T: はい。 では,えーと,じゃ,インタビューを始めさせていただきます。 I: はい。 T: よろしくお願いいたしまーす。 I: よろしくお願いいたしまーす。 T: 【T(姓)】といいます。 I: はい,え,【I(姓・名)】と申します。 T: よろしくお願いたします。 I: よろしくお願いたします。 T: えっと,【I(姓)】さんは,えっと,どちらか,ご出身ですか?。 I: えっと,中国です。 T: あ。 I: はい。 T: えっと,中国のどちらの,…。 I: えーと〈はい〉,そうですね,あの中国の,あの,西の方の〈ええ〉,あの,【地名1】というところで〈あー〉,あの日本では,あの,「シルクロード」というふうに言われているところです。 T: えー,はい。 I: はい。 T: 日本からだいたいどのぐらい時間かかるんですか?。 I: そうですね。 あの,時差が〈ええ〉,3時間もあるので〈ええ〉,あの飛行機ですと〈ええ〉,【地名2】ですとか【地名3】で,一端乗り換えて〈はい〉,あの,ま,帰るんですね〈ええ〉。 一日がかりで,帰るんですけれども,いつも。 でー,だいたい,合わせると,トータルで,たぶん,8時間,近くなっちゃうんですね〈ふーん〉,はーい,飛行機乗る時間だけでは。 T: えー,えー。 I: はい。 T: なるほど〈はい〉,じゃもう,半日がかり,一日がかりですかねー。 I: えっと,二日がかりですね。 T: あ,二日がかり。 I: えー,一日,とう,当日,あの朝から晩まで,その便があればいんですけど。 T: あー,そっか,そっか,乗り継ぎがありますからね。 I: 乗り継ぎがありますね。 T: なるほど。 えーと,今,日本では何をなさってるんですか?。 I: 日本では〈え〉,今,あの,大学院に〈ええ〉通っております。 T: はい,はい。 I: はい。 えっと,そうですね。 T: はい。 I: あのー,応用言語学という〈ええ〉,あの,専攻ですが〈はい〉,あの,言葉は,えー,人間がどのように,え,勉強していて〈うん〉,あと特に外国語ですね〈はい,はい〉,で,どのよう,どうすれば,その言葉,外国語として,あの効率,効果的に〈うん〉教えることができるかといったようなことを〈はい〉今勉強しております。 T: へー。 I: はい。 T: あ,じゃ,将来は,そういう,何か日本語を教えるような仕事に。 I: そうですね,できれば〈ええ〉,あの日本語を教える仕事に,あの,携わりたいんですが〈はー〉。 まー,あの,それが,中国で,あれする場合は〈うん〉,やっぱりその博士号といったか〈うん〉,学位がないと難しいので〈ええ〉,ま,今それを,あの,目指して頑張っているところです。 T: あー,そうですか。 へー,で,何か,ほら,外国語って色々あると思うんですけれども。 I: ええ,ええ。 T: そもそも日本語を勉強するようになったきっかけっていうのは,どういったことだったんですか?。 I: そうですね。 あの,元々,わたしは,あの,【地名1】と言うところ〈はい〉,中国では,ま,少数民族の地域で〈はい〉,あの,小さい頃から,いろ,いろんな言語に触れる機会があったんですね。 あの,中国語だけではなくて〈ええ〉,例えばウイグル語です。 ウイグル語でって言うとなんかトルコ語に近いって言ったような言語で〈へー〉,たら,もう,あの,うす,ま,さい,と,子供ん時から,ま,いろんな言語に興味があって〈あー〉,で,その中の,ま,外国語,あの,大学では,外国は勉強できれば〈うん〉いいかなと思ってたんですが,で,あの,その,日本語を勉強するきっかけってゆうのは,また,あの,非常に,あの,ま,今でゆうとなんか,ま,よく,あの,ある,あの,話になっちゃうんですけれども〈ええ〉,えーと,日本のアニメが〈あー〉好きだったんですね。 で,中国,私,小学校のとき,中国には,日本の〈ええ〉いろんなアニメが〈うん〉,あの,えー,こう,輸入されていて〈うん〉,でー,あのー,なんかそれを見て,すごく面白くって〈ふーん〉,あの,もちろん,その,吹き替え版なので,中国語でみなさん話をしてるんですが〈うん〉,でー,えっと最後の歌とかの時には,日本語になっちゃうんですね〈ほー〉。 