日本語学習者会話データベース

T:こんにちは,【姓A】です
I:あ,こんにちははじめまして,【姓B】と申します
T:【姓B】さん
I:【姓B】です
T:【姓B】さんね,あのー,お国はどちらですか
I:お国は{笑},ロ,ロシアですけれども〈はい〉,私は,モスクワの出身です
T:そうですか,モスクワですか
I:モスクワです
T:はーい,あのー,いつ日本にいらっしゃたんですか
I:ま実はいっしゅかん[1週間]前です
T:1週間前ですか〈はい,そうです〉,{笑}そうですか今回が,初めてですか
I:いや初めてじゃなくて,もうにーせんさんねん[2003年]ぐらいもう留学しました,【大学名C】でした,そしたらもう10か月,ぐらい【大学名C】で一生懸命勉強して〈ん〉,実は日本語とかじゃなくて〈ん〉,日本,の歴史を,勉強していました〈ふーん〉,まあ,歴史を勉強しながら〈ん〉,まもちろん全部本とか雑誌とか全部日本語だから〈はい〉,少しずつ日本語も,勉強し始めました
T:そうですかー,えーとさっきモスクワとおっしゃったんですけど
I:そうです
T:モスクワってどんなところですか
I:モスクワは〈はい〉,とても〈ん〉,きれいな町で〈はい〉,歴史のある町です〈んーん〉,どうしてと言うと,あーん,まあモスクワの,まあ初めて〈んー〉,まあ文章,まモスクワについての〈んん〉情報は〈ん〉,文章に出ている〈ん〉,ん,ときは〈はい〉,せーん,ひゃく,よんじゅうなな[1147]年〈んー〉,ですね
T:前
I:もうけっこうもうモスクワは〈んー〉はっぴゃく〈んー〉,もうろくじゅう[860]〈んん〉ねん[年]以上〈ん〉,の歴史を持っていますので〈ん〉,まあ残念ながら,例えば〈ん〉そのときの〈ん〉建物とか〈はい〉,残ってないんですけども〈んー〉,戦争もいっぱい〈ん〉ありまして〈はいはい〉,それも革命とかなんとか〈んー〉,{笑}もう歴史,{息を吸う音}長い〈んん〉,長かったんですけど〈はい〉,ん,だけども〈えー〉,1番古いのは〈ん〉,13世紀,14世紀〈ふーん〉だから,それはもちろんモスクワの,クレムリン,ですよね
T:ですね,はい,私も実は見ました〈はーはい〉,はい大昔です{笑}
I:どうでしたか
T:はい,あのー,あまりにこう立派でね〈えー〉,★02★赤の広場もね〈**〉,すばらしくてはい,思いました,あの,えーと,さっき,えーにせん,なんねんでしたなんねんか前に〈そう,んん〉,いらしたんですよね〈はい〉,あのー,えー【大学名C】で勉強なさった
I:そうです,はい
T:で,今は,寮に住んでいらっしゃるんですか
I:今ちょっとあの,寮とかじゃなくて〈はい〉,アパートを借りています,あの
T:はい,あー,そうですか
I:が,ん,いや実はちょっとー〈ん〉,うちを戻ってきて〈ん〉また,勉強したいんですけども,あー1人暮らしで1番いいと思います〈んー〉その場合は,いっぱい勉強しなくちゃいけない場合は〈ふーんんんん〉,そしたら〈ん〉,もう,ちょっとあの〈ん〉ロシア人のかた〈ん〉,と〈ん〉住むと,やっぱりロシア語だけしゃべるから,それはちょっと時間の無駄になる,かもしれませんので{笑}〈んー〉,そのほうが私は〈んー〉例えば夜,とっと[ちょっと]〈ん,んー〉出て,普通の,あのー日本人の〈んー〉,一般的な人と〈んんん〉ちょっとお話して〈ん〉,なんかアンケートみたい感じ〈んー〉,を,して〈ん〉,えー〈んん〉,それが楽しいです
T:なるほど〈ん〉,で,あの1人暮らしということはお料理も作るんですね自分で
I:いやあまり作らないんですけど〈ん〉,部屋,超狭くて{笑}〈ん〉,ベッドしか,あの,場所があまり,ないんですけども〈んん〉,あの実はレンジがありますが〈ん〉,ガスも入っていますが〈ん,んん〉えー自分で,あのーなべとか,全然そういう,キッチンの道具が,{笑}ないんですけども
T:ほーそうですか
I:今から買うと〈はい〉,別に〈ん〉必要性はあんまりないし〈ふんふん〉,1か月だけこっちに,いるんですね
T:あ,1か月だけなんですね
I:んん,そうですね
T:そうですか,じゃあロシアにいたときは,作ったりもよくしてましたか
