13昭39・10 原田武雄 「〈た〉と〈て〉と〈テンス?〉」 『言語と文芸』8-4昭41・7 堀田要治 「特集・日本語の助動詞の役割記憶〈き・けり・た〉」 『国文学解釈と鑑賞』33-12昭43・10 川合郁三郎 「日本語〈タ〉〈テイル〉のテンス」 『英語教育』18-2昭44・5大修館 藤井健三 「日本語助動詞〈た〉〈ている〉の英語学的考察」 『英語教育』18-4昭44・7大修館 板坂元 「日本語不審派(7)〈た・ている〉」 『月刊文法』3-3昭46・1 寺村秀夫 「〈タ〉の意味と機能」 『岩倉具実教授退官記念論文集言語学と日本語問題』昭46・9くろしお出版 此島正年 「助動詞〈た〉の存在用法」 『金田一博士米寿記念論集』昭46・10三省堂 辻田昌三 「〈た止め〉と〈現在止め〉」 『四天王寺女子大紀要』7昭50・3 佐藤尚孝 「助動詞〈た〉について」 『信州大教養部紀要』1-11昭52・3 森田良行 「基礎日本語1」 昭52・10角川書店 紙谷栄治 「助動詞〈た〉の一解釈―形式名詞〈とき〉につづく場合を中心に」 『京都府立大学学術報告人文』29昭52・11 小杉商一 「助動詞〈た〉の意味―三条方言における」 『三条市史研究』3昭53・3 大倉美和子 「〈た〉をめぐる一考察」 『日本語・日本文化』8昭53・9 半沢幹一 「仮定表現と〈た〉―確認・強調の意味について」 『表現研究』28昭53・9 寺村秀夫 「〈タ〉の意味と機能―アスペクト・テンス・ムードの構文的位置づけ」 『論集日本語研究7助動詞』昭54・2有精堂 原田章之進 『太安万呂の表記意識』 昭54・7風間書房 紙谷栄治 「〈た〉の特殊な用法について」 『京都府立大学学術報告人文』31昭54・11 211 た 接尾語 風間力三 「アタの考―接尾語〈た〉の元義」 『甲南大学紀要文学』7昭48・3 211 だ 助動詞 玉岡松一郎 「但馬のダ・ジャ其他」 『国語研究(仙台)』3-11昭10・11 藤原与一 「国語諸方言上の〈ダ〉〈ジャ〉〈ヤ〉」 『広島大学文学部紀要』15昭34・3 大塚光信 「〈ダ〉とある種の抄物」 『国文学攷』21昭34・7 サクマカナエ 「〈である〉と〈です〉〈だ〉」 『言語生活』123昭36・12 林大 「どう違うか―ダとナノダ」 『講座現代語6』昭39・1明治書院 『日本語の歴史4』 昭39・7平凡社 古田東朔 「断定の助動詞―だ・です〈現代語〉」 『国文学解釈と教材の研究』9-13昭39・10 『日本語の歴史6』 昭40・5平凡社 国立国語研究所 『日本言語地図1』 昭42・4 室山敏昭 「京都府与謝郡伊根町方言の〈ダ〉ことばについて」 『生活語研究』2昭42・6 岡田統夫 「西部方言における〈先生が来テジャ(ダ・ヤ)〉などの〈テ敬語法〉について」 『尾道短大紀要』昭43・2 江端義夫 「指定の助動詞〈ダ〉(ラ)と未来助辞〈ズ〉」 『広島大学方言研究会会報』昭43・10 中田祝夫 「特集・日本語の助動詞の役割断定〈なり・たり・だ・です〉」 『国文学解釈と鑑賞』33-12昭43・10 今石元久 「兵庫岡山両県地方方言の研究―断定の助動詞〈ヤ・ジャ(ダ)〉の分布について」 『国文学攷』48昭43・10 室山敏昭 「京都府竹野郡丹後町平方言の〈ダ〉ことばについて(研究発表要旨)」 『国語学』77昭44・6 望月考逸 「〈だ〉の意味的機能」 『千葉大学留学生部研究報告』6昭46・3 土屋信一 「江戸語の〈だ〉の一用法」 『佐伯博士古稀記念国語学論集』昭44・6表現社 野村耕造 「中国山地に於ける〈ダ〉―助動詞の南限について」 『東北地理』23-4昭46・10 虫明吉次郎 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「希望の助動詞―たい〈現代語〉」 『国文学解釈と教材の研究』9-13昭39・10 永野賢 「特集・日本語の助動詞の役割希望〈まほし・たし・たい〉」 『国文学解釈と鑑賞』33-12昭43・10 宮地幸一 「移りゆく希望表現」 『金田一博士米寿記念論集』昭46・10三省堂 大江三郎 「願望のタイの前でのヲとガの交替」 九州大『文学研究』70昭48・3=『論集日本語研究7』昭54・2有精堂 梶原滉太郎 「中世の説話・軍記物における〈まほし〉〈たし〉」 『国語学研究』12昭48・3 沢田治美 「たい/たがる〈want to~〉構文の文法」 『英語教育』22-67昭48・89 小矢野哲夫 「〈タイ〉文と〈ホシイ〉文の構造」 『解釈』21-2昭50・2 加藤主税 「〈たい・たがる・ほしい・ほしがる〉について―日本語分析の一試論」 『日本語・日本文化』5昭52・3 吉田金彦 『国語意味史序説』 昭52・11明治書院 高橋直子 「願望表現〈~タイ〉の白鷹町高玉における年齢差および地域差について」 『山形方言』16昭55・3 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 212 たい 終助詞 神部宏泰 「九州方言における文末詞〈バイ〉〈タイ〉について」 『熊本女子大学国語国文学論文集』5昭42・2 212 たい 榊原邦彦 「枕草子の〈たい〉〈うたひ〉」 『解釈』24-4昭53・4 212 だい 大 小和田佳予子 「接頭語〈大〉のよみ方について」 『日本語教育』28昭50・12 212 だい 代 野村雅昭 「ことばの相談室代・賃・費・料のつかいわけ」 『言語生活』282昭50・3 212 だい 台 三木太郎 「〈臺〉字の異形の一事例」 『北海道駒沢大研究紀要』11昭51・2 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 三木太郎 「『三国志』の中の〈臺〉の用例と字義」 『北海道駒沢大研究紀要』16昭56・3 212 だい 柳田国男 『地名の研究』 昭11・1古今書院=『定本柳田国男集20』昭37・8 212 たいがい 大概 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 212 だいがえ・だいたい 代替 芳賀綏 「ことばのことばダイタイとダイガエ」 『言語』9-4昭55・4 212 たいきばんせい 大器晩成 遠藤哲夫 「故語漫筆(4)大器晩成」 『国語展望』58昭56・6 212 たいくつ 退屈 『中世法制史料集3』補注 昭40・8岩波書店 大塚光信 『キリシタン版エソポ物語』補注 昭46・3角川書店 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 浅野敏彦 「〈退屈〉の語史」 『大阪成蹊女子短期大学研究紀要』18昭56・3 212 だいけい 台形 一松信 「台形という語について」 『数学セミナー』19-3昭55・3 212 だいけん 大賢 増田欣 「神皇正統記と宋学―孟子を大賢と呼ぶこと」 