T: えーと,じゃ,【I】さん,お久しぶりです。
I: お久しぶりです。
T: えーと1年ぶりですよね。
I: そうですね。
T: はい。
   どうですか?。
   この1年間,変わったこととかありましたか?。
I: うーん,あんまり変わったことは,別にはないですけど〈はい〉,うーん,なかなか,***ほんを…
T: はい?。
I: 覚えるのは進んではいないみたい{笑}。
T: あー,日本語,はい。
I: もっと上手になるはずけど…
T: うん?。
I: なかなか,もっと日本語,うん〈うん〉,上手になるはずけど〈うん〉,なかなか,なんか,前よりよくなってない{笑}〈{笑}〉。
   なかなか,勉強する時間はあんまりないし〈ええ,ええ〉,ても,忙しい1年間だった{笑}。
T: あ,そうなんですか。
   どんなことで忙しかったんですか?。
I: あー,息子,小学1年生に入って〈はい〉,いろいろ,前,あの,全然,うーん,なに,あー,体験したことないことばっかりあって,困ったり,{笑},悩んだりとかして〈うーん〉,なんとか,1年,そろそろ2年生になるから,やっと,はー,少し安心,慣れてきたなと思うんです{笑},くらい。
T: 例えば,どんなことで困られたんですか?。
   体験したことのないことっていうのは?。
I: と,小学校行って,PTAやるとしたら,あれ,PTAって,参加したことないですから,あれって。
   あと,学校から,あの,いろいろ手紙,うちに来たりして,意味,読んだら意味わかるのとわかんないのがありますし,やっぱり,そこのへんはね〈うん〉,もっともっと日本語勉強しないと{笑}〈{笑}〉思うけど,やっぱりすぐには,なんとかできないし{笑},ちょっと困ったりして〈うん〉。
   うん,あと,先生から連絡帳書いてくれても,んー,わかんないことばあったら,すぐに先生に電話したりして。
T: うん。
I: うん。
   優しい先生で…
T: うん。
I: うん。
   助かりました。
T: あの,わからないことって,例えば,どんなことがわからないんですか?。
I: うーん,たまに,あの,なんか,急に思い出せないだけど〈あ{笑}〉,たまに〈はい〉,あの,外来語みたいの…
T: うん?。
I: こ,外来語,あの,カタカナで書いてきた…
T: カタカナ。
I: ことばで〈はい〉,そよのへんは,あんまり,あれ,これ,どういう意味だかっと,よくわかんなくて〈はい〉,あれって,たまに,親なのに子どもに聞いてしまって。
   【人名1】,これどういう意味ですかって,教え,{笑}〈ええ,ええ〉,ていて,あ,これどういうどういうことだよって教えてくれたりする。
T: はいはい。
   それは,ものの名前みたいなものが多いんですか?。
I: はい,そうですね〈ふーん〉。
   うん,あと,例えば,昨日,学校から,あの,ボタン1個で,あの,穴^のところで,あの,糸を通して〈はい〉,こう回して,こう縛ったり,ブンブンって音なるやつ,なんか,ブンブンごま〈はい〉っていうもの〈はい〉,自分はちいちゃいころ,よくそういうもので遊んできたなのに〈うーん〉,国違うだん,だけど,よく遊んでたもので,日本に来て,名前わかんなかった〈はい〉。
   全然知らなかった。
   子ども,うち帰ってきたら,あ,先生これ作って,今日,あの,これ作って遊んだよって言っても,どういうものかよくわかんなくて〈はい〉,誰に聞く人もいないし,うん,昨日,学校から帰ってきて,母さん,2年生の姉ちゃん,つく{笑},これだよって見せてくれたら,あ,こういうものですか,とか〈あー〉,だんだん自分も***。
T: はい,え,最初は作ってくるようにっていうお手紙かなんかが来たんですか?。
I: ううん,手紙はなかったけど〈はい〉,ただ口で伝えてくれて〈ええ,ええ〉。
   母さん,あの,友だち,そういうもの遊んでるから,お母さんもやってくれないかって〈あー,はい〉。
   それ,ボタン探してくれって言って。
   どういうふうなボタンかって,こういうふうのみたいのボタン。
   こう,渡してな,お母さん,これできないよ{笑},穴違うだからできないよって{笑}〈はいはい〉,て言って。
T: ふーん。
   それで,でも,2年生のお姉さんが作ってくれる〈はい〉。
   学校では,そういう,上下関係は,割とよく,交流があるんですか?。
I: ありますね。
