T: あ,こんにちはー。
I: こんにちは。
T: 今日はよろしくお願いいたします。
I: こちらこそよろしくお願いします。
T: あ,じゃ,あの,まず始めに,あの,自己紹介,あの,趣味なども含めて〈はい〉簡単に,あの,お話ください。
I: はい。
   えー,わたしの名前は【I(姓・名)】と申します。
   えっと,出身は台湾です。
   えーと,ま,18歳のときに日本に来て,あの,大学を経て,今は【学校名1】大学院で,えー,ビジネス日本語について勉強しています。
   なので,もう,日本に来て,もう7年ぐらい経っていますが〈ええ〉,これからもっと日本語を極めて,さらに日本での勤務経験を積んで,もっとキャリア,キャリアを積みたいと思います。
   それで,そしか,あ,あとは,あのー,趣味なんですけれども〈ええ〉,あのー,もともと小さいときから音楽を勉強していて,フルートとピアノー〈ええ〉,ま,楽器演奏をすることが趣味です。
   あとは,えー,最近,読書をすることが好きで,ときどき本屋さんに行って,あのー,立ち読みとかしたりもしています。
T: あ,そうですかー〈はい〉。
   あの,どんな本が好きなんですか?。
I: ほんとに分野とわずに,まー,えーと,最近よんでいる本は航空関係についての本〈ええ〉ですが,えーっと,今年の10月に,あ,今年,じ,実は就活,就職活動も〈ええ〉していて,ま,幸いなことに,航空会社の内定をもらいましたので〈ええ〉,これから^の仕事でも活かせるような知識などを身につけようと思って,航空,あの,こないだ買った本は,航空会社,つとめてる,ま,あの,かんびーしょく[管理職]の人〈ええ〉が書いた,ま,じゅ,『客室乗務員の内緒話』っていうタイトルの本でした。
T: あー,おもしろそうな本ですね〈はい〉。
   え,そうすると,【I(姓)】さんは,あのー,大学院を卒業したあとは,そのー,えっと,なんですか,あの,航空会社でフライトアテンダントみたいなことを〈あー〉なさるんですか?。
I: あたしの希望は,あのー,フライ,アテンダントではなくて〈ええ〉,グランドスタッフのほうなんですが〈ええ〉,まー,でも,航空会社の仕事は,ま,いろいろな部署が関わって力を合わせていることが特徴なので〈ええ〉,その,客室乗務員たちはどんなような,どんな仕事をしているか〈ええ〉,どのようなトラブルが起きるかをっていうことを少し知っておいたほうがいいかなと思って〈あー〉読んでみました。
T: あ,そうですか。
   はい,分かりましたー。
   あの,ま,今年1年,今年に限らずここ数年は〈はい〉,ま,あの,社会がすごく変化しているーんですけども〈はい〉,あの,この1年を振り返って,何か,こう,印象に残っているできごとなどがありますか?。
I: あー,この1年。
   そうですね。
   たくさんこと,たくさんのこと起きましたが〈ええ〉,えーっと,ま,食品問題ですとか〈ええ〉,そういう,食品の偽造問題〈うん〉,賞味期限の偽造問題ですとか〈ええ〉,あとは,ま,ねんゆー,燃油チャージがすごい〈うーん〉値段が上がり,で,また,最近が,あの,ガソリンの価格が,きゅ,急落したっていうことも印象に残っています。
T: あー,そうですねー〈はい〉。
   うん,確かに,そういうような,あの,経済的な,あの,へん,変化っていうのは〈はい〉大きかったですよねー〈はい〉。
   ま,あのー,【I(姓)】さんは,そのほかに関心のある問題,ま,あの,社会的な問題,ありますか?。
I: あ,最近,そうですね,自分とも少し関係があることなんですけれども〈ええ〉,やはり,世界的の経済が,こう,不景気になっているので〈ええ〉,せっかく内定もらった学生が会社から取り消しを〈うーん〉されたというケースがすごく最近ふえてるみたいなので〈ええ〉,それが関心もっています。
