1. 調査組織
1節で述べたとおり,本調査は平成6~10年度文部省科学研究費(創成的基礎研究費)「国際社会における日本語についての総合的研究」における研究班2の国立国語研究所チーム(リーダー:西原鈴子)によって企画・遂行された。国語研チームは以下のメンバーからなる(所属は2008年3月時点のもの)。
池田理恵子(国立国語研究所)
石井恵理子(東京女子大学,元国立国語研究所)
生越直樹(東京大学,元国立国語研究所)
尾崎喜光(国立国語研究所)
熊谷智子(国立国語研究所)
佐々木倫子(桜美林大学,元国立国語研究所)
杉戸清樹(国立国語研究所)
西原鈴子(東京女子大学,元国立国語研究所)
早田美智子(国立国語研究所) (五十音順)
2. 被調査者の探し方
被調査者は,調査チームのメンバーの知人,あるいは知人の紹介などによって主に得た。その理由は,調査に要する時間が全体で1回約2時間に及ぶこと,外国人でも原則として日本語での面接調査に対応できるだけの日本語能力が必要とされることなどから,無作為抽出などの方法があまり現実的でないと判断したからである。 調査の実施にあたって,被調査者の紹介,調査会場の便宜,その他で御協力をいただいた多数の機関・個人の皆様に心より感謝申し上げる。
3. 調査時期・地点
<在伯日本人調査>
時期:1996年2月,10月,1997年9月
地点:ブラジル サンパウロ,モジダス・クルーゼス
<在仏日本人調査>
時期:1996年1~2月,10月
地点:フランス エクサンプロバンス,パリ,クレルモンフェラン
<在米日本人調査>
時期:1996年1~2月,7月,10月,1997年3月
地点:米国 サンタモニカ,シカゴ,デトロイト,ニューヨーク,ロスアンジェルス
<在韓日本人調査>
時期:1996年1月,10月,1997年1月
地点:韓国 ソウル,プサン
<在越日本人調査>
時期:1995年2~3月,1996年2~3月,1997年11~12月
地点:ベトナム ホーチミン,ハノイ
<国内日本人調査>
時期:1998年7~8月
地点:東京都
<在日ブラジル人調査>
時期:1997年8月~1998年7月
地点:東京都,群馬県,神奈川県,三重県
<在日フランス人調査>
時期:1996年6月~1998年6月
地点:群馬県,茨城県,東京都,神奈川県,千葉県,静岡県,京都府,大阪府
<在日アメリカ人調査>
時期:1997年2月~1998年6月
地点:岩手県,埼玉県,東京都,神奈川県,静岡県,大阪府,三重県
<在日韓国人調査>
時期:1996年6月~1998年5月
地点:東京都
<在日ベトナム人調査>
時期:1998年2月~8月
地点:東京都,神奈川県,千葉県,静岡県,京都府