   ちいちゃい学校で〈はい〉,人数が少なくて〈はい〉,んー,みんな,よく,うん,学校活動して〈はい〉楽しくか,楽しく学校かよってる,うんで。
T: えー。
   で,子どもたちが,それで遊んでる,そういう情報は,ほかのお母さん^に聞いたりとかはできないんですか?。
   遊んでるものについて。
   ブンブンごま?。
I: そう,はい,ブンブンごまっていうものですね{笑}〈はい〉。
   それは,聞くことはできるけど〈ええ〉,わり,ただ,遊ぶものだから,で,聞く気もしなかったっていうか{笑}。
T: はい。
   うん。
I: うん。
   勉強することだったら,何か困ることあったら,隣にすぐ,あの,同じクラスの子が,がいて,うん,わかんないことだったら,すぐ聞い{笑},聞きに行ったりして,うん。
T: で,さっき先生は電話ですぐ,あの,いろいろ聞ける関係だって〈はい〉仰いましたけど〈はい〉,だいたいどんな先生も,そういうふうに,優しくて親切なんですか?。
I: あの,担任の先生ですね〈はい〉。
   なにかあったときも担任の先生に電話したりして〈はい〉。
   と,いろいろ教えてくれたりして{笑}〈はい〉。
   やっぱり1年生だから,人の持ってるものとか,なんか,欲しがるときは,いろいろ,なんか,うち帰って騒いだりとか。
   夏のとき,1回,あの,ゴムの手袋で,あの,お化け屋敷作って,学校で使ったやつで。
   あの,ゴムの手袋で,中に水をいれて,こうとめると,ブニョンブニョーンとなって,なるじゃん。
   それで,おもしろそうって{笑}。
   友だち持ってるから自分も欲しがった。
   うち帰ったら悔しそうな顔して,お母さん,なんで僕のくれなかったのって。
   で,誰からなのって言って。
   だって,お化け屋敷の中に使ったものだから,誰からってよくわかんないって〈はい〉。
   先生に聞いてって。
   それは,そういうこと先生に聞くわけじゃないでしょうって。
   駄目だよ。
   じゃ,どういうふうなものかって。
   わたし,もの見ない,見てないときは,どういうふうなものかよくわかんなかったから〈はい〉,あと,先生^に電話して,先生,どういうふうなものですかって。
   子ども欲しがってて,買ってあげるつもりだけど,どういうふうなものかわかんない{笑}〈はい〉。
   ただ普通のうちに,あの,病院とか,なんか,使ってるのゴム手袋で,柔らかいやつで,白いの〈はい〉,水入れてとめるだけ,それだけで。
   あ,それは,うちあります〈はい,ふーん〉。
   なんでも,ちっちゃいのことでも〈はい〉,すぐ先生に電話しったり聞いたりすると〈はい〉,もしもともとわかって,日本人のお母さんだとこういうこと絶対しないと思うから{笑}。
T: あ,そうなんですか?。
I: そう思いますね{笑}。
T: どうしてそう思われるんですか?。
I: だって日本^語よくわかるし,うん,どういうふうな遊び方とか…
T: うん。
I: うん。
   ちいちゃいからそういうふうに,親たちにもそういうふうに遊んできたじゃないですか。
   たぶん,あたしみたいのことはないと思いますね。
T: ということは,電話するときにすごく勇気が必要だったり気をつかったりなさいますか?。
I: あんまりしないですね。
T: あー,大丈夫。
I: あの,先生,すごく優しい先生で〈はい〉,あと,わたしのこと,よくわかってるから〈はい〉,それでいつもよく優しくしてくれてます〈あ〉。
   それは,それ,遠慮なく,あー,なにかわかんないことがあったら,いつでもいいので電話ちょうだいって,電話くださいって言われ,何回も言ってくれる{笑}。
T: そうすると,クラス替え,担任の先生が替わったら,その関係が築けないかもしれないですよね〈はい〉。
   そしたら,どういうふうなことができますかね?。
   どう,どうなさいますか?。
I: もー,しょうがこ1年間,少しだし〈はい〉,学校生活,うん,だんだん,うん,慣れてきたから,わたしも,うん,だいぶ,いろいろ覚えてるし〈はい〉,もし,特になにか困ることあったら,先生に聞いたりとかするけど。
T: 今度は,もう担任の先生替わってもある程度わかるから大丈夫ということですか?。
I: うん,大丈夫と思います{笑}。
   もしなにか困ることあっても,うん,先生に聞くことにするかなと思う{笑}。
