＜出典＞６１１　　　国定読本　６期１－１
＜Ｐ－００２ ＞
もくろく　　＃
一　　みんな　いい　こ………四　　＃
二　　なのはな………六　　＃
三　　むすんで　ひらいて………八　　＃
四　　たまいれ………九　　＃
五　　かくれんぼ………十二　　＃
六　　もちもの………十四　　＃
七　　よみかき………十五　　＃
八　　あさの　こくばん………十七　　＃
＜Ｐ－００３＞
九　　ゆうやけ　こやけ………十八　　＃
十　　ゆうぎ………二十一　　＃
十一　　あいさつ………二十四　　＃
十二　　人の　かお………二十七　　＃
十三　　手と　足………二十九　　＃
十四　　ひとつの　ことばから………三十一　　＃
十五　　なって　みたい　もの………三十四　　＃
十六　　だんだん　くわしく　なる………三十七　　＃
十七　　山の　つつじ………四十　　＃
十八　　お月さんの　くに………四十三　　＃
＜Ｐ－００４＞
一　　みんな　いい　こ　　＃
おはなを　かざる、　　＃
みんな　いい　こ。　　＃
＜Ｐ－００５＞
きれいな　ことば、　　＃
みんな　いい　こ。　　＃
なかよし　こよし、　　＃
みんな　いい　こ。　　＃
＜Ｐ－００６＞
二　　なのはな　　＃
なのはな、　　＃
なのはな、　　＃
まつの　き。　　＃
なのはな、　　＃
なのはな、　　＃
しろい　くも。　　＃
＜Ｐ－００７＞
なのはな、　　＃
「おはよう。」　　＃
「おはよう。」　　＃
なのはな、　　＃
なのはな、　　＃
なのはな。　　＃
＜Ｐ－００８＞
三　　むすんで　ひらいて　　＃
むすんで、　　＃
ひらいて、　　＃
てを　うって、　　＃
むすんで、　　＃
また　ひらいて、　　＃
てを　うって、　　＃
その　てを　うえに。　　＃
＜Ｐ－００９＞
四　　たまいれ　　＃
しろい　たま、　　＃
あかい　たま、　　＃
しろい　たま。　　＃
あかい　たま、　　＃
あかい　たま、　　＃
しろい　たま。　　＃
「はいった。」　　＃
＜Ｐ－０１０＞
「はいった。」　　＃
しろい　たま。　　＃
「はいった。」　　＃
「はいった。」　　＃
あかい　たま。　　＃
「かごに　はいった　たま＃
を　かぞえましょう。＃
さきに、しろい　たまを　＃
＜Ｐ－０１１＞
かぞえましょう。」＃
「ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ、いつつ、むっつ、な＃
なつ、やっつ、ここのつ、とお、十一、十二、十三、十＃
四。」＃
「こんどは、あかい　たまを　かぞえましょう。」＃
「ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ、いつつ、むっつ、な＃
なつ、やっつ、ここのつ、とお、十一、十二、十三、十＃
四。」＃
「おや、どちらも　おなじでしたね。＃
もう　一ど　やりましょう。」　　＃
＜Ｐ－０１２＞
五　　かくれんぼ　　＃
かくれんぼ　する　もの、　　＃
よっといで。　　＃
じゃんけんぽんよ、　　＃
あいこでしょ。　　＃
もう　いいかい。　　＃
＜Ｐ－０１３＞
まあだだよ。　　＃
もう　いいかい。　　＃
まあだだよ。　　＃
もう　いいかい。　　＃
もう　いいよ。　　＃
＜Ｐ－０１４＞
六　　もちもの　　＃
わたくしの　もちもの。＃
ほん　一さつ、＃
ちょうめん　二さつ、＃
いろがみ　五まい、＃
くれよん　ひとはこ、＃
ふでいれ　ひとつ、＃
えんぴつ　三ぼん、＃
けしごむ　ひとつ。　　＃