『国語史への道土井先生頌寿記念論文集上』昭56・6三省堂 212 たいこう 退候 「わからぬ〈退候〉―略字は誤られぬものだけを」 『ことば』昭29・7 212 だいこうじなわて 大岡寺縄手 山田孝雄 『俳諧語談』 昭37・10角川書店 212 だいこくさま 大黒様 竹崎雅之 「語源雑考―大黒様上・下」 『日本語』19-3・4昭54 212 たいこぶち 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集19』昭38・2 212 だいごみ 醍醐味 てるおか・やすたか 『すらんぐ・卑語』 昭32・4光文社 212 たいこもち 太鼓持・幇間 安藤鶴夫 「道化の語―たいこもちについて」 『言語生活』122昭36・11 212 だいこん 大根 篠田統 「蘿蔔」 石毛直道・大塚滋・篠田統『食物誌』昭50・7中央公論社 安達巌 『日本食物文化の起源』 昭56・5自由国民社 213 たいじ 胎児 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 213 だいじ 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 213 たいした・たいして 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 213 たいしつ 体質 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 213 たいしゃく 貸借 渡部萬蔵 『現行法律語の史的考察』 昭5・12萬里閣書房 213 たいしゅう 大衆 駒田信二 「〈大衆〉という言語について」 『大衆文学研究』14昭40・8 鈴木修次 『漢語と日本人』 昭53・9みすず書房 213 たいしょう 大将 渡部萬蔵 『現行法律語の史的考察』 昭5・12萬里閣書房 213 だいしょうし 大床子 佐藤喜代治 「〈床子〉と〈大床子〉」 『日本国語大辞典ことばのまど』4昭48・7 213 だいしょうつめもの 大小詰物 門脇芳雄 「詰将棋のことば―大小詰物」 『言語』9-4昭55・4 213 だいじょうぶ 大丈夫 鈴木修次 『漢語と日本人』 昭53・9みすず書房 213 だいじん 大尽 亀井孝 「〈女郎〉の語のニュアンス」 『国語学』37昭34・6 213 だいじんぐう 大神宮 徳川宗賢 「大神宮とセキレイの方言」 『報公』103昭47・1 213 だいず 大豆 安達巌 『日本食物文化の起源』 昭56・5自由国民社 213 だいすう 大数 児山敬一 「大数・無量大数といふことば」 東洋大『文学論藻』14昭34・6 213 だいすう 代数 鈴木修次 『漢語と日本人』 昭53・9みすず書房 213 だいすき 大好 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 213 たいせい 体制 見坊豪紀 『ことばの海をゆく』 昭51・11朝日新聞社 213 たいせつ 大切 新村出 「御大切といふ言葉―国語の史的観察」 『日本の言葉』昭15・11創元社=『新村出全集11』昭46・7筑摩書房 長南実 「〈寸言〉大切と恋」 『文学』48-9昭55・9 佐藤喜代治 ② 小島幸枝 ⑩ 213 たいそう 体操 高野繁男 ⑨ 213 たいそう 大層 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 213 だいぞう 大造 佐藤喜代治 『国語語彙の歴史的研究』 昭46・11明治書院 213 だいたい 大体 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 213 たいだいし 怠怠 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究』 昭37・9風間書房 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 213 たいてい 大抵・大体 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 213 たいと 大途 『中世法制史料集3』補注 昭40・8岩波書店 213 だいとう 大刀 堀籠敬蔵 「太刀と大刀について」 『剣道時代』昭54・7 213 だいどうぎ 大道棋 門脇芳雄 「詰将棋のことば―大道棋」 『言語』9-3昭55・3 213 たいとく 体得 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 213 だいどころ 台所 遠藤好英 ⑩ 213 だいにち 大日 『日本語の歴史4』 昭39・7平凡社 福島邦道 『続キリシタン資料と国語研究』 昭58・7笠間書院 213 ダイニング・キッチン 村木新次郎 「伝統文化との交錯―住まいの外来語」 飛田良文編『英米外来語の世界』昭56・10南雲堂 213 だいばん 台盤 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 213 ―どころ 所 遠藤好英 ⑩ 213 たいひする 退避 ロゲルギスト 「ことばのことば〈満足する〉〈退避する〉」 『言語』7-7昭53・7 213 たいふ 大夫 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 213 たいふう 颱風 新村出 『国語学叢録』 昭18・11一条書房=『新村出全集3』昭47・5筑摩書房 213 だいぶんさんかじょう 大分三箇条 『中世法制史料集3』補注 昭40・8岩波書店 213 たいへん 大変 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 213 たいほされた 逮捕 森田良行 『日本語の発想』 昭56・3冬樹社 214 だいまち 代待 潁原退蔵 『江戸時代語の研究』 昭22・1臼井書房 214 たいまつ 松明 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 前田富祺 「語彙の変遷」 『岩波講座日本語9』昭52・6岩波書店 214 だいみょう 大名 W・A・グロータース 「じゃがいもと大名―方言分布の一例」 『藤原与一先生古稀記念論集』昭56・6三省堂 214 だいもく 題目 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 214 ダイヤモンド 矢島文夫 「文化史とことば(4)ダイヤモンドと紫水晶」 『言語』昭53・4 214 たいよう 対揚 斎木一馬 「国語資料としての古記録の歴史―記録語の例題―」 