T: はい,こんにちは,【T】です。
I: こんにちは。
   【I】です。
T: 1年ぶりですね〈はい〉。
   で,あの,前のときは高3で〈はい〉,大学にってことでしたけど〈はい〉,大学生活はどうですか?。
I: そうですね。
   思っていたよりも勉強がそんなに難しくなくて,楽しくやってます。
T: あー,思っていたよりってことは,もっともっと大変だと思ってらした?。
I: はい。
T: ふーん。
   ところが,えー,もう,簡単っていうか,かなり楽,楽に。
I: そうですね〈うん〉。
   ふつうに,意外と〈うん〉ふつうに〈うん〉できますね。
T: そうですか〈はい〉。
   コミュニケーション学科?。
I: はい,異文化コミュニケーション学科です。
T: ですよね。
   ま,具体的にどんなこと勉強してるんですか〈えー〉?。
   ちょっと,詳しく教えてください。
I: メインが語学なんですけど〈はい〉,英語の時間,英語の授業が多くて〈うん〉週に5回ぐらいあるんですけど,いろんな種類の英語の時間が〈うんうん〉。
   それとは別に〈うん〉,第2外国語の授業が週に3回あって〈うん〉,それがメインなんですけど〈うん〉,それとは他に,あの,哲学的なものを学んだり〈うん〉,あとは言語学的なものも学んだり〈うーん〉,文化的なものは2年生以降やるんですけど〈ふんふんふん〉,その基礎を〈うん〉,今,1年生で勉強してます。
T: はー。
   では,いろんなことを幅広くやってるんですね。
I: そうですね。
T: 特に面白いのってなんですか?。
I: 自分が一番好きなのは日本語の授業なん,日本語の勉強する〈うん〉授業なんですけど〈うん〉,日本語学概論で,その,日本語学について勉強するんですけど〈はい〉,その,日本語は,いつも意識しないで使ってるんですけど〈うん〉,それを外国人が学ぶにほ,まな,外国人を教えるための日本語みたいな感じで教わって〈うん〉,その,日本語の音声とか〈うん〉,その,文法の成り立ちとか〈うん〉,その,地域によって違うとか,ほうべんがあるのは〈うんうんうん〉,日本,こんなにいっぱい種類あるのは日本だけとか,そういう,いろいろ学べてすごい楽しいです。
T: はー,日本語学概論がおもしろい。
I: はい。
T: はー。
   それは今まで考えもしなかったような世界というか,面白かった。
I: はい〈はー〉。
   あの,その,外国人の人が〈うん〉,その違和感をも,その,なんでここはこうなるのって〈うーん〉疑問を持つことに,自分たちはなかなか気付かなかったり〈うんうんうん〉,あと,その,生活してる上で,普通に自然に使っちゃってる〈うん〉ものに疑問を持ったりするのが〈うん〉面白かったですね。
   それで疑問で聞かれても〈うん〉なんでだろうってなって,あんまり答えられない〈うん〉^くて,その,自分が,そんなに意識しないで使ってることなんだなって〈あー〉,そうですね,気付いたりとか。
T: なるほどね。
   そしたら,じゃ,日本語教育に入ろうなんて気持ちも出てきましたか?。
   そんなことはない?。
I: そうですね。
   たの,楽しいんで〈ええ〉,でも,これから先も,その,それ関連の授業は取ろうとは思ってるんですけど〈ふーん,うんうん〉,その,翻訳とか〈はい〉,通訳〈うん〉とか,そういうのやろかなとは思ってるんですけど,そうですね,まだ,その,大学側もそれを〈うん〉ちゃんとやり始めたのが〈うん〉最近で〈うん〉,その,日本語学の先生の免許^が〈うん〉,まだ,たぶん存在しないんですけど〈ほーほーほー〉,それができたら,それに向けて勉強というか,そういう〈うん〉,なんだろ,資格じゃないですけど,取れる〈ほーほーほー〉,そうですね…
T: なるほどね。
I: それ関連の授業は取りたいなと思ってます。
