首都圏の言語研究に関する研究基盤の一つとして、研究文献目録を作成した。 対象地域を、東京都(島嶼部を除く)、千葉県、埼玉県、神奈川県の1都3県とし、 これらの地域の方言研究のほか、共通語・標準語論、現代日本語研究、 江戸語・明治期東京語、放送用語、若者語、新語、都市言語等を主たるテーマとした文献も、 「首都圏」という地域や、この地域の言語(特に話しことば)、 言語状況に関心を持って行われている研究であれば、 比較的広く採用した。また、地名、地誌などの関連分野の文献も含む。 この採用範囲の広がり自体が、首都圏の言語の多面的性格を反映するものと言える。

 作成にあたっては、主に以下の資料・データベースを用いた。

   日本方言研究会編(2005)『20世紀方言研究のあゆみ』国書刊行会
   国立国語研究所「日本語研究・日本語教育文献データベース」
   国立国語研究所「国立国語研究所蔵書目録データベース」
   日本方言研究会「日本方言研究会方言書目データベース」

 なお、「首都圏の言語に関する研究文献目録」は、国立国語研究所 萌芽・発掘型共同研究プロジェクト「首都圏の言語の実態と動向に関する研究」(2010年11月~2013年10月)において作成したものである。

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吉田雅子・三樹陽介(編)(2014) 『首都圏の言語に関する研究文献目録(稿)』(『首都圏言語研究の視野』別冊)
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作成者

この文献目録の作成は、三樹陽介(2013年6月まで)、吉田雅子(2013年7月から)が担当した。

関連文献

三樹陽介(2014) 「「首都圏の言語に関する研究文献目録」からみる研究動向」,『首都圏の言語の実態と動向に関する研究成果報告書 首都圏言語研究の視野』(国立国語研究所共同研究報告13-02), pp.316-323

「首都圏言語」プロジェクト・メンバー一覧

国立国語研究所 萌芽・発掘型共同研究プロジェクト
「首都圏の言語の実態と動向に関する研究」(2010年11月~2013年10月)
  • 三井はるみ(プロジェクトリーダー)
  • 亀田裕見
  • 久野マリ子
  • 田中ゆかり
  • 鑓水兼貴
  • 吉田雅子