T: {笑},あの,今回,その,1年間結構大変だったって仰ったんですけど〈はい〉,これからもいろんな外国のお母さんが,やっぱり,子どもを〈うん〉学校に入れていくわけですよね。
I: はい,そうですね。
T: そうすると,いれる前に,こういう説明会があると〈はい〉みんながすごくわかりやすいとか役に立つとかいうものは〈はい〉,を,もし企画するとしたら〈はい〉,どんな感じのことがあったらいいですか?。
I: {舌打ち},うーん,なに,それは[わ]な,自分自身,言葉わかんないとものわかんないと,周りのかた,いくら優しくしてくれても困ることは,困る人は自分だと思います〈うん〉。
   やっぱり努力して,日本語べん,一生懸命勉強したり,あの,おー,ここだけ勉強したことじゃなくて,いろいろ社会に入っても,学校のことに対していろいろなことでも,なんでも覚えないと絶対駄目だ{笑}と思います。
T: うん。
   そうすると,入る前に,これ,こんなことを説明しておいてもらうとすごく楽だったっていうようなことはないですか?。
I: 子ども学校に入る前に…
T: お母さんに,はい。
I: 学校でどういうふうに子どもに教えるか〈はい〉,どういうふうにやっていくか〈はい〉,ゼロだった〈はい〉。
   全くわかりませんでした。
T: ええ,ええ。
I: はい。
   それで,なに説明してくれても,うん,その現実にあう前に,やっぱり,自分はそうそうできないっていうか〈うん〉,心の準備ができないですね。
T: うん。
   ということは,説明会よりもやっぱり,そのときそのときの。
I: そう。
   わたしとしては,そう^思います{笑},うん。
T: ふーん,わかりました,はい。
   この1年間,すごく忙しかったって,その,お子さんのことには,他にはどんなことがあります?。
I: うーん。
   去年,あー,おととしの冬11月ごろから,うちのばあちゃん,完全に足が,歩けなくなってしまって〈はい〉,介護のほうもちょっと大変だし,子ども,学校1年生だと,あの,学校終わるの早く〈はい〉,で,月曜日と木曜日,1時40分ごろ,もう,うち着くから,やっぱり働きたくても{笑}午前中しかやれない状態で。
T: あー。
I: うん。
   朝,おばあさん,ご飯やったりして,子ども,学校,バス乗って行くからバス停まで送っていって,自分で働いて行って,昼帰ってきたら,ばあさんご飯やったり午後から風呂入れたりとか,あと,【人名1】帰ってきたら,宿題,うん,やったりとかして,やっぱり最初のうちは,ちょっと,忘れ物したりとか{笑}。
T: あ,学校に。
I: はい〈はい〉。
   帰ってきたら,宿題やるって言っても,ランドセル開けて,あれって。
   お母さん,今日の宿題忘れてしまった{笑}〈{笑},はい〉とか,そういうことも何回もありましたね。
T: ふーん〈はい〉。
   あの,お,おばあさまは,じゃ,家族だけで介護をなさってるわけですか?。
I: はい,そうですね。
   やっぱり,昔から,外はあまり出たことない,働いたことない,あの,昔は大阪から来たかたで,あと,ここの環境に対しては,いままで慣れてないっていうか,なんか,夏^も外も出たくないし,冬も,外,出たくないし,冬出ると寒くて,夏だと日焼けとか虫とかいるから〈{笑}〉。
   そういう感じ{笑}だと,ずっとうちの中に入りこんでて,友だちもいないし,そしたら,うん,ほかに,あの,普通は,わたし,あの,老人ホームみたいに,みんな話し合ったりとかして,うん,いいじゃないかって聞いてたら,やっぱり嫌がって,で,どこも行きたくない気持ちで〈うん〉うちにいて。
T: うん。
   で,ずっと寝てらっしゃるということですか,足が悪いっていうことは?。
I: 歩けない〈はい〉。
   足は力いれなくて,あの,立つことは,立った,まて,あの,立てて,なにが支えて立てることはできるけど,じゃがんると,立ち上がらない状態。
T: あの,デイケアセンターとかいろいろあるかなと思うんですが,ご本人がいらっしゃらないということですか?。
I: そうですね。
   やっぱり,うーん,わたし日本に来る前から,あの,こつしょうしょうという病気を持ってて…
T: なんですか?。
   あ,こつ〈うん〉,はい。
I: あの,足のほうで,先生は,医者の先生に,あの,何回も,いつもと言って,なんか,あの,歩かないと〈はい〉,運動しないと,いつか寝たきりになってしまいますよって注意されてましたが,やっぱり,うちのばあさん,自分の体,自分でわかるから{笑}って,10年前から寝たきりって言われたんだけど,今まで,また歩いてるじゃないですかと{笑}〈うん,うん{笑}〉。