I:ん,んそうですねもちろん
T:あほんと,1番得意な料理なんですか
I:得意な料理は〈ん〉,いや実はうちのはりょ,ロシアりょりー[料理]が,大好きで〈んん〉,そしたら,あ,うちの家族は,あの私と〈ん〉,両親は〈はい〉,2人と,あもちろん,おとうとー[弟]ですよね〈はいはい〉,2人男〈ん〉,が,いらっしゃるんですけども〈{笑}〉{笑},肉は,つくらないと〈ん〉,ちょっと,★04★まあ,女たちは〈はい〉,やせてるときは〈{笑}はい〉,ちょっとダイエットつけ,んー〈はい〉,してるときは〈はいはい〉,野菜でもじゅうぶんだけど
T:そうですね,んー
I:男たちはちょっと,肉がなければー〈はー〉,なんか性格が悪くなっています{笑}
T:えあ,そうなんですか〈そう〉,じゃちょっとその〈んー〉,男性が大好きなボルシチの,作りかたを〈ん〉,できるだけ詳しく教えてください
I:いやまず最初に〈はい〉,あの,え,きれいな肉を,あの牛肉ですよね,あのーお,お店で買って〈はい〉,それはもちろん鮮やかな,あーもの,だったらば1番いいですね〈んーん〉,あのーフローズンじゃなくて〈はい〉,そしたら,うちに,きれいに洗って,あのー,んー,水の中に,入れて〈はい〉,そして,あの1時間半ぐらい,煮る必要がありまっす[ます]〈んー〉,そして,あのスープ〈ん〉,になりますよね〈んんん〉,スープの,あのー〈ん〉,1番大事な,{息を吸う音}えーものですよね〈はい〉,そしたら,あの,塩ももちろん,あのーこーしょう[こしょう]も入れていますので,あそしたら,あのちょっとほかの材料を,あの,煮てる〈んー〉,ときは〈ん〉,ほかの材料を作っています〈ん〉,まずは,あのー,ジャガイモと,キャベツと,ニンジンと,えーいろんないろんな〈ん〉あのー〈んー〉,なんか,パセリ〈ん,んん〉みたい感じ,そういうの全部〈はい〉入れていますので〈はい〉,それ全部あのー,細かく〈んー〉切って〈ん〉,あも,もちろんジャガイモも,皮もむ,むく〈はい〉んですけども〈はい〉,えーと,それ,あのー少しずつ入れます,あのー例えば,ジャガイモを,煮ると〈ん,ん〉けっこう時間かかりますので〈ん,はい〉,最初入れます,そしたら,あのー〈ん〉,赤カブーの〈はいはい〉,ちょっと,んー細かく,すごく細かくして〈はい〉,なんかなべで少し,別に,ん,煮る必要がありますので〈ん〉,そしたら〈ん〉,そ,そこにトマトとか〈ん〉,あのー,★06★えガーリック,な,なんとい,いいますか,日本語で〈ん〉,ガーリック,***
T:ガーリックはガーリックですね,はい
I:あ〈はい〉,そうそうそう,えーそれ
T:ニンニクね,はい
I:ニンニクも〈ん〉,入れて,一緒に混ぜて少し煮るんですよね〈はい〉,そしたら,あのーキャベツも入れます〈はい〉それの中,あー少し待つと,んー〈んー〉,まあ,もう,赤カブも〈ん〉,一緒に,混ぜる,それで,スープ,に,なります,それも最初は〈ん〉,タマネギとニンジンを〈ん〉,ちょっとあがりに〈んー〉,焼いて〈はい〉,最後に入れます〈はい〉,で,赤スープ〈できたー〉,ボルシチができました{笑}
T:おいしそうですねー
I:おいしいですよ
T:ところでそういうね〈ん〉,あのーこう,おいしいボルシチをね,食べたりそのーたくさんお肉〈ん〉,食べるために,{息を吸う音}ですかね,なんか,あのーロシアの人はかなりこう,体格のいいかたが多いですね
I:そうですね
T:えーそれはやっぱりこう健康に,問題があるんじゃないでしょうか