T: うんうんうん。
   あの,そもそも,あの,その,異文化コミュニケーション学部に入ったのは,将来どうしたいから入ったんですか〈えー〉?。
   卒業後,なんか…
I: 特に〈ほー〉,その,具体的な夢はないんですけど〈はい〉,その,なんだろ,自分が置かれてる,この,ブラジルと日本の間の〈ふーん,うんうん〉,その,立場を利用して〈うん〉,なにか〈うん〉仕事とかできたらいいなって〈はー〉思ってたので〈はい〉,ま,とりあえず〈うん〉,ほかの,自分の文化も見なきゃいけないんですけど〈うん〉,ほかの人の文化も見てみなきゃなと思って,その,異文化だったら,いろんな〈うん〉,その,自分が興味〈うん〉を持つ分野のこと勉強できるかなと思って〈あー〉,それでコミュニケーション系にしてみたんですけど…
T: うんうんうん。
   なるほど。
I: 具体的な夢はないです。
T: そうですか。
I: はい。
T: はい。
   で,えっと,今,そちらにうつ,移り住んでるんですか,東京に?。
I: いや,今は【地名1】県にそのまま住んでます。
T: ていうことは,かなり通学に時間かかりますね。
I: でも,2時間はかからないです。
T: あ,そうですか〈はい〉。
   じゃ,今もかよって。
   ご家族と。
I: はい。
T: なるほどね。
   そうですか。
   いや,でも,ほんとに,ね,あれから1年,大学生でね〈はい〉。
   で,その,じゃ,その,今もここ住んでらっしゃる,この,あの,【地名2】ですけど〈はい〉,け,金融危機以来,何かやっぱり大きな変化が起こってますか?。
I: そうですね。
   お父さんが失業しちゃったので〈うん〉,そこは,ちょっと〈うん〉,つらいなと〈うん〉思うんですけど〈うん〉。
   みんな大変みたいで,はい。
T: ですよね。
   わたしは,なんか,ああいう派遣切りっていうのは,ま,日本人も含めて,あの,もっと,みんなでワークシェアリングして,なるべくそういうことは少なくするべきじゃないかなと思うんですけど,ええ…
I: みんなが仕事を…
T: 【I】さん,どうお考えですか?。
I: そうですね。
   みんなが仕事あればいいなと思うんですけど〈うん〉,やっぱ,そういうの難しいんだろうなって思ってますけど。
T: でも,まー,あの,会社がね,その,ま,含み資産っていうか,持ってるものをもっと,あの,出していったり,きゅう,ね〈うーん〉,社長を始めもう少し{笑},あのー,給料下げるとかね,いろんな方法あるんじゃないかなと思うんですけどね,どうですか?。
I: ある,そういう方法もあるとは思うんですけど,やっぱり,結局は,やっぱ,みんな自分が働けてればいいのかなって思^うのかなって思ってますけど。
T: うん。
I: うん。
   たぶん,なかなかそうは〈うん〉いかないかなって思って,思います。
T: そうですか〈はい〉。
   それは,もう,理想論で〈はい〉,うまくいかない。
I: はい。
T: あー,なるほどね。
   うん,でも,これを,この不況を打開するにはそういう方法しかないっていうことですかね?。
   一部の人は切って…
I: そう,そうですね。
T: 早く体力を回復させる。
I: うん〈うん〉,うん,じん,人件費がかかっちゃうんだったら切るしかないなって思っちゃうんですけど〈うん〉,あんま,最近,普通の商品とかもあんまり売れてないみたいですし。
T: 商品も?。
I: そうですね。
   あんまり,なんか,不況だからか,みんな〈はいはい〉お金を手放さないから〈うん〉お金の循環が悪いのかなって〈うんうんうん〉思ってますけど。
T: やっぱりあれですか,【地名2】でも店を閉めてしまう店も,あの,増えてるんですか?。
I: あたしの周りでは無いので分からないですけど。