T: あー〈はい〉。
   あの,知り合いの中にもそういうような,ひどい状況に陥った友だちとかいますか?。
I: あー,今のところは聞いていないんですけど〈ええ,ええ,ええ〉,テレビを見ると〈ええ〉,たぶん,わたしの1こ下の,えーと,学年の〈うん〉学生が,そういう,うん,そういう目は遭ってる,に遭ってるんじゃないかなと思います。
T: あー〈はい〉。
   ま,ほんとに大きな社会問題になってますよねー〈はい〉。
   特に,あの,最近は,あのー,ま,大企業が〈はい〉,あの,非正規雇用の〈はい〉人たちを〈うんうんうん〉,ま,あのー,カットするというような〈はい〉あの,方針^で,出してますよね。
I: はい,そうです。
T: ええ。
   【I:(姓)】さんはそれについて〈はい〉,どのようなご意見をお持ちですか?。
I: あー,そうですねー。
   やはり,ま,景気が悪いから,まずはじん,人件費から〈ええ〉カットするっていう,コストさ,削減のために採ってるさ,対策〈うん〉っていうふうに考えることもできるんですけれども,やはり,一つの企業を支えるのが,その,下で働いている人たちですので〈ええ〉,まー,ちょっと言い過ぎかもしれませんが,やはり〈ええ〉,こう,人を,社員を大切にする,してくれる会社,企業のほうが〈ええ〉,これからも,なんだろう,うん,生き残るっていうか,世界から,こう,尊敬される〈ふーん〉企業ではないかなと思いますので〈ええ,ええ〉,うーん,そうですね,あ,ニュースを見ていると,うん,ほんとに,会社にいきなりに,もう,明日から〈うんうん〉来なくていいよって,いきなり言われて,これ,住んでいる,社員,あの,会社の寮からもすぐ〈ええ〉退去しなければいけないっていう人たちを見てると,すごく可愛そうに思いますので…
T: ええ,ええ,確かに。
I: やはり,うーん。
T: そうですよね。
   ただ,あのー,ま,企業の側から言えばね,あのー,その人たちを雇用,その人たちの雇用を続けることが〈うーん〉結局は企業の,そのー,存続も危うくするっていう〈うーん〉考えもありますよねー。
I: うーん。
T: うん,そういう考え方も否定できないと思うんですけれど,【I(姓)】はそれに対して,どのように反論しますか?。
I: あー,そうですね。
   うーん,でも,やはり,相手の立場を考えると,その人が次の仕事み,見つかるまで〈ええ〉の期間を設けてあげる必要もあるんではないかなと思います〈うーん〉。
   一方的に自分の都合だ,が悪いから,もう,バサッと切る^ようなことは,ちょっと,何,なんでしょう,えーと,うん〈うーん〉,じゃ,うーん,弱肉強食のような〈ええ,ええ〉感じがします。
T: そうですね〈はい〉。
   ま,確かにそうですけれど,ただ,ま,企業としても,そのー,収益が出ない,苦しい中で〈うーん〉,じゃー,どうしたらいいかって言った場合に,何か国として,対策とか考える必要があるとお思いになりますか?。
I: あー,そうですね。
   国として全体で,そのー,問題を分かち合って解決するーことができたら,それがいちばん理想だと思いますが。
T: うーん。
   ま,具体的には,どのような方法があると思いますか?。
I: えー{笑},そうですね。
   それは難しいです{笑}。
T: あ,ごめんなさい{笑}。
I: いえいえ。
   あの,そうですね,えー,、、、,うーん,今すぐは思いつかないんですが,うーん。
T: そう。
   うん,あ,じゃー,けっこうですよ〈{笑}〉,はい。
   ま,えっと,あのー,【I:(姓)】さんはね,あの,ご卒業のあと,え,航空会社は,日本の航空会社ですか?。
I: はい,そうです。
T: あ,そうですか。