I:あまりよくないんですけども〈はい〉,今は,現在ですねー〈んー〉,ちょっと,おお金少しでも持っている人たちは〈ん,ん〉,フィットネスとか〈んー〉,あーいろんなスポーツをやってる〈んー〉,まあきょう*になりましたので〈はい〉,すごくファション[ファッション]みたい感じで〈おー〉,みんなダイエットしたりとか〈ん〉スポーツやったりとか〈ん〉一生懸命健康〈ん〉,んん,体にいい,生活を〈んー〉やりたいんですけれども〈ん〉,だけどちょっとお金はあんまり持っていない人たちが,あー例えばジャガイモとか,んー,んー,まあジャガイモだけ〈ん,ん〉食べてるわけじゃなくて〈ん〉,少し,肉も〈ん〉入れています〈んー〉,だけど,まあたぶん,ミ,ビタミンとか〈んー〉,いろんなだ,例えばカルシウムとか〈ん〉足りない,あ〈ん〉,食事がありますので,例えばチーズとか,なんとか〈はい〉,それーはですね,もちろん,国の問題になっちゃっています〈はい,はい〉,ちょっと太っている人は,あのーなんかいろんな心臓病とか〈はい〉,肝臓病とか,ん,いろんな,ん,病気がありますので〈はい〉,それとももう,ひどい病気ですよね〈はい〉あの,だから,あのー,えーと,★08★例えば男たちは〈はい〉,60歳まで,い生きていて〈ん〉,まあ女たちはちょっとたぶん長く〈{笑}〉,してるんですけど
T:まあそれどこもですもんね{笑}
I:でもそのー,んー,いやー日本はだいたい〈はい〉80,過ぎてるんですけども〈はい〉,
T:はい,であのー,そのね今おっしゃったように〈ん〉その,おお金がある人はいろんなことをやるけど〈ん〉そうじゃない人はできない,だけどその,一般の〈んー〉人たちが,健康な生活できないと困りますよね
I:だから,あのー,もうソビエト時代のときから{笑}〈はい〉,みんな,別荘を持っていますよね〈はい〉,ち,少しでも,土を,手に入れて〈ふーん〉,そして一生懸命,あのー例えば夏のときは〈んー〉,だいたい一般の人は〈んー〉,休み1か月以上を〈んー〉持っていますので〈んん〉,別荘に行ってー,そこで,いろーんな仕事をやって,例えばあのー,なんか〈ん〉,んー,トマトとかキュウリとか〈んー〉一生懸命,育てて〈ん〉,そうしたらあのー,なんか体操みたい感じになりますので〈は,ん〉,それで,もう空気もきれいし〈はい〉,ん
T:でもそれは,選ばれた人たちですよね,そんな別荘が持てない人もいるじゃ,ではないんですか
I:いやーソビエト時代から,まあみんなもちろんじゃなくて〈はい〉今モスクワ,あのー,モスクワ人,以外,の外国人もいますし〈はい〉,あの,あー,旧のソビエト時代,の〈んー〉あのー,れんぽ[連邦]から〈ん〉来た,あ,あのー〈ん〉,皆さんもいますので〈んー〉,あーだけど〈ん〉,まあだいたいみんな,別荘とか土とか,小さなうちとかを持っています
T:そうですか,そうですか〈ん〉,あー,私は,あのーかなり今ロシアの経済は〈ん,ん〉,まあ発展しているので〈そうですね〉,その格差が,大きくなっていると聞いているんですけれども
I:いやそれはもちろんそうですけども〈はい,はい〉,だけど,例えば別荘を持っている人たちは〈んん〉,お店から〈ん〉,ニンジンとか,タマネギとか〈んん〉,買う必要性が〈んー〉ないから〈んー〉ん,自分の力で,育てるから〈ん〉,んーそれで,★10★ん,たぶん,生活がちょっと安くなっています
T:おー,わかりました〈ん〉,でえっと,【大学名C】でもういらしたんで,日本の若い人,大学生とか〈ん〉,いろいろ,つき合ったことありますよね
I:そうですね
T:はい,ロシアの若者と日本の若者大きく違う点てどんなところですか
I:いやロシアー人の若者は,ちょっと私の時代の若者,と比べて〈はい,はい〉,ロシア人のほうが,大人っぽいこど[こと]をやっています{笑},それはどうしてと言うと〈んー〉,たぶんあの例えば,特に男たちは,もし,あのだいかーく[大学]を卒業して,すぐ仕事を見つけらないと〈はい〉,あのーまあやっぱり,軍隊になりますよね{笑}〈ほーほーほーほー〉,そういうおそれが,ありますので〈はい〉,だがら[だから]できれば,大人の生活〈ふーん〉,し始めるんですよね
T:なるほど
I:えーそしたら,あのー,ま,男たちと女性たちも〈ん,ん〉,んー,もちろん,あのー,両親と〈ん〉,住んでるから〈ん〉,だけど例えば,2人がつき合って,できれば,自分の,まあ家族とかじゃなくて,一緒に住みたいんですだがら[だから],もっと簡単,なまあ,あの,男の生活に入るんですよね
T:ん,男の生活
I:生活に入る〈はー〉,例えばまあ男の,あー,んー,大人の,時代に入るんですよね
T:あ,大人のだ,あー〈お,例えば{咳払い},ん〉,はーはーはーはー
