T: はじめまして。
I: はじめまして。
T: えと,【T】と申します。
   よろしくお願いします。
I: よろしくお願いします。
T: えと,お名前は?。
I: えーと,【I(フルネーム)】です。
T: 【I(フルネーム)】…
I: はい,【I(姓)】です。
T: 【I(フルネーム)】さんですね。
   えーと,どちらから,いらっしゃいましたか?。
I: えー…
T: あの,今,あの,こちらの高校で,日本の高校にいらっしゃるんですが。
I: あの,国は,フィリピンから来ました。
T: あ,そうですか。
I: はい。
T: えーと,いつごろ?。
I: 6,7年前,あ,あー,7,8年前,くらい前から。
T: あー,そうですか。
   小学校…
I: 5年の終わりごろですかね。
T: あ,そうですか。
   えーと,えー,フィリピンでは,どちらに住んでいらしたんですか?。
I: えーと,フィリピンでは,あの,どこやったっけ,ルゾン,ルゾンね,ルゾンの,【地名1】というとこから〈うん〉,まー,来ました。
T: あ,そうですか。
I: はい。
T: そこは,大きい街ですか?。
I: いや,あのー,わりと,い,てか,田舎のほうで〈ええ〉,あの,いや,普通に田舎ですわ,はい。
T: えーと,その,普通に田舎っていうの,ちょっと,あのー,【I】さんのイメージで〈そうですね〉,お話ししていただけませんか?。
I: 特に,なんか,街とか,そういうのがなくて,村が多かった。
   村というか,都会というイメージが全くない。
T: ふーん。
   ***,都会っていうイメージは,どんなんですかね?。
I: んー,建物が多く建ってるとか〈ええ〉じゃなくて,もう,そこら,そのへん,きん,近くに家があったりという感じで,あとは,もう,周り,畑が多かったですね。
T: ふーん。
   畑は,日本の畑と,ちょっと,やっぱ,雰囲気,違うんですかね?。
   わたし,ちょっと,がい,外国の,こ,田舎っていうのが,あんまり…
I: なんか,多かったのが〈ええ〉,やっぱ,なん,な,トウモロコシ〈ええ〉が,やっぱ,多いですね。
T: あー,そうですか。
   じゃ,そういう,あの,フィリピンの,のどかな,えー,田舎の街から,えーと,【地名2】の,ここ【地名2】ですが,【地名2】のどちらに,いらっしゃったんですか?。
I: 【地名2】の…
T: 【地名2】。
   住んでらっしゃるところ。
   初めて日本に来たときは,どちらへ?。
I: あー,【地名3】です。
T: あ,【地名3】。
I: 【地名3】。
T: あー,そうですか。
   えーと,***,【地名3】に来たんですか?。
I: いや,親が〈うん〉,一応,自分らがフィリピンいたときに,こっちで住んでたんで〈うん〉,来ただけです。
   *,そのまま…
T: あ,こっちに住んでたっていうのは?。
I: もう,なんか…
T: ご両親が?。
I: はい,こっちで働いてた。
T: じゃ,【I】さんだけ,あのー,フィリピンにいらっしゃった?。
I: いや,もう,こっちに,います。
   前,自分らが…
T: いえ,あの,来る前。
I: フィリピンいたときは〈うん〉,親がこっちで働いてて〈ふーん〉,で,こっちに来て,現在に至ったって,わけですよ。
T: あ,そうですか。
   じゃ,あの,来たときは,しばらく親と離れて暮らしてらした?。
I: はい。
T: あ,そうですか。
I: たまに,親はフィリピンに来て〈ええ〉,まー,一応,生活費とか,そういうのを,持ってくる〈ええ〉とかで{笑},で,また,日本に帰って,あとは,仕事みたいな〈ええ〉感じで。
T: あ,そうですか。
   じゃ,あの,日本に来たときは,えーと,言葉はどうでしたか?。
I: いや,全然無理でした。
T: あー,そうですか。
   それを,どうや,いきなしな,日本の小学校に入ったんですか?。
I: *,ちょっとして,ちょっとして,という,だいたい1か月も,1か月か2か月ぐらい,あいてから,にし,小学校に入りました。
T: あー,そうですか。