＜Ｐ－０１５＞
七　　よみかき　　＃
じを　よむ　ときには、＃
くちを　つかいます。＃
めも　つかいます。＃
いきも　つかいます。＃
こころも　つかいます。＃
＜Ｐ－０１６＞
じを　かく　ときには、＃
てを　つかいます。＃
えんぴつも　つかいます。＃
かみも　つかいます。＃
まだ　あります。＃
なんでしょう。　　＃
＜Ｐ－０１７＞
八　　あさの　こくばん　　＃
あさの　こくばん　きれいだな。＃
まどの　きの　はが　うごいてる。＃
きょうは、＃
どんな　えが　かかれるでしょう。＃
どんな　じが　かかれるでしょう。＃
だれが　かくでしょう。＃
だれが　よむでしょう。＃
せみが　どこかで　なきだした。　　＃
＜Ｐ－０１８＞
九　　ゆうやけ　こやけ　　＃
ゆうやけ　こやけ。　　＃
あした　　＃
てんきに　なあれ。　　＃
うさぎ、うさぎ、　　＃
なに　みて　はねる。　　＃
＜Ｐ－０１９＞
十五や　おつきさま　　＃
みて　はねる。　　＃
ひらいた、ひらいた。　　＃
なんの　はな　ひらいた。　　＃
れんげの　はな　ひらいた。　　＃
ひらいたと　おもったら、　　＃
みる　まに　つぼんだ。　　＃
＜Ｐ－０２０＞
つぼんだ、つぼんだ。　　＃
なんの　はな　つぼんだ。　　＃
れんげの　はな　つぼんだ。　　＃
つぼんだと　おもったら、　　＃
みる　まに　ひらいた。　　＃
＜Ｐ－０２１＞
十　　ゆうぎ　　＃
「おてて　つないで、　　＃
のみちを　いけば、　　＃
みんな　かわいい　　＃
ことりに　なって、　　＃
うたを　うたえば、　　＃
くつが　なる。　　＃
――」　　＃
＜Ｐ－０２２＞
いま、「おてて　つないで」の　うたを　うたいました。＃
それから、この　うたの　ゆうぎを、みんなが　かって＃
に　かんがえて　おどりました。＃
わたくしは、「おてて　つな＃
いで」の　ところで、おともだ＃
ちと　てを　つなぎました。＃
「のみちを　いけば」の　とこ＃
ろは、げんき　よく　あるき＃
＜Ｐ－０２３＞
ました。＃
「みんな　かわいい　ことりに　なって」の　ところは　こ＃
まりました。そこで、りょうてを　はねのように　うごか＃
しました。＃
「うたを　うたえば」では、くちに　てを　あてて、らっぱ＃
のように　しました。＃
「くつが　なる」では、あしぶ＃
みを　しました。＃
「はれた　おそらに　くつが　＃
なる」では、てを　うえに　さ＃
＜Ｐ－０２４＞
しあげました。＃
二ばんの　「はねて　おどれ＃
ば」の　ところは、ぴょん　ぴ＃
ょん　とびました。ここが　＃
一ばん　おもしろかったと　＃
おもいます。　　＃
十一　　あいさつ　　＃
「こんにちは。」＃
＜Ｐ－０２５＞
「こんにちは。」＃
たねまき　する　人、＃
いえを　たてる　人、＃
さかなを　とる　人、＃
きしゃを　はしらせる　人。＃
「こんばんは。」＃
「こんばんは。」＃
一ばんぼし　みつけた。＃
＜Ｐ－０２６＞
二ばんぼし　みつけた。＃
こもりうたが　きこえます。＃
「おやすみなさい。」＃
「おやすみなさい。」＃
ことりも　ねむりました。＃
らじおも　ねむりました。＃
くさも　きも　ねむりました。　　＃
＜Ｐ－０２７＞
十二　　人の　かお　　＃
目は　ふたつ、＃
みみも　ふたつ。＃
口は　ひとつ、＃
はなも　ひとつ。＃
だれも　だれも　＃
おなじ　かお、＃
だれも　だれも　ちがった　かお。＃
＜Ｐ－０２８＞
ひとつの　かおが、＃
わらったり、＃
ないたり、＃