I:ん,そうしたら日本人**〈ん〉わ,若者は,ちょっとあのー,子供みたいー{笑},たまに,いんです[いるんです]ね,えー,どうしてと言うと,たぶん〈ん〉,例えば一緒に,どこか〈ん,ん〉,遊んだり,とか,パーティー行ったりとか〈はい〉,あのー,クラブとか行ったりとか〈んー〉,えー,ちょっとみんな,あの一緒にたなしんでる[楽しんでる]ときは〈ん〉楽しいんですけども〈ん〉,あとでなんか〈ん〉,んー,頼むことは〈ん〉なんかあれば,「あーそれはちょっとー無理かな,それはちょっとできないかな{笑}」,そういう例が,★12★たくさんありました,ん
T:あー,それはあのー〈んー〉,えー大人,のよう〈ん〉,えあのー,なんでしょうね,子供っぽいからだけじゃなくて〈ん〉,なんか日本人は人と〈ん〉,距離を置いているからじゃないんですか
I:ん,たぶんそう,それも,ん,影響,ありますので〈んー〉,だけど〈はい〉,あの例えば,あのー{笑},様子を見ると〈ん〉,あのー,ちょっと,えー,髪の形とかぽんぽんぽん{笑}して〈{笑}〉,洋服もなんか〈はい〉,私の意見で〈はい〉,ちょっとおもしろい洋服ですよね〈んー〉,なんかいっぱいいっぱいいっぱい重ねて〈んんんん〉,なんかじゅうにひとえ[十二単]みたいにいますよね{笑}〈んー〉,やっぱり,そういう昔平安時代の伝統
T:だけど,あのそれは〈ん〉,なんか自己主張でもあり〈ん〉,個性じゃないんですか
I:んー,じゃないですよね
T:そうですか
I:んー〈んー〉,例えば〈はい〉,うちの大学はですね,【大学名D】です〈はい〉,まあ例えば国で,ん,1番偉い大学で〈ん〉,わ,私はちょ,べ,んん別に自慢してるわけじゃなくて
T:あーえーわかります,はい
I:だけ,あの〈ん〉,ちょっと例として〈はい〉,それでみんなまじめに〈ん〉,あの,男性が〈ん〉んー,だったらば,んー,ジーンス[ジーンズ]とセーターとか〈ふんふんふん〉,普通の一般的な服〈んー〉,か〈ん〉,まあそれのほうが〈んん〉,ネクタイとスーツとか〈んん〉,それのほうが,着ているんですけど〈んー〉,えど,ああの,【大学名C】に〈はい〉,入ったときは〈はい〉,んんなんか,朝,起きて,そのまま,パジャマで{笑}〈{笑}〉,来てい[いる]人もいましたので
T:はー,なるほ
I:「えっえっ」初めて見て〈んー〉,ちょっと,おかしいかなーと思って
T:なるほど
I:あとで,もうちょっと慣れてきて{笑},「あーいいですよ〈はー{笑}〉,んあ,生活はちゃんと楽しんでいる人たちは〈あー〉,だがら[だから]大丈夫ですよねー」〈んー〉,それでもし,勉強してる,まちょっと授業を受けたことがありますので〈ん〉,例えば,うちの大学で〈ん〉,なんか,プロフェサーとか〈はい〉,★14★きょうぎ[講義]をやっているときは〈ん,ん〉,みんな,ちゃんとしずく[静か]にしてる〈ほー〉,ちゃんとまじめに書いてるとか
T:そうですか
I:録音してるとか〈ん,んん,ん〉,そしたら〈ん〉,ぎょうぎ[講義]が終わったら〈はい〉,「あ,質問です」とか,そういう必ずあります〈んんん〉,それで{笑}【大学名C】の例えば〈んん〉,えーと,なんでしたっけー,な歴史の〈んん〉,きょうぎ[講義]で〈ん〉,そして私は1番前座っていて〈ん,ん〉,一生懸命聞いてたー,けど,後ろの,あのー男たちは,なんかゲームやったり〈ふーん〉トランプとかしたり,とか
T:なるほど
I:そしたら〈はい〉,あきょうぎ[講義]が終わったら〈はい〉「あ,なんか質問がありますか」〈ん〉とか,先生から,聞いて,ほで[それで]みんーな静かにしてるすごく〈んー〉あの,ちょっと恥ずかしーい気持ちかなー
T:なるほど〈ん〉,だけど,んんでしたらそういうね,そ今日本の若者ってやる気〈ん〉がない人が多いですよね
I:そうですか
T:それどうしたら〈ん〉,もうちょっと日本の若者が,こう,元気になるというかやる気が出てくんでしょうかねー