   その1か月か2か月のあいだは,なんか,言葉の,なんか,やったんですか?。
I: いや,もう,普通に,親が,*,しゃべってる,*で,ちょっと,まー,わからなかったけど,学校,い,学校,行ってから,ちょっと,わかってきて〈ええ〉,それで,もう,だんだん慣れてきました。
T: 学校行く前,心配,どんな心配がありましたか?。
I: あー…
T: 小学校のころの思い出として?。
I: あー,これは,しゃべれねーな,とか〈ええ〉,そういうのが,ちょ,一番心配でした。
T: ええ。
   行ってみたら〈ん〉,小学校に入ってみたら,どうでしたか?。
I: んー,意外と普通〈あー〉。
   意外と,みんな話しかけてくるけど〈ええ〉,たまに,なんか,気に入らない,***,いれば〈ええ〉,まー,普通に,しゃべるやつも,おるみたいな〈ええ〉,なんつーか,普通に。
T: そうですか。
   え,食べ物とかは,困りませんか?。
I: いや,別に,あの,食べ物は別に,食べれれ,食えれば,あの,それでいいんで。
T: はい。
   じゃ,ちょっと,これから,詳しくね,いろいろ教えていただこうと思うんですけれど〈はい〉,あの,ま,小学校のときね,来てから,小学校のあいだですね,ま,2,3年になるわけですね,2,3年間ですかね。
I: 小学校…
T: 小学校のあいだは,日本で,小学校。
I: 日本は,あの,1,1年…
T: あ,1年だけ。
I: もう,5年の終わりごろから。
T: あ,そうで,あ,そうですよね,ごめんなさい。
   5年の終わりに,いらしたのね〈はい〉。
   小学校のころ,え,一番,なんか,こう,楽しかった思い出っていうのは,ありますか?。
I: え,修学旅行ですかね。
T: あー,修学旅行。
   どちらへいらっしゃったんですか?。
I: あのー,広島で〈ええ〉,ちょっと,原爆のこととかを調べて,いろいろ,そういうのもあったし〈うん〉,んー,楽しかったのは,やっぱ,友だちと,やっぱ,泊まること自体が楽しかったですね。
T: うーん。
   あの,どういうところに泊まったんですか?。
I: うーんと,まー,な,【地名4】という場所に,***に,行って,せん,せんさわってたや〈うん〉,戦争のこととかの話も聞いたあとに,ちょっと,いろいろ,そ,その場所に確か,ホテル,ホテル〈うん〉,ホテルがあって,そこで,みんな泊まってました。
T: あの,広島にね,しゅうがっこ,あの,修学旅行に行ったということは,その修学旅行の目的っていうのは,どういうことだったんですか〈**〉?。
   広島を選んだという?。
I: やっぱ,戦争の,あの,戦争のあとの,戦争が終わったあとの,その場所の状態などを,せ,それと戦争のひどさを,まー,教えてるような,そういう目的なんじゃないでしょうか〈うーん〉。
T: えーと,日本の子どもたちの反応はどうでしたか?。
   【I】さんから…
I: たぶん,みんなは,普通に,修学旅行を楽しんでたんじゃないでしょうかね〈ええ〉。
   修学旅行自体を。
T: 【I】さん自身は,どう思われましたか?。
I: いやー,そんときも,正味言うと,あんま,そういうの考えてなかったんで,ちょっと,わからなかったんですけど,今,やっと,今やったら,ちょっと,やっぱ,ひどいのは,わかりました〈うん〉。
T: あの,小学校でね,そういう,あの,広島に修学旅行に行くってことについては,どう思いますか?。
I: いや,ちょっと,ひろし,小学校というよりは,やっぱ,中学校とかが,一番わかるんですけど,え,小学校にも,1回,行くことにも,なんか,そういうイメージを強く残すことにも,意味があるから,いいと思います。
T: ん,行く前に,学校で,なんらかの勉強していったんですか?。
I: 日本語,え,えと,*…
T: その,広島について。
I: あー,ちょっと,そこは覚えてないですね。
T: あー,そうですか。
   あの,ね,小さい小学生なんかに,広島に,りょこ,修学旅行に連れていくのは,やはり,まだ,ちょっと,早すぎて,無駄じゃないかっていう意見もあるんですね。