その響きが,すごく,あの,良くて,「いつか日本語で歌えたらな」とか思って〈あー〉,あと,やっぱり,その,えっとー,「日本語で,その,げん,元の言語で,そのアニメ見たいな」という〈あー,なるほど〉,あの夢があって,で,それで,そうですね,その後,こう,日本語を専攻することと繋がったかも〈うん〉しれないんですね。 T: なんか,印象に残っているアニメの,ちょっとストーリーなんか…。 I: そうですね。 T: おし,思い出すものありますか?。 I: えー,あの,昔のものですと,ちょっと〈ええ〉,忘れちゃったりしているんですが…〈はい,はい〉。 T: はーい,はい。 I: まー,そうですね,最近のものですとー,まー,あの,何年前,あの,日本の,有名な,あの【アニメ・タイトル1】という,あのアニメに,あ,アニメ見たんですが〈ええ〉その,せん,【アニメ・人名1】という女の子が〈ええ〉,ご両親と一緒になんか,あの,ある日,あの,不思議な世界に入って,で,そのご両親があまりにもそこ欲望があって,こう食べることに,あの集中し,してしまって〈うん〉,結局なんかこう獣だったような,あのー,なっちゃったらしんですね〈うん〉,多分。 なんかマジック,あのー,かけられたような〈うん〉こう不思議な世界だったから。 で,それで,それをこう,ご両親を救うために*,その,あの,【アニメ・人名1】という女の子がいろんなこう,えーと,不思議なことを経験しながら,ま,なんか,いろんな,こう,あの,ま,方法を考えるんですね〈うん〉。 で,その時,づ,その中で,こう,あの,ま,一つは,その元々【アニメ・人名1】という名前が,こう奪われて〈うん〉千になったとか,えーと,それで,ま,いろんな,こう,ま,不思議なことに出会ったりして,それで,最後に,一応その,ご両親と一緒にその,不思議な世界から,こう,脱出できたって〈うん〉いう話だったんですね〈ふーん〉。 あの,ま,ストーリーはそんなに複雑じゃないんですけれども〈うん,うん〉でも,なかでは,いろんな,こう,人間像があったりして,あの,面白かったですね〈ふーん〉,はい。 T: なんかあのー,えーと,【人名1】でしたっけ?,【アニメ・イトル1】… I: そうですね,【人名1(名字)】,そうです,監督さんが,はい。 T: でー,なんか,あの,【人名1(名字)】アニメに関わらずですけど,日本のアニメって結構人気があるみたいなんですけれども。 I: そうですね。 T: その,日本のアニメのね,面白さっていうのは,どういうところにありますか?。 I: まず,その,ストーリーが〈うん〉非常に面白い,あの,ところが,まず,その,リアルにその人間世界を描いてることが,多くて,それが,非常に,あの面白いところ〈ええ〉が,一つで〈うん〉。 あとやっぱりその,えっと,あの描き方〈うん〉,その,あの,絵自体が非常に美しくって,あの,それがすごく魅力的な,私とっては魅力的なところですねー。 T: へー。 中国でもやっぱりアニメって盛ん〈ええ〉なんですか? I: あの,最近になって盛ん〈ええ〉になってきた〈ええ〉,きてるんですが〈ええ〉,昔は,あの,えーと,アニメーションというのが,あの,ま,もちろん,色々あったんですが,ちょっとこうやっぱり,あの,ストーリーがかたいっていうのがあったりして〈ええ〉,あとは,表現の仕方が,日本ほど豊かじゃなかったっていうのがあって〈あー〉,**,ほんとに最初のアニメ見たときに,ものすごく新鮮な〈あー〉,ええ,感じがしました。 T: なんかその日本と中国のアニメを比較して,その,アニメの豊かさがちょっと欠けてるっておっしゃってましたけど〈ええ〉,例えばどうゆう点なのでしょうか?。 I: あの,豊かさ欠けてるっていう〈うん,うん〉,やっぱり,その,まず,ストーリー性ですね。 ストーリーが,あの,何だろう,その中国,むかしーは,いろんなこう,考え方,こう,制限が〈うん,うん〉あったりしてたんですね。 