I:どうすればいいですか〈はい〉,えーとですね今はちょっとあのー,経済とか〈はい〉,社会た,的には〈ん〉,あーすごく立派な生活だから,別に,あのあんまり,やる気がない〈ふん,ふん,ふん〉んだと思いますが〈はい〉,ちょっとあのー,たぶん,なんか,経済の変わりが,あれば〈ん〉たぶんちょっと,生活,少しでも難しくなると〈あー〉あのまた,あのー
T:また,やる気が出るんですか{笑}
I:やる気が出る,かもしれません
T:んー,だけど今このままね〈{咳払い}〉,経済も同じ状態で〈ん〉,もっとその,か,若者たちの〈ん〉,やる気を出す〈ん〉,ニートとかもいますよね今日本,それを
I:それはあの,両親の問題じゃないですかー
T:両親の問題ですか
I:ちょっと違う
T:でも国としてなんか方法ないですか,もし,文科省とか
I:国として
T:そういう役人だったらどんなふうな対策を考えますか〈んー〉,「若者よ,ん,目覚めよ」っていうことで{笑}
I:いや例えば〈はい〉,あの学生たちは,いい成績を〈はい〉,見せる場合は〈えー〉,ちょっと,お金を出します,例えば
T:お金
I:んーん,うちの,★16★あの大学生たちは〈ん,ん〉,あの成績の悪い人たちは〈ん〉,あのー,少しでもお金をもらってないし,たがら[だから],んちょっと自分の生活は大変かもしれないですけど〈ん,んん〉,えー,もらっている人は,んー,私も,もらっていますが〈ん〉,それ,すごく,まあ〈ん〉,気持ちが〈ん〉,なんかよくなってるんです
T:んーん,なるほど
I:あ私はよく〈ん〉勉強しましたから〈ん〉それは〈ん〉,あのなんかお給料みたい{笑}〈んん,ん〉感じで,たがら[だから]まあまあ私の大学かよって[通って]いるのは〈ん〉,なんか仕事みたい感じです〈ふーん〉,それはりょうしんー[両親]から教えてもらったもう,子供のときから〈はい〉,「あなたは例えば今学校行ってるですね〈んんん〉,えー例えば〈ん〉,あのお金はもらっていないでしょう〈んん〉,だけど〈ん〉,あのー私たちー〈ん〉から〈ん〉,なんか食べ物とか〈ん〉,一緒に住んでるでしょ〈んん〉,だからそれはありがたいことから〈んー〉,よく勉強しなさい」〈ふーん〉,そういう話がよくありましたので,
T:ほー,そうすっと〈ん〉,日本はそういうことを家庭教育として教えてないということですか
I:いやそれはちょっとわかんないです〈んー,んー〉,ちょっと,お母さんとお父さんたちと{笑},あまり話とか〈{笑}〉していないんですけども〈はい〉,んーまあ,先生,*のかただけですよね〈んー〉,それもあのー〈ん〉,んー,たぶんもう,ロシア人の学生も〈ん〉みんな〈ん〉,そんなにまじめじゃないですけども〈んー〉,今金持ちの学生の〈ん,ん〉,んー,りょうが,すごく多くなりましたので
T:んな,何が多くなった
I:学生の,あ,金持ちの〈の〉,学生〈ん〉,りょう
T:りょう
I:うう,ま,数
T:あ〈ん,ん〉,はいはいはい,そうかふえてきたんですね,はい
I:ふえてーきましたので〈はいはいはい〉,あーだがら[だから],あの例えば一般的な人は〈ん〉私みたい〈ん〉一般的な人は,大学に,普通に〈ん〉,試験を受けて〈んー〉,入るのは〈んー〉,た,たぶん〈んー〉,ある大学で,できなく〈んー〉,なりました,例えばい,1番偉いとか,【大学名D】とか〈んん〉,あのー,んー,★18★まあ【大学名D】みたいな,あの大学もけっこう,ありますので〈ん〉,なんかファッションのある大学ですよね,んーそれはちょっと,問題,ですよね
T:ファッションのある大学ってどういうことですか
I:例えば今,んー,【大学名E】,うちの大学の〈はいはい〉名前ですよね,んー,ん大学とかの名前じゃなくて,学部の名前ですよね〈はいはい〉,そしたらどうして有名だというと〈ん〉,今アジアカフェとか〈ん〉,なんかアジア料理が〈んんん〉,すごく人気がありますので〈んー,はいはい〉,そしたら全然関係ない人たちは,だけどお金持ってる人たちが〈ん〉,いつもあの両親に,あのー育ててるときは,余ってる〈ん〉,だがら[だから],「あ,お父さん,私ここに勉強したいなー」
T:ん,余っててるってなんですか,お金が余ってるの