T: あ,そういうの無いですか〈はい〉。
   あー,なるほどね。
   で,この学校,本当にね,あの,いろんな学校が,こう,がく,が,ブラジル人学校は生徒が減ってるってニュースでもやってるんですけど,ここは素晴らしいですよね。
   あの,キープしてるという,学生数を〈うん〉。
   それは秘訣ってなんでしょうね,ここの〈うん〉?。
   すごいなと思って感心してるんですけど。
I: た,たぶん日本の学校みたいな,みたいにやってるからだと思うんですけど,その,日本の学校である,そういう行事とか〈ふーん,ふんふん〉,社会科見学とかも〈うん〉,この学校はほかの学校に比べて〈うん〉積極的に〈はー〉そういうことをやったり〈はい〉,あとは,その,校長せん,うん,【人名1】さんとかが,いろんな人と交流を持ってるから,そういう,おえら,お偉いさんとか呼んで〈うん〉みんなに話をしてくれたりとか,そういう機会を持たせてくれるだと,からだと思うんですけど〈ほーほーほー〉。
   そうですね。
T: なるほど。  
   あ,偉いひとが来て話をする。
I: たまに〈ほー〉ありましたね。
   あとは日本語教育に力を入れてるからだと思うんですけど,たぶん,ほかのブラジル学校に行ったら,そんなに日本語の勉強できないと思うんですけど〈ふんふん〉,ここに来たら〈うん〉ポルトガル語も日本語も〈うん〉ちゃんと両方勉強できるので〈ふんふんふん〉,そうですね…
T: あ,なるほど。
   ほかのブラジル人学校はあんまり日本語やらない。
I: たぶんあんまり,あ,やってるってあんまり聞かないんですけど。
T: なるほどね〈はい〉。
   やっぱり,やるべきだと,思いありますか,日本語?。
I: そうですね。
   日本語,日本に住んでるからには日本語を〈うん〉きちんと学んで〈うん〉,そう,1つだけの言語を話せるよりも2つ話せたほうが〈うん〉,し,将来的に有利になる〈うん〉と思うし〈うん〉。
   そう,ちゃんと日本語もやっとくべきだと思います〈うん〉。
   やって損はしないと思うんで。
T: うん。
   でも,こういう学校はね,ほんとに素晴らしいけれど,もっと本当は町とか市が〈あー〉そういうことをやるべきなのかなと思うんですね,こういう学校だけじゃなくて。
   それはすごく少ないとわたしは思うんですけど,どうですか?。
I: そうですね。
   その,市とか町がやるためには,結構な人数がいないとだめだと思うんですよ〈はい,はい〉。
   その,少人数でやるためにはコストがかかり過ぎ〈はい〉^ちゃうし,その,その,講師の方に払うお金も,そんな税金からそんなに出せるわけでもないので,まー,こういう,個人,個人的じゃないですけど〈うん〉,こういう学校でやるしかないのかなって思います。
T: うん。
   でも,ほんとはもっともっとやりたい人はいるはずですよね。
I: そうですね。
T: それとも,ブラジルの方のほうが,ま,なくても暮らせるからいいっていう意識でしょうか?。
I: そうですね。
   あたしの父も母も,そうやって,な,勉強しなくても【地名2】でなら暮らせるからって言って〈うん〉,あんまり勉強しなかったんですけど〈うーん〉,そう,最近になって〈うん〉日本語話せたほうが〈うん〉仕事とかの幅も〈うん〉あるからって言って,最近なって,今更ながら勉強し始めてますけど。
T: あー〈はい〉,なるほどね。
   やっぱりそれは,もっと早くすべきだったんじゃないですかね。
I: うん,そうですね〈うん〉。
   早くやるべきだったと思うんですけども,その,時間的に余裕がなかったり…
T: なるほど。
I: そうですね。
   して,大人の人は〈うん〉なかなか大変なんじゃないかなって思いますけど。