   それ,無駄じゃないでしょうかね?。
   せっかく行っても。
I: まー,でも…
T: もっと楽しいところ。
I: それは,場合によりますね〈うん〉。
   まー,一部の小学生,わかるけど,一部のほうにも,わからないのもいますから〈うん〉。
   たぶん,でも,わからないほうが多いと思いますから〈うん〉,どっちかというと,早いっちゃ,早いですよ〈うん〉。
T: じゃ,やっぱり,ちょっと,反論は,あるにしても少し。
I: 反論は〈うん〉,あります〈うん〉。
T: うん,そうですか。
   じゃ,やはりね,えーと,えー,あまり小学校で広島に行くっていうのは,あまり聞いてないんですけどね,一般的には,でも,あの,もし,えー,広島に小学校の段階で,えー,こう,修学旅行に連れてく学校が増えたら,平和についての考えかたっていうのは,どんなふうになるでしょうかね?。
   子どもたちが平和について考える考えかたっていうのは,どんなふうになっていくと思いますか?。
I: まー,あんまり,そういうのには,さいし,最初に,ちょっと触れて,で,ちょっと話してから,また,もう1回,それについて深く考えさせると,たぶん,***,小学校のときに,1度,行ったとして,で,中学校に,それについて勉強したら,たぶん,もう,戦争について,ちょっと考えるんでしょうから〈うん〉。
   ま,自分では,そうでしたから〈うん〉。
T: じゃ,一般論として,えー,【I】さんが,もし小学校の先生になった場合に,将来,えー,そういうことに,やっぱり前向きに?。
I: ま,でも〈ん〉,小学校んときは,やっぱ,もうちょっと楽しませていたほうが〈うん〉,いいという考え方になるかもしれません〈うん〉,先生になってたら。
T: じゃ,この,*,*,あの,広島への平和修学旅行っていうのは,いつごろがいいと思いますか?。
   もし,教育委員会とか,もっと大きい立場から考えたら,としたら?。
I: んーと,中学校か高校ですね。
T: うん,なるほどね,はい。
I: *。
T: ありがとうございました。
   平和について,***,ね,もっと真剣に考えていかなくちゃいけないと思うんですけどね。
   あのー,それから,えーと,中学校にお入りになって,えー,それから,今,高校生になられたわけですけれど,えーと,高校生活って,あの,どんな生活,なさってるのか,部活とか勉強とか,あたし,高校のこと全然わからないんですけれど,この,例えば,1週間,どんな,あの,スケジュールで暮らしてらっしゃるか,教えていただけますか?。
I: はい,まー,一般的に,もう,8時40分から授業始まって,そっから,たれーず[とりあえず],まー,昼休みも含めて,だいたい,よ,3時,3時20分までが,***,勉強,勉強をいろいろ。
   で,あと,そっから,20分弱で,**,ショートホームルームというのがあって,あの,あした何するかなど,そういう説明とかを言って,そ,それ終わったあとに,部活,かある,部活が6時半までで,家に帰るっていうとこですかね。
T: えと,学校から家まで,どれぐらいかかるんですか?。
I: だいたい15分には,着くくらいで。
T: じゃ,7時前に,今,家に?。
I: いや,あの,だいたい,は,8時か,8時15分に出てます。
T: あ,朝は?。
I: 朝は。
T: ん,で,帰るのは?。
I: 帰るのが,遅くて7時半,なる。
T: あー,じゃ,結構大変ですね。
   それが,月曜から金曜まで?。
I: うん。
T: じゃ,土曜日は?。
I: 土曜日は,10時からクラブで〈ええ〉,確か3,4時半まで〈ええ〉,5時か〈うん〉,5時までが,もう,ずっとクラブです〈うん〉。
T: あの,高校の授業の中でね,どの授業が一番,えー,面白いっていうか,役に立つっていうか,そういうのがあったら教えてください。
I: え,いろいろあるんすけど,今,一番役に立つと思うとしたら,英語ですね〈ふーん〉。
T: どうしてですか?。
I: えーと,今,自分が一番できるやつで,まー,将来,国際的に,なんか,役立つんじゃないかとか。
T: ふーん。