『国学院雑誌』55-2昭29・6 214 たいよう 太陽 上村孝二 「琉球方言の太陽を意味する語について」 『鹿児島大文科報告』12昭38・10 外間守善 「特集・沖縄の言語と文化太陽を意味する沖縄の古語」 『言語』2-8昭48・8 国立国語研究所 『日本言語地図6』 昭49・3 214 たいら 平 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 214 たいりくだな 大陸棚 「〈大陸ホウ(棚)〉を〈大陸ダナ〉とする」 『ことば』昭28・9 214 たいりゃくな 大略 森田武 『天草版平家物語難語句解の研究』 昭51・3清文堂 214 だいりょう 千田稔 「古代大和国郡家址についての地名学的予察〈コオリ〉〈ダイリョウ〉および〈ミヤケ〉地名」 『地名学研究』昭47・3 214 だいろ 柳田国男 『蝸牛考』 昭5・7刀江書院=昭18・2創元社=『定本柳田国男集16』昭38・8 214 たいわ 対話 稲垣文男 「ことばは生きている流行語昭和史(23)対話」 『放送文化』33-7昭53・7 214 たうる 鎌田広夫 「〈平氏たはれ候ぬ〉の〈たはる〉及び〈たうる〉」 国学院大『国語研究』40昭52・3 214 だえ・たい 土部弘 「係助詞〈ダエ(イ)〉寸描」 『学大国文』8昭40・2 214 たえす 絶 青木伶子 「〈動詞連用形+ス〉形式の語について―〈つきす〉〈たえす〉を中心に」 『共立女子短大紀要』4昭35・12 214 たえず 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 214 たえなばたえね 句 丸山喜信 「〈絶えなば絶えね〉をめぐって」 『解釈』4-3昭33・3 214 たえず 不肯 大坪併治 「〈不肯〉の古訓について」 『国語学』32昭33・3 214 たえすことなく 絶事奈久 竹尾正子 「〈絶事奈久〉考」 『福岡学芸大学紀要』15昭41・11 214 たえぬちきりしよよにあせすは 句 管野美恵子 「研究ノート紫式部集一一〇番〈たえぬちきりし世々にあせすは〉をめぐって」 『同志社国文学』18昭48・2 214 たお 峠 白木進 「〈峠〉をどう読むか―東のトウゲ・西のタオ」 『日本語』18-1昭53・1 214 たおり 撓 橘正一 「古事記のタワと万葉集のタヲリ」 『国学院雑誌』41-1昭10・1 214 たおれる・たおる 倒 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 柴田武編 『ことばの意味2』 昭54・6平凡社 出雲朝子 「〈仰ぐ〉〈倒る〉等の語形について」 『馬淵和夫博士退官記念国語学論集』昭56・7大修館 214 ―す 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 214 たおやめ 手弱女 石田春昭 「タヲヤメ考」 『国語研究(仙台)』2-10昭9・10 田辺爵 「手弱女考」 『日本文学研究』昭24・6 214 だが 接続詞 村上本二郎 「特集・接続詞のすべて接続詞小辞典口語編〈だが・ですが〉」 『月刊文法』2-12昭45・10 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 214 たかい・たかし 高 柴田武 『言語地理学の方法』 昭44・8筑摩書房 松尾聡 「〈おもしろし〉と〈たかし〉と」 『国語展望』30昭47・3 宮地敦子 「対義語とその周辺〈深し〉と〈浅し〉・〈高し〉と〈深し〉」 『国語国文』46-5昭52・5=『身心語彙の史的研究』昭54・11明治書院 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 215 たがいちがい 互違 佐藤宣男 ⑩ 215 たがいに たがひに 互 築島裕 『平安時代の漢文訓読語につきての研究』 昭38・3東京大学出版会 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 215 たがう 違 佐藤宣男 ⑩ 215 たかうな 中川芳雄 「たかうな〈筍〉語源」 『国語国文』23-4昭29・4 215 たかくら 今井福治郎 「タカクラ考―馬だし神事に寄せて―」 『日本文学論究』23昭38・12 215 たがこにも 多我子爾毛 蜂矢宣郎 「〈多我子爾毛〉試案」 『山辺道』3昭32・6 215 たかさご 高砂 和田実 「高砂」 『兵庫方言』6昭35・2 215 たかだか 高高 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 215 たかつき 高坏 前田富祺 「語彙の変遷」 『岩波講座日本語9』昭52・6岩波書店 215 たがね 多賀祢 安藤正次 『古典と古語』 昭10・6三省堂 215 たかは 鷹派 花田二徳 「日用語明暗(23)タカ派・今のところ」 『日本語』昭49・6 215 たがやす・たがえす たがへす 耕 『日本語の歴史4』 昭39・7平凡社 215 だから 接続詞 長田久男 「特集・接続詞のすべて接続詞小辞典口語編〈だから〉」 『月刊文法』2-12昭45・10 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 工藤誠 「歌謡曲(歌詞)の発想の一現象―〈から〉〈だから〉について」 『文学論藻』32昭40・11 215 たからぶね 宝船 永野賢 『にっぽん語風俗学』 昭44・10明治書院 215 たかる 集 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 215 たがる 助動詞 沢田治美 「〈たい・たがる(=want to~)〉構文の文法(上・下)―特に主語の人称制限を中心として」 『英語教育』22-67昭48・89 加藤主税 「〈たい・たがる・ほしい・ほしがる〉について―日本語分析の一試論」 『日本語・日本文化』5昭52・3 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 215 たきぎ 薪 岡田岩吉 「囲炉裏・竈・薪の語彙とその考察―特に同義異語の問題について」 『山口大学教育学部研究論叢』17-1昭43・3 渡辺富美雄 「新潟県上越地方における方言の分布とその解釈(2)タキギの意味範囲とその成立」 『新潟大学教育学部紀要〈人文・社会〉』13昭47・3 215 だきつく 抱着 宮本幸恵 「特集・類義語の意味論的研究〈しがみつく・すがりつく・だきつく〉」 『日本語研究』4昭56・12 215 たく 炊 国立国語研究所 『日本言語地図2』 昭42・3 岩淵悦太郎 『語源散策』 昭49・10毎日新聞社 215 たきたて 楳垣実 「タケタテはタキタテのなまりか」 