自由にこう,あの,表現するとか,自由に自分の考えてることを,こう,話すというのが,まず,難しかった時代があって,そういった時になんかあのー,外からなんかこう,あ,こういうはつおん〔発想〕もある,そういうはっさま〔発想〕もあるんだというのが〈うん〉,やっぱりなんか,あのー,すごく面白くって〈うん〉。 例えば,その,え,まずその,ちゅうご,小学校とか,中学とか,あの高校の学生を,こう,あの,描く例えばストーリーがあったりとして〈うん〉。 で,中国の場合,まず,その,え,ちゅ,ま,高校まで,高校生までの学生がこう恋愛するっていうの,まず,あり得ないっていう,時代だったんですね。 T: はい。 I: 今でも,結構〈ええ〉,こう,あの,ルール上は,あの,禁止されてるんですが,そ,そういった行為が。 日本では,そういったような,あの,制限がないわけなので〈はい〉,ま,ほんとに,リアルにその〈うん〉,えー,ま,幼稚園からもなんか初恋を描いたりして,なんかその人間のほんとに心の一番柔らかいところが〈うん〉,あの,よく,こう,ストーリーに出たり,するので〈あー〉,すごく,それが〈ええ,ええ〉,多分,魅力的なところ〈ええ,ええ〉だったなと思います。 T: なるほどね。 今ね,テレビに限らず,インターネットでも,例えば,日本のアニメって中国に行っても見ることができると思うんですけど〈ええ,ええ〉,そういうね,例えば,中高生のラブストーリーみたいなのって,日本のアニメは,あるわけじゃないですか?。 I: ええ,ええ。 T: そういうものが,無制限にね,中国の国の中に入ってくることに対して,なんか,危機感みたいなのはないんですか?。 I: そうですね,おそらく,私はだいじょぶ〔大丈夫〕と思っていても,おそらくその,あの,中国のその,い,い,一部の官僚ってかその機関の人が,もう危機感を感じていて,私が聞いたはな,噂では,インターネット上では,かなりこう制限,インターネットとはいえ,その,かなり制限を受けられてるらしんですね。 T: あ,そうなんですか。 I: 自由に,こう,あの他の国の,あのサイトを閲覧することが,厳しく制限されたりするとか〈あー,ええ,ええ〉。 あの,そういった,例えば,世界で有名な【インターネットサイト名1】なんかは,有名な一番,お,大手な,多分,検索エンジンの会社だと思うんですけれども,やっぱりそのもともと【インターネットサイト名1】が自由に何でも,こう,調べられるといったような,こう,趣旨だったらしんですが,結局中国,で,あの,ビジネスを成功を収めるには,中国政府とだっきょう〔妥協〕しなきゃいけないといけないという面で,中国の【インターネットサイト名1】で,調べる時に,あのーその,出てきた情報と,例えば,日本で調べる時と,違う,かなり情報の差があったりするらしいんですね〈ええ,ええ,ええ〉。 そっで〔それで〕,いみ〔今〕では,多分あのー,おそらくその,あたしが先ほど申し上げたような,その,ことも〔子ども〕,ま,未成年者たちのこういう行為のこ,話も,おそらくその奇遇されている範囲内で,多分,ある程度の制限はあったりすると思うんですね。 T: なるほど,なるほど。 なんか,国としては,そのー,なんですかね,国をコントロールするために,そういう情報をね,えっと制限されてると思うんですけど〈はい〉,でも,あの,もっと先のね,国のことを考えると,情報の制限って,採取,マイナスの方に,かえって,いってしまいそうな気がするんですけれども,その点はどう思いますか?。 I: えっと,マイナスのほうに… T: 要するに,情報が限られてるわけですよね? I: ええ。 T: そうすると,他の国の人だったら,分かってることが分からない。 制限された状態に国民が置かれると思うんですけれども,その点については,どうお考えをお持ちですか?。 I: そうですね。 その辺も,すごく,やっぱり,難しいというか,私は,あの,ほんとに,いわゆる中国から,こう,世界に,で,で,今出ているんですが,そのちゅう,外からこう中国を見てる時と,ま,中国にいた時の,こう,考え方と,多少変わっているんですね。 その,変わった理由っていうの,やっぱり,おっしゃったような,情報の差が,あのさ,情報に差があるっていうのがあるんですね。 