T:はいこんにちは【姓A】です I:こんにちは【姓B】と申します〈はい〉よろしくお願いします T:よろしくお願いします,じゃ【姓B】さんくお国はどちらですか I:韓国です T:韓国ですか〈はい〉韓国のどちらでしょうか I:韓国のえーと,【地名C】ていう〈はい〉ところですが〈はい〉【一般名詞D】の【一般名詞Dの一部】に【一般名詞E】と書いて〈はい〉,あの,日本語の発音では【地名Cの音読】といいます〈はい〉,ソウルから〈はい〉南のほうにえーバスで3時間ぐらい離れたところ,です T:はーそうですか〈えー〉確か,【料理名F】のおいしいところ I:{笑}はいよくご存じ T:ですね,はい{笑} I:はいそうです{笑} T:わかりました〈はい〉えーその【地名C】から日本にいらしてどれくらいになるんですか I:日本に来て10年,ん過ぎました T:10年ですか I:はい T:はいで〈{咳払い}〉今はお仕事していらっしゃるんですか I:はい〈はい〉,今は,そうですね日本語教える仕事,を〈あーそうですか〉しております,はい T:えーとその10年をちょっとう,伺ってもいいですか I:あ,はい{笑} T:もう少し詳しくはい I:はい,そうですねきゅうじゅうななねん[97年],の〈はい〉秋,に〈えー〉えーとー,日本に来まして〈はい〉,日本語学校で少し勉強して〈はい〉,それで,えー大学とかゆって[言って]もいいですかあのー,【大学名Gの一部】,【大学名G】のほうに〈はい〉けん研究生として〈えー〉はい入って〈はい〉そこから大学院の博士課程まで,終えました,はい{笑} T:そうですかー I:はい{笑} T:わかりました〈はい〉,であのー私はあの【地名C】っていうのは,その【料理名F】が有名てことは知っているんですが〈えー〉実は行ったことがないんですね〈あーはい〉どんなところかちょっと教えていただける〈{笑}〉と,うれしいんですが I:そーうですね〈はい〉あの西の南,の内陸〈はい〉のほうで〈はい〉,えーとー気候は,まあ,あまり寒くも暑くもないところで〈はい〉,山に囲まれたとこなんですが〈はい〉米と水,がきれいなとあのおいしい〈んふー〉,ところだっていうふうに言われます〈はい〉,あまりひ人の移動がありませんので〈えーえー〉,わりとー伝統文化〈んー〉,があのー,まあ残っているといいますか〈ふんふんふん〉★02★大事にされているところ〈はいはい〉でもあります T:そうですか〈はい〉,でそのさっき〈{咳払い}〉その私【地名C】【料理名F】って言ったんですけど何かその特別〈はい〉,【料理名F】といえば【地名C】というような〈はい〉何か,理由があるんですかその,伝統〈んー〉って,さっきおっしゃいましたけど〈{笑}〉,はい{笑} I:あの【地名C】は〈はい〉【料理名F】だけではなくって〈はいはい失礼しました{笑}〉,いえいえいえあのー実はあの〈はい〉,たべも料理,がとても〈んー〉おいしいところって評判,のあるところなんですが〈ふーん〉えーとー味にうるさいところなんです〈んー〉,それで【地名C】出身っていうふうに言うと「あなたは当然料理ができるのね」って〈んー〉いうふうに{笑}よく,思われたり〈ん〉言われたり聞かれたりします{笑} T:あーそうですか I:はい T:あそういう〈はい〉ところなんですね I:なので特にその〈はい〉【料理名F】,って〈はい〉いっても〈ん〉,あのソウルとかあの都心のほうは【料理名F】,だけ,なん,ですけれども〈はい〉【地名C】のほうは〈はい〉,それはもうほんとうに量が少なくてあとはほかのおかずが多い〈んー〉,おいしいおかずが,一緒についてくる{笑}〈ふーん〉,ところです T:あーそうですか I:はい T:そそれ,中でいろいろ有名〈はいはいはい〉という,ことですか I:そうですはい T:ふーんでみんなす,えー料理がって言われるとおっしゃったんですけど〈{笑}〉その【姓B】さんが{笑},得意な料理って,なんでしょうか I:私が得意料理は〈はい〉,そうですねー{笑},えーとー,食べたことのある料理しか作れないんですけれども{笑} T:えーえー1つじゃあぜひ教えてください〈えー{笑}〉その,詳しく作りかたを{笑}〈えー{笑}〉 