T: ねー,こういうことになると思いませんでしたもんね〈はい〉。
   で,今,その,【地名2】って言いましたけど〈はい〉,その町が【地名3】と合併するっていう話を,ちょっと聞いたんですけど〈はい〉,それについては【I】さん,どうお考えですか?。
I: 合併は,あまりして欲しくないんですけど〈ほー〉,町っていう,その,ものに愛着が湧いてるので〈うん〉,市になっちゃうんだっていう〈うん〉,すごい寂しい感じですね。
T: そうですよね〈はい〉。
   わたしもすごくいいものがね,この,【地名2】,あるのに,あったかいね〈はい〉,いろんな繋がり。
   だけど,やっぱり,合併することで経済的には豊かになるんじゃないですか,財政的には?。
I: いや,【地名3】は,たぶん赤字なのかな〈あー〉。
   なんで,あんまりそんなに期待はできないかなと思うんですけど{笑}。
T: あー,だったら,もう,合併しないほうがいいんじゃないですか?。
   【地名2】として反対したらどうなんですか?。
I: そうですね。
   【地名2】は1回,【地名4】との合併を〈うん〉反対して〈うん〉,【地名3】との合併もたぶん1回反対してるのかな〈うん〉,ですけど〈うん〉,たぶん【地名2】的にも【企業名】が,ちょっと,経営が悪くなってしまったから〈ふーん〉,合併せざるを得ないのかなって〈ふーん〉思いましたけどね。
T: じゃ,その,あんまり,わたしもね,しないほうがいいかと思うんですけど,でも,することになる^だろうというか,ますよね〈はい〉,その,方向としては。
   そのとき,どんな点に気を付けたらいいんですかね?。
   ま,寂しいというだけじゃなくて。
I: どういう点。
T: 良さ,良さを残すには。
I: あー,そう。
   【地名3】も【地名2】もあまり変わらないと思うんで〈はい〉,その,外国人が多いし〈あー,はいはい〉,その,特色的にはあまり変わらないので〈うん〉,合併してもそんなに差はないのかなって思いますけど〈おー〉。
   【地名3】と【地名2】,けっこう〈うん〉似てると思うんで,はい〈うんうん〉。
   あんまり〈うん〉注意点はないのかなって思いますけど。
T: なるほどね〈はい〉。
   そうですか。
   えっと,また,ちょっと,大学の話に戻るんですけど〈はい〉,日本人の大学生いっぱいいますよね〈はい〉。
   なんか,こう,みなさんと,ちょっと,違いっていうのを感じたことあります?。
I: わたしがいつも一緒にいる友だち,韓国人なんですけど…
T: あー,そうですか。
I: あんま,日本人とあんまり変わんないかな{笑}。
T: あ,そうですか。
   それはなぜですか?。
   たまたま?。
I: はい。
   たまたま,友だちに最初になったのが韓国人で〈ふーん〉,で,一番仲良い〈うん〉友だちが〈うん〉みんな自分より上のクラスにいる人たちなんですけど{笑}〈うんうんうんうん〉,あんまり関わりはないんですけど〈うん〉,日本人との違いはあんまりないですね。
   普通に…
T: なんか,あんまりはっきり意見言わないとか。
I: みんな,結構言いますね。
   なんか…
T: ほー,そうですか。
I: な,なんだ,たぶん,学部的なのかな,みんな…
T: なるほど。
I: 留学経験〈ふーん,うんうん〉ある人たちばっかりで,みんな言いたいことちゃんと言うし〈うん〉,あとは,すごくフレンドリーだと思います。
T: いいですね。
I: はい。
   日本人〈うん〉だけど〈うん〉,みんな,すごいフレンドリーですね〈あー〉,全然。
T: 日本人だけどっていうのは〈{笑}〉,ふつうはフレンドリーじゃないんですか{笑}?。