『言語生活』162昭40・3 215 だく 抱 半沢幹一 ⑩ 215 たくあん・たくわん 沢庵 てるおか・やすたか 『すらんぐ・卑語』 昭32・4光文社 蜂谷清人 ⑤ 215 たぐい 比・類 坂詰力治 ⑪ 215 たくさん 沢山 佐藤喜代治 『日本文章史の研究』 昭51・10明治書院 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 佐藤喜代治 『日本の漢語』 昭54・10角川書店 215 たくじしょ 託児所 高橋巌 ⑪ 215 だくな 石井みち江 ⑪ 215 たくなわ 𣑥縄 鶴久 「〈𣑥縄〉〈鼻縄〉訓義考付〈名字〉続貂」𣑥 『香椎潟』22昭51・10 215 たくらうび 柳田国男 『妖怪談義』 昭31・2修道社=『定本柳田国男集4』昭38・4 215 たくらだ 松本宙 ④ 佐藤亨 ⑤ 215 たぐりあめ 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 215 たくわえる 貯・蓄 柴田武編 『ことばの意味2』 昭54・6平凡社 215 たけ 竹 新村出 「語源をさぐる1」 『新村出全集4』昭46・9筑摩書房 国立国語研究所 『日本言語地図5』 昭47・9 215 たけ 岳 服部四郎 「やま・もり・たけ」 『国語学』69昭42・6 山中襄太 「地名・地名用語語源私考(1)山名用語タケ・ダケ〈岳・嶽・嵩・嶺・峯〉」 『地名学研究』昭47・3 服部四郎 「やま・もり・たけ」 『沖縄文化論叢5言語篇』昭47・11平凡社 216 たけ 丈 菊田紀郎 ⑩ 216 ―たかし 片山享 「中世歌論に於ける〈たけたかし〉〈遠白し〉の成立―俊頼から俊成へ―」 『中世文芸』3昭29・10 S.Hisamatsu 「The Vocabulary of Japanese Literary Aesthetics」 Centre for East Asian Cultural Studies昭38 原田恵里子 「〈たけたかし〉についての考察」 『国文』37昭47・6 216 たけ 茸 小林隆 ⑨ 216 だけ 副助詞 根来司 「副助詞ばかり〈古典語・現代語〉だけ・くらい・きり〈現代語〉」 『国文学解釈と教材の研究』12-2昭42・1 武田蓉子 「副助詞〈だけ・ばかり・くらい・ほど・きり・しか〉の意義素」 山形大『国語研究』21昭45・8 蜂谷清人 「特集・日本語における助詞の機能と解釈副助詞し・しも・のみ・ばかり・まで・など〈だけ〉〈くらい〉〈ほど〉」 『国文学解釈と鑑賞』35-13昭45・11 森田良行 「〈だけ〉〈ばかり〉の用法」 『早稲田大学教育学部研究所紀要』10昭47・3 高橋太郎 「よこの限定の〈だけ〉のたての構文機能へのかかわり」 『群女国文』7昭53・6 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 森田良行 『日本語の発想』 昭56・3冬樹社 216 ―あって 池尾スミ 「〈…とみえて〉〈…だけあって〉―二つの表現の型をめぐって」 昭42・11日本語教育 216 たけうま 竹馬 国立国語研究所 『日本言語地図3』 昭44・3 中村麻理 「兵庫県北西但馬語彙について―竹馬」 『郷言』8昭47・12 安食邦明 「〈竹馬〉の日本語史―埼玉県方言・全国諸方言・文献から」 『日本方言研究会第34回発表原稿集』昭57・5 216 たけたかし 長高 片山享 「中世歌論に於ける〈たけたかし〉〈遠白し〉の成立―俊頼から俊成へ」 『中世文芸』3昭29・10 216 たけたて 楳垣実 「タケタテはタキタテのなまりか」 『言語生活』162昭40・3 216 たけでっぽう 竹鉄砲 杉浦明平 「ことばについて―おとしまい・イヌフグリ・トビズカ・竹鉄砲と根っ木」 『言語』3-4~69昭49・4~69 216 たけにぐさ 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 216 だけれども 接続詞 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 216 だけど 村上本二郎 「特集・接続詞のすべて接続詞小辞典口語編〈だけど〉」 『月刊文法』2-12昭45・10 216 たこ 凧 国立国語研究所 『日本言語地図3』 昭44・3 藤原明 「蝶〈蛾・蚕・蝙蝠・凧〉考―系統論及び方言学的研究」 『国語学会昭和49年秋季大会発表要旨』昭49・11 徳川宗賢 「文献国語史と方言」 『日本の方言地図』昭54・3中央公論社 216 たこ 蛸 藤木三郎 「〈誹風末摘花〉に於ける〈蛸〉の意味」 『解釈』5-9昭34・9 216 たこく 他国 斎木一馬 「国語資料としての古記録の研究―近世初期記録の例解」 『仏教史研究』3昭43・11 216 たこのて 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 216 たごのもん 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 216 ださ 鈴木英夫 「明治東京語の過渡的性格〈ダサ〉という言い方をめぐって」 『国語と国文学』54-9昭52・9 216 たざいなん 多在南 →おおくあらなむ 216 ださる 出 山崎久之 「語源の探究―〈ありさま〉〈出さる〉〈やんす・やす〉」 『語学と文学』4昭35・8 216 たざんのいし 他山石 岩淵悦太郎 『語源散策』 昭49・10毎日新聞社 216 たし 助動詞 →たい 216 だし 柳田国男 「海上文化」 『海洋』484号=『月曜通信』昭29・12修道社=『定本柳田国男集1』昭38・9 216 たしか 確 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 216 たしけし 福沢武一 「〈たしけし〉管見―万葉短章(12)」 『歌と評論』44-7昭48・7 216 たしなみ 大野晋 『日本語の年輪』 昭41・5新潮文庫 216 だしぬけ 出抜 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 216 ―に 国広哲弥編 『ことばの意味3』 昭57・5平凡社 216 たしゅつ 他出 斎木一馬 「国語資料としての古記録の研究―近世初期記録の例題―」 『仏教史研究』3昭43・11 217 たしょう 多少 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 217 たしろ 柳田国男 『地名の研究』 昭11・1古今書院=『定本柳田国男集20』昭37・8 217 たす 足 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 