I:いやあのー〈はい〉,まあ,もしえーとーあんまりざいりょ[材料]がなくても〈はい〉,作れーるものの1つ〈はい〉,に,あのスープ系〈はい〉,あの,なんとかタンとか〈ふんふんふん〉いいますよね〈はい〉はいえーとスープ〈はい〉,*こういうこおにくー[お肉]とか,でスープ,を作るだしを〈はい〉,とってスープを作って〈はい〉そこにあの野菜とか〈ん〉魚介類とか〈ん〉,を入れて〈ん〉,あのー,体あったまる{笑}〈んー〉,★04★スープを作るっていうのは〈んー〉,あまり材料がなくても〈ん〉,どこへ行っても,まあ作ろうと思えば〈ふんふん〉作れる{笑}〈んー〉,このぐらいでいいですかね{笑}〈あーわかりました{笑}〉,お恥ずかしい{笑} T:あまりさおあのお料理は,お好きでは I:最近あまり〈はい〉いえあまりしないーですね〈あ〉,で人がいると〈はいはい〉作ってあげるときは,楽しんんで作るんですけど〈はい〉,1人のときはあんまり作んないかもしれません T:んんそうですか I:うんはい T:であのー日本にいらして10年です〈はい〉から〈はい〉,もう日本のねだいあの大学院にもいらしたし〈{笑}〉,日本のー若者ともずいぶん接する機会多いですよね I:そうですね T:ねーえーと日本の若者と,韓国の若者で非常に大きく違う点てどういうところですか I:{息を吸う音}んーこれはんー若者,の違いなのかどうかは〈はい〉ちっとわかりませんが〈はい〉,えーと経験したことだけでちっと,ま印象に残っていること〈えー〉を1つ申し上げますと〈はい〉,んーそうですねえーと,仲よくなる期間〈はい〉,ってのがとても,違うなー〈んー〉ていうのは感じます〈んー〉といいますのは〈はい〉,えーと,韓国の人はま一般的に言って〈はい〉,あの,自己開示をしてお話をしてご飯も一緒に食べて〈はい〉一緒にある程度,い〈ん〉,いたりすると〈はい〉,仲よくなったなっていうふうに〈んー〉,お互いに勝手に思ってしまう〈はい〉,ですがあの日本に来て〈ん〉大学院でほんとうにい1日〈ん〉10時間以上一緒にいて〈んー〉ほんとに,大変なことも一緒にやってで1年ぐらいたったあと〈ん〉ほんとに仲いい親友だなーと〈んん〉私だけが思ってたみたいで{笑}〈はいはい〉「1年は短いよね」っていうふうに言われたときはびっくりしました{笑}〈んーんんん〉,ですからもしかすると〈ん〉その仲よくなる〈ん〉,その,やりかたといいますか〈ん〉その,近づくちあ親しくなる〈んん〉,その距離だとか〈んー〉内容だとか〈んー〉ていうのが,違うのかなっていうのはあの大きいことです T:んー,それは,なる時間が短いえーえが★06★時間がかかるのが日本,というだけ〈はい〉ではなくて〈はい〉,そのかかってもやっぱりその濃さは〈濃さははい〉かん,韓国より薄いということですか I:うん薄い薄いと〈はー〉まあのー,最初は,薄いから嫌だっていう気持ちがあったんですけど〈んー〉,今は,薄いのも1つーの方法で〈んー〉濃いのも1つの方法で〈んー〉両方に〈んー〉,あの,よしあしがあるな〈んーんんん〉っていうのはありますけれども〈い〉最初はショックでした T:あそうですか〈はい{笑}〉そうすっと今自己開示がのしかたが違うとおっしゃったんですけど〈はい〉よくや〈え〉まよく言われるステレオタイプかもしれませんが本音と建前は日本人〈はい〉あるっていうような〈はい〉ところにも,起因するんでしょうか I:んー本音と建前は韓国{笑},にもどこにもあると思うんですが〈はい〉,あのーなんていうん,でしょあの,例えば仕事を一緒に〈はい〉何かを一緒にするときの〈ん〉,解決をしていく〈ん〉仕事のしかたーがちょっと違うのかなーと思って〈んーんー〉例えば何かえーと一緒にやるときって,きれーいに分けても〈ん〉お互いにこう助けーてもらわないと〈ん〉進まないところ〈ん〉ってあると思うん〈ん〉ですが〈はい〉,あのそういうときに韓国の人は一般的に言って〈ん〉,まあそんなに線を,きれいに引かなくても〈ん〉じゃあ今度はあたしが,あい今回は〈んんんん〉あたしが助けてあげよう〈んー