T: じゃ,よろしくお願いします。
I: こちらこそ,よろしくお願いします。
T: はい。
   1年ぶり〈はい〉ですけど,髪が短くなっちゃいました?。
I: あー,そうですね。
T: {笑}どうですか,大学生活は?。
I: あー,楽しいですね〈うん〉。
   ま,ためになることも…
T: 多い。
I: 多くって。
T: ふーん。
   えーと,大学,きょ,きょう,なんでし,きょう…
I: 【学校名1】。
T: 【学校名1】てのは,どんな学部とかがあるんですか?。
I: 国際学部しかなくて〈はい〉,で,そこで英語コースと国際コースと〈はい〉,情報コースと…
T: ん?。
I: 情報〈はい〉。
   と,あと地域児童ってのに分かれまして…
T: 地域,なんですか?。
I: 地域児童。
T: 地域児童。
I: はい。
   なんか…
T: 児童ってなんですか?。
I: あの,保育士になるための。
T: 地域…
I: 地域児童コースっていうのがあるんですよ。
T: へー。
   保育士になる。
I: はい。
T: はーん。
   の,何コースでしたっけ?。
I: わたしは国際コースです。
T: はい。
   えー,どのくらいの学生さんがいるんですか?。
I: うーん,全体で1年生は300人ぐらいですかね。
T: ふーん。
   印象としては,多い,少ない?。
I: たぶん少ないと思いますね。
T: 少ない感じがする。
I: はい。
T: ふーん。
   で,国際コースには何人ぐらいいるんですか?。
I: 国際コースは少なくって,30人くらい。
T: で,この【学校名2】から行った人が,そこに何人か,1人だけ?。
I: わたしが1人で〈はい〉,もう一人,あっち側にいる【人名1】さん〈はい〉って人が2年で国際コースですね。
T: あー,はいはい。
   去年からってことですね〈はい〉。
   どうですか,先輩って感じですか?。
I: はい。
T: やっぱり先輩?。
I: はい。
   いろいろ教えてくれますし。
T: ふーん。
   友だちじゃなくて,ほんとに先輩って感じなんですね。
I: いや〈{笑}〉,それは,どっちかって言えば友だちですね。
T: はい。
   え,ここに,学校に,【学校名2】にいたときから仲良かったんですか?。
I: はい。
T: ふーん。
   あの,部活とかは?。
I: わたしは軽音部に入ってますね。
T: 軽音部〈はい〉。
   どんなことをするんですか?。
I: えっと{笑},ライブのために練習してますね。
T: あ,どこで,どんな頻度でライブをしたりとか,練習をどういうふうにやるとか?。
I: えっと,ライブの頻度は2か月に1回〈ふーん〉ぐらいですね。
   で,練習は,まー,振り分けて,自分は週に1回,練習してますね,その,学校で。
   学校に大きい教室があって〈はい〉,そこで機材を出したり〈はい〉して練習してます。
   ***…
T: え,振り分けてっていうのは,人数が多いから,え?。
I: はい。
   いっぱいいます。
T: はい。
   だから1回しか練習できないってことですか?。
I: 週に1回しかできないですね。
T: ふーん。
   何人ぐらいいるんですか?。
I: うーん,60人ぐらいいますね。
T: ふーん。
   ライブってどこで?。
I: 学校でやります。
T: 2週間に1ぺん?。
I: いや,2か月に…
T: あ,2か月に1ぺん〈はい〉。
   学校に,そういうステージみたいなのがあるんですか?。
I: いや,その大きい教室で〈あー〉,まー,放課後…
T: 楽器が置いてあるとこ。
I: はい〈ふーん〉。
   みんな,その,ほかの学生も呼んで〈うん〉,その,披露しますね。
T: ふーん。
   たくさん来ます?。
I: んー,多くて100人ぐらいですかねー。
T: ほー〈はい〉。
   結構集まる〈はい〉。
   毎回,その企画とかは誰が,どういうふうに立てるんですか?。
I: 企画は,その,部長でしたりとか,あとは1年生だけでライブがしたいっていうときは,その,1年生のリーダー的な人が,はい,企画しますね。
