『新明解国語辞典』とそれに関する本
そのユニークな意味記述や用例文でしばしばメディアでも話題になってきた『新明解国語辞典』の第6版が刊行されました(奥付では「2005年1月」の発行となっていますが,書店にはすでに2004年末に並んでいました)。
最初にこの辞典のユニークさに注目した本は
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- 赤瀬川原平『新解さんの謎』(文芸春秋,1996年。文春文庫版1999年)
でした。その時点では第4版が最新版でしたが,その後1997年に第5版が出ると,さっそく旧版と比較した
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- 鈴木マキコ『新解さんの読み方』(リトル・モア,1998年。角川文庫版2003年)
が出ました。そして,今回の第6版を受け,夏石鈴子(「鈴木マキコ」と同一人物)『新解さんリターンズ』が刊行されたのです。第6版で新たに見出しとなった語や逆に見出しから消えた語について述べるなど,やはり旧版との比較を行っています。著者は総合雑誌(『文芸春秋』12月号「特集;消える日本語」),新聞(1月31日付読売夕刊「文化」欄)にも登場しました。
『新明解国語辞典』とそれに関する本
文献番号 |
書名 (著者) 発行年月 ページ 発行所(発売所) 判型 本体価格 |
463 |
<角川文庫>新解さんリターンズ (夏石鈴子/著) 2005-9 391p 角川書店
A6 629円 |
466 |
新明解国語辞典 第6版 (山田忠雄/編集主幹@柴田武;酒井憲二;倉持保男;山田明雄/編) 2005-1 1693p 三省堂 B6 2900円 |