〉,まあいずれはみたいな〈んー〉感じで〈んんん〉そんなに「ここはあたしのことだった,んだけど今回は助けてあげる」とか〈んー,んんん〉っていうことまで,明確には言わない〈はい〉,だけどその日本に来て〈ん〉初めてこう,びっくりしたところは〈ん〉,「ここまでは私のこと〈ん〉,ここまではあなたのこと〈ん〉,だけど〈ん〉今回はこうだからこうだね」っていうふうに〈んーんんん〉必ず言葉で確認をする〈んー〉,言葉で確認しなければ〈はい〉なんとなく〈ん〉,近いうちにわかってしまう{笑},それをこの線引かれたな〈ん〉,だんだなっていうのが〈んー〉,わかるっていうところで最初はちょっと「えー」,と〈んー〉思うところがありました T:なるほどでそういうような仕事のしかたとか近づきかたの違いが〈はいはい〉やっぱり例えば★08★政治的な問題でも〈ん〉,表現が違うとフリクションというか,摩擦が起こりますよね I:あると思います{笑} T:ですよね I:はいはい T:でそれはあたしは日本はやっぱもう少し変えるべきところもあると思うんですね〈{笑}〉,表現表現のしかたとか〈あー,はい〉主張のしかた〈はいはい〉そのへんついてはどうお考えですか〈いや{笑}〉日本てやっぱり〈んー〉あのー非常に,こう,言わなくてもわかるみたいな〈んーんー〉ところがありますよね I:そうですね T:いかがですか I:んーあのま一言で言いにくいかも〈はいはい〉しれませんが1つは,今おっしゃったその言わなくてもわかる〈ん〉っていうところを〈ん〉,言わなければわからない〈ん〉,っていうふうに私は思うので〈んー〉,あのその,自分のそ言わないっていう方法の言うっていうことをやってると思うんですね〈んー〉,言わないことで表現している〈はい〉んだと思うんですが〈はい〉その表現する方法を言わないだけじゃなくて〈ん〉言うっていうのも1つ選択と〈はい〉して持っていると,あのそれに,慣れない人たちと会ったときには〈んー〉有効に使えるんじゃないかなーというふうに思い,ます T:そうですよねー〈はいはい〉で私もそこが今日本の教育の〈{笑}はい〉,非常に欠けてるところ〈*〉だと思うんですね〈んー〉,あのー自分のことがきちんと伝えられなかったり〈んん〉伝え合えない〈はい〉というところ〈はい〉,たたぶん教育のしかたかなと思うんですけれども10年日本にいらして{笑}〈{笑}〉かなりの部分があのー〈あ〉学校にいらしたわけですけれども〈はい〉,日本の教育のどこを変えたらそのようにあねあの言うという方法〈はいはい〉,を使う,有効性みたいなことが〈はい〉うまく出てくるでしょうか I:んーそうですね〈んん〉どのように変えていけば〈んん〉んーそうですねあの変えるー,ときの前提の1つとして〈はい〉,例えば伝えるこどうして伝えたくなくなるのかなっていうふうに〈んん〉思ったときに〈ん〉,きっとその傷つきたくないとか〈んんんん〉,じ自分が,あの正解は,必ず持っているわけではない〈ん〉,でしょうから〈はいはい〉,あの正解を言わなきゃ〈ん〉いけないんだ〈ん〉っていう〈ん〉その,考えとか〈はい〉,そういうところからまず★10★その解放される必要があるのかなーと思うんですね〈んー〉,だからゆって[言って]相手と,あう相手によって自分の答えの〈ん〉その位置づけなんて変わっていくものだ〈ん〉と思うので〈ん〉まず自分が何を考えて何を大事に考えているか〈んん〉っていうことをはっきりさせること〈んん〉っていうことと,それを出したときに,これはいくらでも変えられる〈ん〉変えていける〈ん〉,でその相手によって〈ん〉,変わっていくことはいいことだ,そそうすると〈ん〉自分は豊かになる〈んふんふん〉,なんか自分を大事にするっていうことを〈んん〉,こう,なんていうのか〈ん〉予防するとか〈ん〉防御するっていうか〈ん〉自己防衛で自分を大事に〈んーんー〉するっていうのも1つあると思うんですが〈んんん〉それ以外にも自分を大事にする方法はあるよって〈んー〉いうことをどこかで,こう気づかせるっていう教育の方法みたいなものがあってもいいのかなーと思い** T:そうですねー〈んん〉ほんとうにそれは〈{笑}〉大事なことだと思うんですけど{笑}〈はい〉,もし〈はい{笑}〉,【姓B】さんが〈はい〉えーその教育をね〈はい〉あのすもい日本でいうと文科省の非常にそういうことーに携わっている人だったら〈はい{笑}〉,なんか抜本的にこう変える,こう,なんでしょ改革みたいなのはどんなことをお考えになりますか