T: ふーん。
   今までの企画,どんなのがあったとか,教えてもらってもいいですか?。
I: えっと,まー,校内ライブっていって〈はい〉,小さいのがありまして,ほかにも,うーん,シャロン祭っていう学園祭で,大きいのが,あの,どんぐらいだろ,5時間ぐらいやりますね〈うん〉,その,学園祭。
   で,クリスマスライブがありまして,で,今,企画してるのが,4年生がもう卒業しちゃうんで,その,卒業ライブっていうライブハウスでやる大きいライブですね。
T: あ,外で。
I: はい。
T: ほー。
   そういうときは,こう,なんかコンセプト,どんな理念でとか,どうやって決めていくんですか,その企画ってのは?。
I: うーん,やっぱりみんなで集まって,話し合いをして決めますね。
T: ふーん。
   例えば今度の卒業ライブ。
I: 今度の卒業ライブはやっぱり,その,4年生には内緒でっていう〈はい〉形で〈はい〉,で,まー,1年生が主にライブハウスの予約でしたりとか,機材を借りに行ったりして,とりあえず1年を慣れさせようという^のが狙いですかね。
T: うん。
   曲の選択とか,そういうのはどうやって決めるんですか?。
I: あー,それは各グループっていうかバンドで話し合って決めますね。
T: あ,軽音楽部の中にたくさんバンドがあるってこと?。
I: はい。
T: いくつぐらいあるんですか?。
I: え,15バンドぐらいですね。
T: それぞれ違う,うー,なんていうか,音楽の種類があるんですか?。
I: うーん,似てるのもあれば,全然違うのもありますね。
   あ,でも,基本,ロックですかね。
T: うーん。
   それって最初から,おん,こう,やろうって人が集まっていっぱいになったんですか,それとも,集まった中でばらばらにいくつかグループが?。
I: うーん、、、,たぶん,この音楽をやりたいって人が集まってやりますね。
   でも,1年生は最初は固定バンドっていって,まー,なる,慣れるために,先輩がたまに,あの,1人でいる人をこっちのバンドに入れるとかして〈ふーん〉,振り分けますね。
T: 振り分けられたんですか?。
I: いや,わたしは,もう,友だちとかで組みましたね。
T: あー,最初からね。
I: はい。
T: ふーん。
   あの,そこが一番居心地のいい場所,大学の中で,ですか?。
I: うーん,そこも居心地いいですし〈ええ〉,あと,【人名2】くんとか同じ大学なんで〈はい〉,彼は,ま,軽音に入ってないんですけど〈はい〉,そういう人たちで集まるのも居心地いいですね。
T: 何をするんですか,集まって?。
I: うーん,話し合いとか〈はい〉,まー,た,トランプとかですかね。
T: ん?。
I: トランプ。
T: ど?。
I: トランプ。
T: トランプをする〈はい〉。
   大学で?。
I: はい。
T: へー。
   ど,どんなゲームをするんですか?。
I: え,『大富豪』です。
T: え,どうやってやるんですか?。
   ルールを教えてもらえますか?〈あー〉。
   『大富豪』,はい。
I: えっと,うーん,3から,3が一番,ま,対戦方式みたいな感じなんですけど…
T: え?。
I: 対戦方式。
T: 何人で?。
I: えー,一番ベストなのは4人ですけど〈はい〉,3人以上だったら何人でも〈はい〉できます。
   で,3が一番弱いカードでして,で,そこから順に強くなって,2が一番強い形になる〈はい〉んですよ。
   で,うーん,8が『やぎり』っていいまして〈はい〉,それを出すと,一番,なんか,そのままゲームが終わるみたいな感じ〈ほー〉なります〈はい〉。
   あー,んーと,で{笑},あと…
T: どうやって始めるんですか?。
I: んー〈{笑}〉。
   始め方はカードを分けて〈はい〉,で,特定のカード,ダイヤの3を持ってる人が一番最初に出すって感じですね〈はい〉。
   で,そっから時計回りにどんどん出し合って〈はい〉,で,一番カードが終わった人が勝ち。