おこったり、＃
よろこんだり、＃
かんがえたり、＃
いろいろに　かわります。＃
「けさ、あなたは、その　目で　なにを　みましたか。」＃
「きのう、その　みみで　なにを　ききましたか。」　　＃
＜Ｐ－０２９＞
十三　　手と　足　　＃
手は　二ほん、＃
みぎ　ひだり。＃
足も　二ほん、＃
ひだり　みぎ。＃
手と　なかの　いい　こ＃
とば。＃
＜Ｐ－０３０＞
もつ、にぎる、なげる。＃
まだ　あります。＃
足と　なかの　いい　こ＃
とば。＃
たつ、あるく、はしる。＃
ほかに　ありませんか。＃
この　手で、なにを　も＃
ったでしょう。＃
＜Ｐ－０３１＞
この　手で、なにを　もつ＃
でしょう。＃
この　足で、どこへ　いっ＃
たでしょう。＃
この　足で、どこへ　いく＃
でしょう。　　＃
十四　　ひとつの　ことばから　　＃
お日さまと　いう　ひとつの　ことばから、＃
＜Ｐ－０３２＞
おもいだした　ことばを、つぎつぎと　かいて　みました。＃
ただおさんの　かいた　ことば。＃
お日さま――おつきさま――おほしさま―＃
―くも――かぜ――あめ――ゆき――きた＃
――みなみ――にし――ひがし――　＃
みちこさんの　かいた　ことば。＃
お日さま――おかあさん――かがみ――＃
くし――手ぬぐい――ふきん――おへや――＃
＜Ｐ－０３３＞
――なか――そと――　＃
まことさんの　かいた　ことば。＃
お日さま――にじ――あか――あお――＃
きいろ――まる――四かく――三かく――　＃
よしこさんの　かいた　ことば。＃
お日さま――はな――ことり――とぶ――＃
なく――とまる――かくれる――　　＃
＜Ｐ－０３４＞
十五　　なって　みたい　もの　　＃
「なににでも　なる　ことが　できるなら、ただおさんは、＃
なにに　なって　みたいと　おもいますか。」＃
「かぜに　なります。」＃
「なぜ、かぜに　なりたいと　お＃
もいますか。」＃
「かぜに　なって、どこでも　ど＃
んどん　ふきまわって　みたい＃
のです。」＃
＜Ｐ－０３５＞
「みちこさんは　なにに　なりますか。」＃
「わたくしは　はなに　なります。」＃
「その　わけは。」＃
「きれいな　はなに　なって、お＃
へやを　かざりたいからです。」＃
「まことさんは。」＃
「うみに　なります。」＃
「どうして。」＃
＜Ｐ－０３６＞
「うみに　なって、せかいじゅうの　おふねを　うかべた＃
いからです。」＃
「よしこさんは。」＃
「ことりに　なります。」＃
「それは　なぜですか。」＃
「たかい　木に　とまって、＃
うたを　うたいたいから＃
です。」　　＃
＜Ｐ－０３７＞
十六　　だんだん　くわしく　なる　　＃
かぜが　ふきます。＃
かぜが　そよそよと　ふきます。＃
あさかぜが、そよそよと　のはらを　ふき＃
ます。＃
川が　ながれて　います。＃
川が、さらさらと　ながれて　います。＃
ちいさな　川が、うちの　まえを　さらさ＃
＜Ｐ－０３８＞
らと　ながれて　います。＃
いぬが　はしって　きます。＃
しろい　いぬが　はしって　き＃
ます。＃
しろい　こいぬが、むこうから　＃
ころげるように　はしって　きます。＃
あさがおの　はなが　さきました。＃
あさがおの　はなが　いつつ　さきました。＃
＜Ｐ－０３９＞
うすももいろの　あさがおの　はなが、いつつ　かきね＃
に　さきました。＃
ゆめを　みました。＃
ゆうべ、おもしろい　ゆめを　みました。＃
ゆうべ、おとうさんと　きしゃに　のって、お月さんの　＃
