T: はじめまして。
I: はじめまして。
T: えー,【地名1】から来ました【T】と申します。
   よろしくお願いします。
I: よろしくお願いします。
T: えと,お名前,うかがえますか?。
I: 【I(フルネーム)】です。
T: 【I】くん?。
I: あ,はい。
T: え,どんな字書くんですか?。
I: え,もう,そのまま,元気。
T: 元気いっぱいの元気?。
I: そうです。
T: あ,そうですか〈はい〉。
   えー,すごいですね{笑}〈はい{笑}〉。
   いい名前ですね{笑}。
I: はい,ありがとうございます{笑}。
T: どうしてそんな名前が付いたか,ご両親に聞かれたことありますか?。
I: あ,はい。
   あのー,昔,『【作品名】』っていう漫画があったらしくて〈ええ〉,それの元気が〈ええ〉,まー,お母さんが好きだって言って〈はい〉,それで元気って付けたって言ってました。
T: あ,そうですかー〈はい〉。
   それ,いつごろの漫画ですか?。
I: いや,それはわからないんですけど。
T: あ,見たことない〈あ,はい〉。
   あ,そうですかー。
   その通り,名前の通り,なりましたね。
I: ま,それは,ちょっと,わからないです。
T: {笑}でも,その名前に〈はい〉どんな感想持ってますか?。
I: うん,もう…
T: 気に入って…
I: いい名前付けてくれた。
T: あー,良かった〈はい〉ですねー{笑}。
   なんか,えー,元気って,こう,結構聞かれるんじゃないですか?。
I: あー,はい。
   よく聞かれます。
T: ふーん。
   そのたびにいい名前だと〈あー〉。
   えーとね,あのー,今こちら定時制高校に伺ってるんですけどね〈はい〉,えっと,定時制高校っていうのは〈はい〉,えーと,あのー,時間割とかそんなんはどうなってるんですか?。
I: 時間割は,うーん,4時間目までしかなくて〈ええ〉,6時5わから9時20分までの45分授業が〈うん〉,ま,4時間〈ふーん〉。
   で,休み時間5分しか。
T: あ,そうですか。
I: で,まー,授業は,まー,たぶんほかの高校とかと一緒だと思います。
T: ふーん。
   で,えっと,1週間に何曜日から何曜日まであるんですか?。
I: 月から金。
T: あ,金まで。
   土日はお休みなんですか?。
I: 土曜はあるとは聞いたんですけど,まー,それは自由〈ふーん〉で,行ってもいいし行かなくてもいい。
T: えー,それ,どういう授業なんですか,土曜日がじ,あ,自由っていうのは?。
I: それは,ちょっと,あの,聞いてないんで。
   土曜日があるっていうことしか知らない。
T: あ,行ったこともない。
I: はい。
T: あー,そうですか。
   あるんですか。

{チャイムが鳴り,録音が一旦停止する}

T: その,いま土曜日の話聞いてたんですけどね〈はい〉,行ってもいい,行かなくてもいい〈あ,はい〉。
   それ,どういう,そ,あの,わからないってことないと思うんですけど,どういう,わたしは全然わかりませんけれど,どういう内容?。
I: ない,内容…
T: え,部活みたいなもん?。
I: いや,それ,行ってないからわからないんですけど〈うん〉,土曜日は,ま,自由で〈ええ〉来て,授業があるっていうことしか〈ふーん〉知らないです。
T: あー,そうですかー〈はい〉。
   えーとね,高校生の授業っていうのは,あの,えー,どんな,じゅ,内容,授業科目ってどんなものがあるんですか?。
I: ま,国語とか社会〈うん〉,で,数学,理科〈うん〉,ま,外国語です。
   で,情報〈ふーん〉っていうのと,ま,あとホームルーム〈ふーん〉っていうのと,ここでしたら,金曜日は,1年生だけですけど,産業社会〈ふーん〉っていうのがあって,なんか,みんなで,あの,ほかの校の卒業生の人が来てくれて講演会みたいなのをしてくれて〈うん〉,話を聞くみたいなのもある。
T: それが産業社会。
I: そうです。
T: あー,そうですか。
   今までにどんな人が来てくれたんですか?。
I: えーと,どんな人が…
T: 印象に残ってる。
I: なんか,ここの卒業生の人が社長になった〈ふーん〉って言ってます。
   その人が来たってのしか覚えてない。
T: でも,成功物語ですね〈はい〉。
   どんな,あのー,お話でした?。