あのー,それで,ただ考えたんですけれども,中国っていうのが,えっと,今,13億の,あの,一番,世界で一番人口の多い国ですよね?。 T: うん。 I: それは,例えば,あの,一つの,これだけ大きい国を,あの,管理するのに,えっと,やっぱり,ある程度の,なんだろ,枠組みみたいな,枠がないと,あの,なんか,難しいというのが,あの,すごく思いました。 T: な,なるほど。 I: ええ,あと…。 T: じゃあ,もしね,その,【T(姓)】さんが,あの,その,政府のね〈ええ〉。 そういう,なんですかね,国民をコントロールするような立場にいるとしたらね〈ええ〉。 国としての利益も保ちながら,で,かつ,国民としての利益を守るにはどういうところに気を付けて行けばいいと思いますか,国の政策として?。 I: そうですね。 それが,あのー,私は,考えがことがないんですけれども〈うん〉。 あのー,えーと,自分がもしそういったような立場になった場合は,あの,やっぱり,今の世の中っていうのが,えっと,国の利益というのが,あるんですね〈うん〉。 でその,ほんとは,それが,あの,あっちゃいけないというか,それがない,なければ,あの,もう少しなんかこう,あの,世界の,こう,枠組みです。 ほんとに,世界っていう一つの枠組みで物事考えたりすることができるので,あのー,また,いろんなことが,こう,くれあ〔クリア〕しやすくなるんじゃないかと思うんです。 ま,現状はやっぱりそれが,難しいということで。 そうすると,あの,何でもかんでも,まず,自分の国の利益が,先になるんですね〈うん〉。 で,一つ,あの,自分の国が,世界では,こう独立した,こう,立場にあるかどうかっていうのが,まずやっぱり,最優先するんですね〈うん〉。 そういった場合,そ,そのような,そ,そ,そ,そのようなこと考えた場合は〈うん〉,おそらく,自分も,そういう,あの,国をこう管理する場合は,ある程度,国民の,あの,個人的な利益を犠牲しても仕方がないっていうことになるかもしれない。 私,絶対,そういうことしたくないっていうのがあって,だからやっぱり,なかなか,あの,そういう政治的なことには,ま,あんまり興味ないし,ま,ぜ,ぜ,絶対そういう立場の,あの人間になれないと思うんですが,ただ,自分が仮によういったような立場になった場合は,おそらく,もうそうせざるをえないっていうことがあるかもしれないですね。 T: 国民の利益を守る,方法は,なんかそういう術はないでしょうか?。 I: あのー,国民の利益を守る方法っていうのが,あの,まず,その,例えばこう,国,国民が安全に暮らすことが,は,安全に暮らすというか,その,あの,暮らせる,空間が必要ですね。 その空間の一つが,やっぱり国という,こう,あの物理的な,あのー,スペースが求められるので,そういった,そ,例えば今よくあの世界中いろんなところで戦争起きたりし,してるんですが,やっぱり,それは,あの,自分の,ある片方が,これ,この,ここは私の,私たちの国だって,片方が,ここの土地は,私たちのものだっていうことで,争って,争いになって,それでこう,戦争になったりすることがあるんですね。 なので,ま,あの,私は,その,例えば,その,国をコントロールする側となった場合は,まず自分が生活できるあの空間が必要だって。 T: なるほど。 I: それは,最優先で,だから,それが,ある意味では,こう,自分の,国の国民に,あの,提示,まず提示しなければならないってことですね。 T: なるほど,なるほど。 あ,分かりました。 ありがとうございます。 I: はい,すみません。 T: あ,話が全然変わるんですけど,【T(姓)】さんって,なんか,趣味ってありますか?。 I: そうですね,旅行が好きです〈あー〉,はい。 T: あの,今まで一番印象に残った旅行って,どんな旅行ですか?。 I: そうですね,あの,私はあの,えっと,基本的に自分でどっかにこう行くのが好きなんですけれども,一回だけ,あの,ツアーに,あの,団体旅行に参加したことがあるんですね〈ええ〉。 