   えっと,ま,あのー,日本人の雇用っていうのも問題になっている反面〈はい〉,その,外国人に,そのー,頼らなければならない〈うーん,うん〉日本の雇用状況みたいなのもありますよね〈はい〉。
   あの,【I(姓)】さんが外国人の立場から見て,あの,外国人が日本の企業で働くー場合の,何か,こう,難しさっていうようなことに関して,どのようにお考えになりますか?。
I: うーん,そうですね。
   たぶん,最初にー感じる壁は,やはり,多少ね,ことばの違い〈うーん〉がありますし,あとは〈ええ〉これかの,これからの仕事内容は,わたしも経験したことないので〈うん〉,まったく,こう,予測できないトラブルが起きたときに〈うん〉,いっ,その場ですぐ状況判断して〈ええ〉,それから適切なことばでお客様に対応しなければならないということは,ま,ふつうの〈うん〉日本人の,ネーティブの人にとっても難しいことですが,さらに,第二言語で考えながら行動しなければ〈うん〉ならないという点は確かに,多少,不安を感じるところです〈うん〉。
   あとは,ま,実際にまだ働いてないので,どのようなカルチャー,うん,あのー,カルチャー,あー,のショックが〈うん〉起きるのかは分からないんですが〈うん〉,たぶん,そうですね,職場との上司と〈ええ〉同僚との人間関係を,どの,距離の,こ,とり方ですとか〈ええ〉,上下関係をどういうふうに,こう,維持するかは〈ええ〉,うん,そう,そういう面で,多少,うーん,疑問点,感じるのではないかなと思います。
T: あー,なるほど〈はい〉。
   そういうことを予測しているわけですね,今は。
I: はい。
T: はい。
   あのー,ま,【I(姓)】さん,上は,いわば,あの,専門職にあたるわけですよね〈はい〉,そういうところに就職する〈ええ〉。
   で,あのー,一方では,その,外国人労働者として〈はい〉,ま,労働者ってゆって[言って]いいんだと思いますけれども〈うん〉,あの,インドネシアから〈はい〉,あの,看護士さん〈ええ,ええ〉,ああいう方が,こう,来たりしていますよね。
I: はい。
T: ええ。
   そういうことに関してはどうですか?。
I: あー〈うーん〉。
   そうですね。
T: 何かご意見があればお聞かせいただきたいんですけど。
I: はい。
   えーと,く,詳しいことはあんまり知らないんですが〈はい〉,確かに,知ってる限りでは,そのー,インドネシアーから来た,あの,看護士を希望して〈ええ〉来日した外国人たちは,確かに3年以内で〈うん〉,そういう介護の資格を取らなければならない〈ええ〉ということを聞いたんですけれども,それはとても難しくて,しかも全部日本語で勉強して〈ええ〉,難しい漢字を覚えたりして,ま,短期間で,そう,そういう資格を取らなけ〈うんうん〉,取らないと日本に残れないっていう制度は,ま,多少,ち,うん,なんでしょう,ことばがまだ慣れてない〈ええ〉、えーと,外国人,そういう,介護の労働者たちにとっては難しい点だなと思います〈ええ,ええ〉。
   でも,そうですね,やはり,そういう仕事に就く人材が減ってるので〈ええ〉,そういうふうに海外の人たちの力を借りるっていう〈うーん〉ことになってしまうのが,うーん,これからの,そうですね,日本の人口と,その外国人労働者と日本人労働者のひり,比率が〈うん〉どのように変わってくるかは〈うん〉少し,も,心配なところです。
T: あー〈はい〉。
   ま,そうすっと,人口の問題が裏にあると〈はい〉いうことですね。
I: はい。
T: へー。
   ま,あの,お年寄りの介護っていうのは,どうしても〈うーん〉,やっぱ高齢化社会にむか,向けて,こう,考えていかなければならないことですけれども〈ええ〉,台湾ではいかがですか?。
   あの,その,高齢者,ま,おとし,年寄りの〈はい〉面倒は〈うーん〉誰がみる^んですか?。