T: 一番カードが,何?。
I: カードが先に終わった人が勝ちってな感じですね。
T: えー,まだよく分からないんですけど…
I: んーと,カードが13枚ぐらい持ってるんですよ〈はい〉。
T: 4人だとね。
I: はい。
T: はい。
I: で,だし,出して〈はい〉,で,一番強い2とかが出ますと,なんか,もう,誰も出せないから,なんか,そのまま分けて,そこで,その戦いは終了みたいな感じになるんですよ〈はい〉。
   で,そっから,また,その2を出した人から始まって,で,手札がなくなったら終わり。
T: え,2を出した人の次の人は何を出すんですか?。
I: だから,2は,もう…
T: 一番強いから。
I: 一番強いので,そのまま,なんつーんすかね,切り捨てみたいな感じ。
T: あ,出せないってこと?。
I: はい。
   で,その2を出した人が,また,3か,自分が一番出しやすいカードを出すって感じです。
T: え,出した人の次のひは,次の人は,もう,出されたカードより弱いのは出せないんですか?。
I: そうですね。
T: 必ず。
I: はい。
   強いのしか出せないですね。
T: それ,上に乗ってるカードより強いのしか出せないってこと。
I: はい。
T: ほー。
   で,そのゲーム,強いですか,【I】さんは?。
I: うーん、、、,強くはないです。
T: {笑}そうですか。
I: みんな同じくらいですね。
T: みんな同じくらい〈はい〉。
   えー,どう,それに勝つにはコツがありますか?。
I: そうですね。
   ま,その,8が切り捨てっていうのがありまして〈はい〉,その,弱いのを残して,で,2と8があれば,その2を出した時点で8出して,なんか,その弱いカード出せば手札がなくなるじゃないですか。
T: あー,最後はね〈はい〉。
   途中は?。
I: え,途中は〈{笑}〉,うーん,なんだろ,周りを見ないと分からないですね。
   その,自分の手札が弱ければ〈うん〉,その,ま,前の人が強ければ,たぶんいける,いけますけども,なんだろ,特にコツは〈{笑}〉{笑}ないですね。
T: 面白い点は?。
   どうしてそれは面白いんですか?。
I: うーん,ゲームの先が読めないとこですかね。
T: うん,先が読めない〈はい〉。
   ていうと?。
I: うーん,隣の人とか何を出すかわからないんで,うん,うん,なんだろ,うん,うーん,面白いのは,それで負けた人が一発芸をするみたいな感じ。
T: あー{笑},罰ゲームを付ける〈はい〉。
   一発芸って何をするんですか,たとえば?。
I: うーん,ものまねとかですかね。
T: はーん。
   今まででいちばん受けたものって誰かな。
I: えー〈{笑}〉、、、,最近の若手芸人のオードリーっていう〈はいはい〉,それのものまねですかね。
T: あ,うまかったんですか?。
I: はい,似てました{笑}。
T: {笑}それは受けた。
   で,今,次,何が起こるか分からないっていうのが面白いって言ったんですけど〈はい〉,なんか,少し化かしあいっていうのかな,こう,ポーカーフェイスで,こう…
I: そうですね〈はー〉。
   なんか,たまに弱い人をかばうみたいな感じになって。
T: あー,そういうのもあるんですか〈はい〉。
   なんか,人間性が出ちゃいます?。
I: で,出ますね。
T: あー。
   でも,それって怖くないですか?。
I: うーん,でも周りはいい人だ,だらけなんで〈うん〉,面白いですね。
T: おもしろい〈はい〉ですか。
   なんか,こう,トランプを,や,ああいうゲームをやると,その人間性が出て,かえって,その,そこで人間関係が壊れるとかいう話を聞いたことがあるんですけど,今までそういうことはないですか?。
I: うーん,特にないですね〈うん〉。
   いや,むしろ,その,ゲームで仲が深まった感じですかね。
T: あ,その人が見えるって感じの〈はい〉ことなんですか。
   ふーん,なるほど。
   でも,そっから,こう,はじかれた人もいるんじゃないですか?。
