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季語についての特集

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季語についての特集

 雑誌では,詩歌や随筆に「日本語の美しさ」を見出す記事がしばしば見られます(例えば,2002年には,「詩歌を大事にしたい・俳句は日本語の砦」(文芸春秋80-12,9月号)のような記事がありました)。
 2004年は,俳句に使われる「季語」についての特集がありました。
 今,俳句には,陰暦を基にして成り立っている季語・季節感覚の継承と,それを改正して現代という時代に合わせた季語・季節感覚を盛り込んだ新しい俳句の展開(更には,五・七・五の定型にもとらわれない),という,相反する課題があると言われています。
 俳句は,「俳句甲子園」(全国高校生俳句選手権大会)が開催されたり,清涼飲料水メーカーが大会を主催したりしています。また,俳句は,日本だけではなく,世界各地でも親しまれ,国際コンテストも盛んに行われています。

<参考>
俳句甲子園(全国高校生俳句選手権大会*):http://www.haikukoushien.com/
 * この大会は,文部科学省の「学びんピック**」認定大会,文化庁の後援事業です。
  **学びんピック: 学校の教科等における文化的な諸活動を通じて培った様々な力を競い高め合う全国的規模の大会に対して,文部科学省が支援をする,というもの。
伊藤園新俳句大賞:http://www.itoen.co.jp/new-haiku/
国際俳句交流協会:http://www.haiku-hia.com/

関連文献情報

季語についての特集

文献番号 特集名 対談名や連載名 記事タイトル 記事サブタイトル (筆者名) 雑誌名 巻号 発行年月 掲載ページ

51 特集;季語再考 短詩形文学の試み 江戸の季節感 (田中優子) すばる 26-10 2004-10 pp.180-187
52 特集;季語再考 短詩形文学の試み HAIKUをめぐる対話(1) 星野恒彦氏を迎えて (有馬朗人;星野恒彦) すばる 26-10 2004-10 pp.188-199
53 特集;季語再考 短詩形文学の試み HAIKUをめぐる対話(2) 日本語圏外の俳人の考えを聞く (有馬朗人;宮下恵美子) すばる 26-10 2004-10 pp.200-203
54 特集;季語再考 短詩形文学の試み <アンケート> 私の季語考 (嵐山光三郎;いとうせいこう;宇多喜代子;大木あまり;小沢昭一;小沢実;櫂未知子;黒田杏子;塩田丸男;杉本苑子;高樹のぶ子;高橋洋子;立松和平;筑紫磐井;辻井喬;ホームズ,デニス;長嶋有(肩甲);西村和子;ねじめ正一;芳賀徹;富士真奈美;黛まどか;吉行和子) すばる 26-10 2004-10 pp.204-215
55 特集;季語再考 短詩形文学の試み <鼎談> 季題,季語,そして反季語 (高橋睦郎;金子兜太;鈴木健一;石寒太) すばる 26-10 2004-10 pp.154-179

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©2006 The National Institute for Japanese Language
国立国語研究所 日本語ブックレット2004