I:お,お金はあってる[余っている],なんか,あのーなんでも,ほしいなんでも手に入れてる〈はーはーはーはー〉,そういう子供たちが多いですね
T:はいはい,あーはい,甘えてるんですね
I:ん,甘えてるんです
T:あーあー,なるほど〈ん〉,わかりました,んー
I:だがら[だから]ファッションのある大学に〈はい〉もちろん入りたいんです〈ん〉,別に,あのー私は一生懸命勉強して,日本語を〈んー〉話したいんです〈んんん〉,そういう目的はないんです,ただ大学に来て〈ん〉,なんとなく時間をすごして〈ほー〉,あの遊んで友達と話して〈んー〉,あとで〈んー〉,どこかパーティーやって〈ん〉,また,あのー毎日毎日繰り返すんですよね
T:っていうことは,ロシアもだんだん〈ん〉,あの経済が発展していて,あどー,っく,くると,
I:そうですね
T:やっぱりそういう人たちが,どんどんふえてくるということですよね
I:ふえてきますよね
T:んちょっと大きな問題ですよね,教育って大事ですよね
I:そうです,そうですね〈はい〉,だけどまあ,例えば日本は今全部教育は,お金がかかりますよね〈はい〉,高校〈はい〉,せい[生]のときから,ロシアは無料の大学もあるんです
T:なるほど
I:まだ,ちょっとあります**{笑}
T:そこが違うんですね〈ん〉,はい,わかりま
I:だけど〈ん〉,もうそろそろなくなると思います
T:なるほどねー〈ん〉,わかりました,★20★ちょっと話は変わるんですが〈はい〉,趣味はなんですか
I:趣味は,まあ昔のときから,なんかー,歴史と〈ほー〉,技術,がありまして〈はー,わかりま〉,ま学校のとき,はちょっと技術のクラスに入ってたんですけど〈んー,ふんふん〉,えーと,んーどうして日本語をとか勉強しようとか〈んん〉日本の歴史に興味〈はい〉,があるとと言うと〈はい〉,えー,先生に,教えてーもらった,あのー日本の技術について例えば,まあ,縄文時代から,いろーんな,あのー磁器の,技術とかを〈はー〉教えていただいて,「あー,それはきれいかなー」例えば中国,あのー文化も〈はい〉もちろんおもしろい〈はい〉んですけど,どうして,あの〈ん〉急に日本に興味を〈ん〉,持つようになりましたとか{笑}〈はい〉今,ちょっと,もうおもえて[覚えて]ないんですけれども〈んー,んん〉,ちょっと,しょうの,あ小学生の,6年,ぐらい〈ん〉,6年生のとき〈んん〉だと思いました
T:で,それは〈ん〉えーと,陶磁器なんかに興味を持って〈そー〉,作ったんじゃなくて,見たり,研究したりですか
I:いや実は,絵をかくとか〈はーはいはい〉,それも,はいや別に〈はい〉,そんなに上手じゃないんですけども〈んー,ふんふんふん〉,自分のために〈んー〉,好きです,例えば,博物館〈はい〉行って〈ん〉,ちょっとノートの,普通,とって〈ふーん〉,鉛筆でなんか絵をかくんですよねー〈んー〉,ちょっとあの,本物を見たら〈はいはい〉,み見ながら〈んー〉,あの,えがくんですよね
T:なるほど,日本のじゃ陶磁器〈ん〉,もすごく興味があるわけですよね
I:そうです
T:特にどんなものですか
I:{息を吸う音}と
T:いろんなそのね,あの,焼物がありますけど
I:んー,どうだろうね{笑}〈んー〉,えー,えちょっと難しい質問かもしれません{笑}
T:あー,まいろんな,その〈ん〉,縄文時代の
I:そうですね
T:そのあれから,ずっといろんなものを見てきたんですね
I:んー〈はい〉,まあ平安時代は1番〈ん〉興味はありますね
T:★22★あ,時代として
I:ん,時代
T:それはなぜですか
I:そ,それは,あ初めて,あなんか,{舌打ち}えー源氏物語の絵巻を〈んー〉,見て〈んー〉,「あーやっぱりきれいだよねー」〈んー〉,なんか,あ中国の,あのまあ同じものと〈ん,ん〉比べて,日本は,なんか,{咳払い}なんか魅力なー絵は,こんな魅力な絵はできるとか〈んー〉,全然思わなかったんですけど〈ん〉,そしたら〈ん〉,あのー自分で少しまな[まね]して〈ほー〉,「きれいだねー」,んえもう着物は〈ほ〉,すごくあの形が〈はい〉,んー例えば奈良時代と〈はい〉,平安時代とか,そして続いてだから〈んー〉江戸時代とか〈んー〉比べて〈ん〉,すごく形は〈ん〉,違っていますので〈はい,はい〉,それで私たちは,あのー,例えば江戸時代の,なんか絵をとって{咳払い},んー,あ自分で,ちょっとあの〈ん〉,人形を〈ん〉,普通の人形バービーとか〈はい〉みんな〈ん〉持ってたでしょ〈ん,ん〉,あのバービー〈はい〉のためは〈はい〉,なんか着物を作ってたんです,そういう授業が〈んー〉ありましたので