I: ちょっと内容覚えてない。
T: 内容覚えてない。
   それ,なんか,こう,あー,さすがっていうような,印象残ったようなことって。
   だって,せっかく,その目的で学校はその授業やってるんでしょ{笑}。
   なんか覚えてないともったいないですよね。
   覚えてない?。
I: えー,覚えてない。
T: じゃ,あんま役に立ってないかな,その授業は。
I: 遅れていったんで。
T: あ,遅れていったから,始めから聞いてなかった。
   もう一つのね,目新しいね,情報っていう科目はどんな科目なんですか?。
I: 情報。
   だからパソコンの〈うん〉,なん,いろいろなコンピューターの〈うん〉,なん,まい,なんか,説明,どうしていいかわからないですけど,なんか,やるみたい。
T: 実際,じゃー,今週もありました?。
   えーと,今週…
I: でー…
T: 今日がまだ火曜日だから〈あー〉先週か。
I: ありました。
T: ありました?。
I: はい。
T: 先週,そのじょう,情報の時間にどんなことやったか,ちょっと,教えていただけますか?。
   むかしわたしはその情報の時間なんかなかったんでね。
I: なんや。
   えー…
T: うーん。
   どんなことやるのか。
I: ま,プリントに〈うん〉ま,先生が黒板に情報の〈うん〉、、、うん,なんや,なんや,情報のなんかを,あんま話聞いてないからわかれへんけど〈{笑}〉,なんか書いてることを,黒板に,書くだけ。
T: え,書いてあることを黒板に書く?。
   誰が書くんですか,黒板に?。
   生徒が?。
I: 先生。
T: あ,先生が書く。
   あ,プリントに書いてあることを。
I: いや,なんか,先生が〈うん〉話して〈うん〉,その大事な部分を〈うん〉黒板に書いてるのを,それを写して〈うんうん〉書くみたいな。
T: ふーん。
   それ面白いですか?。
   その情報の時間っていうのは。
   ほかのくら,時間に比べて。
I: うーん。
   ま,どれもあんまり面白くない。
T: あ,どれもあんまり面白くない,授業は,うーん。
I: 授業はあんまり好きじゃない。
T: 授業はあんまり好きじゃない。
I: はい。
T: でも,なんかね,面白くなる工夫ってあるんじゃないかと思うけど。
   何か好きなものってないですか,そん中でも?。
   好きな科目っていうのは。
   これはまあまあかな…

{チャイムが鳴り,録音が一旦停止する}

T: えーと,あの,面白い,えー,授業はないかって,いま聞いたんだけど,なんか。
I: 体育とか。
T: 体育。
   うーん。
   体育どうして面白いんですか?。
I: 体が動かすのが〈うん〉,結構好きなんで,ま,面白い。
T: やっぱ名前の通り〈はい〉,元気だから{笑}。
   体育の授業ってのは,あの,どんなことをするんですか?。
   なんか,授業っていうと,もう,面白くないかなと思うんですけど〈あー〉。
   体育の授業なんて。
   面白い。
I: ま,遊びみたいな感じで〈ふーん〉,ま,サッカーとか〈うん〉,ま,ソフトボール〈うん〉とかバレーボールとか〈うん〉をみんなで楽しくやるみたいな。
T: あ,そうですか。
   いま何やってるんですか?。
I: 今は,もう,いろいろと。
   さ,サッカーはあんまりやってないですけど,バレーとかやってます。
T: あ,あのー,なんていうか,こう,シーズンによって,こう,この期間はなんとか,そういうふうにやってるんじゃないですか,授業として?。
   いつからいつまではバレーとか,そういうんじゃなくて。
I: あー,なんか,スポーツテストとか〈ええ〉,ま,あ,あります。
T: ふーん。
   じゃ,ふだんの,ちょっと,あの,体育のね,授業のやり方っていうのを教えてもらえますか?。
   なんか,いろいろいっぺんにやるみたいなこと聞いたけど,自由にやる?。
I: 自由。
   とくに決まってない。
T: とくに決まってない。
I: やりたいことをやるみたいな〈うん〉,今は。
T: でも,みんながやりたいこと勝手にやったらめちゃくちゃになっちゃいますね,なんか。
I: あ,なんか,バドミントンとバレーボールと,あと,なんか,サッカーみたいなで,えらん,選んで,そんで,まー,みんな,その中でやりたいものを〈うん〉,ま,自由にやるみたいな。