I: 昔は〈うん〉,やはり自分の家族で〈ええ〉自分の子どもが,あの,親の面倒をみるんですが〈ええ〉,やはりー,この10年ぐらいは日本と同じように,そういう介護施設に〈うん〉,まー,親を預かって〈うん〉,で,そこの,ま,介護士,か,海外から来た,フィリピンが〈ええ〉,ま,ベトナムから介護士た,介護士さんに,あの,そういう仕事を任せるっていうことが増えてきました。
T: あー,そうですか〈はい〉。
   そうすっと,やっぱり台湾でも,そういう,あの,海外からの〈はい〉,かい,介護,あの,看護士さんに。
I: そうです。
T: あー,そうなんですか〈はい〉。
   じゃ,日本とかなり似ていますね,状況は。
I: そうです,はい。
T: ええ,ええ。
   あの,【I(姓)】は今回,就職なさって,そのキャリアというのは,ずっと,こう,続けていきたいと考えていらっしゃいますか?。
I: そうです。
   あ,できるだけ長い目で見て〈ええ〉,今この大学院で勉強,勉強した〈ええ〉ビジネス日本語の,ま,基本的なことをベースにして,さらに現場での,ま,経験を,こう,結びつけ〈ええ〉て,これからの仕事を,に活かせるといいなと思います。
T: あー,なるほどねー〈はい〉。
   あの,女性がね,長く,こう,働き続けるためには〈うーん〉,どのような環境整備が必要だと思いますか?。
I: そうですねー{笑}。
T: なんか,最近,あのー,確か今年の流行語大賞だったと思う,になったと思いますけど,アラフォーていうこと…
I: アラフォー。
T: はい{笑}。
   あんなことばもありますけれども〈はい〉,ま,あの,結婚年齢も遅くなったりとか,いろいろな,こう,女性に関する問題が〈うーん〉あの,日本ではある^んですけれども〈はい〉,あの,ま,労働環境とか,その,女性のための,その〈はい〉はたら,キャリアを,こう,続けていく環境っていうのが〈うーん〉,ことについて〈はい〉,【I(姓)】さんは何かご意見をお持ちですか?。
I: そうですねー〈ええ〉。
   あの,実は,その,女性にとって働きやすい環境とは何かについて,今までは,こう,真剣に考えたことはなかったんですが,実は姉が最近,妊娠して,やはり,出産を控えてるので〈うん〉,出産後の育児をどうしようかって悩んでいて,それがきっかけで考えるようになったんですが〈ええ〉,そうですね,やはり,自分が姉の立場にたって考えると,やはり,こう,やはり,育児に専念したいので〈ええ〉,そういう育児休暇や〈うん〉,あの,そういう,休暇をとってるときの仕事を,どのように同僚と〈ええ〉協力して,こう,解決するかを〈ええ〉制度が必要だなと考え,思い,思いました。
T: あー,そうですか。
   お姉さんは働いてらっしゃるわけですね。
I: はい。
T: あー,そうですか。
   そうすっと,まー,あの,お子さん出産後もまたすぐに復帰したいというご希望をお持ちなんですね。
I: そうです,はい。
T: まー,あの,そのことに関してね,日本では割と,こう,子どもが小さいうちは母親が一緒にいるべきだっていうような考えを持ってる人も多いと思うんですけれども〈うーん〉,【I:(姓)】さんはどうお考えになりますか?。
I: あー,そうですね〈ええ〉。
   やはり3歳までは〈ええ〉,まだ子ども自身のそういう自覚,うん,じご[自己]について,まだめざ,目覚めていないっていうか〈うーん〉,まだ一人で,こう,行動することができないので〈ええ〉,やはり,そうですね,お母さんと一緒にいながら,そういう,お母さんの愛情をたっぷり〈うん〉,こう,注いでもらって,そのあと,まー,幼稚園か小学校に送り出すような形が理想ではないかなと思います。
T: あー。
   でも,そうすると,そこでキャリアがストップしてしまいますよねー。
I: うーん{笑},そうですねー〈ええ〉。