   でもね,あの,コンピューターでも,なんでもみんな,すべて英語の表記ですよね〈はい〉。
   んと,英語は,道具としては便利だけれど,ある一面,あの,なんか,非常に,こう,英語でね,英語の力っていうか,グローバリズムと言われてますよね。
   で,世界を,こう,席巻していくんじゃないかっていう,あの,英語に対する恐怖みたいな意見も,一部,聞いたことがあるんですけどね,そういうことはどう思われますか?。
I: まー,そのことは,やっぱ,英語を,うけい,受け入れていれば,まー,なんとかなるだろうし〈うん〉,まー,そこは,別に,気にしません。
T: うーん。
   じゃ,あの,英語はひとつの道具として考えるということですか?。
I: まー,便利な…
T: 便利な。
I: 道具として考えるん***〈うん〉。
T: でも,言語はね,ひとつの道具になってしまうっていうことと,それから,今,いわゆる文学とかね,心を伝えるものとかありますでしょ,精神的には。
   そういう,あの,バランスっていうのは?。
I: うーん,でも,やっぱ,***,一番,広がってるんで〈うん〉,英語を使うことによって,やっぱ,ほかの文化も知ることもできることもあるし,やっぱ,なん,なんか,うーん,英語以外で〈うん〉しゃべろうと思えば〈うん〉,いろいろな言語を勉強しなければ〈うん〉ならないんで,やっぱ,英語が〈うん〉一番の近道じゃないかと〈うん〉思います。
T: *,英語は非常に便利だっていうことだけど,英語そのものの魅力みたいなもの,ありますか?。
   英語のここが好きだって。
I: うーん,えー、、、なんというか,単純にかっこいいっていうイメージしかないですね。
T: あん,かっこいいんですか。
   それは,どうして?。
I: うーん,前まで英語,嫌いだったんですけど,なんか,英語の音楽とかも聴いてたら,なんか,いい音楽とかもあれば,悪いのもあるんでありますけど,ま,音楽をとおして,英語がかっこいいように思えて,そ,それで,英語***。
T: そういう人,結構多いですよね。
   で,将来,えーと,どこの国の言語が,一番,今の若い世代の人たちに,受け入れられていくと思いますか?。
I: 英語ですね。
T: 英語。
   うーん。
   英語が,あのー,こう,【I】さんが思ってらっしゃるように,全世界に広まっていったら,世界はどう変わっていくと思いますか?。
   今よりも。
I: んー。
   やっぱ,英語が広まれば,なんか,こっちの国で知りたい,こっちの国で知りたいことが〈うん〉,わかるなど,な,技術的に衰えた国など,もう,あんまり,なんか,意見だ,意見だそうにも,すげや,あー,なん,どう言ったらええんや*。
   えーと,英語は,ちょっと,もう1回,言うわ{笑}。
T: はい。
I: えーと,英語,英語,んと、、、,*,うーん,今,自分が旅行,行きたいとしても,あ,えー,じぶ,んー,自分が行きたい国に,の,文化など知らなくても,英語で,英語があれば,なんか,まー,一応話すことは話せますし,もし話せなかったら,あの,すむすの,そこの言語を勉強するには難しいとこもあれば,難しいとこもあるんすけど,やっぱ,英語をひとつ勉強してれば,まー,わかる部分も,わかってき,くると思います。
T: うん。
   それ,【I】さ,個人的にそう思われるんですね。
I: もう,***。
T: 世界がどう変わるかなと。
I: 世界,どう変わるの、、、。
T: 英語を使う人が増えたら。
I: もう,国際化とか,そういうのなくなるんじゃないかね,ですかね。
T: うーん。
   あ,特に国際化というような意味合いが。
I: 国際化自体が〈ええ〉,意味がなくなって〈ええ〉,もう,普通にひとつの国としてまとまりそ〈あー〉,まとまるかどうかわからないですけど〈ええ〉,まー,ひとつ,ひとつとして,まー〈なるほどね〉,いわゆる,ノーボーダーみたいな。
T: あ,なるほどね〈はい〉。
   貴重なご意見,ありがとうございました。
I: *。
T: えっと,今,部活は,なになさってるんですか?。