I: いや,なんか,うーん,日本人のイメージ的には,あと,初対面とかであまり話さなかったり〈うんうん〉,なんだろ,自分,遠慮して〈うん〉言わなかったりする〈うん〉ってイメージなんですけど〈うん〉,みんな,なんだ〈うん〉,けっこう,日本にいなかった期間があるせいか…
T: あー〈はい〉,なるほどね〈はい〉。
   それ,やっぱ,留学ってこと,すごく貴重な体験ですね。
I: そうですね。
   たぶん留学したからだと思いますね〈うん,うん〉。
   全然〈うん〉,留学した子のほうが,全然,物事,はっきり言いますね。
T: ふーん。
   そうすると,やっぱり,もうちょっと日本の教育も少し変えてったらいいんですかね?。
   そういうことを触れたりとか,機会を増やすとか。
I: 留学のですか?。
T: ええ〈あー〉。
   あの,その,学部がそうだから,あれですけど〈はい〉,まだまだ一般の人はそうじゃないですよね。
I: そうですよね。
T: はっきりもの言わないし。
I: 高い,ま,留学費用が高いから,あんまり〈うん〉行ける人しか行けないのかな〈うん〉って思ってしまうんですけど。
   そうですね〈うん〉。
   国内でも〈うん〉,その,留学生とコミュニケーション〈うん〉とる,とれる場所があったりとかするので〈うん〉,それ,興味がある人は,そうやって〈うん〉,行って〈うん〉,違いを感じられるとは思うんですけど。
T: うん〈うん〉。
   なるほどね。
   で,話はちょっと変わりますけど〈はい〉,趣味はなんですかね?。
I: 趣味〈はい〉。
   特にないんですけど{笑}。
T: ないんですか。
I: はい。
T: でも,なんか好きなことってないんですか?。
   か,鑑賞…
I: と,コンサートに行くことが好きなんです〈うん〉。
   あと,舞台とかですかね。
T: 舞台。
I: はい〈ほー〉。
   あまり観に行った,見に行った回数少ないんですけど。
T: 最近ありますか?。
I: さい…
T: あの,ま,1年生なってから。
I: あ,なってからは行けてないですね〈うん〉。
   でも,そ,パフォーマンスとかを見たり〈うん〉するの好きなんで〈うん〉,今年の目標は『ライオンキング』を観に行くことです{笑}。
T: あー,本当。
   そうですか。
I: いま,2月,そう,春休み中に行こうと思ってたんですけど,2月が劇場の点検で1か月間休みなんで〈うんうんうん〉,機会があったら3月か4月に行こうかな〈うーん,うん〉って思ってるんですけど。
T: ちょっと,『ライオンキング』って,どんなって言われたときに,あの,知らない人に,ちょっとよく説明して,どんなふうに,はい。
I: え。
T: はい。
   ちょっと教えてください。
I: ライオンキング〈はい〉。
   えっと,シンバっていう子役,子,子ライオンがいて〈はい〉,その子が〈うん〉,と,なんだろ,ミーアキャット〈うん〉,と〈うん〉,イノシシの〈うん〉2人に出会って〈うん〉,その,なんだろ〈うん〉,森の良さを知って〈うんうんうん〉,で,どういう話だろ,あれ〈うん〉,うーん,よく分からないな{笑}〈うん〉,なんだろ,おじのライオンが意地悪なんですけど〈ええ,ええ〉,そのおじのライオンと,ちょっと,戦って{笑}〈うんうん〉,勝って{笑}〈うんうん〉みたいな〈うん,うん〉。
   なんだろ,あんまり上手く説明できないですけど。
T: そう,もう,ぜひ観に行きたいっていう,その良さってなんですか,魅力は?。