ところへ　いった　ゆめを　みました。　　＃
＜Ｐ－０４０＞
十七　　山の　つつじ　　＃
山の　つつじが　さいた。＃
まっかな　つつじが　いっぱい。＃
かっこうが　ないてる。＃
「かっこう。」＃
「かっこう。」＃
つつじから　ないてる。＃
「かっこう。」＃
「かっこう。」＃
＜Ｐ－０４１＞
ほたる。＃
うちの　なかで　はなした。＃
でんとうの　したを、＃
くろく　すうっと　とんだ。＃
はしらの　かげで、＃
ぴかり、＃
ぴかり、＃
ひかった。＃
＜Ｐ－０４２＞
せんせいの　目の　なかに、＃
わたしが　いますよ。＃
みんなも　うごいて　いますよ。＃
木も　はえて　いますよ。＃
せんせいの　目の　なか、＃
ひろいな。　　＃
＜Ｐ－０４３＞
十八　　お月さんの　＃
くに　　＃
（一）　　＃
よなかに　目を　あけると、＃
おとうさんが　そばに　たっ＃
て　いました。＃
「さあ、お月さんの　くにへ　＃
いくんだよ。いそいで　で＃
かけよう。」＃
＜Ｐ－０４４＞
「おかあさんは。」＃
と　ききますと、どこかで、＃
「たろうさん、わたし　おるすいよ。ふたりで　いって　＃
いらっしゃい。」＃
と　いう　こえが　しました。　　＃
（二）　　＃
ふたりは　いそいで　えきに　いきました。＃
「お月さんの　くにへ　おいでの　かたは、こちらへ　お＃
ならびください。」＃
かくせいきが　よんで　います。＃
＜Ｐ－０４５＞
「けんさが　あるようですね。」＃
「もちものを　しらべるのだ＃
よ。」＃
こんな　こえが　きこえま＃
す。＃
だんだん　わたくしたちの　＃
ばんが　ちかづきました。＃
へやの　なかでは、しろい　＃
きものを　きた　おんなの　人たちが、ながい　みみを　＃
ふりふり、もちものを　しらべています。＃
＜Ｐ－０４６＞
かたなだの、てっぽうだの、あぶない　ものは　みんな　＃
とりあげられて　しまいました。　　＃
（三）　　＃
わたくしたちの　ばんが　きました。＃
かばんを　あけて　なかを　みせますと、＃
「いいですよ。さあ、あちらの　へやへ　いらっしゃい。」＃
おんなの　人が　やさしく　いいました。＃
つぎの　へやで、こしを　かけて　まって　いますと、＃
おおきな　むしめがねを　もった　おじいさんが、やっぱ＃
り　ながい　みみを　ふりふり、わたくしたちを　よびま＃
＜Ｐ－０４７＞
した。＃
おじいさんは、わたくしを　＃
むしめがねで　のぞいて　み＃
ながら　いいました。＃
「これは　いい　おこさんだ。＃
げんきな　いい　おこさん＃
だ。」＃
そう　いって、おとうさん＃
の　もって　いた　四かくな　＃
かみに、まるい　おおきな　＃
＜Ｐ－０４８＞
はんを　おして　くれました。　　＃
（四）　　＃
きしゃが　きました。＃
かくせいきの　こえが、また　ひびきました。＃
「きしゃは　すいて　います。ごじゅんに　ゆっくり　お＃
のりください。」＃
おとうさんは、うしろの　おきゃくさんの　にもつを　＃
もって　あげました。わたくしは、おばあさんの　手を　＃
とって　あげました。＃
よにんが　むきあって、なかよく　こしを　かけました。＃
＜Ｐ－０４９＞
へやには、きれいな　はな＃
が　かざって　ありました。＃
ぴいいっと、しゃしょうさ＃
んが　ふえを　ふきました。＃
きしゃは　すぐ　はっしゃ＃
しました。　　＃
（五）　　＃
きが　ついて　みると、さ＃
っきの　人たちも、しゃしょ＃
うさんたちも、ぼーいさんた＃
＜Ｐ－０５０＞