   話が変わります…
I: あ,ロック研究部です。
T: え?。
I: ロック研究部。
T: ロック研究部。
   お,音楽?。
I: はい。
T: あ,どんなことやるんですか?。
I: いや,自分はドラム担当です〈ええ〉。
   もう,普通に,自分,あの,バンドを集めて,その中でやりたい音楽を,みんなで決めて,それで,たまに,あのー,文化祭などで,発表,それを発表する〈ええ〉といったかたちで。
T: あー,そうですか。
   その,文化祭に発表するまでのことを,ちょっと詳しく教えていただけますか?。
   どんなスケジュールで,あの,発表して***?。
I: それは,文化祭以外に,もうひとつ〈ええ〉,あの,大会があるんですけど,*,***っていうのがあって〈ええ〉,*,*,近畿〈ええ〉,きん,近畿,えっと,今,いろんな学校で,部活として,なんか,大会が行なわれてるんですけど,今,それがメインで,あの,みん,あとは,す,じゅうに,12人ぐらいの人が集まって,おんが,ま,バンド作って,それを,その大会,その大会に出るために,今,練習してるんすけど〈うん〉。
   あとは,だいたい,みん,普通に,ばん,バンドをわかれて,***とる感じで,あの,機材が,あの,1つしかない*,ドラム,ドラム〈あー,そうですか〉,セットが〈ええ〉。
   みんなギター持ってるんですけど,やっぱ,ドラムが1つしかないんで〈はい〉,合わせる時間が,もう,ひと,い,だいたい,分けて,その時間にしか合わせないみたいな感じでしかできないんで,あの,まず,やるバンドを決めて,数を決めて,そっから時間…
T: やるバンドっていうのは音楽ですか?。
I: もう,そのばん,1つのバンドを〈ええ〉,ワンバンドとして〈ええ〉,それが4つあると〈あ,そんなにあるんですか〉,あるとしたら〈ええ〉,時間を〈ええ,ええ〉4つにわけます〈うん〉。
   そっから,あの,どこ,どの時間がいいかなど,予定があれば〈うん〉上のほうに入れる〈ふーん〉。
   そういった感じで,時間を分けて〈うん〉,もう,普通に*。
T: じゃ,【I】さんにとって,一番ね,その,えー,バンドをやる意味っていうのは,どんなことですか〈んー〉?。
   *にとって。
I: やっぽ,音楽に楽しみを感じるから〈うん〉。
T: 音楽って,どんなものですか?。
   【I】さんにとって。
I: 人生の一部ですかね?。
T: 人生の一部。
   {笑},あの,音楽が嫌いな人がね,世の中にいますけどね,そういう人たちに,やっぱり,音楽のよさっていうのを,このバンドを通して,えー,バンドの演奏を通して,あの,伝わっていくといいかと思うんですけれど,あの,文化祭なんかに,いろんな人が来るんですか?。
I: はい{笑},あー,ちょっと,こっち,文化祭などは,ちょっと,残念ながら〈うん〉,そんなに,いち,たまに来るときあるんですけど〈うん〉,ちょっと,わからない場合は,結構,地味なところにあるんで〈うん〉,わからなかったら,たぶん来ないんですよ〈うん〉。
T; やっぱり,その,ここに来ないと聴かれないっていうね,あの,あれがありますね,生の演奏はね〈はい〉。
   うん,ま,さっきの,あのー,言葉と共通しますけど,音楽は,あの,言葉以上に,また,こうやって,広がりがありますよね。
   うん。
   ちょっと,また,今度,具体的なお話を〈はい〉させていただきたいと思いますけど,えーと,あの,日本のお料理でね,えー,なにか,特に好きな料理ってありますか?。
I: んー,特にないです。
T: なんか,唐突に料理のこと聞いちゃって,非常にね,健康的でいらっしゃるので,なにか,けん,あの,その,食事に気をつけていらっしゃるのかなと思って。
I: とりあえず,食べるもんは食べます。
T: 栄養のバランスとか,そういうのは考えていらっしゃいますか?。
I: いや,ちょっと,最近,肉があるんで,ちょっと野菜食べなきゃ〈うん〉っていうのを,かん,考えてます。
T: 必ず,朝晩は,おうちで,お食事されるんですか?。