   なので,まー,実際に,日本での,そういう,女性に対する制度は,ど,どのような,具体的にど〈うーん〉,ど,どのような制度があるかは分からないんですが〈ええ〉,あのー,例えば,ま,週に1日の休暇を取れたり〈ええ〉,あるいは週に二日ぐらい,早めに,こう,えっと,退社できるような〈ええ〉制度,作れると,働いているときは,ま,がっ,子ども,こう,育児,え,あの,そういう,あ,お母さんと〈うん〉,お母さんのところや,ほかのベビーシッターのところに預かって〈ええ〉,でも,あの,早めにたい,退社できるときは自分でも育児できるような,そういうバランスが取れるといいかなと思います。
T: あー〈はい〉。
   ま,【I(姓)】さんじし,ご自身は,あのー,将来はどのように考えてますか?。
I: 将来は{笑}…
T: まだまだ先の話ですけど{笑}。
I: うん,できるだけ,やはり,働きながら〈ええ〉育児もできるようにしたいと思いますので〈ええ〉,そのための,そういう,一つだけに集中するんではなくて〈ええ〉,同時に二つのことをやれるような力を〈{笑}〉着けたいなと思います{笑}。
T: あー,なるほど。
   分かりました。
   あの,先ほど【I(姓)】さんは,あの,音楽がお好きだっていうか,あの,小さい頃からやってらした〈はい〉っていうお話ですけれども〈うん〉,あの,わた,クラッシック音楽〈あ〉ですよね?。
I: はい,そうです。
T: はい。
   で,わたしはあんまり音楽にくらしく,あの,詳しくはないんですけども,あの,クラッシックっていうのは,もう,かなり前から,前に作曲された音楽なのに〈うーん〉,今も,こう,残っているわけですよね〈うんうん〉。
   と,クラッシックは,なぜクラッシックたりうるかって,どういう点が〈うん〉,その,ずっと,こう,ずっとずっと,こう,愛されている要因なんでしょうか?。
I: そうですねー〈ええ〉。
   うーん,個人的な考えなんですが〈ええ〉,やはり,クラッシック音楽の,そのハーモニーの組み合わせは〈ええ〉,音楽の理論でいうと,不協和音と〈ええ〉,えっと,協和音という言い方があって〈ええ〉,クラシック音楽で使う,そういう和音の進行はある程度のルールがあって〈ええ〉,そのルールに向かって音楽が,曲が作られるわけですので〈ええ〉,その,協和音は,やはり,人間にとっていちばん,こう,い,なんか,聞き心地いい〈うん〉和音になってるので〈うん〉,いつまで,こう,何回何回も繰り返して聞いても飽きない〈うーん〉ていうのが,クラッシック音楽の,そういう,なんでしょう,特徴かなと思います。
T: あー,なるほど。
I: なので,ずっと愛されてき,きたのかなと思います。
T: そうすっと〈はい〉,ま,翻って考えて,現代の〈うーん〉,ま,こう,音楽が溢れてますけれども〈はい〉,そういう音楽は将来はどうなる^んでしょうか?。
   残っていくんでしょうか?。
I: あー,うーん,そうですね。
   ただ,うーん,クラッシック音楽ーのように,こう,なんひゃく,何百年も〈ええ〉,こう,受け継いで来ることは,たぶん,ま,ちょっと,保障できないんですが〈あー〉,でも,うーん,そうですね,たぶん,やはり流行っていうのは,こう,移り変わりが早いので〈ええ〉,たぶん10年^ぐらいで,また次のブームが来るっていうのが特徴かなと思います。
T: あー。
   それは,どうして,その,長く残ら^ず,そのー〈うーん〉,くり,あの,短期間,わりと,ま,短期間で消えていってしまうんですか?。
   それは,さっきの,その,和音と関係があるんでしょうか?。
I: 和音,和音というよりも,その,現在の音楽は,たぶん,ま,ポップ,ポップス〈はー〉,Jポップって言うと,そういう,歌詞も,の,内容にも関わるので〈はー〉,そのない,その歌詞の内容が現在の世の中を反映していることも多いと思いますので〈ええ〉,それで,そのー,現在,生きている〈ええ〉人の心境に,こう,うまくピンとくるものがなく,なか,なくなったら〈ええ〉,やっぱり,流行に廃れることになるかなと思います。