ちも、みんな　ながい　みみの　ある、あかい　目の　う＃
さぎさんでした。＃
「なんだ、みんな　うさぎさんじ＃
ゃ　ないか。」＃
「やっと　きが　ついたの。お月＃
さんの　くにの　きしゃだもの。」＃
おとうさんも　おきゃくさんも、＃
みんな　わらいました。＃
しゃしょうさんが　まわって　＃
きて　いいました。＃
＜Ｐ－０５１＞
「きしゃは、まもなく　くも＃
の　とんねるに　はいりま＃
す。みなさん、どうか　ゆ＃
っくり　おやすみください。」＃
「さあ　ねましょう。」＃
よにんは　もたれあって、＃
ぐうぐうと　ねて　しまいま＃
した。　　＃
（六）　　＃
すずしい　かぜが　ふきこ＃
＜Ｐ－０５２＞
んで　きたので、目が　さめました。＃
もう　あさでした。＃
おおきな　川が　ながれて　いました。＃
「これは　なんと　いう　川だろう。」＃
ひとりごとを　いうと、となりの　おじさんが、＃
「これは　あまの川ですよ。そら、ところどころに、おお＃
きな　ほしが　ひかって　いるでしょう。」＃
おとうさんも　目を　あけました。＃
「かわらの　すなは、みんな　ちいさな　ほしみたいです＃
ね。」＃
＜Ｐ－０５３＞
「あれは、みんな　だいやもんどですよ。」＃
「ひとつ　ひろって　いって　おかあさんの　おみやげに　＃
したいな。」＃
と、わたくしが　いった　とき、しゃしょうさんが　きま＃
した。　　＃
（七）　　＃
「あれは　ふしぎな　だいやもんどですよ。しんせつな　＃
いい　人が　ひろうと、だいやもんどですが、いじの　＃
わるい　けんかずきの　人が　ひろうと、ただの　いし＃
ころに　なって　しまいます。」＃
＜Ｐ－０５４＞
「しゃしょうさんは、ひろった　ことが　ありますか。」＃
「ええ、いくども　ひろいました。この　お月さんの　く＃
にでは、一ねんに　一ど　たまひろいに　この　かわら＃
に　きます。そうして、たまが　ひろえたら、お月さん＃
の　くにの　なかまに　いれて　もらえます。」＃
「ふうん。」＃
「たまが　ひろえなかったら、どう　なりますか。」＃
おとうさんが　ききました。＃
「そんな　ときには、はなれぼしに　ある　がっこうに　＃
はいって、べんきょうして　くるのです。そうして、つ＃
＜Ｐ－０５５＞
ぎの　としの　たまひろい＃
で、きれいな　たまが　ひ＃
ろえたら、また　お月さん＃
の　くにへ　いれて　もら＃
えます。」＃
「あなたは　その　たまを　＃
もって　いますか。」＃
「ここに　もって　います。」＃
と　いって、ぽけっとから　＃
うずらの　たまごほど　ある　＃
＜Ｐ－０５６＞
だいやもんどを　ひとつ　と＃
りだして、わたくしに　みせ＃
ました。　　＃
（八）　　＃
おべんとうを　たべて、ち＃
ょっと　うとうと　すると、＃
きしゃは　もう　ついて　い＃
ました。まどの　ところに、＃
みおぼえの　ある　かおが、＃
たくさん　ならんで　いまし＃
＜Ｐ－０５７＞
た。＃
しろちゃん、はねちゃん、ぴょんちゃん、まきげちゃん、＃
みんな　わたくしの　うちに　いた　きょうだいです。＃
きしゃから　かけおりて、手を　とりあいました。＃
「たろうさん、よく　いらっしゃいました。」＃
「みんな　げんきで　うれしいな。」　　＃
（九）　　＃
「やっぱり　おみみ　なおらないのね。」＃
わたくしは、かたほう　だらりと　さがった　しろちゃ＃
んの　みみを　みて　ききました。＃
＜Ｐ－０５８＞
「ありがとう　ございます。＃