あの,非常になんか,こう,思ったほど,あの,ま,えっと,なんだろ,最初は,こう団体だから,すごく,あの,こくそく〔拘束〕されるだろうと,ま,あんまり自由行動できないだろうと思って,つまんないだろうなと思ったんですけれども,あの,逆に,その,ツアーに参加することによって,あの,その,えっと,景色,あの,その,旅行先のことを,こう,楽し,楽しめたとともに,おんなじツアーのこう,団体の,えー,他の人たちと,こう,触れ合う機会が,機会となって,で,非常にこう,あの,仲が,仲よしなったというのが,すごく私の,一番大きな収穫だったので,すごく印象残りましたね。 T: それ,どこに行ったときの?。 I: あ,そうですね。 あの,えーと,【地名4】に遊びに行ったとき〈へー〉のことです,はい{笑}。 T: あ,団体旅行の面白さ。 I: そうですね。 T: へー。 I: 最初はなんか,普通は,あの,い,普通の自分の旅行のスタイルとしては,だいたいこう,せいぜい,あの,ま,往復航空券プラス,その,あの,地元のホテルとかなんか,予約するぐらいで,あとは,もう,ほんとに自由行動で,あの,あの,えっと,ま,だいたいの方向性を決めて,あの,目的地は,ま,ま,いくつか行きたいところ決めといて,あとはもうほんとに,自由じだい〔自在〕に行きたいとこ行くとかいう,時間にも縛られないし,そういう,なんか,こ,あの,自由じだい〔自在〕に遊べることが一番自分にとっても楽しいんですけれども〈ええ〉。 一回だけ,その,【地名4】に行った時には,あの,ツアーに参加して,で,ものすごく,あの安かったので,それ,ま,ツアーでも一回て,経験してみようと思って,行ったら,なんかあの,ほんとに,その,おんなじツアーの中の,し,ま,あの,安かったので**,あの,大学生とかそういう学生も多かったんですが,中には,年寄りも二人いて,その,年寄りの方が,すごく,あの,もと一緒に,あの,行動したりし,はな,仲良くなったりして,今でも付き合ってるんですけれども,そういうのが,すごく良かったなと思いましたね。 T: なるほど,なるほど,へー。 あの,今ですね,えっと,日本から海外に行く人ってね,多いんですけど〈ええ〉,逆に海外からね,日本に来る人が少ないので,その,海外から日本に来てもらおうっていうキャンペーンをね,なんか,政府がやってるらしいんですが〈あー,あー〉,あの,例えば,日本にこう来てもらうために,売り込むには,どんなところをアピールすればいいと思いますか?。 I: そうですね。 ま,あの,えーと,まずはやっぱりこう,近い,近いですね。 近い国というのが,こう,あの,ある程度,交通費の節約はできるというころは,アピールできるんじゃないかなと思うんですけれども。 あとは,やっぱり,その,あの,日本は,一応アジアの国としては,あの,えーと,ほんとに,アジアで唯一,こう,あの,経済的にトップクラスの,え,国なっているので,でそれは,あの,どうしてなのかなっていうのを,実際に見て,こう,学べるところ,学んで欲しいという,ま,新しいこと発見するみたいなことを,もし,ま,その,中国のその観光客に,なんか,こう宣伝すればいいかなというのもあるんですけれども。 あとは,やっぱり,そうですね,あの,ま,もし,自分が,そのツアー会社になると,そ,こういった話はしないんですけれども,普通に,やっぱり,その,えっと,中国では,や,こう,反日という感情,あの,あのー,ことはよくあるんですけれども,でそれ,反日してる人たちは,だいたい,あの日本に来たことのない人が多いんですね〈ええ,ええ〉。 なので,反日するのは,ま,それは,いいんですけれども,その,あの,反対する,疑問,あの,悪口をいう前に,ます〔まず〕自分で見て,あの,まず,自分の目で肉眼で見てかく,確かめて,それで,もし,それでも,駄目だ,この国は駄目だと言ったら,分かるんですけれども,まだ,そういう段階にいってないから,ま,だから,まず,自分で見て,体験して,確かめてから,また,冷静に,あの,ひょ,あの,コメントしようと,いうことができればいいなというふうに。 T: なるほどねー。 