   自分の思った通りに{笑}。
   やっぱり、、、〈うん〉,なってしまって。
T: ご本人がいきたいように。
I: うん,そうですね。
T: うん,あの,そういう,社会のシステム,支えるシステムあるんだけど〈うん〉,やっぱり家族で…
I: そうですね。
T: 見なくちゃいけない。
I: 安心だから。
   例えば,あの,車椅子乗せて,たまにびょうい,あの,買い物とか,なんか,自分の好きなもの食べたりとかして,あの,【施設名1】とか連れていって歩いたりす,すると,車,乗^るときは,わたし,あの,バス,背が低くて体重あんまり{笑}重くないから,たいてい車に乗せて,そこ買い物終わってたら,もちろんうちの旦那も店に連れ,一緒に行って。
   でも,わたし会計終わったら,物持って,あの,あの,たなにいて,まず,とりあえずばあさん車に乗せてって待っててねって言っても,やっぱり,わたしじゃないと自分の息子でも,安心できないみたい{笑}〈あー〉。
   で,あのー,落としたらどうしよう,みたい〈あー〉{笑}。
   【I(名)】来るまでま〈うん〉,待ってるって,車の隣ところで〈ふーん〉。
   だまって車に***{笑}。
   わたし来るまで待ってるって。
   そういう感じがして。
T: あの,今,おばあさまがすごく頼りにしてらっしゃる状況ってわかるんですけど〈うん〉,そうすると〈うん〉,そこでかえって女性が介護を〈うん〉全部しょわなくちゃいけない,男性じゃなくて〈うん〉っていう状況になって〈うん〉しまっていて,ますます女性の状況って大変になっていきませんか?。
I: 大変は大変ですけど〈ええ〉,やっぱり親だから,と,もう,昔から,あの,やっぱり,1人でなんでもあんまりものやったことない,かわいそうだなと思って〈うん〉。
   どうしても,んー,この先,短いじゃないですか{笑},うん。
   やってあげたら,うん,やってあげないとなと思って,かわいそうくて〈うーん〉。
   やとって,やってあげると,子どもたち,自分の親のしってること,見てくれてるじゃないですか〈はい〉。
   わたし,年いったら,息子もこういうふうにわたしのとこ,なにか面倒みてくれるわけじゃないけど,やっぱり,こういうふうに,あの,親のこと大事に,えー,してあげないとなと思った。
T: ふん。
   あの,お嫁さんというのは自分の親じゃないから〈うん〉,どうして面倒みなきゃいけないかわからない,わたしはみたくないっていう人が結構多いかと思うんですけど,そういうかたにどういうお話をなさいますか,もしそういう状況だったら?。
I: でも{笑},今,若い方だとやっぱり,あの,年いってる人い,面倒みたくないとか,なんか〈はい〉,いま社会にほんととっていうか,やっぱり,あるけど,わたしのかてとしては,昔わたし中国生まれたとき,わたしのちっちゃいときで,わたしのお父さんのおじいさん〈はい〉,うちで,あの,うちの母さんが,あの,母は面倒みてあげたりとかして〈はい〉,ちゃんとやってあげて〈はい〉,あと,自分のおばあさんのときにも,うちの母はやってあげたりとかして,やっぱり,うん,こういうふうにやったほうが,あの{笑},うん,親としては喜ぶし,うん{舌打ち},当たり前のことじゃないかなと思う。
T: うん。
   ただ,それは…
I: ほんとは〈はい〉やりたくない人が多いけど,やっぱり,やったほうが当たり前と思う{笑}から。
T: うん。
   ただ,親の介護とか子どもに関わることになって,自分自身のやりたいことがやれなくなる,社会で自己実現ができないっていう人たちについては,どういうふうに説得しますか{笑}?。
I: そうですね。
   やっぱりね,わたし^でも,たまに,あ,自分の思いとおりに,あ,いけない〈うん〉,やりたいことはやれない{笑},いつも,うん,家族のこと,みんなのことばっかりやって,なんのため生きてるか{笑},自分のため,うん,やってることは1つもなくて,たまにイライラしたり,あの,うちの旦那とけんかしたり{笑}して,そういうことも,ありますね。
T: うん。
   それはどうやってそこを自分で処理なさるんですか,けんかしたあと{笑}〈{舌打ち}〉,イライラしたあと?。
