国立国語研究所日本語教育教材開発室

「映像教材モニター報告会」のお知らせ


 国立国語研究所日本語教育教材開発室は,平成8年度から10年度に「映像教材モニター」を実施しました。これは,教材開発室が作成した『日本語教育映画基礎編』『日本語教育映像教材中級編』『日本語教育映像教材初級編「日本語でだいじょうぶ」』を実際の授業で使用していただき,その実践報告を集めるものです。のべ30組以上の先生方が応募してくださり,報告が集まりつつあります。提出された授業報告を刊行物として編集する作業を進めていますが,何組かのモニターに研究会の形で直接お話をうかがう機会を設けて,刊行物では表現しにくい実際の雰囲気を伝えていただき,皆様からの意見もいただくことにしました。現在のところ,以下の4回を各地で開催することを企画しています。それぞれ,地元のグループ1組,他地域のグループ1組の2グループのお話と,教材開発室からの総括的なお話を準備します。

 どなたも自由にご参加ください。入場無料,申込み不要です。
 



 

第1回(東京)[開催済] 日時:平成11年8月28日(土) 会場:国立国語研究所

 

第2回(姫路) 日時:平成11年9月18日(土)午後2時〜5時

        会場:姫路独協大学(姫路市上上野7‐2‐1)

 福岡寿美子氏(姫路独協大学)

「『日本語でだいじょうぶ』を用いたLL授業におけるレベル別応用練習の試み」


 青戸佐伎子氏(セントメリー日本語学院)

「『伝え合うことば』を使用して場面にあった会話を習得する試み」


 

第3回(新潟) 日時:平成11年10月9日(土)午後2時〜5時

        会場:新潟市国際友好会館(新潟市上大川前通6‐1211‐5三次マンション)

 足立祐子氏(新潟大学留学生センター)・纐纈憲子氏

「地域の日本語教室における『にほんごでだいじょうぶ』の活用例」


 原田明子氏・小池真理氏(北海道大学留学生センター)

「会話練習の場面設定に『日本語でだいじょうぶ』を使った初級会話授業」


 

第4回(札幌) 日時:平成11年11月20日(土)午後2時〜5時

        会場:北海道大学留学生センター(札幌市北区北8条西8丁目)

 小林由子氏・石島満沙子氏(北海道大学留学生センター)

「『日本語教育映像教材初級編:日本語でだいじょうぶ』による上級クラスのイントネーション指導」


 上宮真理子氏(スタンフォード日本センター)

「『伝えあうことば』を使った外国人学生の企業研修オリエンテーションの試み」


 

問合せ先  

〒115−8620 国立国語研究所日本語教育教材開発室 中道 または 能波

Tel03−5993−7661(直通)
fax 03−3906−3530(所内共用;教材開発室あてとお書きください)
電子メール makion@kokken.go.jp(中道) ynonami@kokken.go.jp(能波)


※各会場には絶対にお問い合わせをなさらないでください

その他の研究会等の予定

◆研究会「富山における一日本語教育機関の歩みと取り組み」(平成11年8月28日(土)午後1時〜3時

国立国語研究所第1会議室)発題:中河和子・横堀慶子・松岡裕見子(トヤマ・ヤポニカ)

◆視聴覚教材フォーラム5 ご好評をいただいている「フォーラム」の第5回を開催します。今回も,「ワークショップ」で映像教材を使用した授業計画を作成し,「公開発表会」でその結果と経過を発表するという2段がまえです。今年のテーマはグループ(1)地域生活者 (2)就学生 (3)ビジネスマンへの教育における映像教材の利用です。ワークショップは10月30日・31日に名古屋大学,公開発表会は12月22日に研究所で行います。ワークショップへの参加には申込みが必要です。開催案内をご希望の方は,上記連絡先へ,郵便宛先とお名前を電子メールまたはファックスでお知らせください。なお,「フォーラム3」「同4」の記録に残部が若干あります。入手ご希望の方は,同じく上記へご連絡ください。

◆『日本語教育映像教材初級編「日本語でだいじょうぶ」』検討会 7月からユニット2の検討に入りました。引き続き,月2回程度のペースで開催します。ここでの検討結果は,映像教材を利用した教案例として,「モニター報告」などとあわせて公刊する計画です。次回は,8月30日(月)午後5時から国立国語研究所日本語教育センター相談室で行います。それ以降の日程はお問い合わせください。

◆「日本語総合シラバス」中間報告会 12月21日に,「日本語総合シラバスの構築と教材開発指針の作成」の中間報告会を開催します。研究所が例年開催している「公開研究発表会」として行うものです。研究課題「日本語総合シラバス」は平成8年度〜13年度の6年計画で,本年度は第4年次にあたります。研究の趣旨,総合シラバスの構想,これまでに検討された問題点,この先の取りまとめなどについて,ご報告しご意見をいただきます。詳細が決定次第お知らせします。


研究会等のお知らせ方法について 研究会など教材開発室関係の行事について,登録していただいた方々にファックスまたは郵便でお知らせしています。◆お知らせは,(1)電子メール (2)ファックス (3)郵便の順で,(1)が使用できない方は(2)(2)も使用できない方は(3)でお出しします。(1),(2)については,それぞれ2回送信を試みて不通の場合,次の方法に切り替えます。(3)が不着の場合,以後お知らせをいたしません。◆今後もお知らせをご希望の方は,なるべく,(1)電子メールアドレス (2)ファックス番号 (3)郵便宛先・氏名を改めてお知らせください。従来どおり,ファックスには受信者名を記入せずに発信しますので,機関内共用等で受信者がわからなくなるファックス番号はお書きにならないでください。今後お知らせを希望されない方もその旨お知らせください。◆(3)(1)の順に経費と手間がかかりますので,ご協力をおねがいします。



[国立国語研究所ホームページ]

1999-09-28