T:ほーそうですか
I:ん,けっこうおもしろかったですね
T:なるほど,で,その,えー源氏〈{咳払い}〉
I:物語
T:物語の〈ん〉,あれですよね,えー,そういう日本的なものっていうのは今,あのーあんまりこう伝統的なものがを,日本人は大事にしてない,ってよく言われるんですけれども
I:あそうですか
T:んーそうでもないですか
I:{息を吸う音}えー,いやそれは,自然だと思います,ロシア人もそうです〈ん,ん〉,いろんなの伝統を守る〈ん〉ために〈ん〉,なんか力入れないと,んー何もできないですので
T:ですよねー〈ん〉,だから日本はなんか〈{咳払い}〉どんどんどんどんその近代化していってね,そのあ,んー伝統的なものが,少しおろそかになっているって言われているんですけど〈ふーん〉,そういうものを守るためにはどんなふうにしていったらいいですかねー,伝統的なものを守る,えー
I:いや,それが〈はい〉,もちろんあのー,家庭の中でも〈んー〉,あのー,学校,の先生たちにもちょっと教えてもらいたいんです〈ふーん〉,★24★例えばあの〈ん〉歴史の〈ん〉授業は〈はい〉,普通の,ただ先生が,わーっと言ってる〈んー〉じゃなくて〈ん,ん〉,あの学生たちもあのー,なんかディスカッションに〈んんん〉入ってほしいんです〈ん〉,例えば〈ん〉私たちはなんか,あの学校のときはすばらしい歴史の先生が〈んんん〉いって[いて]〈ん〉,あーもう,けっこう若い女の人〈ん,ん〉でしたので〈ん〉,えーたぶんー,それによって私たちを〈ん〉例えばグループに分けて〈なるほど,はい〉,例えば,あなたたちのグループは,なんか〈ん〉,んー,「人間は,んー例えば〈あ〉お猿からきました」とか〈ほー〉,そういう〈なるほど〉,あのーディスカッションを〈はい〉やります〈なるほど〉,それでほかのグループは〈んん〉,例えば,「人間は,自ら,で,出ました」とか〈んー〉,んーそういう,ん
T:いいですね,そういう〈そういうなんか〉,んー,なんか考える
I:そういうのがおも,そうですね
T:っていう感じですね,はい,もうもっともっといろいろ聞きたいんですけど{笑},時間がない,あんまりないので〈はい〉あれなんですが,ちょっとここで,ロールプレイをやりたいんですけど〈はい〉,よろしいですかご存じですか
I:あ,いえ,ちょっと知らないんですけども
T:えーとロールプレイっていうのはミニドラマ
I:あーそうですか{笑}
T:いいですか,はい,はい
I:じゃあちょっとやってみましょ{笑}
T:で,あのー,えーと【大学名C】にね〈はい〉前行ってらしたんで,えーと,あのー【姓B】さんの,えー,グループで〈はい〉,今度あの【大学名C】と,交流をやろうと〈はい〉,いう話になって学長のところに,えーと【日本語学校名F】の代表として頼みに行ってください〈あー〉,いいですか,【姓A】学長です〈はい{笑}〉,はいどうぞ,はい
I:{ノックの音}あ,ちょっと入っていいですか
T:はいはい,どう{笑},はいどうぞ
I:私は{咳払い},なん例えば,あー5クラスのたんとうしゃー[担当者],として〈はい〉,なんか,みんなを代表,して〈はい〉,ちょっとお話に,あー来ました〈はい〉,ちょっとよろしいですか〈はい〉,今お時間は〈はい〉お忙しいところすみません
T:いえいえいえ
I:でも大事な話だと思いますが〈はい,はい,はい〉,えーとちょっとあのー例えばんー,今あの【大学名C】で,あの国際,あ,からまあ例えば〈ん〉,ん,んードイツから,ヨーロッパから,★26★いろんな学生は,まあロシアからはもちろん,あー学生がいらしてるんですけれども〈んー〉,だけどあのーかわりに,あのーむこうの大学に日本人のかたは全然入っていないんですー