T: あー,なるほど〈{笑}〉。
   あの,専門家としてのご意見{笑}ありがとうございます。
   はい。
   えーと,そうしましたら,ここで,あの,一つ,ロールプレイをしたいと思います〈はい〉。
   えっと,じゃ,すいません。
   これを読んでいただけますか?。
I: はい。
   あなたの所属するグループが講演会を企画しています。
   著名な人に講演の依頼をしてください。
T: はい。
   じゃ,あたしが,そのー,えー〈はい〉,講演を依頼される人間になりますので〈はい〉,じゃ,【T(姓)】ということで,はい。
I: あ,はい。
   講演の内容は,もう,なんでもいいですか?。
T: はい。
   それは【I(姓)】さんのご自由に。
I: はい。
T: はい。
   どうしましょうか?。
   わたしは何かの専門家って決めといたほうがよろしいですか?。
I: うーん,そうですね。
   では,…
T: じゃ,…
I: 先ほどお話に出てきた,あの,女性にとって働きやすい〈あー〉労働環境とは何かという設定で…
T: じゃー,わたしは,そういう,あの,分野の研究家ってことに…
I: はい。
   お願いし…
T: なりましょうか。
I: はい。
T: はい。
   じゃ,始めましょう。
I: はい。
   あ,あ,【T(姓)】先生,あのー,このたび〈はい〉,えっとー,講演のご依頼の件で参りましたが。
T: あ,はい。
   こないだのメールいただいた。
I: あ,そうです,はい。
   あのー,この,先日のメールにも〈はい〉書きましたが,あの,じょ,女性にとって働きやすい〈ええ〉労働環境につい,というタイトルで〈ええ〉,今回の講演をご依頼したいと思いますが。
T: あー,そうですかー〈はい〉。
   ま,わたしも,そういう,んー,ことを研究していますけれどね,あのー,どういう人に向かってそれを話すんですか?。
I: はい。
   えー,いちおう,あ,年代は,あ,参加者の年齢層は,だいたい30後半から〈ええ〉40代まで〈ええ〉,まさに,こう,現代のねん,結婚適合ねん,年齢にあたる〈ええ〉年齢層の人たちですので〈ええ〉,そういう人たちに,ま,これからをどういうふうなキャリアプランをたて,立てて,で,どういうふうに,ま,いい,家事〈うーん〉,育児と仕事を両立できるかっていう,ま,ヒントを〈ええ〉与えることができたらかなと思います。
T: あー,そうですかー〈ええ〉。
   えーっと,ちょっと,でも,あたしーの話でみなさんにお分かりいただけるでしょうかね?。
   ちょっと専門的すぎませんでしょうかね?。
I: あ,あのー,いや,そんなことはないんで。
   あの,いちおう今回の講演は,ま,そういう,その,実際に働いている〈うん〉女性がターゲットとなっていますので〈ええ〉,たぶん会社でもそういうような,ま,制度についての説明を受けたことがあるので,少なくてもそういう基本的な知識を持ってる方々だと思いますので…
T: あー,そうですかー,うーん。
I: その,先生の今までのご経験と,ま,独自の考え方を〈ええ〉話していただければ,必ず,ま,聞く人にとって,あのー,価値のあるものだと思います。
T: あー,そう〈はい〉。
   じゃ,あの,引き受けさしていただきますけれども〈はい〉,えっと,だいたい時間とか,あのー,…
I: はい。
T: はい。
   決まってますか,あの,どれぐらい話せばいいかとか?。
I: あ,そうですね。