I:はー,抜本的に{笑}〈んー〉んーそうですね〈ん〉,日ごろ現場でがんばってる〈はい〉先生たちをもうちょっとその苦労を〈んー〉,こう認めてあげる,というか〈んー〉,その先生たちー〈ん〉自身も〈ん〉たぶんそういう教育受けてーらっしゃらないと,*んなんとなくま勝手に思って〈あはい〉いますけれども〈え〉,でそうするとその〈ん〉,子供は特にこうしろああしろって言わなくても〈えー〉,わたしー[私]に意味のある人が,あの行動をとるのを見て〈ん〉「それはいいことんかもしれない」っていうふうに,まあ〈んー〉,*考えてくれるんじゃないかなと思うんですね〈はいはい〉,だからその先生たちのその〈ほー〉力をつける〈ふんふん〉,で先生たちー〈ん〉自身も〈ん〉大事なことをやっているっていう〈んー〉ことをやっぱり〈んー〉こう認めてあげるような〈んー〉政策の,こう,こ進めかたみたいなものがあってもいいかなーというふうに T:んーなるほど〈はい〉子供をその,学習者,もそうだけれども〈はい〉まずは,えーそれをやあの携わってる〈はい〉,★12★教師のほうの〈はいはい〉ということですね I:はーい T:ほんとに大事なことですよねー〈{笑}んん〉,なるほどであのー,まあえーそうすと留学生として〈はい〉,もうかなりですよねー I:長いですね,はい{笑} T:長いですね〈はい〉10年のうちはかなり〈はい〉ですね〈はい〉,であの最近ね〈はい〉あのーニュースを見ていると,留学生100万人計画とかね〈{笑}〉,ゆって[言って]ますよね〈はい〉まあ〈はい〉あれによっては〈はい〉35万人〈はーい〉あれについてはどうお思いですか I:あー,そうですね〈はい〉,100万人てどんな留学生を想像しているのかなーってやっぱり気にな,るところではあります〈はい〉,その,どういう人たちをどういう目的で〈はい〉あのー,ま人を育てるってあの悪いことではないと思いますが,要は,どういうところに〈はい〉,こう目を向け,ながら〈んー〉その100万人〈んー〉ていう人を〈んー〉こうこう呼びたいっと〈んー〉いうふうに考えているのかな〈んー〉っていうところが〈んん〉やっぱり知りたくなるところーですね T:そうですね〈ん〉私もあれはただね今まで*あの{笑}〈{笑}〉かかけた年数で10倍になったから,また10倍には2025年って〈んー〉なってますけれども,でも一方でそれぐらい入れないと〈ん〉大きな日本っていうのは支えられないんだっていう〈あーそっか〉,ことがありますよね〈んー〉このし少子高齢化で〈はい〉,そういう人に対しては〈はい〉どのように説得なさいますか〈{笑}〉やっぱり必要なんだ I:あーそうですね〈はい〉,あの人,をまあ人がだんだんなくなるっていうことはあのーまけっしていいことではあないと〈はい〉思うので〈はい〉韓国も同じように〈えー〉,でーあのー人を呼ぶんですけど〈はい〉ただ今までの10万人,のとらえかた〈んー〉だとか〈んー〉彼らの生きかた〈はい〉,を〈ん〉こう日本側はどういうふうに見るか〈んー〉っていうのとこれからのじゅ100万人に〈んーんー〉対してはやっぱり変わっていかざるを得ないんじゃない〈んー〉かなと思うんですね〈んー〉,でーあのこの人たら[たち]はもしかすると世界がだいぶ変わってきて〈んん〉こう必ず私は帰っていくで戻るじゃなくて〈ん,ん〉ここに住むかもしれない〈んー〉また別の生きかたを選ぶのかもしれない〈はい〉,★14★でいろんな生きかたが選べるような〈んー〉日本になってほしいし〈んー〉あのここに来てよかったな〈んー〉でここに生きる人たちて,ああたしは知らなかったけど〈んー〉,新しい自分を発見できる〈ん〉人と出会えたなっていう発見が〈ん〉たくさんあるような〈ん〉そのその留学生100万人のそのこう働く場所だったり〈ん〉あの生きる場所だったり〈ん〉接触する場所だったり〈ん〉っていうものを〈ん〉こう考えているのかどうかっていう〈んー〉ところが〈んー〉ま気になるところ,です〈んー〉,はい{笑} T:そうですか