I: 魅力は,その,あの,劇団四季の〈うん〉魅力なんですけど〈ええ〉,その,『1音はずすものはステージに立つな』〈うーん,うんうん〉とか,そういう感じなんで〈はい〉,その,みんなプロ意識がすごくて〈うん〉,歌も〈うん〉すごい上手くて,ダンスも上手くて,テレビで〈うん〉ちょっと見ただけなんですけど〈うんうんうん〉,その,すごい脇役の〈うん〉動物たちでも〈うん〉,みんな〈うん〉しっかり〈うん〉演じてるし〈うん〉,その子ライオンの〈うん〉役の子役たちも〈うんうん〉すごい頑張ってるので〈うん〉,それ,ぜひ観に行きたいんですけど〈うん〉,その子ライオンの〈うん〉女の子〈うん〉が子役にいるんですけど〈うん〉,その子をそん,尊敬じゃないですけど,すごい頑張ってるんで〈うん〉,好きなんですよ〈うん〉。
   で,その子を〈うん〉見に行きたくて〈うん〉,でも〈うん〉その子がいつ出るかわからないので〈うん〉,何回か〈うん〉見に行きたいなと思ってるんですけど〈うん〉。
   いつか見れるかな{笑}みたいな{笑}。
T: あー,なるほどね〈はい〉。
   あー,じゃ,舞台が好きなんですね。
I: そうですね。
   あとコンサートと。
T: コンサート〈はい〉。
   うん,なるほどね。
   あとは,その,オリンピックの話題が今ね,出てますよね。
I: オリンピック。
T: あの,東京に来るか,2016年。
I: あー,もう,そうですね。
T: それともリオデジャネイロかっていう〈あー〉。
   ね,スペインね〈あー〉,東京,スペイン,シカゴ〈はい〉か,リオかって〈はい〉。
   どう思いますか?。
I: たぶん東京に来ると思います。
T: そうですか。
   でも,やっぱり…
I: いや…
T: 初めてですから,南米に行ったほうがいいんじゃないですか?。
   南米***…
I: 治安的に,治安的に問題があると思うんで〈うん〉。
   不安だと思うんで,たぶん行かないかなって思うんですけど〈うん〉。
   しかも,東京も盛り上がってるし〈うん〉。
   あ,東京じゃない〈うん〉。
   都庁も盛り上がってるし{笑}。
T: でも,なんか,あの,国会のほうは反対してますからね〈あー〉。
   あの,議決や,***,反対,あの,【団体名】が反対してますから,まだ決議…
I: でも,もう,予定地とか作ったりとか〈はい〉,もうバッチ作ったり旗作ったりしてるんで〈うん〉,すごいやる気満々だな{笑}って思ってるんですけど。
T: うーん,でも,それは,全体が,【団体名】も反対してるし,ほんとに全体でオッケイかどうか分からないですよね。
I: そうですね。
   べつに東京に来ても来なくてもどっちでもいいかな{笑}って思うんですけど〈うん〉,うーん,もうグッズとか作っちゃってるし,来るんかなみたいな{笑}。
T: {笑}でも,わたし,やっぱりリオは,あの,もちろん,治安の問題あるけれども,それを,これをきっかけに良くしてったらどうですかね。
I: 治安はたぶん,そういう,すぐに回復するものじゃないと思うし〈あー〉,その,東京に来ればエコオリンピックになるって聞いたんで〈うん〉,東京のほうがいいのかなって思いますけど。
T: エコオリンピック。
I: はい〈あー〉。
   もう既存してる施設を全部使えるんで,その,あ,新たにたてな,建てる必要がなくて〈うん,うん〉,交通の便も良くて〈うんうん〉,そうですね〈うん〉,一番いいかなと思ってるんですけど。
T: うん。
   じゃ,その,えーと,【I】さんが,あの,えー,その,売り込み,あの,わたしは反対なんですよ,リオがいいと思ってる人に,どうして,その東京がいい,ま,エコオリンピックっておっしゃったけど,はい,ちょっと,うり,うり,売りこみに来てください。
I: どうしてどうしてオリンピック…
T: どうしてそんなに東京がいいんですか?。
I: 東京でやることによって〈ええ〉,その,なんだろ,施設がそのまま使えるし〈うん〉,あとは交通の便もいいし,あとは,あとはなんだろ,アクセス,その,飛行機的なアクセスもいいし,その,ホテルとか選手村,ま,選手村は新たに建てるんですけど,その選手村を建てる駅に〈ええ〉今はなにも無いので〈ええ〉,その,選手村を建てることによって,その後そこがマンションになって〈うん〉人が住めるし〈ふんふん〉,その,その駅が〈うん〉いま全然使われてないので〈うん〉,その駅を使うことに,使えるという点でも良いと思うんですけど。