I: はい。 T: で,そういう日本にね,ま,反日とか,あるいは,関心がない人に,日本に関心を持ってもらうには,どういう点をアピールすればいいと思いますか?,その政府として〈あー〉,ええ。 I: もし,政府としてですか?。 T: うん,今,なんかそういう,ジャパン,なん,ジャパンキャンペーンみたいなことやってるらしいんですけど〈あー〉,ええ。 I: そうですね。 あの,えっと,ま,先ほどもお話したようにこう,日本の,えーと,アニメとかを代表として,中国にも,か,かなり浸透してるんですね〈ええ〉。 I: このアニメを通して,あの,ま,特に最近の若い人たちが,日本に対しては,あの,反日っていうよりは,親近感を持つようになってきてるんじゃないかなと思うんですね〈ええ〉。 だから,その辺,なんかこう,若者を通して,若者,利用するっていう言葉づかいはあんまり良くないとい思うんですけれども,若者を通して,なんか,若者同士の交流を,もう少し,こう,あの,増やして,えっと,頻繁に行うようにすることによって,若者同士でこう,理解が,あの,だんだん深まれば,将来的には良くなるんじゃないんですか?。 T: なるほど,なるほど。 I: え,あの,今のこう年寄りの世代,いずれ,そのうち,もう,あの,えっと,亡くなるし{笑}〈{笑}〉,ちょっと変な話ですけれども,ま,だから,やっぱりその若者の,若い世代が一番… T: 若い世代もターゲットにした。 I: ええ,中心にターゲットにしていた方がいいと思いますね〈ああ〉。 T: それは,なかなか面白いアイディアですね。 I: そうですね,はい〈ええ〉。 T: ただ,あの,一つ現実の問題として,今,あの,燃油サーチャージがすごく高くなっていて,海外旅行が若い人は,特に難しい,難しいっていうふうに,きゃ,若者のこう,海外旅行離れみたいなのが日本なんかでは,特に進んでるみたいなんですけれども〈ええ〉。 それは,どうしたら,そういう人をターゲットにするにあたって,どうしたら解決できるでしょうか?。 I: そうですね,その場合は,もう極力,その燃油サーチャージよりは,あの,あなたが旅を通して得たもの,どれだけだ,大切なのか,その辺をアピールすることでしょうね,多分。 あのー,こう,えーと,例えば,日本に行って,行くことによって,あの,ま,今行かないと,こう,ま,サーチャージがこう,いずれ,なんかこう,いつ,こう,サーチャージ問題が解決できるか分かんないですね,燃油サーチャージがいつ下がるが分かんないですから。 なので,あの,それを,こう,下がることを待つっていうよりは,今のうち,特に,今こう,若い時,今のうちにしかこう,あの,体験できない,ま,やっぱり,こう若い人っていうのが,考え方がこう非常に柔軟で,頭柔らかい方ですよね〈ええ,ええ〉。 なので,その,えー,可能な限り,あの,今の日本を,こう,実際に見てこようということをアピールする。 ま,やっぱりそのどちらかというとその,あの,この,かん,行くことの,えっと,有意義さ,あの,意義を与える,付与する,強くアピールするということが,とてもだ,ま,一番大事じゃないかなと思うんですよね。 T: なるほど。 I: それで,なんか,こう,モチベーションに繋がるんじゃないかと思うんですよね。 T: なるほど,分かりました。 ありがとうございます。 えっと,ちょっと,ここでですね〈はい〉。 えーと,ロールプレイをやっていただきたいんですけれども〈はい〉。 えーとですね,【T(姓)】さんは,だ,大学に行ってらっしゃるって言ってましたよね?〈はい〉。 で,あなたが所属してらっしゃる大学で〈ええ〉,あの,【T(姓)】さんがね主宰でね〈はい〉,講演会を,だっか,大学祭で,講演会を開くことになったんですよ。 I: ああ,はい。 T: それで,えっと,そこにですね,よその大学の先生で,こう【T(姓)】さん達が来てもらった,もらいたいと思ってる先生がいて,その先生にアポをとって,大学の学園祭でね,講演をしてもらえるように,電話をかけて依頼していただきたいんですが。 I: あー,そうですか。 T: はい。 