I:はい T:そうすっと,【姓B】さんとしては,現状,では〈はい〉どれぐらいの数というのが〈はい〉留学生として〈{笑}〉2025年ていうん場合のね〈はい〉,どうお考えですか I:いやあの T:具体的にははい I:えー〈ん〉,わかりませんあの〈ん〉100万人て言うと,ものすごーい〈んー〉留学生だけ〈はい〉100万人ていうの〈はい〉ものすごくおっきいですよね〈はい〉,あのどうしてそう思ったかっていうと〈はい〉,韓国にいるそのーがいこくー*じんろうどう,しゃ[外国人労働者]のかた〈はい〉の数が〈ん〉ことしで100万人突破したん〈はい〉ですね〈はい〉その100万人〈んー〉っていう頭〈んー〉,定住者なんですよ〈はい〉要するに〈はい〉その人たち〈ん〉対〈ん〉,留学生100万人ていうのは〈んーん〉どうしてなん,いったい何を考えてこの人たちを受け入れたいのかっていう〈んー〉のがとてもふしぎー[不思議]不思議といいますか〈ん〉あの知りたい〈んんんー〉です,でむしろそのその100万人も例えば日本に今住んでいる〈ん〉人たち〈んん〉,のあの数,は,うその人たちーと〈ん〉,その留学生として呼ぶ人たちを〈んん〉違う目的で〈ん〉呼ぶ,の,だとは思いますけれども〈ん〉あのどういう思いで〈ん〉こう来てほしいのかとかあるいはその〈んん〉ここで体験をしてこう世界にまた〈ん〉こう,こうひろがひまあ散らばってもらいたいのか〈んー〉っていうのがやっぱり知りたいところではありますはい T:ていうことはビジョンが見えないということですよね I:★16★うん〈あの100万人けい〉なんかよくわからないです{笑} T:私ももう同感です{笑}はいその点ははい〈はい〉,あのーちょっと話は変わるんですけど〈はい〉趣味はなんですか I:{笑}趣味ですか〈はい〉んー私はえーとー,教会にかよって[通って]おりまして〈はい〉,あのー趣味とい言えるものでもないんですが〈はい〉えーと聖歌隊であの〈んんー〉聖歌を歌っております T:あーそうですかー I:はい T:いいですね〈{笑}〉そこでまたそれでまた日本人とのねまた触れ合いとかもいろいろあるんですか I:あ,あたしーはあの韓国人だけの〈はい〉教会に〈えーえー〉通います〈あーそうですか〉のではいあの週1回〈ん〉ちょっとま違う空気に{笑}触れる〈ふーん〉,しまた〈はい〉あのいろんな交流ができるのでんはい〈えーえーそうですかー〉はい T:であのーまあお忙しいでしょうけどときにはあのー本を読んだりとかテレビを見たりいろいろ小説とか あーそうですね〈はい〉んーそうですねー,あのほ本は{笑},恥ずかしいんですけど〈えー〉,最近,最近読む本とかですか T:えーえー I:んー最近読む本は〈はい〉,あのー経営に関する本を{笑}読んでいます T:おーそういうのが多いんですねそうですかー{笑}で I:はい〈はい〉はい T:時間があるときじゃテレビとかもごらんになった I:あはい見ます見ます〈そうですかじゃ*〉はい映画も見ますしはい T:そうですかじゃあその最近ものすごく感動でーあった映画をお1つ,教えて〈映画ですか〉えーいただけますか I:あんまり感動はしませんでしたが〈えーえー,えー〉,あのー,最近見た映画〈えー〉はあのー『幸せのレシピ』〈はー〉,え* T:ちょっとそのストーリーを教えてください〈{笑}〉はい