柴田武編 『ことばの意味2』 昭54・6平凡社 217 たず たづ 鶴 亀井孝 「〈ツル〉と〈イト〉」 『国語学』16昭29・3 『日本語の歴史2』 昭38・12平凡社 犬養孝 「万葉の鶴(たづ)―しほひ・しほみち」 関西大『国文学』52昭50・9 佐藤宣男 ④ 217 だす 出 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 国広哲弥編 『ことばの意味3』 昭57・5平凡社 217 だす 橘正一 「デス・ダス・ドス」 『コトバ』昭12・3 217 たずき たづき 心状 森重敏 「たづき〈心状〉とたどき〈心術〉」 『叙説』昭56・10 217 たすける 助 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 217 ―かる 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 217 たずねる 尋 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 217 たそがれ 柳田国男 『妖怪談義』 昭31・12修道社=『定本柳田国男集4』昭38・4 217 ただ 直・徒・只・唯・但 大坪併治 「〈唯〉訓義考」 『国語学』68昭42・3 関谷浩 「〈ただあきに〉の構成について―〈ただ〉ははたして副詞か」 国学院大『国語研究』31昭46・3 井上博嗣 「中古の程度量副詞〈ただ〉の機能の在り方―源氏物語・今昔物語集の用例を資料として」 『女子大国文』63昭46・10 山口康子 「〈に〉を介する同一動詞反復形式の流動―〈いや〉から〈ただ〉へ」 『長崎大教育学部人文科学研究報告』25昭51・3 舩城俊太郎 「〈徒(タダ)〉をめぐって」 『国語学会昭和52年秋季大会発表要旨』昭52・10 榊原邦彦 「枕草子の副詞―〈ただ…に…〉について」 『豊田工業高専研究紀要』12昭54・11 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 三宅武郎 「小特集平安朝文学〈が〉の係詞性と〈徒(タダ)〉の解釈について」 『解釈』27-12昭56・12 藁谷隆純 「〈ただ…に…〉」 『解釈』28-9昭57・9 217 だだ 佐藤正己 「ダダという方言」 『山形方言』1昭28・7 松下圭道 「ダダのこと」 『山形方言』3昭30・7 217 だたい 堕胎 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 217 ただいま 只今 曾田文雄 「〈ただいま〉攷」 『滋賀大学学芸学部紀要』14昭39・12 曾田文雄 「宇津保〈菊の宴〉巻の新解釈―〈ただいま攷〉余滴」 『滋賀大学学芸学部紀要』15昭40・12 217 たたう たたふ 湛 有坂秀世 『国語音韻史の研究増補新版』 昭32・10三省堂 217 だたえ 柳田国男 『なぞとことわざ』 昭27・10筑摩書房=『定本柳田国男集21』昭37・12 217 たたえる 有坂秀世 「古言雑考(一)」 『国語研究(仙台)』9-5昭16・5 217 だだをこねる 村内英一 「ぐみたはる〈だだをこねる〉」 『近畿方言』5昭28・5 217 たたかう 戦 石井直子 「特集・類義語の意味論的研究あらそう・きそう・たたかう」 『日本語研究』5昭57・12 217 たたき 福田良輔 「〈ソダタキ・タタキ〉管見」 『文芸と思想』18昭34・11 217 ―まながり 福田良輔 「〈そダタキ・タタキマナガリ〉考」 『青山語文』2昭46・12 217 たたく 叩 山田達也 「意義素研究ノート(1)叩く・打つ・なぐる・はる・ぶつ・ひっぱたく」 『名古屋市立大教養部紀要人文社会』15昭46・3 柴田武編 『ことばの意味1』 昭51・9平凡社 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 山本清隆 「特集・類義語の意味論的研究うつ・なぐる・ぶつ・たたく・はたく(はる・ひっぱたくなど)」 『日本語研究』4昭56・12 217 ただし 但・唯 佐藤喜代治 『日本文章史の研究』 昭41・10明治書院 大坪併治 「〈唯〉訓義考―訓点資料を中心に」 『国語国文』39-5昭45・5 佐藤宣男・村上本二郎 「特集・接続詞のすべて接続詞小辞典文語篇・口語編〈ただし〉」 『月刊文法』2-12昭45・10 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 218 ただしい 正 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 218 ただしくもひとはふりゆく 句 片山武 「〈唯人者旧〉(⑩―八八五)の訓釈」 『解釈』25-3昭54・11 218 ただちに 直 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 218 ただびとにあらず 句 松尾拾 「只人ニ非ズ―今昔物語集の場合」 日大『語文』44昭53・3 218 たたみ 畳 小川光暘 「上代の畳について」 同志社大『人文学』123昭47・8 218 ―たたき 柳田国男 『妖怪談義』 昭31・12修道社=『定本柳田国男集4』昭38・4 218 たたら 地名 柳田国男 『地名の研究』 昭11・1古今書院=『定本柳田国男集20』昭37・8 218 たたんぽこ 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 218 たち 太刀 堀籠敬蔵 「太刀と大刀について」 『剣道時代』昭54・7 218 たち 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 218 たち 達 接尾語 森昇一 「接尾語タチ・ドモ・ラ」 国学院大『国語研究』16昭38・8 浦部重雄 「大鏡における〈たち〉〈ども〉の用法」 『国語国文』37-5昭43・5 石野博史 「現代語の〈ら〉と〈たち〉」 『言語学論藻』11昭46・11 有賀嘉寿子 「今昔物語集の接尾辞〈達〉」 『説話』5昭49・6 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 森昇一 「〈御息所タチ〉と〈御曹司ドモ〉覚書」 『野州国文学』29昭57・3 218 たちどころに 副詞 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 218 たちのまま 潁原退蔵 「江戸文学難語考(4)」 『方言』2-12昭7・12 218 たちはたまつくり 句 林和比古 「枕草子三巻本〈たちはたまつくり〉について」 大阪大『語文』31昭48・7 