I: 朝,朝,たまに食べないけど,そのぶん昼は食べて,まー,残せば,とりあえず,夕方,肉食べて,そっから,家には,ま,家では,夕方は家で食べますけど,朝,たまに抜けてるときがあります。
T: たまですか?。
I: たまに。
T: あー,じゃ,大丈夫ですね〈うん〉。
   今,最近ね,あの,え,日本でも小さい子どもから朝ごはんを抜いて,学校に行く子どもが増えているってことを,よく新聞なんかに出てるんですけどね〈はい〉,あの,その,家庭での食事の形態が,【I】さんは,ご家族と一緒にご飯食べてらっしゃるんですね,夜とか?。
I: 夜は,うーん…
T: 1人?。
I: まー,一応,1人というのは〈ええ〉,ないですけど,食べるとしたら,*,2人,い,2人以上は〈ええ〉一緒に食べる。
T: あ,じゃ,孤食じゃないですね。
   1人でたべ…
I: 孤食は,あんまり。
T: あ,そうですか。
I: たまにしか*。
T: 今ね,結構,日本の家庭の中で,孤食が増えてるっていうの,聞くんですけどね〈はい〉,それについて,どう思いますか?。
I: 孤食,やっぱ,あの,1人で食べてると,なんか精神的に悪いおもて,やっぱ,みんなで食べていたほうが〈うん〉いいかと思います。
T: でも,今のね,日本の,あの,えー,社会情勢っていうか,こう,時間に追われてる,子どもは塾に負われてる,母親はパートに追われてるとかでね,なかなか一緒に,こしょくする,チャンスがないから,仕方がないじゃないかっていう意見も出てますけどね。
I: ***,なん,なんとしてでも,やっぱ,合わせたいすけど〈うん〉,なんか,時間的に,なん,忙しいというのもありますし〈うん〉。
   ま,でも,できる場所で,でき,してない場所もあるんで,ちょっと,そこは,できるようにすれば,いい,できるする,できるようにすれば,あの,そこは,なんとかなるでしょう。
T: その,できるようにすれば,なんとかなるって,ちょ,ちょっと具体的に,どんなふうにしたらいいでしょうね?。
I: 具体的にいうと,もし,えっと,家族が,父,母,2人で,あと,ひ,子どもが1人いるとします。
   りょ,両方,働いていても,子どもが帰ってきたときに,1人で食べなければならないとき,親が,残業を残さんように,まー,仕事すれば,孤食というのを,何とか免れるんじゃないでしょうか?。
T: やっぱり,そういう意見をね,*,貴重な意見を,えー,世の中に,こう,新聞とか,あの,マスメディアとかで,あの,個人の立場からも発信していく必要っていうのは,あるんじゃないでしょうかね?。
I: まー,たぶん,違うと思う。
   なんか〈うん〉,みんなが言うから,そうしてるとかじゃなくて,自分の意見から,***,やっぱ,なんか,なんも変わらないと思います〈うん〉。
T: じゃ,どこに訴えたらいいですかね?。
   そ,どこに発表したらいいですかね?。
   【I】さんの,できる場として。
I: うーん,***,ちょっと,そこは,わからない。
T: うーん。
   ま,学校の生徒会とか,そういうのがあれば。
   やっぱり,学校全体でね,あの,ここの学校,ちょっと,あたし,ネットで調べたら,かなり有名な学校なんですね〈はい〉。
   ですから,その,えー,ネットなんかにもね,そういう意見なんか,取り上げるコーナーなんか,あるといいかなと思ったりしましたけどね。
   えーと,ここでね,ちょっと,あの,ロールプレイっていうの,あの,ちょっと,***,していただきたいと思うんです。
   それで…
   えーと…
   車は運転されないですよね?。
I: ***。
T: 自転車は?。
I: 自転車は***…
T: 乗りますか?。
I: *。
T: ちょっとね,これ,あの,このロールプレイを変えて,えー,やってみたいんですが,ちょっと,これ読んでみていただけますか?。
I: これ,そのまま?。
T: うん,そのまま読んでください。
I: そのままでいいですか?。
T: ええ,このまま読んでください。
I: あなたは,親しい友人の車を借り,運転して事故を起こして車を壊してい,しまいました。
