概要

 ここに公開するデータは,かつて国立国語研究所が,研究課題「現代敬語行動の研究―学校生活における敬語の研究―」(1988年度~1990年度)および「現代敬語行動の研究―小集団内の敬語行動―」(1991年度~1992年度)により,東京・大阪・山形の中学生・高校生を対象に実施した敬語使用と敬語意識に関する調査のうち,無記名自記式によるアンケート調査で得られたデータです。

 データを分析した結果は『学校の中の敬語1:アンケート調査編(国立国語研究所報告118)』として2002年に刊行しましたが,報告書において行った分析をさらに深めたり,あるいは別の観点からの分析に供するために,分析対象とした元データを公開するものです。

 ここで提供する資料は,大きく次の3種から構成されています。

  1. 回答データ
  2. 調査票
  3. 設問対照表

 いずれも無償でダウンロードできます。


回答データ

 調査は,東京都の中学生と高校生,大阪府の高校生,山形県の中学生の4グループを対象に実施しました(以下ではそれぞれ「東京中学」「東京高校」「大阪高校」「山形中学」と呼びます)。回答者は学校を通じてクラス単位で得ました。学校数・回答者数・調査実施年は次のとおりです(詳しくは報告書をご覧ください)。

東京中学 21校 2,456人(男子1,285人,女子1,171人) 1990年
東京高校 25校 2,222人(男子1,157人,女子1,060人,性別不明5人) 1990年
大阪高校 10校 1,004人(男子472人,女子530人,性別不明2人) 1989年
山形中学 1校 339人(男子161人,女子178人) 1989年

 回答データは,これら4グループに分け,CSV形式で提供します。横軸(列)に質問項目を,縦軸(行)に回答者をとっています。データをダウンロードした後,お手持ちの表計算ソフトやデータベースソフトでお使いいただけます。

 回答データの最初の行は項目名(質問番号や回答者の属性など)で,2行目以下が回答となります。横軸の項目数は,東京中学が303項目,東京高校が305項目,大阪高校が280項目,山形中学が307項目です。

ダウンロード

 データの内容について若干補足説明します(調査票もご参照ください)。

 「問3」の項目については,「変わる」と回答した場合はその内容の自由記述を求めましたが,記述を分類したものをハイフンの後ろに示しました。

 「問12」以下の自称詞・対称詞等に関する設問では,想定させた相手別に,選択肢ひとつひとつについて回答者の使用をチェックさせていますが,当該の想定させた相手について全ての選択肢に○(使用)も×(不使用)も付けていない場合は「(全ての選択肢がNR[無回答])」としました。一方,いずれかの選択肢には○か×が付いているけれども当該の選択肢にはチェックがない場合は「(無印=NR[無回答])」としました(報告書のp.33に関連する記述があります)。「その他」に○をして括弧内に自由記述がある場合は,記述を分類したものをハイフンの後ろに示しました。

 所属するクラブ活動を尋ねた「F5(運動部)」「F5(文化部)」(東京高校では「F6」,大阪高校では「F4」)については,それぞれ複数回答した人がいる。その場合は,「複数」とした上で,クラブ活動の性格を類型化した記述を直後に補って示した。また,所属人数が少ないと思われるクラブ活動についても,やはり類型化してまとめて示しました。


調査票

 調査に用いた調査票をテキスト形式で提供します。4グループで設問に異同がありますのでそれぞれお示します。このうち東京中学の調査票については,報告書にも掲載しています。なお,学校名の項目等,調査票にはあるけれども公開データからは除外した項目も若干あります。

ダウンロード

 提供するファイルはおおよそ調査票のイメージどおりのものですが,罫線や下線は反映されていません。

 下線の箇所(回答者に注目させた箇所)について2点補足説明します。


設問対照表

 4グループ間での設問を対照した一覧表を提供します。テキスト版とCSV版を用意しましたので,お使いになりやすい方をダウンロードしてください(サイズはいずれも38KB)。CSV版ですと,表計算ソフトやデータベースソフトを使えば,並べ替えや絞り込みができ便利です。

ダウンロード

 対照表は,横軸に「東京中学」「東京高校」「大阪高校」「山形中学」「質問内容(短く表現したもの)」の5項目を,縦軸に調査票での出現順に設問の番号をとってあります。そのグループで調査しなかった設問は「-」で示してあります。各設問の選択肢については調査票をご参照ください。

 縦軸の設問の番号は,上記「回答データ」の項目名と同一としてあります。なお,「問1」「問8(1)」などの「問」という文字自体は調査票にはなく,「1.」「8-(1).」などとなっています。


報告書

「学校の中の敬語」についての報告書のダウンロード(国立国語研究所学術情報リポジトリ