218 たちばな 橘 佐伯梅友 「〈橘〉は何か」 『古代研究』4昭38・12 水上静男 「〈橘〉字考」 『語学と文学』1718昭48・11 山元有美子 「万葉的橘と古今的橘」 『王朝遠藤嘉基博士古稀記念論叢』昭49・5 218 たちひ 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 218 たちまち 忽 副詞 山田由伎子 「〈たちまち〉について―平家物語〈祇園精舎〉に見られる用例をめぐって」 『国語国文学報』20昭41・12 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 国広哲弥編 『ことばの意味3』 昭57・5平凡社 218 たちもとおる たちもとほる 徘徊 佐藤喜代治 「近代の語彙1」 『講座国語史3』昭46・9大修館 218 だちん 駄賃 岩淵悦太郎 『語源散策』 昭49・10毎日新聞社 218 たつ 松村任三 「〈タツ〉といふ動詞四十六種の語源について」 『東洋学芸雑誌』38-12 218 たつ 経 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 218 たつ 断・絶 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 218 たつ 立・建・起・発 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 218 たちあかし 立明 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 218 たちいづ 立出 関一雄 「〈いでたつ〉と〈たちいづ〉」 『山口大文学会誌』15-1昭39・9 関一雄 『国語複合動詞の研究』 昭52・2笠間書院 218 たちつすわりつ 立坐 山岸義治 「〈立ちつ坐りつ〉といふ語法」 『アザミ』8-12昭30・12 218 たて 坂口光司 「〈大晦日はあはぬ算用〉における〈立て〉の読み方」 『解釈』21-7昭50・7 218 たてる 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 218 だつ 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 218 だつ 接尾語 辻田昌三 「〈だつ〉と〈めく〉」 『埴生野国文』6昭51・2 南芳公 「中古接尾語攷(1)ダツ・メクの機能」 国学院大『国語研究』41昭53・3 関一雄 「接尾語〈ぶ〉〈む〉・〈めく〉〈だつ〉〈がる〉の消長(1)―平安時代仮名文学の用例を中心に」 『山口大学文学会誌』30昭54・11 関一雄 「接尾語〈ぶ〉〈む〉・〈めく〉〈だつ〉〈がる〉の消長(2)―平安時代仮名文学の用例を中心に」 『馬淵和夫博士退官記念国語学論集』昭56・7 219 たっしゃ 達者 佐藤亨 『近世語彙の歴史的研究』 昭55・10桜楓社 219 たっする 達 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 杉本武 「特集・類義語の意味論的研究およぶ・達する・つく(着)・とどく」 『日本語研究』3昭55・10 219 たった 副詞 工藤浩 「ことばの相談室〈たった〉は副詞か連体詞か」 『言語生活』275昭49・8 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 219 だった 打消の過去 岡田統夫 「打消の過去〈~ダッタ〉〈~ナンダ〉〈~ンカッタ〉について―広島県三原市深町下組における―」 『方言研究年報』10昭42・9 219 だって 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 219 ダットサン にいがき・こういち 「ダットサンの語源」 『教育月報』9-89昭32・6 219 たっぴ 立氷 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集19』昭38・2 219 たっぺ 柳田国男 『西は何方』 昭23・6甲文社=『定本柳田国男集19』昭38・2 219 たっぽ 柳田国男 『野草雑記・野鳥雑記』 昭15・11甲鳥書林=『定本柳田国男集22』昭37・4 219 たつみあがり 辰巳上 板垣勇治郎 「〈辰巳上り〉攷」 『文学論藻』19昭36・3 219 たて 地名 柳田国男 『地名の研究』 昭11・1古今書院=『定本柳田国男集10』昭37・8 219 たて 縦 田中重太郎 「たて・よこ攷」 『コトバ』昭15・12 国広哲弥編 『ことばの意味3』 昭57・5平凡社 219 たて 接尾語 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 219 だて 伊達 大野晋 『日本語の年輪』 昭41・5新潮文庫 大塚光信 『キリシタン版エソポ物語』補注 昭46・3角川書店 蜂谷清人 ⑤ 219 ―めがね 岩淵悦太郎 『語源散策』 昭49・10毎日新聞社 219 たてい 佗傺 斎木一馬 「国語資料としての古記録の研究―記録語の例解」 『国学院雑誌』55-2昭29・6 219 たでえま 柳田国男 『方言と昔』 昭25・1朝日新聞社=『定本柳田国男集18』昭38・8 219 たてがみ 鬣 国立国語研究所 『日本言語地図5』 昭47・9 219 たてはな 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 219 たてまつる 奉 和田利政 「源氏物語の謙遜語―補助動詞〈聞ゆ〉〈奉る〉について」 『日本文学論究』3昭27・7 伊藤和子 「源氏物語にあらわれた〈―奉る〉と〈―聞ゆ〉」 西京大『人文』2昭27・12 橘誠 「〈奉る〉及びその類語の発生と展開」 『国文学解釈と教材の研究』5-2昭35・1 竹村義一 「源氏物語における謙譲語〈奉る〉についての一考察」 『高知女子大学紀要』13昭39・12 森野宗明 「〈奉る〉の解釈―竹取物語〈壺なる御薬奉れ〉について」 『言語と文芸』7-6昭40・11 桜井光昭 『今昔物語集の語法の研究』 昭41・3明治書院 北原保雄 「特集・日本語の助動詞の役割敬譲〈きこゆ・奉る・たまふ・侍り・ます〉」 『国文学解釈と鑑賞』33-12昭43・10 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 小杉商一 「〈奉る〉〈仕る〉の音便形」 国学院大『国語研究』28昭44・5 中西宇一 「〈召す・参る・奉る〉―〈ひと〉および〈もの〉の移動に関する敬語」 『女子大国文』5556昭44・11 吉田洋子 