I: うーん,うちの旦那は結構優しい{笑}人で,わたしの気持ちよくわかってくれるから,うん,そのあとなにも言わなくて,【I(名)】怒らないでって,【I】の気持ちよくわかるから,やっぱり,ばあさん^のことでも子どものことでも大変だ,で,{笑},おれ悪いなって,ごめんなさいって,苦労させてるなって〈うん〉,そう言ってくれれば,もう,すぐ,うん,気持ちが{笑}〈あー〉。
   なにもしなくても,そういうことばあれば,もう,十分だなと思って{笑}。
T: はい,わかりました。
   えーと,1つだけ,ちょっと,ロールプレイをしていただこうかなと思うんですけれども,えー,***が,これは,ちょっと,無理ですかね。
   じゃ,ちょ,これはいかがでしょうか〈はい〉。
   ちょっと,声を出して読んでいただけますか?。
I: 夜中に子どもの具合が悪くなりました。
   病院に電話をして,どうしたらいいか聞いてください。
T: あ,下のお子さんということにしましょうか,はい。
   もう,今頃はあんまり急にっていうことはないかなと思うが…
I: たまにこういうことはないですね。
T: ***…
I: 学校入ってから,今まで1年間,風邪ひいたことないっていうか,うん,1回2回くらい,あの,ちょっと,胃腸のほう,胃腸風邪で少し薬飲んだらすぐ治りました{笑}。
T: じゃ,ま,とにかく,なんか急病で,えー,電話をしたということで。
   もう少し小さい頃のことを考えていただいても結構ですけど,よろしいですか?。
   わたしが〈はい〉医者ということで〈あ,はい〉。
   はい,よろしいですか。
   はい,【施設名2】でございます。
I: あの,すみませんが〈はい〉,夜遅くて〈はい〉。
   あの,急に子どもが具合悪くなりまして。
T: あー,そうですか。
   大変ですね。
I: ちょっと熱がさんじゅうきゅ,9度くらいになって〈はい〉,どうしたらいいでしょうかな?。
T: えっと,いつから,どんな症状か,もう少し詳しくおし,教えていただけますか?。
I: あー,夕方から,少しずつ熱上がってきて〈はい〉,冷やしでもなかなか下がらない状態なので〈はい〉,どうしたらいいでしょうか?。
T: えーと,お子さんの,まず,年齢と性別〈んー〉,それから,特別ななんか持病みたいなものはありますか?。
I: 特にはないですけど,男の子で7歳の,7歳です。
T: はい。
   今日一日,どのように過ごされたか教えていただけますか?。
I: うん,咳出たり,咳出たり,くしゃみしたり,鼻水も出て,風邪みたいな症状ですが,もうちょっと熱がひどくて下がらないので。
T: はい。
   えっと,いつからその症状が,今朝からですか,今,仰ったの?。
I: そうですね。
T: えーと,学校,しょ,7歳って小学生ですよね?。
I: そうです。
T: 学校にはいらしたんでしょうか?。
I: うーん。
   朝は学校に行きました。
   で,帰ってきたら,ちょっと元気ないみたいで。
   今,夜中,急に熱が高くて。
T: はい。
   えーと,病院まで連れてこられますか?。
I: はい,大丈夫です。
T: はい,じゃ,受け入れの準備をしておきますので。
I: はい,よろしくお願いします。
   それから行きます。
T: はい,ありがとうございます。
I: はい,ありがとうございます。
T: ありがとうございます。
   えーと,小さい頃は,結構大変なこともあったんですか?。
I: はい,ありましたね〈はい〉。
   あの,わたし,あの,床で掃除するときで,こう,ちょっとしゃがんで,いたずらみたいに上に乗る,乗ってしまって{笑}〈はい〉,ドーンて落ちて{笑}〈はい〉,腕がとろんなって〈あー〉,起きられなくなって。
T: 骨折ですか?。
I: 骨折じゃなかったの。
T: 抜け,脱臼みたいな。
I: 脱臼みたいになって〈はい〉,どうしようかと思って,そのときまだ免許取ってないので,どうしよどうしよってい,慌てて,おばあさん,大事な***{笑},タクシー呼んでって,タクシー呼んで,早く病院連れていくって{笑},そういうこともありましたね
T: もう,だんだん大きくなってくると〈うん,ね〉,病気とかもなくなって。
I: うん,ね,***,かからなくなってしまうんで,よかったです。
T: はい,ありがとうございました。
   じゃ,今日はこのへんでインタビューを終わろうと思います。
   お世話さまでした。
I: ありがとうございま…