T: ふーん。
   じゃ,みんなで選んで,一つを,みんな勝手勝手じゃなくて。
   今日はこれやろうとか。
I: ちゃうちゃう。
   勝手勝手で…
T: 勝手勝手。
I: その,この,やろう,なんか,たいてい決まってて〈ええ〉,それをやる,みたいな。
   なんか,バレーボールのネットが張ってあったら〈ええ〉,あ,もう,バレーやろか,みたいな〈ふーん〉。
   で,向こうにバドミントンの,なんか,もう,セットされとったら,じゃ,まー,俺たちはバドミントンやろうとか〈ふーん〉。
   で,勝手に,うん。
T: じゃ,もう,それぞれ何人かずつ。
I: そうそうそう。
T: あー,そうですか。
   じゃ,ほんとに自由にできて楽しいですね。
I: 自由です。
T: あの,こう,やれとか言われるんじゃなくって。
I: そうです。
T: ふーん。
   じゃ,ほんとに,こう,発散できて〈はい〉いいですね。
   それで好きなのね。
I: あ,はい。
T: ふーん。
   あとね,えーと,勉強が,その,夜,月曜から金曜まであって,なかなかたいへんだと思うんですけどね〈はい〉,昼間はどんなことされてるんですか?。
   バイト…
I: 昼間は仕事,バイトしてます。
T: ん?。
I: バイトしてます。
T: バイト。
   あ,どんなバイトですか?。
I: ま,ラーメン屋みたいな。
T: ラーメン屋さん〈はい〉。
   ラーメン屋さんでどんな仕事してるんですか?。
I: ま,お客さんが来るのを〈うん〉,ま,いらっしゃいませって言って〈うん〉,ま,そんなん。
T: あ,じゃ,いわゆる接客。
I: 接客。
T: ええ。
I: はい。
T: 作ったりはやらないですか?。
I: 作ったりはたまにやるけど〈うん〉,そんなには。
   ま,ほとんどは〈うん〉,ま,接客が。
T: あー,そうですか。
   どんなお客が多いですか?。
I: サラリーマンの人。
T: ふーん。
   どこらへんにあるんですか?。
I: 【地名2】。
T: 【地名2】。
   賑やかなところですね〈はい〉。
   何時から何時まで。
   ちょっと,バイトについてね,もっと〈はい〉,どんなバイトやってるか教えていただけますか?。
   ちょっと興味がある。
   高校生のバイト。
I: あ,ま,普通。
T: うん。
   だいたいわかる人,何聞いても普通って言うんですけどね。
   その普通がね,普通じゃないんですよね{笑}〈{笑}〉。
   ちょっと面白い,ふーん。
I: まー,接客とか〈うん〉して,そんで,食べ終わったのを洗って〈うん〉を,ま,繰り返しみたいな。
T: 接客ってね,結構難しいと思うんですけど,接客のコツっていうか,こう,あるんですよね〈うーん〉。
   結構皆さん,敬語なんか上手にお店行くと使ってるでしょう,ふだん使わなくても〈あー〉。
   だから,接客の,なんか,こう,うーん,心がけていることとか。
I: うーん。
   ま,わからないこととかあったら〈うん〉,やっぱり,あの,その,前からいた先輩みたいな〈うん〉***に聞いたり〈うーん〉して,今もやってます。
T: 今,あの,その,バイトでね,あのー,困ったことってありますか?。
   困った経験っていうのは。
I: 困った経験…
T: なんか失敗したとか。
I: あー、、、,ま,ちょっと,持って行くのが,人が混んでて〈うん〉,その,おくれ,も,お客さんに,その,ラーメン持って行くのが遅れたりとかしたら〈うん〉,結構言われたりは〈うん〉します。
T: そのときどうしますか?。
I: あ,もう,謝る。
T: うーん。
   だいたい納得してくれます?。
I: あー,はい。
T: 店長出せとか言われたことないですか?。
I: あ,それはある。
T: あ,そう〈はい〉。
   じゃ,上手なのね,きっと答え。
I: いや…
T: ***な謝り方が。
   えーとね,バイトで〈はい〉親しい友だちっていますか?。
I: あー,はい。
   あの,一緒に〈うん〉行ってる,あの,【人名1】,【人名1】。
T: 【人名1】,何くん?。
I: 【人名1】。
T: あ,【人名1】くん。
   あ,会ったことあります。
   ちょっとだけ会ったことあるんだけど,全然詳しくわかんないんですけど〈あー〉,どんな友だちですか?