ただね,その大学の先生とは,【T(姓)】さんは会ったことがありません。 I: あー,初めてということですね〈はい,はい〉。 T: で,ちょっと電話をして,頼んでみていただけますか?。 I: はい,えーと,その先生にぜひ,あの,講演会が,に,来ていただきたいということですね〈はい〉,えー,講演を依頼していただけるでしょうか?。 I: そうですね。 T: いいですか?。 I: はい。 T: はい,はい。 I: や,頑張ってみます。 T: じゃ,電話をしてください。 I: はい。 T: はい,リンリーン。 I: あ,あ。 T: はい,【人名1】です。 I: あ,お忙しいところ〈はい〉おそれいります〈はい〉。 わたくし,【大学名1】の〈ええ〉,えっと,【T(姓)】という者です〈はい〉。 あの【人名1】先生で,いらっしゃいますか?。 T: あ,そうです。 I: あ,あの,お忙しいところ,本当に申し訳ございません。 T: あー,いえ。 I: あの,えー,ちょ,あの実は,あの,ちょ,大学の方では,今,講演,えーと,大学文化祭をやっておりまして〈ええ〉,で,その文化祭の一つのこう,えー,イベントとして,あの,何人かの先生をお招きして,あの,講演会やるという企画をしてるんですね〈ええ〉。 で,その,講演会では,もし,あの,【人名1】先生も,あの,あの,いらしていただければ,あの,嬉しいなと思って,あの,お電話したんですけれども〈ええ〉,あの,ご都合は,あの,来週の,えーと,土曜日ですけれども,先生のご都合はいかがでしょうか?。 T: あ,随分急ですね。 I: あ,申し訳ございません。 T: えー,どういうテーマなんでしょうか?。 I: あ,そうですね,あの,女性の生き方についてという,あの,えー,ま,テーマになってるんですけれども〈ええ〉,その,【人名1】先生も,あの,女性として,立派な研究者として,ま,いろんなことなさっていて,その,先生があのその,ま,女性研究者といったような立場から,女性の生き方についてなんかこう,あの,お話をしていただければ,あの,… T: なるほど。 I: はい,大変嬉しく思っております。 T: なるほどね,女子大ですからね。 I: そうですね。 T: なるほど。 はい,分かりました。 で,他に何名くらい先生がいらっしゃるんですか?。 I: そうですね,あと,あの,2人ほど,あの,全部で3人の先生の,あの,話が,あの,えーと,講演会としては,こう企画しておりまして…。 T: あ,はい。 I: はい,先生,もちろん,先生,あの,急な話ですので,先生のご都合に合わせて,あの,順番とか色々,え,考えさせていただきたいと思うんですけれども。 T: なるほど,分かりました。 じゃ,ちょっと,その,詳細,あとでメールで送ってください。 I: あ,はい。 T: はい。 I: あ,あのメールでよろしいですか?。 T: はい。 I: なんか,もし,あの,ご都合がよろしい時に〈ええ〉直接お伺いして〈あ〉,あの,お話ができればと思います。 T: 分かりました。 じゃあですね,明日の午後空いてますので,いかがですか?。 I: あ,あ,そうですか。 T: はい。 I: はい,大丈夫です。 T: はい。 I: あの,そ,そうすると,明日の午後,あの,えーと,何時ぐらい,先生がご都合大丈夫そう…。 T: えっと,一時くらいから三時くらいまでだったら,空いてますので。 I: あ,はい。 T: はい,分かりました。 I: じゃ,先生の研究室にお伺いすればよろしいですか?。 T: はい。 I: あ,すいません,お忙しいところ〈はい〉,あの,受けてくださって,ありがとうございます。 はい,じゃ,また明日,あの,お,あの,詳しいお話またもう一度,あの,ご説明いたしますので〈はい〉,よろしくお願いいたします。 T: はーい,はい,じゃ,また明日。 I: お忙しいところ失礼いたしました。 T: はーい,ごめんくださーい。 I: はい,失礼します。 T: はい。 あ,えっと,それじゃあですね。 I: はい。 T: 今,大学の先生に,オーケーとれましたよね?。 I: あ,はい。 