I:えっとですね〈はい〉んー仕事一筋の〈ん〉あの料理人〈はい〉,の女の人,だけど,かなりけっこうあの年でしょうねきっと,で彼女は,その人と触れ合ううことはとても苦手で〈ん,ん〉だけど自分の〈ん〉あのー仕事に関してはもうプロ〈ふーん〉,でひっと[人]とどうあのうまくやっていくかっていうふうなものゼロ,なんですね{笑}〈んん〉★18★うまくできない〈んー〉,でその中でその,彼女のお姉さんのその子供,を預かること〈ん〉になって〈ん〉,で彼女〈ん〉,と一緒に触れ合う中で〈ん〉,こう人間関係とか〈ん〉あのー生身の人と触れ合うっていうのは〈ん〉どういうことなのかなー〈ん〉っていうことにあ〈ん〉こう心揺さぶられ〈んー〉またあの彼女その子供,をきっかけにまたそのおんなじ職場の,男の人ともあの違う人間関係が〈んー〉こう持てるようになり〈んん〉で結局,*ま一緒になるんですけど〈んん〉{咳払い},おもしろかったのは〈んー〉彼女はそカウン心理カウンセラーと一緒にいつもこう話すっていう〈ん〉ところがそあの自分の〈ん〉心理をあらわす〈ん〉場面だったりするんですけど,えーとそこで〈ん〉よく言うのは〈ん〉「いったいどういうふうにやっていけば正解なの」っていうことを〈んー〉*ひたすら言うんですけど,でそこでそのカウンセラーが〈ん〉最後にゆった[言った]〈ん〉言葉が〈ん〉「自分のレシピーでいいんじゃないの」,って〈ほー〉いうふうに言うんですね T:いいんですねー I:はいそれ*あ自分のレシピでいいんだって思って{笑}〈んー〉おもしろかったですそのフレーズが〈ふーん〉,はいちょっとこう重い*なんていうの記憶に残るフレーズでした〈んーんー〉 T:いいですねー〈{笑}〉,なかなか,ねーそのー今ねおっしゃった人間関係,がうまくいかない,で悩んでいる人が〈んん〉すごく日本には多いんですよねそんなふうにお感じなりませんか I:{笑}自分でもそうなんですけど T:いえそう{笑}そうですかもう【姓B】さんだれとでも〈{笑}〉うまくなさってるようだけど{笑}〈あー〉でーはい I:そそうですねー〈んー〉,あんまりサンプルがないのでまテレビとか〈んーんー〉よく見て〈はい〉いたりするとそうですねかぞくー[家族]〈んーんー〉とかともだちー[友達]同士とかっていうのがうまくいかない〈んー〉っていうのはよく耳にしますね T:そうですよね〈はい〉であのー,例えば今ニートなんてのありますよね〈{笑}〉もう何もしないっていう〈はい〉やっぱりそのへんも〈ん〉もう自分の世界にもう〈ん〉★20★こもっていたい〈ん〉っていうようなところ〈ん〉がありますよね〈ん〉なぜ今日本でそういう人たちが増えてきているんだと思いになりますか I:んーそうですね,ま,あの,大きく言ってしまえば〈はい〉,あえ大きく言わなくてもいいのかな〈ん〉よあの,そのニートになったりするその若い子たちー〈ん〉の視点から見れば〈はい〉自分が,がんばれば何になれるのかなとか〈ん〉この先〈ん〉なにー[何]がおもしろいことがあるのかなー〈ん〉っていうのが〈ん〉,見えない〈ん〉んじゃないかな見えてない〈ん〉んじゃないかな,でそういうものって〈ん〉どうやってこうこう〈ん〉見えたり〈ん〉するのかなと思うと親だったり周りの〈ん〉大人だったり〈ん〉,があーあの人みたい〈ん〉になりたいとか〈んー〉あこーれおもしろそうだな〈んー〉っていうサンプルがあのーやっぱり,まああるといいなーっていうのがあるんですけれども〈んー〉きっと,「じぶんー[自分]で考えていいよー」とかあのー「何でもいいよ」っていう〈んー〉ふうな言いかたなんじゃないかなと思うんですけど〈んー〉「何でもいいよ」の中で何かを選んだときに〈ん〉「それはどうして」っていう〈んー〉その追求していく〈ん〉,対話だとかこう人と触れ合った「この人は私と違う」みたいな〈んー〉そういう体験が若いときにあの少ないんじゃないかなーと思いますね〈んー〉1人になったり〈んー〉,あのーゲームの時間に{笑}入ってしまったり〈んーふんふん〉要はそのぶつかって傷ついて〈ん〉悩んで〈ん〉そして,「よしこれではだめなん,だ」っていうことの〈ん〉その気づきの連続〈んー〉っていうものがたぶんその少ない,んじゃないかなっと思うんですね〈んー〉1番最初にゆった[言った]その傷つきたくないっていうのを〈んんん〉常に表現じゃなくて〈ん〉,こううちにこもってしまうことでは解消して〈ん〉しまんじゃないかなっていうところもまあ〈なるほど〉あるような気がしましたはい T:最初におっしゃったね〈はいはい〉その傷つき傷つきたくない日本人{笑}っていう〈んん〉ところが〈んん〉やっぱりその日本の社会をこうなんていうんでしょうね〈はい〉エネルギーが〈はい〉なくなっていくような〈はい〉ことにつながるん〈ん〉ですかね