あの　とき、たろうさんが　＃
くろいぬを　おって　くだ＃
さらなかったら、どう　な＃
って　いたか　わかりませ＃
ん。あなたは　いのちの　＃
おんじんです。」＃
と　いって、おれいを　いい＃
ました。＃
それから、そろって　しろ＃
＜Ｐ－０５９＞
ちゃんの　うちへ　いきまし＃
た。＃
しろちゃんの　うちは、つ＃
きみそうの　さいて　いる　＃
おはなばたけの　なかに　あ＃
りました。＃
おじいさんも、おばあさん＃
も、きょうだいも、みんな　＃
よろこんで、めいぶつの　お＃
だんごや、おもちを、ごちそ＃
＜Ｐ－０６０＞
うして　くれました。　　＃
（十）　　＃
「あなたの　おうちに　おいて　いただいた　おかげで、＃
しろちゃんは、げんきな　こに　なりました。ぴょんち＃
ゃんも、きれいずきな　いい　こに　なりました。はね＃
ちゃんも、ものを　はっきり　いう　いい　こに　なり＃
ました。まきげちゃんも、おともだちと　なかの　いい、＃
やさしい　こに　なりました。おかげさまです。」＃
と、おじいさんは　おれいを　いいました。＃
「それでは、みんな、あまの川で　だいやもんどを　ひろ＃
＜Ｐ－０６１＞
って　きたのですね。」＃
「たろうさん、よく　ごぞんじですね。ここに　いる　も＃
のは、みんな、たまを　ひろった　なかまですよ。」＃
おじいさんが　こう　いうと、しろちゃんは　ふくろか＃
ら　だいやもんどを　とりだして、＃
「これを　たろうさんに　さしあげます。どうぞ　おかあ＃
さんの　おみやげに　して　ください。」＃
と　いいました。＃
「でも、わたくしが　もったら、ただの　いしころに　な＃
って　しまわないかしら。」＃
＜Ｐ－０６２＞
「どうして、たろうさん。あなたも、おとうさんも、おか＃
あさんも、みんな　いい　人ですもの。どなたが　おも＃
ちに　なっても、たまは　やっぱり　たまですよ。」＃
と　いって、わたくしの　手に　たまを　おしつけました。　　＃
（十一）　　＃
よるに　なると、おどりが　はじまりました。きゅうに　＃
あたりが　あかるく　なりました。でんとうでも　ついた＃
のかと　おもって　みまわすと、山の　うえから、おおき＃
な　お月さんが　でる　ところでした。＃
「おおきな　お月さん。」＃
＜Ｐ－０６３＞
と　いいますと、＃
「いいえ、あれは　たろうさ＃
んたちの　おくにですよ。＃
それで　あんなに　おおき＃
いのです。」＃
と、おじいさんが　いいまし＃
た。＃
おんがくに　つれて、みん＃
なが　手を　とって　おどり＃
ました。おとうさんも、わた＃
＜Ｐ－０６４＞
くしも、わの　なかに　はいって、おはなばたけを　おど＃
りまわりました。わたくしは、「みんな　いい　こ」を、おお＃
きな　こえで　うたいました。＃
「ああ、つかれた。ひとやすみ。」＃
わたくしは、そこに　あった　こしかけに　もたれて、＃
うとうと　しました。　　＃
（十二）　　＃
「まあ、たろうさんの　よく　ねて　いること。」＃
おかあさんの　こえで　目が　さめました。おもわず　＃
ぽけっとを　さぐりました。＃
＜Ｐ－０６５＞
「まあ、おかしな　人。どうか　＃
したの。」＃
「あまの川の　だいやもんど、＃
おかあさんの　おみやげに　＃
いただいたの。」＃
「だいやもんど。それなら、あ＃
なたの　目の　なかに　ふた＃
つ　ひかって　いますよ。」＃
と　いって、おかあさんは、わたくしを　ひざの　うえに　＃
だきあげて　くれました。　　＃