「中世前期の〈たてまつる〉と〈まゐらす〉―平家物語を資料として」 『親和国文』4昭46・3 小松正 「狭衣物語の補助動詞〈聞ゆ〉と〈奉る〉について」 『一関工業高専研究紀要』7昭47・12 和田利政 「覚一本平家物語における〈―奉る〉と〈参らす〉について」 『今泉博士古稀記念国語学論叢』昭48・3桜楓社 渡辺英二 「〈たてまつる+(せ)給ふ〉について―源氏物語の敬語の用法」 『富山大学教育学部紀要』21昭48・3 中西宇一 「〈聞ゆ〉と〈奉る〉―その助動詞としての意味」 『女子大国文』78昭50・12 穐田定樹 『中古中世の敬語の研究』 昭51・2清文堂 小久保崇明 「大鏡における為手尊敬の動詞〈奉る〉をめぐって」 日本大『語文』41昭51・7 川岸敬子 「平家物語における補助動詞〈奉る〉〈参らす〉〈申す〉上・下」 早稲田大『国文学研究』6162昭52・36 田中恭子 「宇津保物語の〈奉る〉」 『松村明教授還暦記念国語学と国語史』昭52・11明治書院 川岸敬子 「保元・平治物語における〈―奉る〉〈―参らす〉〈―申す〉」 『国語学研究と資料3』昭53・6 木下美 『紫式部日記の研究―紫女手簡を中心に』 昭54・3私家版 川岸敬子 「太平記における〈―奉ル〉〈―参ラス〉〈―申ス〉」 『国語学』117昭54・6 若林俊英 「『とはずがたり』の敬語〈―奉る〉〈―参らす〉〈―申す〉」 『解釈』26-9昭55・9 見野久幸 『保元物語総索引研究編』 昭56・6武蔵野書院 吉野政治 「小特集平安朝文学六国史における〈奉〉という字の動詞用法について」 『解釈』27-12昭56・12 219 たてまつれ 岩淵匡 「〈たてまつれ〉の用法―源氏物語における人間関係を中心に」 『学術研究』14昭40・12 堀内武雄 「新説紹介〈聞えさす〉と〈奉れ〉との対応」 『月刊文法』2-4昭45・2 小松正 「〈聞えさす〉と〈奉れ〉―堀内説に思う」 『月刊文法』2-7昭45・5 道本武彦 「〈たてまつれ〉についての私見」 『今泉博士古稀記念国語学論叢』昭48・3 井上親雄 「〈奉れ給ふ〉の用法―諸説より見たる〈奉れ〉の特性」 『比治山女子短大紀要』7昭48・3 219 たてまつれたまう ―たまふ 伊奈恒一 「〈たてまつれ給ふ〉小考」 『語文』6昭33・9 小松正 「中古の〈奉れ給ふ〉」 『一関工業高専研究紀要』3昭44・3 井上親雄 「〈奉れ給ふ〉の用法―諸説より見たる〈奉れ〉の特性」 『比治山女子短大紀要』7昭48・3 井上親雄 「宇治十帖における〈奉れ給ふ〉」 『河』5昭48・6 井上親雄 「多武峰少将物語における〈奉れ給ふ〉」 『たまゆら』5昭48・9 井上親雄 「〈奉れ給ふ〉の用法」 広島大『国語教育研究』26昭55・11 井上親雄 「〈奉れ給ふ〉の用法―文を贈る場合」 『国語史への道土井先生頌寿記念論文集上』昭56・6三省堂 220 たとい・たとえ たとひ・たとへ 仮令・縦 副詞 春日政治 『西大寺本金光明最勝王経古点の国語学的研究』 昭17・12岩波書店=復刊昭44・9勉誠社 久山善正 「〈タトヒ〉(仮使・仮令)についての一考察」 『訓点語と訓点資料』11昭34・3 築島裕 『平安時代の漢文訓読語につきての研究』 昭38・3東京大学出版会 靍岡昭夫 「〈いくら〉〈たとえ〉などと呼応する言い方について―助詞〈も〉を用いない言い方の成立をめぐって」 『国語学』88昭47・3 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 220 たとえていえば 小寺政太郎 「〈たとえば〉と〈たとえていえば〉―意味論の理解のために(1)(2)」 『ことばの教育』5859昭29・78 220 たとえば 清水功 「〈たとへば〉考―立証意識の変遷に関連して(中世から現代まで)」 『名古屋大学国語国文学』17昭40・11 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 小寺政太郎 「〈たとえば〉と〈たとえていえば〉―意味論の理解のために(1)(2)」 『ことばの教育』5859昭29・78 220 たとへ…までも 渥美功 「逆接仮定の前件〈たとへ…までも〉―一葉日記中の鷗外の文体」 『国語展望』35昭48・11 220 たどき 心術 森重敏 「たづき(心状)とたどき(心術)」 『叙説』昭56・10 220 たとしえなし たとしへなし 「〈たとしへなし〉の意義―源氏物語夕顔の巻と枕草子〈たとしへなるもの〉の段の解釈に関連して」 『日本文学』13-12昭39・12 山崎良幸 『源氏物語の語義の研究』 昭53・6風間書房 220 だとすると 句 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 220 たどる 辿 柴田武編 『ことばの意味2』 昭54・6平凡社 西牧みやま 「特集・類義語の意味論的研究たどる・つたう・つたわる・なぞる」 『日本語研究』3昭55・10 220 たどりなきふううん ―風雲 秋山正次 「芭蕉の言語感覚を示唆する用例(一)―幻住庵記〈たどりなき風雲〉について」 『不知火』7昭29・6 220 たな 助詞 高橋俊三 「おもろさうしの助詞(1)―〈たな〉を中心にして」 『国際大学国文学』1昭45・12 221 だな 助詞 嘉味田宗栄 「比較考察の一観点(5)首里方言を中心に(6)再びオモロことば〈はりやに〉など(7)オモロことば〈だな〉など(8)オモロことば〈けわい〉など」 『琉球文学法文(文理)学部紀要(人文)』11~14昭42・3~45・4 221 たなおろし 棚卸 てるおか・やすたか 『すらんぐ・卑語』 昭32・4光文社 永野賢 『にっぽん語風俗学』 昭44・10明治書院 221 だに 助詞 佐藤仁之助 「〈だに〉〈さへ〉〈すら〉の弁」 『国語研究(仙台)』5-9昭12・9 加納協三郎 「〈だに〉〈すら〉の用法上の差異に就て」 『国語と国文学』15-6昭13・6 加納協三郎 「院政鎌倉期のダニ・スラ・サヘ」 『国語と国文学』15-10昭13・10 中川浩文 「源氏物語の動詞〈だに〉に就いて」 『女子大国文』3昭26 松村明 「副助詞―のみ・ばかり・まで・など・だに・すら・さへ・ばし」 『国文学解釈と鑑賞』23-4昭33・4 寺田ゆき 「中世の副助詞―ダニとサヘの隆替」 『女子大国文』13昭34・5 大坪併治 「平安朝初期の訓点語に用ゐられたスラとダニ」 『語文研究』10昭35・5 佐伯梅友 「夢にだに―〈だに〉と〈さへ〉・〈む〉と〈らむ〉に関して」 『古文研究』5昭40・8 長谷川清喜 「副助詞だに・すら・やらむ〈古典語〉さへ・でも〈古典語・現代語〉ほか・しか・やら・か・ほど・なり〈現代語〉」 『国文学解釈と教材の研究』12-2昭42・1 鈴木一彦 「橘守部の国語意識(6)―さへ・だに・すら」 