まず,フェルディナン・ド・ソシュールに関する入門書が,町田健『ソシュールのすべて 言語学でいちばん大切なこと』(研究社,2月),『ソシュールと言語学 コトバはなぜ通じるのか』(講談社現代新書,12月),加賀野井秀一『知の教科書 ソシュール』(講談社選書メチエ,5月)と相次いでいます。町田氏はこのほかにも『町田健のたのしい言語学』(ソフトバンクパブリッシング,12月),佐久間淳一・加藤重広両氏との共著『言語学入門 これから始める人のための入門書』(研究社・12月)といった入門書を発表しています。さらに,黒田龍之助『はじめての言語学』(講談社現代新書,1月),大津由紀雄『探検!ことばの世界』(ひつじ書房,12月)も言語学について初心者にもわかりやすく述べています。