I: ま,ブラジル〈うん〉のほうなんで。
T: あ,そうですか。
   どうですか,ブラジルから来た人でもバイトはちゃんとできるんですかね。
I: あー,はい。
   もう〈ふーん〉,できてます。
T: あ,そう。
   どんな友だち?。
I: どん,んー,ま,一緒に遊んだりとか。
T: んー。
   性格とかは?。
I: 性格。
   んー,どんなんやろ。
   ま,いっぱい人がおると〈うん〉,あんまりしゃべらないっていう〈あー〉,緊張して。
T: 緊張して。
   ふーん。
   そういうときに,じゃ,【I】くんがいてあげたら,彼助かりますよね。
I: はい。
T: ふーん。
   そっか{笑}。
   あのー,えっと,【I】くんにとってね,親友ってどんな人ですか?。
I: 親友〈うん〉。
   親友、、、,うーん,うん,やっぱり何でも話せる友だち。
T: うん。
   そういう親友いますか?。
I: はい。
T: あ,どういう,じゃ,良かった。
   いや,結構ね,いま若い人たちに聞くとね〈はい〉,親友っていないっていう人いるんですよね〈はい〉。
   うーん。
   あの,なんか,人間関係がね,非常に,こう,希薄になって来てて,友だちと付き合わないで,こう,一人でいたいっていう人が結構いる。
I: あー,はいはい。
T: そういう人たち周りにいます?。
I: 周りにはいないと思う。
T: うーん。
   でも,そういう人たちがねー,なんか,こう,社会との接点,持たないことで,なんか,変な,いろんな事件が出てくるような気がするんですけどね。 
   そういうことについてはどう思いますか?。
I: うーん。
T: そうは思わない。
I: そう。
   ***〈うーん〉。
   わからない。
T: うーん。
   今でもね〈はい〉,結構,あの,なんていうか,こう,すぐにキレてしまって走るような凶悪な犯罪って起こってますよね。
I: あー,はい。
T: ああいうことについての感想っていうか,同じような世代,もう,ちょっと違う,もう,同じような世代〈あー〉,いますよね。
I: はい。
T: ちょっと理解できないんだけど,なんか,【I】は,こうじゃないかなという,なんか,あれありますかね。
   感想っていうか。
I: うーん。
   わからない。
T: 人は人?。
I: はい。
T: 別世界の人?。
I: はい。
T: あの人は。
   そうか。
   あの,最近ね,ニュースで,なんか,こう,一番,関心の,あれって,関心のあるニュースとか,世間のできごととかありますか?。
I: 関心。
T: うん。
   印象に残ってるとか。
   関心なくても印象残ってる。
I: ガソリン高いなーみたいな。
T: あー,ガソリンねー〈はい〉。
   高いですね〈はい〉。
   え,まだ運転しないでしょ?。
I: はい。
   しないですけど…
T: 運転します?。
I: しないですけど〈うん〉,なんか,ニュースとか見とっても〈うん〉,今,めっちゃ,高なってんなーみたいな〈うーん〉感じで思う。
T: どうして高くなってるんでしょうね,あれ。
   あの,今日もまた高くなったと言ってましたよね。
I: はい。
T: うーん。
   どうして高くなったと思いますか,あれ?。
I: うーん。
   あの,石油みたいのが取れてないんじゃない。
T: ん?。
I: 石油が取れてないんじゃないですか。
T: あー,石油がねー。
   大本のところが取れてない〈はい〉。
   ま,あのー,原因はね,いろいろあるんだと思うんだけど,この,ガソリンが高くなったってことはね,どんな影響が出てきてるかなと思って。
   【I】までが心配してるんですか{笑}。
   どんな影響が出てきてると,どういうところに影響があると思いますか?。
I: 影響。
T: うん。
   おうちで,ご両親とか車運転されたりしますか?。