   友人に電話をして事情を説明し,許してもらいなさい。
T: これをね,えーと,自動車じゃなくて,友だちのお父さんの自転車を借りたということにして,そして,事故にあって壊してしまって,その友だちのお父さんに謝る,電話で謝るってことにしてください。
   わたし,友だちのお父さんになりますね。
   まず,友だちが出てきて,お父さんにかわります。
   いいですか?。
   じゃ,どうぞ,お願い*。
I: 電話をですか?。
T: はい。
   でー,はい【T】です。
I: あの,【I】です。
T: あ,【I】くん,どうした?。
I: あの,ちょっと,今朝,自転車を借りましたけど,ちょっと,事故を起こしてしまいまし…
T: え,あ,あの,親父の自転車?。
I: はい。
   あの…
T: あ,ちょっと待って,ちょっと待ってね。
I: はい。
T: え,壊したの?。
   かわるからね。
I: はい。
T: 体,大丈夫?。
I: あん,大丈夫。
T: じゃ,ちょ…
   はいはい,【I】ですが。
I: あ,もしもし。
T: はい。
I: あの,ちょっと,今朝,自転車,借りましたけど〈ええ〉,あの,さっき事故を起こしてしまい,て,壊してしまいました。
T: えー,どんな事故か,ちょっと詳しく言ってください。
   どんな…
I: あの,ちょっと…
T: だい,体は大丈夫ですか?。
   けがしませんでした?。
I: あ,*大丈夫です〈ええ〉。
   ちょっと,あの,車は,ち,あの,横断歩道わたっていたときに,急に車が飛び出してきて,ちょっと,そ,ぶつかったんですよ,そこで〈ええ〉。
   あの,ちょっと,それで,自転車は,こんな,ポストにぶつかってしまって,つぶれたんですよ〈あー〉。
   申し訳ございません。
T: いや,*…
I: つぶしてしまいました。
T: 自動車にぶつかって,けがしなかったっていうのは,すごい幸いだけど,大丈夫…
I: あ,すいません。
T: うん。
   じゃ,その自転車,今,どうなってます?。
I: 今,自転車,ちょっと,け,警察のかたが持っています。
   ちょっと,事故の,あの〈うん〉,状況を,が,ちょっと,わからないんで〈うん〉,ちょっと,自転車は,警察のほうに預かっています〈うん〉。
   はい。
   あん,もう1度言います{笑},すいません。
T: あ,あの,体にね,けががなかったのが,なによりで,ま,ちょっと,とりあえず,えー,今日,時間があいてる時間に,ちょっと,うちに,えー,来てもらえないかな?。
I: はい,わかりました,すいません。
T: はい。
   はい,ありがとうございます。
   じゃ,今度,これね,あの,えー,うちへ帰って,お母さんに,こんなことがあったって,ちょっと,簡単に言ってください。
   わたし,今度,お母さんになりますね〈*〉。
   えっと,下のお名前,なん***たっけ?。
I: あ,【I(名)】です。
T: 【I】…
   あ,【I】,どうしたの,その顔は?。
I: いや,ちょっと,今朝,友だちの父さんに借りた自転車,つぶしてしまって。
T: え?。
   どうしたの,それで?。
I: ちょっと,事故ってしまったんです〈うん〉。
   事故ってしまって。
T: で,あっちに連絡した?。
I: あ,もう,さっき,した〈うん〉。
   ちょっと,チャリ,自転車,ちょっと,つぶれて,もう,使えるかどうか,わからないけど〈うん〉,まー,一応,警察のほうが,持ってて,とりあえずは。
T: 弁償しなきゃいけないかな。
I: じゅっぱ,貯めた金,使うべきですね〈うん〉。
T: じゃ,ちょっと考えようね。
I: はい。
T: うん,でも,けがしなくてよかった。
I: うん。
T: はい,ありがとうございました,{笑}。
   これから,どうされますか?。
   今日,これで,おわ,終わりですが。
I: *,もう,***,勉強ですね。
T: また授業に?。
I: うーん,うん,授業です。
T: あ,じゃ,じゅぎょ,授業,楽しくやってください。
   お疲れさまでした。
   ありがとうございました。