日本語ブックレット2005

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早期英語教育について

 小学校での英語必修化の本格的な検討が2004年から始まりました。
 2006年3月の中央教育審議会では,小学5年生から週1時間程度を必修化する必要があるとの提言もまとめられています。

 こうした動きを受けてでしょうか,2005年の総合雑誌では,小学校での英語教育が話題となっています。
 記事標題に「英会話ごっこ」などとあるように,総合雑誌では,早期英語教育に対する批判的な見解が多く見られます。
 さらに,「日本語もできずに何が『英語』だ」という記事標題にも現れているように,英語教育よりも国語能力の向上が重要だ,という見解が多くを占めています。

 早期英語教育については,新聞にも数多くの記事が見られ,人々の関心の高さがうかがえます。
 今後も,英語(教育)の話題は一層多く取り上げられるようになるでしょう。また,この話題は[国語教育]とも関連付けて論じられていくものと予想されます。


関連文献
早期英語教育について

文献番号 記事標題 (著者) 誌名 巻号 発行年 発行月 ページ

391 <達人対談> 日本語もできずに何が「英語」だ! (斎藤兆史;ビートたけし) 新潮45 276 2005-4 pp.162-174
392 特集;大異変!日本の小学校 先生・親・児童の「英語狂騒曲」 英語の教科化が甘い幻想を助長する (市川力) 中央公論 120-1 2005-1 pp.72-81
418 特集;まっぴら御免,「ゆとり教育」で「学力崩壊」 <対談> 「英会話ごっこ」教育が生徒を駄目にした (斎藤兆史;小倉紀蔵) 諸君! 37-3 2005-3 pp.80-89
496 私の編集した本 近江誠著『間違いだらけの英語学習 常識38のウソとマコト』 (小森政道) 本の窓 28-5 2005-6 p.84
506 私の編集した本 五島正一郎・グン,ウィン編『ドラえもん英語図解辞典』 (中井真吾) 本の窓 28-2 2005-2 p.84

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