I: あ。
T: うん。
   そしたらやっぱり,肌身に感じて,影響を感じてるんでしょう。
I: ガソリン代が進んだ,しょっちゅうしょっちゅう,車には〈うん〉乗られへんみたいな〈うん〉のはある。
T: そうですねー。
   うーん。
   あのー,ガソリンはね,あのー,どんどん値段高くなって,ま,いずれ,どうなるかって心配ですけど,あのー,ま,ガソリンていうのは,ま,使わなければ,その,なんていうの,CO2とか減ってくるけれど,なんか***ニュースで昨日今日,あの,北海道の洞爺湖で会議やってましたよね,世界会議。
   あのニュース見ました,聞きました?。
I: いや,見てないです。
T: 見てない?。
I: はい。
T: あれ,結構大変なニュースでやってたんだけど〈はい〉,あのー,世界のね〈はい〉,代表,代表8カ国の代表が集まって〈はい〉,あの,温暖化を止めようかとかね〈はい〉,貧乏な国,あの,世界の貧乏な国を救おうとか言ってたみたいだけど〈はい〉,そこでね,言ってたのが,あの,2050年に,今のCO2〈はい〉の排出量を今の半分にしようって,ま,そういう,あのー,合意を達したんですけどね。
   2050年って,まだ,【I】なんかはいくつですか?。
I: 15です。
T: 今15?。
I: はい。
T: 2050年って言ったらいくつなります?。
   22年,いや,ちゃうちゃう,42年。
I: 57。
T: 57。
   まだまだい,元気で生きてますね{笑}。
   そのころ,そのころに今の,あの,CO2が半分になって〈はい〉,地球の温暖化がストップするようになっていくって言ってんだけど,わたしなんかから見たら,50年後なんて,あの,2050年て42年後な約束なんか信じられないんですよね〈はい〉。
   ふーん。
   その,温暖化ってことなんかについて,どう思いますか?。
I: 温暖化。
   そんな,考えたことがない。
T: 困ったことない?。
   心配じゃない?。
I: 心配ではあるけど〈うん〉,そこまで深くは考えたことがない。
T: うーん。
   あんまり影響,考えてないかなー。
   はい。
   ま,これもね,ちょっと,考えてもらえたらなって思うんですけどね〈はい〉。
   ま,わたしもそんな詳しく知ってるわけじゃない〈はい〉んだけどね。
   今日新聞見てください{笑}〈はい{笑}〉。
   あのー,えーとね,あのー,えー,あと,休みの日なんかはね,休みの日,休みの日はバイト,全部?。
I: いや。
T: 土日。
I: 土日はバイト休み。
T: バイト休み?。
   じゃ,まったくフリー?。
I: ま,サッカー〈うん〉チーム入ってるんで。
T: あ,そうですか。
   どこで?。
I: ま,この辺の〈ええ〉ところで,ま,大人の人とかと。
T: 正規のチーム?。
I: はい。
T: あー,それ楽しそうですね〈はい〉。
   ふーん。
   その,日曜日,いつ,あの,どんなふうにやるんですか?。
I: サッカー…
T: 練習?。
I: 練習。
T: 試合の?。
I: 試合も,まー,あるし〈ふーん〉,まー,だいたいは練習〈ふーん〉が多いです。
T: あー,そうですか。
   え,大人の人っておっしゃったわね?。
I: はい。
T: それ,ちょっと,面白そうですね〈はい〉。
   すると,その,チームの成り立ちっていうか,チームのことについて教えていただけますか?。
I: なり…
T: わたし,興味津々で聞いてばっかりでいましたけど{笑}。
I: ま,ほとんどは〈ええ〉15歳とかで,ま,何人か大人がいて,で,それで,その大人の人たちと〈ふん〉,ま,この,ほかの15歳ぐらいの子たちが,ま,夜間練習してる。
T: ふーん。
   それ,町でやってるんですね?。
I: うーん。
T: 町じゃない。
I: 町,ま,かっ,勝手にっていうか〈うん〉,ま,チームつくろか,みたいな感じで作った。
