6月,長崎・佐世保で小6女児が同級生の女児に切りつけられ死亡するという事件が起き,チャットや掲示板への書き込みが事件の引き金になった可能性があると報じられました。この事件を機に,子どものインターネット利用や,小学校でのネット教育の必要性などを伝える記事が目立つようになり,子ども向けのネットマナー検定なども新設されました。
日本小児科学会が,1歳半の子ども1900人を対象に行った調査の結果から,テレビを長時間見る子どもは言葉の発達の遅れが2倍の割合で見られる,と発表しました。これを受けて,特に母親から不安や懸念を訴え,対処法を求める声が上がりました。
子どものメディア環境が変化する中,文部科学省では,インターネットやテレビゲームが子どものコミュニケーション能力に与える影響などを解明するため,1万人を対象にした10年間の追跡調査が計画されています。