I: うーん,特にいないですね。
T: それは,この【学校名2】からの友だちとよく?。
   関係なく?。
I: 関係ないですね。
T: ふーん。
   やるっていう〈はい〉ことですね。
   で,さっき,その,芸人のオードリーの真似をって,あの,言ってましたけど,そういう,テレビはよく見るんですか?。
I: うーん,大学が始まってからはあんまり見ないですね〈うん〉。
   高校のころは,結構見てましたけども。
T: 日本のお笑い番組とかは好きですか?。
I: はい。
T: あー,どういうとこがおもしろいですか?。
I: えー,馬鹿笑いができるところですかね。
   ブラジルには,そういう,お笑いなのっていうのがなくて,すごい新鮮ですね〈うん〉,わたしにとっては。
T: でも,馬鹿笑いができるっていうのは,なんか,えー,ま,ある評論家なんかは,日本の,あの,番組が日本人を,そう,みんな馬鹿にしてるとかいう…
I: あー。
T: うんうん〈はー〉。
   話もあるんですけど,どうでしょう,そのあたりは?。
I: うーん,そうですね。
   ま、、、,多少は,それのせいだと思いますけどね〈{笑}〉。
   うーん,なんだろ、、、,去年は『オッパッピー』が流行ったじゃないですか〈はいはい〉。
   それで,なんか,小学生たちが真似し始めて,うーん,それが駄目なのかなーとか思いつつも,あー,見てしまうんですけども〈{笑}〉。
   もう…
T: 駄目なのかなと思いつつってのは,どういうことですか?。
I: うーん,なんだろ,あんまりいいとは思わないけど〈うん〉,面白いので見ちゃいますね。
T: うーん,あの,そういう,お笑いがわかるようになるにはやっぱり,いろんなものを,こう,言語だけじゃなくて文化とか理解できてないとわから,意外とわからないかなと思うんだけど。
I: そうですね。
T: いつごろから面白くなりました?。
I: うーん,わたしは小学校5年生のころからですね。
T: あ,もう,面白かった。
I: はい。
T: ふーん。
   え,家族もみんな見ますか?。
I: いえ,わたしと妹だけですね。
T: うん。
   それ見て馬鹿笑いしてたら,お父さんやお母さんに怒られませんか?。
I: いや,うちの親は何を言ってるか分からないので,特に何も。
T: あ,え,何を言ってるかわからないって,見ないってこと?。
   え?。
I: 見ても〈はい〉,その,何を言ってるかわからないんですよ〈はい〉,日本語がわからないので〈はい〉。
   だから,何で笑ってるのかすらもわからないので,うん,たまに戸惑いますね。
T: あー。
   そういうときは,どうするんですか?。
I: 説明してあげるんですけど{笑}〈うん〉,いや,別に面白くないみたいな感じなりま,なって。
T: はい。
I: はい。
   でも,うちには,あの,ブラジルのテレビっていうのがあるんですよ〈はい〉,ケーブルテレビで。
   それをずっと親は見てますね。
T: はーん。
   で,ブラジルには,そういうお笑いがないって仰ったんですけど〈はい〉,そういう,こう,笑いっていうのは,やっぱり,どこの国もなにかしら,その,あの,違うユーモアみたいなのがあるかなと思うんですけども,ブラジルは,それはどうなってるんですか?。
I: うん。
   ブラジルでは,うーん、、、,うーん,長いコントみたいなんがありますね。
T: 長いコント。
I: はい。
   なんか…
T: ど,どういうものですか?。
I: 面白いドラマみたいな感じですかね〈はい〉。
   そういうのしかないです。
T: どのくらい長いんですか?。
I: うーん,30分ぐらい。
T: で,ずっと笑えるんですか?。
I: いえ,わたしは好きじゃないです。
T: あ,例えば,どんな話なんですか?。
I: うーん,なんだろ。
   ブラジルの駄洒落みたいな感じが,いっぱい詰まってる感じですかね。
T: ふーん。
   具体的に例はありませんか?。
I: うーん。