   あとは…
T: でも,1回やってますからね,東京は。
   それよりもリオに初めて,な,南米にまだ1回も行ってないっていうのは,やっぱり,わたしは寂しいですけどね。
I: いや,リオデジャネイロに行っても,この,その,新しい場所建てなきゃいけないし〈うん〉,そこの場所に建てたために〈うん〉,その道とかを〈うん〉新たに〈うん〉作らなきゃ〈うん〉いけないし〈うん〉,すごいコストがかかると思うんですよ。
T: うん。
   でも,それがやっぱり,経済発展の一つの,あの,動機付けというか,かえって良くなっていくと思うんですけどね,大変かもしれないけれども。
   いろいろ,ことが波及していくんじゃないですか?。
I: ま,発展はすると思うんですけど〈はい〉,それが,そのオリンピックがやることによって,その,リオデジャネイロへの観光が,観光客がどれだけ増えるかにもよると思うんですけど〈うん〉,そこが,特にその施設しかない場所だったり,特にメインのものがあるわけでもなければ〈うん〉,そんなに人行かないと思うんですよ〈うん〉。
   都内だったら,その,オリンピックだけではなくて〈うん〉,その,オリンピック目的で観光に来た人たちも楽しめるスポットがたくさんあるし〈うんうん〉,外国人にも人気〈うん〉だと思うんで〈うん〉,あと,たぶんリオデジャネイロよりは英語が通じると思うんですよ,まだ〈うん〉,その,都内だったら。
   その,店員とか〈うん〉,そういう,人,雇ってるんで。
T: でも,2016年ですから,これから英語教育に力入れたらいいんじゃないですか?。
I: そうですね。
   その,英語教育をするっていう点でも,たぶん,すごくコストかかってしまうと思うんですけど〈あー〉,それ,その,英語教育を受けた人が,どれだけ,そのままオリンピックでのスタッフになるかとか,そういう問題が山積みだ〈うん〉と思うんですけど。
T: うーん。
   ということで,やっぱり東京を推されるんですね。
I: そうですね{笑}。
T: はい,分かりました{笑}。
   なるほど。
   はい,分かりました。
   はい,で,あのー,今,こう,いろんなこと伺ったんですけど,えーと,あの,今から〈はい〉,えーと,【学校名1】の代表として〈えー〉,えーと,あたしのところに〈はい〉講演の依頼に来てください。
   いいですか?。
   わたしは,えっと,【学校名2】の〈はい〉学長です〈はい〉。
   いいですか?。
   それで,コミュ,あの,えー,わたしに,その,女性の生き方でもなんでもいいですから〈はい〉,なんか聞きに来てくださいね。
   ある女子大,まー,【学校名2】でもどこでもいいですけど。
I: はい。
   えー。
T: 学長です。
   初めて,会ったこともないんですよ〈えー〉。
   それで,えっと,あなたの,えー,学部で学生が企画して〈はい〉講演会をやる〈はい〉。
   わたしのところに頼みに,ちょっと,来てください〈えー〉。
   ノックからどうぞ,はい。
I: はい。
T: はい。
   はい,どうぞ。
I: はい。
   失礼します〈はい〉。
   はじめまして,【大学名1】の【I(フルネーム)】と言います〈はい〉。
   えっと,今回は,んと,うちの大学で,あの,先生の講演をしていただきたくて,来て,来たんですけども,その,わたしの学部は,と,異文化コミュニケーション学部で〈はいはい〉,その,異文化コミュニケーションを学ぶときに,その,世界の歴史もやるんですけど,その〈はい〉,その,世界の歴史で,一番重要,重要で,うん{笑}〈うん〉,あの,まー,あの,女性の変化だと思うんですよ〈あー,はいはい〉。
