国立国語研究所
外来語定着度調査
外来語定着度調査の詳細
- 調査語: 405語
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国の行政白書に用いられている外来語,新聞等でよく見かける外来語を中心に,定着が不十分と思われるものを300語余り抽出し,比較対照のために定着していると思われる外来語を数十語加え,全部で405語について,調査しました。
- 調査人数,調査時期:
- 次の3種類に分けて,調査しました。Bの (1), (2) の違いは,調査時期の違いです。
- A調査
- 3000人を4群に分け,それぞれ30語ずつ実施
- 1語あたり750人を対象に,120語を調査
- 回収率は72.3%
- 平成14年11月に調査
- B(1)調査
- 2115人または2118人対象の調査を7回,1回につき30語ずつ実施
- 1語あたり2115人または2118人を対象に,210語を調査
- 回収率は平均で70.1%
- 平成14年12月から平成15年10月に調査
- B(2)調査
- 2111人対象の調査を2回,1回につき30語ずつ実施
- 1語あたり2111人を対象に,60語を調査
- 回収率は平均で71.3%
- 平成16年5月と8月に調査
- C調査
- 1語あたり2115人を対象に,15語を調査
- 回収率は72.3%
- 平成16年1月に調査
- 複数種,複数回の調査にかけた語がいくつかあります。
- 母集団: 全国16歳以上の男女個人
- 抽出方法: 層化二段無作為抽出法
- 調査方法: 調査員による個別面接聴取法
- A調査およびB(1)(2)調査での個別面接聴取法における質問文 (すべての語に共通)
- あなたは、ここにあげた(1)から(30)の言葉を、聞いたこと、また見たことがありますか。⇒(ア)ある/(イ)ない
- (聞いたこと、見たことが「ある」と答えた人に)それでは、その言葉の意味は分かりますか。⇒(ア)分かる/(イ)何となく分かる/(ウ)分からない
- (言葉の意味が「分かる」「何となく分かる」と答えた人に)自分でその言葉を使ったことがありますか。⇒(ア)ある/(イ)ない
- C調査での個別面接聴取法における質問文例 (語によって別々,語別の質問表)
- あなたは、コンピューターに関する言葉で、「ソフト」という言葉を聞いたこと、または見たことがありますか。⇒(ア)ある/(イ)ない
- (聞いたこと、見たことが「ある」と答えた人に)それでは、その場合の「ソフト」という言葉の意味が分かりますか。⇒(ア)分かる/(イ)何となく分かる/(ウ)分からない
- (意味が「分かる」「何となく分かる」と答えた人に)自分で「ソフト」という言葉を、その意味で使ったことがありますか。⇒(ア)ある/(イ)ない
- 「認知率」は,a.の質問に「ある」と回答した人の比率,「理解率」は,b. の質問に「分かる」と回答した人の比率,「使用率」はc.の質問に「ある」と答えた人の比率です。
※A調査の結果は、平成14年度「国語に関する世論調査」として,文化庁の Web ページでも公開されています。
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最終更新日: 2022-05-24 (公開開始日: 2004-06-29)