T: そこに入ってて良かったなと思うことは?。
I: うーん。
   やっぱり,よくしゃべる人たちだ,やったから〈うん〉,もう,サッカーも,それ,楽しくできるっていうか〈ふーん〉。
   しゃべりながらでも。
T: あー,なるほどね〈そう〉。
   コミュニケーションがよくとれるんですね。
   ふーん。
   今なかなかね,あの,大人とコミュニケーション,ほかの社会でとれてない,場面でとることってないと思うんですけどね。
   そこではよくとれるんですね〈あー,はい〉。
   ふーん。
   学校の先生とはよく話していますか?。
I: あ,何人かとは。
T: 何人かとは。
   ふーん。
   話さない先生もいらっしゃる。
I: 話さない先生もいる。
T: 話したくない大人っているんですよ,先生に限らず。
   どんなタイプの大人は話したくない?。
I: 酒癖が悪い人。
T: 酒癖が悪いね。
   大人って信用できますか?。
I: はい。
T: あ,じゃ,【I】くんの周り,いい大人がいっぱいいるってことだ。
   信用できなかったことってある?。
   あの,裏切られたことってありますか?。
I: それは経験ない。
T: あ,そうですか。
   ふーん。
   それは良かったわ{笑}。
   えと,あと,あの,さっき,なんか,バイトでね,調理もたまにするって言ってらしたけど〈はい〉,どんなもの作るんですか?。
I: ラーメン作る。
T: ラーメン。
   日本はラーメン文化の国だって言われてるんだけれど〈はい〉,そんなにラーメン好きな人がいっぱいいるんですかね。
I: うーん。
   たぶんそうだと思います。
T: ふーん。
   ラーメン文化っていう言葉,わたし聞いたんですけどね。
   【I】くん,その言葉知ってます?。
I: 知らないっす。
T: 知らないとしたら,ちょっと,考えてみてほしいんだけど〈はい〉,何でラーメン文化っていう言葉が出てきちゃうんですよね。
I: えー。 
T: ラーメンが文化になってしまう。
I: ラーメン嫌いな人,おらんからじゃないかな。
T: あー,誰もラーメン好きだから。
   うーん。
   地域地域によってね,ラーメン売り出し,あの,売り物にしてるね,地域なんかもありますよね〈はい〉。
   でもね,あの,ラーメンって,なんか,すごく脂肪分が多くて〈あー〉,健康的にあんま良くないんじゃないですか?。
I: まー,そうです。
T: なのに,どうして,そんな,ラーメンが流行るんでしょう。
I: まー,おいしいからだと思う。
T: じゃ,おいしいからね〈はい〉,ラーメンみたいなものがどんどん,ラーメンみたいなって失礼な,ラーメンのようなね{笑}…
I: はい。
T: うん。
   高カロリーのものをね,みんながどんどんどんどん食べられていったら〈あー〉,いまメタボもすごく問題になってますけど,今,あの,若い人だって好きですよね,ラーメン。
I: あー,はい。
T: 将来の〈はい〉若い人たちの,あの,なんていうか,健康問題ってどうなるんでしょうね。
I: 食べ過ぎないほうがいいと思う。
T: 大人になる過程でどこかで気が付いてストップするでしょうか?。
I: ま,それはないです。
T: 好きなものは好き,食べちゃう?。
I: うん,、、、ま,自分は好きなものは好きとかで食べるけど,けどバランスは〈うん〉野菜とかも食べるようにはしてる。
T: じゃ,将来,その,ラーメンばっかりどんどん食べ続けるっていうようなことは,人々が〈はい〉,どうでしょう?。
I: うーん。
   ま,メタボリックとかになると思う。
T: その,いま高校生でね,あのー,【I】くんそういうふうに言ってたんだけれど,あのー,結構,サラリーマンなんか若い人でもね,食事いい加減にしてる人いっぱいいるって聞く,朝を抜くとかね〈はい〉,それか,あの,ラーメンで済ますとかね,夜でもね〈はい〉。