   時間はだいたい,ま,1時間半から2時間までっていうふうに設定していますが〈ええ,ええ〉,その〈ええ〉,ま,ぴったり2時間まで,では,でなくても大丈夫ですので〈ええ〉,ま,だいたい,そうですね,その,あ,講演はいちおう,1時から,1時から{笑}3時っていうふうに設定しています。
T: あー,そうですか。
   はいはい。
   分かりました。
   じゃ,えっとー,あの,ひきう,引き受けさせていただきます。
I: はい。
T: あ,はい。
I: あり,ありがとうございます〈はい〉。
   とても楽しみにしております。
   よろしくお願いいたします。
T: はい。
   そしたら,じゃ,あの,詳しいことは,また,あの,何か書面かメールで〈あ,はい〉ご連絡いただけますか?。
I: 分かりました。
   じゃー,後日またメールでお送りしますので。
T: はい。
   あの,詳細お願いします。
I: はい,よろしくお願いします。
T: はい,じゃ,わたしも楽しみにしていますので。
I: あ,はい,ありがとうございます。
T: はい〈はい〉。
   はい,どうもありがとうございましたー,はい。
   じゃ,そうしましたら,あの,【I(姓)】さん,えっと,今の件について〈はい〉,あの,仲のいい友だちに〈はい〉,あの,報告をしていただけますか〈あー〉。
   どんな,あの,首尾はどうだったかと〈はい〉いうことを,はい。
I: 分かりました〈はい〉。
   友だちに。
T: はい。
   じゃ,わたし,あの,今度,友だちになりますので。
I: あ,はい。
T: はい,うん。
   【I(姓)】さん,こないだ,なんか【T(姓)】先生に講演たのんだって,頼むっていうはなししてたけど,どうなった,あれ?
I: はい。
   今日,あ,今日もはなししてきたんだけど〈うん〉,やっとオッケーしてくれたから〈あー〉,ほっとし,ほっとした,うん。
T: あー〈はい〉,ほんと。
   どんな感じの先生だった?。
I: あー,まー,やはり,すごいー,あの,経験ーなさ,あの,いろいろな経験なさった方〈うん〉だから,そうだね,最初は、、、やっぱ専門的なことばが多いから,聞く人,理解できるかなみたいな〈うんうん〉こと,心配なさってたみたいだけど,でも,なんとか,た,頼み込んでオッケーしてくれたから,うん,…
T: あ,ほんと。
I: 親切な方だと思うよ。
T: あ,ほんと。
   それは,でも,良かったねー〈うーん,はい〉。
   やっぱ,さすが,【I(姓)】さん^ね。
I: いやいや,そんなことないよ{笑}。
   先生が親切だからよ{笑}。
T: あー,そう,うーん。
I: そうそうそう。
T: うん。
   わたしも,じゃ,その講演会,楽しみにしてるので。
I: うん〈うん〉。
   ぜひ,来て来て。
T: うん。
   また,あの,詳しいこと決まったら連絡して。
I: うん。
   また連絡する。
   はーい。
T: うん。
   じゃ,またね。
I: うん。
   じゃーねー。
T: はい。
   ありがとうございましたー〈はい〉。
   あ,で,だいたいこれでインタビュー,終わりなんですけれども,…
I: あ,はい。
T: はい。
   【I(姓)】さんは,えっと,このあとは何かご予定があるんですか?。
I: あ,このあとは〈ええ〉ゼミがありますので〈ええ〉,ゼミに参加してきます。
T: あ,そうですかー〈はい〉。
   えっと,ゼミではどんなお勉強されてるんですか?。
I: 今は,えっと,1年生を中心に〈ええ〉,これからのゼミー発表の準備をしていますので〈ええ〉,それを,こう,聞いて〈ええ〉,アドバイスをしたりしてます。
T: あー,先輩としてね。
I: はい,そうです,はい。
T: あ,じゃ,あの,どうぞ後輩のご指導も頑張ってください{笑}。
I: あ,はい,ありがとうございます。
T: はい。
   今日はどうもありがとうございましたー。
I: ありがとうございました。