I:あたし自身が〈はい〉日本に来てあたぶんまあふ,振り子がこうやって★22★こう揺れ動いている〈んーんん〉と思うんですが1番最初に来て,自分はどうしてこんなに元気がなくなっていくんだろうと思ったときに〈{息を吸う音}ははい〉表現ままあ日本語が足りなくて表現のしかたが見つからなかったっていうのも1つあるんですけど〈んん〉それプラス〈ん〉,表現してはあまりよろしくないっていう文化にものすごくこう〈はー〉圧倒されましたね〈なるほどね〉,はい T:じゃそれを{笑}〈{笑}〉変えるにはすごく残念なことなんですね日本人としてもね〈ん〉な何が1番,そのいいあれでしょうねもっと傷ついて元気になろうよっていうするにはどうしたらいいと思いになりますか I:んーそうですね〈はい〉もうあ T:アドバイスを I:アドバイス,*でしょうかんー,まずなんていうのかなえーと,例えばすあある社会的な立場で出会った人だち[たち]で〈はい〉あっても〈はい〉それは自分たちが作りえ作ったもの,にすぎなくって〈はい〉その社会的なころも[衣]をこう取ってしまえば〈ん〉1人人間と人間の出会いだと思うんですね〈はい〉だからどこかでつながるところが絶対にあると思うんです〈んーんん〉でそういう眼鏡をちょっとこうやっぱりはずして〈んー〉こうあなたと私の中で〈んん〉どういうその接点があるのかなっていうことを〈んー〉こう見つけようとする訓練なり〈んー〉視点なり〈んんん〉というのをやっぱりもっと強くこう伝えていくまあ教育のたぢば[立場]からしかあんまりこ〈んん〉考えられないんですけれども〈んー〉ま人間関係の中でも〈んー〉,あのそういう努力は〈んー〉必要かなーというふうに私自身も含めて〈んー〉そう思いますはい T:なるほどはいわかりましたちょっとここから〈はい〉ロールプレイを〈はい〉したいんですが〈はい〉えー,【姓B】さんその大学時代なんかに〈はい〉まあいろいろ研究会とかに入ってらっしゃいましたよね I:{笑}はい T:でえーそのサークルで〈はい〉あのー,ある大学の学長,といいます〈{笑}〉で女性のまあ〈はい〉そのかな彼女に,女性の生きかたのようなね〈はい〉ことについて講演をしてもらうということでえーまあ【姓A】学長に〈はい〉頼みに来ていただきたいんですね〈はいはいはい〉,初めて会う〈はい〉あのえー〈はい〉【姓A】学長ですはいはいどうぞえー,★24★いらっしゃるところからどうぞえはい,はいどうぞー I:あ,あ失礼しまーす,あどうもはじめまして〈あはい〉えーとー,【大学名G】の大学院生の【姓名B】と申します T:あ,あのお待ちしてました〈{笑}〉はーいはい I:えーとーこのたびは〈はい〉えーとーご講演〈はい〉,に来ていただけるということであのー大変えーとありがたく思っておりますえーとー,あの,ただちょっとあのーお忙しい〈はい〉ようですので{笑}〈えーえーえー〉えーとー,ぜひえーあのわたくしー〈はい〉どもが〈えーえー〉えーと考えている〈はい〉その日にちーですとか場所っていうものを〈はい〉もう少し詳しく〈そうですね〉申し上げたうえで〈はいはい〉えーとー〈はい〉先生の〈え〉えーとお話を〈はい〉ぜひあのー,こういただきたく〈はい〉,お思いますが〈はい〉あのえとどういったおはなしー[お話]〈え〉をあのしていただけるかっていう〈んんん〉ことで少し伺いたいんですが T:はいえーとあのー,*あの講演のね依頼は聞いて〈はい〉ましたけれども〈はい〉えーどのようなことを逆にあのお望みですか I:あー〈はい〉そうですねえーとー,あの【大学名G】は〈はい〉あの名前のとおりあのー,女性ん女の,えーと院生なり学生がたくさん,あの勉強しております〈はいはい〉で彼女たちーの中にはえーと子供を産んだりまたあの*結婚しないであの生きていったり〈んん〉いろんな生きかたをしている人があのたくさん一緒に在学しております〈はいはい〉で日ごろ〈んん〉悩んだり〈んん〉しておりますが〈はい〉ぜひえーとーあのー〈んー〉女性の生きかた〈んー〉21世紀の女性の〈おーほー〉生きかた{笑}〈はーいえーえー〉,であのー悩んでいる若い〈はい〉あのーわたくしたちに〈えーえー〉何かあの〈はい〉1つえーと,まああの光になるような〈はいあー〉お話をえーといただけたら〈ふんふん〉というふうに思っております