   うーん。
   なんか,その,えとー,【I】くんが,そういう人たちに意見したいとしたら,ラーメン作ってるメンバーとして,なんかいろんなもんいっぱい入れるんでしょ,脂っこいもんとかいっぱい。
I: あー,はい。
   入れます。
T: なんか,ちょっと,こういうふうに気を付けたほうがいいですよっていう注意点ってありますか〈うーん〉,食事の取り方で?。
I: 食事の取り方。
T: うん。
I: もう,野菜とか食ったらいい。
T: うん。
   そうだね。
   じゃ,もしね,あのー,えーと,なんていうの,保健所の人とか,そういう立場にいたとしたらね〈はい〉,なんか,健康問題,町の人に健康問題を解決したいとか,そういうときに,なんか,こう,こういうことに注意してあげなさいとか,そういう,そういう視野が,なんていうの,あの,つい考えたこと,考えたことないと思うけど,考えてみたら〈うーん〉,どういうふうに働いてますか?。
I: うーん。
   わからないです。
T: あんまりそういうこと考えたことない?。
I: 考えたことないです。
T: いつも自分のことでいま幸せなんだ{笑}。
   あ,でも幸せかどうかわかりませんよね〈はい〉,みんなね,人間はね〈はい〉。
   うーん。
   えーと,じゃーね,ちょっと,ここでね,あの,ロールプレイっていうのをやってもらいたいと思うんだけどね。
   えーと,じゃ,これ,ちょっと,やってみましょうか。
   ちょっと,こ,あの,わたしがね,え,ちょっと,これ,読んでもらえますか?。
I: 友だちのお父さんに自転車を借りましたが,ぶつけて壊してしまいました。
   お父さんに謝ってください。
T: うん。
   わたし,友だちのお父さんになりますね〈はい〉。
   こんなことないと思うけど〈はい〉。
   ちょっと,壊しちゃって,壊れてしまったから,電話で,ちょっと,電話かけてください。
I: え?。
T: わたし,友だちのお父さんだから,謝らなくちゃいけない,この場合。
I: すいま,ごめんなさい。
T: そうそうそう。
   じゃ,ちょっと,事情を言ってね。
   わたし,いいです,事情を聞きますから。
   リーンて電話かけてきてね。
   はいはい。
   えと,【人名2】です。
   あ,どなたですか?。
I: あ,【I】です。
T: あ,あのー,うちの子の,あの,友だちの【I】くん。
I: あ,はい。
   そうです。
T: 【I】くん,なーに?。
   あ,あ,なんか言ってたねー。
   うちの子が,あのー,わたしの自転車,【I】くんに貸したとか。
I: あ,はい。
   借りたんですけど〈うん〉,その自転車が〈ええ〉,ちょっと,ぶつけて…
T: え,何にぶつけたん?。
I: ちょっと,車{笑}…
T: 車?。
   え,自転車どうなった?。
I: 自転車が壊れてしまって…
T: それで,【I】くんは怪我とかは?。
I: いや,怪我は無かったんですけど…
T: あ,それは良かったね。
   だって,あの自転車,ちょっと高いんだよ,あれ〈あ,はい〉。
   変速いっぱい付いてて。
I: はい。
   そうですね。
T: 黙って貸しちゃったんだよね,息子。
I: あ,はい。
   ぶつけてしまってごめんなさいと〈うん〉いうことを伝えないといけないなと思ったんで〈うんうん〉お電話しました。
T: あー,うん,電話ありがとう。
   まー,***くん怪我なくて良かったけどねー〈はい〉。
   うーん。
   あの自転車,ちょっと,残念だなー。
   今どこにあんの,あの自転車?。
   自転車。
I: 家に,【地名3】にあります。
T: あ,ほんと。
   わかった。
   取りに行くわ。
   {笑},ありがとうございました。
I: あー,終わり?。
T: 終わりです。
   ごくろうさま。