T:あーそうですねー
I:それはちょっとやっぱり〈んー〉,あ,正しくはないかもしれませんが〈んー,はい〉,えーそれで〈ん〉私たちの〈んー〉,えーと,お勧めなんですけれども〈はい{笑},はい〉,あんなへ戻ってきて〈え〉,あーその{咳払い}【大学名C】からの留学生を〈ん,ん〉,えーと迎えに,えー行って〈はい〉,例えば,空港まで〈んんん〉,そしたら〈ん〉,いろんな生活のことを〈んー,んんん〉,教えたりとか〈はいはい〉,別に〈ん〉,モスクワの問題は〈ん〉,ちょっとあのー,あのー学長の,もん,あのー気持ちはよくわかってるんですけども〈はい〉,モスクワはたまに,テロとかなんとかー
T:あーいえいえいえ,でもねー,いい町ですよねー
I:あってるんですけれども,あ〈んん〉,お心配なことはよく〈はい〉わかってるんですけど〈はいはい〉,でも,えー私たちは,なんか,あのー,例えば〈ん〉,ホームステイのためでも〈ふんふんふんふん〉,まあにしゅかん[2週間]さんしゅかん[3週間]の留学〈んん,はい〉,ちょっと許してください
T:わかりました
I:それは〈ん〉,いい経験になります
T:そうですよねー,はい,えーとじゃあちょっとあの詳しいことはまた〈はい〉,あのー,ちょっと相談してからまたもう1回今度はメールで〈はい〉,あの,あれしますね
I:かしこまりました
T:連絡先それでいいんですね,はい,わかりました,はい〈{笑}〉,ということで
I:楽しかったです{笑}
T:今度はこれで,えーと学長のほうも〈えー〉終わりまして〈はい〉,えー【日本語学校名E】に戻って〈えー〉,友達に〈えー〉,今,今の〈ん〉,【姓A】学長との話を,伝えてください〈ん〉,いいですか〈うん〉,はい
I:あ,皆さんよかったんです
T:ねーねーねー,【姓B】さん〈ん〉,あのーどうだった,学長との話さー
I:いや別にそんなに難しくはなかったんですけど
T:あ,そう
I:あのー〈ん〉,学長も〈ん〉,い,いまあ気持ち,で〈ん〉,「あもちろん喜んでやります」,と言われましたが〈ん〉,だけどちょっと〈ん〉あのー,もちろん提案とか〈ん〉,なんたかをつくらなければなりません〈んー,んん〉,でも,詳しく〈ん〉,まあ,なんか〈んー〉,ん,プログラムとか作りましょうか
T:あっ,そっかそっか,ふんふん
I:それでも,★28★おもしろい〈ん〉,あの例えばドイツの〈んんん〉,あの,1つ例えば〈ん〉ベルリンの〈ん,ん,ん,ん〉町だけじゃなくて〈んん〉,いくつかの町を〈ん〉,まあ旅行,あ,させて,ほしいんですけども,そしたら〈んんん〉なんか私のほうから〈ん〉例えばモスクワとか〈ん〉,サンクトとか〈ん〉,いろんな町も〈ん〉,あー見せたいんです〈ん〉
T:わかったー
I:そうしたら,い,いろいろ相談して
T:そうだよね,ん
I:みましょうか〈え〉,ん,相談してみましょうか
T:あ,いうことになったんだ
I:んん,そうですね
T:ほんと,んんんん,そうかわかったわかった〈{笑}〉,はい,ありがとうございました{笑},はい,あのー,えーと〈ん〉,あのあれですかね,きょうは,あのー試験,かん,会話試験ももうきょう終わっ〈ん〉,あ,これからですか
I:いや,12時ちょっ〈あっ〉,あ,12時ちょっと前
T:そうですか〈はい〉,それ終わると暇ですよねきょうは何か,なさるんですか
I:いやちょうど,きょうはちょっと,あのー渋谷まで行きたかったんですけどもー
T:はい,そうですか〈ん〉,お天気もいいし
I:そうですね〈はい,はい〉,天気も,すごくいいですね
T:はい,いいです
I:プラス13度で,ちょっとうれしいです{笑}〈あい{笑},はい〉,モスクワと比べて
T:そうですね,はい
I:今モスクワすごく雪降っていますので
T:ほーそうですか〈んー〉,じゃあきょうはね,あのーお友達と,ウィンドウショッピングでもしてきてください
I:はいわかりました{笑}ありがとうございます
T:きょうはどうもありがとうございました
    
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