T: じゃ,そのとれたということを,あなたの大学の,えっと,仲よしの友達の,【人名2】さんに。 I: 【人名2】。 T: 【人名2】ちゃんに,えっと,ちょっと,電話をして,報告をしてください。 I: あー。 T: で,二人はすっごく仲のいい〈あー〉友達です。 I: はい,分かりました。 T: よろしいでしょうか。 I: はい。 T: はい。 I: あ,もしもしー。 T: リンリーン。 はーい,【人名2】です。 I: あー,【T(姓)】です。 T: あー,【T(姓)】さん。 I: 今,話して大丈夫? T: うん,だいじょぶ,だいじょぶ。 I: もう,今日疲れたー{笑}。 T: {笑}どしたの,どしたの?。 I: 今日ね,あの,有名な【人名1】先生に〈うん〉,あの,初めてあの,なんか,急に頼んだから〈うん,うん〉,あの,その講演会のこと?〈あー,うん,うん〉,知ってるよね?。 T: うん,うん。 I: で,なんか,来週の土曜日なのに〈うん〉,なんか,急に今日お電話したら〈うん〉,あの,一応なんか,オッケーって言ってくれたんだけど。 T: よかったじゃん。 I: でも,なんか,どうしてこんな急にとかって{笑}〈{笑}〉いうような雰囲気だったんで,一瞬こ,あの,びっくりしちゃ,なんか,びびったよ{笑}。 T: {笑}でも,オッケーなんでしょ?。 I: ま〈うん〉,あの,一応,あの,詳細は明日〈うん〉,あの,午後,明日の午後かな?〈うん〉,会うことになっていて〈うん〉,でその時にまたなんか順番とか,ま,話の内容とか,そういう話をすることになっているんだけど〈うん〉。 T: よかったじゃん。 I: あー,でも,疲れた,まじ。 T: タフ・ネゴシエーターだね,【T(姓)】さん。 I: {笑}いやー,でも,まじ疲れた,怖かったよ〈{笑}〉。 初めて会ったこともない先生だから。 T: いや,そうだよねー。 I: でも,声がすごくね〈うん〉,やさ,優しそうな先生〈あ,そう〉だったから良かったんだけど。 T: じゃ,明日行くわけ?。 I: うん。 T: うん。 I: 一緒に行ってくれる?{笑}。 T: 私も?{笑},あ,いいよ,じゃ,私も一緒に行くわ,じゃあ。 I: あー,ほんとに?,ああ,ありがとう。 T: あー,うん,うん,オッケー,オッケー。 I: じゃあ,明日,どうしよっか?。 T: 何時に行けばいいの?。 I: 一時に〈うん〉会う約束になってるから〈うん,うん〉,じゃ,ちょっと早めに,じゃ,一緒にランチでも。 T: あ,そうだね。 I: ランチしてからいこっか?。 T: オッケー,オッケー。 I: じゃ〈うん〉,えっと,11時くらいに〈うん〉大学のあの学食で。 T: あ,分かった。 I: 待ち合わせで大丈夫?。 T: じゃ,ちょっと待って。 I: あの,えっと,明日,携帯持つの忘れないでね{笑}。 T: あ,分かった,分かった。 じゃ,携帯持って行くから,じゃあね。 I: じゃあ,また明日。 T: バイバーイ,また明日。 I: はーい。 T: あの,どうでしょう,こんな風に,講演の依頼なんて,したことありますか?。 I: ないですね。 ちょっと,あの,緊張しますね{笑}〈{笑}〉。 優しそうな先生だったので,良かったですね。 T: 良かったですね。 I: はい。 T: なんか,こう,学園祭のこの役員みたいなのってやったことあります?。 I: 学園祭では,ないんですけれども〈うん〉,そうですね〈うん〉,あの,えっと,委員っていうのか,あんまり,ほとんど,無いんですね。 T: あ,そうですか。 I: はい。 T: ま,あの,大学の,えっと,大学も,あとどのぐらい?。 I: それも,私も知りたいことです{笑}。 T: {笑}そうですか。 I: そうです。 はい,そうですね,なかなか難しいところがあって〈ええ,ええ〉。 T: じゃあ,学園生活も楽しみながら〈はい〉,研究の方もどうぞ頑張ってください。 I: はい,ありがとうございました。 T: ありがとうございました。 I: はーい。 T: じゃ,これで,インタビューを終わりたいと思います。 I: あ,はーい,はい。