   具体的な例は,アメリカンジョークみたいな感じですかね。
   その,日本語にしても,あまり伝わらない感じ。
T: あ,言葉の。
I: はい。
T: うん,でも,わかるんですよね。
I: わかりますけど{笑}〈はい〉,あまり好きじゃないです。
T: その,好きとか好きじゃないっていうのは,どういうところで,慣れちゃったとかそんなことですかね?。
I: うーん,そうですね。
   もう,日本,ほとんど日本のテレビしか見ないので,慣れましたね,日本の〈ほー〉お笑いに。
T: それって怖くないですか?。
   例えば,テレビを見続けると〈はい〉,その国の人ができてしまうっていうか,文化を押し付けてしまう。
I: あー,そうですね。
   怖いですね。
T: 怖い{笑},怖い,怖い,怖い〈はい〉で終わりですか。
   なんかすべきじゃないかとか。
I: あー,でも,わたしは週に1,2回くらい,その,ブラジルのケーブルテレビを見ますね〈はい〉,親と一緒に〈はい〉。
   その,親との交流にもなりますし。
T: ふーん〈うん〉。
   今,なかなか,あの,世界不況の煽りで,ちょっと,厳しい状況になってるかと思いますが,お宅は大丈夫ですか?。
I: うーん,そうですね。
   うちのお母さんは仕事が今月限りっていう感じになってるんで〈うん〉,結構きついですね。
T: うーん。
   ま,え,労働力が足りないときには,たくさん受け入れといて〈はい〉,やっぱり,仕事がなくなると最初に切られるっていう,これは,政策的に,なんかすべきじゃないかとか思われませんか?。
I: うーん,そうですね。
   でも,うーん,うーん,でも,派遣^なのでしょうがないのかなっていうのもありますけど,うーん、、、。
T: そもそも派遣っていうものが非常に,労働形態として,労働者を搾取しているとかいう考えもあったりしますが,どうでしょうか?。
I: あー,そうですね〈{笑}〉。
   わたしも,あんまり派遣には賛成できないですね〈うーん〉。
   その,正社員との,あの,給料の差〈うん〉だったり,うん。
   うーん,なんだろ、、、。
   えー。
T: うーん,ま,じゃ,何をすれば,こういう,今の,今,ほんとうに,こう,急に外国人労働者とか呼ばれてる人たちが急にあちこちで失業してる状況ってのは,どうすれば改善できると思いますか?。
I: うーん,そうですね〈うーん〉。
   あの,まー,でも,今景気が回復しつつあるんで…
T: そうですか?。
I: はい。
   前に比べては〈はー〉いいほうだと思います。
   その,一番悪いときに比べて。
T: それは,どういうことで,そういうふうに思われたんですか?。
I: うーん,うーん,うーん、、、,たぶん,あー,分かんないですね。
T: {笑}なんとなく,そうかなと思って?。
I: はい。
   でも〈うん〉,お母さんも最近,残業が増えたりとかしてるんで。
T: あー,そうなんですか〈はい〉。
   でも…
I: そういうふうに〈うん〉感じますかね。
T: うんうんうん〈うーん〉。
   でも〈はい〉,今月いっぱいで…
I: そうですね。
T: ふーん。
   そのあとは,えー,やっぱ,また探しにということですか?。
I: うーん,そういう形になりますね。
T: えーと,アルバイトもしてるんですよね?。
I: はい。
T: 今はどんなお仕事ですか?。
   聞いてもいいですか?。
I: あ,大丈夫です〈はい〉。
   ちょっと,今は,その,ほかを探しつつやってるんで,時給がいいバイトを探してますね〈ふーん〉。
   今はスーパーで働いてます。
T: どんな手順で仕事をする,どんな…
I: あー〈ふん〉,それは,前出しが多いですね。
T: 前出し?。
I: はい。
   あの,商品の補給って形ですね。
T: 商品の?。
I: 牛乳が足りないときはそこに牛乳を入れる〈はい〉感じです。
T: 全般的な,仕事の全体像が,ちょっと,見えないので〈うーん〉。
   どんな感じでやるんですか?。