T:じゃああのわりにエピソードをまじ*え[交え]ながら〈はー〉えーとお話していけばいいですね〈はー〉どう生きてきたかみたいなところから I:あそうですね〈え〉★26★あの〈はい〉実体験,の〈はい〉お話,と〈んん〉またそこからあの1人1人に〈ん〉あの「あ私もこういうふうにやっていこう」〈んーんん〉っていうふうに勇気,を与えていただけるような〈んん〉お話がいただけると大変ありがたく思います T:わかりました〈はい〉それじゃもうぜひやらせていただこうと〈あはい〉思いますので〈はい〉日程調整をまたのちほど〈はい〉はい〈はい〉したいと思います I:はいどうもありがどうございす[ございます] T:はいきょうはまあの,わざわざありがとうございました I:はい〈はーい〉よろしくお願いしますー,失礼しまーす T:じゃあこれであのーえー依頼に来たというのは終わりまして〈はい〉今度は,あのーゼミ仲間というか研究会〈はい〉仲間〈はい〉に戻って〈はい〉えー私は【姓A】さんという〈はい〉日本人のお友達〈はい〉です〈はい〉でえに伝えてくださいね〈はいん〉今のね〈はいはい〉えーいいでしょうか I:はいはい T:えー同じ名前だとあれですね〈{笑}〉懐かしいお友達だれですか I:{笑}【姓H】さん T:【姓H】さんじゃああたし【姓H】さんですね〈はいはい〉ていうことで,えー,【名B?の言い間違い】,【姓B】さん〈はいはい〉えーとそ行ってくれたんだってなんか I:はいはいうん T:んんんどうだった〈あの〉その【姓A】学長って I:いやあなんか〈んん〉あのうわさではさー〈ん〉すごくあの話しにくいってうわさはあったんだけどー T:んーそうそうそう〈でも〉怖いんじゃない I:うーいやでもねー〈んん〉意外とねー〈んー〉すごく話を聞いてくださる気さくなかただったよ T:あほんとに〈うん〉それでその講演のほうはどうだったのよ I:講演は〈ん〉そうだね詳しい日程は〈ん〉あとであのー事務的なれんらくー[連絡]〈んん〉であの〈ん〉お話聞いていただけることに〈ん〉なって〈ん〉でないようー[内容]を〈ん〉,私たちってゆった[言った]じゃない〈ん〉あのわたあの女の人としてどうやって生きて〈んんん〉いくかみたいな話で〈そうそうそう〉どこかで聞けないかっていう〈んー〉話したじゃない〈ん〉でその話を少ししたら〈んー〉えーと先生の今までの〈んー〉えーと生きかた〈ん〉女性として生きかたみたいな〈んー〉エピソードを〈ん〉こう,お話し,してくださるっていうことになったのよ T:ほんと〈{笑}〉いいね〈そそう〉そういうのねー〈そうそう〉ありがとさすが【姓B】さんだね I:{笑}いやいやいや T:どうもありがとうじゃ一緒にお昼行こうか I:あっそうだね〈んん〉行こ T:ありがとう〈はーい〉じゃあねー〈はーい〉じゃあ一緒に行こう〈はーい〉ん,はいじゃこれでロールプレイを終わります{笑}〈{笑}〉 I:緊張しますね T:そうですか I:ははい T:えーっときょうはこれからどうなさいますか I:えきょうですで[ね]〈うん〉,あーえーと,★28★あとともだちー[友達]と会うことに,なっているんですが{笑} T:はーそうですか I:はいはい T:きょうねせっかくのお休みでお天気もいいし〈{笑}〉{笑},何かほかにしたいこともあったかもしれませんけれども{笑} I:いいえあのー〈はい〉はいえーと,友達あの〈えー〉ちょっと落ち込んでいる友達のところで{笑} T:あ,で慰めに I:そうですね〈ん〉まあその慰めながら〈ん〉私も逆に〈んーんー〉元気をもらおうかなと思って{笑} T:【姓B】さんはきっとあんまり落ち込むことがない〈ええーもう{笑}〉いつも明るく{笑} I:ほんとうは落ち込んでいるんですけど{笑} T:そうですか{笑}〈はい〉きょうはほんとうにありがとうございました I:はいこちらこそはいありがとうございました T:どうもありがとうございました