『山梨大学教育学部研究報告』17昭42・3 鶴久 「特集・日本語における助詞の機能と解釈係助詞だに・すら・さへ〈さえ〉〈しか〉〈でも〉」 『国文学解釈と鑑賞』35-13昭45・11 阿食かをる 「軍記物語の副助詞スラ・ダニ・サヘについて」 安田女子大『国語国文論集』5昭50・2 堀川昇 「〈さへ〉〈すら〉〈だに〉について」 『稿』2昭54・3 河原寛 「副助詞〈だに〉について―〈まして〉との照応を中心に」 『園田学園女子大論文集』14昭54・12 221 ―ある 江口正弘 「源氏物語若菜の〈いたづらに沈めるだにあるを〉の解釈―〈だにある〉の語法について」 広島大『国語教育研究』26昭55・11 221 だに 助詞 山口幸洋 「ズラとダニ」 『言語生活』24昭28・9 221 たにうつぎ 谷空木 森谷周野 「タニウツギ小考」 『ことばとくらし』5昭53・9 221 たにかぜ 谷風 奥村恒哉 「〈たにかぜ〉〈やまかぜ〉に関する諸問題―古今集と資料」 『大坪併治教授退官記念国語史論集』昭51・5表現社 奥村恒哉 『古今集の研究』 昭55・1臨川書店 221 たにぐく 谷蟇 橘正一 「〈タニグク〉と〈ソホド〉(一)(二)」 『国学院雑誌』40-78昭9・78 221 たぬきばやし 柳田国男 『妖怪談義』 昭31・12修道社=『定本柳田国男集4』昭38・4 221 だの 助詞 手塚知子 「並立助詞〈の〉から〈だの〉へ―上接する異る要素の相互干渉による変遷」 『言語と文芸』10-4昭43・7 221 たのしい・たのし 楽 湯沢幸吉郎 『国語学論考』 昭15・2八雲書林=『湯沢幸吉郎著作集2』昭54・8勉誠社 寿岳章子 「室町時代に於ける言語群から」 『国語と国文学』27-8昭25・8 佐竹昭広 『万葉集抜書』 昭55・5岩波書店 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 国広哲弥編 『ことばの意味3』 昭57・5平凡社 221 たのしけく 正宗敦夫 『万葉学論纂』 昭6・3明治書院 221 だのに 坂梨隆三 「〈だのに〉〈なのに〉をめぐって」 『国語と国文学』56-9昭54・9 221 たのみ 柳田国男 『国語の将来』 昭14・9創元社=『定本柳田国男集19』昭38・2 221 たのむ 頼 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 221 たのもしい 頼 森田武 『天草版平家物語難語句解の研究』 昭51・3清文堂 →たのしい 221 たは 誰者 連語 富田大同 「古代語法研究のおと―誰者・(つ)らむ」 『明石工業高専研究紀要』6昭44・3 221 たば 柳田国男 『村のすがた』 昭23・7朝日新聞社=『定本柳田国男集21』昭37・12 222 たばこ 煙草 新村出 『南蛮更紗』 大13・12改造社=『新村出全集5』昭46・2筑摩書房 甲斐仁 「たばこの異名いろいろ―和漢たばこ異名考」 『煙装クラブ』昭44・10 222 ―ばし 柳田国男 「橋の名と伝説」 『定本柳田国男集5』昭37・9 222 たばこ 莨菪 →はしりどころ 222 たび 手火 木下正俊 「手火の清濁」 『万葉』56昭40・7 原田芳起 『平安時代文学語彙の研究続編』 昭48・11風間書房 前田富祺 「語彙の変遷」 『岩波講座日本語9』昭52・6岩波書店 222 たび 旅 吉田金彦 『古代日本語をさぐる』 昭54・6角川書店 阪下圭八 「〈旅〉という言葉」 『月刊百科』231昭57・1 工藤力男 「旅という言葉」 『岐阜大学国語国文学』15昭57・3 222 ―びと 人 曾田文雄 「〈たびびと〉考」 『滋賀大国文』7昭44・12 222 たび 足袋 吉田金彦 『古代日本語をさぐる』 昭54・6角川書店 222 たび 度 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 222 ―たび 度 森田良行 『基礎日本語2』 昭55・6角川書店 遠藤好英 ④ 222 たびよこ 柳田国男 『母の手毬唄』 昭24・12芝書店=『定本柳田国男集21』昭37・12 222 たぶ 賜・給・食 木之下正雄 『平安女流文学のことば』 昭43・11至文堂 黒沢弘光 『源氏物語の敬語の研究(上)』 昭45・7 西端幸雄 「〈たぶ〉考」 『滋賀大国文』8昭45・12 『シンポジウム日本語1』 昭50・10学生社 田村忠士 「〈たぶ〉の考察」 『国文学攷』70昭51・6 222 タブー 板坂元 「日本語の生態―タブー・気・なまじ・いっそ・どうせ・せめて・自発」 『国文学解釈と鑑賞』35-4~12昭45・4~10 222 たぶさま 吉田金彦 『古代日本語をさぐる』 昭54・6角川書店 222 たぶん 副詞 森田良行 『基礎日本語1』 昭52・10角川書店 山田稔 「〈Parisだより〉ことばの表情(1)たぶん・おこし・すみません」 『三省堂ぶっくれっと』13昭53・2 222 たべる 食 柳田国男 『毎日の言葉』 昭21・7創元社=『定本柳田国男集19』昭38・2 松尾拾 「たべる」 『言語生活』71昭32・8 宮地敦子 「特集・たべものとことば語誌〈はむ〉〈くう〉〈たべる〉」 『言語生活』286昭50・7 222 たべれる 中村通夫 「〈来れる〉〈見れる〉〈食べれる〉などという言い方についての覚え書」 『金田一博士古稀記念言語民俗論叢』昭28・5=『NHK国語講座現代語の傾向』昭32・1宝文館 宇野義方 「〈食べられる〉か〈食べれる〉か―可能表現と受け身表現」 『新日本語講座2』昭50・3汐文社 岡崎和夫 「〈見レル〉〈食べレル〉型の可能表現について―現代東京の中学生高校生について行った一つの調査から」 『言語生活』340昭55・4 222 だぼ 佐伯安一 「ダボという語」 『民間伝承』18-4昭29・4 222 たほど 柳田国男 「食料名彙」 『定本柳田国男集29』昭39・5 222 たま 玉 土橋寛 「〈タマ〉の姿」 関西大『国文学』29昭35・10 肥田野昌之 「玉匣かがやく考 タマと枕詞」 『都大論究』9昭46・1 新里宝三 「万葉集に現われた〈たま〉―主として愛玉思想について」 『群女国文』2昭47・4 津之地直一 「万葉集の〈たま〉について―その語を含む枕詞攷」 『愛知大学文学論叢』62昭54・7 222 たま 魂 森重敏 「ひと(人)・かそ(父)・おや(親・祖)―付けたりオニ・モノ・タマ・カミについて」 『万葉』93昭51・12 222 たまう たまふ 賜・給・食 徳本正俊 「源氏物語と〈給ふ〉の語について」 『国語教育』16-1昭6・1 有坂秀世 「下二段活用の補助動詞〈たまふ〉の語原について」 『国語と国文学』10-5昭8・5 橘純一 「下二段活用の補助動詞〈たまふ〉の語源について」 『国語と国文学』12-5昭10・5 伊奈恒一 「平