   その,その,女性が,どういう〈うん〉,政治的な〈うん〉運動をしてきたとか〈うん〉,そういう,活躍してきたとか,そういうことで歴史は変わってると思うんですよ〈はい〉。
   うちの学部もほとんどが女子生徒ですので,その,先生に,ぜひとも講演をしていただいて〈うん〉,その,女性がいかに,いかに生きる,になる〈うん〉,そう,ど,ど,、、、,なんだろ〈うん〉,その,うん,女性〈はい〉,そういう,変化じゃないですけど〈うん〉,ついて〈うん〉,講演してほしいんですけども。
T: あー,わかりました。
I: すいません。
T: ところで,何人ぐらいですか,お聞きになる方は?。
I: 120人ぐらいですね。
T: そうですか〈はい〉。
   で,いつごろご希望ですか?。
I: 先生の都合のいい日をお伺いして,そのあと,その,学校の代表の先生と決めたいと思うんですけども。
T: わかりました。
   じゃ,ちょっと,今日は,ま,詳しいことはあれですので〈はい〉,あの,その,いただいた連絡先に〈はい〉,そこにあれですね,はい,あの,お知らせしますので〈はい〉,ちょっと時間をください。
I: はい〈はい〉。
   よろしくお願いします。
T: どうもお疲れさまです。
   はい。
I: ありがとうございます。
T: ということで,これで終わって〈はい〉,それを,えっと,同じ学部の,えっと,韓国人の人とは日本語で話すんですね。
I: はい。
T: はい。
   そうすると,韓国人の仲のいいお友だちです,わたしは,ね。
   伝えてください。
   いいですか?。
I: え?。
   ***…
T: 【I】さん,なんか,行ってきたんだって,頼みに?。
I: は,は,い,行ってき,はい。
T: 行ってきた?。
I: はい,行ってきました,行ってきました{笑}。
T: ほんと。
   行ってきたの〈はい〉。
   それで,どうだったの,その先生?。
   学長,怖そうでしょ?。
I: 思ったよりも,そんなに怖くはなかったけども〈うん〉,その,自分が言いたいことはあんまり言えなくて〈うん〉,ちゃんとつた,伝わったかなって,ちょっと不安なんですけど。
T: うん,ほんと〈うん〉。
   だけど,それで,あの,えっと,やってくれるのよね,それで?。
   オッケーなんでしょ?。
I: うん,で,日をちゃんと見てから〈うーん〉,もう1回連絡くれるとは言ってたんだけど〈うん〉。
   どうかな{笑}。
T: ほんと。
   うんうんうん。
   それで,えーと,何人ぐらい集まるとか聞かれた?。
I: 聞かれて,120人って答えちゃったけど。
T: うん。
   そかそか,120人ね。
   大丈夫だよね。
   集まるよね。
I: きっと。
T: うん。
   オッケー,オッケー〈{笑}〉。
   ありがと。
   じゃ,あと,企画一緒にしよう。
I: はい?。
T: 企画してこう,これから,いろいろと,ね。
   細かいとこ詰めよう。
I: えー。
   はい。
T: はい,ありがとうございました〈はい〉。
   はい,これでロールプレイ終わりますけれども…
I: はい。
T: はい。
   今日は,えっと,もう9時ですね。
   これからどうしますか?。
I: いや,特に予定はないですけど{笑}。
T: あー,ほんと。
   のんびりと。
I: はい。
   のんびりする。
T: テレビ見たり〈はい〉。
   いいですね。
   お休み中はね。
I: はい{笑}。
T: はい。
   はい,今日はどうもありがとうございました。
I: ありがとうございました。