   なんでもやります{笑}?。
I: はい,レジ以外なら。
T: うん。
   じゃ,どんなふうな仕事があるんですか?。
I: えっと,まず〈はい〉,前出しといって,その,足りない商品を加える感じ,足す感じですね〈はい〉。
   あとは,うーん,掃除ですかね〈うーん〉。
   えっと,バックヤードの〈うーん〉掃除が主ですね。
   そのぐらいしかやらないです。
T: ふーん。
   結構大変ですか?。
I: うーん,たぶん,ほかのアルバイトに比べちゃ,全然大変じゃないですね。
T: ふーん,ほかのアルバイトってのは,例えば。
I: うーん,飲食店とかですかね。
T: あー,そうなんですか。
   わかりました。
   えーとですね,1つ,ちょっと,ロールプレイをお願いしたいんですけども〈はい〉,携帯電話,使ってます?。
I: はい。
T: じゃ,ちょっと,これ読んで,声出して読んでいただいていいですか?。
I: はい。
   あなたは携帯電話を持っています。
   今月は携帯電話の電話代の請求が多くて,おかしいと感じています。
   それを電話会社の人に話してください。
T: はい。
   わたし,携帯電話の会社の人ということで〈はい〉。
   はい,えー,【企業名】でございます。
I: あ,すいません〈はい〉。
   あの,今月の電話代の請求が多くて,ちょっと,おかしいなと思って電話したんですけども。
T: あ,はい。
   お問い合わせありがとうございます。
   恐れ入りますが,お客さまの電話番号を…
I: はい。
   えっと,【電話番号】です。
T: あ,【I(フルネーム)】さまでございますね〈はい〉。
   いつもご利用ありがとうございます。
I: いいえ,こちらこそ。
T: えー,今月が多いとおっしゃったんですけども,例えば,国際電話をかけられたりとか,お友だちに使われたりとか,そういうことはないでしょうか?。
I: あー,ないですね。
T: えー,どっかにお,置き忘れたりとか。
I: あー,それもないと思いますね。
T: 一応,あの,全体をチェックして,システムに,とくに不具合もなかったようなんですけれども〈はい〉,どのくらい,えー,毎月より,あの,高く出ておりますでしょうか?。
I: えっと,1万円ぐらい,多いような気がします。
T: あー,そうですか〈はい〉。
   えー,お客さまのほうで,何か,考えられる理由とかはございませんでしょうか?。
I: えっと,ウェブの使いすぎだと思いますね。
T: あ,そうですか〈はい〉。
   そうしますと,やっぱり,あの,パケット通信のほうが非常に高くなっておりまして〈はい〉,そういう,あの,領収書のほうに,あの,請求書のほうに,そういう数字が出てるかと思いますが,それはいかがでしょうか?。
I: あー,妥当だと思います。
T: あ,そうですか〈はい〉。
   あの,ま,いろんな,あの,セットサービス,割引サービスもございますので〈はい〉,今後そういうものを使っていただくということで,今月はこれでよろしいでしょうか?。
I: あ,はい。
   分かりました。
T: どうもお問い合わせありがとうございました。
I: はい,ありがとうございます。
T: はい,ありがとうございました。
I: すいません。
T: えー,携帯電話って,毎月大変ですか?。
I: うーん。
   その,パケット定額制があるんで〈はい〉,けっこう,1万円内に収めてますね。
T: 1万円って,結構高くないですか?。
I: うーん,いや,安いほうだと思います{笑}。
T: {笑}。
   えー,みんな,どのくらい使ってるんですか?。
I: え,1万5千円〈あー〉とか,ま,多くて2万円。
T: あー,じゃ,大学生の必要経費ってなってるんですね,そういうのは。
I: そうですね。
T: あー。
   そのためにもアルバイトを頑張らないと,と{笑}。
I: はい。
T: わかりました。
   じゃ,今日はこれで終わります。
I: ありがとうございます。
T: お疲れさまでした。
I: お疲れさまです。