日本語ブックレット2005

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「図書」の採録の範囲

1.
このブックレットで対象としている「図書」は次のようなものです(『日本語ブックレット2004』では「日本語本」という名称を用いましたが,この語は様々なニュアンスで用いられる場合があるため,今回から,より中立的な名称である「図書」に改めました)。
「国内で刊行された日本語についての図書で,専門書以外の,一般の読者を主な対象としていると考えられるもの(雑誌やその増刊,別冊は除く)」
2.
1であっても以下のいずれかに当てはまるものは原則として除きました。
(1) 非売品,私家版など一般の読者が入手しにくいと思われるもの。
(2) テキスト・参考書・問題集の類(小中高校の児童・生徒,大学生,外国人日本語学習者を主対象としていること,また入学・就職・各種検定等の試験対策用であることが書名にうたわれているもの)。
(3) 言葉の使い方に関する実用書(いわゆるハウ・ツーもの)のうち,『結婚披露宴でのスピーチのし方』『年賀状の書き方』など極めて限定的な目的・場面のために書かれたもの。「話のし方」「文章の書き方」一般に関するものは採択しました。
(4) 辞典のうち,英和辞典,独和辞典など外国語との対訳辞典,及び古語辞典。国語辞典・漢和辞典は(2)に当てはまるものを除き採択しました。
(5) 『経済用語辞典』『地学事典』など,特定の分野の専門語辞(事)典。『現代用語の基礎知識』のような各分野の専門語を広く収載したものは採択しました。
3. 資料収集は,主に『国語年鑑』2006年版,『日本全国書誌』,『出版年鑑』2006によりました。
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「総合雑誌・文芸雑誌・PR誌 記事」の採録の範囲

1.
総合雑誌・文芸雑誌等に掲載された記事の中で,日本語について書かれているものを一覧にしました。
2. この目録を作成するに当たっては,以下の雑誌を調査の対象としました。
(1)総合雑誌
 市販されている総合雑誌のうち,主要新聞に広告が掲載される月刊のものを対象にしました(五十音順)。
『潮』(潮出版社) 『現代』(講談社) 『諸君!』(文芸春秋) 『新潮45』(新潮社) 『正論』(産経新聞社) 『世界』(岩波書店) 『中央公論』(中央公論新社) 『文芸春秋』(文芸春秋) 『Voice』(PHP研究所) 『論座』(朝日新聞社)
(2)文芸雑誌
 市販されている文芸雑誌のうち,主要新聞に広告が掲載される月刊のものを対象にしました(五十音順)。
『群像』(講談社) 『新潮』(新潮社) 『すばる』(集英社) 『文学界』(文芸春秋)
(3)PR誌
 日本語学(言語学)・日本文学関係の専門書を発行している出版社のPR誌です。
 ただし,国立国語研究所図書館で調査が可能なものだけを対象にしました(五十音順)。
『MYB〈みやび通信〉』(みやび出版) 『UP』(東京大学出版会) 『いずみ通信』(和泉書院) 『いずみミニ通信』(和泉書院) 『学鐙』(丸善) 『汲古』(汲古書院)『ぐんしょ』(続群書類従完成会) 『ちくま』(筑摩書房) 『中国図書』(内山書店) 『図書』(岩波書店) 『波』(新潮社) 『ひととき』(JR東海エージェンシー) 『本』(講談社) 『本の窓』(小学館) 『本郷』(吉川弘文館) 『未来』(未来社)
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「新聞記事」の採録の範囲等

1.
このブックレットでは,第1部<動向>「新聞に見られた日本語をめぐる状況」で取り上げた話題のそれぞれについて,基になった記事の一覧を掲げました。なお,ここで紹介した新聞記事は,それぞれの話題に関する記事を網羅しているわけではなく,主なものを挙げています。各話題についての各新聞社の報道全体を過不足なく反映するものではないことに御留意ください。
2.
一覧にした記事情報は,国立国語研究所が作成している「ことばに関する新聞記事見出しデータベース」に収録されたデータを基に,適宜,一覧作成のために必要な情報を付け加えたものです。収集対象とした新聞は,朝日新聞,毎日新聞,読売新聞(いずれも東京本社版)の三紙です。
3. 一覧にある新聞記事を読みたい方は
(1) 縮刷版やマイクロフィルム等が利用できます。
 このブックレット冊子で取り上げた新聞記事について,記事本文をお読みになりたい場合には,国立国会図書館や地域の公共の図書館,学校の図書館などに所蔵されている縮刷版やマイクロフィルム等を利用する方法があります。
 例えば,国立国会図書館サーチ(http://iss.ndl.go.jp/shinbun/)を利用すると,見たい新聞を所蔵している機関や,その機関の連絡先・複写の可否等について情報を得ることができます。
(2) 新聞社や商用の記事データベースを利用する方法もあります。
 この冊子で取り上げた朝日新聞,毎日新聞,読売新聞の三紙については,縮刷版やマイクロフィルムのほか,インターネットやCD-ROM版でも記事を読むことができます(著作権により一部閲覧できない記事もあります)。
 インターネットを利用して記事を検索したり閲覧したりするためには,新聞社や検索サービスを行っている会社との契約が必要となったり,利用料金がかかったりする場合があります。また,これらの検索サービスには,個人向けだけでなく,企業・学校向けのコースもあり,学校の授業に利用しやすくするため,検索機能を限定して利用しやすい料金に設定したコースが用意されている場合もあります。
 朝日,毎日,読売の各新聞社の新聞記事データベースについては,各新聞社に直接お問合せください。
 新聞三紙の発行元は,以下のとおりです。  
発行 郵便番号 所在地 電話
  朝日新聞社(東京本社)
   104-8011 中央区築地5-3-2 (03)3545-0131(大代)
  毎日新聞社(東京本社)
   100-8051 千代田区一ツ橋1-1-1 (03)3212-0321(代)
  読売新聞社
   100-8055 千代田区大手町1-7-1 (03)3242-1111(大代)

 なお,以下のホームページでも,各社の各種データベースについての情報が掲載されています。
 朝日新聞有料記事・写真検索のご案内
  http://www.asahi.com/information/db/
 毎日新聞:個人向けサービス 有料記事検索 毎日新聞記事データベース
  http://mainichi.jp/contents/person/02.html
 読売新聞データベース
  http://www.yomiuri.co.jp/database/
 商用データベースには,各社の新聞記事が蓄積されていて,インターネットを利用して希望の記事を検索することができます。ただし,このサービスの利用には,会員登録と利用料が必要です。インターネットを利用した有料記事検索には,次のようなものがあります。
 @ニフティ 新聞・雑誌記事横断検索
  http://business.nifty.com/gsh/RXCN/
 ジー・サーチ
  http://db.g-search.or.jp/
 日経テレコン 記事情報
  http://telecom.nikkei.co.jp/guide/menu/article/


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